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(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

恩賜第 42 回社会福祉法人財団済生会中央治験審査委員会 会議の記録の概要 開催日時 平成 28 年 1 月 13 日 ( 水 )15:30~17:17 開催場所 出席委員名 東京都港区三田 三田国際ビル 21 階 社会福祉法人 恩賜財団済生会本部事務局中会議室 豊島

(別添様式)

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

平成28年度第11回治験審査委員会開催記録の概要

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

2.0 概要 治験情報 : 治験依頼者名 : 武田薬品工業株式会社 (TPC) 大阪市中央区道修町四丁目 1 番 1 号 治験課題名 : びらん性食道炎の患者を対象にした TAK-438 の 20 mg を 1 日 1 回経口投与したときの有効性及び安全性を 1 日 1 回経口投与

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

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減量・コース投与期間短縮の基準

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

DRAFT#9 2011

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婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

山形大学医学部附属病院医薬品等受託研究審査委員会議事録

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

News Release 報道関係各位 2015 年 6 月 22 日 アストラゼネカ株式会社 40 代 ~70 代の経口薬のみで治療中の 2 型糖尿病患者さんと 2 型糖尿病治療に従事する医師の意識調査結果 経口薬のみで治療中の 2 型糖尿病患者さんは目標血糖値が達成できていなくても 6 割が治療

この試験情報は一般公開のみを目的に作成されたものです この試験情報はあくまで単一の試験から得られた結果であり この試験の医薬品から得られるすべての情報を基にした全体的なベネフィットとリスクを反映したものではない可能性があります 医療関係者の皆様は 武田薬品の医薬品のご使用にあたり 必ずそれぞれの国ま

別紙様式 (Ⅱ) 商品名 : 伝統にんにく卵黄 (31 粒入り 62 粒入り ) 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 安全性評価シート 喫食実績の有無 : あり なし ( あり の場合に実績に基づく安全性の評価を記載) 本製品 伝統にんにく卵黄 と同等の製品は 1993 年 11 月より日

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バイエルのダロルタミド+アンドロゲン遮断療法(ADT)、非転移性去勢抵抗性前立腺癌においてプラセボ+ADT と比較して無転移生存期間を有意に延長し安全性プロファイルも良好

医療法人原土井病院治験審査委員会

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

「             」  説明および同意書

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要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1

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た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

ダラツムマブってどんな薬? 初発の患者さん ( 初めて治療を受ける患者さん ) の治験募集についてー 米国で承認された ダラツムマブ という新薬について Q&A 形式でご紹介します Q&A の監修は 名古屋市立大学病院血液 腫瘍内科診療部長飯田真介先生です Q1 ダラツムマブという薬が米国で承認され

040830議事録

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

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ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

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要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )

平成 29 年度第 1 回小児治験ネットワーク中央治験審査委員会 会議の記録の概要 開催日時 平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 )14:00~15:15 開催場所国立研究開発法人国立成育医療研究センター管理棟 2 階会議室 21 金子剛 石川洋一 鈴木康之 安達昌功 三浦大 掛江直子 廣部兼

アレイ バイオファーマ社、第21回ESMO(欧州臨床腫瘍学会)世界消化器癌学会で、BRAFV600E遺伝子変異陽性の転移性大腸がんを対象としたBRAFTOVI、MEKTOVIおよびCetuximabの併用療法のBEACON CRC試験の中間解析の結果を発表

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

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1.[ 慢性腰痛症患者の生活実態について ] 1-1. 仕事への影響 -3 人に1 人が慢性的な腰痛で仕事を辞めたいと思ったことがあると回答 - 慢性的な腰痛 が仕事へ与える影響について調査したところ 3 人に1 人が 仕事を辞めたいと思ったことがある (35.2%) と回答しました さらに 5 人

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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医療法人原土井病院治験審査委員会

米国で承認された エロツズマブ という新薬について Q&A 形式でご紹介します Q&A の監修は 新潟県立がんセンター新潟病院内科臨床部長張高明先生です Q1: エロツズマブという薬が米国で承認されたと聞きましたが どのような薬ですか? エロツズマブについてエロツズマブは 患者さんで増殖しているがん

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301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

2016 年 10 月 31 日 各位 社名 代表者名 問合せ先 株式会社村田製作所代表取締役社長村田恒夫 ( コード :6981 東証第 1 部 ) 広報室長生嶌匠 (TEL ) ソニー株式会社からの電池事業の取得に関するお知らせ 株式会社村田製作所 ( 以下 当社 といい

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Microsoft Word - 4月議事録概要

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

2.0 概要治験情報 : 治験依頼者名 : 武田薬品工業株式会社 大阪市中央区道修町四丁目 1 番 1 号 治験課題名 : 健康成人男性を対象に TAK-536TCH の最終製剤を単回経口投与したときの食事の影響を検討する第 1 相無作為化非盲検クロスオーバー試験 治験課題名の短縮

2019年3月期第1四半期 開発品の進捗状況

テイカ製薬株式会社 社内資料

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

Ⅲ 章推奨 4 便秘 下剤は, がん患者の便秘を改善させるか? 関連する臨床疑問 9 1 浸透圧性下剤 ( 酸化マグネシウム, ラクツロース ) は, がん患者の便秘を改善させるか? 9 2 大腸刺激性下剤 ( センナ, ピコスルファート ) は, がん患者の便秘を改善させるか? 9 3 ルビプロス

ペムブロリズマブ ( 遺伝子組換え ) 注射剤 2.7 臨床概要 臨床的有効性 ORR 海外 001 試験 パート D パート D では 治験担当医師がベースライン時点で測定可能病変ありとし 独立中央判定

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

目次 1. はじめに P2 2. 本剤の特徴 作用機序 P3 3. 臨床成績 P4 4. 施設について P10 5. 投与対象となる患者 P11 6. 投与に際して留意すべき事項 P12 1

議題 3. ファイザー の依頼による白血病患者を対象とした SKI-606 の第 Ⅲ 相試験 ( 整理番号 :476) 議題 4. 武田バイオ開発センター の依頼による第 Ⅰ 相試験 ( 整理番号 : 487) 議題 5. ノバルティスファーマ の依頼による肺動脈性肺高血圧症患者を対象とした QTI

医師主導治験 急性脊髄損傷患者に対する顆粒球コロニー刺激因子を用いたランダム化 プラセボ対照 二重盲検並行群間比較試験第 III 相試験 千葉大学大学院医学研究院整形外科 千葉大学医学部附属病院臨床試験部 1

要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

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コントロール不良の中等症から重症の喘息を有する成人および思春期患者の維持療法に追加する治療薬としてのデュピクセント は 現在米国 日本 欧州連合 (EU) などの各国で審査中で その安全性および有効性に関する各国の規制当局の評価は完了しておりません 米国での審査期日は 2018 年 10 月 20

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平成 27 年度第 1 回福島県立医科大学附属病院治験審査委員会会議の記録の概要 開催日時平成 27 年 4 月 2 日 ( 木 ) 16:00~17:25 開催場所福島県立医科大学 4 号館 4 階会議室 出席委員名 議題及び審議結果を含む主な議論の概要 後藤満一 木村純子 挾間章博 小川一英 中

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検

過去の医薬品等の健康被害から学ぶもの

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皮的肺生検 ) で遺伝子変異が特定できる可能性がある場合に 血液検査後に 気管支鏡検査 ( または経皮的肺生検 ) を受けたい と回答したのは 130 名 (87.8%) でした 確定診断の検査時にて辛い思いをされた 92 名の方においても 82 名 (89.2%) が再度その辛い思いをした検査を受

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2014 年 10 月 31 日 各位 小野薬品工業株式会社 スイス ヘルシングループが Anamorelin/ONO-7643 についてシカゴで開催される 2014 集学的胸部腫瘍学シンポジウムにて非小細胞肺がんに伴う食欲不振 / 悪液質を対象とした第 Ⅲ 相臨床試験 (ROMANA 1 試験 ) の倦怠感に関する新たな結果を発表 ヘルシングループ ( 以下 ヘルシン社 ) は 2014 年 10 月 30 日 ( スイス現地時間 ) グレリン受容体作動薬 Anamorelin/ONO-7643 の非小細胞肺がんに伴う食欲不振 / 悪液質を対象とした第 Ⅲ 相臨床試験 (ROMANA 1) において Anamorelin のプラセボに対する除脂肪体重と体重の増加 倦怠感の軽減および症状の改善が示されたことを発表しましたので お知らせします なお 当社は 2006 年 10 月に締結したライセンス契約に基づき Anamorelin(ONO- 7643) について 日本 韓国 台湾で独占的に開発 商業化する権利を取得しており 現 在 非小細胞肺がんに伴うがん悪液質を対象とした国内第 Ⅱ 相臨床試験を実施中です 次項以降にヘルシン社が発表したプレスリリース資料 ( 和訳版 ) を添付していますので ご参照ください 以上 < 本件に関する問い合わせ> 小野薬品工業株式会社広報部 TEL:06-6263-5670 FAX:06-6263-2950

以下の資料はヘルシン社が 2014 年 10 月 30 日 ( スイス現地時間 ) に発表したプレスリリースを日本語に翻訳したもの であり この資料の内容および解釈については同社の英語原文が優先されます ヘルシングループ Anamorelin について 進行期非小細胞肺がんに伴う悪液質を対象とした第 Ⅲ 相 臨床試験である ROMANA 1 試験の倦怠感に関する新たな結果をシカゴで開催さ れる 2014 集学的胸部腫瘍学シンポジウムにて発表 第 Ⅲ 相臨床試験である ROMANA 1 試験で Anamorelin により 進行期非小細 胞肺がん患者に伴う悪液質患者において除脂肪体重および体重の増加 倦怠感 の軽減および健康関連 QOL が改善 スイス ルガーノ 2014 年 10 月 30 日 : 高品質のがん治療薬の創製に注力しているヘルシングループは がん食欲不振 / 悪液質症候群 (CACS) の治療薬として開発中の 1 日 1 回投与新規グレリン受容体作動薬である Anamorelin が 非小細胞肺がん (NSCLC) 患者を対象とした 12 週間からなる第 Ⅲ 相臨床試験である ROMANA 1 試験において 除脂肪体重 (LBM/2 項目の主要評価項目のうちの 1 項目 ) を有意に増加させたことを発表しました がん食欲不振 / 悪液質症候群は 多くの進行期がん患者で発現するにも関わらず既存の治療方法が限られている認知度の低い消耗性の病態ですが 今回の試験結果により Anamorelin での治療によって CACS の患者さんをサポートできる可能性が示されました ROMANA1 試験では Anamorelin の治療を受けた患者は試験期間を通して体重が増加 し それに伴い食欲減退 早期満腹および倦怠感などの患者の症状や懸念が改善されま した シカゴ Rush 大学医療センター血液腫瘍学科部長の Philip Bonomi 医師は以下のよう

に述べています 体重減少は進行期肺がんの主な症状であり 効果的な治療法はありません 最近終了した無作為化試験では 体重減少を有する進行期非小細胞肺がん患者さんで Anamorelin により除脂肪体重および総体重が増加したことが明らかになりました 体重減少に伴う食欲減退や倦怠感は 多くの肺がん患者さんやご家族にとって大きな負担となっています Anamorelin の治療を受けた患者さんでは プラセボの治療を受けた患者さんよりも有意に食欲が亢進し 倦怠感が軽減したとの報告もあります ヘルシングループの CEO である Riccardo Braglia 氏は次のように述べています 本データは,Anamorerlin が進行期非小細胞肺がん患者さんの除脂肪体重および体重を有意に増加させ がん食欲不振 / 悪液質症候群の中でも特に消耗性のいくつかの症状を緩和させたことを表しており 本疾患を有する患者さんが最良の生活の質を維持するための重要なファクターとなります Anamorelin は 日々を最大限に生きることが大切である進行期非小細胞肺がん患者さんのがん食欲不振 / 悪液質症候群に対する新たな治療の可能性を提供します 試験デザイン ROMANA 1 試験 (NCT01387269) は 非小細胞肺がん患者を対象に Anamorelin の有効性および安全性評価を目的とした 2 本の第 Ⅲ 相国際共同二重盲検試験の 1 試験です 切除不能なステージⅢ/Ⅳ 期の非小細胞肺がんで ECOG パフォーマンススコアが 0~2 および悪液質 (6 カ月以内に 5% 以上の体重減少を認める もしくは BMI が 20 kg/m 2 未満 ) の患者が対象でした 患者は Anamorelin 100 mg もしくはプラセボのいずれかに割り付けられ (2:1) 1 日 1 回の経口投与を 12 週間受けました なお 試験期間において がん化学療法を受けることは認められていました 共通の主要評価項目は 12 週時点における LBM( 二重エネルギー X 線吸収測定法による測定 ) および握力のベースラインからの変化量としました 副次評価項目は 体重の変化および FAACT ( Functional Assessment of Anorexia/Cachexia Therapy ) と FACIT-F ( Functional Assessment of Chronic Illness Therapy-Fatigue) 質問票で評価する 生活の質に関する成績でした 安全性の評価項目は臨床検査値および有害事象でした ROMANA1 試験の結果 Anamorelin はプラセボと比較して LBM を有意に増加させました ( ベースラインからの

変化量 ( 中央値 ) は 1.10 kg[95% 信頼区間 0.76,1.42]vs -0.44 kg[95% 信頼区間 -0.88,0.20]; p<0.0001) また Anamorelin はプラセボと比較して体重も増加させました (2.20±0.3 vs 0.14±0.4 kg; p<0.0001) 握力の変化量では投与群間で統計学的に有意な差は認められませんでした FAACT スコアは 12 週間の治療期間中を通して Anamorelin 群でプラセボ群より有意に高く ( ベースラインからの変化量は 4.12 ±0.8 vs 1.92±0.8; p=0.0004) 治療期開始後のすべての評価時点で有意に高いスコアがみとめられました 倦怠感に関して FACIT-F スコアは治療期間中を通してプラセボ群で悪化が進行しましたが アナモレリン群では安定した値が維持され 治療期終了時には両治療群間で有意な差がみとめられました 治療期 9 週目の FACIT-F スコアのベースラインからの変化量は アナモレリン群およびプラセボ群でそれぞれ 0.33± 0.9 および -1.50±1.0(p=0.0331) であり 12 週目では 0.48±1.0 および -2.10± 1.0(p=0.0244) でした 最も多くみられた治験薬との因果関係が否定できない有害事象は高血糖および悪心で アナモレリン群ではそれぞれ 5.3% および 3.8% の患者で発現しました 治験薬との因果関係が否定できない重篤な有害事象は患者の 1% 未満で発現しました 注記 : がんに伴う食欲不振 / 悪液質症候群についてがんに伴う食欲不振 / 悪液質症候群 (CACS) はがん患者でよくみられる体重の減少 特に除脂肪体重 (LBM) の減少によって特徴づけられる認知度の低い消耗性の病態であり 進行性非小細胞肺がん患者で発現することの多い既存の治療法が限られている疾患です 非小細胞肺がんについて 非小細胞肺がんは全肺がんの 85% を占めています 肺がんは他のがん腫と比較しても っとも生存率の低いがん腫の一つであり 世界的にもっとも多いがん腫です Anamorelin とグレリンについて Anamorelin 塩酸塩は選択的かつ新規の経口活性グレリン受容体作動薬であり 非小細胞肺がん患者におけるがん食欲不振 / 悪液質の治療薬として開発中です グレリンは胃から分泌される内在性ペプチドです グレリンがその受容体に結合すると 体重 除脂肪体重 食欲および代謝を調節する複数の経路を刺激します

ヘルシングループについてヘルシン社は大規模な製品ポートフォリオを有し 高品質のがん治療薬の創製に注力している非上場製薬会社です 1976 年にスイス ルガーノに本社を設立し アイルランドおよび米国で子会社を運営し 中国には駐在員事務所を保有しています ヘルシン社のビジネスモデルは がん治療における医薬品 医療機器および栄養サプリメント製品のライセンスへの注力です ヘルシングループは 早期から後期までの開発ステージの新規化合物を導入し 前臨床および臨床研究 これに伴う生産活動を行います また ヘルシン社は世界各国の製造販売承認を取得するために必要な規制当局への申請準備を行います ヘルシン社の製品はグローバルな販売ネットワークと各国市場に造詣のある提携パートナーに導出されています ヘルシン社は 科学的な見地からの商業 規制およびメディカルマーケティング支援などを通じて これらのパートナーをサポートしていきます 2013 年 3 月 米国市場で販売およびマーケティングを直接行うため 子会社である米国ヘルシン セラピューティクス社に新たな販売組織を設立しました ヘルシン社の製品はスイスおよびアイルランドにあるヘルシン社の GMP 準拠施設で最高の品質 安全性および環境基準に準じて製造され 世界中の顧客に供給されています ヘルシングループに関する更に詳しい情報は,www.helsinn.com をご覧ください その他の情報については下記まで連絡ください ヘルシングループ Paola Bonvicini Head of Communication & Press Office Tel: +41 91-985-21-21 info-hhc@helsinn.com メディアの方 外部からの質問について Consilium Strategic Communications Mary-Jane Elliott / Jessica Hodgson / Matthew Neal / Laura Thornton Tel: +44 (0)203 709 5700 Helsinn@consilium-comms.com