( 別添様式 ) 未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 募集対象 (3)) 1. 要望内容に関連する事項 会 社 名 大正製薬株式会社 要望された医薬品要望内容 要望番号 成分名 ( 一般名 ) 募集対象の 分類 ( 必ずいずれかにチェックする 複数に該当する場合は 最も適切な 1 つにチェ

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要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )

(別添様式)

要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

(別添様式1)

会社名

13

要望番号 ;Ⅱ-24 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 8 位 ( 全 33 要望中

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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

(別添様式)

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未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

Ⅲ-1-7 ( 別添様式 1) 未承認薬 適応外薬の要望 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本小児救急医学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 4 位 ( 全 4 要望中 ) 成 分 名 ( 一般名

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要望番号 ;Ⅱ-221 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本神経学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 5 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

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恩賜第 42 回社会福祉法人財団済生会中央治験審査委員会 会議の記録の概要 開催日時 平成 28 年 1 月 13 日 ( 水 )15:30~17:17 開催場所 出席委員名 東京都港区三田 三田国際ビル 21 階 社会福祉法人 恩賜財団済生会本部事務局中会議室 豊島

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用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

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<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

日本標準商品分類番号 市販直後調査 2019 年 2 月 ~2019 年 8 月 医薬品リスク管理計画に基づき作成された資材です 対象 :MELAS * 症候群における脳卒中様発作の抑制 MELAS * 症候群における脳卒中様発作の抑制 適正使用のために 肝

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

DRAFT#9 2011

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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する ) ( 要望するについて記載する ) 備 考 ( 該当する場合はチェックする ) 7.5 mg 15 mg, 最大 30 mg まで 小児に関する要望 ( 特記事項等 ) 希少疾病用 医薬品の該 当性 ( 推定対 象患者数 推定 方法について も記載する ) 国内の承認 内容 ( 適応外 薬の

別紙様式 (Ⅴ)-1-3で補足説明している 掲載雑誌は 著者等との間に利益相反による問題が否定できる 最終製品に関する研究レビュー 機能性関与成分に関する研究レビュー ( サプリメント形状の加工食品の場合 ) 摂取量を踏まえた臨床試験で肯定的な結果が得られている ( その他加工食品及び生鮮食品の場合

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

試験デザイン :n=152 試験開始前に第 VIII 因子製剤による出血時止血療法を受けていた患者群を 以下のい ずれかの群に 2:2:1 でランダム化 A 群 (n=36) (n=35) C 群 (n=18) ヘムライブラ 3 mg/kg を週 1 回 4 週間定期投与し その後 1.5 mg/k

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

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に係る基準 への 該当性 ( 該当するものにチェックし 該当すると考えた根拠について記載する ) イ病気の進行が不可逆的で 日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 ウその他日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 ( 上記の基準に該当すると考えた根拠 ) 母体がトキソプラズマに感染した場合 胎児感染の危険がある

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

抗ヒスタミン薬の比較では 抗ヒスタミン薬は どれが優れているのでしょう? あるいはどの薬が良く効くのでしょうか? 我が国で市販されている主たる第二世代の抗ヒスタミン薬の臨床治験成績に基づき 慢性蕁麻疹に対する投与 2 週間後の効果を比較検討すると いずれの薬剤も高い効果を示し 中でもエピナスチンなら

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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451) 議題 3. ファイザー の依頼による白血病患者を対象とした SKI-606 の第 Ⅲ 相試験 ( 整理番号 :476) 議題 4. 武田バイオ開発センター の依頼による第 Ⅰ 相試験 ( 整理番号 : 487) 議題 5. ノバルティスファーマ の依頼による肺動脈性肺高血圧症患者を対象とし

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

本日の内容 1. 未承認対照薬等の取り扱い別添の 4.(3) ウ.( ア ) 2. 対象疾患の悪化等を評価項目にする試験別添の 7.(3) イ.( ア ) 3. 承認取得者以外の治験国内管理人が治験 依頼者となる場合別添の7.(3) オ. 4. 医師主導治験との情報共有別添の7.(3) カ. 5.

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

薬食審査発第 号平成 19 年 9 月 28 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 国際共同治験に関する基本的考え方について 従来 我が国においては ICH-E5 ガイドラインに基づく 外国臨床データを受け入れる際に考慮すべき民族的要因について

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

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要望番号 ;Ⅱ-18 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項要望者学会 ( 該当するものにチェ ( 学会名 ; ) ックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人優先順位 2 位 ( 全 2 要望中 ) 要望する医薬品 成 分 名 ( 一般名 ) 販 売 名

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添付 書の記載 それってどういう意味? ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構佐藤淳

Ⅲ-1-31 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本小児血液 がん学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 7 位 ( 全 9 要望中 ) 成 分 名 (

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(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

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あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

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( 別添様式 ) 未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 募集対象 (3)) 1. 要望内容に関連する事項 会 社 名 大正製薬株式会社 要望された医薬品要望内容 要望番号 成分名 ( 一般名 ) 募集対象の 分類 ( 必ずいずれかにチェックする 複数に該当する場合は 最も適切な 1 つにチェックする ) ( 要望されたについて記載する ) ( 要望されたについて記載する ) 備 考 IVS-2 タウリン 国内第 Ⅲ 相の医師主導治験が実施中又は終了したもの 優れた試験成績に係る論文が権威のある学術雑誌等で公表されているもの 希少疾病用医薬品の指定要件を満たすと見込まれるものについては 必ずし も該当しない場合であっても可とする 先進医療 B で一定の実績があるもの MELAS(Mitochondrial myopathy, Encephalopathy, Lactic Acidosis and Stroke-like episodes) における 脳卒中様発作の再発抑制 タウリンとして 体重 40kg 以上では 1 回 4g を 1 日 3 回 食後に経口投与 ( 体重区分規定 : 体重 25kg 以上 40kg 未 満では 1 回 3g 15kg 以上 25kg 未満では 1 回 2g 15kg 未 満では 1 回 1g を それぞれ 1 日 3 回食後に経口投与 ) ( 特記事項等 ) タウリン ( タウリン散 98% 大正 ) は 1987 年に 高ビリルビン血症 ( 閉塞性黄疸を除く ) における肝機能の改善 及び うっ血性心不全 をとして 成人 1 回 1g を 1 日 3 回食後に経口投与として製造販売承認された既存薬である ( 製造販売 : 大正製薬株式会社 承認番号 :21900AMX00674000) 小児に関する要望 ( 該当する場合はチェックする ) 1

希少疾病用医薬品の該当性 ( 推定対象 患者数 推定方法についても記載する ) 約 300 人 < 推定方法 > 医師主導治験 (H24- 難治等 ( 難 )- 一般 -068) の実施に先立ち 日本神経学会と日本小児神経学会の専門医が在籍する 911 施設への全国アンケート調査が実施され 291 名の MELAS 患者が集積された ( 学術論文未発表 参考文献 現在の国内の開発状況 現在開発中 治験実施中 承認審査中 現在開発していない 承認済み 国内開発中止 国内開発なし ( 特記事項等 ) 国内第 Ⅲ 相の医師主導治験が終了し 弊社は治験薬を提供して治験に 協力しました 企業としての開発の意思 医療上の必要性に係る基準 への該当性 ( 該当するものにチェックし 分 あり なし ( 開発が困難とする場合 その特段の理由 ) 1. 適応疾病の重篤性 ア生命に重大な影響がある疾患 ( 致死的な疾患 ) イ病気の進行が不可逆的で 日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 ウその他日常生活に著しい影響を及ぼす疾患 エ上記の基準に該当しない ( 上記に分類した根拠 ) MELAS 患者の多くは20 歳以前に発症し 1~ 数ヶ月に1 回程度 脳卒中様発作症状を繰り返す 脳卒中様発作症状としては 痙攣や意識障害 片麻痺 視野 視力障害 そのほかに頭痛 嘔吐が見られる 脳卒中様発作症状の発症機序は不明であるが 反復する脳卒中様発作後遺症により機能障害が進行し 予後が悪化すると考えられている ( 参考文献 2) 国内のコホート研究では MELASを発症した患者の20.8% は診断から平均 7.3 年で死亡するという経過を示し 死亡した患者の平均死亡年齢は18.8 歳である ( 参考文献 3) 死に至らない場合でも20 歳代で寝た 2

類した根拠について記載する ) きり又は脳血管性認知症となることが多く 呼吸管理など長期的な入 院管理が必要となる 以上より ア生命に重大な影響がある疾患 ( 致死的な疾患 ) に 該当すると考える 2. 医療上の有用性 ア既存の療法が国内にない イ国内外の臨床試験において有効性 安全性等が既存の療法と比べて明らかに優れている エ上記の基準に該当しない ( 上記に分類した根拠 ) MELAS 患者の予後は 脳卒中様発作の回数 程度により大きく異な るため 脳卒中様発作の予防が重要と考えられているが 脳卒中様発 作の予防あるいは治療法は確立されていない 急性期には脳梗塞急性 期に準じた治療が 慢性期にはエネルギー代謝改善を目的とした治療 が行われているが その効果は十分とは言えない 現在国内では MELAS の脳卒中様発作に対する頓挫療法として L- ア ルギニン 乳酸アシドーシスに対しピルビン酸ナトリウム治療の医師 主導治験が終了ないしは進行中であるが 未承認であり MELAS の脳 卒中様発作の予防あるいは治療の適応を取得した薬剤は存在しない 以上より ア既存の療法が国内にない に該当すると考える 以下 タイトルが網かけされた項目は 学会等より提出された要望書又は見解 に補足等がある場合にのみ記載 2. 要望内容に係るエビデンスの状況 3

国内第 Ⅲ 相の医師主導治験の実施状況 未実施実施中終了 国内第 Ⅲ 相の医師主導治験の概要 要望に関する内容以外を含む場合 要望内容に関連する箇所に下線臨床試験登録 ID ( またはに関連する事項 ) ( またはに関連する事項 ) 中間解析又は 最終解析結果 の概要 優れた試験成績が論文等で公表されているもの 論文等における試験成績の概要 詳細については 3. 要望内容に係る国内外の公表文献 成書等について に記載すること 要望に関する内容以外を含む場合 要望内容に関連する箇所に下線根拠とする論文等の名称 臨床試験登 録 ID ( またはに関連する事項 ) ( またはに関連する事項 ) 試験成績の概 要 特に優れた試 験成績と判断 した理由 4

希少疾病用医薬品の指定要件を満たすと判断する理由 ( 該当する場合に記載する ) 先進医療 B での実績 未実施実施中 先進医療 B の概要 要望に関する内容以外を含む場合 要望内容に関連する箇所に下線 臨床試験登 録 ID ( またはに関連する事項 ) ( またはに関連する事項 ) 実績の概要 ( 結果が得られ ている場合 ) 3. 要望内容に係る国内外の公表文献 成書等について ( 無作為化比較試験 薬物動態試験等に係る公表文献としての報告状況 < 文献の検索方法 ( 検索式や検索時期等 ) 検索結果 文献 成書等の選定理由の概略等 > < 海外における臨床試験等 > < 日本における臨床試験等 > ICH-GCP 準拠の臨床試験については その旨記載すること 5

(2)Peer-reviewed journal の総説 メタ アナリシス等の報告状況 (3) 要望内容に係る本邦での臨床試験成績及び臨床使用実態 ( 上記 ( 以 外 ) について (4) 上記の ( から (3) を踏まえた要望の妥当性について < 要望について> MELAS は 脳卒中様発作を反復しながら進行する致死的な疾患であるが 現在 有効性が証明され 保険適用下で使用できる薬剤は世界的に存在しない よって 有効性と安全性が確認された薬剤が待望されている希少難病である 2)MELAS 患者の予後は 脳卒中用発作の回数 程度により大きく異なるため 脳卒中様発作の予防が重要と考えられている 3) 国内第 Ⅲ 相の医師主導治験では 脳卒中様発作を反復する MELAS 患者を対象に 主要評価項目 (100% レスポンダー率 ; 脳卒中様発作再発抑制率 ) を含む有効性及び安全性が検証された ( 参考文献 4) 以上より 要望のは妥当と考える < 要望について> MELAS の患者分布が 小児と成人で 2 峰性を示し ( 参考文献 3) 体重にも差があることから 医師主導治験の治験計画作成時に医薬品戦略相談を実施し 体重別区分によるを設定した 2) 医師主導治験において 有効性及び安全性が検証され また 先行して実施した MELAS 患者 2 例にタウリン 12g/ 日を投与した試験において 反復していた脳卒中様発作が長期間 (9 年以上 ) 完全に抑制された ( 参考文献 5) 3) 急性肝炎を対象とした投与最大量 (12g/ 日 ) の 6 週間投与において タウリン投与群 (31 例 ) では 副作用 ( 全身発作 ) による脱落が 1 例みられたが その他は軽度の副作用が 2 例 ( 下痢 発疹 ) みられたのみであった ( 参考文献 6) 以上より 要望のは妥当と考える < 臨床的位置づけについて> MELAS は反復する脳卒中様発作後遺症により機能障害が進行し 予後が悪化すると考えられていることより 脳卒中様発作の再発を抑制する治療法の確立が急務となっている 現在 MELAS の脳卒中様発作の予防あるいは治療の適用を取得した薬剤がないなかで 本剤は MELAS における脳卒中様発作の再発抑制 をとする世界初の薬剤となることが期待される 4. 実施すべき試験の種類とその方法案 6

特になし 5. <その他 > 厚生労働科学研究費補助金を受けて実施された医師主導治験において 脳卒中様発作を反復する MELAS 患者に対する有効性と安全性が検証されたことから この結果をもって申請可能と考える 6. 参考文献一覧 1. 砂田芳秀. 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等実用化研究事業 ( 難治 性疾患実用化研究事業 ) ミトコンドリア脳筋症 MELAS の脳卒中様発作に対 するタウリン療法の開発 (H24- 難治等 ( 難 )- 一般 -068) 平成 24~26 年度総 合研究報告書. 2. DiMauro S, Hirano M. MELAS. In: Pagon RA, Adam MP, Ardinger HH, et al. editors. GeneReviews [Internet]. Seattle (WA): University of Washington, Seattle; updated. Nov 21, 2013. 3. Yatsuga S, Povalko N, Nishioka J, et al. MELAS: A nationwide prospective cohort study of 96 patients in Japan. Biochim Biophys Acta,1820: 619-624,2012. 4. 治験調整医師川崎医科大学神経内科学砂田芳秀. KN01 治験総括報告書 :KN01 のミトコンドリア脳筋症 (MELAS) を対象とした多施設共同試験. 平 成 27 年 3 月作成. 5. Rikimaru M, Ohsawa Y, Wolf AM, et al. Taurine ameliorates impaired the mitochondrial function and prevents stroke-like episodes in patients with MELAS. Intern Med. 51: 3351-3357, 2012. 6. 鎌田武信, 小泉岳夫, 児島淳之介ら. 急性肝炎に対する Taurine の二重盲検比 較試験法による臨床評価. 含硫アミノ酸 3: 223-235, 1980. 7