第 2 回尼崎市いじめ問題対策連絡協議会 会議要旨 日時平成 30 年 3 月 28 日 ( 水 ) 10 時 00 分から 11 時 30 分まで場所尼崎市議会棟議員総会室出席者委員 15 人 ( 代理出席含む ) 開催形態公開 ( 傍聴者 0 人 ) 会議要旨 1 開会出席状況等の確認 2 協議

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Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

問 3 全員の方にお伺いします 日頃 サイバー犯罪 ( インターネットを利用した犯罪等 ) の被害に遭いそうで 不安に感じることがありますか この中から1つだけお答えください よくある % たまにある % ほとんどない % 全くない 全

解説 1-1 SNS での不用意な発言によりトラブルになった事例 軽い気持ちで書き込んだ言葉でも 相手をひどく傷つけてしまうことがあります 友達限定だからと安心して軽い気持ちで書き込んだ悪口が 思わぬ形で広がりトラブルにつながることがあります 平成 23 年 12 月現在 国内ネットユーザー 9,5

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

令和元年度第 1 回いじめ問題対策調査会 令和元年 5 月 23 日 ( 木 ) 調査会の開催確認 〇会長挨拶 事務局自己紹介 会長より いじめ問題の解決に向けて 皆さんと活発な意見交換ができたらと思う では指導室より 報告願う 事務局取組報告 平成 30 年度におけるいじめの大和市独自調査について

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

(1-1) 事例の解説と気をつけること 学校裏サイトでの誹謗中傷の事例 解説 学校裏サイトには 特定の児童生徒がいじめのターゲットにされて根拠のない誹謗中傷が書き込まれることがあり いじめから自殺に発展するケースもあります 平成 20 年の調査で確認された 学校裏サイト は全国で38,260 件あり

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく メールや掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある管理者から個人情報が洩れたらど

である この後 市の方針案についてご意見をいただき 8 月を目途にパブリックコメントを経て9 月には最終案を決定したいと考えている 峯本座長 草津市いじめ防止基本方針策定の概要について項目ごとに意見をいただく 本日は全項目の概ね半分について 各委員に意見をいただきたい 国や県の方針にも 前段として

Microsoft PowerPoint - 5.ppt [互換モード]


平成26年度調査研究活動報告書

インターネットについてのアンケート 1 学期の PTA 講演会でも 不審者やネット犯罪から子どもを守るために と題して講演会を行いましたが 下條小学校の子どもたち 保護者のみなさんが インターネットとどのように関わっているのか 高学年の児童 保護者を対象にアンケートを行いました 全県的な調査と比較し

表紙(A4)

調査結果 子どものスマホ利用の実態 子どものファーストスマホ半数以上が Android を利用 2 割弱が 中古スマホ を利用 子どものファーストスマホ選択基準 自分と同じキャリア 端末代金が安い 月額利用料金が安い 小学 3 年生 ~ 中学 3 年生のスマートフォン ( 以下スマホ ) を保有して

総合的な探究の時間 は 何を 何のために学ぶ学習なのか? 総合的な探究の時間 は与えられたテーマから みなさんが自分で 課題 を見つけて調べる学習です 総合的な探究の時間 ( 総合的な学習の時間 ) には教科書がありません だから 自分で調べるべき課題を設定し 自分の力で探究学習 ( 調べ学習 )

別紙 (1) スマホ家庭のルールづくり運動 生徒 保護者の皆さんへ 1 課題と目的スマートフォンやパソコンを使い,LINE や Twitter などの SNS 上での情報のやりとりが, 高校生においても頻繁に行われている状況があります これらのツールは非常に便利なものである一方, 不特定多数の者との

生徒用プリント ( 裏 ) 匿名だけど 匿名でない!! 個人が特定される IP アドレス 印 : 授業で学んだこと 占い と同様に 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています IP アドレスとは インターネットに接続しているコンピュータにつけられた固有

Q1. 電子メールと LINE や comm などのコミュニケーションアプリを使い分けていますか ( 単数回答 ) N=500 はい( 電子メールとコミュニケーションアプリを使い分けている ) を選んだ理由 上司には電子メールを今まで通り使っています (30 歳女性 ) アドレスや電話番号など個人情

PP

Microsoft Word - フェイスブック入門(6版)

生徒用プリント ( 裏 ) なぜ 2 人はケンカになってしまったのだろう? ( 詳細編 ) ユウコは アツコが学校を休んだので心配している 具合の確認と明日一緒に登校しようという誘いであった そのため ユウコはアツコからの いいよ を 明日は登校できるものと判断した 一方 アツコはユウコに対して 心

る行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的にすることなく いじめられた児童生徒の立場に立つことが必要である この際 いじめには 多様な態様があることに

【あんしん安全編】スマートフォンをあんしん安全に利用するために[入門編]

7 調査結果の概要 (1) 子どもの携帯電話所持率とフィルタリングの活用状況 ア子どもの携帯電話所持率 子ども専用の携帯電話所持率は 平成 19 年の本市調査 ( 以下 前回調査 ) から 2 年が経過していますが ほぼ横ばいの結果です では 男子 33.6 女子 46.4 計 4.1 が所有してい

Google グループ を使ったメール内容の公開例 : メール内容の公開範囲の初期設定は当初 [ 全てのユーザー ] に設定されており それを 気にとめず にそのまま利用していたため メールは Google グループを使用しているユーザーなら誰でも閲覧できる状態になっていました リスク : 表 の

< F2D874782A282B682DF96E291E882C98AD682B782E98EE691678FF3>

Q3. 本人 家族があったことがあるトラブル 件数が記入されていないものはすべて1 件です ( 以降の項目も同じ ) Q3-1 無料だと思って利用していたのに 知らないうちに有料になっていて 高額の請求が来た などの事例について その他の記入 50 歳未満 震災時の災害情報サイトで いつの間にか有料

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用に関する調査結果報告書(概要版)

第 5 号 不適切な書き込み インターネットの利用において児童生徒は 友人や知人に悪ふざけの自慢や話題提供をしたいという気持ちから 飲酒 喫煙を行っている様子や 公共の場での悪ふざけの写真などをインターネット上に公開することがあります しかし このような書き込みは社会的に大きな騒ぎに発展し 当該児童

以下は 質問 4でお子さんにケータイを 使わせている と答えた方にお聞きします 質問 6 どのような理由からお子さんにケータイを使わせるようになりましたか あてはまるものすべてに をつけてください 1 連絡のため ( 塾や習い事の送迎など 2 GPS 機能がついているから ( 防犯上のため 3 子ど

裁判員制度 についてのアンケート < 調査概要 > 調査方法 : インサーチモニターを対象としたインターネット調査 分析対象者 : 札幌市内在住の20 歳以上男女 調査実施期間 : 2009 年 11 月 10 日 ( 火 )~11 月 11 日 ( 水 ) 有効回答者数 : N=450 全体 45

(2) 記録用サポートブックの作り方 記録用サポートブックは 一般様式 を使って書きます 一般様式 は 項目 本人の状況 支援方法 の 3 つの枠からできています 様式一般様式支援者 : 場所 : 日付 : < 項目 > 例 ) 話を聞く( 授業中 ) 使い ポイント 方 気になるな 困ったな と思

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

LINE

2013年1月25日

性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 24 歳 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

2 お子さんに携帯電話 スマートフォン等 ( 以下, 携帯 スマホ ) を持たせていますか 1 子ども専用の携帯 スマホを持たせている 2 子ども専用の携帯 スマホは持たせていないが 家族の携帯電話は自由に使える 3 携帯 スマホは持たせていない 小学校 選択肢持たせている家族で共用持たせていない

埼玉県ネットトラブル注意報第 7 号 インターネットを使った犯行予告の書き込み 平成 26 年 9 月に埼玉県警から県内のサイバー犯罪について インターネット上の犯行予告に関する件数が計 121 件 ( 前年比 3.6 倍 ) に増加したとの発表がありました 過去の例では 自衛隊施設に対する爆破予告

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 占いサイトの場合 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく 懸賞サイトやメール 掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある

埼玉県ネットトラブル注意報平成 27 年 5 月号 犯行予告の書き込みについて インターネットの掲示板サイトや SNS などに 殺人や爆破などの犯行予告が書き込まれることがあ ります こうした書き込みは事件として扱われ 警察の捜査対象になります なかには 児童生徒が犯 行予告を書き込み 加害者として

学力向上のための取り組み

P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

Taro-附属小学校いじめ防止基本方

Microsoft Word - Windows10 活用(1版)

もくじ Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 1 1 いじめとは 2 いじめの基本認識 Ⅱ 未然防止 具体的な取組 Ⅲ 早期発見 4 1 きめ細やかな日常の行動観察 2 児童生徒や保護者が相談しやすい環境づくり 3 教職員間や学校と保護者との間の緊密な情報共有 Ⅳ いじめへの対処 5 1 いじめが起

平成 30 年度 五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 はじめにこの五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 ( 以下 学校基本方針 という ) は いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年法律 71 号以下 法 という ) 第 13 条の規定に基づき 本校におけるいじめ防止等のための対策を効果的に推進

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Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 はじめにいじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

目 次 1. はじめに 1 2. いじめの定義 1 3. いじめの禁止 2 4. いじめ防止等のための組織 2 < 指導体制 > 5. 学校全体としての取組 3 < 学校の基本姿勢 > ( 1 ) いじめ防止のための取組 ( 2 ) いじめの早期発見 ( 3 ) いじめへの対処 ( 4 ) 家庭及び

【広報資料】【H27上】コミュニティサイト等に起因する事犯の状況

インターネット上の誹謗中傷対応の基礎(Web公開用)

小 中 高校生のケータイ インターネット等の利用に係る実態調査について 1 目 的スマートフォンなど新しい情報機器の普及やコミュニティサイトの急速な利用拡大等に より 子どもたちの犯罪につながる行為や基本的生活習慣の乱れが憂慮されていることか ら ケータイ インターネットに係る子どもたちの実態調査を

性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 24 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

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Ⅱ いじめ防止等のための具体的取組 1 いじめの未然防止 (1) 基礎 基本的事項の習得とすべての児童が参加 活躍できる授業をめざし わかる授業づくりをすすめる (2) 道徳教育の充実を図り 特別活動を通して規範意識や集団の在り方等についての理解と実践的態度の育成に努める (3) 月に 1 度 担任

 

小学校国語について

神奈川県立逗子高等学校いじめ防止基本方針 1 いじめの防止等に関する基本的な考え方 ( 本校のいじめ防止に関する基本的な姿勢 ) いじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるお

粟野小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 はじめに いじめは いじめを受けた児童の基本的人権を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず 生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 一方 いじめはどの子どもにも どの学校にも起こりうる 極め

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Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方はじめに いじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

(7) 生徒 保護者への啓発活動 * 学期末保護者会でのいじめの現状報告と未然防止の講話 *SNS の使用にあたり 親子ルール作り等を示す (8) 教職員の研修 * モラールアップ研修会を行い 体罰や不適切な発言がいじめにつながるということを確認する * 過度の競争意識 勝利至上主義 生徒のストレス

携帯電話 スマートフォンの利用状況 学年別 自分専用借りてその他利用していない不明 4 年生 年生 5 年生 年生 6 年生

H ( 木 ) H ( 水 ) H ( 金 ) H ( 金 ) H ( 土 ) H ( 月 ) H ( 月 ) H ( 木 ) H ( 金 ) H ( 火 ) H30.6.2

平成20年度携帯電話の利用についての実態把握町について【概要】

Agenda Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 2

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3. いじめの未然防止のための取組未然防止の基本とは 児童が周囲の友人や教職員と信頼できる関係の中 安心 安全に学校生活を送ることができ 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくり 学校づくりを行っていくことである この基本をもとに取組を進める また 本校教職員

調査結果 1 国内ユーザー SNS 利用率 トップは で 69.6% 1 位は 69.6% 2 位は 40.9% 3 位は 23.0% 調査対象者が 利用している SNS を複数回答で聞いたところ 1 位は で 69.6% 2 位以下は が 40.9% が 23.0% が 19.6% が 19.4%

生徒用プリント ( 裏 ) メールで意図は伝わるか??? 90% が伝わると考えているが 実際は 50% 月刊誌 人格 社会心理学会ジャーナル に発表された研究によると 電子メールのメッセージの意味合いを正しく捉えている可能性は 50% しかないという結果が出ている この研究では 人は受信する電子メ

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LINE を利用したいじめ防止対策事業 ~ いじめから子どもを守るために ~ いじめ対策推進室 大津市の概要 面積人口 km 2 342,847 人 世帯数 147,833 世帯 大津市 福井県 京都府 琵琶湖 滋賀県 岐阜県 三重県 ( 平成 30 年 10 月 1 日現在 ) 2

NTT Communications PowerPoint Template(38pt)

年賀状作成時の重視点 2 1. は メッセージ重視 は ビジュアル重視 とに今年の年賀状作成時の重視点を聞いたところ とに今年の年賀状作成時の重視点を聞いたところ は ビジュアル ( 絵柄や写真 ) よりもメッセージ ( 言葉 ) を重視は ビジュアル ( 絵柄や写真 ) よりもメッセージ ( 言葉

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Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

目 次 1 年間取組計画 2 2 いじめ対応マニュアル 4 3 いじめ防止等に対する基本的な考え方 5 (1 いじめ防止対策推進法制定の意義 (2 学校いじめ防止基本方針 4 いじめ防止等の対策 6 (1 学校いじめ防止等の組織の設置 (2 いじめ防止等のための取組 5 重大事態への対処 8 (1

て, 組織的 実効的に取り組むことを目的とする 2 構成教職員,SCや社会福祉士など心理や福祉の専門家, 弁護士, 精神科医等の医師, 教員 警察官経験者などの地域人材等 3 組織の役割学校が組織的にいじめの防止等に取り組むに当たり, 次のような役割を担う アいじめの予防に関して 学校基本方針に基づ

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< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

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いじめの表れとして 以下のようなものが考えられます 冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる 仲間はずれ 集団から無視をされる 軽く体を当てられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりする 体当たりされたり 叩かれたり 蹴られたりする 金品をたかられる 金品を隠されたり 盗まれたり

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スマートフォンを利用している女性は 43.2% スマートフォン利用率 マダガラ女子 56.8% スマホ利用者 43.2% 20 代 ~40 代の女性 507 名へインターネット調査を行い 現在使用している携帯電話について聞いたところ 43.2% の女性がスマートフォンを利用している結果であった 昨年

目次 調査概要調査サマリー 歩きスマホ は危ないと思うか?/ 歩きスマホ をしたことがあるか? 歩きスマホ をしてしまう理由は? 歩きスマホ をしている人に対して危ないと感じたことはあるか? 歩きスマホ が危ないと感じたのはどのようなシーンか? 歩きスマホ で最も危ないと感じたのはどのようなシーンか

Microsoft Word - 【参考資料1】 _第2回カメラ画像利活用SWG議事要旨(案)_3.docx

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第 2 回尼崎市いじめ問題対策連絡協議会 会議要旨 日時平成 30 年 3 月 28 日 ( 水 ) 10 時 00 分から 11 時 30 分まで場所尼崎市議会棟議員総会室出席者委員 15 人 ( 代理出席含む ) 開催形態公開 ( 傍聴者 0 人 ) 会議要旨 1 開会出席状況等の確認 2 協議事項 (1) 尼崎市立学校の平成 29 年度いじめの認知状況について ( 平成 30 年 2 月末現在 ) 資料 1 事務局から 資料 1 に基づき説明した後 委員からは次のような発言があった * 主な発言要旨 (A 委員 ) 一番のいじめ認知件数について 特に平成 29 年度が多いと感じるが どういう理由で多くなったのかが気になる また 重大事態件数についてこれまで 0 件であったものが 小 中で 1 件ずつ入っているが 具体的にどういった基準で重大事態として取り扱うのか 今後発生した際にどのように対応するのかを教えていただきたい ( 事務局 ) いじめの認知件数の件に関して いじめを積極的に認知しながらも いじめは学校生活の中で自然と起こりうるものであり 基本的にはゼロにしていくものではない 自然に起こりうるということについて文部科学省からの通達等にも記されており 尼崎市いじめ防止基本方針においても記されている 学校全体でいじめの認知に積極的に取り組んでおり 芽が小さい間に摘む取組を行っている いじめの態様 の種別に記載されているように 冷やかし からかい 悪口が件数の多い項目であり 素早く認知し 学校から教育委員会へ報告されている このことが積極的に認知できている結果であると考えている しかしながら 気になることは いじめだけでなく 文部科学省の 児童生徒の問題行動 不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査 の結果からも分かるように 以前は中学校で発生していたような事案 ( 対教師暴力等 ) が現在は小学校内で発生しているのではないかと分析しているところである 2 点目のいじめの重大事態の基準については 尼崎市独自で決めている訳ではなく いじめ防止対策推進法第 28 条に規定されている いじめによって児童生徒の生命 心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき 具体的にはいじめによる自殺 自殺未遂 大きな怪我 多額なお金を取られるような事態が発生した場合が該当するほか いじめによって又いじめの疑いも含め児童 生徒が相当な期間 ( この場合は年間 30 日間を目安とする ) 学校を欠席することを余儀なくされた場合についても 重大事態として取り扱っている 基本的な流れとしては 学校がいじめの重大事態を認知した場合 教育委員会を通じて市長に報告することになっている 報告後の動きとしては 教育委員会は調査主体を決定し いじめの全容事実の解明 教育現場 教育委員会の対処がどうだったかなどを学校 教育委員会の附属機関である第三者委員会で調査を行い 再発防止のために被害児童 保護者に報告のうえ 市長まで報告をし 教育委員会 市長においてもいじめ防止のための取組を進めていくことになる (B 委員 ) 小学校の生徒指導に携わっているが 昔からいじめの認知の難しさは感じている 積極的に子どもがいじめられたと主張する案件は いじめとして報告するため件数は増えているが 例えば これはいじめではない という案件も被害者側が いじめられた にこんなことをされた と主張すれば いじめ として取り扱うことが多々ある その際 相手 1

がいるので 加害者側に これはいじめです ということを伝えて指導しており 本当に些細なことは いじめはあったが 解決した とするのもいいと思うが そこから重大事態に発展する場合があるのではないか 最初は小さいことと思っていても それが尾を引き 休むことになり 最終的に自殺をした場合 マスコミ報道を見たときに いじめである と広く認知される 我々も初期段階に いじめ と認知し未然防止を図っているが 場合によっては加害者に対し これはいじめである と認定することは難しいと感じる 問題が小さい間に解決できれば良いが 大きく発展した際に学校の判断がどうだったか その内容をいじめと認定したかということについて法的に裁かれるようなことがあることを考えると いじめ と判断するのが本当に良いことなのかと疑問に思うときもある また 現場として困惑する点でもある 過去の方法がやり易かったが 新しい考え方になり 何百件という報告があがっていた市もある いじめに関する報告書だけでも大変だと思うが 報告件数だけで測るのも心配だと思っている (C 委員 ) いじめの態様で項目が分かれているが これは誰が決めるのか その他の比率が平成 28 年と比べ 3 分の 1 以上あるので 分類は妥当なのか その中でどの項目が増えているかを分けたほうが分かりやすいと感じるが基準はあるのか ( 事務局 ) いじめの態様については文部科学省が出している 児童 生徒の問題行動 等の調査に基づくものなので それに従い学校側で分けている なお その他の項目について 文部科学省の種別で分けているが いくつもの少数の項目をまとめて その他 としており 委員の方から その他の項目をもう少し詳しく分析をした方が分かり易いのではないか という指摘もあったので 次回以降 細分化して整理していきたいと考える (2) NTT ドコモによるスマホ ケータイ安全教室の講義とネットいじめの防止に係る意見交換資料 2 事務局から当議題の提案趣旨について説明 株式会社 NTT ドコモ ( 小林氏 ) から講義があった後 委員からは次のような発言があった * 主な発言要旨 ( 事務局 )NT ドコモでは スマートフォンや携帯電話の利用に関連した危険やトラブルを未然に防ぐために 対処方法を啓発する スマホ ケータイ安全教室 を無料で全国各地で実施されている 昨年 11 月に改定した本市のいじめ防止基本方針においてもネットいじめの行為が刑法上の名誉毀損罪等や民法上の損害賠償請求の対象となり得ることを児童生徒 保護者へも理解させ 効果的な未然防止の取組を進めていく必要があることを追記している こうしたことから 事務局としても ネットいじめ未然防止や早期発見の観点でスマホや携帯電話の利用に関連した危険やトラブルについて勉強と委員間で情報共有しておく必要があると考えて 今回この機会を設けさせていただいた ( 講師 ) 現在 子ども達にどういったトラブルが身の回りにあるのかということを実際にあった事例をもとに作成した動画なども観ながら どういった問題が取り巻いているのかといったところを理解していただければと思う 説明要旨 スマートフォンや携帯電話は今や電話機能だけではなく ゲームや動画視聴 音楽を聴くといった様々なことが出来るようになっている 色々なことが出来るようになった理由が インターネット である 2

インターネットというのは 当時はパソコンを用意しなければならなかったが 今や様々な端末から繋ぐことができるようになっている インターネットにおける様々なトラブル 犯罪といった時に 毎日持ち歩くものとして身近な存在になり トラブルの入り口になり易いのがスマートフォンや携帯電話と言われている 子ども達だけではなく大人もインターネット上で人とのコミュニケーションをする時によく使われるものというのがコミュニケーションツールである コミュニケーションアプリと呼ばれている代表的なものが LINE や カカオトーク であり アプリを持っている者同士が無料通話や文字でのやり取りができるものであるため 広く使われている SNS と呼ばれている代表的なものは Twitter Instagram Ameba Fecebook といったものであり 使い方としては自分の日常生活の 1 コマを写真や動画に記録し絵日記のようにして使うものが多い コミュニケーションツール SNS に関しては便利なこともある 例えば 震災時等には様々な情報の交換が素早く多くの人に行き渡るなど しかし 反対のこともある 例えば コミュニケーションアプリと呼ばれるものは やり取りをしている人しか見えない 子どもで言えば 仲の良い子同士でグループを作り 外の人からはどのようなメッセージをやり取りしているのか見えないといった側面がある そのため グループの中で少し問題が生じたりトラブルが起こった場合 外部からは気付かれにくいと言われている SNS については 自分の様々な情報を多くの方に公開することにより 新たな出会いもあるが 同時に情報を色々な人に公開しているため 日常生活の行動や生活パターンを広めてしまっている インターネット 6 つの特徴 ということで知らないとトラブルになる 6 つの項目を次にまとめた 1 つ目は 公開性 スマホを使うということはインターネットを使っているという意識が必要である 自分を知る友達や遠く離れた家族に対してや 会ったことはないが良い関係が気付けそうな人に対して公開している意識が強いが 一方で世界中の様々な人がインターネットを利用しているため 自分の欲望や欲求を満たすため ターゲットを探すために使う人もいるという認識も必要である 誰に見られているか分からないということを意識する必要がある 2 つ目は 信憑性 インターネットには様々な情報が書き込まれている 文章や画像 動画など色々あるが それを発信する ( インターネットに載せる ) 際は 自分がどこの誰なのか名乗らなくても自由にできるが 裏を返せば本当の事を名乗らなくてもいいので 中には嘘の情報やデマ 誹謗中傷を敢えて書き込んでしまうということがある インターネットに書かれている情報の中には 敢えて人を傷つけようとする意図を持って書き込まれているものもあり 子ども達には インターネットで様々に見聞きしたものの中には 嘘や悪意を持ったものもあるということを自分自身で見極めるということをしなければいけないということを伝える必要がある 3 つ目の 記録性 一度 インターネットに公開した写真や動画 文章というものは完全に削除することができない 知らない間にコピーされてしまうということが考えられるので 将来にわたっての影響も考えられる ボタン 1 つで色々なものをインターネットに公開することができるが その前によく考えて投稿する必要があるということである 4 つ目は 侵入の可能性 コンピューターウイルスの感染 不正アプリと呼ばれるものがある この不正アプリにより 自分自身の大事な個人情報などが抜き取られるということがあるので 対策ソフトなどのアプリを入れておくといった対応が必要になるし アプリケーション等をダウンロードする際にも公式マーケットと呼ばれるところからダウン 3

ロードし どういった情報を使用して作動させるものなのか それぞれのアプリケーションの説明書きがあるので しっかり読んでその上で利用するか否かを決める必要がある 5 つ目は 追求性 インターネットでは匿名性が高いということがある あくまでも匿名性が高いだけであって 完全な匿名ではない 誹謗中傷や人を脅すようなことがあって事件となれば 警察はアクセスログを辿り どこから発信されたものかを特定することができる 6 つ目は 公共性 1 つ目にあったように世界中の様々な人が利用しているということを考えると 公共の場であるとして ルールやマナーが大事になってくる 画面を通して色々やり取りをするので どうしても仲間とのプライベートな空間だと錯覚しがちになるが その背景に全く知らない人も見ており 利用しているという意識が必要になってくる コミュニケーションアプリというものが無かった時代は ちょっとした友達との行き違いはその場にいた者だけの話で済んでいたが 現在では直ぐにグループ その他の友達にも共有するというようなことが実際に起こり 大きな問題に発展しがちになっている やはり コミュニケーションのトラブルでは コミュニケーションツール コミュニケーションアプリなどでちょっとした文字のやり取りにおける誤解や本当の気持ちが伝わらずにトラブルが発生していくことがある どうしても文字だけでは短い文章でやり取りをするということになるので 自分の気持ちが言葉足らずになり 誤解が生じてしまう 特に日本語は豊かな表現ができる言語の 1 つだと言われているので いいよ という言葉でも 受け手側は OK と認識していた しかし 送り側は NO を示す 行かない という意味で使っていた 会って話をしているときは 相手の表情や声のトーンなどで自然に受け取っているものだが 文字になるとそれらの情報が無く ちょっとした誤解からトラブルに発展するということがある 子ども達は文字でのスピードのあるやり取りに対し 直ぐに返信しなければいけないというような心理が働きがちと言われている せっかくメッセージを送ったのに 返事が来ない となり グループで あの子いつも返事遅いよね というように発展し 仲間のグループから外されてしまうというトラブルも多く発生している 子ども達に伝えていることは 文字でのやり取りをするときは自分の気持ちが伝わりにくい 読み返すことも大事である と言っている たとえ 相手からの返事が無かったとしても 直ぐに返事をしたくても返せない事情があるのではないかと問いかけて 勉強やテレビなどの事情に返事が出来ないということは誰にでもあるということで 互いに思いやることが大事だと伝えていく必要がある 万が一 いじめが始まってしまうと 顔が見えず 画面を通しての文字だけのやり取りになるので 会っているときは決して使わないような きつい暴力的な言葉をそのときの感情のままに書き込んでしまう 会っていれば相手の反応や表情を見て止まることはあるが 書き込んでしまうと大きくなっていく 学校の中や会っている際に起こった問題は 一度家に帰ることにより互いにクールダウンし 自分のことを見つめ直す時間があったが スマートフォンや携帯電話 インターネットになると常に身近なところにあるため 昼夜休まることがなく 逃げ場がなくなるので短期間で深刻化しやすい特徴がある コミュニケーションアプリはそのグループの中で発生するため 外部からは初期段階で気付かれにくい ちょっとしたきっかけで誰もが加害者や被害者になり得るため 気持ちが伝わる文章であるかどうかを考える必要がある そして 大人になるに連れて文字だけのやり取りも増えていくので 今の段階からステップを踏んで そういった意識を養っていく必要がある 簡単に写真や動画を撮影することはできるが その中には様々な情報が含まれているので 公開することで知らない人にも発信しているというリスクがある 子ども達に SNS を利用させていないが 保護者が利用している内容が原因で子ども達が喧嘩をしたという例があった 子ども達は自分の知らないところから真実が判明すること 4

によってトラブルになることがある 保護者の投稿や使い方について非常に注意が必要になる 子ども達だからこそ ちょっとした悪ふざけや悪ノリをすることはあると思うが それを撮影すると残ってしまう 別のサイトに投稿されれば被害者と言えるが 投稿されたサイトを見た人からすれば加害者となってしまう 撮影していた動画の中に第三者が映っていて それを投稿したことによりトラブルになった事例もあり 肖像権の侵害 や プライバシーの侵害 に発展することから 発信することにもリスクが伴い 誹謗中傷や 内容によっては犯罪となることもある さらし行為 と言って 全く知らない者が正義感から 迷惑行為を撮影し公開することにより 迷惑行為をした者が会社などから何らかの処分を受けるということがあり 損害賠償請求に発展するという事例もあるので 写真や動画を撮影しても無断でせず 許可を取ることが必要である 例え正義感が働いた場合であっても無断で撮影 公開するとトラブルになるということである フィルタリングサービス というものがあり インターネットには悪質なサイトなどがあり 自分で接続するつもりはなくても うっかりしてしまうということもあるので 最初からブロックするものである ただし 設定したから大丈夫ということではなく 子どもとのコミュニケーションが大事であり どういったものに興味を持ち どのようにスマートフォンを使っているのか 万が一 困ったことや不安なことがあった際は それを話せる環境も必要である 中学生 高校生になってさらに事態が悪化するということがあるので インターネットを使ったとトラブルは 大人でも 1 人で解決するのが難しいものであることを教え 周囲の大人が子ども達のサインに気付くことが大切になってくる 配布している ポイントブック の中に本日話が出来なかった事例も記載しているので 活用してほしい 委員等からの発言 (D 委員 ) ネットいじめの未然防止について学校現場 家庭 地域ではどういった対策などを採っているのかお聞きしたい (E 委員 ) 小学校では 高学年になるとほとんどの子がスマホを持っている時代になってきているので サイバー犯罪について毎年兵庫県警に講演してもらっているほか 子ども達にも情報モラルについての指導を行っている まだ 大きなトラブルについては聞いていないが 学校にはもちろんスマホは持ってきてはいないのに 写真を撮るなど遊んでいるときに使っている子が多いのと ゲーム機での通信などもしている そのため 子ども達からの情報を得ることと 保護者からも懇談会の際にクラスのグループが存在しているといった情報を得るなどして 指導に結びつけているところである (F 委員 ) 中学校の LINE や SNS のトラブルからいじめに発展するようなことは結構ある 何か問題があればその時点で関係する生徒には必ず事情を聞き できるだけ丁寧にやり取りの内容を保護者に説明している ただし 学校としても限界があるので 今はこのような状態です 学校生活の中でやり直していきましょう ということで解決に向けた指導はしている それ以外の SNS の使い方などは保護者にお願いするようにしている 予防という点では 小学校と同じように毎年必ずネットトラブル等を防止するための教室を開催したうえで 画像アプリによる危険性や一度掲載したものは絶対に消えないということと 人の悪口は絶対に書かない 人の画像は勝手に掲載しないということを常日頃から指導している 5

(G 委員 ) 自分の孫が小学 4 年生になるが 小学校ではスマホや携帯は基本的に持ってこれないのが原則なのか (E 委員 ) そのとおりである ただし 低学年では防犯ブザー付きの物もあるので どうしてもと言われた場合は保護者と話したうえで決めることもある (G 委員 ) 娘 ( 孫の母親 ) が働いており どうしても子どもが帰宅する時間は留守なので 追跡するような機器を持たせているようなのだが 学校と調整しておけば認められるということか (E 委員 ) ミマモルメ というサービスを学校が導入していっているので 門を出た時や家に着いた時に携帯電話が鳴るようなシステムができるようにはなると思う (A 委員 ) 先に委員から 認知が難しい との説明があった 例えば ネットいじめについては家庭で起こると思うが 学校で起こったことがきっかけでいじめられるということがあった場合に ネットに関しては学校が認知していないということなのか (B 委員 ) そのような事案で保護者や子どもからネットでいじめられているということを聞けば 子どもから事情を聴取している ( 事務局 ) いじめ防止対策推進法では 学校の内外でのいじめが対象になっている 必ずしも学校の中のいじめだけではなく 登下校中や学校外のクラブや学校外でのネットが原因であっても対象とされている (A 委員 ) 全体としての取組は無いが 社会福祉協議会の各単組で保護者を対象に NTT のようなネットに関する講演会を開催されていると思う ただ 本当に聞いてほしい人が出席されているかは疑問で 出席される方も一部に限られているのが現状なのかと思う どのように幅広く行うかが課題だと思っている (H 委員 ) 学校の中で起こった内容は 何か情報があれば調べて対処するということだが 保護者や子どもからの通報が無ければ分からなければ そのままネット上でのいじめが続くということか 保護者に対して 発見した際には直ぐに相談窓口は学校であるというような呼びかけを学校側でしているのか (B 委員 ) そういったことは 年度当初の 4 月に保護者を対象に説明をしているが なかなか 子どもがやっていることを見つけるのは難しく 保護者も見つけにくい 自分の悪口が書かれており 実名で出ていたのを見つけたときにはびっくりしたが 子ども達は我々の知らないところで行っている 偶然 生徒から こんなことを言われているが無視している と言われて 調べてみたら 様々な学校のものも見つけたことがある (G 委員 ) 毎年 1 回 兵庫県下の人権所管課課長会議があるが その中で兵庫県下のネットパトロールの近況 状況が報告され 阪神間でも芦屋市などは子どものいじめに関するネットパトロールを業務委託していると報告があったが 兵庫県下の中でも教育委員会主導でいじめ防止に対する対応として専門業者に委託している 学校の現場では ネット上のいじめに繋がるような書き込みを検索して調べることは難しいことだと思うが 兵庫県下では 事例があるので 教育委員会の予算の関係もあるが 是非 一度検討していただければと思う 当課で実施しているモニタリング事業については尼崎市内に住んでいる人で 酷い内容の書き込みについては警察へ依頼し 法務局へ情報提供するが 内容も多岐にわたっている (B 委員 ) 業務委託で見つける方法は良いことだと思うが 学校の教師の立場としては 担任 6

が子どもの様子を見て見つけるのが基本だと思っている それは 子どもの事を一番理解している家庭でもお願いしたいことで 子どもが普段と様子が違って塞ぎ込んでいたりといった際に 話しかけて理解できるような関係を作っておくのが大事であると保護者に対し 学校関係者として伝えていかなければいけないと思っている (I 委員 ) 正直 教師もスマホについていけていない 教師と子どもの関係で 自身の学校では良い関係が築けていると思っており 子どもは自身の携帯やスマホで見た情報を教師に話してくれるので そこから分かる場合が結構ある 恥ずかしい話だが 卒業式が終わった後 教室を撮影していた動画が生徒からの情報で分かり 指導したのだが 大人が把握していないところでも 子ども達から情報を教えてもらっている 教師と生徒のコミュニケーションが取れているからだと思う 親子との関係もそうであると思う (H 委員 ) 南部の少子高齢化に伴い 学校が吸収合併され 学校あたりの生徒数も多くなっているが 南部と北部を比較して いじめの内容などの傾向等の差が見られるか 資料は文部科学省の分類ということだが 尼崎独自で考えたらいじめの内容について違う傾向はあるのか そのあたりが父兄の間でも統廃合により人数が多くなり 学校間での子ども達の環境の違いに対して不安に思うことがあると聞くのでどうか ( 事務局 ) 南部と北部に分けてということでは 教育委員会としても調査していないので分からないが そんなに変わりはないと思っている 先ほどの発言にもあったように 子どもの様子をしっかり見るということが大事だと思う 小学生 中学生になると 表情に出てきたり 登校中の様子がいつもと違っていたりというようなところからきっかけはあると思う また 小学校 中学校でも教育相談等を行っているので 場合によっては教育相談アンケートの中で ネット上や携帯でトラブルはあるか という項目を設けている 特に携帯電話でのトラブルについては 保護者の責任で持たせているので 便利なところと危険なところについては 先ず家庭で教えてもらいたい 学校の方では 入学式等で危険性については発信しており 育友会 PTA 総会においても話をしながら家庭でも気をつけていただき 学校側は学校の中で出来る範囲でコミュニケーションを取りながら対応していくのが大事だと考えている (H 委員 ) 保護者の方々が忙しい生活の中で学校とのコミュニケーションが今一つであるように思う 帰宅アプリなどがあり 学校の方から 今帰った と発信してもらえると説明があったが そうした理由で スマホなどを持たせることは OK だと思っていいのか 保護者からそういった理由で申請はあるのか (E 委員 ) 携帯を持つかどうかは学校としては何とも言えないところで 保護者が判断することだと思う 保護者からの申請もあるし 申請をせずに持ってきている児童もいるので そのような場合は学校としては指導をしていかなければならない 入学説明会等で保護者の方には説明させていただいている (J 委員 ) 自殺した中学 2 年生の女子生徒の件で第三者委員会が動いていると思う 学校と保護者が良い関係を持たないといけない 誰でも 子どもを中心に と言うが 一番基本的なことが薄れてきていると思う 第三者委員会が必要となったときは学校側の負けだと思う 親が学校を信頼していない (3) その他事務局から会議結果の公表については 議事録及び会議資料一式を市ホームページにより行うことを説明のうえ 了承を得た ( 以上 ) 7