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平成 30 年度農村地域防災減災事業 ( 美馬 3 地区 ) ため池ハザードマップ作成委託業務 特記仕様書 経済建設部 農林課

第 1 章 総則 ( 適用範囲 ) 第 1-1 条 この仕様書は 美馬市ため池ハザードマップ作成業務に使用するものである 本業務の履行にあたっては 設計業務共通仕様書 及び ため池ハザードマップ作成 の手引き ( 平成 25 年 5 月 ) 等の関連諸基準に基づいて実施する 同仕様書に対する特 記及び追加事項は この特記仕様書によるものとする ( 目的 ) 第 1-2 条 ため池下流浸水被害想定区域図は 今後 降雨又は地震等により発生が予想されるため 池決壊による人家 公共施設等の浸水被害の把握を行い これらの結果をもとに当該ため 池ハザードマップの基礎となる浸水被害想定区域図を作成するものである またハザード マップは 作成したため池下流浸水被害想定区域図をベースにため池ごとにハザードマッ プを作成するものである 検討にあたっては 過年度検討成果の条件等を踏まえ実施する ものとする ( 場所 ) 第 1-3 条 業務位置は 別添位置図に示すとおりである ( 作業概要 ) 第 1-4 条 業務の概要は 下記のとおりである (1) 実施地区 : 対象ため池 9 箇所 ため池名称 堤高 堤長 貯水量 1 すり鉢池 6.0m 34.0m 1.0 千 m3 2 新池 3.0m 76.0m 2.4 千 m3 3 奥の池 7.0m 58.0m 6.6 千 m3 4 こまヶ池 2.8m 194.0m 4.0 千 m3 5 古池 4.5m 42.0m 1.7 千 m3 6 成田池 1.9m 48.0m 1.0 千 m3 7 佐尾の新池 4.0m 100.0m 2.0 千 m3 8 上ノ原 2 4.3m 52.0m 0.5 千 m3 9 滝ノ宮池 4.0m 200.0m 12.0 千 m (2) 測量業務 : なし (3) 設計 ( 解析 ) 業務 : ため池下流浸水被害想定区域図作成 1.0 式 : ハザードマップ作成 1.0 式 ( 管理技術者 ) 第 1-5 条 本業務を管理統括する管理技術者は ため池に関する氾濫シミュレーション業務 の 実績を有するものとし 技術士 ( 農業部門 農業土木 ) または 技術士 ( 建設部門 河 川 砂防及び海岸 海洋 ) または RCCM 河川 砂防及び海岸 海洋 の有資格者とする ( 照査技術者 ) 第 1-6 条 本業務おいては照査技術者を配置するものとする なお 照査技術者は ため池に関 する氾濫シミュレーション業務 について専門知識を有する 技術士 ( 農業部門 農業土 木 または建設部門 河川 砂防及び海岸 海洋 ) または RCCM( 農業土木 または

河川 砂防及び海岸 海洋 ) の有資格者とする ( 履行期聞 ) 第 1-7 条本業務の履行期間は 契約締結の日の翌日より平成 31 年 12 月 20 日とする ( 概要 ) 第 2-1 条 第 2 章 ため池下流浸水想定区域図作成 対象ため池の施設条件に従い 氾濫シミュレーション計算を行う ため池下流浸水被害 想定区域図は ため池ハザードマップの基礎資料として取りまとめると同時に GIS デ ータとして取りまとめるものとする ( ため池下流浸水被害想定区域図作成 ) 第 2-2 条 ため池下流浸水被害想定区域図作成 ため池下流浸水被害想定区域図作成においては 下記の項目に従い作業を行うものとす る (1) 務計画業 業務の目的 主旨を把握した上で 設計図書及び特記仕様書に基づく業務内容を確認し 検討方法 工程計画をとりまとめた業務計画書を作成する (2) 資料収集整理既存ため池台帳等を収集し ため池の諸元 改修履歴 被害履歴等の整理を行う また 浸水被害想定区域図の背景とする大縮尺の地形図 既存の航空レーザ計測 ( 国土地理院基盤地図情報 ) 等を収集整理する (3) 地概査現 ため池周辺及び氾濫原を対象に 現地概査を実施する 現地概査では ため池の諸元 形状 構造 周辺地形 氾濫原の地形等の状況確認を行い 破堤箇所 破堤条件 図化範 囲を決定するための基礎資料を作成する (4) 水被害想定区域の検討浸 シュミレーションによる氾濫理解析 ( 洪水浸水想定区域図作成マニュアル ( 第 4 版 ) 平 成 27 年 7 月 国土交通省水管理 国土保全局 ) の方法を基本とする ) を実施し 各地点 の氾濫流到達時間や最大水深 最大流速等について検討する 検討手順は次のとおりとする 1 氾濫原地形モデル ( メッシュデータ ) の作成 2 ため池堤防破堤モデルの作成 3 パラメータの設定 4 氾濫解析 ( シュミレーション計算 ) 5 計算結果の GIS 化 図化 ( 洪水到達時間 最大水深 最大流速 ) (5) 地調査現

現地調査では 計算による氾濫流到達範囲及びその周辺について 地形状況や氾濫に影 響を与える人工構造物 ( 盛土構造物 ) 等の確認を行い 氾濫解析結果の妥当性等の確認を 行う (6) ため池下流浸水被害想定区域図の作成 (1)~(5) を基に当該ため池の浸水想定区域図を作成する 必要に応じて現地調査結果を参考に補正するとともに 階級別の浸水深 流速 到達時間等を記載する また 収集資料 氾濫シュミレーション条件や検討条件等を取りまとめた報告書の作成を行う 第 3 章ため池ハザードマップの作成 ( 概要 ) 第 3-1 条第 2 章で作成した浸水被害想定区域図作成結果をもとに 各ため池毎にハザードマップを作成する ( ハザードマップ作成 ) 第 3-2 条ハザードマップ作成においては下記の項目に従い作業を行うものとする (1) 資料の収集整理ハザードマップ作成にあたり 地域の災害現況把握のために必要な資料 ( 災害危険箇所 避難場所等 ) のほか ハザードマップの基図に使用する航空写真を収集する (2) ハザードマップの図化 ( ため池ハザードマップ素案の作成 ) 第 2 章で作成した浸水被害想定区域図作成結果に加え 主要施設 指定避難場所やその他防災に必要な事項について記載したため池ハザードマップ素案を作成する (3) 地元説明会資料の作成および運営補助作成したハザードマップ素案について住民意見聴取のための地元説明会に使用する PPT 資料の作成を行う また 同地元説明会に同席し 写真撮影等の運営補助を行うほか 議事概要について作成する なお 地元説明会は 1 回とし 回数が増える場合は変更の対象とする (4) ため池ハザードマップの作成住民意見を踏まえたハザードマップを作成するとともに 検討した条件等をとりまとめた報告書の作成を行う 第 4 章打合せ ( 打合せ ) 第 4-1 条打合せは 業務着手時 中間時 (2 回 ) 最終時点の4 回を標準とし 着手 最終時点の打合せには管理技術者が出席するものとする なお 業務を適正かつ円滑に実施するために 受注者の業務担当は 業務打合せ記録簿を作成し 上記の打合せの都度内容について 監督員と相互に確認するものとする ( 成果品 ) 第 5 章 成果品

第 5-1 条 提出すべき成果品及び提出部数は 次に示すものとする 区分規格部数 報告書 A4 1 簡易加除式ファイル 同上原稿 CD-R DVD 等 2 電子ファイルにより提出 成果図面原則として A 版規格 1 浸水被害想定区域図 同上原稿 CD-R DVD 等 2 各種 GIS データ ( 成果品の装丁等 ) 第 5-2 条成果品の装丁等は次によるものとする (1) 分冊する場合は内容の区分を考慮して行う (2) 報告書は 長期の使用に耐える通常の装丁を行う (3) 提出先徳島県美馬市穴吹町穴吹字九反地 5 美馬市役所経済建設部農林課 第 6 章定めなき事項 ( 定めなき事項 ) 第 6-1 条この特別仕様書に定めなき事項又はこの業務の実施に当たり疑義が生じた場合は 必要に応じて監督員と協議するものとする