2002 年 4 月 26 日公表 各 位 第 13 回 2002 年度新入社員意識調査 ( 要旨 ) 財団法人社会経済生産性本部会長亀井正夫 拝啓春暖の候 ますますご清祥の趣 お慶び申しあげます 平素より当本部の諸活動におきましては 格別のご高配を賜り 厚くお礼申しあげます さて 当本部では 本年も 若者意識アンケート を実施し 集計分析を致しました 当調査は 19 90 年より新入社員の意識を見るべく 継続的に行っているものです つきましては 別紙の通り 本調査の要旨をご報告申し上げます 次世代を担う若手従業員についての情報として ご活用頂けますれば幸甚に存じます 敬具 主要調査結果 ; 記 今年の新入社員は 能力主義志向のキャリア形成重視型 ( 調査開始以来 最高水準の数値に ) じっくり最初は仕事のスキル固め なじめない仕事も我慢 フリーター否定派増加 条件 チャンスを見て 転職を前向きに考える傾向は続く 昨年 企業倫理が社会的関心事となったはずだが 新入社員の倫理意識の向上はわずか 2. 調査方法 ; 2002 年 3~4 月に実施した 財団法人社会経済生産性本部 ( 会長亀井正夫 ) 主催の新入社員研修受講者に 若者意識アンケート を配布し 919 通の有効回答を得た ( 回収率 100%) 各設問の未回答者分は 削除してあります 3. 添付書類 ; 本調査結果要旨 ( 本紙含め 5 枚 ) 本年度の主だった調査結果をまとめております 以 上 調査担当 ; 経営革新部清水智樹 150-8307 東京都渋谷区渋谷 3-1-1 TEL.03-3409 -1118-548 FAX.03 5-7750 1
第 13 回 2002 年新入社員意識調査要旨 詳細は 集計表 ( 全結果掲載 ) をご覧下さい ページ数は 集計表 のヘ ージ番号となっております なお 集計表は別途 有料販売となっております 1.7 割以上が能力主義を支持 過去最高水準に 専門職志向も半数以上 また 仕事に対しては 労働条件より 夢 実現ややりがい重視など 積極的なキャリア意識を持つことがうかがえる 各人の業績や能力が大きく影響する給与システム を望む者は増加 過去最高水準に 73.3%(2001 年比 +1.4ホ イント )(P3 仕事を通して発揮した能力をもとにして評価が決まり 同期入社でも昇格に差が付くような職 場 を望む者も増加 74.6%(2001 年比 +5.3ホ イント )(P4 ひとつの仕事や持ち場を長い間経験させて スペシャリスト ( 専門家 ) としてきたえる職場 を望む者が増加 Q6(d) ) Q6(h)) 52.1%(2001 年比 +0.6ホ イント )(P3 Q6(g) ) 残業は多いが 仕事を通じて自分のキャリア 専門能力が高められる職場 を望む者も増加 41.5%(2001 年比 +4.9ホ イント )(P3 Q6(e) ) 74.0 72.0 72.4 51.3 72.7 52.4 71.9 5 1.5 54.0 73.3 52.1 52.0 70.0 70.3 69.4 49.2 68.9 6 9.8 50.0 68.0 47.9 48.0 66.0 66.3 67.3 67.1 46.0 44.1 64.0 63.8 43.8 43.1 44.1 44.0 62.0 60.0 1. 各人の業績や能力が大きく影響する給与システム 40.8 4 1.2 2. ひとつの仕事や持ち場を長い間経験させて スペシャリスト ( 専門家 ) としてきたえる職場 91 92 93 94 95 96 9 7 98 99 00 2001 2002 42.0 40.0 7 5.0 1. 仕事を通して発揮した能力をもとにして評価が決まり 同期入社でも昇格に差が付くような職場 7 4.6 4 3.0 7 3.0 2. 残業は多いが 仕事を通じて自分のキャリア 専門能力が高められる職場 4 1.5 4 1.0 7 2.2 7 2.4 7 1.0 7 0.7 3 9.0 3 7.8 6 9.0 6 9.3 3 6.6 3 7.0 3 5.5 6 7.0 3 5.0 6 5.0 3 3.4 9 8 9 9 0 0 2 0 0 1 2 0 0 2 2 3 3.0
自分には仕事を通じてかなえたい 夢 がある と思う者は増加 64.6 %(2001 年比 +2.8 ポイント )(P5 Q7(h)) 仕事に対して求めることの優先順位を やりがい が 1 番と考える者は増加 73.0 %(2001 年比 +5.6ポイント )(P7 Q10) 6 6.0 自分には仕事を通じてかなえたい 夢 がある - そう思う 64.6 64.6 6 4.0 6 3.6 6 3.5 6 2.0 6 1.6 62.0 6 1.8 6 0.9 6 0.0 58.1 5 9.5 5 9.8 5 9.0 5 8.0 自分には仕事を通じてかなえたい 夢 がある - そう思う 5 6.0 91 9 2 9 3 94 9 5 9 6 97 9 8 9 9 00 2 00 1 2 0 02 2. 例年どおり 理由 条件 チャンスによっては転職に前向きではあるが まずは 現在の仕事に じっくり取り組もうとする姿勢への転換が見られる 条件の良い会社であれば さっさと移る方が得だ と考える者は増加 きっかけ チャンスが有れば 転職しても良い 者は増加 今の会社に一生勤めようと思っている 者も増加 1 つの会社に最低つとめるべき年数 が増加傾向 37.5 %(2001 年比 +1.7ポイント )(P4Q7(e)) 50.5 %(2001 年比 +1.2 ポイント )(P7Q9(C)) 27.3 %(2001 年比 +4.2ポイント )(P7Q9(C)) 1 年 2.0 %(2001 年比 - 1.4 ポイント )(P6Q9(b)) 2~3 年 27.0 %(2001 年比 -10.4 ポイント )(P6Q9(b)) 4~5 年 26.0 %(2001 年比 +3.4 ポイント )(P6Q9(b)) 年以上 14.3 %(2001 年比 +6.3 ポイント 6)(P6Q9(b)) 自分がなじめない仕事を がまんして続けるのは無意味だ と思う者は減少 35.6 %(2001 年比 -4.7 ポイント )(P4 Q7(a)) 若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない を否定する者が増加 61.5 %(2001 年比 +6.6 ポイント )(P4 Q7(d)) 3
2 9.0 5 3.0 5 1.0 4 9.0 4 7.0 2 7.3 2 3.7 4 6.8 5 0.6 5 1.3 4 9.3 2 3.1 2 7.3 5 0.5 2 7.0 2 5.0 2 3.0 4 5.0 2 2.2 2 0.5 2 1.0 4 3.0 4 1.9 2. きっかけ チャンスが有れば 転職しても良い 1 9.0 4 1.0 1. 今の会社に一生勤めようと思っている 1 7.0 3 9.0 6 3.0 9 7 9 8 9 9 0 0 2 0 0 1 2 0 0 2 61.5 1 5.0 5 8.0 5 5.0 5 7.1 5 7.6 5 3.0 4 8.0 5 2.6 5 0.2 5 0.8 4 7.5 53.6 5 2.7 5 4.9 5 1.8 1.2 5 2.9 5 3.8 4 7.4 4 6.8 4 3.0 4 4.5 4 3.7 4 3.4 4 1.1 3 8.0 38.4 自分がなじめない仕事を がまんして続けるのは無意味だ - そう思う 若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない - そう思わない 4 0.3 35.6 3 3.0 9 1 9 2 9 3 9 4 9 5 9 6 97 9 8 9 9 00 20 0 1 2 00 2 3. 新入社員の倫理意識は向上するが変動幅は大きくなく昨年 企業倫理が社会的に大問題となったこ との影響はあまり及んでいない お客様第一の意識は持ち合わせているが 実行面では企業利益を 優先し 顧客満足を意識した行動をとる者は 2 割強にとどまる 上司から会社のためにはなるが 自分の良心に反する手段で仕事を進めるよう指示されたとき あまりやりたくないが 指示どおり行動する 者は減少 31.1 %(2001 年比 -2.2 ホ イント )(P2 f)) Q5( あなたが発注者の立場であれば 取引先からお中元やお歳暮や食事などを受け取ることは問題 がない とする者も減少 43.4 %(2001 年比 -1.1 ホ イント )(P5 Q7(j)) 同じ品質であれば 多少値段が高くても環境に配慮したり 弱者にやさしい活動をしているな ど社会貢献に取り組んでいる会社のものを購入する 者は増加 70.6 %(2001 年比 +1.4 ホ イント )(P5 Q7(K)) 4
45.0 40.0 39.1 35.0 33.3 31.1 30.0 28.8 25.0 上司から会社のためにはなるが 自分の良心に反する手段で仕事を進めるよう指示されたとき あまりやりたくないが 指示どおり行動する 20.0 99 00 2001 2002 会社で仕事をする上で 顧客 消費者 株主 上司 同僚 取引先 地域社会のうちで 顧客 が一番大事 とした者は 61.4 % なお 上司 同僚 ( 23.6 % 取引先 6.9 % 地域社会 5.2 % 株主 2.9 %)( 本年新設 ) お客様がご希望の製品 サービスは自社では取り扱いがないが ライバル会社では取り扱いが あることを知っているとき 自社では取り扱いがないことを丁寧にわびる 者は 71.4 % 自社の利益より顧客の利益を考え お客様にライバル会社では取り扱いがあることを伝える 者 は 23.4 %( 本年新設 )(P2 Q5(g)) 3. わからない 5.2% 2. ライバル会社では取り扱いがあることを伝える 23.4% 1. 自社では取り扱いがないことを丁寧にわびる 71.4% 5