4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサ

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

いる 少子化の要因として 未婚化 晩婚化の進行や第 1 子出産年齢の上昇 長時間労働 子育て中の孤立感や負担感が大きいことなど 様々な要因が複雑に絡み合っており きめ細かな少子化対策が必要となっている 市民アンケート調査 ( 平成 27 年 8 月 ) の結果によると 少子化対策について すぐ取り組

で広く体幹トレーニング推進することにより 健康なまち としてイメージア ップを図り魅力の向上につとめ 転出の抑制や転入の促進へとつなげる 数値目標 体幹づくりを通じて行う地域活性化事業 KPI 体幹トレーニング参加移住者数のべ人数年月のべ人数 申請時 0 0 H29.3 初年度 H30.

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

起業家を総合的に支援する 起業支援センターながおか と連携することで 高い事業 効果を実現するものである 数値目標 未来の起業家応援事業若者提案プロジェクト事業支援事業年月 KPI 支援による年間起業 起業に結びついた若者 10~39 歳の転出超過 創業件数 プロジェクト数 の抑制 申請時 0 件

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

1 地域再生計画の名称 りんくうタウン活性化プロジェクト 地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称泉佐野市 3 地域再生計画の区域泉佐野市の区域の一部 ( りんくうタウン インターナショナルビジネス地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状 課題平成 6 年に開港した関西国際空港の地

4-(1)-ウ①

県立水俣高等学校と地域や企業 国内外の大学等との連携を促進し 教育環境の充実 魅力的な原体験の場を創出することで 高校の魅力化を図り 市内外からの進学者の増加を図りながら 地域を担う人材を育成する さらに 自ら仕事を創り 新たな働き方を実践する人材等と交流 連携することで 将来的に水俣地域のみならず

事業 KPI 次世代がん治療法 BNCT 地方創生戦略事業 BNCT を目的とした来阪人口 BNCT 普及発展による雇用者数 年月 申請時 400 人 H29.3 初年度 450 人 H 年目 500 人 10 人 H 年目 700 人 20 人 H 地域再生を図

地域再生計画 1. 地域再生計画の名称 石鎚山系の魅力発信及び持続可能な資源とする事業 2. 地域再生計画の作成主体の名称 愛媛県西条市並びに上浮穴郡久万高原町及び高知県吾川郡いの町 3. 地域再生計画の区域 愛媛県西条市並びに上浮穴郡久万高原町及び高知県吾川郡いの町の全域 4. 地域再生計画の目標

4-2 課題解決に向けた取組み本市では 太平洋戦争末期には特別攻撃隊の基地となった宇佐海軍航空隊 ( 昭和 14 年開隊 ) の跡地を中心とした広大な田園地帯の中に 戦争遺構が数多く現存していることから 地域資源の一つとして 宇佐海軍航空隊跡 に着目し 地方創生推進交付金を活用した 空の見えるフィー

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

待される 交流人口の拡大 に向けた観光地域づくりの推進に取り組むこととしている また みやぎ第 3 期みやぎ観光戦略プラン では みやぎの観光が抱える課題に対応する取組の柱として 沿岸部の観光資源の再生と積極的な誘客 観光消費効果の高い県外等からの誘客強化 観光資源の魅力の向上と観光客受入態勢の整備

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3) に記載 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち ひと しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行なった法人に対する特例 ( 内閣府 ): A2007 (1) 事業名 : 勝山市まちなか誘客プロジェクト ( 拠点文化財改修

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

( 課題 ) 一方で 男子のJ1 J2リーグでの実績がある選手以外は 女子の日本代表の選手であっても 競技活動と兼ねて仕事を持ち 所謂 セミプロ選手 として生計を維持していることは珍しいことではなく 下位リーグではより多くの選手が生活基盤の確立に困難を伴っている 競技活動を引退後 セカンドキャリアと

安心して子どもを産み 育てたいという希望をかなえるためには 子育てにかかる経済的負担の軽減のほか 晩婚化による出産に対する年齢上の課題への対応 市内で出産できる環境の整備 更なる保育サービスの充実など 複数の絡み合う課題の解決が必要である 図 1 理想とする子どもの人数 ( 平成 27 年度北広島市

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況


3つの人口増戦略 とは 人口の自然減と社会減に歯止めをかける 定住人口増戦略 主体的に行動する市民を増やし まちの元気を生み出す 活動人口増戦略 燕を訪れる人や市外にいても燕を応援してくれる人を増やす 交流 応援人口増戦略 である 平成 27 年 ( 2015 年 )9 月に策定した 燕市まち ひと

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 琵琶湖疏水通船復活を契機とした京都 大津広域観光促進計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 滋賀県大津市及び京都府京都市 3 地域再生計画の区域 滋賀県大津市及び京都府京都市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題大津市及び京都

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

PowerPoint プレゼンテーション

地域交流センター利用者数 57,000 人 4,000 人 4,000 人 4,000 人 休日滞在人口率地域交流センター利用者数 平成 32 年度 (4 年目 ) 平成 33 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 10% 10% 80% 0.11 倍 0.11 倍 0.54 倍 4,000

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

4 県民コンサートの入場者数は平成 28 年 7 月の開催時点 ( 図 1) 群馬県人口の推移 推計 ( 図 2) 群馬県人口の推移 推計 ( 資料 ) 表 1 と同じ 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3) に記載 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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受入は 観光入込客数を確保していくうえで 重要な位置づけの 1 つとなっ ている 図表 1 指宿市の観光客入込数の推移 出典 : 指宿市の観光統計 過去録一覧 図表 2 指宿市の宿泊客内訳の推移 出典 : 指宿市の観光統計 過去録一覧 2

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) ,500 5, 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

名称未設定-1

働で市の魅力を発信 定住促進に取組む いい那珂暮らし応援団 を設立し シティプロモーション推進事業 いい那珂暮らし促進事業 を一体的に実施することにより 本市の交流人口 定住人口増を目指すものである 併せて 本市への定住を促進するため 当該事業や関連事業により 市の魅力向上 いい那珂暮らし応援団活動

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数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

活動状況調査

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

図 1 小松市の産業の付加価値額 ( 中分類 )(2012 年 ) 図 2 は 石川県と福井県の繊維工業の取引関係を 見える化 したものです これより 両県の繊維工業の企業間取引は 県境を越えてなされていることがわかります このように 行政区域を越えた産業の広がりやサプライチェーンを把握することで

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 鹿嶋市鹿島神宮周辺地区地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 鹿嶋市 3 地域再生計画の区域 鹿嶋市の区域の一部 ( 鹿島神宮周辺地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 1 後継者不足の問題や商売としての魅力不足によ

TRY TRY TRY TRY TRY 5

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

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化することが課題である 4-2 地方創生として目指す将来像錦町では 市場ニーズに応じて農産物を安定的に供給するための生産者の活動を支援することに加え 観光誘客による物産振興を図り 本町の基幹産業である農業を稼げる魅力的な産業に変えることによって 人口減少の抑制及び新たな雇用創出による活力に満ちたまち

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を補完することが必要である このため 北陸新幹線の開業等による来訪者の増加を一過性にせず リピーターの確保 さらには将来的な定住 班定住につなげる必要がある 4-3 計画の目標本県の総合戦略 とやま未来創生戦略 を実現するために 新幹線開業効果を一過性のものにせず しっかりと持続 深化させるためにも

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

知創の杜 2016 vol.10

発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

碧南市人口ビジョン 及び 碧南市まち ひと しごと創生総合戦略 概要版 策定の経緯 碧南市の人口は平成 27(2015) 年 8 月末時点で 71,662 人であり 今後は国立社会保障 人口問題研究所の推計値によると 25 年後の平成 52(2040) 年には 65,707 人まで減少すると推計され

01 【北海道】

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

さらに 情報発信が進むことにより 観光客が増加していく そして 通過点となっている本市の観光を 滞留 滞在型の観光とし 交流人口の拡大による観光産業や地場産業などの振興を図ることで市全体の経済効果を高め 定住促進 雇用創出を図るものである 数値目標 施設内アンテナショップ売上額 ( 事業開始前 (

市内の旧家で発見されるなど 歌麿ゆかりのまちであることも知られるようになってきた これらの本市に残る江戸文化の風情や歴史文化資源については これまで展示 公開することを中心に利活用を行ってきたが 今後は 分かりやすいテーマでブランディングし 直接体感できる新たな体験メニューとしての転換を図り 視覚だ

ともに ほぼ 17 万人から 22 万人で推移している 8 月の休日の数字がこの基地跡地エリアの潜在的に有する土地資源としての可能性 ( キャパシティ ) を示していると言える こうした中 朝霞市は 平成 29 年 3 月 15 日に市制施行 50 周年を迎えること また 2020 年東京オリンピッ

数値目標 事業開始前 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 ( 現時点 ) (1 年目 ) (2 年目 ) (3 年目 ) 0 千円 0 千円 0 千円 1,000 千円 0 人 0 人 0 人 600 人 0 件 0 件 0 件 5 件 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32

三鷹市指定管理者制度導入の基本方針(仮称)検討試案

数値目標 市外からの参加を認める主な大会等の参加者数 ( 年間 ) 長沼ボート場クラブハウス延べ利用者数 平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度事業開始前増加分増加分増加分 ( 現時点 ) (1 年目 ) (2 年目 ) (3 年目 ) 5, ,569 50

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

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H28秋_24地方税財源

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域全体が観光で 稼ぐ 仕組みを構築していくため, 県域 DMOに必要な人材の育成 確保 活用 観光地ブランド化や宿泊施設の充実など魅力ある観光地域づくり 県産品の知名度向上や販路拡大による稼げる観光産業の振興 旅行博や訪日旅行商談会におけるPRな

数値目標 琵琶湖博物館リニューアル プロジェクト 年月 KPI 来館者数 申請時 342,000 人 H28.3 初年度 510,000 人 H 年目 570,000 人 H 年目 512,000 人 H 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は

地域再生計画 1 地域再生計画の名称たまの版地方創生人財育成プロジェクト 2 地域再生計画の作成主体の名称玉野市 3 地域再生計画の区域玉野市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状本市の人口は 1975 年の約 80,000 人をピークに減少が続いており 近年では毎年約 700 人ずつ減

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

17日南市277_0324

また本市では 競争力の高い製造業が集積しているものの 地域企業の海外展開が十分とは言えず 海外を含む域外から稼ぐ力を十分に発揮できていない さらに 農林水産物についても 輸出実績が少ないなど海外での販路を持たず 新規取引や販路拡大に至っていないという状況にもある 4-2 地方創生として目指す将来像和

基本方針 2-1 観光資源の有効活用〇歴史 スポーツ 自然など 恵まれた観光資源を活用し 世界に向けた積極的な情報発信や意見交換の場の整備を行います 〇文化 芸術資源のデジタルアーカイブ 33 化により 資源の保護を進め インターネット上での有効活用も行います 2-2 活力ある産業〇ホームページ等の

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宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

第3 復興整備計画 参考様式集

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

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Transcription:

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 絆交流 から育む観光地域づくりプロジェクト 2 地域再生計画の作成主体の名称東松島市 3 地域再生計画の区域東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状本市では 東日本大震災からの復興実現に向け 住宅再建を最優先とし 市民の安定した住環境を取り戻すことを目標に取り組んできたが 併せて 将来のまちの あるべき姿 を目指すべく 交通や産業の再建 低炭素社会の実現 コミュニティ活動の更なる発展に向けてチャレンジを続けている また 震災からの復興にあたっては 国内外から多くの支援をいただき 支援活動を通じて多くのボランティアグループや各団体 地域などとの 絆 が育まれてきた さらに 石巻圏域に目を向けると 三陸自動車道の4 車線化や JR 仙石線の全線復旧 仙石東北ライン開通など 交流人口の拡大に寄与する復興インフラ整備が進められている 一方 少子高齢化と震災の影響により 本市の人口は前回 ( 平成 22 年 ) の国勢調査 (42,915 人 ) から約 3,400 人減少 ( 平成 27 年国勢調査 ( 速報値 ):39,514 人 ) するなど厳しい局面に立たされている 今後 本市における復興まちづくり 地方創生を実現させるためには 人口流出の抑制に加え 新しいひとの流れや地域のしごとづくりに資する取組を進めていく必要がある 4-2 地域の課題新しいひとの流れや地域のしごとづくりを進めていくうえで 被災地ならではの取り組みとして 他自治体や民間事業者 諸外国等様々な支援者との 絆 を活かしながら 復興まちづくりに関する視察研修を積極的に受け入れている しかし 国内外からの視察研修の要望が増加している中 多様な研修目的に応じたルートの確立がなされていないほか 大口視察の受入態勢が整っていないなど ソフト ハード両面からの環境整備が急務となっている また 震災により 余景の松原 をはじめとする豊かな自然景観が喪失したため 魅力ある視察研修を提供するためには 上記の環境整備に加え 自然景観の回復に取り組む必要がある 1

4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサービス事業者 農林水産業 食品加工をはじめとする生産者との連携を主導するプラットフォームとして設立する 石巻圏 DMO と連携を図ることとする 数値目標 KPI 雇用創出数 年月 申請時 0 人 H28.3 初年度 2 人 ( 申請時比 +2 人 ) H29.3 2 年目 5 人 ( 前年度比 +3 人 ) H30.3 3 年目 8 人 ( 同 +3 人 ) H31.3 4 年目 10 人 ( 同 +2 人 ) H32.3 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災からの復興にあたっては 全国各地 世界中の方々からの暖かい励ましやたくさんの支援に支えられてきた こういった人と人との絆があったからこそという感謝の心を忘れず 元気を取り戻しつつある本市を再度訪問していただき 観て 食べて 体感していただくため また 震災記憶の風化防止と復興まちづくりの取り組みを後世に伝えるため 国内外からの視察研修受入れのための環境をソフト ハードの両面から整備し 観光産業において雇用の創出を図る 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち ひと しごと創生寄附活用事業に関連する寄付を行った法人に対する特例 ( 内閣府 ): A2007 (1) 事業名 : 絆交流 から育む観光地域づくり事業 (2) 事業区分 : 観光業の振興 (3) 事業の目的 内容 ( 目的 ) 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災からの復興実現に向け 本市は これまで住宅再建を最優先とし 市民の安定した住環境を取り戻すことを目標にまちづくりに取り組んでいるが あわせて 将来のまちの あるべき姿 として 誰もが暮らしたくなるまちづくり を目指すべく 交通や産業の再建 まちの本格的な機能復旧 低炭素化社会の実現 コミュニティ活動の更なる発展に向けて チャレンジを続けて 2

いる こうした復興まちづくりへの取組に対し 国内外からの視察研修の要望が増加しているが 多様な研修目的に応じたルートの確立や大口視察の受入に向けた環境整備等の課題が生じている 本事業においては 国内外からの視察研修の受入主体の下 ソフト ハード両面からの環境整備により 視察研修の円滑な受入と環境整備に伴う雇用の創出を図る なお 地域経済分析システム (RESAS) によると 本市の創業比率 (0.58%: 平成 24 年 ) は 全国平均 (2.09%: 同 ) や宮城県内 (1.84%: 同 ) を大きく下回っていることに加え 本市の宿泊業 飲食サービス業の全産業に占める割合は 震災前 ( 平成 21 年 ) は全国平均や宮城県平均を上回っていたが 震災後 ( 平成 24 年 ) はいずれも下回っている ( 全国平均 :13.0% 宮城県平均:10.6% 本市:9.1%) ため 視察研修の更なる受入により 観光関連事業によるしごとの創出を実現させる ( 事業の内容 ) 本市は 平成 27 年 7 月に 独立行政法人国際協力機構 (JICA) と 国際協力を通じた地方創生 復興の推進に関する戦略合意文書 を締結し インドネシアをはじめとする国外からの研修の受入を進めてきた ( 平成 27 年度実績 :146 人 ) ところであり JICAからは 平成 27 年度の実績を大幅に上回る国外研修の受入を要望されているが 外国語通訳や外国語表記の案内板の不足等により これら国外研修の全てを受け入れることは困難な状況となっている また 国内においても 都市部の複数の民間事業者から 森林再生 ( 植樹 ) 等のボランティアを兼ねた視察研修 ( 約 2,000 人 ) の受入を要望されているが 当該研修を受け入れるためには 研修目的に応じた視察ルートの確立や森林再生の実施態勢等の構築が急務となっている こうした背景を踏まえ 本事業は 国内外からの視察研修の受入主体の下 ソフト ( 研修目的に応じた視察ルートの確立や外国語通訳の配置等 ) ハード( 駐車場 外国語表記の案内板の整備等 ) 両面からの環境整備により 雇用の創出を図るとともに 震災スタディツアー ( 被災地の復興状況等の見学を通して 日々の防災への備えの大切さと クリーンで持続可能なまちづくりを学習 ) の魅力づくりに取り組むものである まずソフト面からの取組として 復興に関する各分野の取組 ( 鎮魂( 被災した地域や震災遺構 ) 産業( 生産者 ( 農業 漁業等 ) の復興に向けた想いや取組 ) 防災 ( 防災備蓄倉庫 再生可能エネルギーを活用したまちづくり ( 自立分散型電源の確保 )) 等) について 研修目的に応じたルートを開発し 研修者に提供する また 震災語り部や外国語通訳の配置等の支援も併せて実施する ハード面からの取組として 円滑な周遊を図る観点から 研修者の視点に立った視察資料の作成や案内板設置 駐車場 森林保全地 ( 植樹先 ) の整備等環境整備を実施する なお 本事業は 本市の国外視察受入の窓口である 東松島みらいとし機構 (HO PE) や本市の観光推進主体である 東松島市観光物産協会 を実施主体と位置づけ 本市や石巻圏 DMOと連携を図りながら 視察ルートの開発 提供や視察案内 各視察先 ( 震災遺構 生産者等 ) との連絡調整 震災語り部や外国語通訳の確保等を 3

通じて 雇用の創出を図る 各年度の事業の内容初年度 ) 震災スタディツアーのルート確立 ( 鎮魂 産業 防災 等を組み合わせた視察ルートの開発 提供 ) や 震災スタディツアーの拠点施設となる 震災遺構 (JR 仙石線旧野蒜駅プラットフォーム ) 及び周辺環境の整備を行う また 国内外の震災スタディツアー受入のため 現地案内人となる震災語り部や通訳等の地域人材確保 育成に取り組む 2 年目 ) 前年度に引き続き 視察ルートの提供や地域人材育成等に取り組むとともに 石巻圏 DMO 設立に合わせて 側面的なサポートを行う また 積極的に大口の視察を受け入れるため 駐車場等の整備を実施する 加えて 震災スタディツアーの受入主体の自立に向けて 事業計画を策定し 専従スタッフを雇用する 3 年目 ) 前年度に引き続き主に本市が 視察ルートの提供や地域人材育成等に取り組むとともに 震災スタディツアーの定着 持続化に向け 国内外への情報発信を行うが 前年度策定した震災スタディツアー受入主体の自立に向けて 地域プロデューサーの確保等により当該年度は運営を自立させ 専従スタッフの雇用を拡大させる 4 年目 ) 前年度に引き続き 地域人材育成等に取り組むとともに 震災スタディツアーの更なる魅力化に向け 顧客分析を行う 前年度の運営面での自立により 震災スタディツアーのプロモーションは受入主体が行うこととなり 石巻圏 DMOとの連携やスポンサー確保 クラウドファンディング等により経営面での自立を果たし 雇用創出を実現する (4) 地方版総合戦略における位置付け本市のまち ひと しごと創生総合戦略における基本方針として 東松島市への新しいひとの流れをつくる を定めており 絆交流 から育む観光地域づくりプロジェクトによる観光産業再生事業は これを実施する事業となる また 総合戦略の基本目標として 観光やコミュニティビジネスの振興 農業振興による雇用創出数 (5 年間で 200 人 ) を定めており 本プロジェクトは まさにこの目標の達成に直接寄与するものである (5) 事業の実施状況に関する客観的な指標 ( 重要業績評価指標 (KPI)) KPI 雇用創出数 年月 申請時 0 人 H28.3 初年度 2 人 ( 申請時比 +2 人 ) H29.3 2 年目 5 人 ( 前年度比 +3 人 ) H30.3 3 年目 8 人 ( 同 +3 人 ) H31.3 4 年目 10 人 ( 同 +2 人 ) H32.3 4

(6) 事業費 区分 ( 単位 : 千円 ) 年度 H28 H29 H30 H31 事業費 25,000 45,000 8,000 8,000 委託料 20,000 20,000 8,000 8,000 工事請負費 10,000 備品購入費 5,000 5,000 補助金 10,000 (7) 寄附の見込額 ( 単位 : 千円 ) 年度 H28 H29 H30 H31 事業費 25,000 45,000 8,000 8,000 寄付額計 100 100 100 100 寄付法人 建設業 100 100 100 100 (8) 事業の評価の方法 (PDCAサイクル) ( 評価の手法 ) 事業のKPIを実績値で公表する また 東松島市復興まちづくり市民委員会 ( 東松島市総合戦略 を策定) において 評価 検証し 改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとしている ( 評価の時期 内容 ) 翌年度当初 (5 月 ) に外部有識者 ( 東松島市復興まちづくり市民委員 ) による効果検証を行い 翌年度以降の取り組み方針を決定する予定 ( 公表の方法 ) 目標の達成状況については 検証後速やかに東松島市公式 WEBサイト上で公表する (9) 事業期間 : 平成 28 年 9 月 ~ 平成 32 年 3 月 5-3 その他の事業該当なし 6 計画期間地域再生計画認定の日から平成 32 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 5

7-1 目標の達成状況にかかる評価の手法事業のKPIについて 実績値を公表する また 東松島市復興まちづくり市民委員会 ( 東松島市総合戦略 を策定) により 事業の結果を検証し 改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとする 7-2 目標の達成状況にかかる評価の時期及び評価を行う内容翌年度当初 (5 月 ) に外部有識者 ( 東松島市復興まちづくり市民委員会 ) による効果検証を行い 以降の取り組み方針を決定する予定 7-3 目標の達成状況にかかる評価の公表の手法 目標の達成状況については 検証後速やかに本市公式 WEB サイト上で公表する 6