Microsoft Word - 41田中

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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第1学年国語科学習指導案

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Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

Taro-5年研究のまとめ

第4学年国語科学習指導案.doc

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

文章構成の在り方を実感できる「読むこと」の学習指導

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

第1学年国語科学習指導案

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

第3学年国語か学習指導案

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

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6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

Microsoft Word - 61荒礒

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

解答類型

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

Taro-第3学年国語科学習指導案「

わり の組み立てを意識しながら読むことはできるようになってきたが 叙述にある難しい語句や指示語に注意したり段落相互の関係を考えたりしながら読む力は身に付いていない そこで 本単元では各段落の中心となる文やキーワードを押さえながら教材文を読んでいくことで 読み手に分かりやすい文章構成や段落相互の関係を

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

Microsoft Word - 原稿【市教委指摘訂正済】

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

第1学年国語科学習指導案

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

Microsoft Word - 2年4組

国語科学習指導案様式(案)

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

する対象を明確にすることで 全員がねらいを達成することができるようにしたいと考えた 第二次の後半では 選んだごっこについて 困った点や工夫したい遊び方について話し合い 新しい遊び方を考える時間を設ける 文章と自分の経験を結びつけ 新しく知った知識を実生活に生かそうとする態度を身に付けていきたい 第三

第6学年2組 算数科 学習指導案

第4学年算数科学習指導案

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

H27 国語

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

Microsoft Word - 【東広島市】西条小学校 算数「かたちクイズをしよう」(1年).doc

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

そのために, 児童が感じたおもしろさを分類し, それらを読みの視点として, 物語のおもしろさを見付けながら読むことを通して, より深く登場人物の心情を読み取ったり, 想像豊かに読んだりしながら物語のおもしろさを味わうことができるようにする さらに, 見付けた物語のおもしろさを, で紹介し合う活動を取

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

平成27・28年度 授業改善(小国) 実践事例4

H

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

<小学校 生活科>

(Microsoft Word -

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

Transcription:

4 年 1 組国語科学習指導案 平成 23 年 5 月 27 日 ( 金 )5 限教室指導者金沢市立千坂小学校田中克枝研究主題 主体的に考え 学び合う子をめざして ~ 言語活動の充実を通した教科指導のあり方 ~ 1 単元名読んで自分の考えをまとめよう 大きな力を出す 動いて 考えて また動く 2 目標 説明的文章を 自分の経験や知識と照らし合わせて読もうとしている( 関 意 態 ) 筆者の考えを読み取るために 事実と意見との関係をとらえて 段落相互の関係を考えることができる ( 読 ) 文章の要点や細かい点に注意して読み 必要に応じて引用したり 要約したりすることができる ( 読 ) 筆者の考えについて 自分の知識や体験を根拠に 考えたことを書き 他の人のそれと比べている ( 書 ) 3 単元について (1) 教材について本単元は 第 4 学年で初めての説明的文章である 3 年時では ありの行列 や すがたをかえる大豆 の学習を行っている これらの学習を通して 初め に 問い あるいは 話題の提示があり 中 に 答え がある文章 また 終わり に 答え がある文章や 終わり で まとめる 文章に親しんできている 本単元では 大きな力を出す を第一教材 動いて 考えて また動く を第ニ教材と位置付け 学習を進めていく ともに 問い や 答え のない説明的文章である点で これまでの学習との違いがある 両者とも はじめ と 終わり に 筆者の考え が書かれてあり 中 には 筆者の考えの根拠となる事実やその説明が書かれてある また 大きな力を出す 動いて 考えて また動く は どちらも身体運動について書かれてあり 児童にとって身近な内容である そのため 筆者の考えに対する自分の考えを持ってまとめる活動に適していると考えられる (2) 教科の知にせまるために本単元で身につけたい教科の知を 段落相互の関係を考えることとする そのために 筆者の考え 事実 説明 を読み分ける活動を行う とりわけ 第一教材の 大きな力を出す は 段落相互のつながりを意識するのに適した教材であり 見開き2ページの5つの段落で構成されている 初め に 筆者の考え である 話題提示 がある また 終わり にも 筆者の考え を繰り返すことで 説得力のある文章となっている 中 は 事実 や 説明 が書かれ 二つの事例を挙げて筆者の考えをサポートしている このような文書構成は 国語に限らず 英語等の他言語においても有効であり活用できることを踏まえて指導に当たる

(3) 単元計画次目標 主な学習活動 支援 と評価 一学習課題を決め 1< 大きな力を出す を読み文章の組み立てをと 第 3 学年で学習し 次単元の見通しをらえよう > たことを振り返る 2 持つ 大 説明文を読み自分の考えをまとめようの単元のめあてを確認し 学習の見通しを持つ 筆者の考えに対す き 1が 初め 2から4が 中 5が 終わり る自分の考えをまと な です める活動 に意欲を持 力 1と5には同じようなことが書かれています こつことができる ( 関 を出すの文章 れは筆者の考えだと思います 中 には どういう時に大きな力が出せるかが具体的に書かれています 中 には事実や説明が書かれています 意 態 ) 全 中 について 2<それぞれの段落はどのようにつながっている 書かれている内容 体事実と説明を読のか> を試すことで 実感を のみ分ける 3には どういう時に力が出せるかが書いてあり伴って理解できるよ 構成を ます 3には どうして大きな声が出す時に声を出すのか ということへの説明が書いてあります うにする 事実 説明 筆者の と 2には スポーツ選手がさけぶことがあるという考えの区別がつくよ らえ ことが書かれていました 3の最後の文は そこまでの説明を受けて どう うな支援をする る してスポーツ選手はさけぶことがあるのかについ 前時の学習内容を て書いてあります 3は2の説明になっていると思います 掲示し 事実 説明 筆者の考えを区別す る支援をする 事実 説明 筆者の考えの関係を考えながら読 むことができたよ この学習をいかして 動い て 考えて また動く を読もう 段落相互の関係を 意識できるよう 板書 を工夫する

題材と文章構成 3< 動いて 考えて また動く を読み 文章の 速く走る方法が書 ニ をとらえる 組み立てをとらえよう > いてあると答える児 次 どんなことが書かれていますか 童には 題名や 第一 5 走ることについて書かれています 段落を読み返すこと 動 動くことと考えることの大切さがかかれていま で 走ることや走り方 い す は 筆者の考えを述べ て 筆者が走っていた時の経験が書かれています るための具体例であ 考 組み立てのうえで 大きな力を出すと似ていると ることに気付かせる え ころがあります て 気付いたことを言ってください 動いて 考えて ま 初め 中 終わりになっています また動く を読み 話 た 初めと終わりに筆者の考えが書かれています 題と文章構成をとら 動 筆者が自分の考えをニ度繰り返して書いたのは えて 大きな力を出 く なぜだと思いますか す との共通点につい の 読む人の心に残ると思ったからだと思います て考えている ( 思 段 初めに書くのは 何について書いているのか分か 考 判断 ) 落 りやすくなるからです でも 途中で忘れるかもし 相 れないので 最後にもう一度書いているのだと思い 自分の考えを述べ 互 ます た文章であることに の 気付かせる 関 文章の話題と組み立てが分かったよ 筆者の考 係 えが二度繰り返されることで より分かりやす 筆者の考えに対す を い文章になるね 次は 中の部分を詳しく読も る自分の考えをまと 読 う めることを確認する み 取 る 第 2 段落から 4< 動いたり 考えたりして どのような走り方を 考えを表す言葉に 第 6 段落までの 身につけたのかな > 目を向けさせる 事実と説明を読 膝を高く上げない走り方です み分けるととも 地面を強く踏む走り方です 線を引いて確かめ に段落相互の関 忍者がぴたあっと下り坂をかけ下りていくような る活動をする 係を考える イメージです うでのふりも重要で その理由はバランスがとれ 教科書の図を使っ て うでの力も使って強くふみつけることができる て説明する からです 動いたり 考えたりして 自分にとって最高の 走り方を身につけた

筆者の考えに対 5< 筆者の一番言いたいことは何かな?) 指示語や接続語に する自分の考え 何がむだか そうでないかは 自分で動いてみて 着目して内容を読み をもつ 発見するしかないんだな 取っている ( 言 ) まず動く そして考える ことが大切なんだな 勉強でもなんでもそうなのだな なるほど そう 成功や失敗を繰り返し 工夫を重ねていくことで だなぁ と思うことな あなたにしかできない方法が見つかるんだな どをノートに書きと 勉強でも何でも 同じなんだね 筆者の言いたい めておく ことが分かったよ 文章全体の構成 6< 構成と内容を整理しよう > 7 段落の役割を考え をとらえ 段落 初めと終わりに 2 回筆者の考えが書いてあったね ることで 文章全体の の役割を知る 中 には 筆者の言いたいことをサポートする 構成を押さえる 内容が書いてあるね 7 段落はどんな役割をしているのかな 文に合わせた図を用いる工夫もしているね 始めと終わりに考えを繰り返しているね 中に は 考えの裏付けとなることが書かれてあるね 筆者の説明の仕 7< 筆者の文章の書き方の工夫を考えよう > 図があるとないと 方の工夫につい 図を使っていると分かりやすいね で 分かりやすさはど て考えることが 筆者の考えを繰り返して より伝わるようにして う違うかを考えるよ できる いるね うにする このように などの接続詞がうまく使われてい るね 筆者の書き方の工夫が分かったよ 自分の文章の 組み立て方に生かしたいな 三 筆者の 伝えた 8< 筆者が伝えたいことについての自分の考えを 既習をいかして 各 次 いこと に対す まとめよう > 段落に何を書くか考 る自分の考えを 筆者の考えと自分の体験を比べて書こう える 筆 まとめ 文章に 筆者の意見に賛成できるところを書こう 者 書く はじめて知ったことが書けたよ の考え 接続詞や 構成 表現をうまく使ってかくことができたよ に

対 筆者の考えに対 9< 筆者が伝えたいことについての自分の考えを これまでに得た知 す する自分の考え 読み返してより良くしよう > 識や 生活体験を例に る がより伝わるよ 他の人により伝わるように読み返そう 挙げて なぜそう考え 自 うに工夫をしよ 文章の全体の構成を考えよう るのかを分かりやす 分 う 自分の生活体験を例に挙げ 分かりやすくしよう くするように伝える の 漢字の間違いなどはないかを確かめよう 考えを 書いたものを読み返して 伝わるように 表現や工夫をすることができたよ ま と 書いたものを発 10< 書いた文章を発表して 工夫や 似ていると 書き方の工夫にも め 表し合い 考え ころ 違うところを見つけよう > 目を向けて良さを伝 る や根拠の明確 さんと同じ意見だな え合う さ 書き方の工 自分の体験を例に挙げていると分かりやすいな 3 夫を見つけよ 私は筆者と同じ考えだけど 違う人の意見も 理 一人一人の感じ方 う 由を聞くとそうかなぁと思いました の違いに気が付いて 自分の考えと比べながら聞くことができたよ 友 いる 達の工夫を見つけることができたよ

5 本時の学習 ( 第 1 次中 2 時 ) (1) 大きな力を出す (2) ねらい段落相互のつながりや 事実 説明 筆者の考えの関係をとらえながら読む (3) 準備握力計 (4) 展開 学習活動 時児童の活動と思考の流れ 支援 と評価 1. 本時の課題を知る ( つかむ ) 5 前時の復習をし 文章の組み立てを振り返る 初め 中 終わり にわかれていたよ 初め には 話題 が書かれてあったよ 初め には 筆者の考えが書かれてあったよ 前時までの活動を振り返ることで本時の読みに意識を向ける 2. 課題について自分の考えを持つ ( 考える ) 20 <それぞれの段落はどのようにつながっているのか> 中 には どういう時に力が出せるか書いてあったよ どうしたら大きな力が出せるのかな 声を出した時です 掛け声をかけた時です 息をはいている時です スポーツ選手は大きな力を出すために 大声でさけんでいる 中心となる語句や文を見つける活動をしたり ノートを振り返ったりすることで支援する 呼吸は すうときとはくときの両方であることを押さえる 見つけることが難し 力を合わせる時も息をはくタイミングを合わせる い児童には 力 出 3. 話し合う ( 深める ) 10 二つの例が出されているね 事実は確かめることができるよ 事実を実際に確かめてみよう 呼吸を意識すると大きな力が出せるね 段落ごとに 事実 説明 筆者の考え に分けよう 初めと終わりに筆者の考えがある 3は2の説明になっているよ 中には 事実 と 説明 が書いてあるよ 5は2から4までのまとめになっているよ す の語句に着目させる 握力計を用いて事実であるかどうか 実際に確かめてみる このように は何を指すのかを押さえる 段落相互のつながりや 事実 説明 筆者の 4. まとめをする 5 考えの関係をとらえな中には 事実と説明が書いてあり 一人で力を出す ( まとめる ) がら読む ( 読む ) 時と 人と力を合わせた時の例が書いてあったよ 5. 学習を振り返 筆者の考えを詳しくしているよ 5 事実や説明 筆者の考えとの関係が分かってきた ふりかえりを書くことで 本時において分か り 次時の見通しを持つ ね 動いて 考えて また動く の学習に生かそう ったことを意識づけ 次時につなげる