英語教育改善プラン

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英語教育改善プラン

平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

愛媛県学力向上5か年計画

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

平成25~27年度間

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①H28公表資料p.1~2

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

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教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

事業概要

PowerPoint プレゼンテーション

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

目次 Ⅰ 福島県教育委員会経験者研修 Ⅰ 実施要項 1 Ⅱ 高等学校経験者研修 Ⅰ 研修概要 1 研修体系 2 研修の目的 研修の内容等 4 研修の計画及び実施 運営等 4 5 研修の留意点 4 表 1 高等学校経験者研修 Ⅰ の流れ 5 表 2 高等学校経験者研修 Ⅰ 提出書類一覧 5 Ⅲ 高等学

27 奈良県

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

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領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

研修の手引

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求められる整理編

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

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(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

平成16年度小学校及び中学校教育課程研究協議会報告書

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はじめに 学校を取り巻く環境は, 社会や経済の変化に伴い, より複雑化 多様化しており, 学校には, これまで以上に子供たちに対するきめ細かな対応が求められております また, 情報化やグローバル化といった社会の急速な変化が進む中, 知識を活用し, 協働して新たな価値を生み出せるよう, 主体的な学びを

Ⅰ. 第 3 期がん対策推進基本計画 について 第 11 回都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会では 第 3 期がん対策推進基本計画 に記載されたがん診療連携拠点病院に新たに求められる機能について 都道府県レベルでの取り組み状況を共有し 今後のがん診療連携拠点病院の活動について議論していくことを予

沖縄県教育庁提出資料 1

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

はじめに 我が国においては 障害者の権利に関する条約 を踏まえ 誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い 人々の多様な在り方を相互に認め合える 共生社会 を目指し 障がいのある者と障がいのない者が共に学ぶ仕組みである インクルーシブ教育システム の理念のもと 特別支援教育を推進していく必要があります

第 1 章 解説 平成 27 年度 スクールソーシャルワーカー活用事業 の概要と成果等について紹介します

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

Taro (結合)3・4ファイ

「標準的な研修プログラム《

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

生徒指導の役割連携_四.indd

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

02-01 ビジョンの基本的考え方

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

目 次 1 実施要項 授業実践研究 3 3 提出書類等について 研修についての問い合わせ先について 4 共通様式 1 欠席届 5 共通様式 2 一部延期願 5 共通様式 3 改姓届 5 様式 1 授業実践研究の概要 6 様式 2 授業実践研究の( 中間まとめ まとめ ) 6

h1

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

情報コーナー用

山梨大学教職大学院専攻長 堀哲夫教授提出資料

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

1

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

5 学習到達度調査の基本的な考え方学習到達度調査では 各教科の設問ごとに 目標値 を定め 児童 生徒の 正答率 がこの 目標値 に対して -5ポイント以上から +5ポイント未満の間であった場合 目標値と同程度としている 目標値 学習指導要領に示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合 設問ご

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2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

06-2 平成28年度概算要求の説明2

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

北九州市学力向上ステップアップ事業第Ⅱ期推進指定校 実施計画

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英語教育の在り方に関する有識者会議について < 委員一覧 50 音順 ( 平成 26 年 2 月 26 日現在 )> 座長 副座長 石鍋浩大津由紀雄佐々木正文髙木展郎多田幸雄藤村徹 松川禮子松本茂三木谷浩史安河内哲也 吉田研作 足立区立蒲原 ( かばら ) 中学校校長明海大学外国語学部教授東京都立町

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

Water Sunshine

政策評価書3-3(4)

公立中学校教員対象 中高一貫教育校 担当教員 1 趣旨 6 年間を見通した計画的 継続的な学習指導 進学指導 生徒指導を展開し 新しい学校づくりに意欲 関心があり 6 年間を見通した教科指導や大学等への進路希望を実現させる指導力のある教員を募集します 2 応募の対象 (1) 現在 東京都公立中学校に

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

グローバル化に対応した英語教育改革実施計画

平成18年度標準調査票

グローバル化に対応した英語教育改革実施計画

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

「確かな学力を育む教育の推進」-地域や学校の抱える教育課題の改善に向けて-

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管理職等育成プログラム(完成版8月28日)

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

Taro-平成30年度 幼児教育に関す

講座番号講座名定員日付教員研修受講人数 6507 はじめての情報化推進担当者 ~ 学校間総合ネットの提供サービスを知る~ /6/ 生徒の理解度をアップさせる教材作成入門 G1 ~Flash を利用した教材作成の基礎 ~ /6/ 表計算

西ブロック学校関係者評価委員会 Ⅰ 活動の記録 1 6 月 17 日 ( 火 ) 第 1 回学校関係者評価委員会 15:30~ 栗沢中学校 2 7 月 16 日 ( 水 ) 学校視察 上幌向中学校 授業参観日 非行防止教室 3 9 月 5 日 ( 金 ) 学校視察 豊中学校 学校祭 1 日目 4 9

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

Ⅱ. 結果の概要 1. 学校の状況 1 学級数 ( 図 1-1) Ⅰ(1) 学級数 1~5 クラス 6~10 クラス 11~15 クラス 16~0 クラス 1 クラス以上無回答 中学校

26 熊本市

Transcription:

1 ( 様式 3-2) 大分県英語教育改善プラン

実施内容 (1) 研修体制の概要 大分県の小 中 高等学校の英語教育の充実を図るために, 体系的な研修体制を構築する ( 研究組織の概要図 ) 県教育委員会 ( 企画運営 指導 ) 連携 外部専門機関 ( 実施 専門的指導助言 ) 集報を各校へ還元研修実施 ( 授業公開 研究 ) ( 授業公開 研修 研究 ) 指導助言 指導助言 市教委と連携 中学校協力校 高校協力校 中高等学校英語担当教員指導力向上研修 (5 日間 ) ( 外部専門機関, 英語教育推進リーダーの活用 ) 小学校英語教育推進研修 (3 日間 ) ( 英語教育推進リーダーの活用 ) 小中高合同研修 ( 英語授業改善推進研修 ) 小学校協力校 ( 研修 研究 ) 連携 地域の小中高合同研修の実施 中研修 授業公開等の情英語担当教員県教育委員会 ( 企画会議 ) 義務教育課 高校教育課 教育センター 中学校 小学校の指導については 市教育委員会と連携 研修協力校 ( 推進委員会 ) 校長 教頭 教務主任 英語科主任 英語担当教員 2 (2) 英語教育の状況を踏まえた目標管理 本県英語教育の状況 ( 全体 ) 英語の勉強が好き 英語の授業がわかる と答えた生徒の割合 好き 59.1% わかる 65.6% (H29 県学力調査 ) 中学校 高等学校の英語担当教員の英語力 国の目標値に達していない (H29 英語教育実施状況調査 ) 本県中学校教員 37.3% 国の目標値 50% 本県高校教員 69.8% 国の目標値 75% 本県英語教育の状況 ( 具体 ) 高校 (H29 英語教育実施状況調査 ) 1 求められる英語力を有する教師の割合 (%)69.8% 2 求められる英語力を有する生徒の割合 (%)43.7% 3 学習到達目標の整備状況設定 (%)100 % 公表 (%)39.8% 達成状況の把握 (%)43.4% 4 生徒の授業における英語による言語活動時間の割合 (%)70.4% 数値は コミュニケーション英語 Ⅰ におけるもの 5 パフォーマンステスト実施状況 ( スピーキング ) コミュ Ⅰ 1.54 回 コミュ Ⅱ 1.80 回 コミュ Ⅲ 1.53 回 英表 Ⅰ 0.91 回 英表 Ⅱ 1.04 回パフォーマンステスト実施状況 ( ライティング ) コミュ Ⅰ 0.35 回 コミュ Ⅱ 0.48 回 コミュ Ⅲ 0.73 回 英表 Ⅰ 1.04 回 英表 Ⅱ 3.07 回

3 6 英語担当教員の授業における英語使用状況 (%)60.9% 数値は コミュニケーション英語 Ⅰ におけるもの 中学校 (H29 英語教育実施状況調査 ) 1 求められる英語力を有する教師の割合 (%)37.3% 2 求められる英語力を有する生徒の割合 (%)43.1% 3 学習到達目標の整備状況設定 (%)91.1% 公表 (%)12.3% 達成状況の把握 (%)57.0% 4 生徒の授業における英語による言語活動時間の割合 (%)81.8% 5 パフォーマンステスト実施状況 ( スピーキング ) 2.10 回パフォーマンステスト実施状況 ( ライティング ) 1.30 回 6 英語担当教員の授業における英語使用状況 (%)75.8% 課題 求められる英語力を有する中学校 高等学校の英語担当教員の割合は これまでの研修を通して 着実に向上しているが 国の目標値を達成するために 取組を強化する必要がある ( グローバル化に対応できる人材を育成するため 英語担当教員の指導力向上が引き続き重点課題である ) 求められる英語力を有する生徒の割合は 上昇傾向にあるが 一層生徒の英語力を高める必要がある 学習到達目標については 設定している学校は着実に増加した 今後は各学校が達成状況の把握や公表まで行えるように 実用的 実践的な学習到達目標になるような改善を促していく必要がある 学習指導要領の趣旨に沿った授業を工夫 改善する必要がある また 生徒の活動を適切に評価できる仕組みを各学校で構築する必要がある ( 生徒の言語活動の充実 パフォーマンステストの実施 教員の英語使用状況の改善が必要 ) 目標管理 ( 全体 ) 本県では平成 26 年 10 月に 大分県グローバル人材育成推進プラン を策定し その中で小中高を通じた児童生徒の英語力や教員の英語指導力向上のため 平成 27 年度には 有識者や教員からなる 英語教育改善推進委員会 を立ち上げ 本県における児童生徒の英語力の現状と課題を分析し 教員の英語力向上のための方策や 大分県発英語授業モデル の開発等についても検討を行ってきた 平成 28 年 3 月には 大分県英語教育改善推進プラン を策定し 以降は このプランに基づき 大分県の英語教育改善の取組を着実に進めるとともに, その継続的な充実を図ってきた 昨年度までの取組で 成果は見られたものの国の達成目標を下回っている項目 特に 生徒の英語力 教員の英語力 については 最重点課題と捉え 今回申請する本事業を活用して最大限の効果を生み出すべく 昨年度以上の目標管理を進めていく また 昨年度から実施している 小中高の連携した研修の充実を一層充実させることで 大分県英語教育改善推進プラン で掲げた 3 つの目標の達成を図りたい CAN-DO リストを活用した指導 評価の改善を中高ともに積極的に行うとともに 予定している小中高合同研修の機会を捉え 優れた取組について その成果を県内に普及させる また 生徒の到達度を見るため そして指導と評価の一体化を図るため 効果的な パフォーマンステスト の在り方について 指導主事による学校訪問の際に助言を行う さらに 指導教諭を活用し 近隣の英語教員を招いての授業研究会を実施し その際に パフォーマンステスト の実施例を報告してもらう

4 大分県英語教育改善推進プラン (H27) 英語を使って 自分を語り ふるさとを語る 大分っ子の育成 を取組方針にした プランの実行による 目標の達成を目指す Ⅰ 小 中 高等学校の各学校段階での学習到達目標を明確にする Ⅱ 教員の英語力 指導力の向上を図る Ⅲ 目標を達成するために, 検証 改善のサイクルを確立する 目標値 ( 具体 )H30 目標 高校 1 求められる英語力を有する教師の割合 (%) 75% 2 求められる英語力を有する生徒の割合 (%) 50% 3 学習到達目標の整備状況設定 (%)100% 公表 (%) 65% 達成状況の把握 (%) 70% 4 生徒の授業における英語による言語活動時間の割合 (%)72% 5 パフォーマンステスト実施状況 ( スピーキング ) コミュ Ⅰ 2.0 回 コミュ Ⅱ 2.0 回 コミュ Ⅲ 2.0 回 英表 Ⅰ 2.0 回 英表 Ⅱ 2.0 回パフォーマンステスト実施状況 ( ライティング ) コミュ Ⅰ 2.0 回 コミュ Ⅱ 2.0 回 コミュ Ⅲ 2.0 回 英表 Ⅰ 2.0 回 英表 Ⅱ 3.5 回 6 英語担当教員の授業における英語使用状況 (%) 70% 中学校 1 求められる英語力を有する教師の割合 (%) 38% 2 求められる英語力を有する生徒の割合 (%) 44% 3 学習到達目標の整備状況設定 (%) 95% 公表 (%) 15% 達成状況の把握 (%) 60% 4 生徒の授業における英語による言語活動時間の割合 (%)80% 5 パフォーマンステスト実施状況 ( スピーキング ) 3.0 回パフォーマンステスト実施状況 ( ライティング ) 1.5 回 6 英語担当教員の授業における英語使用状況 (%) 80.0%

5 (3) 研修の体系と内容の具体 計画的な研修の実施 1. 研修 : 1 英語担当教員指導力向上研修 ( 中 高 ) 2 小学校英語教育推進研修 3 英語授業改善研修 2. 目的 : 英語担当教員の指導力 英語力を向上させ 授業を改善 充実することで 生徒の英語力の向上を図る 3. 内容 : 県教育センター 義務教育課 高校教育課が連携し 立案 実施 1 英語担当教員指導力向上研修 ( 中 高 ) 中学校 50 人 高校 50 人対象 年間 5 日間 (6 月 ~11 月 ) 実施 外部専門機関 ( 国内大学 県内大学 ) と連携した全体研修 ( 午前 ) 英語教育推進リーダーを研修講師等として活用した分科会型研修 ( 午後 ) 2 小学校英語教育推進研修 小学校 50 人 年間 3 日間の集中研修を実施 3 英語授業改善研修 小中高の教員対象 (150 人 ) の合同研修として実施 4. 各研修の具体 1 英語担当教員指導力向上研修 ( 中 高 ) 午前 : 全体研修 第 1 回研修 : 英語教育を取り巻く状況について俯瞰 授業改善指導 ( 元調査官等の大学教授による講演 ) 第 2~4 回研修 : 英語力の向上 外部検定試験の取組に資する研修 英語指導 英語力に関する講義 演習等 ( 第 2 回 : 中高の連携等に精通した大学教授による 段階的な言語活動をめざす講義第 3 回 : 地元大学 (APU) 准教授兼 TOEFL のトレーナーによる 教員の英語力向上をめざす演習第 4 回 : 広島大学教授による 現場の授業実践例を用いての講義 ) 第 5 回研修 : 外部検定試験受験 (TOEIC) 招聘講師には 本県の英語教育の取組について事前説明を行い 効果的な指導を いただく 午後 : 中高別研修 英語教育推進リーダーを活用した中央研修の還流研修を実施 2 小学校英語教育推進研修 小学校担当教員に対し 英語教育推進リーダーを活用した研修を実施 3 英語授業改善研修 小中高の担当教員に対し 県の英語教育推進計画等の説明 外部講師による講演 小中高の情報交換会を実施することで 小中高一貫した英語教育を推進 小規模校や英語教員の配置が少ない学校においては 相互の授業観察や情報交換が十分に出来ていない実態を踏まえ 教員間のネットワークの構築を図る 平成 30 年度は 英語による授業の進め方 指導と評価の一体化 について協議を深める 杵築地域の研修協力校 ( 小中高 ) における取組 実践事例の発表を行うことで 県内への情報提供を行う

5. 英語教員の英語力への対応 : 求められる英語力を有する担当教員の割合の改善を図るため 上記 1 の研修修了者に対し 外部検定試験を実施するとともに 個別の受験を促すことで 国の目標値の達成を目指す 6 6. 研修の評価方法 :( 主に 1 の研修者に対して ) アンケートによる授業改善状況の確認 ( 毎回 ) 研修終了後に報告書の提出を求め 研修で学び取ったことが授業において効果的に実践されているか否かを確認する 学校訪問時 研究授業における取組 状況確認 ( 指導主事 ) 研修協力校における授業改善の状況確認 ( 指導主事 大学教授等 ) 英語教育実施状況調査における変容確認 研修内容の改善を図りながら 継続的な研修を実施する 7. 研修計画 : 平成 30 年度まで高等学校全対象者に実施 ( 平成 31 年度は未受講者対象に実施予定 ) 平成 31 年度まで中学校全対象者に実施 平成 31 年度までに 小学校対象者 (230 名 ) に実施 8. 教育委員会による支援 : 学校訪問や授業参観による研修参加者の授業改善の把握 授業改善による生徒の変容状況を把握 県ホームページ等を利用した優れた実践につての情報提供 中央研修 DVD 教材の有効活用 9. 外部専門機関及び研修協力校との関わり : 教育委員会は外部専門機関 ( 大学教授等 ) と連携し 本県英語教育の現状について情報提供を行うとともに 課題の共有を行う それを基に事前の打合せ等を入念に行い 真に本県の英語教育の改善に資する研修が実施できるよう工夫する これまで 杵築市内の小学校と APU( 立命館アジア太平洋大学 ) とは連携をしてきたが 今年はより継続的な研修を企画する 研修協力校 ( 高校 ) には 組織的な授業改善を指導するとともに 地元大学等からの講師による研修の機会を設定し 専門的な見地から指導助言を受けることで 授業改善を図る ( 外部講師を招聘しての研修会 2 回 指導主事による学校訪問等 3 回以上実施 小中高と連携した研修会を実施 ) 研修協力校 ( 中学校 小学校 ) では 組織的な授業改善を指導するとともに 公開授業等を通して授業改善を図る ( 小中高での研修会 1 回 指導主事による学校訪問等 3 回以上実施 ) (4) 年間事業計画 月都道府県等の取組外部専門機関等 4 月 ( 高校 ) 校長会議等での事業説明〇 ( 中学校 小学校 ) 市町村教育委員会に対して事業説明 5 月 ( 高校 ) 学力向上推進会議での事業説明

6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 第 1 回英語担当教員指導力向上研修 ( 午前 : 講義及び研修 午後 : 英語教育推進リーダーを活用した研修 ) 第 1 回大分県小学校英語教育推進研修 ( 小学校 中学校 高校 ) 協力校訪問指導第 2 回英語担当教員指導力向上研修 ( 午前 : 講義及び研修 午後 : 英語教育推進リーダーを活用した研修 ) ( 高校 ) 協力校訪問指導〇 ( 小学校 中学校 ) 協力校訪問指導 ( 高校 ) 中 高合同公開授業第 3 回英語担当教員指導力向上研修 ( 午前 : 講義 午後 : 英語教育推進リーダーを活用した研修 ) 第 2 回大分県小学校英語教育推進研修大分県英語教育改善推進研修 ( 小中高合同研修 ) 第 3 回大分県小学校英語教育推進研修第 4 回英語担当教員指導力向上研修 ( 午前 : 講義及び研修 午後 : 英語教育推進リーダーを活用した研修 ) 〇 ( 小学校 中学校 ) 協力校訪問指導 ( 公開授業 ) 第 5 回英語担当教員指導力向上研修 ( 午前 : 英語教育推進リーダーを活用した研修 午後 : 外部検定試験実施 ) ( 高校 ) 協力校訪問指導〇 ( 小中高 ) 協力校小中高合同研修 大学教授 大学教授 外部検定試験実施機関 外部検定試験実施機関等 大学教授等 外部検定試験実施機関及び大学教授等 外部検定試験実施 (TOEIC 受験 ) 7 2 月 ( 高校 ) 協力校授業研究会 ( 外部専門機関による研修会 ) 大学教授等 3 月 研修に係る報告書提出 その他の取組 ( 高校 ) 英語教育研究会等において 本研修の趣旨と達成目標について周知 ( 高校 ) 研修参加者への情報提供やメール送信等によるフォローアップ実施 ( 中学校 ) 指導力向上協議会において 本研修の趣旨と達成目標について周知

( 様式 10) 目標管理書 都道府県等教育委員会名 表中 斜線部は記入不要 計画段階では目標値のみ記入 2017 2018 2019 2020 2021 2022 校種 指標内容 現状 目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値 1 求められる英語力を有する英語担当教員の割合 (%) 69.8 75 75 75 75 75 2 求められる英語力を有する生徒の割合 (%) 43.7 50 50 50 50 50 3 学習到達目標の整備状況設定 (%) 100 100 100 100 100 100 公表 (%) 39.8 65 70 80 90 100 達成状況の把握 (%) 43.4 70 75 80 90 100 4 生徒の授業における英語による言語活動時間の割合 (%) 70.4 72 75 77 80 85 高等学校 5 パフォーマンステストの実施状況 コミュニケーション英語 Ⅰ 1.54 2 2.3 2.5 2.7 3 スピーキングテスト ( 回 ) コミュニケーション英語 Ⅱ 1.8 2 2.3 2.5 2.7 3 コミュニケーション英語 Ⅲ 1.53 2 2.3 2.5 2.7 3 英語表現 Ⅰ 0.91 2 2.3 2.5 2.7 3 英語表現 Ⅱ 1.04 2 2.3 2.5 2.7 3 ライティングテスト ( 回 ) コミュニケーション英語 Ⅰ 0.35 2 2.3 2.5 2.7 3 コミュニケーション英語 Ⅱ 0.48 2 2.3 2.5 2.7 3 コミュニケーション英語 Ⅲ 0.73 2 2.3 2.5 2.7 3 英語表現 Ⅰ 1.04 2 2.3 2.5 2.7 3 英語表現 Ⅱ 3.07 3.5 4 4.3 4.7 5 6 英語担当教員の授業における英語使用状況 (%) 60.9 70 73 75 78 80 8 英語担当教員に対する研修実施回数 35 30 30 30 30 30 研修受講者数 480 450 450 450 450 450 2017 2018 2019 2020 2021 2022 校種 指標内容 現状 目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値 1 求められる英語力を有する英語担当教員の割合 (%) 37.3 38.0 39.0 40.0 41.0 42.0 2 求められる英語力を有する生徒の割合 (%) 43.1 44.0 45.0 46.0 47.0 48.0 3 学習到達目標の整備状況設定 (%) 91.1 95.0 100.0 100.0 100.0 100.0 中学校 公表 (%) 12.3 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 達成状況の把握 (%) 57.0 60.0 65.0 70.0 75.0 80.0 4 生徒の授業における英語による言語活動時間の割合 (%) 81.8 85.0 86.0 87.0 88.0 89.0 5 パフォーマンステストの実施状況スピーキングテスト ( 回 ) 2.1 3.0 3.2 3.4 3.6 3.8 ライティングテスト ( 回 ) 1.3 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 6 英語担当教員の授業における英語使用状況 (%) 75.8 80.0 85.0 90.0 100.0 100.0 8 英語担当教員に対する研修実施回数 10 10 10 10 10 10 研修受講者数 400 400 400 400 400 400 2017 2018 2019 2020 2021 2022 校種 指標内容 現状目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値 1 学習到達目標の整備状況設定 (%) 10.0 20.0 30.0 小 公表 (%) 5.0 10.0 15.0 学 達成状況の把握 (%) 10.0 20.0 30.0 校 2 小学校教員に対する研修実施回数 5 5 5 5 5 5 3 研修受講者数 300 300 300 300 300 300 2017 2018 2019 2020 2021 2022 独自 指標内容現状目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値目標値達成値