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1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

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ワークス採用見通し調査

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2. 中途採用をしたことがあるか 中途採用をしたことがある企業は 全体の 95% で あった 調査対象を 右表の 7 つの業種グループに 分類してそれぞれの傾向を分析すると 建設業 運 輸業 サービス業ではすべての企業が中途採用をし たことがあると回答した その他の業種グループで も 9 割前後の企

平成10年7月8日

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関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

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結果概要 Ⅰ 働き方改革に係る各制度改正について 時間外労働の上限規制等について. 新たな時間外労働の上限規制が導入された場合の影響について 社 % 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者がいる 0. 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者はいない,0

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[2] ブラック だと思う条件 / 調査 調査 ブラック だと思う条件について とのの双方に尋ね 調査データの比較を行った 最も数値が高い項目は両者とも 残業代が支払われない で ともに 8 割近くが選択 ( 78.4% 78.5%) 続いて セクハラ パワハラがある も数値が高く の 7% の 6

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

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平成 23 年 11 月 17 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 23 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査

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2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

警備員指導教育責任者の選任の基準 ( 警備員規模別 ) 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 9 人以下 (n=65) 26.2% 9.2% 6.2% 6.2% 49.2% 3.1% 2.6% 10~29 人 (n=116) 30.2% 13.8% 5.2% 8.6

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- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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(2) 予定される行動計画導入方法 ( 問 21 で 2 策定に向けて検討中である と答えた方へ ) 付問 1 一般事業主行動計画は どのような方法で導入する予定ですか ( はいくつでも ) 次世代育成支援対策推進法に基づく 一般事業主行動計画 を策定に向け検討中の事業所で どのような方法で導入する

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主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

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1 取組の目的 ES( 従業員満足 ) なくしてCS( 顧客満足 ) なし との考えを経営の重要なテーマに掲げ 従業員のワーク ライフ バランスの推進に取り組んでいる また 合併後の従業員の一体感の醸成 モチベーションの向上を目的に労働時間やテレワークなど 働き方 有給休暇をはじめとした 休み方 の

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回答者のうち 68% がこの一年間にクラウドソーシングを利用したと回答しており クラウドソーシングがかなり普及していることがわかる ( 表 2) また 利用したと回答した人(34 人 ) のうち 59%(20 人 ) が前年に比べて発注件数を増やすとともに 利用したことのない人 (11 人 ) のう

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制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

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図表 2 新規事業創造推進の主導 自社の新規事業創造の推進について 最も当てはまるものを 1 つお選びください % 図表 3 (1) 全体 現場主導 25.3 推進していない 19.1 新規事業創造推進の主体 経営主導 55.6 あなたは 自社における新規事業創造は 本来 誰が中心となって担うべきだ

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年金の日 をご存じですか 国民一人ひとり ねんきんネット 等を活用しながら高齢期の生活設計に思いを巡らす日として 厚生労働省が 2014 年度から 11 月 30 日 ( いいみらい ) の日としたそうです 掲載内容に関してご不明点等があれば お気軽に当事務所までお問い合わせください

Transcription:

2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 10-12 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得義務化について ~ を実施しました 今回 その結果がまとまりましたので公表いたします 調査結果の要旨 滋賀県内企業動向調査特別アンケート ~ 働き方改革 : 年次有給休暇の取得義務化について ~ 年休の年 5 日以上取得者 100% の企業はわずか 7.8% 調査概要 調 査 名 : 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 10-12 月期 ) [ 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得義務化について~] 調査時期 :2018 年 11 月 9 日 ~30 日 調査方法 : 郵送による配布 回収 調査対象先: 滋賀県内に本社を置く企業および県外からの進出企業 916 社 回 答 数 :248 社 ( 有効回答率 2%) 働き方改革関連法 のうち 今年 4 月よりすべての企業に適用される 年次有給休暇の取得義務化 についてたずねた 1. 年休の年 5 日以上取得者が 100% の企業はわずか 7.8% 2017 年度における 年次有給休暇が年 10 日以上付与される従業員のうち 5 日以上取得 した人の割合は 全体では [ 未満 ] が 24.7% [80% 以上 ] が 23.9% で ほぼ拮抗した 100% 取得できた企業は 7.8% にとどまった 業種別では製造業が 従業員数別では 10 人以下を除くと企業規模が大きいほど取得率が高い企業の割合が多い傾向にある 2. 義務化により 製造業 時間外労働増える 非製造業 モチベーションが上がる 年休の取得義務化による経営への効果や影響は 全体では 従業員のモチベーションが上がる と 時間外労働が増える ( 残業や休日出勤など ) ( ともに 3%) が最も高く 次いで 人件費が増加する (34.3%) ワークライフバランスの推進ができる (31.9%) でいずれも 3 割を超えた 期待と懸念が入り混じる結果となった 業種別では 製造業は 時間外労働が増える (41.7%) 人件費が増加する (33.0%) など悪影響への懸念が強く 非製造業は 従業員のモチベーションが上がる (45.9%) ワークライフバランスの推進ができる (35.3%) など効果を期待する傾向にある 3.5 割超が 時間単位 半日単位での休暇制度 を導入済み 今後は更なる意識改革や生産性向上 人員増などで年休取得を推進 年休取得推進のために自社で [ 現状取り組んでいること ] は 全体では 時間単位 半日単位での休暇制度 (57.0%) が最も高く 半数超の企業が導入している 次いで 高齢者雇用の促進 (31.8%) 休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成 (28.7%) となった 一方 いずれも行っていない が全体では 1 割弱 (8.1%) を占め 業種別では非製造業 (%) が 従業員数別では 10 人以下 (23.5%) が高い [ 今後 新たに 取り組むこと ] は 全体では 管理職の意識改革 と 業務配分 人員配置の見直し ( ともに 30.5%) が最も高く 次いで 業務の機械化 IT 化による業務量削減 (29.4%) となった 製造業は全体と同項目が上位 3 位を占め 3 割を超えた 非製造業は 人員を増やす (32.6%) が最も高くなった 以上 1 / 7

2018 年 6 月に成立した 働き方改革関連法 が本年 4 月から順次施行される 本調査では 関連法の中でも 4 月からすべての企業に適用される 年次有給休暇の取得義務化 についてたずねた 本原稿中では 年次有給休暇 = 年休 年次有給休暇の取得義務化 すべての企業において 年 10 日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し 年次有給休暇の日数のうち年 5 日については 使用者が時季を指定して取得させなければならない ( 罰則規定あり ) 1. 年休の年 5 日以上取得者が 100% の企業はわずか 7.8% 年次有給休暇が年 10 日以上付与される従業員のうち 5 日以上取得 した人の割合について 2017 年度の実績をたずねた 10% 刻みで得た回答とは別に 取得率が低い =[ 未満 ] と取得率が高い =[80% 以上 ] が占める割合でも比較した 全体では 10% 未満 (15.2%) が最も多く 次いで 40%~50% 未満 (12.8%) となった [ 未満 ] は 24.7% [80% 以上 ] は 23.9% で ほぼ拮抗した 100% 取得できた企業は 7.8% にとどまった 業種別では 製造業は 40%~50% 未満 と 90%~100% 未満 ( ともに 13.4%) が最も多く 次いで 100% (12.5%) となった 非製造業は 10% 未満 (21.4%) が最も多く 次いで 10%~ 未満 (13.7%) となった [ 未満 ] は製造業が 12.5% に対し 非製造業は 35.1% 逆に [80% 以上 ] は製造業が 36.6% に対し 非製造業は 13.0% と 製造業のほうが取得率の高い企業の割合が多い結果となった 従業員数別では [ 未満 ] の割合は企業規模が小さいほど多い 10 人以下では 4 割 (43.2%) を占め 特に 10% 未満 は 3 割 (32.4%) と他の区分と比べても突出して多い 一方で [80% 以上 ] の割合も 3 割弱 (27.0%) を占め 10 人以下では取得者割合が低い企業と高い企業に 2 極化しているようだ [80% 以上 ] の割合は 10 人以下を除くと企業規模が大きいほど多く では 4 割 (42.8%) を占めた 図表 1 年次有給休暇を 5 日以上取得した従業員の割合 ( 業種別 従業員数別 ) 10% 未満 10%~ 未満 全体 (n=243) 15.2 ~ 30% 未満 9.5 30%~ 40% 未満 5.4 40%~ 50% 未満 7.0 12.8 50%~ 60% 未満 60%~ 70% 未満 8.2 8.6 70%~ 80% 未満 9.5 80%~ 90% 未満 7.0 90%~ 100% 未満 0% 10% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 9.1 7.8 100% 未満 80% 以上 24.7 23.9 製造業 (n=112) 8.0 4.5 4.5 5.4 13.4 10.7 9.8 10.7 13.4 12.5 12.5 36.6 非製造業 (n=131) 21.4 13.7 6.1 8.4 12.2 9.2 6.9 9.2 3.8 5.3 3.8 35.1 13.0 10 人以下 (n=37) 32.4 10.8 10.8 2.7 2.7 8.1 5.4 未満 80% 以上 43.2 27.0 11~50 人以下 (n=107) 14.0 12.1 15.0 8.4 10.3 5.6 4.7 26.1 17.8 51~100 人以下 (n=38) 13.2 5.3 7.9 2.6 10.5 13.2 15.8 10.5 13.2 5.3 2.6 18.5 2 101~300 人以下 (n=30) 1 6.7 3.3 13.3 1 6.7 1 13.3 3.3 23.3 16.7 26.6 (n=14) 14.3 21.4 14.3 14.2 42.8 2 / 7

2. 義務化により 製造業 時間外労働増える 非製造業 モチベーションが上がる 年次有給休暇の取得義務化により 自社の経営にどのような効果や影響があるかたずねた 全体では 従業員のモチベーションが上がる と 時間外労働が増える ( 残業や休日出勤など ) ( ともに 3%) が最も高く 次いで 人件費が増加する (34.3%) ワークライフバランスの推進ができる (31.9%) でいずれも 3 割を超えた 期待と懸念が入り混じる結果となった 業種別では 製造業は 時間外労働が増える (41.7%) が 4 割を占めて最も高く 非製造業より 7.9 ポイント高い 次いで 人件費が増加する (33.0%) となり 悪影響への懸念が強い傾向にある 非製造業は 従業員のモチベーションが上がる (45.9%) が 4 割超と最も高く 製造業より 18.1 ポイント高い 次いで ワークライフバランスの推進ができる と 人件費が増加する ( ともに 35.3%) となり 懸念もあるものの取得義務化の効果を期待する傾向にある 5 日以上取得できているので影響はない は製造業が 2 割 (2%) と 非製造業 (%) より高くなった 図表 2 年次有給休暇の取得義務化 による効果 影響 複数回答 ( 業種別 ) 50% 45% 45.9 41.7 全体 (n=248) 製造業 (n=115) 非製造業 (n=133) 40% 35% 3 3 33.8 35.3 35.3 34.3 33.0 31.9 30% 27.8 27.8 25% 2 16.5 15% 10% 5% 10.9 7.8 10.5 8.5 6.1 5.2 3.6 2.3 0% 従業員のモチヘ ーションが上がる 時間外労働が増える ( 残業や休日出勤など ) 人件費が増加する ワークライフハ ランスの推進ができる 5 日以上取得できているので影響はない 受注 販売機会が減少する 生産性が上がる 3 / 7

従業員数別では ワークライフバランスの推進ができる の回答で企業規模により差が出た 101~300 人以下は 56.3% と突出して高く 51~100 人以下 (40.9%) (35.7%) も全体平均を超えたが 10 人以下 (%) は平均より 18.4 ポイントも低く 11~50 人以下も下回った 人件費が増加する は (42.9%) が 4 割を超えて最も高くなった 5 日以上取得できているので影響はない は が 3 割弱 (28.6%) と突出して高い 図表 3 年次有給休暇の取得義務化 による効果 影響 複数回答 ( 従業員数別 ) 60% 50% 56.3 全体 (n=248) 51~100 人以下 (n=44) 10 人以下 (n=37) 101~300 人以下 (n=32) 11~50 人以下 (n=104) (n=14) 40% 30% 43.8 42.3 42.9 39.4 35.7 3 3 34.4 35.6 35.7 35.1 34.1 34.1 34.3 34.4 32.4 32.4 29.5 40.9 31.9 26.0 35.7 28.6 10% 0% 従業員のモチヘ ーションが上がる 時間外労働が増える ( 残業や休日出勤など ) 人件費が増加する ワークライフハ ランスの推進ができる 16.2 16.5 15.9 15.4 12.5 5 日以上取得できているので影響はない 14.4 14.3 10.9 11.4 9.4 8.5 9.4 5.8 4.5 受注 販売機会が減少する 生産性が上がる 8.1 6.8 3.6 3.1 1.0 4 / 7

3.5 割超が 時間単位 半日単位での休暇制度 を導入済み 今後は更なる意識改革や 生産性向上 人員増などで年休取得を推進 年次有給休暇の取得を推進するために自社の制度や施策として [ 現状取り組んでいること ] と [ 今後 新たに 取り組むこと ] についてたずねた 現状取り組んでいること 全体では 時間単位 半日単位での休暇制度 ( 57.0%) が最も高く 半数超の企業が導入している 次いで 高齢者雇用の促進 (31.8%) 休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成 (28.7%) となった 一方で いずれも行っていない (8.1%) が 1 割弱を占めた ( 図表 4) 業種別では 製造業 非製造業とも 時間単位 半日単位での休暇制度 ( それぞれ 62.6% 51.7%) が最も高く 製造業は非製造業より 10.9 ポイント高くなった 次いで 製造業は 休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成 (31.8%) 高齢者雇用の促進 (28.0%) となり 非製造業は 高齢者雇用の促進 (35.3%) 休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成 (25.9%) と 順位は一部異なるが同じ項目が上位 3 位を占めた 差が開いたのは 年次有給休暇の計画的付与制度の活用 で 製造業 (22.4% 4 位 ) が非製造業 (6.9%) より 15.5 ポイント高くなった いずれも行っていない は非製造業 (%) が 1 割を超え 製造業 (4.7%) の倍以上となった ( 図表 4) 従業員数別では 全ての区分で 時間単位 半日単位での休暇制度 が最も高くなったものの 10 人以下 (26.5%) のみ全体平均 (56.7%) を大きく下回り 半分以下となった また 10 人以下は いずれも行っていない が 2 割 (23.5%) を占め 対応が追いついていない企業が突出して多い 休暇を取得しやすい雰囲気の醸成 と 管理職の意識改革 は企業規模が大きいほど割合が増加する傾向にある ( 図表 5) 今後 新たに 取り組むこと 全体では 管理職の意識改革 と 業務配分 人員配置の見直し ( ともに 30.5%) が最も高く 次いで 業務の機械化 IT 化による業務量削減 ( 29.4%) となった 今後も行わない (%) は [ 現状 ] から減少し ごくわずかであった ( 図表 4) 業種別では 製造業は全体と同じ項目が上位 3 位を占めた いずれも 3 割を超え 非製造業を上回った 非製造業は 人員を増やす (32.6%) が最も高く 製造業 (22.7%) を 9.9 ポイント上回った 次いで 管理職の意識改革 業務配分 人員配置の見直し 休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成 ( いずれも 28.1%) となった 製造業は 高齢者雇用の促進 が非製造業に比べて 13.7 ポイント 非製造業は 従業員のスキルアップ 能力アップ が製造業に比べて 1 ポイント高くなった ( 図表 4) 従業員数別でみると 回答割合の高い取り組みは企業規模でばらつきが出た 51 人以上では 管理職の意識改革 が最も高く 規模が大きいほど回答割合が高くなる傾向にある 特に の企業では 現状 今後 とも割合が高く 重要な取り組み課題と認識しているようだ ( 図表 6) ( 図表は次ページ以降に掲載 ) 5 / 7

図表 4 年次有給休暇の取得推進のための制度や施策 複数回答 ( 業種別 ) [ 現状取り組んでいること ]( 降順 ) [ 今後 新たに 取り組むこと ] 70% 60% 50% 57.0 62.6 51.7 40% 30% 10% 31.8 28.0 35.3 28.7 31.8 25.9 20.6 17.8 23.3 20.2 19.6 20.7 17.0 20.6 13.8 16.6 16.8 16.4 14.8 18.7 0% 0% 10% 30% 40% 50% 60% 70% 時間単位 半日単位での休暇制度高齢者雇用の促進高齢者雇用の促進休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成管理職の意識改革管理職の意識改革従業員のスキルアップ 能力アップ 業務の外部委託 業務の外部委託 外部労働力の活用外部労働力の活用人員を増やす人員を増やす業務配分 人員配置の見直し見直し 9.6 8.0 14.7 21.6 7.9 25.4 22.7 28.1 30.5 33.0 28.1 18.6 13.6 23.6 13.0 17.0 9.0 27.7 22.7 32.6 30.5 33.0 28.1 14.4 22.4 6.9 15.9 年次有給休暇取得率の年次有給休暇の計画的付与制度の活用目標設定用業務の機械化 IT 化による業務量削減 23.7 23.9 23.6 29.4 31.8 27.0 9.3 12.9 休暇取得促進の啓発 ( 社内研修実施など ( ) ) 13.0 14.8 10.3 12.1 業務のサポート体制の整備 22.0 23.9 20.2 全体 (n=223) 製造業 (n=107) 非製造業 (n=116) 9.9 10.3 9.5 8.1 4.7 5 日以上の連続休暇制度 5 ( 公休も含む ( ) ) いずれも行っていない ( 今後も行わない ( ) ) 9.0 6.8 全体 (n=177) 製造業 (n=88) 非製造業 (n=89) 5.8 6.5 5.2 年次有給休暇取得率の年次有給休暇の計画的付与制度の活用目標設定 22.0 26.1 18.0 0.4 0.9 0.6 [ 現状 ] と [ 今後 ] の比較 [ 現状 ] から [ 今後 ] への比較でみると 全体では 年次有給休暇取得率の目標設定 ( 現状 5.8% 今後 :22.0%) が 3.8 倍 業務の機械化 IT 化による業務量削減 ( % 29.4%)2.2 倍 業務配分 人員配置の見直し (14.8% 30.5%) が 2.1 倍 業務のサポート体制の整備 (% 22.0%) が 2.0 倍となった 現状の低い取り組み項目に 今後は取り組みの軸足が移っていくと思われる 6 / 7

全体順位 図表 5 年次有給休暇の取得推進のための制度や施策 複数回答 [ 現状取り組んでいること ]( 従業員数別 ) 単位 % 11~ 51~ 101~ 全体 10 人以下 50 人以下 100 人以下 300 人以下回答数 208 34 91 40 29 14 1 時間単位 半日単位での休暇制度 56.7 126.5 159.3 17 158.6 171.4 2 高齢者雇用の促進 32.2 8.8 237.4 242.5 331.0 28.6 3 休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成 27.9 126.5 322.0 33 237.9 242.9 4 管理職の意識改革 20.7 14.7 16.5 25.0 27.6 335.7 5 従業員のスキルアップ 能力アップ 20.2 323.5 18.7 15.0 24.1 28.6 6 業務の外部委託 外部労働力の活用 17.3 11.8 18.7 2 20.7 7 人員を増やす 16.8 17.6 16.5 1 24.1 21.4 8 業務配分 人員配置の見直し 14.9 11.8 14.3 1 20.7 28.6 9 年次有給休暇の計画的付与制度の活用 14.4 2.9 11.0 2 27.6 21.4 10 業務の機械化 IT 化による業務量削減 13.0 11.8 9.9 1 27.6 14.3 11 休暇取得促進の啓発 ( 社内研修実施など ) 11.5 2.9 7.7 12.5 27.6 21.4 業務のサポート体制の整備 11.5 8.8 11.0 12.5 17.2 13 5 日以上の連続休暇制度 ( 公休も含む ) 10.1 8.8 12.1 2.5 3.4 335.7 14 いずれも行っていない ( 今後も行わない ) 8.2 323.5 7.7 2.5 15 年次有給休暇取得率の目標設定 5.8 4.4 5.0 10.3 21.4 16 0.5 2.5 全体順位 図表 6 年次有給休暇の取得推進のための制度や施策 複数回答 [ 今後 新たに 取り組むこと ]( 従業員数別 ) 単位 % 11~ 51~ 101~ 全体 10 人以下 50 人以下 100 人以下 300 人以下回答数 167 18 75 37 28 9 1 管理職の意識改革 31.7 1 22.7 135.1 15 155.6 2 業務の機械化 IT 化による業務量削減 3 138.9 329.3 232.4 25.0 244.4 業務配分 人員配置の見直し 3 1 134.7 232.4 25.0 155.6 4 人員を増やす 28.1 322.2 233.3 27.0 14.3 244.4 5 休暇を取得しやすい職場の雰囲気の醸成 25.1 5.6 22.7 24.3 242.9 33.3 6 年次有給休暇取得率の目標設定 24.6 16.7 24.0 18.9 335.7 33.3 7 業務のサポート体制の整備 22.2 322.2 2 232.4 21.4 8 年次有給休暇の計画的付与制度の活用 21.6 16.7 14.7 29.7 335.7 1 9 従業員のスキルアップ 能力アップ 18.6 227.8 25.3 10 高齢者雇用の促進 14.4 1 17.3 10.8 17.9 11 13 休暇取得促進の啓発 ( 社内研修実施など ) 13.2 1 9.3 16.2 10.7 244.4 業務の外部委託 外部労働力の活用 13.2 322.2 13.3 5.4 10.7 33.3 時間単位 半日単位での休暇制度 9.0 5.6 9.3 10.8 10.7 5 日以上の連続休暇制度 ( 公休も含む ) 9.0 5.6 10.7 2.7 17.9 15 いずれも行っていない ( 今後も行わない ) 1.2 5.6 1.3 16 0.6 3.6 まとめ 本調査を実施した 2018 年 10 月時点で 4 月から適用される年次有給休暇の取得義務化の要件を満たしている企業は 全体の 7.8% にとどまった 76.1% の企業が取得率 80% 未満で 未満も 2 割超ある 特に 未満が 4 割を超える従業員 10 人以下の企業および 未満が 2 割を超えかつ 80% 以上が少ない 11~50 人以下の企業は 今後 対応に苦慮することも予想される 年休取得推進のため今後新たに取り組むこととして 更なる管理職の意識改革や職場の雰囲気づくりを進める傍ら 業務を見直し 人員配置やサポート体制 IT 化を検討 実施する方向性がうかがえる 義務化の要件を満たすためには 取得率の目標設定や年休の計画的付与制度活用などの具体的手法とともに 限られた労働時間の中で生産性を上げる取り組みが重要との認識があるようだ 本調査結果についてのお問い合わせ先 : しがぎん経済文化センター産業 市場調査部長山 (077-523-2245) 7 / 7