情報提供の例

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改訂の理由及び調査の結果直近 3 年度の国内副作用症例の集積状況 転帰死亡症例 国内症例が集積したことから専門委員の意見も踏まえた調査の結果 改訂することが適切と判断した 低カルニチン血症関連症例 16 例 死亡 0 例

改訂の理由及び調査の結果直近 3 年度の国内副作用症例の集積状況 転帰死亡症例 アモキシシリン水和物及びクラブラン酸カリウム アモキシシリン水和物の国内症例が集積したことから 専門委員の意見も踏まえた調査の結果 改訂することが適切と判断した 血小板減少関連症例 1 アモキシシリン水和物 3 例 (

別添 審査情報提供 社会保険診療報酬支払基金 審査情報提供検討委員会

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

第 19 次審査情報提供事例 ( 医科 ) 平成 30 年 9 月 28 日提供分 社会保険診療報酬支払基金


事務連絡平成 30 年 9 月 28 日 関係団体 御中 厚生労働省保険局医療課 医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて 標記につきまして 別紙のとおり 地方厚生 ( 支 ) 局医療課 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 及び都道府県後期高齢者医療主管部 (

別紙 成分名 該当商品名 ( 承認取得者 ) 効能 効果 アリセプト錠 3mg 同錠 5mg 同錠 10mg 同細粒 0.5% 同 D 錠 3mg 同 D ドネペジル塩酸塩ピルシカイニド塩酸塩水和物 ( 経口剤 ) ベプリジル塩酸塩水和物プロパフェノン塩酸塩ベラプロストナトリウム 錠 5mg 同 D

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<4D F736F F D A CC82A082C4817A88E396F CC934B899E8A4F8E C98C5782E995DB8CAF906697C38FE382CC8EE688B582A282C

日医発第 777 号 ( 保 195) 平成 30 年 10 月 4 日 都道府県医師会長殿 日本医師会長横倉義武 医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて 保険診療における医薬品の取扱いについては 厚生労働大臣が承認した効能又は効果 用法及び用量 ( 以下 効能効果等 という ) による

医科_第20次(追加)審査情報提供(広報用)

医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて(厚生労働省保険局医療課:H )

ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

DRAFT#9 2011

別添 審査情報提供 社会保険診療報酬支払基金 審査情報提供検討委員会

生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

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D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

用法・用量DB

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

保医発 0930 第 2 号令和元年 9 月 30 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省保険局歯

Microsoft Word - 【Q&A→自治体】セファゾリン事務連絡

Microsoft Word - JAID_JSC 2014 正誤表_ 原稿

スライド 1

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

170509事務連絡(日本医学会・日本歯科医学会あて)

情報提供の例

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

ファロム錠150mg、ファロム錠200mg患者向医薬品ガイド

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

通知

ファロム錠150mg、ファロム錠200mg患者向医薬品ガイド

日産婦誌58巻9号研修コーナー

スライド 1

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

2.7.3(5 群 ) 呼吸器感染症臨床的有効性グレースビット 錠 細粒 表 (5 群 )-3 疾患別陰性化率 疾患名 陰性化被験者数 / 陰性化率 (%) (95%CI)(%) a) 肺炎 全体 91/ (89.0, 98.6) 細菌性肺炎 73/ (86

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

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2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

DRAFT#9 2011

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(別添様式)

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糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

抗菌薬と細菌について。

複数規格存在する採用医薬品

Epilepsy2015

2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

事務連絡 平成 31 年 4 月 3 日 ( 公社 ) 岡山県医師会 ( 一社 ) 岡山県病院協会 御中 岡山県保健福祉部健康推進課 セファゾリンナトリウム注射用 日医工 が安定供給されるまでの対応について このことについて 厚生労働省健康局結核感染症課及び医政局経済課から別添のとおり事務連絡があり

染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります

要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

シンメトレル 「効能・効果」追加

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h29c04

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感染症学 責任者 コーテ ィネーター 担当講座 学科 ( 分野 ) 情報薬科学分野西谷直之教授 情報薬科学分野 医学部臨床検査医学講座 対象学年 2 期間後期 区分 時間数 講義 18 時間 単位数 1 単位 学習方針 ( 講義概要等 ) 感染症学では既習の微生物学の知識を基にして 感染症の侵入門戸

開発の経緯 セフタジジムは Cephalosporium acremonium 又は Cephalosporium salmosynnematum の培養によって得られる抗生物質の誘導体で第三世代のセファロスポリンである セフェム母核の 7 位には 他の誘導体で知られているアミノチアゾリル基にカルボ

5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

(別添様式)

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

第 88 回日本感染症学会学術講演会第 62 回日本化学療法学会総会合同学会採択演題一覧 ( 一般演題ポスター ) 登録番号 発表形式 セッション名 日にち 時間 部屋名 NO. 発表順 一般演題 ( ポスター ) 尿路 骨盤 性器感染症 1 6 月 18 日 14:10-14:50 ア

< F2D F289BF8AEE8F808D908EA CA926D>

相互作用DB

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

改訂後 適応症 表在性皮膚感染症 深在性皮膚感染症 リンパ管 リンパ節炎 慢性膿皮症 ざ瘡 ( 化膿性炎症を伴うもの ) 外傷 熱傷及び手術創等の二次感染 乳腺炎 肛門周囲膿瘍 咽頭 喉頭炎 扁桃炎 ( 扁桃周囲炎 扁桃周囲膿瘍を含む ) 急性気管支炎 肺炎 慢性呼吸器病変の二次感染 膀胱炎 腎盂腎

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

禁忌を含む使用上の注意 等は DI 頁をご参照ください 臨床成績 本剤での臨床試験は実施していませんが 本剤を溶解したものはセファメジン注射用 筋注用と同一のものなので セファメジン注射用 筋注用の成績を以下に示します 比較試験 ( 呼吸器感染症 尿路感染症 ) 及び一般臨床試験 ( 静注 点滴静注

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

耐性菌届出基準

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

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は減少しています 膠原病による肺病変のなかで 関節リウマチに合併する気道病変としての細気管支炎も DPB と類似した病像を呈するため 鑑別疾患として加えておく必要があります また稀ではありますが 造血幹細胞移植後などに併発する移植後閉塞性細気管支炎も重要な疾患として知っておくといいかと思います 慢性

Microsoft Word - 03_医科_第18次審査情報提供事例

背部痛などがあげられる 詳細な問診が大切で 臨床症状を確認し 高い確率で病気を診断できる 一方 全く症状を伴わない無症候性血尿では 無症候性顕微鏡的血尿は 放置しても問題のないことが多いが 無症候性肉眼的血尿では 重大な病気である可能性がある 特に 50 歳以上の方の場合は 膀胱がんの可能性があり

頭頚部がん1部[ ].indd

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8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

ィニバックス点滴静注用 0.25 g 同キット点滴静注用 0.25 g に変更された ( 平成 23 年 6 月 7 日 ) 注 2) 新規有効成分含有医薬品の再審査期間について に係る通知 ( 平成 19 年 4 月 1 日付け薬食発第 号 ) に基づき 0.25 g 製剤の再審査

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

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( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 薬剤料等の請求 1 薬剤料 5 Ⅴ 事務的事項 1 届出事

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

Transcription:

163 セレギリン塩酸塩 ( 神経 8) 標榜薬効 ( 薬効コード ) 抗パーキンソン剤 (116) 平成 23 年 9 月 26 日新規 平成 28 年 9 月 14 日 追記 成分名セレギリン塩酸塩 内服薬 主な製品名エフピー OD 錠 他後発品あり 承認されている効能 効果次の疾患に対するレボドパ含有製剤との併用療法パーキンソン病 ( 過去のレボドパ含有製剤治療において 十分な効果が得られていないもの :Yahr 重症度ステージ Ⅰ~Ⅳ) 薬理作用 1 MAO-B( モノアミン酸化酵素 B 型 ) 選択的阻害効果 2 黒質 - 線条体ドパミン神経に及ぼす作用 3 線条体ドパミン濃度の増加作用 4 ドパミン再取り込み阻害効果 使用例原則として セレギリン塩酸塩 内服薬 を L-dopa 製剤の併用がないパーキンソン病 に対して処方した場合 当該使用事例を審査上認める 使用例において審査上認める根拠薬理作用が同様と推定される その他参考資料等パーキンソン病治療ガイドライン 2002 平成 27 年 12 月 21 日 平成 28 年 4 月 27 日及び同年 5 月 25 日付けで効能 効果及び用法 用量が 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) に基づき一部変更承認されました 変更後の効能 効果 パーキンソン病 ( レボドパ含有製剤を併用する場合 :Yahr 重症度ステージ Ⅰ~Ⅳ レボドパ含有製剤を併用しない場合 :Yahr 重症度ステージ Ⅰ~Ⅲ)

221 バラシクロビル塩酸塩 1( 眼科 10) 標榜薬効 ( 薬効コード ) 抗ウイルス剤 (625) 平成 23 年 9 月 26 日新規 平成 28 年 9 月 14 日更新 成分名バラシクロビル塩酸塩 内服薬 バラシクロビル塩酸塩水和物 内服薬 主な製品名バルトレックス錠 バルトレックス顆粒 承認されている効能 効果単純疱疹 帯状疱疹 性器ヘルペスの再発抑制 水痘 薬理作用抗ウイルス作用 使用例原則として バラシクロビル塩酸塩 内服薬 を 急性網膜壊死 ヘルペスウイルス性虹彩炎 に対して処方した場合 当該使用事例を審査上認める 使用例において審査上認める根拠薬理作用が同様と推定される

231 バラシクロビル塩酸塩 2( 耳鼻咽喉科 10) 標榜薬効 ( 薬効コード ) 抗ウイルス剤 (625) 平成 23 年 9 月 26 日新規 平成 28 年 9 月 14 日更新 成分名バラシクロビル塩酸塩 内服薬 バラシクロビル塩酸塩水和物 内服薬 主な製品名バルトレックス錠 バルトレックス顆粒 承認されている効能 効果単純疱疹 帯状疱疹 性器ヘルペスの再発抑制 水痘 薬理作用抗ウイルス作用 使用例原則として バラシクロビル塩酸塩 内服薬 を 特発性末梢性顔面神経麻痺 ( ベル麻痺 ) に対して処方した場合 当該使用事例を審査上認める 使用例において審査上認める根拠薬理作用が同様と推定される

251 セファゾリンナトリウム水和物 ( 感染症 16) 平成 24 年 3 月 16 日新規 平成 28 年 9 月 14 日更新 標榜薬効 ( 薬効コード ) 主としてグラム陽性 陰性菌に作用するもの (613) 成分名セファゾリンナトリウム水和物 注射薬 セファゾリンナトリウム 注射薬 主な製品名セファメジン α 注射用 他後発品あり 承認されている効能 効果 < 適応菌種 > セファゾリンに感性のブドウ球菌属 レンサ球菌属 肺炎球菌 大腸菌 肺炎桿菌 プロテウス ミラビリス プロビデンシア属 < 適応症 > 敗血症 感染性心内膜炎 表在性皮膚感染症 深在性皮膚感染症 リンパ管 リンパ節炎 慢性膿皮症 外傷 熱傷及び手術創等の二次感染 びらん 潰瘍の二次感染 乳腺炎 骨髄炎 関節炎 咽頭 喉頭炎 扁桃炎 急性気管支炎 肺炎 肺膿瘍 膿胸 慢性呼吸器病変の二次感染 膀胱炎 腎盂腎炎 腹膜炎 胆嚢炎 胆管炎 バルトリン腺炎 子宮内感染 子宮付属器炎 子宮旁結合織炎 眼内炎 ( 全眼球炎を含む ) 中耳炎 副鼻腔炎 化膿性唾液腺炎 承認されている用法 用量セファゾリンとして 通常 1 日量成人には 1g( 力価 ) 小児には体重 kg 当り 20~40mg( 力価 ) を 2 回に分けて緩徐に静脈内へ注射するが 筋肉内へ注射することもできる 症状及び感染菌の感受性から効果不十分と判断される場合には 1 日量成人 1.5~3g( 力価 ) を 小児には体重 kg 当り 50mg( 力価 ) を 3 回に分割投与する 症状が特に重篤な場合には 1 日量成人 5g( 力価 ) 小児には体重 kg 当り 100mg( 力価 ) までを分割投与することができる また 輸液に加え 静脈内に点滴注入することもできる 薬理作用細胞壁合成阻害作用

使用例原則として セファゾリンナトリウム水和物 注射薬 を 現行の適応症の重症例 に対し 1 回 2g を 8 時間毎 静脈内に投与 した場合 当該使用事例を審査上認める 使用例において審査上認める根拠薬理作用に基づいており 妥当と推定される その他参考資料等感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン ( 日本循環器学会ほか )

261 リドカイン塩酸塩 3( 麻酔科 25) 標榜薬効 ( 薬効コード ) 局所麻酔剤 (121) 平成 24 年 3 月 16 日新規 平成 27 年 9 月 11 日 追記 平成 28 年 2 月 8 日 追記 成分名リドカイン塩酸塩 注射薬 主な製品名静注用キシロカイン オリベス静注用 オリベス点滴用 承認されている効能 効果 1 期外収縮 ( 心室性 ) 発作性頻拍 ( 心室性 ) 急性心筋梗塞時及び手術に伴う心室性不整脈の予防 2 期外収縮 ( 上室性 ) 発作性頻拍 ( 上室性 ) 薬理作用細胞の Na + チャネル機能の抑制による抗不整脈作用 使用例原則として リドカイン塩酸塩 注射薬 ( 静注 点滴用製剤 ) を 静脈内区域麻酔 に対して処方した場合 当該使用事例を審査上認める 使用例において審査上認める根拠薬理作用が同様と推定される 留意事項区域麻酔は 脊椎麻酔 硬膜外麻酔 局所麻酔など全身麻酔以外のものを指す その他参考資料等麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン第 3 版 ( 日本麻酔科学会 ) 平成 27 年 7 月 31 日付け保医発 0731 第 1 号 公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱いについて により キシロカイン注ポリアンプ 0.5% について 上肢手術における静脈内区域に対する保険適用が可能となりました 使用上の注意として 注入後 20 分以内は駆血帯を解除しないこと 及び 静脈内区域麻酔にはアドレナリン等の血管収縮剤を添加しないこと と示され

ています 平成 27 年 12 月 21 日付けで 追加が予定された効能 効果及び用法 用量が 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) に基づき一部変更承認されました

2002

2002

2002

2002

2010

2010

2010

2010

1.88mg 3.75mg

300 ジクロフェナクナトリウム 5( 泌尿器科 6) 標榜薬効 ( 薬効コード ) 解熱鎮痛消炎剤 (114) 平成 27 年 2 月 23 日新規 平成 30 年 2 月 26 日 追記 成分名ジクロフェナクナトリウム 外用薬 主な製品名ボルタレンサポ 他後発品あり 承認されている効能 効果 1 下記疾患並びに症状の鎮痛 消炎関節リウマチ 変形性関節症 腰痛症 後陣痛 2 手術後の鎮痛 消炎 3 他の解熱剤では効果が期待できないか あるいは 他の解熱剤の投与が不可能な場合の急性上気道炎 ( 急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む ) の緊急解熱 承認されている用法 用量 ( 成人 ) ジクロフェナクナトリウムとして通常 1 回 25~50mg を 1 日 1~2 回 直腸内に挿入するが 年齢 症状に応じ低用量投与が望ましい 低体温によるショックを起こすことがあるので 高齢者に投与する場合には少量から投与を開始すること ( 小児 ) ジクロフェナクナトリウムとして 1 回の投与に体重 1kg あたり 0.5~ 1.0mg を 1 日 1~2 回 直腸内に挿入する なお 年齢 症状に応じ低用量投与が望ましい 低体温によるショックを起こすことがあるので 少量から投与を開始すること 年齢別投与量の目安は 1 回量として下記のとおりである 1 才以上 3 才未満 :6.25mg 3 才以上 6 才未満 :6.25~12.5mg 6 才以上 9 才未満 :12.5mg 9 才以上 12 才未満 :12.5~25mg 薬理作用プロスタグランジン合成阻害作用

使用例原則として ジクロフェナクナトリウム 外用薬 を 尿管結石 に対し処方した場合 当該使用事例を審査上認める 使用例において審査上認める根拠薬理作用が同様と推定される その他参考資料等尿路結石症診療ガイドライン ( 第 2 版 )( 日本泌尿器科学会 日本泌尿器内視鏡学会 日本尿路結石症学会 ) 当該使用例は 剤形が坐剤である ジクロフェナクナトリウム 外用薬 に限り適用するものであること

309 アセタゾラミドナトリウム ( 脳神経外科 ) 標榜薬効 ( 薬効コード ) 利尿剤 (213) 平成 28 年 9 月 26 日新規 成分名アセタゾラミドナトリウム 注射薬 主な製品名ダイアモックス注射用 500mg 承認されている効能 効果緑内障 てんかん ( 他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加 ) 肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善 メニエル病及びメニエル症候群 承認されている用法 用量 1 緑内障アセタゾラミドとして 通常成人 1 日 250mg~1g を分割して静脈内又は筋肉内注射する 2 てんかん ( 他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加 ) アセタゾラミドとして 通常成人 1 日 250~750mg を分割して静脈内又は筋肉内注射する 3 肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善アセタゾラミドとして 通常成人 1 日 1 回 250~500mg を静脈内又は筋肉内注射する 4 メニエル病及びメニエル症候群アセタゾラミドとして 通常成人 1 日 1 回 250~750mg を静脈内又は筋肉内注射する なお いずれの場合も 年齢 症状により適宜増減する 薬理作用炭酸脱水酵素抑制作用 使用例原則として アセタゾラミドナトリウム 注射薬 を 脳梗塞 もやもや病等の閉塞性脳血管障害 における 脳循環予備能 ( 安静時及び負荷時の脳血流量の増加 ) の検査 (SPECT 又は非放射性キセノン脳血流動態検査 ) を目的に 静脈内に 500~1,000mg 又は 15~17mg/kg を処方した場合 当該使用事例を審査上認める

使用例において審査上認める根拠薬理作用が同様であり 妥当と推定される 留意事項日本脳卒中学会 日本脳神経外科学会 日本神経学会 日本核医学会の 4 学会が 4 学会合同アセタゾラミド適正使用指針作成委員会を組織し 2015 年 4 月にアセタゾラミド ( ダイアモックス注射用 ) 適正使用指針を作成し 検査を必要な症例に限ること 検査について同意書を取得すること 検査実施時の安全管理と必要な措置について習熟すること などが周知されていることに留意して使用されるべきであること