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3改正住まいプラン

計画の今後の方向性

青森県高齢者居住安定確保計画 ( 案 ) 平成年月 青森県

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北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

高齢者居住安定確保計画とは 高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部を改正する法律 [ 平成 年 8 月 9 日施行 ] 高齢者の居住の安定の確保を一層推進するため 基本方針の拡充 都道府県による高齢者の居住の安定の確保に関する計画の策定 高齢者生活支援施設と一体となった高齢者向け優良賃貸住宅の供給

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

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サービス付き高齢者向け住宅の登録制度の概要 バリアフリー化や居住者への生活支援の実施等の基準を満たす住宅について都道府県等が登録を実施 サービス付き高齢者向け住宅の登録制度は 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 高齢者住まい法 ) の改正により 平成 23 年 10 月に創設 料金やサービス内容

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Microsoft Word - 【資料3】表紙

相模原市住宅基本計画 概要版

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

目 次 第 1 章計画の背景 目的 1 計画の背景 計画の目的 計画の期間... 1 第 2 章高齢者をとりまく状況と課題 1 山梨県の高齢者をとりまく状況 人口 世帯等 高齢者の所得 就業 高齢者の住まい... 9

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念


負担割合の引き上げ 一定以上所得者の利用者負担の見直し 保険料の上昇を可能な限り抑えつつ 制度の持続可能性を高めるため これまで一律 1 割に据え置いている利用者負担について 相対的に負担能力のある一定以上の所得の方の自己負担割合を 2 割とする ただし 月額上限があるため 見直し対象者の負担が必ず

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神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

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2 居宅サービス事業所の状況

高齢者住宅施策の現状と今後の方向性


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地域住宅計画 計画の名称千葉市地域 (3 期 ) 都道府県名千葉県作成主体名計画期間平成 27 年度 ~ 31 年度 千葉市 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 千葉市は千葉県のほぼ中央部に位置し 人口は約 96 万人 世帯数は約 42 万世帯の地域で地域面積は k m2である 本市では

高齢者の居住安定確保プラン 第2章 東京の高齢者を取り巻く状況

Microsoft PowerPoint - 09_(部長指摘修正版)【資料】 第8回検討会資料 - コピー (2) (2)

第1章 計画の基本的考え方 態を改善して地域社会への参加等を通じ 生きがいや役割を持てるようにすることが 重要です 4 住まい 持ち家や賃貸住宅だけでなく 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など 多様な形態の住まいを含みます 生活の基盤である住まいは 高齢者のプライバシー と尊厳が十分に守ら

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茨城県住生活基本計画

高齢者が住み慣れた地域で生き生きと暮らせる社会づくり

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

6 基本理念及び基本目標 第 11 節 (1) 基本理念 すべての人が人間として尊ばれ 生きがいを持ち 心豊かに 安全に安心して暮らせる長寿社会の実現 (2) 基本目標 1 生涯をいきいきと暮らせる健康づくり ~ 健康寿命の延伸を目指して~ 2 社会参加と生きがいづくりの推進 3 地域における自立し

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

資料編... < 目次 > 第 1 章 長崎県高齢者居住安定確保計画について 計画の背景と目的 計画の位置付けと計画期間... 第 2 章 長崎県の高齢者を取り巻く現状と課題 高齢者の状況 高齢者の住まい等の状況 高齢者を取りまく課題...

2010

意見を表示したものの全文 有料老人ホーム等の入居者が利用する訪問介護に係る介護給付費の算定について ( 平成 29 年 10 月 19 日付け厚生労働大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 36 条の規定により 下記のとおり意見を表示する 1 制度の概要 (1) 有料老人ホーム等の概要 記 貴省

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

< 目次 > 資料編... 第 1 章 長崎県高齢者居住安定確保計画について 計画の背景と目的 計画の位置付けと計画期間... 第 2 章 長崎県の高齢者を取り巻く現状と課題 高齢者の状況 高齢者の住まい等の状況 高齢者を取りまく課題...

あおもり高齢者すこやか自立プラン2015について

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板橋区版 AIP の構築に向けた取組に関する検討報告書 < 概要版 > 平成 28 年 2 月 板橋区

第 2 章垂水市地域包括ケアシステムの概要 1 垂水市の地域包括ケアシステムの考え方地域包括ケアシステムとは 高齢者等に関わる様々な人や社会資源が 地域の中でつながりを持って高齢者等の生活を支える仕組みです 高齢者については 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう 医

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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地域住宅計画 計画の名称高岡地域 (H27-31) 都道府県名富山県作成主体名高岡市 計画期間 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 平成 27 年度 ~ 31 年度 高岡地域は富山県の西部に位置し 人口約 17 万 6 千人 世帯数約 6 万 6 千世帯 (H26.12 月住民基本台帳 ) の地域で

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

高齢者の住まいに係る社会背景 高齢化が急速に進む中で 高齢者の単身者や夫婦のみの世帯が急増しており 介護 医療と連携して 高齢者を支援するサービスを提供する住宅を確保することが重要である 一方 高齢者住宅の供給は 欧米各国に比べて立ち後れている状況である 国土交通省 厚生労働省共管の制度として 高齢

住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

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高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な方針平成21年8月19日 厚生労働省・国土交通省告示第1号 最終改正:平成29年

スライド 1

人口構造の変化 1

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

茨城県住生活基本計画

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地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

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Microsoft PowerPoint - 地域密着型サービスについて(長岡市)

[ いきいき支援センターの運営方針 ] いきいき支援センターについて 以下の方針に基づいた運営に努めます 高齢者の保健福祉に関する総合相談等を実施し 高齢者が地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援します 認知症に関する総合相談窓口としての役割を担うとともに 認知症高齢者を介護する家族

Taro-素案(全体版)

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

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1 中間のまとめの目的

( 単位 : 人 ) 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 2020 年度 2025 年度 ( 平成 24 年度 ) ( 平成 25 年度 ) ( 平成 26 年度 ) 総人口対前年度比高齢者人口対前年度比うち65 歳 ~74 歳対前年度比うち75 歳 ~8

Microsoft PowerPoint - 05短時間の身体介護 調査結果概要((5)短時間の身体介護)0320

地域住宅計画の名称 大崎地域住宅計画第 Ⅲ 期 ( 第 2 回変更 ) 作成主体 大崎市 計画期間 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 1. 地域の住宅施策の経緯及び現況 大崎市は, 市西部の奥羽山脈を源とする鳴瀬川, 江合川が東流する肥沃な耕土として形成された大崎平野に位置し, 田園と水資源豊

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定住意向で 今後も住み続けたい が過半数 ( 約 60%) を占めている 高齢者 障がい者対策で 身近なデイサービスの拡充 道路 公共施設のバリアフリー 相談窓口 等を求める意見が多い 子育て支援では 公園 保育所 児童館の整備 が多い 3) 周辺環境について より広い 地区単位の区分では以下のよう

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介護保険事業状況報告 ( 全国計 ) 第 1 表第 1 号被保険者のいる世帯数 ( 単位 : 世帯 ) 前年度末現在当年度中増当年度中減当年度末現在 23,856,459 1,319, ,241 24,261,177 第 2 表第 1 号被保険者数 ( 単位 : 人 ) 年齢区分 前年度

PowerPoint プレゼンテーション

建設の施工企画 特集 5 長寿命化 維持管理 リニューアル 住宅の長寿命化への取組 国土交通省住宅局住宅生産課 今後の住宅政策においては これまでの つくっては壊す フロー消費型社会から いいものをつくっ て きちんと手入れして 長く大切に使う という ストック重視型への転換を図ってい

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第 Ⅱ 章基本的方針

らしと住まいづくりる暮ふれ 1. 基本理念と基本目標 高齢者の増加と高齢者を支える人口の減少が見込まれる中で 地域性や高齢者の価値観やライ フスタイルの多様化 身体機能の状態など様々な要因によって 高齢者の住まいに対するニーズ は多様化してきています そうした中 多くの高齢者が住み慣れたまちでの居住 介護を望まれ ています よって 今後は 住み慣れたまちで住居 見守り 食事 医療 介護の 安心 を確保すると ともに 多世代の交流を通じて地域で支え合う暮らしと住まいを実現していくことが重要です えこうしたことから 本計画における基本理念を 住み慣れたまちで高齢者の愛 がお顔 あふれる暮ら しと住まいづくり と定め この基本理念の実現を目指して 次の 3 つの基本目標を設定します 齢者の愛顔あ住み慣れたまちで高えがお1. 高齢者向け住まいの供給促進 高齢者が安心して暮らしていくためには 地域性や高齢者の暮らし 健康状態などに応じた多様性のある高齢者向け住まいを適切に供給していくことが重要です このため 高齢者向け住まいの供給促進 を基本目標に設定し 高齢者向け賃貸住宅や老人ホーム等の適正な供給の促進を図ります 2. 良好な居住環境の整備 高齢者が安全に暮らしていくためには 居住環境の整った良質な高齢者向け住まいを提供していくことが重要です このため 良好な居住環境の整備 を基本目標に設定し 高齢者に配慮した住宅性能の確保や高齢者向け住まいの適正管理 住まいや介護等に関する情報提供と相談等の支援を図ります 3. 居住福祉の推進 高齢者が住み慣れた地域で安心して住み続けるためには 高齢者へのサポートを充実していくことが重要です このため 居住福祉の推進 を基本目標に設定し 介護サービス等の充実 拠点施設の整備や人材育成などによる地域力の強化を図ります 基本理念の視点 資料 : 国土交通省 厚生労働省 39

2. 高齢者向け住まいの供給目標 今後 高齢者の増加に伴い 高齢者向け住まいを適切に供給していかなければなりません な かでも 要配慮高齢者世帯 ( 要介護 要支援認定者等 ) のうち 借家に住む高齢単身 夫婦のみ 世帯 ) に対する住まいの提供が特に重要であると考えます こうしたことから これら世帯を対象とした高齢者向け住まいの供給目標を設定します 1) 高齢者に対する賃貸住宅の供給目標の設定 高齢者に対する賃貸住宅については 以下の考え方で平成 32 年の目標を設定します 1 要配慮高齢者世帯 ( 要介護 要支援認定者等 ) のうち 介護保険施設等に入居 入所されていない借家に住む高齢単身 夫婦のみ世帯を算出します 2 1 で算出した要配慮高齢者世帯を踏まえつつ 地域優良賃貸住宅 シルバーハウジングなどサービス付き公的賃貸住宅やサービス付き高齢者向け住宅 ( 自立高齢者の入居世帯数を除く ) の供給実績を勘案し算出した不足分を高齢者向けえひめあんしん賃貸住宅等で補完します 高齢者の住まいの推計平成 32(2020) 年 [A] 高齢者人口 441,800 人 うち [K] 要介護 要支援認定者等 128,800 人 [M]2 資産を活用した入所 5,400 人有料老人ホーム等 ( サービス付き高齢者向け住宅除く ) [L]1 介護が必要な高齢者の入所 19,800 人介護老人福祉施設等 [N]12 以外に居住する要介護 要支援認定者等 [K]-[L]-[M] 103,600 人 持家 ( 高齢単身 夫婦 )23,700 世帯借家 ( 高齢単身 夫婦 ) 4,900 世帯 [N] 高齢者のいる世帯の世帯人員に対する単身又は世帯主 65 歳以上夫婦の持家世帯の世帯数の率 22.9% [N] 高齢者のいる世帯の世帯人員に対する単身又は世帯主 65 歳以上夫婦の借家等世帯の世帯数の率 4.7% 要配慮高齢者世帯 4,900 世帯 4,900 世帯 高齢者向けサービス付き賃貸住宅 4,220 戸 サービス付き高齢者向け住宅 4,050 戸 サービス付き公的賃貸住宅 170 戸 高齢者向けえひめあん しん賃貸住宅等 680 戸 資料 : 建築住宅課 長寿介護課 高齢者居住安定確保計画策定マニュアル ( 国土交通省住宅局 厚生労働省老健局 ) に基づき算出 40

2) 高齢者向け住まいの供給目標 1 高齢者に対する賃貸住宅平成 32(2020) 年の推計では 要配慮高齢者世帯数は約 4,900 世帯まで増加します サービス付き高齢者向け住宅の整備を 4,050 戸と見込み 公的賃貸住宅 170 戸とあわせると約 4,220 戸になり 680 戸不足すると見込まれます 不足分を高齢者向けえひめあんしん賃貸住宅の登録を促進することにより 住宅の確保に配慮が必要な高齢者の居住安定化を図ります H27 ( 現況 ) H32 目標 要配慮高齢者世帯数 (A) 4,100 世帯 4,900 世帯 高齢者向け住まい供給量 (B) 3,549 戸 4,900 戸 サービス付き高齢者向け住宅 3,379 戸 (3,864 戸 3 ) 4,050 戸 (4,630 戸 3 ) サービス付き公的賃貸住宅 1 170 戸 170 戸 高齢者向けえひめあんしん賃貸住宅等 2-680 戸 充足率 (B/A) 不足数 B-A 約 87% 551 戸不足 100% 0 戸 1: 高齢者居宅生活支援施設の併設された公共賃貸住宅やシルバーハウジングなど 高齢者に対する一定の生活支 援体制が確保された公的賃貸住宅のこと 2: 住宅確保要配慮者の入居を受け入れることとする民間賃貸住宅 ( えひめあんしん賃貸住宅 ) 等のこと 3: サービス付き高齢者向け住宅 ( サ高住 ) 登録戸数の推移 (H23~27) から H32 の登録戸数 (4,630 戸 ) を推計 した サ高住の入居者には自立高齢者が含まれており 要介護高齢者 自立高齢者等の比率 ( サービス付き高 齢者向け住宅等の実態に関する調査研究 (H25.3) 高齢者住宅財団 による ) から H27 及び H32 のサ高住にお ける自立高齢者を推計し 自立高齢者を除くサ高住の入居者世帯を推計した 2 老人ホーム等老人ホーム等のうち 介護老人福祉施設など介護保険 3 施設については 愛媛県介護保険事業支援計画 ( 平成 27 年 3 月策定 ) に定めた年度ごとの 必要入所定員総数 の達成に向けて 各市町の計画的な整備の取組みを支援します H27 ( 現況 ) H32 目標 介護老人福祉施設 ( 特別養護老人ホーム ) 6,148 人 6,566 人 介護老人保健施設 ( 介護療養型施設からの転換分除 5,159 人 5,333 人 く ) 介護療養型医療施設 1,175 人 1,170 人 計 12,482 人 13,069 人 41

3. 施策の体系住 基本理念 基本目標 み慣れたまちで高齢者の愛顔あふれる暮らしと住まいづくり1. 高齢者向け住まいの供給促進 1) 高齢者向け賃貸住宅の供給促進 1 サービス付き高齢者向け住宅の供給促進 2 公的賃貸住宅の供給推進 公的賃貸住宅の既存ストックを活用した高齢者生活支援機能等の充実 シルバーハウジング プロジェクトの整備促進 3 その他の高齢者向け民間賃貸住宅の供給促進 2) 老人ホーム等の適正な供給促進 1 施設 居住系サービスの計画的な整備等 2 その他居住施設の充実 3 ケア付き民間施設の充実 2. 良好な居住環境の整備 3. 居住福祉の推進 1) 高齢者に配慮した住宅性能の確保 1 バリアフリー化の促進 バリアフリー化の促進 県営住宅におけるバリアフリー化の推進 普及 啓発と相談体制の充実 バリアフリー化の成果目標 2 その他の住宅性能確保 木造住宅における耐震化の促進 リフォームの促進 2) 高齢者向け住まいの適正管理 1 サービス付き高齢者向け住宅の登録基準 2 公的賃貸住宅の適正管理 公共賃貸住宅の適正管理 公共賃貸住宅における高齢者への配慮 地域密着型サービスへの活用 3 民間賃貸住宅の適正管理 3) 情報提供と相談等の支援 1 住まいや介護等に関する情報提供 情報提供の充実 入居支援 2 関係機関の連携強化と相談等の支援 関係機関の連携強化 相談等の支援 1) 介護サービス等の充実 1 地域包括ケアシステムの構築等 地域包括ケアシステムの構築 施設 居住系サービスの充実 福祉サービス第三者評価の推進 事業者及び従事者の資質等向上 2 居宅サービスの充実 介護給付等サービス対象事業の提供 その他在宅介護に必要な支援 認知症高齢者のケア 2) 地域力の強化 1 人材の育成と活動支援 人材の育成 地域の見守り体制強化 2 拠点の体制整備支援 基本施策 42

43