教科別の指導 算数 学習指導案 平成 27 年 12 月 1 日 ( 火 ) 第 5 校時場所教室指導者 T1 T2 T3 T4 1 題材名 買い物をしよう 2 題材について (1) 学級及び児童の実態途中省略数に関する実態では どの児童も 2 桁の繰り上がりのある足し算や 繰り下がりのある引き算の

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(3) 指導観指導にあたっては, 生活単元学習の指導内容との関連を図り, 学習のまとめとして実際に買い物学習に行くという意欲付けをしながら, 金銭学習に興味をもたせ活動させたいと考えている お金の扱いは, 具体的な実際の経験を通じて学習することが最も効果的であるので, できるだけ多くの機会がもてるよ

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

★数学学習指導案最終(知的障害)

4 研究との関わり (1) 確かな学びを生み出すノート作り研究内容 2-2 正しい手順で正確に計算させるために, 問題間に余白をとらせ, 筆算には補助数字を書かせる 本単元では, 既習の 2 位数の加減筆算の仕組みを用いて, 繰り上がりと繰り下がりが 2 回ある場合の加減の筆算の仕方を身に付けること

コーナ4 単元の指導計画 ( 全 8 時間扱い ) (1) 買い物の計画をたてよう 2 時間 (2) とちまるスーパーで買い物をしよう 3 時間 ( 本時 1/3) (3) スーパーマーケットに行って買い物をしよう 2 時間 (4) 買い物の振り返りをしよう 1 時間 本時の位置を記入する 単元の指

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

小学校特別支援 ( 平成 25 年度 )3 特別支援学級算数科学習指導案 1 題材名 かけ算を使って, 買い物をしよう! 2 題材の目標乗法や加法の意味について理解し, それらを実際の買い物の場面で用いることができる 3 題材の評価規準 児童関心 意欲 態度数学的な考え方技能知識 理解 A B C

資料5 親の会が主体となって構築した発達障害児のための教材・教具データベース

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

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第4学年算数科学習指導案

第5学年  算数科学習指導案

目的に合う買い物ができること, お金を大切にすることなどを指導し, 社会生活や自立に 必要な知識や技能を身に付けさせていきたい また, 児童の一番身近にあるコンビニエン スストアを模すことで こと である働くことへの関心にもつなげていきたい 児童の実態 知的障害児学級であるむらやま学級には,5 年生

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

いろいろな衣装を知ろう

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )


小学校の学習指導案例 ( 知的 ) 学級算数科学習指導案 1 単元名 時計 指導者 : 2 単元について (1) 児童観本学級は 年生 1 名 (A 児 ) 年生 1 名 (B 児 ) 年生 名の計 名で構成されている A 児は 数唱や数を数えることなどはある程度できるが 数の大小など数の概念の理解

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

学年 :2 年単元名 :2. たし算のひっ算 -たし算のしかたを考えよう 1. 単元目標 :( 全 10 時間 ) 2 位数の加法の筆算の仕方について理解し 確実にできるようにするとともに それを用いる能力を伸ばし 加法についての理解を深める 考 表 動作化や図にかいて演算決定しようとする 既習事項

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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保健体育科学習指導案

Taro-2010たんぽぽ生活単元学

自己紹介をしよう

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学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

ていく必要がある 本題材はその練習であるので 比べる商品の情報は 5 年生に判断しやすいものを精選し提示するように工夫する これらの学習内容を通して 商品に付いている品質表示や価格 鮮度などに関心をもつ消費者へ育ってほしい さらに 店舗に行かなくても商品を購入できる通信販売やネット販売 カード払いな

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

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小学校国語について

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

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国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

新潟市立亀田西中学校

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

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5 単元について 第 1 学年では これまで数の意味と表し方について いくつといくつ において 1 つの数を合成や分解により構成的にみることを学習してきた また 10 よりおおきいかず において 十いくつ を 10 といくつ ととらえる学習をしてきた このような見方は 繰り下がりのある減法の計算の仕

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(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

2、協同的探究学習について

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(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

(3) 指導観本単元は学習指導要領 A(3) 乗法についての理解を深め その計算が確実にできるようにし それを適切に用いる能力を伸ばす ア 2 位数や3 位数に1 位数や2 位数をかける乗法の計算のしかたを考え それらの計算が乗法九九などの基本的な計算を基にしてできることを理解すること またその筆算

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

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Hi, friends!1 Lesson3

第1学年国語科学習指導案

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

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特別支援 高等部

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主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

特別支援学級 1 2 組国語科学習指導案 児童 1 年 (1 名 )2 年 (1 名 )3 年 (3 名 ) 4 年 (1 名 )5 年 (2 名 ) 計 8 名指導者藤澤勝利 (T1) 小綿幸子 (T2) 國久伸子 (T3) 1 単元名 ( 題材名 ) 文をつくろう 2 単元 ( 題材 ) につい

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

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単元名 算数科たけのこ学級竹原市立竹原小学校指導者亀井貴司 本単元で育成する資質 能力 かずとすうじ (1 年生 ) けい算のじゅんじょ (2 年生 ) かくれたかず (3 年生 ) 課題発見 解決力, 協働する力 1 日時 平成 30 年 10 月 5 日 ( 金 ) 第 5 校時 2 学年 たけ

情緒障がい学級(あおば学級)第1・3・4学年

実践 報告書テンプレート

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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難聴児童の伝える力を 高めるための指導の工夫 -iPadを活用した取り組みを通して-

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

E 児 第 4 学年男児で, 軽度の知的障害がある 漢字はよく覚えているが, 書く字は雑でマスからはみ出ることが多い 漢字や文を読むことはできるが, 小さな声で音読したり発表したりする 自分の思いを話したり書いたりして表現することが難しい 昨年度, ローマ字を学習しているが, ほとんど覚えていなかっ

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自立活動学習指導案 授業者 1 単元名 のチャレンジ大作戦! 2 単元の目標 (1) 正しい口形や発音, 声の大きさを意識して話すことができる [6コミュニケーション(2)(3)][4 環境の把握 (3)] (2) 自分の障害を理解し, 自分の成長を確認することができる [1 健康の保持 (2)][

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第6学年算数科学習指導案

が可能である 友達の意見に左右されず 自分の考え 方法を堂々と発表したり 友達の意見を認め その良さを受け入れて多面的な考え方をしようとする気持ちを称賛していきたい 3 指導の手立て単元の導入段階では 教科書の挿絵を使った長さ比べをする 1 円玉やクリップ 紐を使って長さを数値化して比較することは

平成 30 年度 品川区学力定着度調査 の結果から明らかになった課題と学力向上に向けた取組 ( 国語 ) 1. 国語の定着状況についての概要 どの学年もほとんどすべての項目において 目標値を上回った 昨年度から取り組んできた 文章を書き表す際の 言葉の正しい使い方の指導 が 言葉についての知識 理解

群教セ I01-08 平 集 特 情緒障害 中学校自閉症 情緒障害特別支援学級における人と関わる意識を高める支援の工夫 自己肯定感を高めるための振り返りと ソーシャルスキルトレーニングを通して 特別研修員田子賢一 Ⅰ 研究テーマ設定の理由 自閉症 情緒障害特別支援学級の生徒は 社会生活

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(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Taro-第1学年 算数科学習指導案

( ) 除法の意味や割合の意味を理解することに課題があります 例 )A3(1) 120 cmの赤いテープの長さが白いテープの長さの 0.6 倍に当たるとき 二つのテープの長さの関係を表している図を選ぶ 県 31.3%( 全国 34.0%) A8 犬を飼っている 8 人が学級全体の人数の 25% に当

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

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教科別の指導 算数 学習指導案 平成 27 年 12 月 1 日 ( 火 ) 第 5 校時場所教室指導者 T1 T2 T3 T4 1 題材名 買い物をしよう 2 題材について (1) 学級及び児童の実態途中省略数に関する実態では どの児童も 2 桁の繰り上がりのある足し算や 繰り下がりのある引き算の筆算がだいたいできる しかし 一度は具体物を使って計算の意味を理解し 筆算を使って計算ができるようになった児童でも 時間の経過とともに 言葉と数の操作が一致しない場合や 具体物の操作では集中がとぎれて 1 対 1 対応が難しい場合があり 実生活と計算の学習が結び付かないことがある そのため算数では 計算と具体物の操作を繰り返し行う計画を立て 取り組んでいる また 金銭を利用した買い物をはじめとする生活経験についても 様々であり 家庭とも連携を図りながら 学習を進めている (2) 題材について本題材 買い物をしよう は 毎年繰り返し行っている学習である どの児童も興味を持ち 生活にすぐに役立つものとして意欲的に取り組んでいる また この時期に生活単元学習において同名の 買い物をしよう という単元を設定し 実際にコンビニエンスストアやスーパーマーケット ドーナツショップ 自動販売機で飲み物や電車の切符を購入するなど 様々な買い物体験をしたり 小遣い帳を付ける学習を行ったりしている さらに自立活動では 買い物場面での言葉のやり取りを覚えたり 硬貨やレシートを財布から出し入れする等の指先の巧緻性を高めたりする学習を行っている しかし 事前に様々な学習をしても 校外に出て実際に店のレジで支払う時には 財布の中に入っている硬貨を全部出して店員に渡してしまう様子が見られる そこで 教科別の指導 算数 において 数字で表示された金額を理解し その金額の硬貨を出すことができるようにさせたい 買い物練習の中で 硬貨の金種の弁別や 等価交換 硬貨の組み合わせによる支払いの仕方を理解させ 定着を図りたい その際 1 位数の金額から始め だんだん数を増やしても扱えるようにしていく また 2 位数の加減算の時にも 硬貨を利用することにより 繰り上がり 繰り下がりの計算の理解を深めていけるようにする 今まで買い物経験の少なかった児童が 生活単元学習 買い物をしよう の学習に入

ってから 保護者と一緒に品物の金額を確かめたり 支払いをしたりしたという声が聞かれるようなった 家族と出かけた時に 一人で切符を買ったという児童もいる 今回の算数の学習で 学級の児童が考えた みなみマート という店でじっくりと金銭を操作する学習を通して 数の概念や位を意識して計算をする力を向上させ これまで以上に般化につなげていきたい (3) 指導 支援について買い物の場面では 相手と関わることが必要である 生活単元学習 買い物をしよう では 友だちの買い物をする姿から支払いの仕方を学び 自分も買い物をしたいという意欲につながってきている 年上の児童が年下の児童と関わりながら一緒に学ぶことで 進んで学習に参加するようになり 学び合いが見られるようにもなってきた そこで 本題材では個別の学習だけでなく 二クラス合同で課題別の小集団をつくり 学習する場面を設定する 相手の意見を共有し関わることが苦手な児童には 対教員だけでなく児童同士で学び 認め合うことで さらに学習への関心を高め 意欲的に算数の学習に参加できるようにさせていきたい お金を数える場面では 金種がばらばらに置かれていると金額がわからなくなってしまう児童には 位を書いたワークシートを利用したり 金種ごとに整然と並べて数えたりするところから 今回の学習を始めたい 音声言語による説明では理解しにくい児童や 短期記憶に課題のある児童には 視覚的にとらえられるよう 具体物や写真などを利用し 実際に操作する活動を取り入れることで支援としていきたい また 児童全員が学習後の達成感が味わえるよう 個々の児童の努力や成果を教員が表 ( がんばり表 ) を利用して伝える 全員で振り返る場面を設定することで 次時の活動意欲を高めていきたい 3 本題材における児童の実態 児童 数と計算 に関する実態買い物に関する実態 A B C 3 位数までの繰り上がりのある加法 繰り下がりのある減法の筆算ができるようになった 100 以上の数と具体物の一致が難しいことがある 3 位数までの繰り上がりのある加法 繰り下がりのある減法の筆算ができる 数唱では 10 以上になると具体物と 1 対 1 対応が難しいことがある 言葉で言った数字 ( せんにじゅう ) などを書くことが難しい 2 位数までの繰り上がりのある加法と 1 位数の繰り下がりのある減法の筆算ができ 生活の中では ほとんど買い物をする機会がない 学級での買い物学習では 意欲的に参加している 5 円硬貨や 50 円硬貨を利用して値段の通りの金額を出すことができる こだわりがあり 買いたいものが限定されているが 買い物には大変興味をもっている 3 位数までの金額どおりに硬貨を出すことができる 50 円硬貨も 必要に応じ利用することができる 家庭でも 一人で買い物をしており経験が豊かである 千円札と百円硬貨の等価関係を理解

D E F G H る かけ算九九に興味があり かけ算の意味が理解できる 学習したことを 進んで生活に結び付けている 2 位数までの繰り上がりのある加法 繰り下がりのある減法の筆算ができる 集中がとぎれ 10 以上になると具体物との 1 対 1 対応が難しいことがある 3 位数までの繰り上がりのある加法 繰り下がりのある減法の筆算ができる 2 位数までのかけ算の筆算もできるようになってきている 位取りの復習中であり ひゃくよん を 1004 と書くなど 空位のある数字の書き表し方の理解が不十分である 3 位数までの繰り上がりのある加法 繰り下がりのある減法の筆算ができる 2 位数同士のかけ算や余りのあるわり算もできる 位の意味や 文章問題の意味を理解し計算に結び付ける場合 個別に支援が必要 加法の計算で 電卓を利用できる 2 位数までの繰り上がりのある加法ができる 繰り下がりのある減法の意味も理解できる 1000 までの数の意味が理解できる 3 位数までの繰り上がりのある加法 繰り下がりのある減法の筆算が概ねできる 言葉で言った数字 ( にひゃくご など ) を数字で書く場合 位取り表を利用するとできる している 5 円硬貨や 50 円硬貨を使って買い物ができる 相手の言った 3 位数までの金額を 正しく硬貨で出すこともできる 生活の中で 好きな菓子を保護者と買う経験がある 学級での買い物にもたいへん興味をもっている 硬貨の弁別はできる 1 円硬貨と 10 円硬貨の等価関係を理解している 生活の中では 買い物に行く経験が少ない 学級での校外学習では 一人で券売機を利用して切符を買うことができ 商店でも好きな菓子を買うことができる 10 円硬貨と 100 円硬貨を使った等価関係を理解している 家庭では 保護者と買い物をしている 言葉でのコミュニケーションは難しいが 買い物にたいへん興味を持っている 店で好きな物を選び 品物の値段と同じ金額の硬貨を出して 支払いをすることができる 現在 他市のフリースクールに通っているため 学級の校外学習には 参加していないが 買い物に興味があり 以前学級で学習をしたときは 楽しそうにしていた 好きな菓子を自分で選ぶことができ 商品の金額と同じ額を 硬貨を使って支払うことができる 買い物に興味があり 様々な商品の値段を進んで読むことができる 50 円玉を必要に応じ 利用することができる 4 題材の目標 (1) 共通目標 値段に合わせて代金を出すことができる 買った品物の値段を数字で表したり合計やおつりの計算をしたりすることができる (2) 個人目標 A B D E F 児 位取りシートを使って 3 位数までの聞いた値段を数字に表すことができる 6 種の硬貨で999 円までの金額を書き 支払うことができる (B D 児は 位取りシートを使用する ) 金額を見て値段を答えることができる おつりを計算して答えることができる (D 児は2 位数まで E F 児は3 位数まで )

C D 児 3 位数までの聞いた値段を数字に表すことができる 6 種の硬貨と千円札で金額を書き 支払うことができる (C 児は1000 円までの金額 ) 数個の品物の合計金額を出すことができる 金額を見て値段を答えることができる おつりの計算ができる (C 児は2 位数まで ) 百円硬貨や五百円硬貨を出しておつりを計算してもらうことができる (H 児は千円札も使用 ) G 児 3 位数までの聞いた値段を数字に表すことができる 6 種の硬貨と999 円までの金額を書き 支払うことができる 二つの品物の合計金額を出すことができる 位取りシートを使って 金額を見て値段を答えることができる おつりを計算して答えることができる (2 位数まで )

5 指導計画 1 2 学期教科別の指導 算数 2 桁の数 3 桁の数 繰り上がりのある足し算 繰り下がりのある引き算 10 月 11 月自立活動 お金の出し方 しまい方 ( 指先を使った細かい動作の学習 ) お店でのあいさつの仕方 11 月生活単元学習 買い物をしよう 買い物の練習 コンビニエンスストア等で買い物体験 教科別の指導 算数 題材名 買い物をしよう (12 時間扱い ) 第 1 次 3 時間 みなみマート で買い物をする準備をしよう 品物の値札をつけよう お金の準備をしよう 第 2 次 5 時間 みなみマート で買い物をしよう ( 本時 2/5) 品物を選んで お金を払おう 第 3 次 4 時間 みなみマート の店員さんやお客さんになろう いろいろなお金の出し方を考えよう 合計の金額やおつりを計算しよう 3 学期 (1~3 月 ) 教科別の指導 算数 4 桁の数 3 桁の繰り上がりのあるたし算 3 桁の繰り下がりのある引き算 およその数(10000まで) かけ算 12 月生活単元学習 買い物をしよう スーパーマーケットに行って お楽しみ会や調理実習で使う物を買おう 2 月 電車に乗って出かけよう 切符を買おう 買い物をしよう

6 本時の学習 (1) 共通目標 品物の代金を書くことができる 品物の値段と同じ金額を 複数の硬貨を用い 支払うことができる (2) 個人目標児童本時の目標 405 円等の金額を硬貨で出して 書くことができる A 自分で品物を選び 担当者と代金の硬貨を選ぶことができる 407 円 108 円等の金額を 硬貨を使って支払うことができる B 買い物に興味を持ち 複数の硬貨を利用して支払いをすることができる 908 円等の金額を硬貨で出し 書くことができる C 進んで品物を選び 複数の硬貨を使って支払いをすることができる 168 円 109 円等の金額を5 円硬貨を使用して出して 書くことができる D 複数の硬貨を 落ち着いて 1 枚ずつ数えることができる 403 円等の金額の硬貨を出し 書くことができる E 一人で品物を選び 進んで複数の硬貨で支払いをすることができる 5 円硬貨や50 円硬貨も使って 品物の金額を出し 書くことができる F 品物を選び 正しく値段を読んで 支払いができる 106 円等 5 円硬貨を使って出し 書くことができる G 一人で品物を選び 進んで複数の硬貨で支払いをすることができる 2つの品物の合計を計算し 空位のある金額を出して書くことができる H 集中して1 枚ずつ硬貨を数えて確認し 正しい金額を支払うことができる

(3) 本時の展開別紙参照

7 評価 (1) 共通目標の評価 品物の代金を書くことができたか 品物の値段と同じ金額を 複数の硬貨を用いて 支払うことができたか (2) 個人目標の評価児童本時の評価 405の金額を硬貨で出して 書くことができたか A 自分で品物を選び 担当者と代金の硬貨を選ぶことができたか 407 円 108 円等の金額を 硬貨を使って支払うことができる B 買い物に興味を持ち 複数の硬貨を利用して支払いをすることができたか 908 円等の金額を硬貨で出して 書くことができたか C 進んで品物を選び 複数の硬貨を使って支払いをすることができたか 168 円 109 円等の金額を5 円硬貨を使用して出し 書くことができたか D 色々な硬貨を 落ち着いて1 枚ずつ数えることができたか 403 円等の金額の硬貨を出し 書くことができたか E 一人で品物を選び 進んで複数の硬貨で支払いをすることができたか 5 円硬貨や50 円硬貨も使って 品物の金額を出し 書くことができたか F 品物を選び 正しく値段を読んで 支払いができたか 106 円等 5 円硬貨を使って出し 書くことができたか G 一人で品物を選び 進んで複数の硬貨で支払いをすることができたか 2つの品物の合計を計算し 空位のある金額を出して書くことができたか H 集中して 1 枚ずつ硬貨を数えて確認し 正しい金額を支払うことができたか

8 教室配置図 前面黒板 テレビ パソコン D 児 T1 C 児 B 児 F 児 T4 H 児 T2 G 児 みなみマート T3 A 児 E 児