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(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

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特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安

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別紙様式 (Ⅴ)-1-3で補足説明している 掲載雑誌は 著者等との間に利益相反による問題が否定できる 最終製品に関する研究レビュー 機能性関与成分に関する研究レビュー ( サプリメント形状の加工食品の場合 ) 摂取量を踏まえた臨床試験で肯定的な結果が得られている ( その他加工食品及び生鮮食品の場合

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

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あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

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利用されている 最近では ミネラルウォーター 飴 ゼリー ドレッシングなど多種多様な一般食品にも配合されている 市場では ヒアルロン酸 Na を 1 日あたり 120mg 以上配合した食品が販売されており ヒアルロン酸は広く利用されている また 医中誌 JMED Plus のデータベースにヒアルロン

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

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<4D F736F F F696E74202D F38DFC A8C928D4E C682CD82C782F182C882E082CC81482E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

( 様式甲 5) 氏 名 忌部 尚 ( ふりがな ) ( いんべひさし ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲第 号 学位審査年月日 平成 29 年 1 月 11 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Benifuuki green tea, containin

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上記製品は 1 日摂取推奨量が 100mg と 本品 (110mg) よりわずかに少ないが 長期間の販売実績があり かつこれまでに健康被害情報が寄せられていないことから 喫食経験による評価をサポートできるものと判断した 以上から 還元型コエンザイム Q10 を含む類似食品の食経験も十分にあり 安全性

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

資料4-3 木酢液の検討状況について

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抗ヒスタミン薬の比較では 抗ヒスタミン薬は どれが優れているのでしょう? あるいはどの薬が良く効くのでしょうか? 我が国で市販されている主たる第二世代の抗ヒスタミン薬の臨床治験成績に基づき 慢性蕁麻疹に対する投与 2 週間後の効果を比較検討すると いずれの薬剤も高い効果を示し 中でもエピナスチンなら

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健康食品 の安全性確保に関する取組 国民の健康に対する関心の高まり等を背景として これまで一般に飲食に供されることのなかったものや 特殊な形態のもの等 様々な食品が 健康食品 として流通する中で 安全性の高い製品が供給されるためには 以下のような幅広い取組が必要 製造段階における具体的な方策 1 原

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医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる

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商品名 :KAGOME( カゴメ ) カゴメトマトジュース高リコピントマト使用食塩無添加 食経験の評価 安全性評価シート 1 喫食実績に よる食経験の 評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) ここで示すトマトジュースは JAS 規格でいう トマトを搾汁したもの もしくは濃縮トマトを希釈したもの またこれに食塩を加えたものとして定義するものである 国内で トマトジュースは年間で約 8 万トン以上生産されており 生産量の上位 2 社で全体の生産量の 8 割前後を占めている (1) 届出者は 国内でトマトジュースを 1933 年から販売しており 累計 218 百万函 (1,243 万トン相当 ) の販売実績がある 以上のように 届出者の販売するトマトジュース ( トマトジュース従来品 という ) には 80 年以上の豊富な販売実績があることから 食経験の長い商品といえる また トマトジュース従来品は 地域を限定せず全国で販売されており 幅広い年代層の方々に摂取されていると考えられるが 健康被害についてお客様からの指摘は発生していない 今回届出を行う商品に含まれる機能性関与成分リコピン GABA は 原料のトマトに由来する さらに当該商品は JAS 規格のトマトジュースであり これまで 80 年以上の食経験のあるトマトジュース従来品と同じように原料はトマトのみである ( トマトジュース従来品には 食塩を加えたものもある ) これより 当該商品はトマトジュース従来品と比較してリコピン GABA を同等量含有していることが考えられる また 製造方法も同等であることから リコピンや GABA の消化 吸収過程に大きな違いがないこと 食品中の成分や加工工程による影響でリコピンや GABA が変質していないことが考えられる 従って 当該商品は 食経験により安全性が十分に確認されたトマトジュース従来品と類似する食品とみなすことができ 当該商品にも十分な安全性があると考えられる 以上のように 今回届出を行う商品は 食経験の観点から安全性に関する懸念は無いと考える ただし念のため トマトジュースおよびリコピン GABA の既存情報による安全性試験の評価も実施した ( 既存情報による安全性試験の評価 42 次情報 を参照 ) 参考文献 : 1. 中村光次 国産加工原料用トマトの生産の動向と課題 農林金融 8 42-56 (2002) 既存情報を用 いた評価 22 次情報 ( データベースに情報が あり の場合 : 食経験に関する安全性 の評価の詳細を記載すること ) 1

( データベース名 ) 31 次情報 (1 次情報が あり の場合 : 食経験に関する安全性の評価の詳 細を記載すること ) ( 参考文献一覧 ) 1. 2. 3. ( その他 ) 安全性試験に関する評価 既存情報によ る安全性試験 の評価 42 次情報 ( データベースに情報が あり の場合 : 安全性に関する評価の詳細を記載すること ) 2 次情報 ( トマト ): すべてのデータベースにおいて 生鮮トマトやトマトジュースを摂取することでの安全性を懸念するような報告は確認できなかった 届出者の評価 ( トマト ): トマトジュースやその主原料であるトマトに関しては 健常人が摂取するにあたって 安全性を懸念するような報告は確認されなかった 以上のことから トマトジュースの安全性に問題はないものと考える 2 次情報 ( リコピン ): 機能性関与成分であるリコピンの安全性の評価として 以下の記載があった (A) 国立健康 栄養研究所 健康食品 の安全性 有効性情報 < 一般 > 経口で適切に摂取する場合 おそらく安全である ただし リコピン配合サプリメントの安全性については系統的に検討されていない < 妊婦 授乳婦 > 妊娠中 授乳中の使用については通常の食品に含まれる量であれば おそらく安全である ただし サプリメントとしての摂取の安全性については十分な情報がないので 食品に含まれる以上の量の摂取は避ける 血清中のリコピン濃度が約 10 % のときに母乳からリコピン代謝物が検出されたと報告されているが 臨床 2

的な影響は明確になっていない <その他 > リコピンやトマトに対してアレルギーや過敏症のある人はリコピン含有サプリメントの使用には注意が必要である (B) NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE 2006 一般的に食事に含まれている量であれば安全らしい(likely safe) (C) NATURAL STANDARD による有効性評価 [ ハーブ & サプリメント ] 恐らく安全と思われる (D) サプリメント成分としての生理活性物質の安全性リスク評価 (IADSA) 唯一報告されているリコピン摂取による有害事象に カロテン血症がある すなわち血清カロテン値が上昇することで皮膚の色が黄色くなる状態がカロテン血症である 食品やサプリメントよりβ カロテンを多く摂取する (30 mg/ 日以上 ) とこの症状があらわれるが リコピンに関する報告例はきわめてわずかである また 米国健康医学諮問機関 (IOM:Institute of Medicine) では 高カロテン摂取によるカロテン血症は 生物学的に無害であると認めている 届出者の評価 ( リコピン ): 機能性関与成分であるリコピンにおいても重篤な健康被害は報告されていない また リコピンはトマトやスイカなどの食品に含まれ 日常的に摂取されている成分であり 米国においては GRAS 認証を受けており (1) 安全性に問題はないと考える 2 次情報 (GABA): 機能性関与成分である GABA の安全性の評価として 以下の記載があった (A) 国立健康 栄養研究所 健康食品 の安全性 有効性情報 < 一般 > GABA の通常の食品に含まれる摂取量を超えた場合の安全性については信頼できるデータが十分にない 静脈内投与により 不安を増強したり 血圧を上昇させる可能性がある < 妊婦 授乳婦 > 妊娠中 授乳中の安全性については十分なデータがないので 使用を避ける 3

< 被害事例 > 高血圧症で活性型ビタミン D3 製剤 カルシウム拮抗薬 抗血小板薬を服用していた 68 歳男性 ( 日本 ) が GABA 含有乳酸菌飲料を 1 日 1 本 (GABA 10 mg 含有 ) 摂取し ( 摂取期間は不明 ) 薬物性肝障害と診断され 摂取中止により回復した < 動物他での毒性試験 > 急性毒性:GABA をマウスに経口投与したときの 50 % 致死量 (LD50) は 12,680 mg/kg である (B) NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE 2006 GABA の安全性については信頼できるデータが十分にない 妊娠中 授乳中: 信頼できるデータが十分にないので使用は避ける < 副作用 (Adverse Reactions) として> 静脈注射では GABA は不快感と濃度依存的な血圧上昇 頻脈を起こす可能性がある (E) ナチュラルメディシン データベース健康食品 サプリメント [ 成分 ] のすべて国際標準機能性食品便覧 GABA は 12 週間までの短期間経口摂取する場合は 安全と思われます 妊娠中および母乳授乳期の使用の安全性についてはデータが不十分です 安全性を考慮し 摂取は避けてください (F) 機能性食品の安全性ガイドブック < 一般毒性 アレルゲン性 > ラット( 雌雄 ) に GABA 2,000 mg/kg を強制的に単回経口投与した結果 死亡例は見られず 一般状態 体重および剖検所見に特記すべき変化は認められなかった また ラット ( 雌雄 ) に GABA 500 1,000 2,000 mg/kg/ 日を強制的に 90 日間反復経口投与した結果 死亡例は見られず 体重 摂餌量 眼科学的検査 尿検査 血液学的検査 血液化学的検査 剖検 器官重量に影響は見られなかった GABA の無毒性量は 雌雄ともに 2,000 mg/kg/ 日以上と推察された したがって 急性毒性 亜急性毒性については 問題がないと考えられる Salmonella typhimurium (TA 100, TA 98, TA 1535, TA 1537) および Escherichia coli (WP2 UVR A - ) を用い プレート法により S9mix 添加および無添加条件下で GABA 50~5,000 μ g/plate の範囲で処理した復帰突然変異試験を実施した結果 復帰変異の誘発は認められなかった また チャイニーズハムス 4

ター由来培養細胞 (CHL/IU) を用い GABA 258 515 1,030 μ g/ml の用量を 24 時間 (S9mix 添加および無添加 ) 処理した in vitro 染色体異常試験を実施した結果 染色体構造異常および倍数性の誘発は認められなかった さらに 雄ラットを用い GABA 500 1,000 2,000 mg/kg/ 日を 1 日 1 回 2 日間経口投与した in vivo 小核試験を実施した結果 骨髄赤血球に小核の誘発は認められなかった したがって 変異原性についても問題はないと考えられる GABA はアミノ酸であるため アレルゲン性はない <ヒトへの健康被害 > GABA は 脳代謝改善剤ガンマロン錠として開発され 3 g/ 日の投与量で長期間に亘り使用されている 副作用については 食欲不振や下痢の報告があるが 重篤な副作用は報告されていない また 近年 GABA を含有した食品 ( 発酵乳 錠菓 醤油など ) も多数開発されており それらの安全性についても報告されている これらの安全性試験は 一般に プラセボを対照とした二重盲検法で実施され 試験期間 ( 多くの場合は 12 週間程度 ) 中の医師による診断所見および被験者の自覚的所見 ( 重篤な副作用の有無 ) 血液および尿検査( 検査値の異常の有無 ) がチェックされる さらに 通常摂取量の 3~5 倍量を摂取した時の安全性試験についても同様に実施されることが多い 届出者の評価 (GABA):GABA の安全性についても 変異原性試験 急性毒性試験 亜急性毒性試験の結果から問題がないと判断した マウスでの LD50 値が 12,680 mg/kg との報告はあったが これは体重 60 kg のヒトに換算すると約 780 g の GABA を摂取することになり 今回届出を行う商品の 1 日の摂取目安量に含まれる GABA 量 33 mg の 2 万倍以上に相当し 食品から摂取することは不可能な量である なお GABA の NOAEL( 無毒性量 ) や ADI( 一日摂取許容量 ) を設定した報告は確認できず 極めて安全性の高い物質であることが示唆された 米国においては GABA は GRAS 認証を受けており 安全であると認められている食品成分である (2) 検索を行なったデータベース内に ヒトでの報告においては GABA の通常の食品に含まれる摂取量を超えた場合の安全性については信頼できるデータが十分にない GABA の安全性については信頼できるデータは十分にない との記載があった 今回システマティックレビューを実施した中で GABA の安全性を評価した論文が 17 編確認された ( 採 G2~5 採 G7~11 採 G13 採 G14 5

除 G7 除 G9 除 G11 除 G12 除 G15 除 G16) これらの試験においては 1 日に 7.2~400 mg の GABA を 2~13 週間継続して摂取していたが いずれの試験においても GABA や GABA を含む食品に起因する重篤な健康被害は報告されていない 本商品の 1 日あたりの摂取目安量に含まれる GABA 量 33 mg は 安全性を評価した 17 編の論文で報告されている最大摂取量 (400 mg) の約 12 分の 1 に相当するため 摂取目安量の 5 倍以上の過剰摂取においても その安全性には問題がないと考えられた また GABA の静脈内投与において 不快感や血圧上昇などの可能性が指摘されているが 本商品は口から摂取する飲料であり 血管の中に直接投与するものではない 以上のことから GABA は安全性の高い物質であり 今回届出を行う商品の 1 日あたりの摂取目安量に含まれる GABA 量 (33 mg) の 5 倍以上の過剰量を摂取した場合でも 安全性に問題はないと考える 一方 薬剤服用者で GABA を含む食品摂取が原因の可能性がある有害情報が報告されていること また GABA の安全性試験で生殖発生毒性試験等の評価が行なわれていないことから 薬剤服用中の病者や妊婦 授乳婦などが摂取した場合の安全性に関する情報は必ずしも十分ではない しかし GABA は米 野菜 茶 発酵食品など様々な食品に含まれ 日常的に摂取されている成分である (3) また トマトジュースにも長い食経験があり 様々な方々に飲用頂いているが その中で重篤な健康被害の報告はないことから 安全性は問題ないものと考える さらに 本商品には 本品は 疾病に罹患している者 未成年者 妊産婦 ( 妊娠を計画している者を含む ) 及び授乳婦を対象に開発された食品ではありません 疾病に罹患している場合は医師に 医薬品を服用している場合は医師 薬剤師に相談してください などの 機能性表示食品の届出等に関するガイドラインに準じた注意喚起をすることから 安全性に関する対策は講じられているものと判断する 参考文献 : 1. U. S. Food and Drug Administration (FDA), GRAS Notices, GRN No.119, GRN No.156, GRN No.173, GRN No.257. http://www.accessdata.fda.gov/scripts/fdcc/?set=grasnotice s. ( 参照 2016-8-22). 2.U. S. Food and Drug Administration (FDA), GRAS Notices, GRN No.595. 6

http://www.accessdata.fda.gov/scripts/fdcc/?set=grasnotice s. ( 参照 2016-6-20). 3. 水島裕監 GABA 系食材と心血管病 アンチエイジング ヘルスフード- 抗加齢 疾病予防 健康長寿延長への応用 - 107-112 (Science Forum). ( データベース名 ) (A) 国立健康 栄養研究所 健康食品 の安全性 有効性情報 (B) NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE 2006 (C) NATURAL STANDARD による有効性評価 [ ハーブ & サプリメント ] (D) サプリメント成分としての生理活性物質の安全性リスク評価 (IADSA) (E) ナチュラルメディシン データベース健康食品 サプリメント [ 成分 ] のすべて国際標準機能性食品便覧 (F) 機能性食品の安全性ガイドブック 51 次情報 ( 各項目は 1 次情報 あり の場合に詳細を記載 ) ( 調査時期 ) ( 検索条件 ) ( 検索した件数 ) ( 最終的に評価に用いた件数と除外理由 ) ( 安全性の評価 ) ( 参考文献一覧 ) 1. 2. 3. ( その他 ) 安全性試験 の実施によ る評価 6in vitro 試 験及び in vivo 試験 7

7 臨床試験 ( 安全性試験を実施した場合 当該試験の報告資料を添付すること ただし 文献と して公表されている場合には参考文献名を記載すれば 添付する必要はない ) 機能性関与成分の相互作用に関する評価 8 医薬品との相互作用に関する評価 ( 相互作用が あり の場合 : 機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記載すること ) ( 参考にしたデータベース名又は出典 ) (A) 厚生労働省 e-ヘルスネット食物と薬の相互作用 (B) 城西大学薬学部食品 - 医薬品相互作用データベース (C) NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE 2006 (D) 国立健康 栄養研究所 健康食品 の安全性 有効性情報 (E) NATURAL STANDARD による有効性評価 [ ハーブ & サプリメント ] (F) ナチュラルメディシン データベース健康食品 サプリメント [ 成分 ] のすべて国際標準機能性食品便覧 (G) 機能性食品の安全性ガイドブック (H) 脳代謝促進剤ガンマロン 錠 250 mg 医薬品インタビューフォーム ( 第一三共株式会社 ) (I) PubMed 上記のデータベース又は出典を用いて 機能性関与成分リコピンと医薬品との相互作用に関する評価を行った (A) (B) (C) (F) (G) (H) には リコピンと医薬品との相互作用に関する記載はなかった (D) (E) には 1) HMG-CoA 還元酵素阻害薬との相互作用の可能性 2) 脂質異常症治療薬との相互作用の可能性を示唆する記載があった (I) の検索により リコピンの安全性に関連する論文が 9 編選抜されたが その中で 3) CYP1A CYP3A4 で代謝される医薬品との相互作用の可能性を示唆する論文 1 編が確認された 1) HMG-CoA 還元酵素阻害薬との相互作用 2 次情報 ( リコピン ): リコピンが HMG-CoA 還元酵素を阻害する可能性があるため スタチン系の薬剤との併用によりその効果が増強される可能性がある (D E) 届出者の評価 ( リコピン ): 上記 2 次情報の根拠となっている論文 (1) は in vitro の 8

評価に基づくものであり 2 次情報には理論的に考えられる可能性として記載されているのみである 一方 今回参考にした出典やデータベースでの検索の結果 in vitro in vivo のいずれにおいてもリコピンと HMG-CoA 還元酵素阻害薬との相互作用を評価した例は確認されなかった さらに 生鮮トマトやトマト加工品摂取と HMG-CoA 還元酵素阻害薬との相互作用についての報告は確認されていない したがって 相互作用を起こす可能性は低いと考える 2) 脂質異常症治療薬との相互作用 2 次情報 ( リコピン ): スタチン コレスチラミン等の脂質異常症治療薬の使用により血中リコピン濃度が低下する可能性がある (D E) 届出者の評価 ( リコピン ): スタチン系の脂質異常症治療薬を摂取しても 血中リコピン濃度は有意に低下しないとの報告 (2) もあることから 脂質異常症治療薬と血中リコピン濃度との因果関係は確立されていないと考える また これらの効果は血中コレステロールの低下に伴う現象である可能性が示唆されているが この変化が有害であるのか有益であるのか そのいずれでもないのかは明らかにされていないとの記載がある (E) 以上のことから 脂質異常症治療薬の摂取が血中リコピン濃度に影響を与える可能性は高くなく その影響があったとしても 薬物の効果や体内動態に影響を与えるものではなく 生体にとって有害性を示す可能性は低いと考える 3) CYP1A CYP3A4 で代謝される医薬品との相互作用 1 次情報 ( リコピン ): 動物実験 ( 雌ラット ) において リコピンの摂取によって肝臓の CYP1A CYP3A4 が誘導されることが示唆された (3) 届出者の評価 ( リコピン ): 上記 1 次情報は 動物実験 ( 雌ラット ) において CYP1A や CYP3A4 に関連する酵素活性を測定し それらの酵素誘導を示唆したものであるが 別の動物実験 ( 雄ラット ) でリコピンは CYP1A 2B 等の誘導を示さないとの報告もある (4) また トマトやリコピンを摂取したヒト試験で同じ様な相互作用が起きたとのことは記載されていない (3) さらに 生鮮トマトやトマト加工品摂取と CYP 等の薬物代謝酵素との相互作用について言及した他の報告は確認できなかった したがって CYP1A CYP3A4 で代謝される医薬品の効果に影響を及ぼす可能性は低いと考える 上記のデータベース又は出典を用いて 機能性関与成分 GABA と医薬品との相互作用に関する評価を行った 2 次情報 (GABA):(A) (B) (E) (G) には GABA と医薬品との相互作用に関する記載はなかった (C) (D) (F) (H) には 以下の記載があった (C) NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE 2006 GABA とハーブ 他のサプリメント 薬 食品との相互作用は知られていな 9

い (D) 国立健康 栄養研究所 健康食品 の安全性 有効性情報危険情報 < 被害事例 > 高血圧症で活性型ビタミン D3 製剤 カルシウム拮抗薬 抗血小板薬を服用していた 68 歳男性 ( 日本 ) が GABA 含有乳酸菌飲料を 1 日 1 本 (GABA 10 mg 含有 ) 摂取し ( 摂取期間は不明 ) 薬物性肝障害と診断され 摂取中止により回復した 医薬品等との相互作用 < 理論的に考えられる相互作用 > 降圧薬や降圧作用を有するハーブとの併用により 低血圧を起こす可能性がある 臨床検査値や疾病などの健康状態に対する影響は知られていない (F) ナチュラルメディシン データベース健康食品 サプリメント [ 成分 ] のすべて国際標準機能性食品便覧 < 医薬品との相互作用 : 高血圧治療薬 ( 降圧薬 )> GABA は 血圧を低下させる可能性があります GABA を高血圧治療薬と併用すると 血圧が下がりすぎるおそれがあります 高血圧治療薬には カプトプリル エナラプリル ロサルタン バルサルタン ジルチアゼム アムロジピン ヒドロクロロチアジド フロセミドなど数多くの医薬品があります <ハーブおよび健康食品 サプリメントとの相互作用 > GABA は 血圧を低下させると思われます GABA を 血圧を下げる可能性があるハーブやサプリメントと併用すると 血圧が低くなりすぎる可能性があります こうしたハーブやサプリメントには ココア α リノレン酸 サイリウム ( オオバコ ) タラ肝油が含まれます (H) 脳代謝促進剤ガンマロン 錠 250 mg 医薬品インタビューフォーム ( 第一三共株式会社 ) 安全性に関する項目の 7. 相互作用において 併用禁忌 併用注意には該当しない と記載されている 届出者の評価 (GABA): 医薬品等との相互作用としては 薬物性肝障害があったとの報告があったが 本症例の報告は 1 報のみであり GABA 摂取との因果関係は明らかになっていない また 降圧作用を有する医薬品やハーブ サプリメントとの併用により 低血圧を起こす可能性が考えられたが これらは可能性を述べたものであり 実際にこれらの医薬品や食品と GABA を含む食品との併用で低血圧等の相互作用を示したとの報告はない GABA を含む食品が日常的に摂取されていること GABA を有効成分とした特定保健用食品が既に広く販売されていることから 医薬品等との相互作用で重篤 10

な副作用を起こす可能性は高くないものと考えるが 上述した相互作用を示す可能性は否定できない しかし 本商品は 疾病に罹患していない方を対象としており 疾病に罹患している場合は医師に 医薬品を服用している場合は医師 薬剤師に相談してください 体調に異変を感じた際は 速やかに摂取を中止し 医師に相談してください などの 機能性表示食品の届出等に関するガイドラインに準じた注意喚起をすることから それらの対策が講じられているものと判断する さらに商品に 降圧剤等の医薬品を服用している方は医師 薬剤師にご相談ください といった具体的な医薬品相互作用への注意喚起も記載する 参考文献 : 1. Fuhrman B et al., Hypocholesterolemic effect of lycopene and beta-carotene is related to suppression of cholesterol synthesis and augmentation of LDL receptor activity in macrophages. Biochem Biophys Res Commun, 233(3), 658-662 (1997). 2. Passi S et al., Statins lower plasma and lymphocyte ubiquinol/ubiquinone without affecting other antioxidants and PUFA. Biofactors, 18(1-4), 113-124 (2003). 3. Breinholt V et al., Dose-response effects of lycopene on selected drug-metabolizing and antioxidant enzymes in the rat. Cancer Lett, 154(2), 201-210 (2000). 4. Gradelet S et al., Effects of canthaxanthin, astaxanthin, lycopene and lutein on liver xenobiotic-metabolizing enzymes in the rat. Xenobiotica, 26(1), 9 機能性関与成分同士の相互作用 ( 複数の機能性関与成分について機能性を表示する食品のみ記載 ) 49-63 (1996). ( 相互作用が あり の場合 : 機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記載すること ) ( 参考にしたデータベース名又は出典 ) (A) 厚生労働省 e-ヘルスネット食物と薬の相互作用 (B) 城西大学薬学部食品 - 医薬品相互作用データベース (C) NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE 2006 (D) 国立健康 栄養研究所 健康食品 の安全性 有効性情報 (E) NATURAL STANDARD による有効性評価 [ ハーブ & サプリメント ] (F) ナチュラルメディシン データベース健康食品 サプリメント [ 成分 ] のすべて国際標準機能性食品便覧 (G) 機能性食品の安全性ガイドブック (H) 脳代謝促進剤ガンマロン 錠 250 mg 医薬品インタビューフォーム ( 第一三共株式会社 ) 11

2 次情報 : 上記データベース又は出典を用いて 機能性関与成分であるリコピンと GABA との吸収性や効果についての相互作用を評価したが 相互作用の可能性を示唆するような記載はなかった 届出者の評価 : 以上のことから リコピンと GABA との相互作用はないものと考える 12