平成 24 年度診療報酬説明会リハビリテーション関連 平成 24 年 4 月 21 日 公益社団法人 高知県理学療法士協会 医療部
はじめに 今年度は 診療報酬 介護報酬の同時改定となりました リハビリテーションでは 医療から介護への 円滑な移行 が図られた 今回 本県士会医療部では リハビリテーションに関する診療報酬の情報提供を行うと共に 皆様方の改定に関するご意見 ご質問 現場でのお声を聞かせ頂き 少しでもご理解を深めていただきたいと考えております
診療報酬の変遷 本日の内容 平成 24 年度診療報酬改定 リハビリテーションの充実 疾患別リハビリテーション 退院調整加算 亜急性期入院医療管理料 回復期リハビリテーション病棟入院料 早期リハビリテーション加算 外来リハビリテーション診療料 訪問リハビリテーション 事前のご質問に関して 質疑応答
診療報酬の変遷 平成 4 年度 ~ 平成 22 年度までの リハビリテーションに関する点数表
理学療法 Ⅰ 複雑なもの (40 分以上 ) 簡単なもの (15 分以上 ) 平成 4 年平成 6 年平成 8 年平成 10 年平成 12 年平成 14 年 6ヶ月以内 580 580 640 660 660 個別療法 (1 単位 /20 分 ) 250 6ヶ月超え 550 550 570 570 570 1 日 3 単位 1 月 11 単位まで 6ヶ月以内 170 170 185 185 185 集団療法 (1 単位 /20 分 ) 100 6ヶ月超え 160 160 170 170 170 1 日 2 単位 1 月 8 単位まで 理学療法 Ⅱ 複雑なもの 簡単なもの 6ヶ月以内 480 480 520 530 530 6ヶ月超え 450 450 480 480 480 6ヶ月以内 155 155 170 170 170 6ヶ月超え 145 145 155 155 155 個別療法 (1 単位 /20 分 ) 180 集団療法 (1 単位 /20 分 ) 80 理学療法 Ⅲ 理学療法 Ⅳ 複雑なもの 220 220 220 240 240 個別療法 100 簡単なもの 70 70 70 75 75 集団療法 40 複雑なもの 110 110 110 115 115 個別療法 50 簡単なもの 65 65 65 65 65 集団療法 35 心疾患リハビリテーション料 -- 490 530 550 550 550 難病患者リハビリテーション料 -- -- 600 600 600 600 早期理学療法 Ⅰ -- 60 690 710 710 早期理学療法 廃止 早期理学療法 Ⅱ -- -- 570 590 590 早期加算 (3 ヶ月以内 ) -- -- -- -- -- 発症 14 日 :100 15 30 日 : 80 31 90 日 : 30 退院前訪問指導料 -- -- -- 360 -- -- 退院時リハビリテーション指導料 -- -- -- 300 300 -- リハビリテーション総合計画評価料 -- -- -- -- -- 480 介達牽引 40 40 40 42 42 介達牽引 廃止 消炎鎮痛処置 35 35 35 35 35 35
< 平成 20 年度診療報酬 > 疾患別リハビリテーション料 脳血管疾患等リハビリテーション料 運動器リハビリテーション料 呼吸器リハビリテーション料 心大血管疾患リハビリテーション料 (Ⅰ) 235 170 170 200 (Ⅱ) 190 80 80 100 (Ⅲ) 100 - - - 算定上限日数 発症 手術又は急性発症から 180 日 発症 手術又は急性発症から 150 日 治療開始日から 90 日 治療開始日から 150 日 算定上限日数を超える場合 181 日以降月 13 単位まで 151 日以降月 13 単位まで 91 日以降月 13 単位まで 151 日以降月 13 単位まで
平成 22 年 4 月診療報酬 リハビリテーション領域においては 各疾患の特性を踏まえた発症早期からの充実したリハビリテーションが提供されるべく 量 質ともに評価された
疾患別区分単価上限単位 (1 日あたり ) 上限日数 早期加算 ( 入院中 ) 発症 30 日まで 心大血管リハ Ⅰ 200 点 6 単位入院は 9 単位 Ⅱ 100 点 6 単位 150 日それ以降は 13 単位 / 月 45 点 Ⅰ 廃用症候群以外 245 点 6 単位 発症 60 日以内及び 廃用症候群 235 点 入院患者は9 単位 脳血管リハ Ⅱ 廃用症候群以外 200 点 6 単位 廃用症候群 190 点 6 単位 180 日それ以降は 13 単位 / 月 45 点 Ⅲ 廃用症候群以外 100 点 6 単位 廃用症候群 100 点 6 単位 回復期リハ算定患者は 9 単位 運動器リハ Ⅰ ( 入院患者のみ ) 175 点 9 単位 Ⅱ 165 点 6 単位 150 日それ以降は 13 単位 / 月 45 点 Ⅲ 80 点 6 単位 呼吸器リハ Ⅰ 170 点 6 単位入院は 9 単位 Ⅱ 80 点 6 単位 150 日それ以降は 13 単位 / 月 45 点 がん患者リハビリテーション 200 点 6 単位 -- -- --
平成 24 年度 診療報酬改定
リハビリテーションの充実について 1. 標準算定日数を超え 状態の改善が医学的に判断されない場合においても 1 月に 13 単位に限り疾患別リハビリテーションを算定できることとなっていたが 要介護被保険者等に対する脳血管疾患等リハビリテーション 運動器リハビリテーションについては これらを原則次回改定までとする 2. 要介護被保険者等について 標準算定日数を超えており 状態の改善が医学的に判断されない場合の脳血管疾患等リハビリテーション及び運動器リハビリテーションの評価を見直す 3. 介護保険のリハビリテーションに移行後に医療保険の疾患別リハビリテーションを算定できる期間を 2 月間に延長し 当該移行期間の 2 月目については疾患別リハビリテーションを算定できる単位数を 7 単位までとする
リハビリテーション料 ( 平成 24 年度継続 ) 心大血管疾患リハビリテーション料 (Ⅰ) 1 単位 200 点心大血管疾患リハビリテーション料 (Ⅱ) 1 単位 100 点 呼吸器リハビリテーション料 (Ⅰ) 1 単位 170 点 呼吸器リハビリテーション料 (Ⅱ) 1 単位 80 点
リハビリテーション料 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)1 単位イロ以外の場合 245 点ロ廃用症候群の場合 235 点脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅱ)1 単位イロ以外の場合 200 点ロ廃用症候群の場合 190 点脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅲ)1 単位イロ以外の場合 100 点ロ廃用症候群の場合 100 点
リハビリテーション料 ( 平成 24 年度見直し ) 要介護被保険者等で 標準算定日数 (180 日 ) を超えており 状態の改善が期待できると医学的に判断されない場合は以下の点数を算定する 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)1 単位 イロ以外の場合 221 点 (- 24) ロ廃用症候群の場合 212 点 (- 23) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅱ)1 単位 イロ以外の場合 180 点 (- 20) ロ廃用症候群の場合 171 点 (- 19) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅲ)1 単位 イロ以外の場合 90 点 (- 10) ロ廃用症候群の場合 90 点 (- 10)
リハビリテーション料 運動器リハビリテーション料 (Ⅰ)1 単位 175 点 運動器リハビリテーション料 (Ⅱ)1 単位 165 点 運動器リハビリテーション料 (Ⅲ)1 単位 80 点
リハビリテーション料 ( 平成 24 年度見直し ) 要介護被保険者等で 標準算定日数 (150 日 ) を超えており 状態の改善が期待できると医学的に判断されない場合は以下の点数を算定する 運動器リハビリテーション料 (Ⅰ)1 単位 158 点 (- 17) 運動器リハビリテーション料 (Ⅱ)1 単位 149 点 (- 16) 運動器リハビリテーション料 (Ⅲ)1 単位 80 点 (- 0)
平成 22 年度改定時標準算定日数を超えた患者の扱い 月に13 単位に限り 疾患別リハビリテーション料の所定点数を算定できる また 月の途中で標準算定期限を迎えた場合は その日以降で月 13 単位以内となるようにする その際 介護保険によるリハビリの適応の有無を適切に評価し 患者の希望に基づき 介護保険によるリハビリサービスを受けるために必要な支援を行うこと < 介護保険によるリハビリサービス> 訪問 通所リハ 介護予防訪問 通所リハなど
平成 24 年度 標準算定日数を超えた患者の扱い 介護保険によるリハビリテーションの適用について適切に評価し 適用があると判断された場合にあっては 患者に説明の上 患者の希望に基づき 介護保険によるリハビリテーションを受けるために必要な手続き等について説明する
リハビリテーション総合計画評価料 300 点 心大血管疾患リハビリテーション料 (Ⅰ) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ Ⅱ) 運動器リハビリテーション料 (Ⅰ Ⅱ) 呼吸器リハビリテーション料 (Ⅰ) がん患者リハビリテーション料 上記の保険医療機関 患者 1 人につき 1 月に 1 回を限度として算定する
難病患者リハビリテーション料 (1 日につき ) 640 点 社会生活機能の回復を目的として行った場合に算定する 医療機関を退院した患者に対して集中的に行った場合は 退院日から起算して3 月以内の期間に限り 短期集中リハビリテーション実施加算として 所定点数に加算する イ退院日から起算して 1 月以内の期間に行われた場合 280 点 ロ退院日から起算して 1 月を超え3 月以内の期間に行われた場合 140 点
障害児 ( 者 ) リハビリテーション料 患者 1 人につき1 日 6 単位まで算定する (1 単位 ) 6 歳未満の患者の場合 220 点 6 歳以上 18 歳未満の患者の場合 190 点 18 歳以上の患者の場合 150 点
がん患者リハビリテーション料 (1 単位 200 点 ) がんの治療のために入院しているものに対し て 個別療法であるリハビリテーションを行った 場合に 患者 1 人につき 1 日 6 単位まで算定する
退院調整加算 1 2 入院 7 日以内に退院困難者の抽出を行うこと及び医療機関が抽出した患者以外にも先行研究から明らかになった退院困難者については 調整を行うことを明確化する
退院調整加算 1 ( 退院時 1 回 ) イ 14 日以内 340 点 ロ 15 日以上 30 日以内 150 点 ハ 31 日以上 50 点 退院調整加算 2 ( 退院時 1 回 ) イ 30 日以内 800 点 ロ 31 日以上 90 日以内 600 点 ハ 91 日以上 120 日以内 400 点 二 121 日以上 200 点
算定要件 退院調整加算 1 一般病棟入院基本料 特定機能病院入院基本料 ( 一般病棟 ) 専門病棟入院基本料 有床診療所入院基本料を算定している患者が退院した場合に算定する 医療機関全体として退院困難な要因を有する患者を抽出する体制を整備し その上で入院後 7 日以内に退院支援計画の作成に着手している 退院困難な要因を有する患者については できるだけ早期に患者家族と退院後の生活について話し合い 関係職種と連携して退院支援計画を作成し 計画に基づき 退院 転院後の療養を担う保険医療機関等との連絡調整や適切な介護サービスの導入に係る業務等の退院調整を行っていること 退院時共同指導料と同時に算定する場合には 連携医療機関と患者が在宅療養に向けて必要な準備を確認し 患者に対して文書により情報提供すること
算定要件 退院調整加算 2 療養病棟入院基本料 結核病棟入院基本料 特定機能病院入院基本料 ( 結核病棟 ) 有床診療所療養病床入院基本料 障害者施設等入院基本料 特定疾患入院医療管理料 特定疾患病棟入院料又は特定入院基本料を算定している患者が退院した場合 医療機関全体として退院困難な要因を有する患者を抽出する体制を整備し その上で入院後 7 日以内に退院支援計画の作成に着手している 退院困難な要因を有する患者については できるだけ早期に患者家族と退院後の生活について話し合い 関係職種と連携して退院支援計画を作成し 計画に基づき 退院 転院後の療養を担う保険医療機関等との連絡調整や適切な介護サービスの導入に係る業務等の退院調整を行っていること 退院時共同指導料と同時に算定する場合には 連携医療機関と患者が在宅療養に向けて必要な準備を確認し 患者に対して文書により情報提供すること
亜急性期入院医療管理料 ( 平成 23 年度 ) 亜急性期入院医療管理料 (1 日につき ) 1. 亜急性期入院医療管理料 1 2050 点 2. 亜急性期入院医療管理料 2 2050 点 算定要件 1. 亜急性期入院医療管理料 1 90 日を限度として一般病棟の病室単位で算定する 2. 亜急性期入院医療管理料 2 60 日を限度として一般病棟の病室単位で算定する
亜急性期入院医療管理料 ( 平成 23 年度 ) 亜急性期入院医療管理料 1 施設基準 1 届出可能病床は一般病床の 1 割以下 ただし 400 床以上の病院は病床数にかかわらず最大 40 床まで 100 床以下の病院は病床数にかかわらず最大 10 床まで届出可能 2 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 3 診療録管理体制加算を算定していること 4 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 5 在宅復帰率が 6 割以上であること
亜急性期入院医療管理料 ( 平成 23 年度 ) 亜急性期入院医療管理料 2 施設基準 1200 床未満であること 2 届出可能病床は一般病床の 3 割以下 ただし 100 床以上の病院は病床数にかかわらず最大 30 床まで届出可能 3 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 4 診療録管理体制加算を算定していること 5 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 6 在宅復帰率が 6 割以上であること 7 治療開始日より 3 週間以内に 7 対 1 入院基本料 10 対 1 入院基本料等算定病床から転床又は転院してきた患者が 2/ 3 以上であること
亜急性期入院医療管理料 ( 平成 24 年度 ) 亜急性期入院医療管理料 (1 日につき ) 1. 亜急性期入院医療管理料 1 2,050 点 2,061 点 (+11 点 ) 2. 亜急性期入院医療管理料 2 2,050 点 1,911 点 (-139 点 )
亜急性期入院医療管理料 ( 平成 24 年度 ) 算定要件 亜急性期入院医療管理料 1 160 日を限度として一般病棟の病室単位で算定する 2 脳血管等リハビリテーション料 又は運動器リハビリ テーション料を算定したことがない患者について算定 する 亜急性期入院医療管理料 2 160 日を限度として一般病棟の病室単位で算定する 2 脳血管等リハビリテーション料 又は運動器リハビリ テーション料を算定したことがある患者について算定する
亜急性期入院医療管理料 ( 平成 24 年度 ) 亜急性期入院医療管理料 1 施設基準 1 届出可能病床は亜急性期入院医療管理料 1 と 2 をあわせて一般病床数の 3 割以下 ただし 200 床以上の病院は病床数にかかわらず最大 40 床まで 100 床以下の病院は病床数にかかわらず最大 30 床まで届出可能 2 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 3 診療録管理体制加算を算定していること 4 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 5 在宅復帰率が 6 割以上であること
亜急性期入院医療管理料 ( 平成 24 年度 ) 亜急性期入院医療管理料 2 施設基準 1 届出可能病床は亜急性期入院医療管理料 1 と 2 をあわせて一般病床の 3 割以下 ただし 200 床以上の病院は病床数にかかわらず最大 40 床まで 100 床以下の病院は病床数にかかわらず最大 30 床まで届出可能 2 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 3 診療録管理体制加算を算定していること 4 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 5 在宅復帰率が 6 割以上であること *( 削除 )200 床未満であること
亜急性期入院医療管理料 1 2 算定要件 ( 平成 23 年度 ) 1. 亜急性期入院医療管理料 1 90 日を限度として一般病棟の病室単位で算定する 2. 亜急性期入院医療管理料 2 60 日を限度として一般病棟の病室単位で算定する ( 平成 24 年度 ) 1. 亜急性期入院医療管理料 1 160 日を限度として一般病棟の病室単 位で算定する 2 脳血管等リハビリテーション料 又は 運動器リハビリテーション料を算定した ことがない患者について算定する 2. 亜急性期入院医療管理料 2 160 日を限度として一般病棟の病室単 位で算定する 2 脳血管等リハビリテーション料 又は 運動器リハビリテーション料を算定した ことがある患者について算定する
亜急性期入院医療管理料 1 施設基準 ( 平成 23 年度 ) 1 届出可能病床は一般病床の 1 割以下 ただし 400 床以上の病院は病床数にかかわらず最大 40 床まで 100 床以下の病院は病床数にかかわらず最大 10 床まで届出可能 2 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 3 診療録管理体制加算を算定していること 4 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 5 在宅復帰率が 6 割以上であること ( 平成 24 年度 ) 1 届出可能病床は亜急性期入院医療管理料 1 と 2 をあわせて一般病床数の 3 割以下 ただし 200 床以上の病院は病床数にかかわらず最大 40 床まで 100 床以下の病院は病床数にかかわらず最大 3 0 床まで届出可能 2 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 3 診療録管理体制加算を算定していること 4 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 5 在宅復帰率が 6 割以上であること
亜急性期入院医療管理料 2 施設基準 ( 平成 23 年度 ) 1200 床未満であること 2 届出可能病床は一般病床の 3 割以下 ただし 100 床以下の病院は病床数にかかわらず最大 30 床まで届出可能 3 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 4 診療録管理体制加算を算定していること 5 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 6 在宅復帰率が 6 割以上であること 7 治療開始日より 3 週間以内に 7 対 1 入院基本料 10 対 1 入院基本料等算定病床から転床又は転院してきた患者が 2/3 以上であること ( 平成 24 年度 ) 1 届出可能病床は亜急性期入院医療管理料 1 と 2 をあわせて一般病床の 3 割以下 ただし 200 床以上の病院は病床数にかかわらず最大 40 床まで 100 床以下の病院は病床数にかかわらず最大 30 床まで届出可能 2 看護職員配置が常時 13 対 1 以上 3 診療録管理体制加算を算定していること 4 専任の在宅復帰支援者が勤務していること 5 在宅復帰率が 6 割以上であること *( 削除 )200 床未満であること
回復期リハビリテーション病棟入院料 ( 平成 23 年度 ) 回復期リハビリテーション病棟入院料 (1 日 ) 回復期リハビリテーション病棟入院料 1 1,720 点回復期リハビリテーション病棟入院料 2 1,600 点
回復期リハビリテーション病棟入院料 ( 平成 24 年度 ) より充実した体制で 重症な患者を受け入れ 状態改善や在宅復帰を充分行っている場合の評価 回復期リハビリテーション病棟入院料 1 1,911 点 ( 生活療養を受ける場合 1,897 点 ) 回復期リハビリテーション病棟入院料 2 1,761 点 ( 生活療養を受ける場合 1,747 点 ) 回復期リハビリテーション病棟入院料 3 1,611 点 ( 生活療養を受ける場合 1,597 点 )
回復期リハビリテーション病棟入院料 1 施設基準 1 常時 13 対 1 以上の看護配置があること ( 看護師 7 割以上 夜勤看護職員 2 名以上 ) 2 常時 30 対 1 以上の看護補助者の配置があること 3 専任のリハビリテーション科の医師 1 名以上 専従の理学療法士 3 名以上 作業療法士 2 名以上 言語聴覚士 1 名以上 専任の在宅復帰支援を担当する社会福祉士等 1 名以上の配置があること 4 在宅復帰率が 7 割以上であること 5 新規入院患者のうち 3 割以上が重症の患者 ( 日常生活機能評価で 10 点以上の患者 ) であること 6 新規入院患者のうち 1 割 5 分以上が 一般病棟用の重症度 看護必要度に関わる評価表 の A 項目が 1 点以上の患者であること 7 重症の患者の 3 割以上が退院時に日常生活機能が改善していること
回復期リハビリテーション病棟入院料 2 施設基準 1 常時 15 対 1 以上の看護配置があること 2 常時 30 対 1 以上の看護補助者の配置があること 3 リハビリテーション科の医師 専従の理学療法士及び作業療法士が適切に配置されていること 4 在宅復帰率が 6 割以上であること 5 新規入院患者のうち 2 割以上が重症の患者であること 6 重症の患者の 3 割以上が退院時に日常生活機能が改善していること ( 日常生活機能評価 3 点以上 )
回復期リハビリテーション病棟入院料 3 施設基準 1 常時 15 対 1 以上の看護配置があること 2 常時 30 対 1 以上の看護補助者の配置があること 3 リハビリテーション科の医師 専従の理学療法士及び作業療法士が適切に配置されていること
重症患者回復病棟加算 ( 平成 24 年度 ) この加算は 多くの医療機関で算定されていることから 回復期リハビリテーション病棟入院料に包括となる * 前年度は 50 点
早期リハビリテーションの評価 早期でのリハビリテーションは 在院日数の短縮やADLの改善に効果があるが 平成 23 年度の評価は30 日一律となっていたため より早期からのさらなる評価を行った
早期リハビリテーション加算 ( 平成 23 年度 ) 心大血管疾患リハビリテーション料 呼吸器リハビリテーション料 早期リハビリテーション加算 45 点 (1 単位につき ) 算定要件 入院中の患者に対して 治療開始日から起算して 3 0 日以内に限り算定する
早期リハビリテーション加算 ( 平成 23 年度 ) 脳血管疾患等リハビリテーション料 運動器リハビリテーション料 早期リハビリテーション加算 45 点 (1 単位につき ) 算定要件 入院中の患者に対して 発症 手術又は急性増悪から起算して 30 日以内に限り算定する
早期リハビリテーション加算 ( 平成 24 年度 ) 1. 早期リハビリテーション加算 1 (14 日以内 ) イリハビリテーション科の医師が勤務している医療機関の場合 75 点ロその他の場合 30 点 2. 早期リハビリテーション加算 2 (15 日以上 30 日以内 ) 30 点
早期リハビリテーション加算 ( 平成 24 年度 ) 心大血管疾患リハビリテーション料 呼吸器リハビリテーション料 算定要件 (1 単位につき ) 1. 早期リハビリテーション加算 1 入院中の患者に対して 治療開始日から起算して 1 4 日以内に限り算定する 2. 早期リハビリテーション加算 2 入院中の患者に対して 治療開始日から起算して 15 日以上 30 日以内に限り算定する
早期リハビリテーション加算 ( 平成 24 年度 ) 脳血管疾患等リハビリテーション料 運動器リハビリテーション料 算定要件 (1 単位につき ) 1. 早期リハビリテーション加算 1 入院中の患者に対して 発症 手術又は急性増悪から起算して14 日以内に限り算定する 2. 早期リハビリテーション加算 2 入院中の患者に対して 発症 手術又は急性増悪から起算して15 日以上 30 日以内に限り算定する
外来リハビリテーションの評価 ( 平成 24 年度 ) 平成 23 年度は 毎回医師の診察が必要となっていたが 状態が安定している場合等 医学的に毎回医師の診察を必要としない患者が含まれているため リハビリテーションスタッフが毎回十分な診察を行い 直ちに医師の診察が可能な体制を取りつつ カンファレンス等でリハビリテーションの効果や進捗状況を確認している場合に限り 医師の包括的な指示の下にリハビリテーションを提供できるよう 評価体系を見直す
外来リハビリテーション診療料 1 69 点 ( 7 日間につき ) 1 リハビリテーション実施計画において 1 週間に 2 日以上疾患別リハビリテーションを実施する外来の患者に対し 包括的にリハビリテーションの指示が行われた場合に算定する 2 算定日から 7 日間は医師による診察を行わない日であってもリハビリテーションを実施してよい 3 算定日から 7 日間はリハビリテーションを実施した日について初 再診療 外来診療料を算定しない ( 初診療 270 点, 再診療 69 点, 外来診療料 70 点 )
外来リハビリテーション診療料 2 104 点 (14 日につき ) 1 リハビリテーション実施計画において 2 週間に 2 日以上疾患別リハビリテーションを実施することとしている外来の患者に対し 包括的にリハビリテーションの指示が行われた場合に算定する 2 算定日から 14 日間は医師による診察を行わない場合であってもリハビリテーションを実施してよい 3 算定日から 14 日間はリハビリテーションを実施した日について初 再診療 外来診療料を算定しない ( 初診療 270 点, 再診療 69 点, 外来診療料 70 点 )
外来リハビリテーション診療料 施設基準 1 毎回のリハビリテーションにあたり リハビリテーションスタッフが十分な観察を行い 必要時に医師の診察が可能な体制をとっていること 2 毎回のリハビリテーション後にカンファレンス等で医師がリハビリテーションの効果や進捗状況を確認していること
訪問リハビリテーション ( 平成 24 年度 ) 訪問リハビリ中の急性増悪への対応 急性増悪等のため一時的に日常生活動作 ( 以下 ADL) が低下した場合 早期に短期間の頻回リハビリテーションを行うことで改善が見込まれるため 一時的に集中的な訪問リハビリテーションを実施可能とする
訪問リハビリテーション ( 平成 23 年度 ) 在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料 (1 単位につき ) 1. 同一建物居住者以外の場合 300 点 2. 同一建物居住者の場合 250 点 算定要件 患者 1 人につき 1 と 2 を合わせて週 6 単位に限り算定する
訪問リハビリテーション ( 平成 24 年度 ) 在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料 (1 単位につき ) 1. 同一建物居住者以外の場合 300 点 2. 同一建物居住者の場合 250 点 算定要件 患者 1 人につき 1 と 2 を合わせて週 6 単位に限り算定する 退院日から 3 カ月以内は 週 12 単位 ただし 1 月にバーセル指数又は FIM が 5 点以上悪化した場合 6 月に 1 回 14 日に限り 1 と 2 を合わせて 1 日 4 単位に限り算定する
訪問リハビリテーション ( 平成 24 年度 ) 介護保険の訪問リハビリテーションを実施中に 通院困難な状態であって 急性増悪等により 1 月にバーセル指数又は FIM が 5 点以上悪化した場合にも 6 月に 1 回 14 日間に限り医療保険から 1 日 4 単位まで訪問リハビリテーションを提供できる
引用資料 日本医師会 改定診療報酬点数表参考資料 ( 平成 24 年 4 月 1 日実施 ) 全国保険医団体連合会 点数表改定のポイント (2012 年 4 月 ) インターネット PT OT ST ネット 等
お問い合わせ 医療部では 診療報酬に関する情報提供を行っておりますが 今後 新たな問題やご意見のある方は 以下のメールにご連絡ください また 今回の説明会のご感想もよろしければ お聞かせ下さい 尚 今年度は 県下における改定後のアンケート調査を進めておりますので ご協力の程宜しくお願い致します iryobu@kopta.net