補助金・助成金受託後の実態調査    報  告  書

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平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

新規文書1

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

アンケートの概要 平成 23 年度 平成 24 年度及び平成 25 年度グループ補助金の東北地域の交付先 7,927 に対しアンケートを実施し 5,809(73.3%) から回答があった ( アンケート調査は第 1 次 ( 平成 23 年 8 月 )~ 第 10 次 ( 平成 26 年 3 月 )

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~

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< 業種別 > D.I. 2 製造業主要判断 D.I. の推移 製造業 30/ /9 見込 /12 予想 < 製造業 > 当期 は 24.5( 前期比 +0.8) と景況感は横ばいであった

質問1

社団法人日本生産技能労務協会

景気見通し調査 ( 平成 24 年 12 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 24 年 11 月 30 日

社会通信教育に関する実態調査 報告書

このまま FAX して下さい FAX 消費税軽減税率対応窓口相談事業 事業計画策定セミナー参加申込書 事業所名 参加者氏名 所在地 TEL FAX 問い合わせ先 : 茂木町商工会担当五味渕 谷島 電話 : FAX:

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推



[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

(Microsoft Word - 01_\225\\\216\206.doc)

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

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2016 年 12 月 28 日日本政策金融公庫総合研究所 新規開業パネル調査 ~ アンケート結果の概要 ~ Ⅰ 調査の目的と実施要領 調査目的 実

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

参考 調査員調査の対象者へのアンケート ( 平成 21 年 4 月実施 ) の概要 1 目的総務省統計局が調査対象者から直接 調査員調査の実施状況を把握し 平成 20 年度の委託業務の中で調査員調査の検証を行うとともに 今後の民間調査機関への指導についての参考資料を得る また 本アンケートでは 回答

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

イ適用税率別の数と税割課税額税割は資本金の額により適用する税率を決めているので 適用税率別に集計することで資本規模による違いがわかります 税割の税率は標準税率 9.7%(12.3%) と制限税率 12.1%(14.7%) の 2 段階です 9.7% の税率は資本金の額が 1 億円以下のや資本金を有し

42

【調査要領】

新規文書1

PowerPoint プレゼンテーション

2013年度新規開業実態調査

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

2002・2003年度

記者配布資料大阪経済記者クラブ会員各位 平成 30 年 5 月 9 日 中堅 中小企業の経営課題に関するアンケート調査 結果について お問合先 大阪商工会議所経済産業部 ( 山田 西田 ) TEL: 調査概要 調査目的 : 中堅 中小 小規模企業の業況や経営課題 賃上げ 補助

震災復興支援に向けたアンケート調査報告 ( 08) 平成 27 年 3 月 仙台市経済局

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

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調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

第30回秋田県内企業景気動向調査

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平成24年経済センサス-活動調査

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(社)日本監査役協会

目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 2 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(

【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成30年7月度調査-~「景況感」についてお聞きしました~

平成22年7月30日

要旨 今回 横浜国立大学企業成長戦略研究センターでは 内外経済の急激な環境変化を受け かつてない程の厳しい経営環境の悪化が問題視されるなかで 神奈川県内のベンチャー等中小企業 1,386 社 ( その内 回答企業 39 社 ) を対象として 経営の現状や その現状を維持 克服する打開策としての成長戦

H24/08/00

目次 アンケート回答者属性 企業向けアンケート 弁理士向けアンケートの回答者属性 P2 1. 標準化 1-1 企業 P3 1-2 弁理士 P7 2. データの取扱い 2-1 企業 P 弁理士 P14 本調査研究の請負先 : 株式会社サンビジネス 1

第 2 章 我が国における IT 関連産業及び IT 人材の動向 1. IT IT IT 2-1 IT IT 大分類 A 農業, 林業 B 漁業 C 鉱業, 採 業, 砂利採取業 D 建設業 E 製造業 F 電気 ガス 熱供給 水道業 G 情報通信業 H 運輸業, 郵便業 I 卸売業, 小売業 J

テレワーク制度等 とは〇 度テレワーク人口実態調査 において 勤務先にテレワーク制度等があると雇用者が回答した選択枝 1 社員全員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 2 一部の社員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 3 制度はないが会社や上司などがテレワーク等をす

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News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

17-22_調査2-6月号.indd

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~ 売上額減少に伴い 収益も低下 ~ 収益面では 売上額判断 D.I. が 6.3( 前回 7.8) と 1.5 ポイント低下 収益判断 D.I. は 1.9( 前回 1.6) と 3.5 ポイント低下する結果となりました 来期の予想収益判断 D.I. は 27.8 と大幅な低下の見通しとなっていま

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平成22年7月30日

調査について 216.1~3 月期 調査方法について 伊勢崎商工会議所とアイオー信用金庫が共同し 伊勢崎市及び佐波郡玉村町内の企業 386 社にご協力いただき 面談または聴取りによる調査の回答を集計したものです 製造業 卸売業 小売業 建設業 サービス業のつの業種について3か月ごとに景気の動きを調査

中小企業活性化推進モニター平成 28 年度第 3 回調査結果報告について 1 調査目的 事業継続計画 (BCP) 策定状況について 外国人旅行者増加に伴う影響について マイナンバー制度の取組状況について 障害者雇用について 中小企業活性化推進モニター を活用した調査を実施し 今後の産業振興 中小企業

ご参考資料 オーナー経営者経営者の意識調査 - 概要 - 調査期間 2003 年 9 月 1 日 ~10 月 31 日 調査機関日本では ASG グループが本調査の主体になり 日経リサーチ社に調査を委託した 調査の一貫性を保つために 各国のデータの取りまとめは 国際的な調査機関である Wirthli

第5回 企業の取引リスクに対する意識調査

Ⅰ 事業所に関する集計 1 概況平成 26 年 7 月 1 日現在の本道の事業所数 ( 国及び地方公共団体の事業所を含む 事業内容不詳の事業所を含む ) は 25 万 3,139 事業所 従業者数は 245 万 7,843 人となっており 全国順位は 事業所数 従業者数ともに 東京都 大阪府 愛知県

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景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9

Ⅰ 調査目的 日本では人口の少子高齢化が急速に進んでいるため 介護サービスの需要は増加の一途をたどっている 介護保険制度が成立して以後 介護サービスを供給する企業も急増してきた しかし 2015 年 4 月の介護報酬改定で基本報酬が引き下げられたり 人手不足が続いていたりと 介護事業者を取り巻く経営


Ⅰ 調査の目的と実施要領 1 調査目的 日本政策金融公庫総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するため 1991 年度から毎年 新規開業実態調査 を実施しており 開業者の属性や開業費用など時系列で比較可能なデータを中心に蓄積してきた そこで 今年度実施した 217 年度新規開業実態調査 の結果とと

平成 21 年経済センサス 基礎調査確報集計結果 (2) 産業分類別 - 従業者数 ( 単位 : 人 %) 北海道 全国 従業者数従業者数 (*2 (*2 A~S 全産業 A~R 全産業 (S 公務を除く )

事務連絡(E)

Ⅲ.2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要について 2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要については 増加する が 2 割台半ば (26. 4%) 資金需要の中身は 消費増税後の需要減退 ( 売上減少 ) への備え 消費税の納税資金の増加 がともに半数超 (50.6%) で最多 消費

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について ( 前年調査比較 ) 社 % 不足している 1,336(1,319) 55.6(50.3) 内円 : 平成 27 年調査 外円 : 平成 28 年調査 n =2,405 過不足はない過剰である無回答合計 955(1,195) 3

Microsoft PowerPoint アンケート調査

( 小規模企業景気動向調査 ) 三重の景況 67 ( 平成 27 年 7 月 ~12 月期 ) 三重県商工会議所連合会桑名商工会議所四日市商工会議所鈴鹿商工会議所亀山商工会議所津商工会議所松阪商工会議所伊勢商工会議所鳥羽商工会議所上野商工会議所名張商工会議所尾鷲商工会議所熊野商工会議所

一企業当たりの事業所数は 14. 事業所 ( 前年度差.6 事業所減 ) 常時従業者数 499 人 ( 前年度比.8% 減 ) 売上高は 23.4 億円 ( 同 2.9% 減 ) 製造企業の一企業当たりの売上高は 億円 ( 前年度比 3.9% 減 ) 営業利益は 1 億円 ( 同.6%

「平成20年夏季ボーナス支給予定に関するアンケート調査」集計結果

平成10年7月8日

若年者雇用実態調査

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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Ⅰ 調査の概要 1. 調査の目的 本調査は 今後の公的年金制度について議論を行うにあたって 自営業者 被用者 非就業者を通じた横断的な所得に関する実態を総合的に把握し その議論に資する基礎資料を得ることを目的とする なお 本調査は 平成 22 年公的年金加入状況等調査 の特別調査として 当該調査の調

イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査

第 2 部 2015 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 中小企業 小規模事業者のさらなる飛躍

Transcription:

補助金 助成金受託後の実態調査報告書 平成 30 年度 多賀城 七ヶ浜商工会

目次 Ⅰ. 調査概要 2 Ⅱ. 調査結果報告 1. 回答事業所の属性 4 2. 現在の経営状況について (1) 経営状況におけるDI 指数 5 (2) 売上 採算 資金繰りの状況 6 (3) 業界の業況 取引先の増減 従業員数の増減の状況 7 (4) 経営状況の集計表 ( 度数表示参考資料 ) 9 3. 事業所が抱えている問題 課題 ( 複数回答 ) 10 4. 商工会等の支援機関に期待する支援 ( 複数回答 ) 11 Ⅲ. 調査票 1

Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的 : 国 県の 中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業 小規模事業者持続化補助金 中小企業 小規模事業者ものづくり 商業 サービス革新事業 等 主に補助金 助成金の採択事業所を対象に 売上 利益 採算の状況 雇用状況 経営課題 支援ニーズなど経営状況や復興状況等を把握し 当該地域の経済動向として地域小規模事業者へ提供する基礎資料とする 2. 調査対象者 : 中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業 小規模事業者持続化補助金 中小企業 小規模事業者ものづくり 商業 サービス革新事業 宮城県補助金商業機能回復支援補助金中小企業施設設備復旧支援事業 宮城県事業復興型雇用創出助成金 等の受給事業者 3. 調査数 : 対象者数 162 事業者 回収数 102 票 ( 回収率 63.0%) 4. 調査方法 : 訪問留置 郵送調査併用 5. 調査期間 : 平成 30 年 8 月 27 日 ~9 月 28 日 6. 調査項目 : 1. 震災以後の経営状況 2. 現在抱えている問題 課題 3. 商工会等支援機関に期待する支援 7. その他 : 1. 集計結果にあたっては 回収数を母数 ( 標本内標本 ) とし 地域全体の代表性を表すものではない 2. 集計時の構成比は小数点以下 2 位を四捨五入しているた め合計が必ずしも 100% にはならない (99.9~100.1) 場合があるが 表記は 10% としている 3. 報告書作成においては 集計 分析方針を受けて有用と判 断されるものを採択し掲載することとする 4. 本編では 震災以後受給した補助金 助成金 は 補助 金受給者と称する 2

5. 本編の集計時において 調査票の選択肢にはあるが実際には回答がなかったものについては削除している 業種別の運輸 倉庫業 情報通信業は削除 不動産業は その他に集約 企業形態別の合資 合名会社 合同会社 LLP その他は削除 3

Ⅱ. 調査結果報告 1. 回答事業所の属性 (1) 事業所の形態 本調査における回答事業所の事業形態は 以下の通りとなった 個人経営が最多で 51.0% 有限会社 25.5% 株式会社 23.5% であった 図表 1-1 個人経営 52 51.0% 有限会社 26 25.5% 株式会社 24 23.5% 合計 102 10% 注. 合名 合資会社 合同会社 LLP その他は回答者が 0 件のため削除 (2) 業種 今回の調査の主な回答事業所の業種は 製造業 9.8% 土木 建設業 8.8% 卸 小売業 24.5% 宿泊 飲食業 22.5% サービス業 29.4% であった 図表 1-2 製造業 10 9.8% 土木建設業 9 8.8% 卸 小売業 25 24.5% 宿泊飲食業 23 22.5% サービス業 30 29.4% その他 5 4.9% 合計 102 10% 注 1. 運輸 倉庫業 情報 通信業は回答事業者が0 件のため削除 注 2. 不動産業は回答者少数のためその他に集約 4

2. 現在の経営状況について 現在の経営状況について業種別注 1. に 売上 採算 資金繰り 業界の業況 取引先の増減 従業員の増減 の 6つの視点で判断してもらった ( 図表 2-1 図表 2-2) は その結果をDI 注 2. にて分析を行い業種ごとの一覧表示したものである この調査では 地域事業所の一定期間の景気動向を把握するための参考データとすることを狙いとしている ( 注 1. 業種別 = 製造業 土木 建設業 卸 小売業 宿泊 飲食業 サービス業 その他 ) ( 注 2.DI=Diffusion Index/ 第 1 選択肢 ( 良い判断 ) の構成比と第 3 選択肢 ( 悪い判断 ) の構成比の差 ) (1) 経営状況におけるDI 指数 6つの項目に関する業種別 DI 指数は以下の表の通りとなった なお 昨年実施し た数値も併せて記載している 図表 2-1 1. 売上状況 2. 採算状況 ( 利益 ) 3. 資金繰り状況 H29 H30 H29 H30 H29 H30 製造業 -1-3 -11.1 土木建設業 -62.5-22.2-25 -11.1 12.5-11.1 卸小売業 -52.6-32.0-26.3-33.3-21.1-4 宿泊飲食業 -26.7-17.4-46.7-34.8-26.7-30.4 サービス業 -30.4-43.3-26.1-43.3-30.4-36.7 その他 25.0-4 0 図表 2-2 4. 業界の業況 5. 取引先 6. 従業員数 H29 H30 H29 H30 H29 H30 製造業 -25.0-5 -1 土木建設業 -37.5-37.5 12.5-22.2-12.5 卸小売業 -57.9-6 -42.1-24.0-31.6-4.0 宿泊飲食業 -6-40.9 6.7-4.3-21.7 サービス業 -30.4-79.3-30.4-28.6-8.7 その他 -75.0-6 -4 5

(2) 売上 採算 資金繰りの状況今年度の売上 採算 資金繰り DI は全ての業種でマイナスとなっている 前年との比較では売上 DI は 土木 建設業 卸 小売業 宿泊 飲食業 で改善 製造業 サービス業 で悪化となった 採算 DI は 土木 建設業 宿泊 飲食業 で改善 製造業 卸 小売業 サービス業 で悪化となった 資金繰り DI は全ての業種で前年より悪化しており 資金調達に苦慮していることが伺える 図表 3-1 4 2 売上状況 -4-6 -8 H29 H30 製造業土木建設業卸小売業 宿泊飲食業サービス業その他 図表 3-2 採算状況 -1 H29 H30-3 -4-5 製造業土木建設業卸小売業 宿泊飲食業サービス業その他 6

図表 3-3 資金繰り状況 2 1-1 -3-4 -5 H29 H30 製造業土木建設業卸小売業 宿泊飲食業サービス業その他 (3) 業界の業況 取引先の増減 従業員数の増減の状況今年度の業況 取引先 従業員数 DI は昨年以上にマイナス傾向となっている 業界の業況であるが 昨年と比べ 製造業 と サービス業 が大きく減少している 取引先数 ( 顧客数 ) では 卸 小売業 は昨年から改善しているものの 依然としてマイナスとなっており また 土木 建設業 がマイナスに転じており 対策が急がれる 従業員数の増減では 土木 建設業 卸 小売業 は改善傾向といるが他の業種では減少傾向となっている 図表 4-1 業界の業況 -4 H29 H30-6 -8-10 製造業土木建設業卸小売業 宿泊飲食業サービス業その他 7

図表 4-2 取引先 2 1-1 -3-4 -5 H29 H30 製造業土木建設業卸小売業 宿泊飲食業サービス業その他 図表 4-3 従業員数 -5.0-1 -15.0-25.0-3 -35.0 H29 H30 製造業土木建設業卸小売業 宿泊飲食業サービス業その他 8

(4) 経営状況の集計表 ( 度数表示参考資料 ) 売上状況 採算状況 合計 増加傾向 横這い 減少傾向 DI 合計 黒字傾向 横這い 赤字傾向 DI 製造業 土木建設業 卸小売業 宿泊飲食業 サービス業 その他 資金繰りの状況 10 3 3 4 10 2 3 5-1 製造業 10% 3% 3% 4% 10% 2% 3% 5% 9 1 5 3 9 1 6 2-22.2 土木建設業 10% 11.1% 55.6% 33.3% 10% 11.1% 66.7% 22.2% 25 4 9 12 25 2 12 10-32.0 卸小売業 10% 16.0% 36.0% 48.0% 10% 8.3% 5% 41.7% 23 3 13 7 23 1 13 9-17.4 宿泊飲食業 10% 13.0% 56.5% 30.4% 10% 4.3% 56.5% 39.1% 30 2 13 15 30 2 13 15-43.3 サービス業 10% 6.7% 43.3% 5% 10% 6.7% 43.3% 5% 5 1 1 3 5 1 2 2-4 その他 10% 2% 2% 6% 10% 2% 4% 4% 合計 好転傾向 横這い 悪化傾向 DI 業界の業況 合計 好転傾向 横這い 悪化傾向 -3-11.1-33.3-34.8-43.3 DI 製造業 土木建設業 卸小売業 宿泊飲食業 サービス業 その他 10 1 6 2 10 0 5 5-11.1 製造業 10% 11.1% 66.7% 22.2% 10% % 5% 5% 9 1 6 2 9 1 3 4-11.1 土木建設業 10% 11.1% 66.7% 22.2% 10% 12.5% 37.5% 5% 25 0 15 10 25 0 10 15-4 卸小売業 10% % 6% 4% 10% % 4% 6% 23 2 12 9 23 1 11 10-30.4 宿泊飲食業 10% 8.7% 52.2% 39.1% 10% 4.5% 5% 45.5% 30 2 15 13 30 0 6 23-36.7 サービス業 10% 6.7% 5% 43.3% 10% % 20.7% 79.3% 5 0 4 1 5 0 2 3 その他 10% % 8% 2% 10% % 4% 6% 取引先数 ( 顧客数 ) の状況 合計 増えた 変わらない 減った DI 従業員の増減 製造業土木建設業卸小売業宿泊飲食業サービス業その他 10 2 5 3 10 1 6 3-1 製造業 10% 2% 5% 3% 10% 1% 6% 3% 9 1 5 3 9 1 7 1-22.2 土木建設業 10% 11.1% 55.6% 33.3% 10% 11.1% 77.8% 11.1% 25 1 17 7 25 1 22 2-24.0 卸小売業 10% 4.0% 68.0% 28.0% 10% 4.0% 88.0% 8.0% 23 2 18 3 23 2 14 7-4.3 宿泊飲食業 10% 8.7% 78.3% 13.0% 10% 8.7% 60.9% 30.4% 30 2 16 10 30 2 20 8-28.6 サービス業 10% 7.1% 57.1% 35.7% 10% 6.7% 66.7% 26.7% 5 0 3 2 5 0 5 0-4 その他 10% % 6% 4% 10% % 10% % -4.0-21.7 合計 増えた 変わらない 減った -5-37.5-6 -40.9-79.3-6 DI 9

3. 事業所が抱えている問題 課題 ( 複数回答 ) 事業所が現在抱えている問題 課題は全業種で 売上不振 がもっとも多く回答して おり 全体で 49% となっている また 施設 設備の老朽化 資金繰りの悪化 後 継者対策 と回答している事業所が増加傾向にある こうした結果は 現状を踏まえた業種ごとの問題 課題として伺い見ることができる 図表 5-1 調査数 製造業 土木建設業 卸小売業 宿泊飲食業 サービス業 その他 図表 5-2 合計 売上不振 の施老設朽 化設備 風評被害 悪資化金繰りの ノ人ウ材ハ育ウ成の 対人策材の雇用 後継者対策 機販会路の開確拓保の ( 図表 5-1 5-2 参照 ) 立経案営計画の 102 50 21 2 26 13 22 18 17 11 21 22 4 10% 49.0% 20.6% 2.0% 25.5% 12.7% 21.6% 17.6% 16.7% 10.8% 20.6% 21.6% 3.9% 10 3 3 1 1 3 2 3 0 1 1 0 0 10% 3% 3% 1% 1% 3% 2% 3% % 1% 1% % % 9 4 1 1 2 2 4 1 3 0 1 2 0 10% 44.4% 11.1% 11.1% 22.2% 22.2% 44.4% 11.1% 33.3% % 11.1% 22.2% % 25 14 6 0 9 1 4 5 4 2 9 4 2 10% 56.0% 24.0% % 36.0% 4.0% 16.0% 2% 16.0% 8.0% 36.0% 16.0% 8.0% 23 12 6 0 6 3 5 5 3 5 5 6 2 10% 52.2% 26.1% % 26.1% 13.0% 21.7% 21.7% 13.0% 21.7% 21.7% 26.1% 8.7% 30 14 5 0 7 4 7 4 6 3 5 9 0 10% 46.7% 16.7% % 23.3% 13.3% 23.3% 13.3% 2% 1% 16.7% 3% % 5 3 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 10% 6% % % 2% % % % 2% % % 2% % 事業所が抱えている問題 課題 競争の激化 コスト削減 その他 7% 6% 5% 製造業土木建設業卸小売業 宿泊飲食業サービス業その他 4% 3% 2% 1% % 売上不振 施の設老 朽設化備 風評被害 資金悪繰化りの 人ノ材ウ育ハ成ウの 人材対の策雇用 後継者対策 機販会路の開確拓保の 経営立計案画の 競争の激化 コスト削減 その他 10

11 4. 商工会等の支援機関に期待する支援 ( 複数回答 ) 商工会等の支援機関に期待する支援は 全体でみると 公的助成金支援 が最多の 39.2% となった 次いで 金融 税務 23.5% 販路 取引先拡大 22.5% 等となった 今回の調査結果は 今般の経営状況を鑑みた結果となり 助成金 補助金の活用 雇用や販路拡大 金融 ( 資金調達 ) といった支援を期待している 図表 6-1 図表 6-2 合計雇用 人材確保について金融 税務について販路 取引先拡大について経営の多角化等について経営診断 安定化について新製品 新商品の開発について公的助成金支援について労務管理について情報化対策について事業計画策定支援について経営法務についてその他 102 15 24 23 11 9 3 40 6 19 3 3 3 10% 14.7% 23.5% 22.5% 10.8% 8.8% 2.9% 39.2% 5.9% 18.6% 2.9% 2.9% 2.9% 10 0 3 2 0 1 1 5 0 4 0 1 0 10% % 3% 2% % 1% 1% 5% % 4% % 1% % 9 3 0 3 2 0 0 4 0 1 0 0 0 10% 33.3% % 33.3% 22.2% % % 44.4% % 11.1% % % % 25 4 7 5 4 5 1 9 3 5 2 1 2 10% 16.0% 28.0% 2% 16.0% 2% 4.0% 36.0% 12.0% 2% 8.0% 4.0% 8.0% 23 4 5 6 1 2 1 13 1 5 0 0 0 10% 17.4% 21.7% 26.1% 4.3% 8.7% 4.3% 56.5% 4.3% 21.7% % % % 30 4 6 7 4 0 0 9 2 4 1 1 1 10% 13.3% 2% 23.3% 13.3% % % 3% 6.7% 13.3% 3.3% 3.3% 3.3% 5 0 3 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 10% % 6% % % 2% % % % % % % % その他調査数製造業土木建設業卸小売業宿泊飲食業サービス業 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 雇用 人材確保金融 税務販路 取引先拡大経営の多角化経営診断 安定化新製品 新商品の開発公的助成金支援労務管理情報化対策事業計画策定支援経営法務その他商工会に期待する支援製造業土木建設業卸小売業宿泊飲食業サービス業不動産業

12 Ⅲ. 調査票

経営状況に関するお伺い ごあいさつ 多賀城 七ヶ浜商工会では 震災からの復興 地域及び商工業の活性化を図るべく 様々な対策に取り組んでいるところです 各種補助金 助成金受給した事業所の経営状況と問題 課題についてお伺いし 今後の施策に反映させるための基礎資料とすることを目的に本調査を実施いたします お忙しい中 誠に恐れ入りますが是非ともご協力賜わりますようよろしくお願い申し上げます 調査主体及びお問い合わせ 多賀城 七ヶ浜商工会 985-0872 宮城県多賀城市伝上山 3-1-12 電話 022-365-7830 FAX 022-365-7880 アンケート実施上の留意点 このアンケートは 完全無記名方式で行います ご回答頂きました内容は統計処理されます 個人の回答内容や個人情報等が外部に表示されることは一切ありません 回答は 経営者または経営に携わる方にお願いします アンケートの締め切りは 平成年月日 ( ) です 回答後のアンケート ( 本紙 ) は 同封の返信用封筒若しくは FAX(365 7880) にて送信願います 問 1. 貴事業所の昨年度と比べ今年度の経営状況についていかがですか? それぞれ当てはまるものに1つずつ〇をつけてください 1. 売上状況 ア. 増加傾向 イ. 横這い ウ. 減少傾向 2. 採算状況 ( 利益 ) ア. 黒字傾向 イ. 横這い ウ. 赤字傾向 3. 資金繰り状況 ア. 好転傾向 イ. 横這い ウ. 悪化傾向 4. 業界の業況 ア. 好転傾向 イ. 横這い ウ. 悪化傾向 5. 取引先 ア. 増えた イ. 変わらないウ. 減った 6. 従業員数 ア. 増えた イ. 変わらないウ. 減った 問 2. 貴事業所で現在抱えている問題 課題はどのようなことですか?( いくつでも〇 ) 1. 売上不振 2. 施設 設備の老朽化 3. 風評被害 4. 資金繰りの悪化 5. 人材育成のノウハウ 6. 人材の雇用対策 7. 後継者対策 8. 販路開拓の機会の確保 9. 経営計画の立案 10. 競争の激化 11. コスト削減 12. その他 ( ) 13

問 3. 今後 商工会等の支援機関等に期待する支援はどのようなことですか ( いくつでも〇 ) 1. 雇用 人材確保 2. 金融 税務 3. 販路 取引先拡大 4. 経営の多角化 5. 経営診断 安定化 6. 新製品 新商品の開発 7. 公的助成金支援 8. 労務管理 9. 情報化対策 10. 事業計画策定支援 11. 経営法務 12. その他 ( ) 最後に 貴事業所の概要についてご記入ください F1 1. 個人経営 2. 有限会社 3. 株式会社事業所形態 4. 合資 合名会社 5. 合同会社 LLP 6. その他 (1つに〇) F2 1. 製造業 2. 土木 建設業 3. 卸 小売業 4. 宿泊 飲食業 業 種 5. サービス業 6. 不動産業 7. 運輸 倉庫業 8. 情報 通信業 (1つに〇) 9. その他 ( ) ご協力誠にありがとうございました 14