特定健康診査等実施計画 静岡県自動車販売健康保険組合 平成 19 年 12 月

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Ⅰ 目標達成

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背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

平成 29 年 3 月改定 特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) 協和発酵キリン健康保険組合 平成 29 年 3 月

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) リクルート健康保険組合 平成 25 年 4 月 1

(7)健診データの受領方法

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた し かし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医 療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する

特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

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日本赤十字社健康保険組合特定健康診査等実施計画 Ⅰ 計画策定にあたって 1 背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務


背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 世界最長の平均寿命や高い保険医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などの大きな環境変化に直面しており 医療制 度を持続可能なものにするため その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

第三期特定健康診査等実施計画 ニチアス健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 02 月 20 日

第三期 特定健康診査等実施計画 ウシオ電機健康保険組合 平成 30 年 4 月

特定健康診査等実施計画書 ( 第 3 期 ) JXTG グループ健康保険組合 平成 20 年 4 月 1 日制定平成 22 年 4 月 1 日改訂平成 25 年 4 月 1 日改正平成 30 年 4 月 1 日改正 - 1 -

Microsoft Word - 実施計画書H doc

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 社会保障制度を構築してきた結果 世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 近代において 急速な少子高齢化や国民の大きな生活環境の変化は 飽食や便利さと引き換えに慢性的な運動不足に陥り いわゆる生活習慣病への大きな要因となっている さらには 医

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第三期 特定健康診査等実施計画 伊藤忠連合健康保険組合 平成 30 年 3 月

特定健康検査等実施計画【案】

参考様式例(総合健保組合)

1. 背景及び趣旨我が国は 急速な少子高齢化 経済の低成長への移行 疾病構造の変化など 大きな環境変化に直面している 今まで築いてきた国民皆保険制度を堅持し 医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには その構造改革が急務である 国民の実態を見ると 高齢化の急速な進展と生活習慣病の増加によ

大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

平成 28 年度健康診断について 基本健康診断 ( 一次検査 ) 健康保険組合は疾病予防事業として被保険者 被扶養者の皆様の健康診断を実施しています 健診種類 ( いずれかを選択 ) 生活習慣病健診 人間ドック 被保険者 対象者 対象年齢 ( 該当年度末日 (3 月 31 日 ) 基準 ) 年齢制限

第三期特定健康診査等実施計画 横浜ゴム健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 10 月 16 日

特定健康診査等 ( 平成 30 年度 平成 35 年度 ) 背景 現状 基本的な考え方 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 事業所数が多く その健康課題も多岐にわたるため対策実施に当たっては事業所の協力が欠かせない 被保険者の特定健診受診率は 95% 前後であり 事業主健診は

Ⅰ 計画策定にあたって 1. はじめに私たちは 国民皆保険制度 フリーアクセス という日本の医療を支える象徴的な仕組みを享受し 世界最長レベルの平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 日本経済が長期停滞する中 少子高齢化の進展や生活スタイルの変化 加えて医療技術の高度化や疾病構造の変化など

スライド 1

はじめに

平成23年度国保連合会

医療法人積善会 蒲郡東部病院 特定健康診査 及び 特定保健指導 運営規定 2019 年 4 月 1 日

2 第 1 期データヘルス計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 ) の要点 ⑴ 加入者の状況被保険者は 男性が約 85% と多く 年齢構成は 40 歳代 50 歳代が多い 被扶養者は 子供を除くと女性が多い ⑵ データに基づく健康課題 1 生活習慣病及び生活習慣病関連疾患が医療費に占める

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

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特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

平成22年度インフルエンザ予防接種費用補助実施要綱

デクセリアルズ健康保険組合


特定健康診査等実施計画 平成 20 年 3 月 水俣市国民健康保険

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・

PowerPoint プレゼンテーション

自分にあった健康保険を見つけよう! それぞれの健康保険の特徴を踏まえ 自分にあった健康保険を選ぶようにしましょう! 今までの収入 扶養家族の有無によって どの健康保険に加入するとメリットがあるか 参考にしてください 健康保険の被保険者資格を喪失 再就職しない 再就職する 就職先の健康保険に加入できな

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標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

Ⅰ. 背景及び趣旨わが国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている この改革には 高齢化の進展とともに増加し死亡原因の6 割


第 3 期 特定健康診査等実施計画書 平成 30 年 4 月 長野県医師国民健康保険組合

日本赤十字社健康保険組合 ( 以下 当組合 という ) におきましては 被保険者やその家族 ( 以下 加入者 という ) からいただいた各種届出や申請書などに記載されている個人情報 医療機関等に受診された際に 医療機関等から当組合に請求される 診療報酬明細書 ( 以下 レセプト という ) に記載さ

新宮市国民健康保険第 2 期特定健康診査等実施計画 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 平成 25 年 4 月 新宮市国民健康保険

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

データヘルス計画 ~健康増進に向けた医療保険者の機能強化~

個人情報の利用目的の公表について

近畿税理士国民健康保険組合 第二期特定健康診査等実施計画 ( 案 )

【参考資料2】費用負担

事務連絡

医療費適正化計画の概要について 国民の高齢期における適切な医療の確保を図る観点から 医療費適正化を総合的かつ計画的に推進するため 国 都道府県は 医療費適正化計画を定めている 根拠法 : 高齢者の医療の確保に関する法律作成主体 : 国 都道府県計画期間 :5 年 ( 第 1 期 : 平成 20~24

2

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平成20年度税制改正(地方税)要望事項

対象疾患名及び ICD-10 コード等 対象疾患名 ( 診療行為 ) ICD-10 等 1 糖尿病 2 脳血管障害 3 虚血性心疾患 4 動脈閉塞 5 高血圧症 6 高尿酸血症 7 高脂血症 8 肝機能障害 9 高血圧性腎臓障害 10 人工透析 E11~E14 I61 I639 I64 I209 I

加入者 ( 被保険者 被扶養者 ) の状況 50,000 人 加入者数の別推移 ( 平成 5 年 0 ~ 平成 7 年 0 ) 0,000 人 計 30,75 人 計 3,7 人 30,000 人 計 0,0 人 3,50 人 被保険者 扶養率 0. 人 36,07 人 対前年同差, 人増加 0,0

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

40,000 人 36,000 人 32,000 人 被保険者 被保険者数の年間推移 [ 年齢階層別 ] ( 5 カ年比較 / 平成 25 年 ~ ) 被保険者数が多い年齢層は 25~49 歳で 中でも最も多いのは 40~44 歳の階層となっています 28,000 人 24,000 人 20,000

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

宗像市国保医療課 御中

40,000 人 36,000 人 32,000 人 被保険者 被保険者数の年間推移 [ 年齢階層別 ] ( 5 カ年比較 / 平成 25 年 ~ ) 被保険者数が多い年齢層は 25~49 歳で 中でも最も多いのは 40~44 歳の階層となっています 28,000 人 24,000 人 20,000

40,000 人 36,000 人 32,000 人 被保険者 被保険者数の年間推移 [ 年齢階層別 ] ( 5 カ年比較 / 平成 25 年 ~ ) 被保険者数が多い年齢層は 25~49 歳で 中でも最も多いのは 40~44 歳の階層となっています 28,000 人 24,000 人 20,000

Microsoft PowerPoint - 特定健診課題、要望.ppt

PowerPoint プレゼンテーション

町村(国保保険者となる国 市町村が保険料を受領できない 現行 市町村を納付受託機関とする 1 国保被保険者証の更新 検認のための窓口来訪 保険料免除手続の勧奨民年金保険料4 滞納保険料分の領収書をの持参して 再度 窓口来訪滞納)短5 通常の被保険者証の交付 期 保険料免除手続の勧奨民証町 滞納保険料

特定健診データファイル作成ソフト操作概要

40,000 人 36,000 人 32,000 人 被保険者 被保険者数の年間推移 [ 年齢階層別 ] ( 5 カ年比較 / 平成 25 年 ~ ) 被保険者数が多い年齢層は 25~49 歳で 中でも最も多いのは 40~44 歳の階層となっています 28,000 人 24,000 人 20,000

個人情報の取り扱いについて 公益財団法人岩手県予防医学協会 個人情報保護管理責任者常務理事 公益財団法人岩手県予防医学協会 ( 以下 協会 という ) は 健康診断等で取得した個人情報 を協会の個人情報保護基本規程に従って適正に管理し 以下のとおりお取り扱いさせていただき ますので 個人情報の提供

加入者の連絡等にも利用します マスター の住所 氏名等の連絡先を用いて 当組合の資格喪失後も必要に応じて 届出等に記載された連絡先にご連絡することもあります 医療機関や他の保険者 ( 区市町村 年金事務所を含む ) から資格喪失か否かなど保険診療の照会があった場合 相手先確認の上 マスター の保険証

保健事業実施計画書

40,000 人 36,000 人 32,000 人 被保険者 被保険者数の年間推移 [ 年齢階層別 ] ( 5 カ年比較 / 平成 24 年 ~ ) 被保険者数が多い年齢層は 25~49 歳で 中でも最も多いのは 40~44 歳の階層となっています 28,000 人 24,000 人 20,000

40,000 人 36,000 人 32,000 人 被保険者 被保険者数の年間推移 [ 年齢階層別 ] ( 5 カ年比較 / 平成 24 年 ~ ) 被保険者数が多い年齢層は 25~49 歳で 中でも最も多いのは 40~44 歳の階層となっています 28,000 人 24,000 人 20,000

,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

協会けんぽ加入者における ICT を用いた特定保健指導による体重減少に及ぼす効果に関する研究広島支部保健グループ山田啓介保健グループ大和昌代企画総務グループ今井信孝 会津宏幸広島大学大学院医歯薬保健学研究院疫学 疾病制御学教授田中純子 概要 背景 目的 全国健康保険協会広島支部 ( 以下 広島支部

第 3 章特定健診 特定保健指導の実施 1 特定健診実施等実施計画についてこの計画は 国の定める特定健康診査等基本指針に基づく計画であり 制度創設の趣旨 国の健康づくり施策の方向性 第 1 期の評価を踏まえ策定するものです この計画は 5 年を一期とし 第 2 期は平成 25 年度から 29 年度と

起 案 書

目 次 序章特定健康診査及び特定保健指導の実施について 2 第 1 章目標及び対象者数について 2 1. 特定健康診査等の目標と対象者数 第 2 章実施方法について 4 1. 基本事項について 2. 集合契約について 3. 受診券 ( セット券 ) 及び利用券について 4. 代行機関について 5.

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

Transcription:

特定健康診査等実施計画 静岡県自動車販売健康保険組合 平成 19 年 12 月

目 次 1. 背景及び趣旨 2 頁 2. 当健保組合の現状 3 3. 特定健康診査等の実施方法に関する基本的な事項 4 Ⅰ 達成目標 5 Ⅱ 特定健康診査等の対象者数 6 Ⅲ 特定健康診査等の実施方法 7 Ⅳ 個人情報の保護 8 Ⅴ 特定健康診査等実施計画の公表 周知 9 Ⅵ 特定健康診査等実施計画の評価及び見直し 9 Ⅶ その他 9-1 -

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて 保険者は 被保険者及び被扶養者に対し 糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査 ( 特定健康診査 ) 及びその結果により 健康の保持に努める必要がある者に対する保健指導 ( 特定保健指導 ) を実施することとされた 本計画は 当健康保険組合の特定健康診査及び特定保健指導の実施方法に関する 基本的な事項 特定健康診査及び特定保健指導の実施並びにその成果に係る目標に 関する基本的事項について定めるものである なお 高齢者の医療の確保に関する法律第 19 条により 5 年ごとに 5 年を一期と して 特定健康診査等実施計画を定めることとする - 2 -

静岡県自動車販売健康保険組合の現状 当健康保険組合は 自動車の販売等を主たる業とする事業所が加入している健康保険組合である 平成 18 年度末の事業所数は 静岡県内に45 所在し 営業所数を含めると500 を超える 加入事業所の事業所規模は 被保険者 50 人以上の事業所が全体の6 割を占め 1 事業所あたりの平均被保険者数は152 人 被保険者の平均年齢は38 歳 男性が全体の8 割強を占めている状況である 当組合では 健康診断を事業所と連携を図り 被保険者に対しては 労働安全衛生法に基づく定期健康診断を事業主と協同 ( 健診費用は全額事業主負担 ) で実施し 被扶養者に対しては 健保組合の負担で被扶養者 (35 歳以上 ) の生活習慣病健診を実施している これらの健診業務は 当組合の常勤看護師 3 名及び保健事業担当者 2 名が担当している また 保健指導については 健診結果を基に看護師 3 名が事業所や家庭を訪問し 保健指導を実施するほか 人間ドック等の各種検診の事後指導や健康相談も併せて 行なっている 当組合で行なう健康診断は 下記の健診機関と委託契約を締結し 事業所や公共施設など県内各地へ巡回する健診車 又は各健診機関内で実施している 地区 東部 中部 西部 健診機関名所在地連絡先 三島社会保険病院健康管理センター三島市谷田字藤久保 2276 055(975)8841 聖隷沼津健康診断センター沼津市本字下一丁田 895-1 055(962)9882 社会保険桜ヶ丘病院健康管理センター静岡市清水区桜ヶ丘町 13-23 054(353)5313 静岡市静岡医師会健診センター静岡市葵区東草深 3-27 054(245)2977 医師会健診センター MEDIO( メディオ ) 静岡市葵区鷹匠一丁目 1-1 新静岡センター 7 階 054(245)2977 社会保険浜松病院健康管理センター浜松市中区中島 1-8-1 0120(77)1804 浜松赤十字病院健康管理センター浜松市浜北区小林 1088-1 053(401)1140-3 -

特定健康診査等の実施方法に関する基本的な事項 1 特定健康診査等の基本的考え方日本内科学会等内科系 8 学会が合同でメタボリックシンドロームの疾患概念と診断基準を示した これは 内臓脂肪型に起因する糖尿病 高脂血症 高血圧は予防可能であり 発症した後でも血糖 血圧をコントロールすることにより重病化を予防することが可能であるという考え方を基本としている メタボリックシンドロームの概念を導入することにより 内臓脂肪の蓄積や 体重増加等が様々な疾患の原因になることをデータで示すことができるため 健診受診者にとって生活習慣の改善に向けての明確な動機付けができるようになる 2 特定健康診査等の実施に係る留意事項今後も 市町村国保の行なう健康診査を受診している被扶養者の数を調査し そのデータを受領するとともに 当組合が主体となって特定健診を行い そのデータを管理する 3 事業者等が行う健康診断及び保健指導との関係従来から事業主健診を受託していたことから 今後も当組合が主体となって行なう 事業主が健診を実施した場合 当組合は そのデータを事業主から受領し 費用は事業主が負担する 4 特定保健指導の基本的考え方生活習慣病予備群の保健指導の第一の目的は 生活習慣病に移行させないことである そのための保健指導では 対象者自身が健診結果を理解して 自らの生活習慣を変えることができるように支援することにある - 4 -

Ⅰ 達成目標 1 特定健康診査の実施に係る目標平成 24 年度における特定健康診査の実施率を88% とする この目標を達成するために 平成 20 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める 目標実施率 (%) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 国の参酌標準 被 保 険 者 90 91 92 93 95 被 扶 養 者 35 45 55 65 75 被保険者 + 被扶養者 71 75 79 83 88 70 2 特定保健指導の実施に係る目標平成 24 年度における特定保健指導の実施率 65% とする この目標を達成するために 平成 20 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める 目標実施率 ( 被保険者 + 被扶養者 ) ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 国の参酌標準 40 歳以上対象者 2,775 2,935 3,105 3,265 3,455 特定保健指導対象者数 ( 推計 ) 525 510 495 480 465 実 施 率 (%) 45 50 56 60 65 45 実 施 者 数 235 255 275 290 300 本県以外の地域については 集合契約を締結した健診機関等で行なう 3 特定健康診査等の実施の成果に係る目標 平成 24 年度において 平成 20 年度と比較したメタボリックシンドロームの該当 者及び予備群の減少率を 11% 以上とする ( 国の参酌標準 10% 以上 ) - 5 -

Ⅱ 特定健康診査等の対象者数 1 対象者数 1 特定健康診査 被保険者 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 40 歳以上対象者 2,520 2,520 2,520 2,520 2,520 目標実施率 (%) 90 91 92 93 95 目標実施者数 2,280 2,300 2,330 2,350 2,400 被扶養者 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 40 歳以上対象者 1,400 1,400 1,400 1,400 1,400 目標実施率 (%) 35 45 55 65 75 目標実施者数 495 635 775 915 1,055 被保険者 + 被扶養者 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 40 歳以上対象者 3,920 3,920 3,920 3,920 3,920 目標実施率 (%) 71 75 79 83 88 目標実施者数 2,775 2,935 3,105 3,265 3,455 2 特定保健指導の対象者数 被保険者 + 被扶養者 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 40 歳以上対象者 2,775 2,935 3,105 3,265 3,455 動機付け支援対象者 460 450 440 430 420 実 施 率 (%) 45 50 56 60 64 実 施 者 数 205 225 245 260 270 積極的支援対象者 65 60 55 50 45 実 施 率 (%) 46 50 55 60 67 実 施 者 数 30 30 30 30 30 保健指導対象者計 525 510 495 480 465 実 施 率 (%) 45 50 56 60 65 実 施 者 数 235 255 275 290 300-6 -

Ⅲ 特定健康診査等の実施方法 (1) 実施場所特定健診は 当組合と健診の委託契約を締結した健診機関が 巡回又は健診機関内において行なう 特定保健指導は 当組合の看護師が巡回により行なう 遠隔地の者の特定保健指導については 保健指導を行える機関に委託する (2) 実施項目 実施項目は 標準的な健診 保健指導プログラム第 2 編第 2 章に記載されている 健診項目とする (3) 実施時期 実施時期は 通年とする (4) 委託の有無ア特定健診被保険者 被扶養者が遠隔地にいる場合など 当組合と健診の委託契約を締結した健診機関での受診が困難である場合は 代表医療保険者を通じて健診機関の全国組織との集合契約を結び 代行機関として社会保険診療報酬支払基金を利用して決済を行ない全国での受診が可能となるよう措置を講ずる イ特定保健指導被保険者 被扶養者が遠隔地にいる場合など 当組合の看護師による保健指導が 受けられない場合は 標準的な健診 保健指導プログラム第 3 編第 6 章の考え方に基づき アウトソーシングをする また 代行機関として 社会保険診療報酬支払基金を利用して決済を行ない 全国での利用が可能となるよう措置を講ずる (5) 受診方法原則 事業者は 当組合と健診の委託契約を締結した健診機関内 又は巡回による受診を希望する日時を登録したうえで 特定健診又は特定保健指導を受ける 遠隔地の場合は 健保組合が被保険者 被扶養者のうち 特定健診等対象者の分の受診券 利用券を 事業者を通じて対象者に送付する 当該被保険者 被扶養者は 受診券又は利用券を健診機関等に被保険者証とともに提出して 特定健診又は特定保健指導を受ける 受診の窓口負担は無料とする ただし 規定の実施項目以外を受診した場合は その費用は個人負担とする - 7 -

(6) 周知 案内方法 周知は 各事業主に通知するほか 当組合の広報紙等に掲載するとともにホーム ページに掲載して案内を行なう (7) 健診データの受領方法健診のデータは 契約健診機関及び代行機関から 電子データを随時 ( 又は月単位 ) 受領して 当組合で保管する また 特定保健指導について 当組合の看護師が指導のデータを作成し 健保組合で保管する 外部委託先機関の実施分については 電子データで受領するものとする なお 保管年数は 当組合が実施した分も含め 5 年とする (8) 特定保健指導対象者の選出の方法 特定保健指導の対象者については 指導効果の面から判断し 最も改善が期待され る 40 歳代の者から優先して選出する (9) 年間スケジュール 前 年 1~2 月 翌年度の計画立案 予算組み及び 年 度 健診の案内 申込みの取りまとめ事務 度 末 3 月 契約健診機関への申込み 契約の締結 前 4~8 月 特定健診実施期間 集合契約における申込み事務 当 半 5 月 ~ 特定保健指導の実施 ( 随時 ) 前年度分実施結果集計及び分析 年 度 後 半 9 月 ~ 当年度分実施結果 (7 月末 ) 集計 事業主負担金の請求事務 ( ~ 年度末作業と同 繰り返し ~ ) 月 間 毎月の請求 支払い事務 階層化作業及び指導対象者抽出 受診券 利用券の発行及び発送事務等 - 8 -

Ⅳ 個人情報の保護当組合は 静岡県自動車販売健康保険組合個人情報保護管理規程 を遵守する 当組合及び委託された健診 保健指導機関は 業務によって知り得た情報を外部に漏らしてはならない 当組合のデータ管理者は 常務理事とする また データの利用者は 当組合の看護師及び担当職員に限る 外部委託する場合は データ利用の範囲 利用者等を契約書に明記することとする Ⅴ 特定健康診査等実施計画の公表 周知本計画の周知は 各事業主に通知するほか 当組合の広報紙等に掲載するとともにホームページに掲載し 公表 周知する Ⅵ 特定健康診査等実施計画の評価及び見直し当計画については 毎年 健康保険委員会において見直しを検討する また 平成 22 年度に3 年間の評価を行い 目標と大きくかけ離れた場合 その他必要がある場合には見直すこととする Ⅶ その他当組合に所属する看護師 担当職員については 特定健診 特定保健指導等の実践養成のための研修に積極的に参加させる - 9 -