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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

Microsoft Word - MMD配合散IF201212改訂.doc

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師会 (

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オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

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2015 年 2 月 ( 改訂第 6 版 ) 日本標準商品分類番号 : 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 (1998 年 9 月 ) に準拠して作成 漢方製剤 N64 コタローし炙ゃか甘んぞ草うと湯エキス細粒う 剤形細粒剤 規格 含量 一般名 ( 処方名 )

スライド 1

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師会 (

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

ソフティア点眼液0.02%

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2000年7月作成(新様式第1版)

医療用医薬品 添付文書 の記載要領 ( 案 )( 局長通知 ) 別添 1 1 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成九年四月二五日付け薬発第六〇六号厚生省薬務局長通知 ) 2 医療用医薬品の使用上の注意記載要領について ( 平成九年四月二五日薬発第六〇七号厚生省薬務局長通知 ) 1 旧 添

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

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IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師会 (

デルモリチン錠100 IF

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

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2005年5月作成(改訂第3版)

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

年  月改訂(第 版)

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クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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I F 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療 現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文 書に記

2 適用の範囲本記載要領は 医療用医薬品の添付文書等に適用すること ただし 体外診断用医薬品 ワクチン 抗毒素又は検査に用いる生物学的製剤についてはこの限りでない 生物由来製品及び特定生物由来製品については 本通知に基づく記載の他 平成 15 年 5 月 15 日付け医薬発第 号厚生

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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2003年9月改訂(新様式第1版)       

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

ラノビス注250㎎・1000㎎

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年  月改訂(第 版)

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2005 年 4 月改訂 ( 第 2 版 ) 日本標準商品分類番号 医薬品インタビューフォーム日本病院薬剤師会の IF 記載要領 (1998 年 9 月 ) に準拠して作成 外皮用殺菌消毒剤 一般名 : ヨードホルム 剤形外用ガーゼ 規格 含量 一般名 製造 輸入承認年月日 薬 価 基

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2003年7月作成(改訂第2版)

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モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

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会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

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相互作用DB

2016 年 6 月改訂 ( 第 5 版 ) 日本標準商品分類番号 : 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 抗ヒスタミン剤 日本薬局方クロルフェニラミンマレイン酸塩散クロルフェニラミンマレイン酸塩散 1% 日医工 Chlorpheni

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 ( 湿度 ) 8 6. 分割時の安定性 ( 光 ) 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

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IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者 ( 以下 MR と略す ) 等にインタビューし 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォームを 昭和 63 年日本病院薬剤師会 (

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目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 9 6. 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で 規格内 の変化を認めるいずれかの試験項目で 規格外

医薬品インタビューフォーム

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球形吸着炭カプセル200mg「マイラン」/ 球形吸着炭細粒「マイラン」

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医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

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dl-メチルエフェドリン塩酸塩散10%「三和」インタビューフォーム

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アズレミン配合細粒

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2007 年 8 月作成 ( 第 2 版 ) インタビューフォーム 日本標準商品分類番号 875200 医療用漢方製剤 ボウイオウギトウ 本草防已黄耆湯エキスエキス顆粒 -M H20 剤 形 顆粒剤 含量 規格 一 般 名 防已黄耆湯 製造会社名 本草製薬株式会社 販売会社名 本草製薬株式会社 連 絡 先 本草製薬株式会社学術部 468-0046 名古屋市天白区古川町 125 TEL 052-892-1287 FAX 052-892-3034 gakujyutsu1@honzo.co.jp 薬価基準収載年月 1986 年 10 月 発 売 年 月 1986 年 10 月 整理番号

目次 Ⅰ. 概要に関する項目 3 Ⅱ. 名称に関する項目 3 Ⅲ. 原薬の性状に関する項目 3 Ⅳ. 製剤に関する項目 4 Ⅴ. 治療に関する項目 5 Ⅵ. 使用上の注意に関する項目 5 Ⅶ. 薬効薬理に関する項目 7 Ⅷ. 体内薬物動態に関する項目 7 Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 8 Ⅹ. 取扱い上の注意 包装 承認等に関する項目 9 ⅩⅠ. 文献 9 ⅩⅡ. 末尾 9 2

Ⅰ. 概要に関する項目 1. 開発の経緯該当資料なし 2. 製品の特徴及び有効性 該当資料なし類似薬との比較 3. 主な外国での発売状況該当資料なし Ⅱ. 名称に関する項目 1. 日本標準商品分類番号 875200 和 名 本草防已黄耆湯エキス顆粒 -M 2. 商品名 洋 名 該当資料なし 名称の由来 該当資料なし 3. 一般名 和 名 防已黄耆湯 洋 名 該当資料なし 本製品の主成分は特定できないが 原薬中にボウイ由来の 4. 構造式又は示性式 シノメニン カンゾウ由来のグリチルリチンなどが含有されて いる. 5. 分子式及び分子量 該当しない 6. 化学名 ( 命名法 ) 該当しない 7. 慣用名 該当しない 8. 別名 該当しない 9. 略号 H20 10. 記号番号 該当しない 11.CAS 登録番号 該当しない Ⅲ. 原薬の性状に関する項目 1. 規制区分 普通薬 2. 起源 大塚敬節 矢数道明 : 経験 漢方処方分量集 ( 医道の 日本社 ) 大塚敬節 矢数道明 清水藤太郎 : 漢方診療の実際 ( 南山堂 ) 3. 物理化学的性質 1) 外観 性状 本品は黄かっ色の粉末で 特異なにおいがあり 味は初めやや甘く 後に苦い. 2) 溶解性 該当しない 3) 吸湿性 該当しない 3

4) 融点該当しない ( 分解点 ) 5) 酸塩基解離定数該当しない 4. 安定性常温で数週間放置すると腐敗する恐れがあり 低温で数日間放置すると固化することがある. 5. 確認試験法薄層クロマトグラフ法により 以下の生薬を確認する. ボウイオウギビャクジュツショウキョウタイソウカンゾウ 6. 純度試験法重金属 :30ppm 以下ヒ素 : 2ppm 以下 7. 構造上関連のある化合物該当しない又は化合物群 Ⅳ. 製剤に関する項目 1. 剤形 (1) 剤形の区分 顆粒剤 (2) 規格 (3) 性状 本品は淡黄かっ色の顆粒で やや特異なにおいがあり 味は 初めわずかに甘く 後にやや苦い. 1 安息角 約 38 (4) 物性 2 崩壊度 30 分以内に崩壊する 3 見掛比重 0.72g/ml (5) 識別コード H20 (6) 液性 該当資料なし (7) 酸価等 該当しない 2. 製剤上の特徴 本品は 乾式造粒法により製造された顆粒で 日本薬局方 製剤総則顆粒剤の項すべてに適合するものである. 3. 製剤の組成 (1) 原薬の含量 本品 7.5g 中 (3 包中 ) 日局ボ ウ イ 5.0g 日局ショウキョウ 1.0g 日局オ ウ ギ 5.0g 日局タ イ ソ ウ 3.0g 日局ビャクジュツ 3.0g 日局カ ン ゾ ウ 1.5g より製した水製乾燥エキス 3.20g を含有する. (2) 賦形剤 乳糖等を含有する. 4. 製剤の安定性 保存条件 安定性 4

2.5g 分包品 室温 6ヶ月 安定 ( アルミヒートシール ) 40 75%R.H. 6ヶ月 安定 ポリエチレン容器 室温 6ヶ月 安定 500g 40 75%R.H. 6ヶ月 安定 5. 他剤との配合変化 資料なし 6. 原薬確認試験 薄層クロマトグラフ法により 以下の生薬を確認する. ボウイオウギビャクジュツショウキョウタイソウカンゾ ウ 7. 原薬定量方 液体クロマトグラフ法により ボウイ由来のシノメニン カンゾ ウ由来のグリチルリチンの含量を測定 Ⅴ. 治療に関する項目 1. 効能 効果色白で疲れやすく 汗のかきやすい傾向のある次の諸症 : 肥満症 ( 筋肉にしまりのない いわゆる水ぶとり ) 関節痛 むくみ. 2. 用法 用量通常成人は1 日 7.5gを3 回に分割し食前又は食間に経口投与する. なお 年齢 体重 症状により適宜増減する. 3. 臨床適用該当資料なし 4. その他の薬理作用該当資料なし 5. 治療的特徴該当資料なし Ⅵ. 使用上の注意に関する項目 1. 警告とその理由該当しない 2. 禁忌とその理由該当しない 3. 慎重投与とその理由該当しない 4. 重要な基本的注意 1) 本剤の使用にあたっては 患者の証 ( 体質 症状 ) を考慮して投与すること. なお 経過を十分に観察し 症状 所見の改善が認められない場合には 継続投与を避けること. 2) 本剤にはカンゾウが含まれているので 血清カリウム値や血圧値等に十分留意し 異常が認められた場合には投与を中止すること. 3) 他の漢方製剤等を併用する場合は 含有生薬の重複に注意すること. 5. 副作用本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を 5

実施していないため 発現頻度は不明である. 1) 重大な副作用 1 偽アルドステロン症 : 低カリウム血症 血圧上昇 ナトリウム 体液の貯留 浮腫 体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので 観察 ( 血清カリウム値の測定など ) を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと. 2ミオパシー : 低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので 観察を十分に行い 脱力感 四肢痙攣 麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと. 3 肝機能障害 黄疸 :ASP(GOT) ALT(GPT) Al-P γ-gtp の上昇等を伴う肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常がみとめられた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと. 2) その他の副作用過敏症 : 発疹 発赤 そう痒等があらわれることがあるので このような症状があらわれた場合には投与を中止すること. 6. 薬物アレルギーに対する該当しない注意及び試験法 7. 高齢者への投与に関する一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意注意すること. 8. 妊婦 産婦 授乳婦等へ妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので 妊婦又の投与に関する注意は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること. 9. 小児等への投与に関する小児等に対する安全性は確立していない.[ 使用経験が少な注意い ] 10. 相互作用併用療法時の薬剤名等注意 1カンゾウ含有製剤 2グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤臨床症状 措置方法偽アルドステロン症があらわれやすくなる. また 低カリウム血症の結果として ミオパシーがあらわれやすくなる.( 重大な副作用 の項参照 ) 機序 危険因子グリチルリチン酸は 尿細管でのカリウム排泄促進作用がある 6

ため 血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる. 食物 嗜好品該当資料なし等による影響 11. 臨床検査値への影響該当資料なし 12. 適用上の注意特になし 13. 薬剤交付時の注意事項直射日光を避け なるべく湿気の少ない涼しい所に保管すること. 14. 過量投与時該当資料なし 15. その他取扱い上の注意貯法本品の品質を保持するため 直射日光を避け なるべく湿気の少ない涼しい所に保管し 開封後は湿気に注意して フタを十分に閉める等 取扱いに注意すること. Ⅶ. 薬効薬理に関する項目 1. 薬理学的に関連のある化 該当しない 合物又は化合物群 2. 薬理作用 作用部位 該当資料なし 作用機序効力を裏付け 該当資料なし る試験成績 3. 薬理学的特徴 該当資料なし Ⅷ. 体内薬物動態に関する項目 1. 血中濃度の推移 測定法 (1) 治療上有効な血中濃度 該当資料なし (2) 最高血中濃度到達時間 該当資料なし (3) 通常用量での血中濃度 該当資料なし (4) 中毒症状を発現する血中濃度 該当資料なし 2. 薬物速度論的パラメーター (1) 吸収速度定数 該当資料なし (2) 消失速度定数 該当資料なし (3) 分布容積 該当資料なし (4) 血漿蛋白結合率 該当資料なし (5) クリアランス 該当資料なし 7

(6) バイオアベイラビリティー該当資料なし 3. 作用発現時間 該当資料なし 4. 作用持続時間 該当資料なし 5. 吸 収 該当資料なし 6. 分布 (1) 血液 - 脳関門通過性 該当資料なし (2) 血液 - 胎盤関門通過性 該当資料なし (3) 母乳中への移行性 該当資料なし (4) 髄液への移行性 該当資料なし (5) その他の組織への移行性 該当資料なし 7. 代謝 (1) 代謝部位及び代謝経路 該当資料なし (2) 初回通過効果の有無及びその割合 該当資料なし (3) 代謝物の活性の有無 該当資料なし (4) 活性代謝物の速度論的パラメータ 該当資料なし 8. 排泄 (1) 排泄部位 該当資料なし (2) 排泄率 該当資料なし (3) 排泄速度 該当資料なし 9. 透析等による除去率 (1) 腹膜透析 該当資料なし (2) 血液透析 該当資料なし (3) 直接血液灌流 該当資料なし Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 1. 一般薬理 該当資料なし 2. 急性毒性 該当資料なし 3. 亜急性毒性 該当資料なし 4. 慢性毒性 該当資料なし 5. 生殖試験 該当資料なし 6. その他の特殊毒性 該当資料なし 7. 動物での体内動態 (1) 吸収 該当資料なし (2) 分布 該当資料なし 8

(3) 代謝該当資料なし (4) 排泄該当資料なし (5) その他該当資料なし Ⅹ. 取扱い上の注意 包装 承認等に関する項目 1. 有効期限又は使用期限 包装に表示の期限内に使用すること. 2. 貯法 保存条件 気密容器 室温保存本品は吸湿性が強いので 開封後は特 に吸湿に注意すること. 3. 薬剤取扱い上の注意点 取扱い上の注意 直射日光をさけ 湿気の少ない涼しい場所に保管すること バラ包装品は開封後 特に湿気をさけ 密栓して保存すること 4. 包装 500g 2.5g 294 包 5. 同一成分 同効薬 ツムラ防已黄耆湯エキス顆粒 ( 医療用 ) カネボウ防已黄耆湯エキス細粒 他 6. 製造承認年月 1986 年 10 月 7. 承認番号 (61AM) 第 4145 号 8. 薬価基準収載年月 1986 年 10 月 9. 再審査期間の年数 該当しない 10. 長期投与の可否 漢方エキス製剤は 効能効果の見直しが終了するまでの間 長 期投薬の対象とはされない. 11. 厚生省薬価基準収載 5200129D1106 医薬品コード ⅩⅠ. 文献 1. 引用文献なし 2. その他の参考文献大塚敬節 矢数道明 : 経験 漢方処方分量集 ( 医道の日本社 ) 大塚敬節 矢数道明 清水藤太郎 : 漢方診療の実際 ( 南山堂 ) 3. 文献請求先本草製薬株式会社 ⅩⅡ. 末尾 本インタビューフォームは日本病院薬剤師会の IF 様式に基づいて作成したものである. 9