第1学年国語科学習指導案

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第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

Taro-【HP用】指導案.jtd

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

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第1学年国語科学習指導案

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

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第4学年算数科学習指導案

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

う言語活動を位置付けた学習をしていくという目的意識を持つ 第 2 次では 注文の多い料理店 について キャッチコピー あらすじ 二人の紳士の人物像 ここがおすすめ ( 話のおもしろさを伝える ) という要件で リーフレットにまとめる 第 3 次では 並行読書してきた宮沢賢治の作品のリーフレットを作り

解答類型

そのために, 児童が感じたおもしろさを分類し, それらを読みの視点として, 物語のおもしろさを見付けながら読むことを通して, より深く登場人物の心情を読み取ったり, 想像豊かに読んだりしながら物語のおもしろさを味わうことができるようにする さらに, 見付けた物語のおもしろさを, で紹介し合う活動を取

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

自分の経験を重ね合わせるという思考は働いていない よって ここでの学習では 自分の知識 経験 読書体験とを結び付けた感想を求めることとする 本を紹介するにあたり 自己体験を伴う感想を加えた 体けん お話れっ車 とし 学ぶべきことをはっきりさせ 学習に取り組みたい 学校生活の入門期の1~2 年生に対し

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

【授業 1】

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第6学年1組 国語科学習指導案

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

りする活動には集中できない児童もいる そのために, ことばにこだわりを持って活動させるようにしてきた 例えば A 児は, 家に帰るとビデオやテレビを見て過ごし, 家族との会話が少ない状況である そのため語彙が少なく, 友だちとのつながりも薄くなり会話が広がらない コミュニケーションを取ることの楽しさ

第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

国語科学習指導案

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

Taro-第3学年国語科学習指導案「

から抜粋 ) を用意する その中から自分の興味のある資料を選択させ 主体的に文章が書けるようにする その後 書き上げた文章が説得力のある文章であるか 友だち同士で読み比べたり 校内の先生方に読んでいただいたりしながら 自分の文章を評価してもらうようにする そのことにより 児童が文章を書き換えることで

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

国語科学習指導案

<小学校 生活科>

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

第1学年国語科学習指導案

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

第○学年 ○○科指導計画

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3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

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4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

国語科学習指導案様式(案)

2年国語科指導案

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

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第3学年国語か学習指導案

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具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

進めることができる児童の育成のために 学習計画作りと 読みシート を活用した意見交流の設定が有効であることを 実践を通して明らかにする Ⅲ 研究の見通し学習計画作りと 読みシート を活用した意見交流の設定により 学び合いながら叙述を基に想像して読み進めることができる児童を育てることができるであろう

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Microsoft Word - ★【のびっこ】知的 国語学習指導案 俳句探検隊

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

Transcription:

第 3 学年国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 12 日 ( 水 )5 校時 3 年 2 組 ( 男子 10 名女子 9 名計 19 名 ) 本時 3/10 授業者吉井惇也 1 単元名物語のあらすじをとらえよう教材名 ゆうすげ村の小さな旅館 ( 東京書籍 3 年上 ) 2 単元の目標 自分が選んだ物語を あらすじ CM にするために ふしぎな物語に興味をもって取り組むことができる ( 関 意 態 ) 紹介したい本を選び 場面ごとに出来事を整理して内容の大体を読み取り 叙述をもとにあらすじをまとめることができる ( エ ) 文と文とのつながりを考えながら 指示語や接続語を使ってあらすじを書くことができる ( イ ( ク )) 3 単元について (1) 単元観 1 本単元で取り上げる主な指導事項小学校学習指導要領 国語の第 3 学年及び第 4 学年 C 読むこと の指導事項 エ目的や必要に応じて 文章の要点や細かい点に注意しながら読み 文章などを引用したり要約したりすること を取り上げて指導する 2 単元を貫く言語活動とその特徴その際 C 読むこと の言語活動例 エ紹介したい本を取り上げて説明すること を具体化した 場面ごとに大事なところをおさえ 内容が分かるように物語を あらすじ CM にまとめ 4 年生に紹介する という言語活動を位置付ける ここで取り上げる物語のあらすじは どんな人物が出てきて どんな出来事があったかなど 物語の内容を短くまとめた文章 である このことにより 本単元でねらう あらすじを書くために必要な言葉を選び 短くまとめる能力 の育成に確実につながる言語活動にする 本教材は 一部に挿入部分 ( 過去の回想 ) があるものの 基本的には時間を追って話が展開していく構成になっている 時を表す言葉を手がかりに場面分けをし 場面ごとの大事な出来事を読み取ることができる教材である (2) 児童観児童は 2 年生 5 月単元 お手紙 では 人物や場面について学習し 10 月単元 名前を見てちょうだい では 出来事の順序に気をつけて場面ごとの人物の行動や気持ちを読み取る学習をした 標準学力調査の結果を見ると 読む 領域は全国平均を上回っている しかし 国語への関心 意欲 書く 領域に個人差が顕著に見られ 課題がある これは 自分の思いを相手に上手に伝えられなかったり 考えたことを文章におこしたりすることに弱さがあると考えられる (3) 指導観第一次では 教師が作った既習教材 ニャーゴ の関連図書 ちゅーちゅー の あらすじ CM を見て 短い時間でも物語の大体を相手に伝えることができるというあらすじの良さを実感する また ゆうすげ村の小さな旅館 の続編を知らない 4 年生のために あらすじ CM を紹介する という学習のめあてを持つ 第二次では 場面ごとに 物語のあらすじをまとめる方法を知り 教材文で あらすじ C M を作っていく その際に 次の場面につながっているかを意識しながら 場面ごとに一文であらすじをまとめていく さらに グループで あらすじ CM を作る活動を通して 自分たちが伝えたい大事な出来事を選んだり 短い言葉で言い換えたりする力をつけていく 第三次では 並行読書で読んできた ゆうすげ村の小さな旅館 の続編の中から 自分が

選んだ話の あらすじ CM を作り 4 年生に紹介する 第一次から二次で あらすじ CM の作り方を学んできているので 作成にあたっては 違和感なく取り組むことができると考える 課題意識をもって取り組むことであらすじを書くために必要な言葉を選び 短くまとめる力を育てることにつながると考える 単元の評価規準国語への関心 意欲 態度 読む能力 言語についての知識 理解 技能 ふしぎな物語を読むことに興味をもち 自分の好きな本のあらすじをまとめる活動に取り組もうとしている 場面ごとの出来事を整理して内容の大体を読み取り 叙述を基にあらすじをまとめている ( エ ) 文と文とのつながりを考えながら 指示語や接続語を使ってあらすじを書いている イ ( ク ) B 概ね満足できる状況 場面ごとの出来事を整理して内容の大体を読み取り 叙述をもとにあらすじをまとめている 1 わか葉のきせつにゆうすげ村のゆうすげ旅館では つぼみさんは息をつくひまもありませんでした 2 ある日 つぼみさんはついひとり言を言いました 3 そのよく朝 美月というむすめがつぼみさんのもとへやってきました 美月は毎朝 ダイコンの料理を作りました 4 ある日 つぼみさんとお客さんはきゅうに耳がよくなったような気がしました 5 2 週間がすぎて 美月が帰ってしまうと つぼみさんはがっかりしました 6 よく日 山の畑でつぼみさんは 美月がうさぎだということに気がつきます 7 よく朝 ゆうすげ旅館の台所の外でつぼみさんは いそがしくなったらまた おてつだいに行きます という手紙を美月からもらいました A 十分満足できる状況 場面ごとの出来事を整理して内容の大体を読み取り 場面のつながりを考えながらあらすじをまとめている わか葉のきせつにゆうすげ村のゆうすげ旅館では 六人ものたいざいのお客さんがきて つぼみさんは息をつくひまもありませんでした ある日 つぼみさんは だれか てつだってくれる人はいないかしら と ついひとり言を言いました そのよく朝 美月という色白のぽっちゃりとしたむすめがつぼみさんのもとへやってきました 美月は毎朝 ダイコンの料理を作りました ダイコンづくしの料理が続くようになったある日 つぼみさんとお客さんはきゅうに耳がよくなったような気がしました 2 週間がすぎて しゅうかくがおくれると まほうのきき目がなくなってしまうんです と言って美月が帰ってしまうと つぼみさんはがっかりしました よく日 山の畑でつぼみさんは 美月がうさぎだということに気がつき 美月のために買ったエプロンをこっそりとおき 帰ります よく朝 ゆうすげ旅館の台所の外でつぼみさんは すてきなエプロン ありがとうございました いそがしくなったらまた おてつだいに行きます という手紙を美月からもらいました (4) 研究テーマとの関連主体的に児童が学ぶためには 児童自身が単元を通して学ぶ目的をもち 見通しをもって言語活動を展開していく必要がある そこで 導入では あらすじ CM のモデルを紹介することで あらすじを書くことの意欲や目的意識を高める また 並行読書で選んだ話の中から自分が伝えたいことを主体的にまとめていくために 4 年生に紹介するという活動を設定する

4 単元構想図 単元を貫く言語活動場面ごとに大事なところをおさえ 内容が分かるように物語を あらすじ CM にまとめ 4 年生に紹介する 第一次 学習の流れ 教師が作った あらすじ CM のモデルを提示し あらすじ CM を 4 年生に紹介する という学習のめあてをもつ あらすじの意味を知る 第二次 並行読書 意識の流れ 児童の実態 自分の思いを伝えたり 文章にすることに弱さが見られる 先生が作った あらすじCM は 物語の内容が大体分かるね あらすじCM をつくって 4 年生に紹介したいな 時に着目して場面分けをする 場面相互がつながるように教材文の あらすじ C M を書く グループでまとめた あらすじ CM を友達に発表し 感想を交流しあう あらすじには時 場所 登場人物 出来事を入れて書けばいいんだ 場面の話がつながっていないとあらすじにはならないんだな もっと並行読書をしたいな 第三次 自分が選んだ物語の あらすじ CM を書く 自分が作ったあらすじについて紹介し合い 感想を交流する あらすじ CM を 4 年生に紹介する 場面ごとにまとめたものをつかうと あらすじが書けそう さんのあらすじは 大事な事柄を選んで書けているな 4 年生に物語のおもしろさが伝わるといいな 単元で付けたい力 あらすじを書くために大事な事柄を選び 短くまとめる力

5 指導計画及び評価計画 ( 全 15 時間 ) 第一次 時学習活動主な評価規準 1 2 あらすじCM を作り 4 年生に紹介するという学習への見通しを持つ 教師が作ったモデルを使ってあらすじの意味について学ぶ 時に着目して場面分けをする 関 物語に興味をもち これからの学習に意欲的に取り組もうとしている ( 発言 行動 ) 読 時を表す言葉を手がかりに場面分けをしている ( 発言 ワークシート ) 3 ( 本時 ) 前後の場面のつながりを意識して第 1 場面から第 3 場面についてのあらすじについて考える 読 場面のつながりを意識して あらすじ CM に必要な出来事をまとめている ( 発言 ワークシート ) 第二次 4 前後の場面のつながりを意識して第 4 場面から第 7 場面についてのあらすじについて考える 読 場面のつながりを意識して あらすじ CM に必要な出来事をまとめている ( 発言 ワークシート ) 5 前後の場面のつながりを意識して教材文を あらすじ CM にまとめる 言 文と文とのつながりを考えながら 指示語や接続語を使ってあらすじを書いている ( あらすじ CM) 6 グループでまとめたあらすじを友達に発表し 感想を交流しあう 読 あらすじを書くときに大切なことに気をつけて 友だちが書いたあらすじについて 助言している ( 発言 行動 ) 7 8 並行読書で読んできた物語の中から 自分が選んだ物語を あらすじ CM にまとめる 言 文と文とのつながりを考えながら 指示語や接続語を使ってあらすじを書いている ( あらすじ CM) 第三次 9 自分が作ったあらすじについて紹介しあい 感想を交流する 読 あらすじを書くときに大切なことに気をつけて 友だちが書いたあらすじについて 助言している ( 発言 行動 ) 10 あらすじ CM を 4 年生に紹介する 関 自分が作った あらすじ CM を使い 4 年生に物語のおもしろさを意欲的に伝えようとしている

6 本時の学習 (3/10) 目標 あらすじ CM に必要な出来事を 場面のつながりを意識しながら整理することができる (1) 展開 主な学習活動と内容 1 前時の学習を思い出す 2 本時の課題をつかむ 指導上の留意点 ( ) 評価 ( ) 支援 ( ) 時を表す言葉を手がかりに場面分けをしたことを想起させる あらすじ CM で伝えたい出来事をまとめよう 3 課題を解決する (1) あらすじをまとめる方法を知る (2) 個人思考 (3) 全体で共有 いつ どこで だれが どうした というあらすじをまとめる基本の形をおさえさせる 1 2 場面を基本の形を使ってあらすじをまとめさせる ワークシートに出来事を整理させる いつ どこで だれが どうした を表している言葉にしるしをつけさせ 必要な部分を考えさせる いくつかの出来事の中から 物語全体の流れに必要な部分はどこなのか考えさせる 第三場面は 美月が来たことだけでなく 第 4 場面につながるダイコン料理をつくった美月の行動もおさえさせる 出来事に線を引かせ 必要な部分を考えさせる 場面のつながりを意識して あらすじ CM に必要な出来事をまとめている 読 ワークシート 4 次時の学習について知る 次時は第四場面から七場面の出来事を整理して あらすじをまとめることを予告する 家庭学習 あらすじ CM で伝えたい出来事を見つけながら読んでくる

7 授業参観の視点 (1) 単元を貫く言語活動を位置付けた単元構成について あらすじ CM を 4 年生に紹介する活動が 単元の目標を達成するための言語活動として適切か (2) 第一 二次の学習活動が 第三次での言語活動を活発に行えるものであったか 各場面を 時 場所 人物 を意識させ 一文でまとめるという活動が あらすじ CM にまとめる活動につながっているか (3) 本時のめあては達成できたか (4) 児童が主体的に学習できていたか あらすじ CM にまとめる活動を通して あらすじをとらえることができていたか