宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

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その一方で 防災行政無線の聞き取り状況の調 査では 図 3に示すように20% の人が放送内容を聞き取れなかったと答えており 今後の改善 もしくは代替え手段の充実の必要性を示唆している なお 情報の入手先としてテレビの割合が低いのは地震による停電 ( 岩手県 宮城県では95% 以上が停電 ) が原因と

L アラート ( 災害情報共有システム ) の概要 1 情報発信 情報伝達 地域住民 市町村 災害時の避難勧告 指示 お知らせ等 収集 フォーマット変換 配信 テレビ事業者 システム接続 ケーブル地上波 デジタル TV データ放送など ( テキストで表示 ) 情報閲覧 入力 防災情報 お知らせ等 都

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第8章 災害復旧計画

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

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目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

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障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

3.[ トップ画面 ] データ放送連携トップ画面 トップ画面には ゆめネットデータ放送と連携した情報が表示されます " メニュー部分を左右に移動させると様々な情報メニューが表示されます " 情報メニューをタップすると内容が表示されます " データ放送以外の情報は 下部のタブメニューをタップすると他の

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

U2. 北朝鮮のミサイルについて Q3. 北朝鮮によるミサイル発射の現状はどうなっているのか 北朝鮮は 過去に例を見ない頻度でミサイルを発射しており 平成 28 年 8 月以降 ミサイルが日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に落下する事例も起こっています Q4. ミサイルは 発射から何分位で日本に飛

平成 26 年 3 月 28 日 気象庁 特別警報の認知度等に関する調査結果 ( 概要 ) I 調査の概要 1 目的 国民の特別警報に対する認知度 理解度を把握し 今後の特別警報の運用や利活用の促進 当庁 の周知 広報活動に資するための資料の収集 2 調査内容 (1) 特別警報の認知状況 (2) 特

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(3) 設備復旧対策事例 ~ 基地局及びエントランス回線通信事業者各社で取り組んだ主な基地局あるいはネットワーク設備復旧対策としては 光ファイバー 衛星回線 無線 ( マイクロ ) 回線の活用による伝送路の復旧や 山頂などへの大ゾーン方式 ( 複数の基地局によるサービスエリアを1つの大きなゾーンとし

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Microsoft PowerPoint 地球防災工学(京都大学)_配布.pptx

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<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

1. 背景等 (1) 背景等 (2) 目的 体制 2. 実証の概要 (1) 実証 Ⅰ ー 1 : 防災クラウド情報システム構築 (2) 実証 Ⅰ ー 2 : データ連携等標準仕様案の作成 (3) 実証 Ⅱ : 災害対策標準化に対応した事例の作成 ( 内閣府の災害対策標準化ガイドラインの構成イメージ

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

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対応すべき行動_0921

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

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豪雨災害対策のための情報提供の推進について

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

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( 参考資料 ) 緊急速報メールを活用した 洪水情報のプッシュ型配信 国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所平成 29 年 3 月

地震被害予測システムにより建物被災度を予測 また 携帯電話と地図を利用した 被害情報集約システム では GPS 機能と地理情報システムとの連係により 現在位置周辺にある同社施工済物件を検索し 物件や周辺の被害状況を文字 静止画 動画を添付して報告することができる これら被害情報を地理情報システムに集

その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

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2 本紙について 本紙は 通信回線の管理者等が脆弱性評価を行うにあたって 有用と考えられるポイントを 電気通信事業者の視点で取りまとめた参考資料である 大規模災害等が発生し 電気通信ネットワークがケーブル切断等により途絶した場合 電気通信事業者は電気通信事業法第 8 条の重要通信の規定に照らし 重要

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム (J アラート ) による情報伝達に関する Q&A Q1. 北朝鮮の弾道ミサイル発射の現状はどうなっているのでしょうか A1. 北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し 平成 28 年 8 月以降

防災業務計画 株式会社ローソン

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

公共コモンズの構築について

住民アンケート調査結果 調査概要 平成 29 年 8 月 29 日 ( 火 ) 及び9 月 15 日 ( 金 ) の北朝鮮による我が国の上空を通過する弾道ミサイルの発射に際しては 全国瞬時警報システム (J アラート ) を使用して 国民の皆様に情報提供したところです 今回 今後の国民保護施策の参考

あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

避難開始基準の把握 1 水害時の避難開始基準 釧路川では 水位観測所を設けて リアルタイム水位を公表しています 水位観測所では 災害発生の危険度に応じた基準水位が設定されています ( 基準となる水位観測所 : 標茶水位観測所 ) レベル水位 水位の意味 5 4 ( 危険 ) 3 ( 警戒 ) 2 (

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平成 30 年度事業報告 一般財団法人自治体衛星通信機構 当機構は 地方公共団体等において通信衛星を共同利用するための設備を設置し 運用することによって 防災情報及び行政情報の伝送を行うネットワークの整備促進を図り もって地域社会における情報通信の高度化及び地域の振興に寄与することを目的として平成

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デジタルシステムの国内標準仕様 ( 案 ) の概要 国内標準仕様準拠により 実現する機能 1. 災害情報等の一斉配信サービスへの対応 2. スマートフォン連携による個人属性に応じた情報提供 3. 上での多言語による情報提供の方法 国内標準仕様概要 1. 災害情報等の一斉配信サービスへの対応 端末側に

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

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(案)

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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東日本大震災における情報通信の状況平成 23 年版情報通信白書 3 通信等の状況 第 1 節 図表 1-1 携帯電話ネットワークの被災箇所 総務省資料により作成 通信事業者各社は 移動電源車百数十台 車載型携帯電話基地局 40 台以上を被災地に配備する等 サービスの迅速な復旧に取り組むとともに 復旧

(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

年報経営ディスクロージャー研究 2016 年 3 月第 15 号 30,000 25,000 20,000 被害者数 ( 人 ) 15,000 10,000 5,000 0 死者 不明者の合計 行方不明

V-Low マルチメディア放送の経緯 平成 21 年 8 月 28 日 携帯端末向けマルチメディア放送の実現に向けた制度整備に関する基本的方針 及び参入希望調査の概要の公表 平成 22 年 7 月 9 日 ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会 報告書の公表 平成 23 年 1 月 7 日 V

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セキュリティ対応 :O p e n, W E P, W P A ( P e r s o n a l ), WPA2(Personal), Mixed WPA-WPA2(Personal) Open,WEPは推奨いたしません 2. 通信速度 サービスの安定性を確保するため 接続するインターネット回線の

4 被災生活の環境整備主な修正概要 避難所毎に運営マニュアルを作成し 避難所の良好な生活環境を確保するための運営基準等を明確にしておく 避難所運営マニュアルの作成 訓練等を通じて 住民の避難所の運営管理に必要な知識の普及に努める 県 DMAT( 災害時派遣医療チーム ) の活動終了以降の医療提供体制

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土砂災害警戒情報って何? 土砂災害警戒情報とは 大雨警報が発表されている状況でさらに土砂災害の危険性が高まったときに, 市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の方々が自主避難をする際の参考となるよう, 宮城県と仙台管区気象台が共同で発表する防災情報です 気象庁 HP より :

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

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目次 1. 注意事項と制限事項 注意事項 制限事項 スマ保災害時ナビアプリについて 端末ホームキー押下時のアプリ動作 災害時ナビの事前準備

大規模災害対策マニュアル

洪水時の避難確保計画 施設 年月作成 洪水 の避難確保計画は基本的にこのエクセル表入力に基づき出力した計画書が市町村あての提出物です 他に ワード様式 の 様式 7 防災教育訓練年間計画 様式 8 施設利用者緊急連絡先一覧 様式 9 緊急連絡網 様式 10 外部機関緊急連絡先一覧 様式 11 対応別

~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達と取るべき行動に関する Q&A 情報伝達の概要について Q1. どのような場合に J アラートが使用されるのでしょうか A1. 全国瞬時警報システム (J アラート ) は 弾道ミサイルが日本の領土 領海に落下する可能性又は領土 領海を通過する可能性がある場合に

ミサイル_縦_0927

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☆配布資料_熊本地震検証

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第 2 回久留米市街地周辺内水河川連絡会議 議事次第 1. 開会 2. 出席者紹介 3. 挨拶 4. 議事 前回連絡会議での確認事項〇各支川の浸水被害のメカニズム〇地域防災力の向上について〇その他 5. 閉会

Transcription:

災害時等の情報伝達の共通基盤のあり方に関する研究会 ( 第 1 回 ) 資料 1-5 宮城県の取り組みについて 宮城県総務部平成 26 年 3 月 14 日 1

1 公共情報コモンズの導入について 2

事業目的 宮城県では平成 23 年 3 月 11 日に発生した未曾有の大災害 東日本大震災を受け, 災害時の緊急情報を県内住民に対して多様な手段で伝達できるよう, 県総合防災情報システム (MIDORI) と公共情報コモンズとの連携システムを構築し, 平成 25 年 6 月 12 日より運用を開始しました 3

公共情報コモンズとの連携に向けた検討について 現状 住民への情報提供手段 市町村同報無線 同報無線が未整備な市町村は, 広報車等を使用 課題 密閉された住宅では, 情報が聞こえにくい 大雨時聞こえにくい 戸別受信機を整備する場合費用負担が大きい 解決方法 住民への情報伝達ツールを増やす テレビ, ラジオ インターネット津波警報発令! メール 4 避難指示 避難指示!

公共情報コモンズの活用について 市町村がメディアを使い提供したい情報を県経由で公共情報コモンズへ配信する NHK 県 LGWAN 民放 TV L G W A N 市町村 既存の MIDORI を活用 公共情報コモンズ ラジオ コミュニティ FM 携帯キャリアエリアメール 5

公共情報コモンズとの連携の目的 宮城県総合防災情報システム (MIDORI) を利用して県内の住民に対して, 多様な手段で安心 安全な情報を伝達することで, 平常時から住民の防災意識高揚に貢献し, 緊急時の住民への情報収集 伝達力を向上させることを目的とする 連携の効果 公共情報コモンズへの情報配信元は, 住民へのきめ細やかな情報伝達及び迅速な情報配信の観点から, 県及び各市町村職員が直接配信を行うこととする 公共情報コモンズへの配信手段は, 既設の宮城県総合防災情報システムを改修し, 市町村職員が県へ被害報告と同時に公共情報コモンズへも配信する迅速且つ効率的なシステムとし, 市町村職員の負担軽減を図るものである 在住県民や来県者に対して緊急性の高い災害情報等を多様なメディアへ配信することにより, 情報弱者を減らす事が可能となり, 自助, 共助, の強化を図る 使用料について ( 自治体 ) 公共情報コモンズの使用料は無料 回線使用料は LGWAN を使用するため無料 6

市町村 災害発生 防災情報システムを用いて県への被害報告と 同時に公共情報コモンズへも配信 市町村職員 の負担軽減 従来の同報無線に加え TVデータ放送 ラジオ放送 エリアメール 緊急速報メール 県のホームページ等の 多様な手段での情報収集が可 能となり 情報弱者の減少や迅 速な避難行動が期待できる 被害状況の収集確認 報告 避難指示 勧告等の発令報告 避難所の開設状況の報告 支援要請の報告 避難所 住民 平常時のイベント情報 避難 県庁 災害対策本部 ホームページ 総合防災情報システム MIDORI ヘリコプターテ レビ映像 震度データ 震度観測データから県内各地の被害規 模を予測 ヘリコプターテレビ映像を 収集 市町村等へ配信 市町村等からの支援要請を確認し 措 置内容を登録 管理 観測地点や気象庁からの情報を収集 参照 市町村 関係機関へ情報配信 被害情報をとりまとめ 消 防庁へ報告 被害状況等をHPで公開 雨量 河川水位 ダム データ 県震度データ 非常招集 防災担当職員 気象 地象 津波警報等が 発生した場合や市町村か ら被害状況等の書き込み があった場合 携帯電話に 音声 メールで非常招集を 通知 気象庁 県地方振興事務所 大雨 洪水注意報 警報 の配信 被害状況の報告 同報無線 情報配信メディア 公 共 情 報 コ モ ン ズ テレビ ラジオ データ放送による連動 テロップ表示 音声による放送 携帯電話事業者 エリアメール 緊急速報メール 津波注意報 警報の配信 7

導入スケジュールについて 平成 23 年 11 月総務省から公共情報コモンズについて説明を受ける平成 24 年 5 月市町村へ事業説明 6 月県内メディアへ事業説明 8 月事業採択 11 月事業着工 12 月市町村担当者との活用勉強会 意見交換会平成 25 年 5 月市町村担当者向け操作説明会 6 月運用開始 (6.12 防災訓練 ) 9 月緊急速報メール エリアメール運用開始 8

2 運用訓練について 9

6 月 12 日のコモンズ入力訓練について 目的情報発信者である市町村と情報伝達者であるメディアとの連携を確認するため 実施方法入力する情報項目等のシナリオを事前に用意し, シナリオに基づいて行う 使用ツール情報発信者は宮城県総合防災情報システム (MIDORI) を使用する 発信情報避難指示 勧告, 避難所開設情報, イベント情報 10

6.12 訓練の様子 11

6.12 訓練の様子 12

データ放送画面 (NHK) 13

データ放送画面 (TBC) 14

3 次の災害に備えて 15

東日本大震災時の MIDORI 機関 システム被害 県庁 被害無し 市町村 女川町, 南三陸町は津波により役場が流失大崎市, 山元町が庁舎倒壊の恐れがあり仮庁舎へ移転ネットワーク回線が最大 27 途絶 県合同庁舎 南三陸合同庁舎, 気仙沼合同庁舎は津波により壊滅石巻合同庁舎は, 水没により停電 16

東日本大震災時の MIDORI MIDORIを活用した被害報告 被害が少ない内陸市町村のみ報告 被害報告をしなかった理由 停電や回線が途絶していたため 忙しすぎて入力する暇が無い 被害報告をしても市町村に有用性が無い 市町村は災害対策基本法第 53 条及び第 60 条により 被害報告 や 避難指示 勧告 を県へ報告 17

被災市町村初動派遣職員 役場 県合同庁舎 (7 カ所 ) 市町村の被害状況の収集 MIDORI の代行入力 県への情報伝達 ( 衛星携帯電話 ) 衛星携帯電話 18

県防災行政無線の第 2 世代化 衛星系の防災行政無線は旧型 ( 第 1 世代 ) のもので運用していました 旧衛星無線は, 電話とFAXのみでしたが, 第 2 世代化することにより,IP 通信が可能となり, 電子メールでの情報伝達やMIDORIのバックアップ回線として使用可能となります 工期 : 平成 24 年 7 月 ~ 平成 27 年 2 月予定 19

県防災行政無線の更新 衛星系は MIDORI のバックアップ回線 県庁 (MIDORI) 行政ネットワーク回線 市町村消防 20

4 宮城県大規模災害時における情報 研究会について 21

目的 本研究会は 東日本大震災における発災初期の情報発信を関係機関で検証し 課題を共有するとともに その対応等を検討することにより 今後の大規模災害時の情報発信の改善に質することを目的とする また 関係機関が一堂に会して情報交換する場を設けることにより 平常時から 顔の見える関係 を培い 連携強化を図る 組織 行政 ライフライン 放送事業者 新聞の関係各機関で構成 議題 発災初期段階における県民等が必要とする情報の的確な提供 コモンズの効果的 効率的活用について 22

ライフライン等の代表的な意見 様々な情報について統一した機関を経て住民に提供できることから 非常に効果的と考える しかし 導入に当たり一定以上 ( 現状以上 ) の人員 経費負担が生じないようにすべき 導入環境が整備されれば対応する必要があると考える 情報伝達の簡素化 一括化 標準化の実現につながるのであれば 導入を検討する可能性がある 導入を検討する 導入する動機となる要素は無い 様々な意見をいただきました 23

ご静聴ありがとうございました 24