小学校国語について

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平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

設別調査結果 [ 算数 A: 主として知識 ] 分類 全国鳥取県大山町県との差 数と計算 量と測定 学習指導要領の領域図形 評価の観点 題形式 全体 区分 数量関係 65

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

1-1 小学校国語 A( 調査時間 20 分 ) 基礎的 基本的な言語活動や言語事項に関する知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 で 12 設問で構成されている 本町の結果は 全国の平均正答率 栃木県の平均正答率とほぼ同じであった この調査では 学習指導要領の領域等として 話すこと 聞くこと

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

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2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

はじめに道教委では 今年 4 月 18 日に実施した 平成 29 年度全国学力 学習状況調査 の調査結果を 8 月末に公表しました 教育委員会では 本町の調査結果について 道教委が作成した における調査結果 に沿って概要を取りまとめました 今年で 11 回目となります本調査は 昨年度と同様に悉皆調査

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

<4D F736F F D AA90CD82545F315F81758AEE AC89CA82C689DB91E8819A2E646F63>


領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

H

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

Microsoft PowerPoint - H22 分析結果2003版(ホームページ用).ppt

H30全国HP

Taro-H20第二段階全国学力・学

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の苫小牧市における調査結果 1 調査の概要 1 小学校国語科 2 小学校算数科 3 中学校国語科 4 中学校数学科 5 平成 29 年度全国学力 学習状況調査児童質問紙 ( 小学 6 年児童 ) 調査結果 6 基本的な生活習慣 6 自己肯定感 7 家庭生活 (

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5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

< 中学校 A B 問題 > ( 単位 %) 教科富士見市埼玉県全国 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 中学校国語 A> ( 単位 %) 話すこと 聞くこと

< 中学校 3 年生 > [ 国語 ] 全体としては, 全国平均とほぼ同じ状況でした 主として 知識 に関する問題 では, 話すこと 聞くこと が全国平均をやや上回り, 他の領域はやや下回る状況でした 主として 活用 に関する問題 では, 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと が全国平均とほぼ同じ

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

3 三浦市小学校の結果 (1) 三浦市立小学校の教科別平均正答率国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 理科 三浦市 ( 公立 ) 61.3% 58.1% 69.0% 37.2% 54.8% 神奈川県 ( 公立 ) 67.9% 64.3% 74.0% 44.8% 60.4% 全国 ( 公立 ) 70

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

平成 30 年度 全国学力 学習状況調査の結果概要について 吉野川市教育委員会 文部科学省が実施している 全国学力 学習状況調査 における吉野川市の結果の概要についてお知らせします なお, 本調査により測定できるのは, 特定教科の学力の一部分や教育活動の一側面です 1 はじめに 全国学力 学習状況調

別紙様式 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果と考察及び対策について 東松島市立宮野森小学校 1 国語科 (1) 国語 A 平均正答率 ( 宮城県 全国との比較 ) 話す 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識 理解 技能 全体 県比較

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

(2) 国語 A 主として知識に関する問題 余子小県全国 話す聞く書くこと読むこと言語事項 全体 72.6% 71.5% 70. B 話す聞く % 53. C 書くこと % 86. A 読むこと 55.8% 54.8% 55.2% B 言語事項

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の苫小牧市における調査結果 1 調査の概要 1 小学校国語科 2 小学校算数科 3 小学校理科 4 中学校国語科 4 中学校数学科 5 中学校理科 6 平成 30 年度全国学力 学習状況調査児童質問紙 ( 小学 6 年児童 ) 調査の結果と考察 7 自己肯定感

平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

(2) 国語 A 主として知識に関する問題 9 8 話す聞く書くこと読むこと言語事項 全体 71.9% 75.2% 72.9% C 話す聞く 77.8% 79.8% 79.2% C 書くこと % 72.8% B 読むこと 84.7% 79.6% 78.5% A 言語事項 68.1%

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

表 S3. 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか と ふだん 何時ごろ朝ごはんを食べていますか 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか 午前 6 時以降 午前 6 時 30 分より前 午前 6 時 30 分以降 午前 7 時より前 午前 7 時以降 午前 7 時 30 分より前 午前 7 時 30

国語について (1) 結果 国語 A 国語 B ともに県 全国を下回っている 無回答率が県 全国の平均を上回っており 特 に記述式の問題で目立っている (2) 課題 話し合いの場面で 話し合いの内容のポイントをつかむことに苦手意識がある 漢字の読み取りに関しては県と同等であったが 漢字の書き取りに関

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

< 中学校 3 年生 > [ 国語 ] 主として 知識 に関する題 主として 活用 に関する題 ともに, 全国平均をやや上回る状況でした [ 数学 ] 主として 知識 に関する題 は全国平均をやや上回り, 主として 活用 に関する題 はやや下回る状況でした 数学 A 資料の活用 の領域は, 全国平均

平成25年度全国学力・学習調査 報告書 クロス集計|国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

<H19 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平成 23 年度は震災のため中止となりました 豊能町立小学校全国学力学習状況調査結果 ( 平均正答率全国を 1 として ) H19 H20 H21 H

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平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

小学校においては 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B の全ての調査において 全国平均正答率を 0.5 から 1.2 ポイント下回っている 中学校においては 国語 B で 1 ポイント下回った以外は 全国平均正答率を 0.1 から 1.4 ポイント上回って いる 文部科学省によると 全国的には 以

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

(2) 傾向と課題 国語 全体として 活用 の問題や 記述式 の問題 話すこと 聞くこと に関する問題に課題がみられます 国語 Aでは 互いの話を聞き 考えの共通点や相違点を整理しながら 進行に沿って話し合うこと 目的に応じて 文章の中から必要な情報を見付けて読むことに課題がみられます 国語 Bでは

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

中学校 (3 年 ) 国語では A( 知識問題 ) は ほぼ全国平均なみです B( 活用問題 ) は 課題が見られます 数学では A( 知識問題 ) B( 活用問題 ) ともに 課題が見られます 国語 A( 知識に関する問題 ) 国語 B( 知識を活用する問題 ) 言語事項は ほぼ全国平均なみです

中学 3 年生の平均正答率 ( 正答数 / 問題数 ) 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B 74.5 (23.8/32) 67.4(6.1/9) 60.6 (21.8/36) 43.4 (6.5/15) 福島県 77.6 (24.8/32) 71.9 (6.5/9) 62.8 (22.6/36)

<4D F736F F D208E7182C782E082CC90B68A888EC091D492B28DB870302D70362E646F63>

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中学校 : 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B の平均正答率 王寺町 奈良県 全国 1 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 全国的な傾向 > 都

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

【分析結果】H29朝来市立大蔵小学校

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

(3) 生活習慣を改善するために

睡眠調査(概要)

< 中学校 A B 問題 > ( 単位 %) 教科 富士見市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 中学校国語 A> ( 単位 %) 話すこと 聞くこと 書くこと

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

平成19年度全国学力・学習状況調査_調査結果のポイント

平成 30 年度 上尾市立小 中学校学力調査結果 概要 ( 平成 31 年 1 月 9 日実施 ) 上尾市 web サイト掲載用 夢 感動教育あげお 上尾市教育委員会

依然として課題 問題例 記述式の問題について 依然として課題が見られる が見られる問題 小学 3 年国語平均正答率 46.0% 書くことが苦手 というように 漠然とした課題把 握では 課題改善はなかなか進みませんね 今後の指導 算数 数学科においては 算数 数学的用語を用いて 事実 方法 理由や根拠

平成18年度「島根県学力調査」の調査結果

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

平成 27 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の結果は 小学校では国語以外の教科で 中学校ではすべての教科で 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 算数 A B および理科ともに 全国平均正答率を上回った しかしながら 国語 A B は全国平均正答率を下回った

HP用【通常版:しばりなし】H27調査結果概要

はじめに 大阪狭山市教育委員会は 平成 26 年度全国学力 学習状況調査の結果と分析の概要を 保護者 市民の皆様 学校に対して公表します これは 調査の結果や考察を具体的に示すことを通して 本市の教育課題を共有し 皆様方の理解と協力をいただきながら 共にさやまの教育に取り組む という考えに基づくもの

資料1 団体ヒアリング資料(ベネッセ教育総合研究所)

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小学校 : 教科に関する調査と児童質問紙調査との関係 クロス集計結果 児童質問紙調査を次のように分類し 教科に関する調査との関係について 主なものを示した (1) 教科等や授業に対する意識について (2) 規範意識について (3) 家庭生活について (4) 家庭学習について (5) 自己に対する意識について * 全体の分布からみて正答数の 多い方から 25% の範囲 * 全体の分布からみて正答数の 少ない方から 25% の範囲 (1) 教科等や授業に対する意識について 国語 A 調査との関係 * 国語に関する質問に肯定的な回答をした児童ほど 傾向にある * 国語の勉強で 相手に自分の考えを分かるようにまとめたり 伝わるように話を 組み立てる工夫をするなどの習慣がついているほど 傾向にある 1 国語の勉強が大切だと思っている ( 質問紙調査 53 番 ) 71.3 23.4 4.0 1.4 50.9 29.5 12.3 5.8-68 -

2 国語の授業で自分の考えを書くとき 考えの理由が分かるように気をつけて書いている ( 質問紙調査 59 番 ) 36.1 39.9 19.6 4.3 15.8 32.1 34.0 15.9 3 国語の授業で文章を読むとき 段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる ( 質問紙調査 60 番 ) 39.1 40.2 16.6 4.0 18.9 36.0 28.4 14.4 算数 A 調査との関係 * 算数に関する質問に肯定的な回答をした児童ほど 傾向にある * 算数の勉強で 公式やきまりを習うときに ただ覚えるだけではなく あわせて 意味を理解する習慣をつけているほど 傾向にある 1 算数の勉強は大切だと思う ( 質問紙調査 64 番 ) 1.0 79.5 16.5 2.7 56.0 25.3 9.4 7.0-69 -

2 算数の授業で学習したことは 将来 社会に出たときに役に立つと思っている ( 質問紙調査 69 番 ) 2.4 68.3 21.5 7.6 55.6 22.9 10.9 8.0 3 算数の授業で公式やきまりを習うとき そのわけを理解するようにしている ( 質問紙調査 71 番 ) 58.9 29.4 8.7 2.8 26.9 33.2 24.6 12.4 (2) 規範意識について * 学校のきまりや友人との約束を守っていますか の質問に肯定的な回答をし た児童ほど 傾向にある 1 学校のきまりを守っている ( 質問紙調査 37 番 ) 1.7 25.5 57.8 15.2 23.4 48.3 21.2 5.9-70 -

2 友達との約束を守っている ( 質問紙調査 38 番 ) 1.4 0.6 67.4 30.8 55.5 36.9 5.7 1.3 (3) 家庭生活について * 同じくらいの時刻に寝起きする 朝ごはんをしっかり食べる 学校の用意を前もってしていく などの規則正しい生活習慣がある児童ほど 傾向にある * 家の人との会話や 社会の動きへの関心について肯定的な回答をした児童ほど 傾向にある * テレビなどの視聴や テレビゲーム 携帯電話での通話やメールなどをする時間が多いと回答した児童ほど 傾向にあり 読書について肯定的な回答をした児童ほど 傾向にある 1 朝食を毎日食べている ( 質問紙調査 1 番 ) 1.6 0.3 93.8 4.4 2.6 75.0 13.3 9.1 2 学校に持って行くものを 前日か その日の朝に確かめている ( 質問紙調査 2 番 ) 2.2 72.5 18.1 7.3 53.1 22.1 16.6 7.9-71 -

3 毎日 同じくらいの時刻に寝ている ( 質問紙調査 3 番 ) 39.4 39.3 17.0 4.4 30.6 29.8 24.6 14.7 4 毎日 同じくらいの時刻に起きている ( 質問紙調査 4 番 ) 1.4 60.5 31.0 7.1 52.8 27.4 12.6 6.7 5 家の人と学校での出来事について話をしている ( 質問紙調査 23 番 ) 44.2 31.2 18.8 5.8 35.1 27.2 23.6 13.3 6 新聞やテレビのニュースなどに関心を持っている ( 質問紙調査 34 番 ) 35.3 40.7 18.4 5.7 22.1 32.6 28.0 16.4-72 -

7 普段 ( 月 ~ 金 ) テレビやビデオ DVD を見たり聞いたりしている時間 ( 質問紙調査 12 番 ) 16.5 16.4 22.6 24.2 17.1 31.1 21.9 20.6 16.6 7.7 3.0 1.2 4 時間以上 3 時間以上,4 時間より少ない 2 時間以上,3 時間より少ない 1 時間以上,2 時間より少ない 1 時間より少ない全く見たり, 聞いたりしない 8 普段 ( 月 ~ 金 ) テレビゲームなどをしている時間 ( 質問紙調査 13 番 ) 2.0 2.3 7.0 20.9 41.5 26.5 10.6 7.6 14.0 22.6 29.3 15.3 4 時間以上 3 時間以上,4 時間より少ない 2 時間以上,3 時間より少ない 1 時間以上,2 時間より少ない 1 時間より少ない全くしない 9 携帯電話で通話やメールをしている時間 ( 質問紙調査 15 番 ) 14.1 15.9 8.8 61.1 15.3 16.8 7.2 59.1 ほぼ毎日している時々している全く, または, ほとんどしていない携帯電話を持っていない 10 昼休みや放課後 学校が休みの日に 本を読んだり 借りたりするために 学校図書館 学校図書室や地域の図書館へ行く回数 ( 質問紙調査 20 番 ) 5.3 16.1 30.6 26.7 21.2 4.0 13.1 20.1 25.6 36.4 だいたい週に4 回以上 週に1 回 ~3 回 月に1 回 ~3 回 年に数回程度 ほとんど または 全く行かない - 73 -

(4) 家庭学習について * 家庭学習に関する質問で 家で宿題だけではなく授業の予習や復習をする 自分で計画を立てて学習すると回答した児童ほど 傾向にある * 家庭学習に関する質問で 継続的に学習している時間が多い児童や 本を読む習慣があると回答した児童ほど 傾向にある 1 家で自分で計画を立てて勉強している ( 質問紙調査 26 番 ) 32.2 31.3 28.8 7.8 15.3 21.3 36.0 26.5 2 家で学校の宿題をしている ( 質問紙調査 27 番 ) 1.5 0.5 92.9 5.1 1.6 76.5 14.9 6.1 3 学校の授業時間以外に 普段 ( 月 ~ 金 ) 勉強をしている時間 ( 質問紙調査 16 番 ) 29.1 23.6 24.0 16.1 5.8 1.5 8.6 13.4 23.4 23.7 18.8 11.6 3 時間以上 2 時間以上,3 時間より少ない 1 時間以上,2 時間より少ない 30 分以上,1 時間より少ない 30 分より少ない 全くしない - 74 -

4 土曜日や日曜日など学校が休みの日に勉強している時間 ( 質問紙調査 17 番 ) 2.8 22.5 7.5 14.7 25.8 24.1 5.5 3.8 7.8 21.8 37.1 26.1 4 時間以上 3 時間以上,4 時間より少ない 2 時間以上,3 時間より少ない 1 時間以上,2 時間より少ない 1 時間より少ない 全くしない 5 家や図書館で 普段 ( 月 ~ 金 ) 読書をしている時間 ( 質問紙調査 19 番 ) 7.2 12.9 22.5 26.5 16.3 14.7 7.2 8.4 16.6 20.4 20.8 26.1 2 時間以上 1 時間以上,2 時間より少ない 30 分以上,1 時間より少ない 10 分以上,30 分より少ない 10 分より少ない 全くしない 6 家で苦手な教科の勉強をしている ( 質問紙調査 30 番 ) 27.8 27.4 26.6 18.2 17.6 18.4 32.9 30.4 7 テストで間違えた問題について, 間違えたところを後で勉強している ( 質問紙調査 31 番 ) 27.1 30.9 25.3 16.4 13.2 24.2 32.9 28.9-75 -

(5) 自己に対する意識について * 自分や他者に対しての言動に関する質問に肯定的な回答をした児童ほど 傾向にある * 難しいことでも挑戦したり 達成感や自己肯定感を得られたと回答した児童ほど 傾向にある 1 ものごとを最後までやりとげて うれしかったことがある ( 質問紙調査 5 番 ) 2.7 1.1 78.4 17.9 64.1 24.1 8.8 2.6 2 難しいことでも 失敗を恐れないで挑戦している ( 質問紙調査 6 番 ) 27.7 51.9 18.4 2.0 20.8 44.8 26.3 7.7 3 自分には よいところがあると思っている ( 質問紙調査 7 番 ) 36.8 42.0 15.2 6.1 29.7 36.2 21.8 11.8-76 -

4 近所の人に会ったときは あいさつをしている ( 質問紙調査 40 番 ) 61.2 28.7 8.5 1.7 58.8 23.7 12.5 4.3 5 人の気持ちが分かる人間になりたいと思っている ( 質問紙調査 41 番 ) 73.5 21.2 3.7 1.5 58.9 27.1 7.9 5.0 6 いじめは どんな理由があってもいけないことだと思っている ( 質問紙調査 42 番 ) 81.8 14.7 2.4 1.0 71.2 17.6 6.4 3.5 7 人の役に立つ人間になりたいと思う ( 質問紙調査 43 番 ) 73.5 22.2 3.5 0.7 60.0 25.2 8.7 4.8-77 -