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溢水用排水管感知器吸水管排水へ補給水管398 第 4 章消防用設備等の技術基準 1 主な構成 ⑴ 放水部に固定式ヘッドを用いる方式もの ( 第 3 の 3-1 図参照 ) 補助用高架水槽 補給水管 感知部 他の放水区域へ 放水部 ( 固定式 ) 止水弁 発信部 一斉開放弁 性能試験配管 手動起動弁電

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

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ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

特定駐車場用泡消火設備

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第 9 屋外貯蔵タンク冷却用散水設備の基準 ( 昭和 57 年 7 月 1 日消防危第 80 号 ) タンクの冷却用散水設備 ( 以下 散水設備 という ) は 次によること 1 散水設備の設置範囲は 危険物規則第 15 条第 1 号に定める技術上の基準に適合しないタンク ( 一部適合しないものにあ

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 3 スプリンクラー設備 ( 閉鎖型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 ) 343 第 3 スプリンクラー設備 ( 閉鎖型ヘッ ドを用いるスプリンクラー設備 )

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

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基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

〇消防用設備等検査実施要領の送付について

2 屋内消火栓設備

と 5 水源の水位がポンプより低い位置にある加圧送水装置には 施行規則第 12 条第 1 項第 3 号の2の規定の例により呼水装置を設けること 6 屋内消火栓設備の予備動力源は 自家発電設備 蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし 次に定めるところによること ただし (1) に適合する内燃機関で

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隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

〇消防用設備等検査実施要領の送付について

仕様書

第7 ハロゲン化物消火設備の技術基準

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TM 屋内消火栓設備 2. における消火設備の取り扱い 2-1 消火栓設備 屋内消火栓設備 補助用高架水槽 位置表示灯発信機 ( 起動装置 ) 1 号消火栓 易操作性 1 号消火栓 2 号消火栓 リミットスイッチ付開閉弁 ( 起動装置 ) 非常電源 ( 蓄電池 )

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 1 用語の意義 適用範囲 1225 第 1 用語の意義 適用範囲

第 3 点検の期間点検の期間は 次の表の上欄 ( 左欄 ) に掲げる用設備等の等並びに同表中欄に掲げる点検の内容及び方法に応じ 同表下欄 ( 右欄 ) に掲げるとおりとする ただし 特殊用設備等にあっては 法第 17 条第 3 項に規定する設備等設置維持計画に定める期間によるものとする 用設備等の等

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶



⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1

短辺 5cm以上 送水圧 MPa 長辺 30cm以上赤地白文字 イ送水口の直近には 加圧送水装置の設置される階 加圧送水装置から送水する放水 口の設置される階及び加圧送水装置の起動方法等を明示した標識を設けること 第 3 配管等配管は 令第 29 条第 2 項第 2 号並びに規則第 31 条第 5

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番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

1 ソファモデル単体に対する消火抑制効果確認実験 4 面ともたれ壁 45cm 4 面ともたれ壁 45cm 右の実験区画で 放水量 12~18 リットル / 分 / ヘッド 1 個 放水圧力 0.13~0.022Mpa の要件の下 1 回の自由燃焼 7 回の消火実験を実施 実験結果概要 全てのケースに

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第19 連結送水管の技術基準

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20




第3 スプリンクラー設備の技術基準

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826 第 4 章消防用設備等の技術基準 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 主な構成 ( 自動火災報知設備の感知器の作動と連動して起動する方式のもの 第 13-1 参照 ) 凡例火災通報装置火災通報装置専用電話機 ( 遠隔起動装置 ) 自動火災報知設備受信機 連動停止スイッチ箱

基準14

改修メリットは 水損を最小限に食い止めます 非災時 スプリンクラーヘッド又は二次側配管が破損した場合でも 災感知器が作動しない場合は最大でも二次側の溜り水しか放出されず水損を最小限に食い止めることができます 災感知器が誤作動した場合は 予作動弁が作動し一次側加圧水は二次側配管内を加圧しますが スプリ

基準17

報設備 共同住宅用非常コンセント設備 特定小規模施設用自動火災報知設備 加圧防排煙設備及び複合型居住施設用自動火災報知設備第二講習の対象講習は 消防法施行規則 ( 昭和三十六年自治省令第六号 以下 規則 という ) 第三十一条の六第六項各号のいずれかに該当する者を対象とするものとする 第三講習科目及

裏準13

様式第 2 号の 4 特定共同住宅等省令適用チェックリスト ( その 1) 番号 特定共同住宅等の種類と省令消防用設備等 計画 図面 番号 1 二方向避難 開放型特定共同住宅等である ( 計算書を添付する ) (1) [ 初期拡大抑制性能 ] ア地階を除く階数が 10 以下のもの 消火器具 屋内消火

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以



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(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

別記●●(第42条関係)

278 第 4 章消防用設備等の技術基準 1 主な構成 ⑴ 起動方式に開閉弁の開放と連動して起動する方式のもの ( 第 2-1 図参照 ) 凡例 補給水管 操作部 (P 型発信機 ) 位置 始動表示灯 自動火災報知設備受信機 消火栓始動リレー 制御盤 遠隔スイッチ付消火栓弁 逆止弁 止水弁 可とう管

第14 火災通報装置

消防同意の審査時によくある指摘事項例(概要)

194 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 共通事項 省令第 12 条の 2 並びに第 13 条第 1 項第 1 号及び第 2 項に規定するスプリンクラー設備を設置するこ とを要しない構造の取り扱いは 次によること ⑴ 省令第 12 条の2で定める

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消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

2 著しく消火困難な製造所等の消火設備 ( 危省令第 33 条 ) 消火活動上有効な床面からの高さ の高さの算定の起点となっている消火活動上有効な床面とは, 必ずしも建築物の床面に限られるものではなく, 火災時において第 4 種の消火設備等による消火活動を有効に行い得るものでなければならないこと (

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第 3 倉庫に係る防火安全対策 1 目的この基準は 近年 倉庫が大規模化し また 作業所的要素が出てくるなど特殊化する傾向が見られることから 倉庫に係る出火防止 延焼拡大防止 避難の安全確保等に係る具体的基準を定めたものである 2 指導対象この基準に基づき指導する防火対象物の範囲は次に掲げるものとす

消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

別添 第 1 章総説 道路トンネル非常用施設設置基準 非常用施設の設置にあたっては 非常用施設のトンネル防災全体における役割を認識するとともに 設置目的および管理運用方法を明確にして計画しなければならない なお 非常用施設の運用にあたっては関係機関との連携に配慮するものとする 第 2 章非常用施設の

第 15 節消火設備の基準 第 1 消火設備の設置上の留意事項第 1 種 第 2 種及び第 3 種の消火設備の設置の区分は 次のとおりとする 1 屋内消火栓設備及び移動式の第 3 種の消火設備は 火災のときに煙が充満するおそれのない場所等火災の際容易に接近でき かつ 火災等の災害による被害を受けるお

2 ( 178 9)

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保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代


設計図書 ( 起工 ) 工事 ( 業務 ) 番号 31 壱社文第 16 号 工事 ( 業務 ) 名 壱岐文化ホール消防用設備保守点検業務 工事 ( 履行 ) 場所 壱岐市郷ノ浦町本村触地内 長崎県壱岐市

甲種(消防設備士試験)

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第19 排煙設備

消防用機器等に関する認証制度の概要 平成 22 年 6 月現在 検定自主表示認定鑑定 根拠条文 消防法第 21 条の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第三 消防法第 21 条の 16 の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第四 消防法第 17 条の 3 の 2 消防法施行規則第 31 条の

第5 泡消火設備

負圧環境下でも使用可能な閉鎖型スプリンクラーヘッドの一覧 2013 年 9 月 20 日一般社団法人日本消火装置工業会 社名商品名と記号型式番号仕様評価で使用した付属品及び取り付け部の構造 寸法が同じ付属品問い合わせ窓口 1 E72Q80C ス第 17~10 号 2 E96Q80C ス第 17~11

第21 連結送水管

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⑴ ⑵ ⑶

スプリンクラー設備の設置を要しない有床診療所 病院の考え方 ( 案 ) 資料 入院の常態化の有無 免除される対象 常態的に患者が入院していないと判断 一日平均入院患者数が 1 人未満 常態的に患者が入院していない施設 (1) 入院患者数が一日平均 1 人未満となる 1~ 床の施設 ()

( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

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松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

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第 3 の 2 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 385 第 3 の 2 開放型ヘッドを用いるスプリ ンクラー設備

立上り管補給水管給水管: 常時閉補排水へ起動用水圧 管386 第 4 章消防用設備等の技術基準 1 主な構成開放型スプリンクラーヘッド ( 以下この項において 開放型ヘッド という ) を用いるもので 一斉開放弁の一次側の配管内には常時加圧水を充水し 二次側は開放状態にしてある方式のもの ( 第 3の2-1 図参照 ) 補助用高架水槽 排水へ 溢水用排水管補給水管 音響警報装置 湿式流水検知装置 止水弁 制御弁 一斉開放弁 試験弁 開放型ヘッド 手動式開放弁 送水口 排水へ 制御弁 受信部 排水へ 減水警報装置溢水用排水管呼水槽 流量計 水源水槽 水P M 加圧送水装置開閉装置吸制御盤 常用電源非常電源 : 常時開 第 3 の 2-1 図

第 3 の 2 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 387 2 加圧送水装置 加圧送水装置 ( 圧力水槽を用いるものを除く ) は 次によること ⑴ ポンプを用いる加圧送水装置ア設置場所設置場所は 政令第 12 条第 2 項第 6 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 3⑴を準用すること イ機器機器は 省令第 14 条第 1 項第 11 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 3⑵を準用すること ウ設置方法設置方法は 省令第 14 条第 1 項第 11 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 3⑶を準用すること ただし 閉鎖型スプリンクラーヘッド ( 以下この項において 閉鎖型ヘッド という ) を用いるスプリンクラー設備又は放水型ヘッド等を用いるスプリンクラー設備のポンプと共用する場合にあっては 両設備の設置部分が建基令第 112 条に規定する防火区画されている場合 規定吐出量が最大となる量以上の量とすることができる ( 第 3の2-2 図参照 ) エ開放型ヘッドにおける放水圧力が1.0MPaを超えないための措置省令第 14 条第 1 項第 11 号ニに規定する スプリンクラーヘッドにおける放水圧力が1MPaを超えないための措置 は 第 2 屋内消火栓設備 3⑷( ウを除く ) を準用すること 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備の場所 舞台 客席 ヘッド取付け面の高さが 8m 以上の場所 閉鎖型ヘッドを用いるスプリンクラー設備又は放水型ヘッド等を用いるスプリンクラー設備の場所 : 耐火構造の床又は壁 : 定防火設備 防火区画されている場合 ポンプを共用することができる 第 3 の 2-2 図

388 第 4 章消防用設備等の技術基準 ⑵ 高架水槽を用いる加圧送水装置ア設置場所設置場所は 政令第 12 条第 2 項第 6 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 3の2⑴を準用すること イ機器機器は 省令第 14 条第 1 項第 11 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 3の2⑵を準用すること ウ設置方法設置方法は 省令第 14 条第 1 項第 11 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 3の2⑶を準用すること エ開放型ヘッドにおける放水圧力が1.0MPaを超えないための措置省令第 14 条第 1 項第 11 号ニに規定する スプリンクラーヘッドにおける放水圧力が1MPaを超えないための措置 は 第 2 屋内消火栓設備 3の2⑷を準用すること (3⑷ウを除く ) 3 水源 水源は 省令第 13 条の 6 第 1 項第 4 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 4 を準用すること ( 参考 ) 舞台部が 1 階に存する防火対象物 1 2 3 4 放水区域 1 2 3 4 開放型ヘッド個数 18 個 24 個 24 個 18 個 開放型ヘッドを用いる水源水量の算出個数 ( 省令第 13 条の 6 第 1 項第 4 号 ) 舞台部が 10 階以下の階に存する防火対象物 舞台部が 11 階以上の階に存する防火対象物 最大の放水区域に設置される個数 1.6 設置個数が最も多い階における当該設置個数 水源水量 : 最大の放水区域 (2 又は 3)24 個 1.6 1.6 m3 =61.44 m3 ポンプを用いる加圧送水装置の吐出量 : 90l/min 最大の放水区域 (2 又は3)24 個 =2,160 l/min

第 3 の 2 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 389 4 配管等 配管等は 省令第 14 条第 1 項第 10 号の規定によるほか 次によること ⑴ 配管 配管は 原則として専用とするほか 第 3 スプリンクラー設備 5⑴ を準用すること ⑵ 管継手 管継手は 第 3 スプリンクラー設備 5⑵ を準用すること ⑶ バルブ類 バルブ類は 第 3 スプリンクラー設備 5⑶ を準用すること ⑷ 配管内の充水配管内には 補助用高架水槽又は補助ポンプにより一斉開放弁から開放型ヘッドまでの部分を除き 常時充水しておくこと この場合 補助用高架水槽又は補助ポンプは 第 3スプリンクラー設備 5⑷を準用すること 5 配管等の摩擦損失計算 配管等の摩擦損失計算は 摩擦損失計算告示によるほか 第 2 屋内消火栓設備 6 を準用すること 6 開放型ヘッドの設置 開放型ヘッドの設置は 省令第 13 条の 2 第 4 項第 2 号の規定によるほか 次によること ⑴ 開放型ヘッドは 第 3 の 2-3 図の例により 舞台部及び脇舞台の天井 ( すのこが設けられる場 合には 当該すのこの下面 ) に設けること ⑵ 省令第 13 条の 2 第 4 項第 2 号ただし書きに規定する 可燃物 には すのこの上部に電動機 滑 車 ワイヤーロープ等以外の可燃性工作物を設ける場合も該当するものであること なお この場合 すのこの上部に閉鎖型ヘッドを設置すること 渡り すのこ 開放型ヘッド すのこの上部に 電動機 滑車 ワイヤーロープ等以外の可燃性工作物を設ける場合には すのこの上部に閉鎖型ヘッドを設けること 舞台部 客席部分 第 3 の 2-3 図

390 第 4 章消防用設備等の技術基準 7 放水区域 放水区域は 省令第 14 条第 1 項第 2 号の規定によるほか 次によること ⑴ 2 以上の放水区域を設ける場合の一の放水区域の面積は 100 m2以上とすること ⑵ 放水区域を分割する場合は 第 3 の 2-4 図の例に示すよう 可能な限り単純な形状に設定する こと 1 2 1 2 3 4 3 4 第 3 の 2-4 図 ⑶ 省令第 14 条第 1 項第 2 号の規定により 放水区域の数は 一の舞台部につき 4 以下とするよう定 められているが ポンプの吐出量が 5,000l/min 以上となる場合には 5 分割以上とすることがで きるものであること ⑷ 省令第 14 条第 1 項第 2 号に規定する 隣接する放水区域が相互に重複する とは 第 3 の 2-5 図の例に示すよう 隣接する開放型ヘッド相互間の距離を 0.5m 以内とすることをいう 1 2 0.5m 以内 3 4 0.5m 以内 第 3 の 2-5 図 8 制御弁 制御弁は 省令第 14 条第 1 項第 3 号の規定によるほか 第 3 スプリンクラー設備 9 を準用するこ と

第 3 の 2 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 391 9 一斉開放弁又は手動式開放弁 一斉開放弁又は手動式開放弁は 省令第 14 条第 1 項第 1 号の規定によるほか 次によること ⑴ 手動式開放弁は 省令第 14 条第 1 項第 1 号ホに規定する当該弁の開放操作に必要な力において 30 秒以内に全開できるものであること ⑵ 一斉開放弁の起動操作部又は手動式開放弁は 一の放水区域につき異なる場所に 2 以上設けるこ と ( 第 3 の 2-6 図参照 ) : 常時閉 手動式開放弁 手動式開放弁 一斉開放弁 1 2 客席部 第 3 の 2-6 図 ⑶ 手動式開放弁は 放水区域外で当該放水区域内を見とおすことができ かつ 出入口付近等操作 をした者が容易に避難できる箇所に設けること ⑷ 手動式開放弁には 保護カバー等を取り付け 放水区域図及び放水区域名又は番号並びに操作方法を記載した銘板を取り付けること ( 第 3の2-7 図参照 ) 放水区域図及び番号手動式開放弁 1 2 3 4 1 2 3 4 0.8m 以上 1.5m 以下 保護カバー 現在地 第 3 の 2-7 図

392 第 4 章消防用設備等の技術基準 ⑸ 一斉開放弁又は手動式開放弁の二次側配管の部分には 試験用止水弁及び排水弁を設け 当該弁の直近の見やすい箇所に その旨を表示するとともに 点検作業に必要な空間を確保すること ( 第 3の2-8 図参照 ) 開放型ヘッドへ 試験用止水弁 一斉開放弁 手動式開放弁 試験弁 制御弁 試験弁 : 常時開 流水検知装置へ 排水へ 排水へ : 常時閉 第 3 の 2-8 図 ⑹ 一斉開放弁は 第 3 の 2-1 表上欄に掲げる一の放水区域への放水量の値に応じて 同表下欄に 掲げる呼び径のものを用いること 第 3の2-1 表放水量 (l/min) 450 700 1,200 1,800 2,100 呼び径 (A) 40 50 65 80 100 放水量 (l/min) 3,300 4,800 8,500 13,000 19,000 呼び径 (A) 125 150 200 250 300 10 自動警報装置 自動警報装置は 省令第 14 条第 1 項第 4 号の規定によるほか 次によること ⑴ 発信部に流水検知装置を用いる場合は 第 3 スプリンクラー設備 10⑴ ア及びイの例により設ける こと ⑵ 省令第 14 条第 1 項第 4 号ロの規定する発信部 ( 流水検知装置又は圧力検知装置 ) は 第 3 の 2-9 図の例に示すとおり 各階又は放水区域ごとに設けること

第 3 の 2 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 393 ( 各階ごとに設ける場合 ) 放水区域 1 放水区域 2 放水区域 3 放水区域 4 一斉開放弁 流水検知装置 ( 放水区域ごとに設ける場合 ) 放水区域 1 放水区域 2 放水区域 3 放水区域 4 一斉開放弁 流水検知装置 第 3 の 2-9 図 ⑶ 受信部の設置場所等 受信部の設置場所及び一の防火対象物に 2 以上の受信部を設置する場合は 省令第 14 条第 1 項第 4 号ニ及びホの規定によるほか 第 10 自動火災報知設備 4⑴ を準用すること ⑷ 音響警報装置 省令第 14 条第 1 項第 4 号ただし書きの規定は 第 3 スプリンクラー設備 10⑹ を準用すること

394 第 4 章消防用設備等の技術基準 11 起動装置 起動装置は 省令第 14 条第 1 項第 8 号の規定によるほか 次によること ⑴ 開放による圧力検知装置 ( 起動用水圧開閉装置 ) の作動と連動して加圧送水装置を起動するもの は 第 3 スプリンクラー設備 11⑴ を準用すること ⑵ 省令第 14 条第 1 項第 8 号イイただし書き 火災時に直ちに手動式の起動装置により加圧送水装置及び一斉開放弁を起動させることができる場合 とは おおむね自動火災報知設備の受信機等の場所から加圧送水装置の起動装置との間の距離が歩行距離でおおむね30m 以下となるものをいうこと 12 送水口送水口は 政令第 12 条第 2 項第 7 号及び省令第 14 条第 1 項第 6 号の規定によるほか 第 3スプリンクラー設備 13を準用すること ただし 閉鎖型ヘッドを用いるスプリンクラー設備又は放水型ヘッド等を用いるスプリンクラー設備と併設する場合 当該送水口に設置する標識は 当該消防用設備等である旨の表示をすること ( 第 3の2-10 図参照 ) ( 閉鎖型ヘッドを用いるスプリンクラー設備の送水口と併設する場合の例 ) 閉鎖型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 送水口 ( 閉鎖型スプリンクラー設備 ) 送水口 ( 開放型スプリンクラー設備 ) 送水口 ( 開放型スプリンクラー設備 ) 送水圧力 MPa 送水圧力 MPa 送水圧力 MPa 第 3 の 2-10 図 13 表示及び警報 表示及び警報は 第 3 スプリンクラー設備 15 を準用すること ( 省令第 14 条第 1 項第 12 号の規定によ り総合操作盤が設けられている場合を除く ) 14 貯水槽等の耐震措置 省令第 14 条第 1 項第 13 号の規定による貯水槽等の耐震措置は 第 2 屋内消火栓設備 11 を準用するこ と

第 3 の 2 開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備 395 15 非常電源及び配線等 非常電源及び配線等は 省令第 14 条第 1 項第 6 号の 2 及び第 9 号の規定によるほか 次によるこ と ⑴ 非常電源等 非常電源 非常電源回路の配線等は 第 23 非常電源によること ⑵ 常用電源回路の配線 常用電源回路の配線は 第 2 屋内消火栓設備 12⑵ を準用すること ⑶ 非常電源回路 操作回路及び警報装置回路の配線は 次によること ( 第 3の2-11 図参照 ) ア非常電源回路耐火配線を使用すること イ操作回路耐熱配線を使用すること ウ音響警報装置回路省令第 14 条第 1 項第 4 号に規定する自動警報装置の回路の配線は 耐熱配線を使用すること 凡例耐火配線耐熱配線水管 ( 加圧水 ) 水管 ( 開放状態 ) 流水検知装置 起動用水圧開閉装置 呼水槽 受信部 音響警報装置 ポンプ 電動機 制御盤 非常電源 備考 : 蓄電池が内蔵されている場合 一次側配線 ( ) は 一般配線として差し支えない 第 3 の 2-11 図 16 総合操作盤 省令第 14 条第 1 項第 12 号に規定する総合操作盤は 第 24 総合操作盤によること

396 第 4 章消防用設備等の技術基準