平成 29 年 6 月 1 日 ( 木 ) 国土交通省関東地方整備局企画部 記者発表資料週休 2 日の達成を目指す試行工事をスタートします ~ 建設業が取り組む 週休 2 日の定着 を発注者としてサポート ~ 関東地方整備局においては 平成 27 年度から 週休 2 日確保試行工事 ( 以下 試行工

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土木工事における適切な工期設定の考え方 1. 主旨建設産業においては 適切な賃金水準の確保 週休 2 日の推進 長時間労働の是正など必要な環境整備を進めているなか 工事時期を平準化し適切な工期の設定することにより 建設現場の週休 2 日の実現に取り組む必要がある 平成 30 年 4 月 1 日より原

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I. 担い手の確保 育成 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む現場や様々な取組の共有を図り 建設業の取り組む 働き方改革 を応援します 新規 1 整備局ホームページ内に 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む企業 ( 工事 ) を紹介して

隣接する工事を同者が受注した場合の対応

i-Construction型工事の概要 (素案)

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202000歩掛関係(151001) END.xls

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(更新)-2

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

BIM/CIM 活用における 段階モデル確認書 作成マニュアル 試行版 ( 案 ) 平成 31 年 3 月 国土交通省 大臣官房技術調査課

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平成 30 年 3 月 22 日 民間発注企業の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 建設業の働き方改革の推進について 政府の 働き方改革実行計画 ( 平成 29 年 3 月 28 日働き方改革実現会議決定 ) においては 労働基準法の改正の方向性として 労使協定を結ぶ場合においても上回ることのできな

Microsoft PowerPoint - 【資料6】業務取り組み

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法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

全建事発第 号 平成 30 年 12 月 27 日 各都道府県建設業協会会長殿 一般社団法人全国建設業協会会長近藤晴貞 公印省略 高力ボルトの需給安定化に向けた対応について ( 協力要請 ) 平素は本会の活動に対しまして 格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます さて 標記につきまして 国

タイトル


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取扱い : 本資料の配付を持って解禁 Press Release 平成 31 年 4 月 24 日 平成 31 年度北陸地方整備局直轄事業の執行について < 基本方針 > 平成 31 年度の事業執行にあたっては 工事 業務の品質確保及び担い手の中長期的な確保 育成 入札及び契約手続における一層の透明

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2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

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p10 建設産業における社会保険加入の徹底について(提言)

                            技管第  号

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

Ⅱ. 意見を交換するテーマ 1. 社会資本整備の進め方 (1) 公共事業予算の安定的 持続的な確保わが国経済は緩やかな回復基調にあるものの個人消費や民間投資は力強さを欠いており デフレからの完全脱却と安定的成長を実現する経済財政運営が 引き続き求められている 公共投資は内需を下支えするフローの経済効

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

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公共建築改善プロジェクト(仮)

財営第   号

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2 採用する受注者選定方式の検討について廃棄物処理施設整備事業で一般的に採用されている受注者選定方式は表 -2のとおりです 受注者選定方式の検討に際しての論点を下記に整理しましたので 採用する受注者選定方式について審議をお願いいたします 本施設に求められる5つの整備基本方針に合致した施設の整備運営に

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現場代理人及び主任技術者等の資格要件について 平成 30 年 9 月 18 日 本市では この度銚子市建設工事請負契約約款 ( 工事約款 ) を一部改正し 現場代理人の常駐義務を緩和する旨の規定 ( 工事約款第 12 条第 4 項 ) を追加しました これを受け 下記のとおり取り扱うこととしますので

山形県県土整備部資材単価及び歩掛等決定要領

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多様な入札 契約特集 2. 技術提案 交渉方式について 技術提案 交渉方式は, 品確法 第 18 条の規 定により, 発注者が, 当該工事の性格等により, 仕様を確定することが困難な場合に適用される 今回のケースでは, 北側復旧ルートは 1 日も早い完成が望まれるが, 本トンネルの十分な調査が完了し

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なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

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管理技術者の手持ち業務量の制限等の試行について【改正全文】

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術開発介致します 技 新技術関連 四国技報 第 27 号平成 26 年 10 月 新技術活用システムの改正概要について企画部施工企画課課長補佐木下功 1. はじめに新技術活用システムは民間等で開発された有用な新技術の積極的な活用を推進することで 公共工事のコスト縮減や品質向上を図り新技術の更なる改善

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【○○には河川又は道路等を記載して下さい。】

業種地質調査業務 (H29) 改正現行備考 第 1 章地質調査積算基準第 1 章地質調査積算基準 第 1 節地質調査積算基準 第 1 節地質調査積算基準 別表第 1 別表第 1 (1) 諸経費率標準値 (1) 諸経費率標準値 対象額 100 万円以下 100 万円を超え 3000 万円以下 3000

平成 24 年度公共 事品質確保技術者更新講習 岡山県の品質確保に向けた取り組みについて 平成 24 年 11 2 岡山県土木部技術管理課杉原誠 郎 1 目次 1. 一般競争入札の拡大等入札契約適正化法施行後の取り組み 2. 総合評価方式の本格導入等品確法に基づく取り組み 3. 低入札価格調査制度及

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受注者のための 初めての施工プロセスを通じた検査と出来高部分払い H22.6 Version

変更理由 備考 地区単価適用年月工期経費適用年月 ( 000 ) 県南 ( H3004 ) 平成 30 年 04 月自当初日数変更平成 30 年 04 月 至 至 当初金額 変更金額 設計 請負 業務価格消費税相当額業務価格消費税相当額 請負増減額 n0-00-V 狭山

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資料 2 建設業の働き方改革に関する関係省庁連絡会議 構成員名簿 議長 : 内閣官房副長官野上浩太郎 議長代理 : 国土交通副大臣 副議長 : 内閣官房副長官補 構成員 : 内閣府政策統括官 ( 経済財政運営担当 ) 牧野たかお 古谷一之 新原浩朗 公正取引委員会事務総局経済取引局取引部長粕渕功 総

事務連絡 平成 30 年 11 月 9 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 公共工事の円滑な施工確保について 公共工事の適正な入札及び契約を通じて建設業の健全な発達を図るとともに 平成 30 年 7 月豪雨や平成 30 年北海道胆振東部地震等の大規模災害からの復旧 復興の加速

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2 低入札対策の拡充

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平成 29 年 6 月 1 日 ( 木 ) 国土交通省企画部 記者発表資料週休 2 日の達成を目指す試行工事をスタートします ~ 建設業が取り組む 週休 2 日の定着 を発注者としてサポート ~ においては 平成 27 年度から 週休 2 日確保試行工事 ( 以下 試行工事 という 昨年 9 月に公表した 地域インフラ サポートプラン関東 2016 では 休める現場を目指し 工事工程表の開示を週休 2 日モデル工事とセットで実施 等の取り組みを実施してきたところですが 3 月に策定された働き方改革実行計画 ( 平成 29 年 3 月 28 日働き方改革実現会議決定 ) 同日付の本省通知 *1 ( 週休 2 日の推進に向けた適切な工期設定について ) 5 月 12 日に開催した一般社団法人日本建設業連合会との 公共工事の諸課題に関する意見交換会 等を踏まえ 試行工事の内容を見直し これまで以上に発注者として週休 2 日の確保に向けて取り組むこととしました の新たな試行工事の4つのポイントは以下のとおりです ポイント1. 原則全ての工事を試行工事の対象とします ( 施工条件の制約が厳しい工事を除く ) ポイント2. 試行工事の公告時には 工事工程表の添付を原則化するとともに余裕期間制度の設定を積極的に行います ポイント3. 工期の変更協議をスムーズに行うために 工事工程クリティカルパスの共有を行います ポイント4. 関東独自のインセンティブ付与として 試行工事に取組み 一定期間の週休 2 日を達成した工事には取組証を発行します *1; 国土交通省全体の週休 2 日に関する新たな取り組み内容は 参考資料のとおり 参考資料ホームページ 週休 2 日制確保モデル工事 について (H28.8.9 記者発表 ) http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kikaku_00000415.html 地域インフラ サポートプラン関東 2016 フォローアップレポート http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000672155.pdf 発表記者クラブ 竹芝記者クラブ 神奈川建設記者会 埼玉県政記者クラブ 問い合わせ先国土交通省企画部電話 048-601-3151( 代 ) [ 試行工事全般 ] 技術管理課長佐藤重孝 ( 内 3311) 課長補佐石川武彦 ( 内 3312) [ インセンティブ付与 ( 総合評価 )] 技術調査課建設専門官八木昭稔 ( 内 3257)

新たな試行工事の概要 ( 前年度試行との比較 ) 発注方式 項目新たな試行工事平成 28 年度試行備考 発注者指定型 受注者希望型の 2 種類とするが 当面は受注者希望型による ( 発注者指定型も実施可能 ) 受注者希望型 ( 平成 28 年度の試行件数は 47 件 ) 本省通知 対象工事施工条件の制約が厳しい工事を除く全工事 1~2 件程度 / 事務所関東独自 ( ポイント 1) 工事工程表 原則全ての試行工事に添付 一部の工事で適用 ( 週休 2 日とセットは16 件で実施 ) 余裕期間制度 積極的に設定 一部の工事で適用 ( 週休 2 日とセットは3 件 ) 関東独自 ( ポイント 2) 関東独自 ( ポイント 2) 間接工事費の補正 共通仮設費 (1.02), 現場管理費 (1.04) を補正 発注者指定は当初契約 受注者希望型は精算時に計上 なし 本省通知 工事工程クリティカルパスの共有工本省通知(期の変更施工当初段階において 受発注者間で工事工程のクリティカルパスと関連する未解決課題の対応者及び対応時期について共有することをルール化 ( 全ての工事で実施 ) 一部の工事で適用 ( 週休 2 日とセットは2 件 ) 関東の運用 ( ポイント 3) 本省通知 ( 具体例を示し 工期変更を行うことを明記 ) 工程の変更理由が以下の1~5に示すような受注者の責によらない場合は 適切に工期の変更を行う 1 受発注者間で協議した工事工程の条件に変更が生じた場合 2 著しい悪天候により作業不稼働日が多く発生した場合 3 工事中止や工事一部中止により全体工程に影響が生じた場合 4 資機材や労働需要のひっ迫により 全体工程に影響が生じた)場合 5 その他特別な事情により全体工程に影響が生じた場合 工事契約約款第 21 条に基づき対応 ( 受注者の請求による工期の延長 ) 受注者は 天候の不良 第二条の規定に基づく関連工事の調整への協力その他受注者の責に帰すことができない事由により工期内に工事を完成することができないときは その理由を明示した書面により 発注者に工期の延長変更を請求することができる インセンティブ付与に向けた履行実績取組証の発行 週休 2 日相当の 8 割程度達成し かつ 月数が工期内の半分の月数以上となった場合に取組証を発行 ( 間接工事費の補正 工事成績の取扱と異なる点に注意 ) H30 総合評価の運用 ( 案 ) 総合評価において 週休 2 日確保モデル工事の施工実績 があれば加点とすることがある 1 なし関東の運用 ( ポイント 4)

参考週休 2 日の推進に向けた適切な工期設定等 本省通知 (H29.3) の概要 働き方改革実行計画の策定を受け 国債等の活用による工期の平準化や余裕期間制度を活用するとともに 準備 後片付け期間の見直しや工期設定支援システムの活用等により 週休 2 日対応の工期設定を進める 1. 工期設定の取組内容 2. 工事工程クリティカルパスの共有 1 準備期間 * 参考 1 主たる工種区分毎に準備期間を最低限必要な日数とし 工事規模等に応じ設定 2 施工に必要な実日数施工に必要な実日数は 歩掛の作業日当たり標準作業量から当該工事の数量を施工するのに必要な日数を算出する 3 雨休率休日と降雨降雪日の年間の発生率を設定する 4 その他の不稼働日休日及び降雨 降雪日以外の不稼働日数には 工事の性格 等を考慮する 5 後片付け期間 * 参考 1 後片付け期間は 工種区分毎に大きな差が見受けられないことから 20 日を最低限必要な日数とし 工事規模や地域の状況に応じて設定する 6 工期設定日数の確認上記 1~5 により設定した日数の合計日数をこれまでの同種類似工事の実際にかかった工期と比べ 工期日数の妥当性を確認する 7 工期設定の条件明示設定された工期に特記事項がある場合には 特記仕様書に条件を明示する 8 工期設定支援システム * 参考 2 の活用工期の設定にあたっては 原則として 工期設定支援システム を活用する 原則全ての工事において 工事工程クリティカルパスを受発注者間で共有し 工程に影響する事項がある場合は 処理対応者を明確にする 1 工事工程クリティカルパスの共有方法参考 3 円滑な協議を行うため 施工当初 ( 準備期間内 ) において工事工程 ( 特にクリティカルパス ) と関連する案件の処理期限等について 受発注者で共有する 工事工程は 発注時の設計図書や発注者から明示される事項を踏まえ 受注者が作成する ( 特記仕様書等に明示 ) 2 工事工程クリティカルパスの変更が生じた場合の措置工程の変更理由が受注者の責によらない場合は 適切に工期の変更を行う 3. 間接工事費の補正参考 4 補正内容 : 週休 2 日を実施する工事については 間接工事費率に 補正係数を乗じる 共通仮設費 1.02 現場管理費 1.04 補正方法 ; 発注者指定型 週休 2 日の実施を前提に当初予定価格から補正 ( 未実施の場合は精算時に減額 ) 受注者希望型 契約後に取り組む場合 精算時に補正 週休 2 日の考え方 ; 工期内において 週休 2 日相当の現場閉所 ( 年末年始 夏季休暇を除く )

参考 1 準備 後片付け期間の見直し 準備に要する期間は 主たる工種区分毎に以下に示す準備 後片付け期間を最低限必要な日数とし 工事規模や地域の状況に応じて設定する ( 通年維持工事は除く ) 準備期間 後片付け期間 工種区分 現在の設定 最低必要日数 現在の設定 最低必要日数 河川工事 30~40 日 40 日 15~30 日 河川 道路構造物工事 30~50 日 40 日 15~30 日 海岸工事 30~40 日 40 日 15~30 日 道路改良工事 30~50 日 40 日 15~20 日 共同溝等工事 30~70 日 80 日 15~20 日 トンネル工事 30~90 日 80 日 15~30 日 砂防 地すべり等工事 15~40 日 30 日 15~30 日 鋼橋架設工事 30~150 日 90 日 15~20 日 PC 橋工事 30~90 日 70 日 15~20 日 橋梁保全工事 30~50 日 60 日 15~20 日 舗装工事 ( 新設工事 ) 30~50 日 50 日 15~20 日 舗装工事 ( 修繕工事 ) 30~40 日 60 日 15~20 日 道路維持工事 30~50 日 50 日 15~20 日 河川維持工事 30~50 日 30 日 15~30 日 電線共同溝工事 30~50 日 90 日 15~20 日 20 日 今回追加

参考 2 工期設定支援システムについて 工期設定に際し 歩掛かり毎の標準的な作業日数や 標準的な作業手順を自動で算出する工期設定支援システムを作成 平成 29 年度より維持工事を除き原則的に全ての工事で適用 工期設定支援システムの主な機能 1 歩掛毎の標準的な作業日数を自動算出 2 雨休率 準備 後片付け期間の設定 3 工種単位で標準的な作業手順による工程を自動作成 4 工事抑制期間の設定 5 過去の同種工事と工期日数の妥当性のチェック 工程表作成支援システム ( イメージ )

参考 3 工事工程の受発注者間の共有 施工当初段階において 受発注者間で工事工程のクリティカルパスと関連する未解決課題の対応者及び対応時期について共有することをルール化 (H29 年度より全工事 ) < 工事工程共有の流れ> 1 発注者が示した設計図書を踏まえ 受注者が施工計画書を作成 2 施工計画に影響する事項がある場合には その内容及び受発注者の責任を明確化 3 施工途中において受注者の責によらない工程の遅れが発生した場合には それに伴う必要日数について工期変更を必ず実施 担当者事項 月 月 月 月 月 月 月 施工者 工 工 工 工 発注者 支障物件移設 協議

参考 4 週休 2 日を考慮した間接工事費の補正 ( 試行 ) 週休 2 日で施工する場合には 現状より工期が長くなり 安全施設類や現場事務所等のリース料の経費が嵩むことになる その為 週休 2 日を実施した場合は 実施した期間に応じて 工期日数の延長に要する経費として 共通仮設費を 1.02 倍 現場管理費 1.04 倍補正する 週休二日を考慮した間接費補正 共通仮設費 現場管理費 1.02 倍 1.04 倍 共通仮設費率の解析事例 共通仮設費率 (%) イメージ 補正値試算道路改良工事 工事費 1 億円 約 100 万円 UP 100 万 600 万 1 千万 1 億 10 億 20 億 50 億 100 億 LOG 共通仮設費対象額 現行率式 補正