理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

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(3) 指導観本単元の指導に当たっては, はじめに力の合力 分力に関する作図法を習得させるとともに, その力に関する知識を押さえ, 記録タイマー等の基本的な実験操作を習得させながら実験を行い, その結果を根拠に, 力と速さ, 運動の法則を考察させたい また,ICT を活用してイメージをもたせたり,

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

国語科学習指導案様式(案)

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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指導案

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

単元への意識 運動やエネルギーの学習が好きですか とてもそうである :2 人そうである :3 人あまりそうではない :6 人そうではない :0 人 運動やエネルギーの実験が好きですか とてもそうである :1 人そうである :8 人あまりそうではない :1 人そうではない :0 人 運動やエネルギーの

解答類型

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第4学年算数科学習指導案

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

ICTを軸にした小中連携

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

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2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

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た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

理科学習指導案

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年A(1) 物と重さ

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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第1学年 理科学習指導案

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第 4 学年 1 組理科学習指導案平成 22 年 10 月 25 日 ( 月 )5 校時在籍児童数 29 名場所理科室指導者青木眞智子 1 単元名空気と水のふしぎ 2 単元について (1) 児童観児童は 第 3 学年の光や電気そして磁石の学習を通して それらの性質を調べたりその性質を利用したものづく

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

社会科学習指導案

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

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○数学科 2年 連立方程式

第3学年4組  理科  学習指導案

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7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

できるようにする 野菜を学年園やプランターで栽培する計画を立てさせる際には, 平成 27 年度全国学力 学習状況調査 2(5) に取り組ませ, 前学年までに学習した植物の成長にかかわる知識や経験も活用して考える必要があることに気付かせる 実際に野菜を育てる活動に取り組ませることにより, 知識や経験を

25math3

第○学年 ○○科指導計画

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

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浮力と圧力

国語科学習指導案

Microsoft Word - 社会科

第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

H30全国HP

1. 単元名植物の世界 第 1 学年理科指導案 日時 : 平成 28 年 6 月 21 日 ( 火 ) 14:00~14:50(5 校時 ) 場所 : 理科室指導者 : 舟木晃 2. 単元について季節ごとに趣のある花を咲かせ, やがて静かに葉を落としていく植物であるが, 翌年には芽生え, すくすくと

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エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

2 単元の評価規準関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 知識 理解 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事物 現象に興味 関心を持ち, それを科学的に探究しようとするとともに, 事象を日常生活との関わりで捉えようとする 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事象 現象の中に問題を見いだし,

がお互いの性質を打ち消しあう また, その際, その他のイオンから塩が生じる パフォーマンス課題 硫酸に電極をさし, 電源装置で電圧を加えると電流が流れ, 電球が点灯する これに水酸化バリウム水溶液を少しずつ加えていくと水溶液は白く濁り, 電球は次第に暗くなり, やがて消える しかし, さらに加え続

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画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

(2) 本単元に関わる生徒の実態及び指導方針 1 既習の学習内容 水溶液には酸性 中性 アルカリ性のものがあること 金属を変化させる水溶液があること( 小 6) 気体の発生と性質 物質への水への溶解について( 第 1 学年 ) 物質が原子や分子でできていること( 第 2 学年 ) 電流が電子の流れで

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【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

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2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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保健体育第 1 学年庄原市立高野中学校 ん 単元名 心身の発達と心の健康 ~ 思春期の心の変化への対応 ~ 本単元で育成する資質 能力 知と学びに向かう思考力 表現力 日時 平成 29 年 11 月 20 日 ( 月 )5 校時 (13:30~14:20) 場所 1 年生教室 学年 第 1 学年 (

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

問題解決的な学習スタイルを充実させるために 3 つのステップを積み上げましょう 課 題 板書を充実させる道具を用意している ( マグ ネット名札 学習の流れカード ) 黒板に日付を書き 単元の流れ 本時の流れを 掲示している ノートに日付 単元の流れ 本時の流れを書かせている 前時の振り返りをノート

第6学年 算数科学習指導案

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について (1) 単元観私たちは, 身のまわりの日常生活の中で様々な力や重力, 圧力などと深くかかわり合いながら, また, それらの力を利用して生活している しかし, 力そのものは目に見えず, 形が変わった 動きが変わった などの変化からその大きさを漠然と感じることが多い そのため生徒は 物体を支える といった変化のない事象については 力 は働いていないと考えがちである また重力や大気圧などについても, 生まれたときから, それらの力を受けながら生活しているため疑問をもつことも少ない したがって, 身のまわりで働く力について, 日常生活と関連付けて, 科学的な見方や考え方でとらえさせることはとても重要なことである 本単元では, 力や圧力に関する観察, 実験を行い, 結果を分析して解釈することを通して規則性を見いださせ, 力や圧力に関する基礎的な性質やその働きを理解させ, 力の量的な見方の基礎を養うとともに, 力や圧力に関して科学的な見方や考え方を養うことが主なねらいである (2) 生徒観本学年の生徒は, 力の働きについて, 小学校では第 3 学年で風やゴムの力で物を動かすことができること, 物には重さがあること, 第 6 学年で, てこの原理について学習している また, 圧力について, 小学校では第 4 学年で閉じ込められた空気を押すと体積は小さくなり, 体積が小さくなるに従い押し返す力は大きくなることについて学習している 本学級の生徒は観察や実験には意欲的に取り組む生徒が多い反面, 校内で行われた, 基礎基本のプレテストの結果の大問 8の2における 科学的に分析し, 表現する 項目での正答率 32.4% という結果からもわかるように, 科学的に筋道を立てながら考えたり, 自分の考えを図や文章を用いて分かりやすくまとめたり, 伝えたりすることが苦手な生徒が多い (3) 指導観本単元では, さまざまな現象をできるだけ実生活との関わりを意識させながら, 身のまわりの現象と力の関係を探求していくように観察 実験を行うよう指導する また, それらの結果をまとめる際に, まず自分の考えをもち, 小グループで互いに意見を交流することで, より多様な考え方を共有するという考え方のプロセスが身に付くように指導する そのために, できるだけ身近な現象の中から課題を発見させ, それについて, 自分たちでどのように検証していくかについて考える場面を設定することにより, 理科の学習を普段の生活の中の現象と関連付けて考える習慣を身に付けさせる また, 観察や実験の考察の根拠などを自分の言葉で他の生徒に説明したり発表したりする部分に大きな課題があることから, 観察 実験から考えたことについて, 根拠となる事項を挙げながらわかりやすく相手に説明する場面をできるだけ多く設定する さらに, ペアやグループなどの小グループでの作業の中で, 自分の考えを述べたり, 互いの意見を聞き合ったりして, 互いにより良い考察を得るために学びあう姿勢を育て, 課題

を克服していく力を付けていきたい 6 単元の目標 物体に力を加えたときのようすや圧力などの観察, 実験を進んで行い, 力学的事象に関心をもち, それらの事象を日常生活と関連付けて考察しようとする 関心 意欲 態度 物体に力を加えたときのようすや圧力などについて調べる方法を考え, 観察, 実験を行って, 規則性を見いだし, 表現することができる 思考 表現 物体に力を加えたときのようすや圧力などの観察, 実験を行い, 基本操作を習得するとともに, 結果の記録や整理など, 事象を科学的に探究する技能の基礎を身に付けている 技能 観察, 実験などを通して, 力の単位や力のはたらき, 圧力などの基本的な概念や原理 法則を理解し, 知識を身に付けている 知識 理解 7 単元の評価規準自然事象への関心 意欲 態度 1 身のまわりの力に関する現象をあげ, それらについて, 興味関心を持って取り組もうとしている 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 自然事象についての 知識 理解 1 力がはたらいている時のようすを理解し説明できる 2 実験観察を通じて推論することができる 3 圧力に関して, ふれあう面積との間の関係を見いだしている 4 水圧に関する深さや加わる力の方向について法則性を見いだしている 5 浮力は, 物体が押しのけている液体の体積に関係していることを見いだしている 1 条件をコントロールし 1 身のまわりの力に関ながら, 実験を行い, 結する現象の原因を理果をまとめ, 考察してい解している る 2 水圧による現象と関 2さまざまな力を矢印で連付けることで, 大表すことができる 気による圧力を理解 3 実験結果を, 分かりしている やすくグラフ等にまとめることができる 4 加わっている力や力の加わっている面積をもとに圧力を計算できる 5 現象の観察から水圧のかかる方向や水深との関係をまとめることができる

8 本単元において育成したい資質 能力本校で育成したい資質 能力は,1 知識 情報 2 主体性 3 課題発見 解決力 4チャレンジ精神 5 自らへの自信の5つである そのうち, 本単元で重点的に指導したい資質 能力は次の3つである 育成したい資質 能力本単元の学習を通して目指す姿身のまわりの現象のなかにある疑問について, 解決に向けて自分主体性のこととして取り組もうとしている 疑問を持ち, 自らの仮説をもとに, 検証し, 協働して解決しよ課題発見 解決力うとしている 課題の解決を通して, 新たな現象に対して科学的に分析していこうと自らへの自信している 9 単元の学習指導計画 ( 全 11 時間 ) 時 学習内容 評価 関考技知 ( ) 評価規準 ( 評価方法 ) ( ) 資質 能力の評価 ( 評価方法 ) 1 日常生活の中の力 1 日常生活の中の力がはたらいている 身のまわりの力に関する現象をあげ, 現象をあげ, その現象から力のはた それらについて, 興味関心を持って取り組 らきについてまとめる もうとしている ( ワークシート, 発表 ) さまざまな力に関する現象を, 力の 力がはたらいている時のようすを説明する はたらきから分類する ことができる ( ワークシート, 発表 ) 身のまわりの現象のなかにある疑問につい て, 解決に向けて自分のこととして取り組 もうとしている ( ワークシート, 発表 ) 2 力のはかり方と表し方 2 課題の設定 力の大きさを表す方法について, バネののびと力の大きさの関係について実 物体の形を変える という力のは 験観察を通じて推論することができる たらきをもとに, ばねの弾性につい ( ワークシート, 発表 ) て調べ, ばねののびを使って力の大 きさを表すことの有効性についてま 解決しようとしている とめる 3 重力と質量について, 力のはたらきか 実験結果を, グラフに表すことができる ら考え, 違いをまとめる さまざまな力を矢印で表すことができる 4 物体にはたらく力を矢印で表す方法 ( ワークシート ) を知り, 作図で表す

3 圧力 5 同じ力を加えてもが働く面積の違い によってはたらきが異なることに関して, 科学的にその違いを探究する 6 情報の収集 ふれあう面積と加わる力のはたらきの作用の違いについての実際の現象を通じて説明する 圧力を単位面積あたりの力の大きさとして理解し, 計算することができる 身のまわりで, 圧力を大きくしたり, 小さくしたりしている例を挙げて説明する 4 水中ではたらく力 7 水圧について, 観察を通して実感する 〇 水圧は, あらゆる方向から加わり, 深さによって変化することを観察により理解する 圧力に関して, ふれあう面積との間の関係を見いだしている ( 観察, 発表 ) 解決しようとしている 加わっている力や力の加わっている面積をもとに圧力を計算することができる ( ワークシート ) 身のまわりの力に関する現象をあげ, それらについて, 興味関心を持って取り組もうとしている ( ワークシート, 発表 ) 身のまわりの力に関する現象をあげ, それらについて, 興味関心を持って取り組もうとしている ( 観察, 発表 ) 現象の観察から水圧のかかる方向や水深との関係をまとめることができる ( 観察, 発表, レポート ) 解決しようとしている 8 本 時 課題の設定 浮沈子の動きの観察から, 水中の物体にはたらく浮力について, その大きさを決めるものは何であるかについて仮説を立て, 実験を行う まとめ 創造 表現 実験結果をもとに, 浮力が生じる要因についてまとめる 〇 身のまわりの力に関する現象をあげ, それらについて, 興味関心を持って取り組もうとしている ( 観察, 発表 ) 条件をコントロールしながら, 実験を行い, 結果をまとめ, 考察している ( 観察, 発表, レポート ) 浮力は, 物体が押しのけている液体の体積とその重さに関係していることを見いだしている ( レポート ) 協働して解決しようとしている

( 観察, レポート ) 9 整理 分析 重力と浮力の関係から浮く現象を説明する 5 大気による圧力 〇 重力と浮力の関係から浮く現象を説明することができる 疑問を持ち, 自らの仮説をもとに, 検証し, 解決しようとしている 10 〇大気による圧力が, 空気の重さによ 水圧による現象と関連付けることで, 大気 って生じる現象であることを, 観察 による圧力を理解し, 説明することができ と, これまでの学習をもとに説明す る ( 観察, 発表, レポート ) ることができる 課題の解決を通して, 新たな現象に対して科学 的に分析していこうとしている ( 観察, レポート ) 11 振り返り 〇身近な現象の中に見られる大気圧のは 身のまわりの力に関する現象の原因を説明 たらきを見いだす することができる ( ワークシート ) 深い学び を実現した生徒の具体 生活の中の様々な現象を, 力の加わり 方をもとに, 現象を探求してみたい 10 本時の学習

(1) 本時の目標浮沈子の浮き沈みの観察から, 水中の物体にはたらく力 ( 浮力 ) について興味を持ち, 浮力の大きさが何に関係して変化するかを調べる方法を, 予想をもとに, 実験を行うことでたしかめることができる (2) 本時の評価規準 科学的な思考浮力は, 物体が押しのけている液体の体積とその重さに関係していることを見いだすことができる (3) 準備物 ワークシート 浮沈子 水槽 ばねはかり( ニュートンばかり ) 物体( 沈める物体 ) (4) 本時の展開 過 程 学習活動 指導上の留意事項 ( ) ( 努力を要する状況 と判断した生徒 への指導の手立て ) 評価規準 () 教科の指導事項 ( ) 資質 能力 ( 評価方法 ) 導 入 1 本時のねらいを確認する 浮沈子の浮き沈みを観察する 疑問に思ったことや, 調べてみたいことを発表する ペットボトル各グループを配布する これまでの学習と関連づけるようアドバイスする 発表例物質の質量, 物質の大きさ ( 体積 ) 水中での深さなど 水中で物体にはたらく浮力の大きさをきめるものは何であるか説明できる 2 浮力の調べ方を考える 浮力について確認する 浮力の求め方を考える 空気中での重さから水中での重さを引くと, 浮力が求められることを確認する 浮力の大きさは何に 浮力とは水中で物体に対して上向きには たらく力であることを確認する 力の大きさは何ではかれるのかをこれま での学習をもとに考えさせる ばねはかりにつるした物体を水につけ て, はかりの示す値がへることを示す 水中では物体は空気中より浮力の分だけ軽くなる 浮力 = 空気中での重さ - 水中での重さ 水中での深さが関係する 水中につかっている物体の体積が関係する 物体の重さ ( 密度 ) が関係する 物体の密度 重さ, 水中での体積, 深さ〇実験結果をもとに, 自

展 開 よって決まるのかについて, 各自で予想を立て, 小グループ について調べることを確認する 小グループの中での役割分担を確認する で交流後, 発表する 実験の方法を確認 実験をする際の統一する条件, 変化させする る条件を考えさせる 調べる条件以外は同じにする 3 実験をする 実験準備, 操作, 記録をグループの中で 考えた視点をもと役割分担をして行わせる に実験を協働して 実験操作等に関して机間巡視をする 行う 実験結果をもとに, グループごとに, 結果を分析して発表の準備をさせる 分の考えを持ちつつ, 話し合う中で, 浮力は, 物体が押しのけている液体の体積とその重さに関係していることを見いだすことができる ( 観察, 発表, レポート ) 協働して解決しようとしている 課 ( 観察, レポート ) 結果から考察し, 発 表する 協働 の場面での生徒の言葉 浮力は深さには関係ない 浮力は物体の重さに関係ない 浮力は, 液体につかっている体積に比例している ま と め 本時のまとめをする 浮力は液体中の物体の体積によって決ま り, 水中での深さや物体の重さには関係 しない めざす生徒の姿 浮力は水につかっている物体の体積に比例しており, 物体の水中での深さや物体の重さに は関係がないことがわかった