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市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

八街市教育振興基本計画(平成26年~平成35年)

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

中井町緑の基本計画(概要版)

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

平成 26 年度 ~ 平成 33 年度 みんなでつくる! 笑顔あふれるまち 北海道中札内村

子どもから大人まで県民だれもが生涯にわたって主体的にスポーツに親しめる環境 (= スポーツ振興基盤 ) を整えていくことが重要

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

北見市総合計画.indd

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

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1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

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計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

基本施策情報活用能力の育成を図ります 幼児教育の推進 にあたっては 幼児期が生涯の人格形成の基礎を培う大切な時期であるとの認識のもと 子どもたちの心身の発達に資する質の高い幼児教育を推進します 2 人との絆や自然との関わりの中で伸びゆく豊かな心の育成 子どもたちが生命を大切にする心や思いやりの心 感

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はじめに

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長野県みらい基金からのお知らせ 2

第 4 章基本的な考え方 1. 計画推進の基本的な視点 本計画は 以下に示す基本的な視点をふまえて 各施策 事業の展開を図っていきます 協働とパートナーシップにもとづく活動の充実地域福祉の主役は その地域に暮らす市民です 地域福祉の取り組みを進めていくためには 市民 事業者 行政がお互いに理解し 尊

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる


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住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに

政策ハンドブック Zao policy design note 蔵王町

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

第2節 茨木市の現況

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

平成 30 年度 提言書 テーマ 福祉 環境のまち部会新見市版ボランティアポイント制度の導入 ともに支え合うあたたかいまちづくり ~ポイント制で地域活性化 ~ 1. はじめに国立社会保障 人口問題研究所の推計によれば 日本全体で人口が減少していく時代が到来したことを示しており この傾向は本市も例外で

2

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

第3節 重点的な取り組み

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周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

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市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

第 5 次新地町総合計画 後期基本計画 概要版 信頼の輪が広がる暮らしきらめくしんち 平成 28 年 3 月 新地町

トヨタの森づくり 地域・社会の基盤である森づくりに取り組む

(2) 富士北麓都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 平成 23 年 3 月 ) 山梨県では 既に人口減少 超高齢社会が到来しており 都市経営コストの最適化 自動車を自由に使えない高齢者等の移動手段の確保 公共公益施設や大規模集客施設の適正立地 地球環境問題への対応など様々な課題が都市

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

計画書

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ANNUAL REPORT

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

第4次日田市行政改革に向けての方針

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

茨木市総合計画基本計画 重点プラン修正案 ( 平成 26 年 9 月 16 日 )

07 SDGsとCSV演習

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

1 広島市障害者計画の策定について

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Microsoft Word - 東京文化資源区構想最終報告書 docx

目標人口 平成 9(07) 年度の将来目標人口 1 万 9000 人を目指します 国立社会保障 人口問題研究所の推計を基にした試算によると 有田町の総人口は010 年の0,99 人から07 年には18,000 人 060 年には1,000 人程度となると予想されています 今後 出産や子育てへの支援に


01 報道資料1

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

地域子育て支援拠点事業について

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相模原市住宅基本計画 概要版

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「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

スライド 1

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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

区(支部)社協会費関係相談記録

組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける


アンケート報告書

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=平成22年度調査結果の概要===============

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

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基本方針 2-1 観光資源の有効活用〇歴史 スポーツ 自然など 恵まれた観光資源を活用し 世界に向けた積極的な情報発信や意見交換の場の整備を行います 〇文化 芸術資源のデジタルアーカイブ 33 化により 資源の保護を進め インターネット上での有効活用も行います 2-2 活力ある産業〇ホームページ等の

問 アンケートに回答される方について はじめに ご回答いただく方についておたずねします 次の各項目について それぞれあてはまるものを つずつ選んで 番号に 印をつけてください ( あて名の方以外が回答される場合は 回答される方にあてはまるものをお選びください ) 性 別 年 齢 職 業 現在の居住地

地域福祉とは 住民による自主的な活動や行政などの公的サービスを活用しながら 個人が人としての尊厳を持って家庭や地域の中で その人らしい自立した生活を送れるように支える ものです 計画の内容は 少子高齢化が急速に進む中で 核家族化が進行し地域意識は希薄化し 家庭や地域で 支え合う力が弱まりつつあります

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

OB140418大森法人ニュースVol 月_PDF納品用

スライド 1

Transcription:

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第 5 次白鷹町総合計画 第 1 部序論 第 2 部基本構想 2 基本構想 basicdesign 第 1 章 まちづくりの理念 第 5 次総合計画を進めていくための理念を 共創のまちづくり とし 次の3つの視点で展開していきます 1 住んでいる人が愛せるまちづくり みんなが仕事やくらし そして地域の中で 充実感と幸福感を持ち 愛せるまちをつくっていきます 2 安心で安全なまちづくり だれもが 豊かな自然と共生し 安定した生活基盤の上に 安心で安全なくらしができるまちづくりを進めていきます 3 改革と自立のまちづくり 自立したまちづくりを基本に改革を進め みんなで考え みんなで決める 真の地域主権をめざしていきます 20 基本構想

第 2 章 将来像 基本認識やまちづくりの理念を踏まえ まちの将来像を以下のとおり定めます 白鷹町に 住んで良かった ずっと住み続けたい という郷土を愛する心を持ち続けられるよう 活力に満ち みんなが健康で 笑顔でくらせるまちをめざします そして 人と人のつながりを大事にし 心が通い合い 住んでみたい といってもらえるような美しく自慢できるまちを次代に引き継いでいきます 第 3 章 まちづくりの目標と施策の大綱 まちづくりの理念と将来像に基づき 白鷹町町民憲章の理念をまちづくりの目標と定め 施策を展開していきます 人口減少 価値観の多様化 個人や個性を重視する社会は 人間関係に変化をもたらし 家庭や地域のきずな 相手を思いやる心といった 生きていく上で大事な部分が壊れかけているように感じます 住民一人ひとりが地域の中で笑顔かがやき続けるには 家族や地域とのきずなを大切に人や地域が支え合う 人と人との心かようまちづくりが大切です そのため これらの思いを込めて制定された 白鷹町町民憲章 の精神をまちづくりの目標としていきます 笑顔かがやき心かよう美しいまち 21

第 5 次白鷹町総合計画 第 1 部序論 第 2 部基本構想 2 基本構想 basicdesign 1 豊かな自然を生かし魅力ある美しい町をつくります 白鷹の山々 川 そして田園風景はすばらしい景観をつくりだし 私たちのかけがえのない宝となっています その豊かな自然や美しい景観を次代へ継承することは私たちの責任であります また 森林や農地は 国土保全や水源涵養など様々な役割を担っています そのために 森林や耕作放棄地等の有効活用により土地を守り 環境に配慮したまちづくりを推進します 畜産が盛んな本町にとって 家畜排せつ物は 貴重なバイオマス資源 6 としてとらえ 堆肥としての有効活用を促進していきます しかし 家畜排せつ物は 悪臭の発生や水質汚濁といった地域環境に与える影響も大きいことから これらの適正管理の徹底により臭気対策 水質保全対策も推進していく必要があります また 低炭素社会の実現をめざし ごみ減量やリサイクル 新エネルギーの活用や省エネルギー化といった自然環境に負荷の少ない生活を心がけ 限りある資源の有効活用を図る循環型社会の構築をめざします 美しいまちをつくるためには 各家庭や集落単位での植栽活動や清掃活動など身近な環境づくりを進めることも大切であり きれいなまちをつくっていくための意識の醸成を図ります 6 バイオマス資源 : 私たちの身近にある再生可能な生物由来の有機性資源で 化石資源を除いたものの総称 具体的には木くずや生ゴミ 稲わらやもみ殻 家畜の糞尿などがバイオマス 石炭も石油も元をたどれば生物からできているが 石炭や石油になるまでには途方もない年月がかかる資源なので バイオマスには含まれない 22 基本構想

2 仕事にはげみ活力ある産業の町をつくります既存企業を発展させ 働く場を確保して 生活の豊かさや地域の活力を高めていきます そのためには 技術力向上のための人材育成や受注拡大へ向けた取り組みを進めていきます 本町には 盆地の特性を生かした豊富な農産物や昔から伝わる伝統的な産業があり 食 と 農 を起点としてその良さを再認識し ブランド化していくことで 新たな産業を興すことも可能です そして 生産から加工 販売まで付加価値の高い もの づくり そして 人と人のつながりを生かした都市部での販売戦略 地域のものは地域でも消費するといった地産地消の推進により 地域経済の活性化を図り 町民の自信と誇りに結びつけていきます また 本町の持つ地域資源を掘り起こし その魅力を生かした観光振興を図っていきます さらに 各産業の分野を横断し 得意とする分野における知識や技術を連携させることで 新たな価値の創造をめざす産業の総合化と体制整備を進めるとともに 集落から商店が減少し続けている状況の中 地域に密着したビジネスモデル 7 の創造をめざします 7 地域に密着したビジネスモデル : 地域の課題を地域住民が主体的に ビジネスの手法を用いて解決する取り組みで 毎日の生活で困っていること 普段気づかない身の回りの地域資源が地域に密着したビジネスに取り組むきっかけとなる 笑顔かがやき心かよう美しいまち 23

第 5 次白鷹町総合計画 第 1 部序論 第 2 部基本構想 2基本構想 basicdesign 3 たがいに助け合い思いやりのある楽しい町をつくります 少子 高齢化が急速に進行する中 みんなが世代を超えて支え合いながら 住み慣れた地域で生涯にわたって元気で 生きがいと責任を持ってくらすことのできる環境づくりを進めます そのために 安心して子どもを産み育てることができるためにも 出産や育児に対する経済的 精神的な負担を軽減し 子どもを持つ親が働きやすい環境をつくるなど 総合的な子育ての施策を展開します そして 高齢者や障がい者を含め だれもが地域の中で安心して生活を送ることができるように 保健 医療 福祉の連携を図り 地域のきずなを大切にした お互いを思いやる みんなで支え合う社会づくりを進めます 24 基本構想

本町を構成する基本は集落であり その集落の文化 景観は長い時を経て今に伝えられ まちの発展につながってきました 引き続き 集落を維持していくために 人と人とのつながりを大事にした地域づくりの推進 空き家の活用や人的支援も含めた集落対策を展開します また 地域の特性を生かした地域主体の地域づくりの芽をさらに伸ばすための環境を整備していきます 合わせて イベントやまちづくり活動を通じた若い人たちの交流 出会いの場をつくります 笑顔かがやき心かよう美しいまち 25

第 5 次白鷹町総合計画 第 1 部序論 第 2 部基本構想 2基本構想 basicdesign 4 進んで学び健康につとめ文化の町をつくります 少子 高齢化が進む中 町民一人ひとりが健康で心豊かに充実した人生を送ることができるよう 生涯にわたって学習することができる社会の実現が求められています このことを踏まえ 白鷹町に生まれ育っていることに誇りと自信を持ち 郷土を愛する人づくりを進めていきます 学校教育では 知 徳 体が調和した いのち輝く子ども の育成に努めます そのために 保護者 地域住民や学校を支援する組織との連携を図りながら 家庭 地域に開かれた学校 安全 安心で信頼される 郷土の学校づくり を進めます あわせて 少子化が進む小中学校は 地域の方々と対話を通じ 今後のあり方について共に考えていきます また 県立荒砥高等学校が本町に果たす役割の大きさを踏まえ 引き続き 存続に向けた対策を講じていきます 社会教育では 地区公民館活動やスポーツ 芸術文化等の社会教育関係団体の活動を支援し 子どもたちが地域の人々とかかわる機会や体験活動の場を充実させ 子どもたちの社会力を育成するとともに 大人自身の社会力の向上や地域の教育力の向上をめざします そのために 生涯にわたって学習できる白鷹ならではの環境づくりに努めていきます また みんなが楽しみながら継続して 健康づくりに参加し 活動できる環境をつくっていきます 地域の発展には他との交流も重要であり 本町の情報を広く発信し 多様な交流を促進し 地域の魅力に共感してもらえる白鷹ファンづくりを進めます また 本町の自然や産業 地域に魅力を感じ UJI ターンを希望する人を受け入れるための 定住や就農に関する情報の収集と提供に取り組んでいきます 26 基本構想

5 きまりを守り信頼を深め住みよい町をつくります 自然と調和した生活環境の確保と地域の均衡ある発展に向けて 調和のとれた計画的かつ弾力的な土地利用を推進します そして 町民の安心で安全な生活 利便性の向上を図るために必要な道路や公共交通 情報など生活基盤の整備を推進し 住んで良かったといえるまちをめざします 特に 最上川を挟んだ東西のつながりを強化し 安心で住みよいまちづくりを進めるために さらには近隣市町 そして仙台圏域や新潟圏域との交流の拡大も視野に入れた荒砥橋の架け替え整備は 私たちの長年の願いであります 本町と米沢市を30 分で結ぶ規格の高い道路の実現をはじめとした広域交通ネットワークの整備と合わせて 関係市町 機関と連携し その実現を図るとともに 少子高齢化社会に対応した公共交通の確保をめざします また 住民生活に密着している町道や上下水道 情報通信基盤といった住環境の整備を進め 定住化を推進します 地震や水害 火災などいつ起こるかわからない災害に対し 町民の生命と財産を守るため 消防 防災設備の整備や危機管理体制の確立とともに 地区単位の住民が相互に助け合う自主防災活動の充実を図ります また 災害に強いまちづくりを進めるとともに 交通安全や防犯活動を通じて 安心で安全な社会の構築をめざします 笑顔かがやき心かよう美しいまち 27

第 5 次白鷹町総合計画 第 1 部序論 第 2 部基本構想 2基本構想 basicdesign 28 基本構想

第 4 章 基本構想の推進に向けて 1 情報の共有と町民主体のまちづくり町民と行政それぞれが対話を通して意識を高め合い 情報を共有しながら 信頼関係を構築し 効果的な施策の展開を図っていきます 特に まちづくりの大事な問題は みんなで意思決定するための仕組みづくりを進め 町民が主体となり まちづくりに参画しているという意識を醸成し そのエネルギーを町政運営に生かしていきます 2 新たな公共の形の創造と行財政改革の推進これからの行政サービスは 町民や地域 事業所 NPO といった多様な主体の参画のもと 雇用の場の拡大を図り 地域内での経済が循環する仕組みとして 新たな公共の形をつくっていきます また 行政運営は 財政の健全化の視点を踏まえた職員の適正な定員管理に取り組むなど行財政改革を進め 町民が主役のまちづくりに取り組める体制を構築してまいります 3 国 県 関係市町との連携政治や経済の動きがめまぐるしい時代 本町に影響がある政策 動きを的確につかむためのアンテナをしっかり張って情報収集に努め 様々な取り組みに生かしていきます また 広域交通ネットワークづくりや働く場の確保 企業誘致など 定住のために必要な生活機能を確保するため 近隣市町をはじめ関係機関との連携を強化していきます 笑顔かがやき心かよう美しいまち 29

第 5 次白鷹町総合計画 第 1 部序論 第 2 部基本構想 30 基本構想