地域再生計画 1 地域再生計画の名称 鹿嶋市鹿島神宮周辺地区地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 鹿嶋市 3 地域再生計画の区域 鹿嶋市の区域の一部 ( 鹿島神宮周辺地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 1 後継者不足の問題や商売としての魅力不足により 後継者がいても会社勤務を選択するものが多い等の理由により 商店街に空き店舗が増加している 年間 100 万人以上の観光客が訪れているものの 気軽に立ち寄りたくなる飲食 物販店舗が少なく 観光客の足が商店街に向かない状況となっている 2 地区内の空店舗の賃借を希望する新規出店希望者はいるものの 空き店舗のほとんどが店舗併用住宅であることや賃借人の信頼性の問題等により 空き店舗の活用が進まない状況にある 3 商店会のまとまりが希薄となっていることや 各事業者は本業を優先しなければならない事情がある 商店街のリーダー等が活動できる時間も限られ 一体となった活性化策の検討 実施が困難な状況となっている 4 後継者の減少が進む一方で 新たな事業者の出店が進まない状況にあり 商店会の活性化が求められている 4-2 地方創生として目指す将来像鹿嶋市は 常陸国一之宮として全国的に有名な鹿島神宮を有し 年間 100 万人を超える参拝客が訪れている しかしながら 周辺商店街に目を向けると 後継者不足等の問題による空き店舗の増加により 参拝者に提供する飲食 物販店舗の減少が進み 参拝者が立ち寄りたくなる店舗が少なくなることで参拝者の足が遠のき ますます商店街の活気が失われていく状況となっている このことから この度 中心市街地活性化基本計画を策定し まちづくり会社を中心に行政と民間が一体となり様々な事業を展開することで 地域全体の魅力 1
を高め 新たな人の流れを創出し 地域の活性化を図るものである また 平成 32 年には 本市を会場に東京 2020 オリンピックのサッカー競技の開催が予定されており 国内外から多くの来街者が見込まれていることから この機会を逃さず 国内外へ情報発信を行い 鹿島神宮を活用した将来的なインバウンド需要の取込み 地域の活性化を図りたい 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累計 空き店舗活用等による 新規店舗数 ( 件 ) 0 0 1 2 3 街歩き人口の増加 (%) 100 1 3 6 10 歩行者天国の実施回数 ( 回 ) 0 1 3 3 7 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要中心市街地活性化基本計画の内閣府認定に向け 市や商工会並びに関係諸団体が出資するまちづくり会社を設立し 同法人の初期の経営を軌道に乗せるため 市が3 年程度の期間において 法人が実施する次の賑わい創出に関する事業経費について支援を行う まちづくり会社の経営には商工会 商店会 観光協会等が参画すると共に 知識経験を有する専任のタウンマネージャーを採用し 効果的 効率的な事業の取組を推進していく 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生推進交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 事業主体鹿嶋市 2 事業の名称 : 中心市街地活性化団体支援事業 3 事業の内容 まちなか空き店舗マッチング事業 2
計画区域内の空き店舗等の情報を取りまとめ 出店を希望する事業者とのマッチングを推進する 宮中ふるさと市支援事業鹿島神宮の祭事に合わせた特産品等の飲食 販売を定例化し 事業者の出店機会を創出すると共に 特産品の消費拡大とPRを推進する 賑わい広場利用促進事業大町通りに整備された賑わい広場等を活用し 定期的にイベントや青空市場等を開催する 道路空間活用賑わいづくり事業道路空間で歩行者天国やオープンカフェ等を実施することにより 街なかに賑わいを創出する 4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 自立化までの期間として3 年間については, 市が事業実施に要する経費を補助する また, 市が駐車場事業の基盤構築を支援し,3 年間のうちに参拝客等が利用する駐車場事業の体制を整えることで,4 年目から年間 15,000 千円以上の使用料収入を見込む 市や関係団体等からの委託事業を実施していくと共に, 市の施設の指定管理受託の体制を整えていく 関係事業者からも出資金等を求めることにより運営資金を調達し,JA 漁協 事業者と連携して物産品の加工 販売などで稼ぐスキームを創り, 様々なイベント等を通して参拝客や市民に提供していく 官民協働 まちづくり会社が店舗経営者や行政 関係団体等との連携事業のまとめ役となる 市の事業者支援制度を活用しながら新規店舗の立地等を推進すると共に 関係機関と事業者が連携して定例的なイベント開催を推進する 政策間連携 市は当該地域の活性化という共通目標を達成するため 中心市街地活性化基本計画を策定し 都市再生整備計画 暮らし賑い再生事業等のインフラ整備を始め 商店街の活性化等の観光振興施策 さらには福祉 教育施策の推進等 様々な施策を連携させ 一体的に展開していく 民間事業者の先導役となるまちづくり法人の取組と市の取組を連携しな 3
がら同時期に実施していくことで 効果的 効率的に活性化を推進すること ができる 地域間連携 アントラーズホームタウン DMO 事業において広域的な観光事業に取組んでいく計画となっており 各市の観光資源の活性化を推進していくことにより 他市の観光資源との連携を強化することができる 鹿島神宮は 本市のみならず鹿行 5 市 観光施設のシンボル的な施設として位置付けられ 当該事業の推進において重要な役割を担っている 5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累計 空き店舗活用等による 新規店舗数 ( 件 ) 0 0 1 2 3 街歩き人口の増加 (%) 100 1 3 6 10 歩行者天国の実施回数 ( 回 ) 0 1 3 3 7 6 評価の方法 時期及び体制 検証方法 鹿嶋市中心市街地活性化協議会にて外部有識者と協議しながら検証する また 議会予算決算常任委員会において報告し 承認をいただく 外部組織の参画者 鹿嶋市観光協会 鹿嶋市商工会 鹿島アントラーズ しおさい農業協同組合 鹿島灘漁業協同組合 常陽銀行鹿嶋支店 NPO 法人かしま歴標 鹿島神宮 宮中地区区長 宮中地区商店街の商店主など 検証結果の公表の方法 必要に応じて 中心市街地活性化基本計画に反映させるとともに 検証結 果は毎年度ホームページで公表する 4
7 交付対象事業に要する経費 法第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 45,600 千円 8 事業実施期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 (3 ヵ年度 ) 9 その他必要な事項 特になし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 都市再生整備事業事業概要 : 鹿島神宮と調和する街並み空間を創出する 空き店舗や老朽建物が集約している区域において 既存建物を除却して新たな道路整備等を行い新たな土地利用を誘導する 不足している駐車場や駐車場有効利用システムを整備する 案内サイン整備及び各種ソフト事業実施主体 : 鹿嶋市事業期間 : 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 (2) 暮らしにぎわい再生事業事業概要 : 博物館と交流センター併設施設の整備をおこなう 空き店舗改修及び起業支援等ソフト事業実施主体 : 鹿嶋市事業期間 : 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 5
7-1 目標の達成状況に係る評価の手法 検証方法 鹿嶋市中心市街地活性化協議会にて外部有識者と協議しながら検証する また 議会予算決算常任委員会において報告し 承認をいただく 外部組織の参画者 鹿嶋市観光協会 鹿嶋市商工会 鹿島アントラーズ しおさい農業協同組合 鹿島灘漁業協同組合 常陽銀行鹿嶋支店 NPO 法人かしま歴標 鹿島神宮 宮中地区区長 宮中地区商店街の商店主など 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累計 空き店舗活用等による 新規店舗数 ( 件 ) 0 0 1 2 3 街歩き人口の増加 (%) 100 1 3 6 10 歩行者天国の実施回数 ( 回 ) 0 1 3 3 7 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法 毎年度 鹿嶋市の企画部署が 6 月議会終了時点でホームページにより公 表を行う 6