Ⅳ 騒音・振動の状況

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単道調査第 号国道208号

単道調査第 号国道208号

Ⅳ-2

藤沢の環境

2 道路交通振動の測定結果全ての地点で昼間 夜間とも要請限度を下回った No 路線名測定地点 要請限度適否状況 昼間 夜間 1 一般国道 16 号線東逸見町 1 丁目 19 先 2 横浜横須賀道路阿部倉 32-7 先 3 横浜横須賀道路吉井 3 丁目 21-1 先 4 一般国道 134 号線大津町

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計画書

Microsoft Word - 02上越市新CC_評価書_第2章地域概況_ doc

平成 28 年度能代市騒音 振動調査 ( 抜粋 ) 指定地域の騒音調査 調査地点 : 能代市二ツ井町下野家後 二ツ井公民館裏駐車場 調査実施日 : 平成 28 年 11 月 7 日 10:00 ~ 平成 28 年 11 月 8 日 10:00 環境基準について 一般環境における環境基準値

(2) 騒音 振動の防止対策 1 工場 事業場の規制基準工場 事業場の騒音及び振動は 騒音規制法 振動規制法及び静岡県生活環境の 保全等に関する条例によって規制されており 市長 ( 平成 23 年度までは県知事 ) が生活環境を保全する必要があるとして指定した地域内にあって 騒音や振動の発生が著しい

3 騒音に関する規制 (1) 騒音規制法 ア特定工場に関する規制 ( ア ) 規制地域の種別 a 規制区域の種別 第 1 種区域第 2 種区域第 3 種区域第 4 種区域 良好な住居の環境を保全するため 特に静穏の保持を必要とする区域 住居の用に供されているため 静穏の保持を必要とする区域 住居の用

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(告示)新旧対照表

騒音・振動の環境基準(要請限度)について


(2) 交通公害の概要 ( ア ) 交通公害自動車 鉄道 航空機等による交通が 私たちの生活に不可欠なことは言うまでもありません これら交通の発達は 人口の都市集中と物流の飛躍的増大など多くの社会的効用を生み出した反面 大気汚染や騒音 振動などの交通公害を引き起こし 大きな社会問題となりました 本市

1 環境推進事業

騒音・振動

別表第 1 大気の汚染に係る環境上の基準 物質基準値対象地域 二酸化硫黄 1 時間値の1 日平均値が0.04pp m 以下であり かつ 1 時間値が0.1ppm 以下であること 一酸化炭素浮遊粒子状物質二酸化窒素光化学オキシダント 1 時間値の1 日平均値が10ppm 以下であり かつ 1 時間値の

資料5 航空機騒音に係る環境基準告示の一部改正について

表 区域の区分 区域の区分第一種区域第二種区域第三種区域第四種区域 該当地域 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 2 章の規定により定められた第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域都市計画法第 2 章の規定により定められた第一種中高層住居専用地域 第二種

9-(2) 騒音に係る環境基準の類型指定地域 対象市町 (19 市 8 町 ) 地域の類型 類型をあてはめる地域 鹿児島市 志布志市 都市計画法の用途地域のうち 鹿屋市 奄美市 第 1 種低層住居専用地域 枕崎市 南九州市 A 第 2 種低層住居専用地域 阿久根市 伊佐市 第 1 種中高層住居専用地

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表 -1 平成 28 年度常時監視の評価区間及び基準点対象道路道路評価区間測定地点 ( 基準点 ) 車線数 ( 通称名 ) 種別始点 / 終点住所 / 用途地域国道 246 号線青葉台 3-1 青葉台 ( 玉川通り ) 8 国道青葉台 3-6 商業地域中根 1-24 八雲

(2) 自動車騒音及び道路交通振動対策に係る法体系自動車騒音及び道路交通振動対策に係る法律としては 昭和 42 年に制定された公害対策基本法 ( 平成 5 年より環境基本法 ) に基づく施策を実施するため 昭和 4 3 年に騒音規制法 昭和 51 年に振動規制法が制定された 自動車騒音に係る環境基準

表 新幹線鉄道騒音に係る環境基準 地域の類型環境基準該当地域 ( 都市計画法に定める用途 ) Ⅰ Ⅱ 70 デシベル以下 75 デシベル以下 備考トンネル上部 河川敷 工業専用地域等については適用されない 第 1 種 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種 第 2 種中高層住居専用地域

入間市の環境

リニア中央新幹線の騒音に係る 環境基準の類型の当てはめ方針について

第 2 部 自動車騒音 道路交通振動調査結果

Taro-04目次

対象道路 ( 通称名 ) 表 -1 車線数 国道 246 号線 ( 玉川通り ) 6 国道 渋谷経堂線 ( 淡島通り ) 4 平成 27 年度常時監視の評価区間及び基準点 道路 評価区間 測定地点 ( 基準点 ) 種別 始点 / 終点 住所 / 用途地域 4 都道 2 都道 4 都道 2 都道 都道

参考資料参考資料第 4 章 騒音に関する環境基準 騒音に関係する環境基準としては 一般地域 道路に面する地域に適用する 騒音に係る環境基準 飛行場周辺に適用される 航空機騒音に係る環境基準 新幹線鉄道沿線に適用される 新幹線鉄道騒音に係る環境基準 の3つが定められています そのうち

Ⅲ 大 気 汚 染

騒音・振動

11下関市環境白書-資料編-(Ⅱ環境の状況(3騒音・振動))

下関市環境白書-資料編-(Ⅱ環境の状況(3騒音・振動))

(2) 交通公害の概要ア交通公害自動車 鉄道 航空機等による交通が 私たちの生活に不可欠なことは言うまでもありません これら交通の発達は 人口の都市集中と物流の飛躍的増大など多くの社会的効用を生み出した反面 大気汚染や騒音 振動などの交通公害を引き起こし 大きな社会問題となりました 本市では 幹線道

Microsoft Word 表紙_案_

第 4 章騒音 振動 第 1 節騒音 振動の現状騒音 振動に共通して言えることは 共に感覚的 心理的なもので 人によってそれぞれ感じ方に違いがあり その影響が発生源とその周辺の地域に限られるなど 局地的な場合が多いという特徴があります また 騒音 振動の原因については 以前では工場及び事業場 建設作

Microsoft Word - H22.11環境審議会資料3

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☆【資料2-1】第1章

() 自動車騒音及び道路交通振動の要請限度ア騒音騒音規制法に基づく自動車騒音の限度区域の区分 a 区域及びb 区域のうち 車線を有する道路に面する区域 昼間 65 ( 単位 : デシベル ) 時間の区分夜間 55 a 区域のうち 車線以上の車線を有する道路に面する区域 b 区域のうち 車

資料 2-1 環境騒音現地調査結果 資料 2-1 環境騒音現地調査結果 騒音現地調査結果のうち 環境騒音の平日の調査結果は表 に 土曜の調査結 果は表 に 休日の調査結果は表 に示すとおりである 表 2-1-1(1) 環境騒音調査結果 ( 平日 )( 1) 調査地

2. 建設作業騒音 振動建設工事に伴って発生する騒音及び振動に関して 工事の規模や場所に関わらず苦情が多く寄せられます これら建設作業のうち 著しい騒音又は振動を発生する作業を騒音規制法 振動規制法及び佐倉市環境保全条例で 特定建設作業 と定め その実施に際しては届出を義務付けるとともに 周辺への影

中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【神奈川県】

Microsoft Word - HP掲載用【最終版】

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騒音

Microsoft Word - 0-1目次_修正前_


第6章  騒音・振動・悪臭の現況

1 大気汚染

尼崎市告示第 95 号騒音規制法の規定に基づく規制値息の指定及び区域の区分について騒音規制法第 3 条第 1 項の規定に基づき 特定工場等において発生する騒音及び特定建設佐合に伴って発生する騒音について規制する地域として 次の表の左欄に掲げる地域を指定し かつ その地域を同表の右欄に掲げる区域に区分

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(1) 届出の状況 騒音規制法に基づく特定施設の設置状況 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) 届出の種類 1 設置届出 2 廃止届出 3 数変更届出 4 総数 施設の種類 工場数 施設数 工場数 施設数 工場数 施設数 工場数 施設数 1 金属加工機械 ,79

と認めるときは 当該規制地域の周辺地域を管轄する市町村長の意見を聴くものとする (4) 規制地域の指定等の公示 ( 法第 6 条 ) 規制地域の指定をし 及び規制基準を定める( 変更 規制地域の指定の解除 規制基準を廃止 ) ときは 環境省令で定めるところ ( 省令第 7 条 広報に掲載 ) により

筑西市の環境

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(3) 実態監視実態監視は 騒音 振動の状況を広域的にきめ細かく把握するために 毎年度 監視の対象を変えて実施する 調査方法については 本庁が実施の手引きを策定し 公害対策室と協議のうえ決定する 公害対策室は 実施の手引きに従い 原則として 表 2 に掲げる年度において当該ブロック内の調査を実施する

10第2部第04章 騒音・振動


旧(現行)

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

5 貸与する資料本業務の遂行にあたり 本市 ( 以下 甲 という ) は受託者 ( 以下 乙 という ) に以下の資料を貸与する (1) 面的評価支援システム Ver.4.1.0( 環境省 ) (2) 電子地図 数値地図 25000( 空間データ基盤 ) ( 国土地理院 ) (3) 住宅地図 Zma

1 吾妻町 平成18年3月27日に東村と合併し東吾妻町になりました 2 六合村 平成22年3月28日に中之条町に編入しました 5.2-2

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

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(Microsoft Word -

都市計画法に基づく手続きの予定スケジュール 岩手県事前協議 平成 8 年 5 月 ~7 月 住民説明会 平成 8 年 8 月 9 日 都市計画案の縦覧 ( 意見書の提出期間 ) 平成 8 年 9 月 5 日 ~9 月 0 日 釜石市都市計画審議会 平成 8 年 0 月中旬 岩手県本協議 平成 8 年


2) 環境騒音 事業実施区域周囲における環境騒音の測定結果は, 表 に示すとおりであり, 測定地点は図 に示すとおりである 表 環境騒音の測定結果 番号 地点名 環境基準時間測定結果 (db) 環境類型区分区分平日休日基準 A 榎田 1 丁目 C

私達の生活には 様々な種類の騒音が存在しています 音の大きさに限らず 地域や時間 帯によっては どのような音も騒音 になる可能性があります 平成 27 年度苦情件数の割合 鉄道 0.4% 騒音に関する地方公共団体への苦情件数は近年高い水準で横ばい傾向にあり その中でも 工場 事業場や建設作業から発生

第2章3節

〓概況 公害防除利子補給・合併補助金・市指導要綱

平成28年度東京都内における航空機騒音の調査結果

7 関係官庁等への手続き等 (1) 受注者は 業務の実施に当たり 発注者が行う官公庁等への手続きに協力するものとする (2) 受注者は 官公庁等との協議を必要とする場合又は協議を求められた場合は誠意を持って対処し その内容を議事録にまとめ 遅滞なく発注者に届け出なければならない (3) 神奈川県等他

境への負荷の少ない第 表新幹線鉄道騒音 振動調査結果 ( 平成 21 年度 ) 調査地点 岩国市乙瀬 ( 下り ) 宇部市船木第二沖 ( 上り ) 環境基準 騒音振動 調査結果 注 ) 1 調査は軌道中心から 25m 地点で行った ) 2 振動には環境基準がないが 国が指針値として デ

振動の目安振動レベル デシベル 人 間 の 感 覚 55 以下 人は揺れを感じない 55~ 65 屋内にいる人の一部が わずかな揺れを感じる 65~ 75 屋内にいる人の多くが 揺れを感じる 75~ 85 屋内にいる人のほとんどが 揺れを感じる 85~ 95 かなりの恐怖感があり 一部の人は 身の安

第 4 節 騒音 1 現況 環境基準 騒音は 人の感覚に直接影響を与え 日常生活の快適さを損なうことで問題となることが多く 感覚公害と呼ばれている 騒音に係る環境基準は 環境基本法第 条第 1 項の規定に基づき 人の健康を保護し 生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準として 一般地域及び

自動車騒音常時監視結果の

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

PowerPoint プレゼンテーション

Ⅰ 騒音 振動公害の現況 1 環境基準騒音 振動は 住民の日常生活に身近な問題として深く関わり また 感知する者の主観や感情等に大きく左右される いわゆる 感覚公害 の 1 つとされています 他の公害と比べ苦情としての件数が多く 中でも工場 事業場等の生産活動に起因するものがその多くを占めています

特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準 ( 昭和 43 年 11 月 27 日厚生省 農林省 通商産業省 運輸省告示 1 号 ) 備考 第 1 種区域 第 2 種区域 第 3 種区域及び第 4 種区域とは それぞれ次の各号に掲げる区域をいう 第 1 種区域 良好な住居の環境を保全するため

Microsoft Word - (まとめ)14 第1部~第4部(ページ数振り分け済み).doc

Microsoft Word - ○第1章.doc

平成23年度

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調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

資 騒音に係る環境基準の指定地域及び自動車騒音の指定地域図 ( 佐賀関地区 ) 騒音に係る環境基準 ( 環境基本法 ) 自動車騒音の測定に基づく要請等 ( 騒音規制法 ) 佐賀関 凡 例 区分 環境基本法 騒音規制法 騒音に係る環境基準 自動車騒音 A 類型 a 区域 B

(2) 騒音に係る規制基準 1 騒音規制法, 熊本県条例に基づく特定工場等 ( 工場 事業場 ) 及び特定作業に係る騒 音の基準 時間 昼午前 8 時から 間午後 7 時まで 朝午前 6 時から午前 8 時まで 夕午後 7 時から午後 10 時まで 夜午後 10 時から 間翌日午前 6 時まで 第

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都市計画の概要

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Transcription:

Ⅲ 騒音 振動の状況

Ⅲ 騒音 振動の状況 騒音 振動は 市民の日常生活に関係が深く 発生源は工場 建設現場 ボイラー 音響機器 人声等 極めて多岐にわたるため 総合的な防止対策を進める必要がある 市では 騒音規制法 振動規制法 神奈川県生活環境の保全等に関する条例に基づき 生活環境の保全に努めている 113

1 環境騒音調査 (1) 騒音に係る環境基準環境基本法第 16 条第 1 項の規定に基づく 騒音に係る環境上の条件について 生活環境を保全し 人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい基準が定められている 1 環境基準 ( 一般地域 ) 時間の区分地域の類型昼間夜間 AA 地域 50デシベル以下 40デシベル以下 A 地域 B 地域 55 デシベル以下 45 デシベル以下 C 地域 60 デシベル以下 50 デシベル以下 2 環境基準 ( 道路に面する地域 ) 道路に面する地域は 上表によらず次表に掲げる基準とする 地域の類型 時間の区分昼間夜間 A 地域のうち2 車線以上の車線を有する道路に面する地域 60デシベル以下 55デシベル以下 B 地域のうち2 車線以上の車線を有する道路に面する地域及びC 地域のうち車線を有する道路に面する地域 65デシベル以下 60デシベル以下 注 1) 車線とは 1 縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員 を有する帯状の車線部分をいう 注 2) この基準は 幹線交通を担う道路に近接する空間を除く 3 環境基準 ( 幹線交通を担う道路に近接する空間 ) 幹線交通を担う道路に近接する空間については 上表にかかわらず 特例として次表に掲げる基準とする 昼間夜間 70デシベル以下 65デシベル以下注 ) 幹線交通を担う道路 とは 高速自動車国道 一般国道 都道府県道及び4 車線以上の市町村道等を表し 幹線交通を担う道路に近接する空間 とは 以下の車線数の区分に応じる道路端からの距離によりその範囲を特定する 2 車線以下の車線を有する幹線交通を担う道路 15m 2 車線を越える車線を有する幹線交通を担う道路 20m 114

4 地域の類型の内訳 ( 環境基本法に基づく騒音に係る環境基準の地域の類型を当ては める地域として市長が指定する地域 ) 地域の類型 AA A B 該当地域療養施設 社会福祉施設等が集合して設置される地域など特に静穏を要する地域第 1 種低層住居専用地域 第 2 種低層住居専用地域第 1 種中高層住居専用地域 第 2 種中高層住居専用地域第 1 種住居地域 第 2 種住居地域 準住居地域 その他の地域 C 近隣商業地域 商業地域 準工業地域 工業地域 5 時間の区分 区分 時間帯 昼間 午前 6 時 ~ 午後 10 時 夜間 午後 10 時 ~ 午前 6 時 115

(2) 環境騒音実態調査結果 調査期間平成 28 年 12 月 5 日 ~ 平成 29 年 1 月 11 日までのうち4 日間 調査地点相模が丘プール 栗原プール 鳩川プール 座間市民球場 ( 図 4-1 参照 ) 調査方法普通騒音計を用い 騒音に係る環境基準の評価マニュアル ( 一般地域編 ) に準じて 24 時間連続測定を行った 調査結果全ての地点で昼間 夜間ともに環境基準を達成していた ( 表 4-1 参照 ) 環境騒音実態調査地点図 ( 図 4-1) 1 相模が丘プール 2 鳩川プール 3 栗原プール 4 座間市民球場 1 4 2 3 116

環境騒音実態調査結果 ( 表 4-1) ( 単位 : デシベル ) 測定結果地域の環境基準調査地点調査日上段 : 昼間類型の適否下段 : 夜間 相模が丘プール A 平成 28 年 12 月 5 日 ~6 日 49 適 41 適 栗原プール B 平成 28 年 12 月 15 日 ~16 日 48 適 39 適 鳩川プール B 平成 28 年 12 月 1 日 ~2 日 47 適 41 適 座間市民球場 C 平成 29 年 1 月 10 日 ~11 日 53 適 50 適 117

(3) 自動車騒音常時監視における面的評価結果 評価期間平成 28 年 12 月 評価方法自動車騒音常時監視マニュアル ( 平成 23 年 9 月環境省水 大気環境局自動車環境対策課 ) 等に則り評価を実施した 評価結果次表に示すとおり藤沢座間藤沢座間路線名杉久保座間線厚木線厚木線 評価区間の地域さがみ野 3 丁目 ~ 南栗原 4 丁目 座間 ~ 南栗原 3 丁目 座間入谷 ~ 座間入谷 評価区間延長 0.6km 3.6km 1.2km 車線数 2 車線 2 車線 2 車線 評価対象住居等戸数 345 戸 1,330 戸 706 戸 昼間夜間とも環境基準達成戸数昼間夜間とも環境基準達成割合 345 戸 1,328 戸 704 戸 100% 99.8% 99.7% 118

2 航空機騒音 (1) 航空機騒音測定結果 1 環境基準生活環境を保全し 人の健康の保護に資する上で維持することが望ましい基準として定められている 平成 25 年 3 月 31 日までは評価指標としてWECPNLが採用されていたが ( 昭和 48 年 12 月 27 日環境庁告示第 154 号 ) 平成 25 年 4 月 1 日から評価指標としてLdenに変更された ( 平成 19 年 12 月 17 日環境省告示第 114 号 ) 環境基準は 地域の類型ごとに次表のとおりとし 類型にあてはめる地域は 都道府県知事が指定する 環境基準 地域の類型 Lden H25 年 4 月 1 日から WECPNL H25 年 3 月 31 日まで Ⅰ 57 デシベル以下 70 以下 Ⅱ 62デシベル以下 75 以下注 1) Ⅰを当てはめる地域 : 専ら住居の用に供される地域 Ⅱを当てはめる地域 :Ⅰ 以外の地域であって通常の生活を保全する必要がある地域注 2)Ldenの基準は 1 日当たり平均離着陸回数が10 回以下の飛行場についても適用対象とする 注 3)WECPNLの基準は 1 日当たり離着陸回数が10 回以下の飛行場及び離島にある飛行場の周辺地域には適用しないものとする 2 地域の類型指定 ( 県告示 ) 航空機騒音に係る環境基準の地域類型指定については 昭和 55 年 5 月 23 日に 指定された 地域の類型 Ⅰ Ⅱ 当てはめる地域 住居系地域 用途地域として定められた区域以外の地域 近隣商業地域 商業地域 準工業地域及び工業地域 厚木飛行場周辺地域における環境基準の類型を当てはめる地域の指定 ( 昭和 55 年 5 月 23 日県告示第 426 号 ) に指定された地域 119

3 航空機騒音測定結果 測定地点用途区域測定期間 環境基準値 栗原中学校 ひばりが丘小学校 調整地域第一種低層住居専用地域 H28.4.1 ~H29.3.31 H28.4.1 ~H29.3.31 57 デシベル 59 デシベル 57 デシベル 60 デシベル 相模中学校 工業地域 H28.4.1 ~H29.3.31 62 デシベル 61 デシベル 4 平成 24 年度から 28 年度までの経年の推移 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 測定地点 (WECPNL) 栗原中学校 77 62 デシベル 61 デシベル 60 デシベル 59 デシベル ひばりが丘小学校 78 62 デシベル 61 デシベル 62 デシベル 60 デシベル 相模中学校 75 61 デシベル 60 デシベル 61 デシベル 61 デシベル (2) 航空機騒音対策本市は県下でも有数の人口過密の住宅地が形成されるなか 航空機騒音が市民生活に影響を与え 問題となっている 昭和 57 年から米空母の艦載機による夜間離着陸訓練が厚木基地で行われていたが 平成 19 年 10 月から基本的には硫黄島での完全実施がなされている しかし 荒天等の事情によって硫黄島の使用が不可能な場合のみ厚木基地の施設を使用するとの通告を受けているため 予断を許さない状況となっている また 硫黄島での離着陸訓練の前後は 厚木基地の周辺で激しい騒音が発生し 会話や睡眠など日常生活に障害を及ぼしている 本市は 基地に起因する航空機騒音の実態を把握するため 自動記録騒音計を設置し 年間継続調査を実施している この資料を基に県及び関係市とともに国 米軍に対し 騒音軽減について関係機関を通じて働き掛けている 120