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計画の今後の方向性

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高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載


栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

区分


2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念


3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

平成28年版高齢社会白書(概要版)

板橋区版 AIP の構築に向けた取組に関する検討報告書 < 概要版 > 平成 28 年 2 月 板橋区

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

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富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ

Ⅱ 各論第 2 章 各 論 第 2 章 介護と医療 関係機関の連携 第 1 節 介護と医療 関係機関の連携 1 連携のための関係機関のネットワークづくり 現状 課題 平成 19 年度に内閣府が公表した 高齢者の健康に関する意識調査 によると 多くの高齢者が要介護状態になっても 可能な限り住み慣れた地

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スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

第3節 重点的な取り組み

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

第 2 章垂水市地域包括ケアシステムの概要 1 垂水市の地域包括ケアシステムの考え方地域包括ケアシステムとは 高齢者等に関わる様々な人や社会資源が 地域の中でつながりを持って高齢者等の生活を支える仕組みです 高齢者については 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう 医

平成29年版高齢社会白書(全体版)

【最終版】医療経営学会議配付資料 pptx

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

平成27年版高齢社会白書(全体版)

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地域総合支援協議会

第1章 計画の基本的考え方 態を改善して地域社会への参加等を通じ 生きがいや役割を持てるようにすることが 重要です 4 住まい 持ち家や賃貸住宅だけでなく 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など 多様な形態の住まいを含みます 生活の基盤である住まいは 高齢者のプライバシー と尊厳が十分に守ら

Taro-素案(全体版)

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

Microsoft PowerPoint - H27県集団指導(宮古島市)

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

Microsoft Word - ●【本編】おおた高齢者施策推進プラン180313 《最終校正》

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

地域包括ケアシステムの構築に向けた取組み 平成 30 年 3 月 30 日 ( 金 ) 厚生労働省老健局振興課

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

平成30年版高齢社会白書(概要版)

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

Microsoft PowerPoint - 地域密着型サービスについて(長岡市)

第2節 茨木市の現況

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

歯科中間報告(案)概要

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

第 6 期ひろしま高齢者プランにおける介護サービス基盤整備について 介護保険課 1 目指す方向 高齢者が介護や支援が必要になっても, できる限り住み慣れた地域で自立した生活が継続できるよう, 必要に応じ適切なサービスが提供できる地域包括ケアに対応した介護サービス基盤が, 市町の方針や地域の実情に応じ

目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

平成 25 年 3 月 27 日 国立社会保障 人口問題研究所 ( 厚生労働省所管 ) から 日本の地域別将来推計 人口 ( 平成 25 年 3 月推計 ) が公表されました これに基づく石川県関係分の概要は次のとおりです 目次 1 石川県の将来推計人口 1 2 県内市町 地域の将来推計人口 5 3

Microsoft Word - 03 総論.doc

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認知症医療従事者等向け研修事業要領

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

第 1 部 施策編 4

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

スライド 1

1 中間のまとめの目的

【1117修正原稿】説明会資料

青森県高齢者居住安定確保計画 ( 案 ) 平成年月 青森県

65歳~74歳 介護認定率(平成22年度)

取材時における留意事項 1 撮影は 参加者の個人が特定されることのないよう撮影願います ( 参加者の顔については撮影不可 声についても収録後消去もしくは編集すること ) 2 参加者のプライバシーに配慮願います 3 その他 (1) 撮影時のカメラ位置等については 職員の指示に従ってください (2) 参

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

事務連絡 平成 26 年 2 月 28 日 各都道府県 各保険者 介護保険主管課 ( 室 ) 御中 厚生労働省老健局老人保健課 地域包括ケア 見える化 システムのプロトタイプの運用開始について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます さて 厚生労働省では 地域包括

2 居宅サービス事業所の状況

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スライド 1

( 別紙 ) 地域ケア会議 に関する Q&A 問 1 今般 地域ケア会議 を通知に位置づけた背景は何か 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年へ向けて 高齢者が尊厳を保ちながら 住み慣れた地域で自立した生活をおくることができるよう 国は 医療 介護 予防 住まい及び生活支援サービスが 日常生

議案第3号

居宅介護支援事業者向け説明会

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

目 次 1 高齢者人口と高齢化率の状況 1 2 高齢者夫婦世帯等の状況 4 3 在宅ひとり暮らし高齢者の状況 6 4 在宅寝たきり高齢者の状況 8 5 認知症高齢者の状況 10 若年性認知症者数 12 参考資料 1 参考資料 2 参考資料 3 参考資料 4 参考資料 5 参考資料 6 参考資料 7

第2期データヘルス計画について

はじめに 介護保険制度の改正に伴い 要支援に認定された高齢者への介護サービスのうち 訪問介護 通所介護は 市町村ごとに実施されることになり 平成 27 年 4 月から 3 年の間に移行されることになりました 要支援高齢者は増加傾向にあり この方々の介護や生活を支えることは喫緊の課題です このことに鑑

2017介護保険制度改正.pptx

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平成 23 年度東村山市西部地域包括支援センター事業計画 現状 1 過去一年間の事業実績 ( 平成 22 年 1 月 ~12 月 ) (1) 予防給付実績 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 委託新規

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このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

区分 広島県 図表 一般診療所数 歯科診療所数 一般診療所 * 上段は実数, 下段は人口 10 万対 歯科診療所 施設数病床数施設数有床診療所無床診療所一般病床療養病床

在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業

資 _ 図表 37-1 人口動態 二次医療圏市区町村人口 人口密度 2025 年総人口 2040 年総人口 年総人口増減率 年総人口増減率 2015 年 人口 2025 年 人口 2040 年 人口 年 人口増減率 年 人口増減率 全国

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0


01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

, 地域包括支援センターの組織と人材 2. 1 福祉専門職の歴史と特性

あおもり高齢者すこやか自立プラン2015について

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

Transcription:

1 策定にあたって 本県の現状と課題 1 策定の趣旨 団塊の世代の高齢化を契機として 高齢化が一層 進行し 要介護者 認知症高齢者 単独 夫婦のみ の世帯の高齢者が増加する一方で 現役世代人口は 減少していきます 都市部と過疎地域では高齢化率が 2 倍以上の開き のある地域もありますが 10 年後には都市部での急 激な高齢化が見込まれます 高齢化の進展に伴う医療 介護サービス利用者の 増加等により 後期高齢者の医療費や介護給付費が 増加していきます 本県の高齢化率の推移 万人 2 プランの位置付け % 90 83 79 68 60 29 0 平成17年 (2005) 44 38 13.8 11.9 10.1 平成22年 (2010) 53 51 21.0 30 平成27年 (2015) 65歳以上人口 32.9 40 34.5 30 23.9 34 83 83 31.8 30.6 28.2 60 83 21.4 20 21.0 19.4 16.1 51 10 平成32年 (2020) 平成37年 (2025) 75歳以上人口 平成42年 (2030) 高齢化率 0 平成47年 (2035) 後期高齢化率 平成 22 2010 年までは国勢調査による 率は総人口から 年齢不詳 を除いた数を分母として算出 平成 27 2015 年以降は 国立社会保障 人口問題研究所 日本の都道府県別将来推計人口 平成 19 2007 年 5 月推計 による 3 今回のプランの特徴 本県の高齢者世帯の推移 千世帯 45 170 150 110 90 30 25 70 20 50 15 30 10 40 35 130 平成 17 年 2005 平成 22 年 2010 平成 27 年 2015 平成 32 年 2020 平成 37 年 2025 平成 42 年 2030 10 平成 22 2010 年までは国勢調査による 平成 27 2015 年以降は 国立社会保障 人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計 平成 21 2009 年 12月推計 による 後期高齢者医療関係費及び介護給付費負担金の推移 ( 億円 ) 600 500 400 118 402 311 300 200 133 150 168 532 460 357 180 160 140 120 100 275 80 200 60 40 100 0 ( 千人 ) 20 平成 17 年度 2005 平成 22 年度 2010 平成 27 年度 2015 平成 32 年度 2020 0 平成 22 2010 年度までは実績額 平成 27 2015 年度以降は実績に基づく推計値 後期高齢者医療関係費は 後期高齢者医療県負担金及び後期高齢者医療財政助成事業費の合計 1

46.9 46.4 45.3 44.7 42.8 33.1 32.6 31.8 30.5 23.9 23.0 3.5 3.8 47.2 40.9 41.5 40.7 37.6 36.5 41.5 41.4 40.2 32.1 39.2 32.9 38.6 37.7 37.4 37.6 37.8 36.0 35.8 36.1 35.2 35.8 35.4 24.8 35.0 34.5 32.9 33.2 33.3 33.1 31.5 31.0 31.1 30.4 29.3 29.1 28.5 28.3 28.0 26.6 26.7 25.2 25.8 23.5 23.4 20.0 19.9 19.4 18.9 平成 22(2010) 年平成 32(2020) 年推計平成 37(2025) 年推計増加率 ( 平成 22(2010)~37(2025) 年 )

2 基本理念 めざす姿 3 目標 基本理念を実現するため 2 つの総括目標と 3 つの個 高齢期における 自分らしい暮らしを みんなで支え合う広島県づくり 別目標を設定し 具体的な施策を実施していきます また 市町や専門職 事業者等の関係団体と連携 協 働して 施策の検討や総合的な推進を進めます 地域包括ケア体制の構築 サービス提供体制づくり 支援や介護が必要な高齢者のほか 一人暮らしの高齢者を対象に 医療 介護 予防 住まい 生活支援などのサービスが継続的 一体的に提供され 住み慣れた地域で 安心して生活できる地域包括ケア体制が構築されてい ます 介護サービス基盤の整備 高齢者が介護や支援が必要になっても できる限り住み慣れた地域で自 立した生活が継続できるよう 必要に応じた多様なサービスが提供できる 居宅サービス等の基盤が整備されています 施設サービスについても 地域包括ケアの拠点となる施設や 常時介護を 必要とするなど在宅での生活が困難な方のための施設について 地域間のバ ランスや地域の実情を踏まえながら 計画的に整備されています 介護サービスの質の向上と給付の適正化 質の高い人材育成等により介護サービスの質の向上を図るとともに 介 護給付の適正化を通じて 将来にわたって持続可能な介護保険制度が構築 されています 認知症対策の推進 認知症の医療と介護の連携と地域住民等の支え合いにより 認知症のあ る高齢者やその家族が安心して生活しています 暮らしのサポートの充実 活躍するプラチナ世代づくり 介 護 医 療 見守り 生活支援 関係者の連携 市町 地域包括支援センター 市 予 防 住まい 3 生活支援の充実 市町 社会福祉協議会 地域包括支援センター 民生委員など関係団体 や関係者の協力と地域住民の協働により 高齢者が 地域の中で様々な支 援を受けながら 安心して生活できています 高齢者向け住まいの確保 高齢者向け住まいの確保とバリアフリー化により 高齢者が住み慣れた 地域で安心して生活できる住環境が整備されています 高齢者にやさしいまちづくり 高齢者の交通事故や犯罪 災害などの被害が減少し 安心して生活でき る環境が整備されています 高齢者が活躍できる社会づくり 市町 社会福祉協議会 老人クラブ NPO 地域で活動している各種 団体 個人等と連携 恊働して 高齢者が社会で活躍できる環境が整っ ています プラチナ世代の健康づくり できるだけ長く健康を保持し 充実した高齢期となるよう 様々な予防 対策や 医療機関の連携による早期発見 早期治療ができる体制が整って います 高齢者の就業機会の確保 これまでの仕事で培ってきた能力を活かし まだまだ現役で働く意欲の ある高齢者に対して それぞれの希望に応じた就業機会を提供できる環境 が整っています

平成 26 年度末における入所者 平成 32 年度末における入所者 等が要介護 2 以上の者に占める 等が要介護 2 以上の者に占める 割合を37% 以下にする 割合を35% 以下にする 県全体のリーダー 県認定制度 生涯学習 カリキュラム主任介護支援専門員 特別研修 任意研修 介護支援専門員 義務研修

住み慣れた地域での暮らしを支える ケアマネジメント, サービスの提供

5 計画の推進 1 役割 計画の推進にあたっては 行政 専門職 事業者 関係団体がそれぞれの役割を果たし 相互に連携協力す るとともに 県民一人ひとりも ひろしま高齢者プラン の推進役として主体的に行動していくことが重要です 県は 計画全体の進行役として 状況の分析や市町 関係者への助言や支援に努めます 医師会 歯科医師会 薬剤師会 看護協会 理学療法士会 作業 療法士会 歯科衛生士会 栄養士会 社会福祉士会 介護福祉士 会 介護支援専門員協会 老人福祉施設連盟 老人保健施設協議 会 訪問介護事業連絡協議会 訪問看護ステーション協議会 地 域包括 在宅介護支援センター協議会 社会福祉協議会 民生委員 児童委員協議会 老人クラブ NPO ボランティア団体 等 2 計画推進体制 市町 職能団体 民間団体 事業者団体等の代表者で構成する 高齢者対策総合推進会議 を設置し 関 係者が連携 協働して 施策の総合的な推進を図ります 高齢者対策総合推進会議 高齢者施策の総合的な調整 推進 ひろしま高齢者プランの普及 見直し 等 プラチナ世代支援協議会 プラチナ世代の社会参画の促進 普及啓発 等 認知症地域支援体制推進会議 地域における認知症支援体制の構築 介護サービス質向上委員会 介護サービス全般の質向上 福祉 介護人材確保等総合支援協議会 質の高い福祉 介護人材の安定的な確保 等 今後の施策の推進状況や課題等に応じて弾力的に見直します ひろしま高齢者プラン は 広島県のホームページから御覧いただけます ひろしま高齢者プラン 検索 等 広島県 健康福祉局 高齢者支援課 730-8511 広島市中区基町 10-52 T E L 082-513-3198 ダイヤルイン FAX 082-502-8744 E-mail fukoureishien@pref.hiroshima.lg.jp 等