( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

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1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

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< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 2 か月 生産高水準で推移 11 か月 個人消費持ち直し 3 か月 設備投資増加 7 か月 公共投資堅調 一服感 ( ) 1 か月 ( 下方修正は 14 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の動き 5 か月 貿 易 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回る 輸

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 22 か月 生産高水準で推移 13 か月 個人消費持ち直し 5 か月 設備投資増加 9 か月 公共投資一服感増加の動き ( ) 1 か月 住宅投資一進一退の動き 7 か月 貿易輸出 輸入とも前年を上回る - 雇 用 着実に改善しており 労働需給の引き締

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 16 か月 生産高水準で推移 7 か月 個人消費緩やかに持ち直し 9 か月 設備投資増加 3 か月 公共投資持ち直しの動き 6 か月 住宅投資弱含み 一進一退の動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 34 か月ぶり ) 貿易輸出 輸入ともに前年を上回る

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 17 か月 生産高水準で推移 8 か月 個人消費緩やかに持ち直し 1 か月 設備投資増加 4 か月 公共投資持ち直しの動き 7 か月 住宅投資一進一退の動き 2 か月 貿 易輸出 輸入ともに前年を上回る 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回 る - 雇

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 18 か月 生産高水準で推移 9 か月 個人消費緩やかに持ち直し 持ち直し ( ) 1 か月 ( 上方修正は 1 か月ぶり ) 設備投資増加 5 か月 公共投資持ち直しの動き 堅調 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の

(2) 住宅投資 住宅投資は 横ばい圏内で推移している 新設住宅着工戸数の内訳をみると 持家は 増加に転じてきている 貸家 や分譲は 水準を切り下げている (3) 設備投資設備投資は 受注や収益の好調を背景に水準を切り上げている 建設投資の先行指標である建築着工床面積 ( 非居住用 ) は 振れがあ


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管内経済概況判断の推移

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( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 930-8554 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076)432-5522( 財務課直通 ) http://hokuriku.mof.go.jp/toyama/

富山県内経済情勢 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局富山財務事務所 県内経済は 回復している 先行きについては 雇用 所得環境の改善が続くなかで 各種政策の効果もあって 着実に回復を続けていくことが期待される ただし 通商問題の動向 海外経済の不確実性や人手不足が企業活動に与える影響などに留意する必要がある 31 年 1 月判断は 前回 30 年 10 月判断以降 31 年 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している 個人消費 : 回復している 百貨店 スーパー販売飲食料品や化粧品に動きがみられることから 緩やかに回復している コンビニエンスストア販売米飯類や惣菜に動きがみられることから 堅調となっている ドラッグストア販売飲食料品に動きがみられることから 順調となっている ホームセンター販売日用品等の動きが鈍いことから 弱含んでいる 家電大型専門店販売白物家電に動きがみられることなどから 緩やかに持ち直している 新車販売台数普通乗用車 小型乗用車 軽乗用車ともに前年を上回っており 回復しつつある 主要観光地の来訪客数前年を上回っている 主要温泉地の宿泊客数前年を下回っている 設備投資 :30 年度は減少見込みとなっている ( 法人企業景気予測調査 (30 年 10-12 月期調査 )) 非製造業が増加見込みとなっているものの 製造業が減少見込みとなっていることから 全産業では減少見込みとなっている 住宅建設 : 足踏みの状況にある 新設住宅着工戸数足踏みの状況にある 公共事業 : 前年を上回っている 前払金保証請負金額前年を上回っている - 1 -

生産 : 拡大しつつある 電気機械 ( 電子部品 デバイス ) 自動車向け等に動きがみられるものの 産業機器向けが弱い動きとなっていることから 全体として持ち直しのテンポが緩やかになっている 化学 ( 医薬品 ) 後発医薬品等を中心に拡大している はん用 生産用 業務用機械軸受が持ち直しており 金属工作機械が回復しつつあるほか ロボット 産業機械が高水準の生産を続けていることから 緩やかに拡大している 金属製品 ( アルミ建材 ) 住宅用が弱含んでいるほか ビル用が弱い動きとなっていることから 全体では弱い動きとなっている プラスチック製品自動車向けを中心に持ち直している 非鉄金属自動車用部材に動きがみられるものの 産業機器用部材が弱含んでいることから 持ち直しに向けたテンポが緩やかになっている 企業収益 :30 年度は増益見込みとなっている ( 法人企業景気予測調査 (30 年 10-12 月期調査 )) 製造業 非製造業ともに増益見込みとなっている 規模別では 大企業 中堅企業 中小企業ともに増益見込みとなっている 企業の景況感 : 全産業では 下降 超となっている ( 法人企業景気予測調査 (30 年 10-12 月期調査 )) 現状判断 (30 年 10~12 月期 ) は 製造業が 上昇 と 下降 が均衡となっているものの 非製造業が 下降 超となっていることから 全産業では 下降 超となっている なお 先行きは 全産業では 31 年 1~3 月期 4~6 月期ともに 下降 超となる見通しとなっている 雇用情勢 : 着実に改善しており 人手不足感が強まっている 有効求人倍率 ( 季節調整値 ) 高水準で推移している 新規求人数前年を上回っている 新規求職者数前年を上回っている 雇用保険受給者実人員前年を下回っている 金融機関の貸出金 : 前年を上回っている 企業倒産 : 負債総額は前年を下回っているものの 件数は前年並みとなっている 消費者物価 ( 富山市 生鮮食品を除く総合 ): 前年を上回っている - 2 -

資料 富山県内経済情勢 ( 平成 31 年 1 月判断 ) 県内経済は 回復している ( 総括判断のポイント ) 個人消費は 回復している 生産は 拡大しつつある 雇用情勢は 着実に改善しており 人手不足感が強まっている 30 年度の企業収益は増益見込み 設備投資は減少見込みとなっている 先行きについては 雇用 所得環境の改善が続くなかで 各種政策の効果もあって 着実に回復を続けていくことが期待される ただし 通商問題の動向 海外経済の不確実性や人手不足が企業活動に与える影響などに留意する必要がある 個人消費 回復している [ 図 1] 百貨店 スーパー販売額 ( 全店ベース ) 0.8 0.2 0.7 p 0.6 1.7 2.3 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 p は速報値 [ 経済産業省 中部経済産業局 ] [ 図 2] コンビニエンスストア販売額 ( 全店ベース ) 3.2 2.8 2.6 2.0 2.0 1.4 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 [ 経済産業省 北陸財務局 ] 1

[ 図 3] 2 1 ドラッグストア販売額 ( 全店ベース ) 5.9 5.3 4.8 4.5 4.7 9.6 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 [ 経済産業省 北陸財務局 ] [ 図 4] ホームセンター販売額 ( 全店ベース ) 1.0 0.9 0.9 0.5 2.2 2.3 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 [ 経済産業省 北陸財務局 ] [ 図 5] 2 家電大型専門店販売額 ( 全店ベース ) 0.9 0.1 1.6 0.4 2.1 3.5 2 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 [ 経済産業省 北陸財務局 ] 2

[ 図 6] 普通乗用車小型乗用車 ( 台 ) 新車販売台数軽乗用車 3 18,000 2 15,000 7.7 5.1 3.0 3.3 12,000 9,000 6,000 2 3,000 3 Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 0 [ 注記 (1) 参照 ] 設備投資 30 年度は減少見込みとなっている [ 図 7] ( 前年同期比 :%) 設備投資 ( 除く 電気 ガス 水道業 ) 6 4 2 23.0 13.6 4 14.5 全産業 2 4 19.9 29.3 1.1 4.2 13.9 製造業 非製造業 6 30 年度上期 30 年度下期 30 年度通期 ソフトウェア投資額を含み 土地購入額は含まない [ 富山財務事務所 ] 住宅建設 足踏みの状況にある [ 図 8] 新設住宅着工戸数 持家 貸家 給与住宅 ( 戸 ) 7 3,000 分譲住宅 5 2,500 3 2,000 3 0.1 0.2 12.1 0.6 14.3 29.2 1,500 1,000 500 5 0 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 [ 10 国土交通省月 11 月 ] [ 国土交通省 北陸財務局 ] 3

公共事業 前年を上回っている [ 図 9] 金額 ( 億円 ) ( 億円 ) 10 前払金保証請負金額 700 7 5 2 2 5 7 40.7 15.2 13.1 12.2 3.6 4.6 209 67 Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 600 500 400 300 200 100 0 生産 拡大しつつある [ 図 10] 4 4 3 3 2 2 1 [ 北海道建設業信用保証 東日本建設業保証 西日本建設業保証 北陸財務局 ] 131.2 22 年基準全国のみ 27 年基準 鉱工業生産指数 ( 季節調整値 ) 138.7 113.6 111.6 111.4 5.8 6.4 105.9 103.1 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 全国 ( 総合 ) 北陸 ( 総合 ) 富山 ( 総合 )[ 後方 3か月移動平均 ] 富山 ( 総合 ) ( 指数 ) ( 前年比は原指数による ) [ 経済産業省 中部経済産業局 富山県統計調査課 ] 14 14 13 13 12 12 11 1 10 10 9 9 [ 図 11] 鉱工業生産指数 ( 業種別 ) 285.4 136.3 ( 金属製品のうち ) 金属製建具はん用 生産用 業務用機械電気機械 ( 化学のうち ) 医薬品 267.2 139.3 89.9 94.7 52.9 56.8 Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 ( 指数 ) 30 28 26 24 22 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 22 年基準 [ 富山県統計調査課 ] 4

[ 図 12] 鉱工業生産指数の業種別構成比 富山 金属製品 非鉄金属 電気機械 はん用 生産用 業務用機械 輸送機械 化学 プラスチック食料品 その他 892.4 795.6 2247.2 1347.1 1495.7 826.0 303.3 409.2 438.1 441.7 1166.3 全国 1420.1 1436.6 1796.5 1093.0 201.6 富山は 22 年基準全国は 27 年基準 ( 業種別ウェイト合計 =10000) [ 経済産業省 富山県統計調査課 ] 企業収益 30 年度は増益見込みとなっている [ 図 13] ( 前年同期比 :%) 経常利益 ( 除く 電気 ガス 水道業 金融業 保険業 ) 4 3 3 2 17.4 10.6 6.2 6.5 8.6 全産業 4.2 製造業 2.5 非製造業 2 17.3 [ 富山財務事務所 ] 3 30 年度上期 30 年度下期 30 年度通期 [ 富山財務事務所 ] 企業の景況感 全産業では 下降 超となっている [ 図 14] 現状判断 見通し [ 富山財務事務所 ] 5

雇用情勢 着実に改善しており 人手不足感が強まっている [ 図 15] 2.10 2.00 1.90 1.80 1.70 1.60 1.50 1.40 1.30 1.20 ( 倍 ) 有効求人倍率 ( 季節調整値 ) 全国 北陸 富山 2.00 1.92 1.63 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 29 年 30 年 [ 厚生労働省 北陸財務局 富山労働局 ] 金融機関の貸出金 前年を上回っている [ 図 16] 6.0 貸出金 ( 国内銀行 ) の推移 4.0 3.0 2.0 1.0 3.1 2.7 1.4 1.0 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 29 年 30 年 [ 日本銀行 ] 企業倒産 負債総額は前年を下回っているものの 件数は前年並みとなっている [ 図 17] 200 160 120 倒産件数 負債総額 件数件数 ( 前年比 ) ( 件 ) 負債総額 ( 前年比 ) 60 605 50 40 80 40 40 80 30 18 20 9 57.3 10 0 Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 [ 東京商工リサーチ ] 6

消費者物価 前年を上回っている [ 図 18] 1.5 1.0 0.5 消費者物価指数 ( 平成 27 年 =100) ( 生鮮食品を除く総合 ) 富山市 ( 前年比 ) 全国富山市 101.4 101.1 0.4 ( 指数 ) 103 102 101 100 99 0.5 98 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 29 年 30 年 [ 総務省 富山県統計調査課 ] 注記 (1) 図 6 については 日本自動車販売協会連合会 全国軽自動車協会連合会 県自動車販売店協会 県軽自動車協会 県軽自動車検査協会公表の計数を基に北陸財務局において前年比等を算出している (2) 図 6 8 9 については 出所において四半期分の計数が公表されていないため 当所において各月分の計数を集計し四半期分を算出している また 図 17 については 当所において前年比及び四半期分を算出している (3) 図 10 については 当所において後方 3 か月移動平均を算出している (4) 図 15 については 北陸は 北陸財務局において石川県 富山県 福井県の有効求人数 有効求職者数 ( 季節調整値 ) を合算して試算している (5) 図 16 については 整理回収機構 ゆうちょ銀行を含まない 富山は 県内に店舗を有する国内銀行である 銀行勘定を集計したもので オフショア勘定を含まない また 中央政府向け貸出を除く 前年比は当所において算出している 7