Surgical Management of Full Thickness Rotator Cuff Tears by Junji Ide, Makio Yamaga, Toshio Kitamura, Kotaro Ohashi, Manabu Tanoue, Yasuhiro Hirai and Katsumasa Takagi Kumamoto University School of Medicine, Kumamoto Japan Keizo Morisawa Saga Medical School Shinichi Nakashima Kumamoto Red Cross Hospatal Forty-five patients who had surgery to repair afull thickness rotator cuff tear (45 shoulders) were followed for an average of 35.5months (range, 6 to 72). Thirty were men and 15 women. The average age of the patients was 56 years (range, 31 to 67 years). After anterior acromioplasty, tendon tobone repair was accomplished in 37 shoulders, tendon to tendon repair in three, and repair with Teflon felt in five. It was necessary to transfer the subscapularis in three shoulders and to advance supraspinatus in one shoulder. Generally patients were placedin abduction braces to hold the shoulder in 60 to 90 flexion and abduction after the operation. Patients received passive ROM (range of motion) exercises to the shoulderfor the initial 4 to 6 weeks. This therapy was followed by active assisted ROM andfinally by active ROM as strength was regained. Using score, excellent or good results were achieved in 93% of the patients with small or medium tears (5cm, N=29). However, excellent or good results were achieved in 70% of large or massive tears (5cm<, N=16).
508 肩腱板断裂 の治療経験 る と,5cm未 は じ め 満 の29例 は93%がgood以 上 であ っ に 肩 腱 板 断 裂 症 例 に対 し適 応 を選 んで 肩 腱 板 修 復 術 を た.一 方,広 範 囲 断 裂16例 中good以 り,治 療 成 績 は 劣 っ て い た(表1). 上 は70%で 行 って きた.今 回,そ の 手 術 法 と治 療 成 績 を検 討 し報 告 す る. 対 象 お よび方 法 対 象 は,1989年 裂45例45肩 か ら1994年 年 齢 は31才 か ら67才,平 (80%)が に加 療 した腱 板 完 全 断 であ る.男 性30例 女 性15例 均55.5才 で あ り, で あ っ た.36例 利 き手 側 で あ り,29例(64%)に 明 らか な 外 傷 歴 を認 め た.外 傷 か ら手 術 ま での 期 間 は,1カ か ら15カ 月,平 均4.4カ 月で あ っ た.ま 過 観 察 期 間 は6カ 月 か ら6年,平 均3年 た,術 月 後経 で あ っ た. 図1手 <手 術 手 技> 術 前 後 の 平 均3年 原 則 と して術 前 関 節 鏡 検 査 を 施 行 し た.こ れは 断 59.8点 score のfollow upで, か ら 術 後92.1点 scoreは 術 前 に 改 善 し た. 裂 の 大 き さお よ び 関節 内病 変 の 確 認 の た め施 行 した. そ の 後,deltoid anterior splitting approachに acromioplasty7)を 断 裂 径 が5cm未 て全 例 に 満 の 完 全 断 裂 例29例 McLaughlin法5)11),3例 中26例 に 上の で あ り,7例 にMcLaughlin法, 3例 に肩 甲下 筋 移 行 法7),1例 に 人工 腱Teflon に 棘 上 筋 前 進 法2),5例 feltを 用 い たPatch法8)を 施 行 した. <後 療 法> 表2腱 原則 と して60 90度 板 断裂 の大 きさ別の手術 成績 に側 側 縫 合 を施 行 した.一 方,断 裂 が2腱 以 上 にお よ ぶか 断裂 径 が5cm以 広 範 囲 断裂 例 は16例 表1腱 施 行 した.手 術 法 は, 板 広範囲断裂の術 式別の手術成績 の外 転 装 具 を装 着 し,術 翌 日 よ り固定 角 度 以上 の他 動 運 動 を 開 始 した.外 転 装具 は 段 階 的 に角 度 を下 げ全 他 動 可動 域 が得 られ た4 6週 で 除去 し三 角布 固定 と した.6週 後 よ り 自動 運 動 を 行 い,術 後3カ 月後 よ り抵 抗 運動 を許 可 した. 治療成 績 は 日整会 肩 関節 疾 患 治 療 成 績 判 定 基 準 (以 下 score)に excellent,81 90点 点 以下 をpoorと よ り評 価 した.91点 をgood,71 80点 表3Patch法(Teflon 判 定 した. 結 善 した.項 果 前59.8点 か ら術 後92.1点 目別 に は,疼 痛 は10.6点 機 能 は10.4点 以上 を をfair,70 か ら19.0点 に,可 か ら26.4点 動 域 は18.0点 に改 に, か ら 27.7点 へ 改 善 して お り,全 体 と して は 満 足 す べ き結 果 で あ っ た(図1).断 裂 の 大 き さ別 に 手 術 成 績 を 見 170 felt)症 例 の 手 術 成 績 あ
509 広 範 囲 断 裂 の 術 式 別 手 術 成 績 を 表2に 断 裂 で もMcLaughlin法 は 良 好 で あ っ た.肩 成 績 はgood excellent Teflon 60才 図2-a症 例6 63才 男 性 術 中 所 見 にて,棘 を認 め,上 い た. 図2-b症 例6に 上 筋.棘 図4症 例4 上筋 前進 法 の 1例 で あ っ た. 用 い たPatch法 1例,fair の 成 績 は, 1例 で あ っ た. 用 い た 症 例(表3)は,1例 女 性2例 のfollow-upで,比 図3症 例5 67才 女 性 Patch法(Teflon 後55点 か ら88点 に改 善 肩 外 旋 筋 力 は2で あ る. 67才 男 性 Patch法(Teflon した. 右 肩 腱 板 広範 囲 断 裂 felt)施 行 後4カ 月時,右 肩 痛 腫 腸 関 節 水 腫 が 出 現 した. MRI(T2強 2例,poor を除 き で あ る.術 後1年 較的 良好 な結 果 が得 ら 下 筋 の変性 萎縮 対 して 肩 甲 下 筋 移 行 法 を 施 行 後1 した が,右 3例,good feltを 範 囲 腕二頭筋長頭腱 は肥厚 平化 して 年 の 状 態. feltを 代 で あ り 男 性3例 か ら3年 右 肩腱 板 広 範 囲 断 裂 甲 下 筋 移 行 法,棘 1例,fair 人 工 腱Teflon 示 す.広 にて 修 復 で き た 症 例 の 成 績 調 像)に て,関 節 内 にhigh inten- sity areaを 認 め た(図4-a). 関 節 鏡 所 見 に て,人 工 腱 と腱 板 の 癒 合 は良 好 で あ り,遊 離 した 人 工腱 の 一 部 を認 め た(図4-b). 摘 出 した 人 工 腱 の 一 部(図4-c). 171 右肩腱板 広範囲断裂 felt)を 施 行 後2年 前54点 の状態 か ら術 後92点 に改 善
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