Taro-第3学年国語科学習指導案「

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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第1学年国語科学習指導案

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

第1学年国語科学習指導案

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

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第1学年国語科学習指導案

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

第6学年1組 国語科学習指導案

Taro-5年研究のまとめ

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

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るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

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第1学年国語科学習指導案

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

わり の組み立てを意識しながら読むことはできるようになってきたが 叙述にある難しい語句や指示語に注意したり段落相互の関係を考えたりしながら読む力は身に付いていない そこで 本単元では各段落の中心となる文やキーワードを押さえながら教材文を読んでいくことで 読み手に分かりやすい文章構成や段落相互の関係を

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Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

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う言語活動を位置付けた学習をしていくという目的意識を持つ 第 2 次では 注文の多い料理店 について キャッチコピー あらすじ 二人の紳士の人物像 ここがおすすめ ( 話のおもしろさを伝える ) という要件で リーフレットにまとめる 第 3 次では 並行読書してきた宮沢賢治の作品のリーフレットを作り

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し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

第3学年国語か学習指導案

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

国語科学習指導案

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

第4学年国語科学習指導案.doc

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

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(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

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学力診断テストの結果分析を踏まえた教科指導の実践事例

Ⅰ 前書き 1 時 : 春になると 様子 : 花がさく Ⅱ ちえ1 2 時 : 二 三日たつと 様子 : 花はしぼんで だんだんくろっぽい色にかわっていきます 3けれども わけ : たねにえいようをおくっている たねを太らせる Ⅲ ちえ2 4 時 : やがて 様子 : 花がかれて わた毛ができる 5

国語科学習指導案

6 生き物の本をよく読みますか よく読む ( 8)[ 5] たまに読む (5)[5] あまり読まない ( 7)[ 9] 7 生き物の本を読むとしたらどんな本を読んでみたいですか 複数回答 動物 (20)[5] 草や木や花 (20)[4] 魚 (9)[9] 虫 (5)[3] 鳥 (7)[8] 2 考察

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

第4学年算数科学習指導案

第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

する対象を明確にすることで 全員がねらいを達成することができるようにしたいと考えた 第二次の後半では 選んだごっこについて 困った点や工夫したい遊び方について話し合い 新しい遊び方を考える時間を設ける 文章と自分の経験を結びつけ 新しく知った知識を実生活に生かそうとする態度を身に付けていきたい 第三

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Taro-第5学年 国語科学習指導案

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

<小学校 生活科>

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

第1学年国語科学習指導案

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

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今年度の校内研究について.HP

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Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

Microsoft Word - 41田中

Taro-【HP用】指導案.jtd

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

○数学科 2年 連立方程式

H27 国語

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

【授業 1】

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

文章構成の在り方を実感できる「読むこと」の学習指導

たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

Transcription:

第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 22 年 6 月 24 日 ( 木 )5 校時児童男子 6 名女子 1 名計 7 名指導者教諭遠藤公 1 単元名まとまりに気をつけて読もう教材名ありの行列 ( 説明的文章 ) 2 単元について (1) 児童について児童はこれまでに第 2 学年で説明的文章 たんぽぽのちえ さんごの海の生きものたち を学習し, 時間的な順序, 事柄の順序などを考えながら内容の大体を読むことを学習してきている 3 年生になってからは, 文学的文章 キツツキの商売 を通して, 内容の中心や場面の様子を読み取り, その様子が聞く相手に伝わるように音読をする学習をし, 書かれている事柄の順序や場面の様子に気付いたり, 想像を広げたりしながら読む力を高めてきている また, ヤドカリのすみかえ の学習を通して, 指示語や接続語によって文章がどのようにつながっているかを考えたり, 段落の相互の関係を考えたりしながら読む力も少しずつ高めてきている しかし, 中心文を的確にとらえ, 要点をまとめる力や, 段落相互の関係をとらえ, 文章全体の内容を自力でつかむ力はまだまだ十分ではない そこで本単元では, 中心となる語や文をとらえながら文章の構成を考え, 要点をまとめ内容を整理することのできる力を身に付けさせたい ここで, 身に付けさせたい読みの力とは C 読むこと (2) の1 イ目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むこと ができる力である また, 目的に合わせた読み方に気付くことで, 説明的な文章にとどまらず, 観察文などの読書の幅を広げる意欲に結び付けたい (2) 教材について小学校学習指導要領国語科における第 3 学年および第 4 学年の目標は 目的に応じ, 内容の中心をとらえたり段落相互の関係を考えたりしながら読む能力を身に付けさせるとともに, 幅広く読書しようとする態度を育てる ことである ありの行列 は, 論説的要素を含んでいながら, 対象が児童に身近な あり であること, そして, 取り上げられている 問い も日常目にすることのできる行列であることから, 児童にとっては受け入れやすい内容になっている 文章構成は, 問題提起 - 実験 観察, 研究 - 結論の展開になっている尾括型の説明文である 問題を提示し, それを解明するための実験 観察から考察 ( 仮説 ) が述べられ, それに基づく研究から, 結論を導き出している 研究過程を述べる基本的な文章の展開であり, 指示語や接続語, 文末表現を手がかりにして, 文章構成をつかむことが容易にできる教材である 中学年がねらいとする, まとまりに気を付けながら中心となる語や文をとらえる学習を展開するには適した教材と考える (3) 指導について本単元 ありの行列 では, 段落の要点を押さえながら, 叙述に即して内容を読み取ることができる力を身に付けさせることを目標とする 指導に当たっては, 第一次では, 単元の学習のまとめとして生き物図鑑を作ることを知らせる そのために, この ありの行列 の学習を通してどんなことができるようにならなければならないかを考えさせるため, 短く要点をおさえたまとめ方をしている文章と, 長く要点をおさえていない文章の2つを提示し, その文章の構成を考える活動から見通しをもつ 第二次では, 段落の中心になる語や文をもとに段落ごとの要点をまとめる活動を行う 児童の実態から, キーワードを手がかりにして大切と考えられる文を探すことはできるが, その中から 3 年 -1

中心文を指摘すること, さらに, 言葉を補っことはまだ難しい そこで, 実験の結果を表した絵を並べ替えたり, 書かれてある文と対比させたりさせながら実験の内容のイメージをつかませ, その活動を手がかりにしながら, 中心となる文を絞り要点をまとめさせる 第三次は, 図鑑から選んだ自分が紹介したい生き物について書いてある文から必要な情報を取り出し, 要点をまとめて友達に伝える活動を行う 多くの図鑑は,3 年生段階では読めない漢字や意味が理解できない言葉が多く出てくるため, 自力ですべての活動ができるわけではない ここでは, 生き物の生活の様子の特徴について, 事例を挙げて, 短くわかりやすくまとめることをねらいとして活動を行わせる 3 単元の目標 書かれている事柄に興味 関心をもち, いろいろな生き物の様子が書かれた文章を読もうとする ( 関心 意欲 態度 ) 段落ごとの要点を正しくとらえ, 叙述に即して内容を理解することができる ( 読むこと ) 指示語や接続語が文と文との意味のつながりを果たす役割を理解し, 段落相互の関係をとらえる際に役立てることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ) 4 単元の指導計画と評価規準 (10 時間 ) 次 指導目標 時 主な学習活動 指導事項と言語活動 評価規準 第 学習の見通しをも 1 生き物についてまとめた文 読カ 生き物図鑑を作ること 一 ち, 単元の学習の 章を読み, 内容をわかりや 多様な目的に応じていろい に意欲をもっている 次 見通しをもつこと すくまとめている文章の構 ろな分野の本や文章を読む ( 関心 意欲 態度 ) ができる 成を交流する 内容がわかりやすい文章の 生き物図鑑を完成させるた 構成を考える めにできるようになりたい 生き物図鑑に載せたい項目 力を確かめる を決める 第 1の段落を読み, 2 教材文を通読し, 教材文か 読イ 問いかけの文章を見つ 二 問いかけの文を見 ら分かったことを書く 読む目的によって, 内容を け, それをもとに要点 次 つけることができ 段落分けをする 整理させる をまとめている る 1 段落から問いかけの文章 絵カードを並べ替えて内容 ( 読むこと ) を探し, 問題の提起をとら の大体をつかむ える 2~3の段落を読 3 絵カードを並べ替えて1つ 読イ ありが行列をつくるこ み, どんな実験か めの実験の結果を大まかに 読む目的によって, 内容を とがわかる文をもとに らどんなことが分 つかむ 整理させる して, 要点をまとめて かったのかを読み 文と絵カードを対比させて 絵カードを並べ替えて内容 いる ( 読むこと ) 取ることができる 観察したありの行動を読み の大体をつかむ 取る ありが行列をつくることが わかる中心となる文を探 し, それをもとに2~3 段 落の要点をまとめる 4の段落を読み, 4 絵カードを並べ替えて2 読イ ありが行列をつくるこ どんな実験からど つめの実験の結果を大まか 読む目的によって, 内容を とがわかる文をもと 3 年 -2

んなことがわかっ 本 につかむ 整理させる に, 要点をまとめてい たのかを読み取る 時 文と絵カードを対比させて 絵カードを並べ替えて内容 る ( 読むこと ) ことができる 観察したありの行動を読み の大体をつかむ 取る ありが行列をつくることが わかる中心となる文を探し, それをもとに4の段落の要点をまとめる 5~8 段落を読み 5 中心文を探す 読イ 中心文をとらえなが どんな研究からど 5~8 段落の要点をまとめ 読む目的によって, 内容を ら, 研究の成果を読み んなことがわかっ る 整理させる 取り, 要点をまとめて たのかを読み取る いる ( 読むこと ) ことができる 問いに対しての答 6 中心文を探す 読イ 指示語や文末など文の えの文を見つける 9~10の段落の要点をまと 読む目的によって, 内容を 意味のつながりを果た ことができる める 整理させる す役割を理解してい 1~10の段落の要点を確か る ( 伝統的な言語文 め, ありの行列全体の構成 化と国語の特質に関す を確かめる る事項 ) 第 身近な生き物の生 7 自分が紹介したい生き物の 読イ 本や事典に記述されて 三 活の仕方の特徴に 文を読み, その生き物の特 事実と意見の文を区別した ある文章から関心をも 次 ついて, 事例を挙 8 徴的な内容を読み取り, 短 り, 記述の仕方の違いに気 った生き物の特徴を短 げてまとめ, 生き く分かりやすくまとめる 付かせる くまとめている 物図鑑をつくるこ 9 事実と意見の語句, 文, 段 ( 読むこと ) とができる 落を取り出す 10 自分がまとめた文章を発表 読オ いろいろな生き物の発 し合う 文章を読んで考えまとめた 表を関心をもって聞い 単元全体の振り返りをす ことを発表し合い 互いの ている ( 関心 意欲 る 感じ方や考え方の違いに気 態度) 付く 発表会 5 本時の指導 (4/10 時間 ) (1) 目標 ありの行動や 行列 をつくることがわかる文章から中心文をとらえ, 要点をまとめること ができる ( 読むこと ) (2) 具体の評価規準 A B 指導の手立て ありが行列をつくることが分かありが行列をつくることが分か文と絵カードをもう一度対比さ る文をもとに, 言葉を補いながる文をもとに, 要点をまとめてせ, ありの行動を確かめ, あり ら要点を分かりやすくまとめている が行列をつくる行動の絵カード いる から文を探させる (3) 本時の指導事項 本時は, ありの実験 観察から分かった, ありが行列をつくる行動が書かれてある文を探し, 要 点をまとめる学習である 長い文章や段落の中から要点をまとめるためには, 中心となる文を探し, 3 年 -3

必要な言葉を補うなどしながら短く分かりやすくまとめる力が必要となる 児童の実態から, 接続語や指示語, 時間を表す言葉, また文と文の関係から中心となる文を絞ることはまだ難しい また, 段落を構成する文の数が多くなると, 内容の大体をとらえるのも難しい児童がいる そのため, 本時は, ありの行動, つまり実験結果のイメージをしっかりつかませてから要点をまとめさせる必要がある そこで,4 段落に書かれてある実験の様子を絵カードを並べ替える活動を通してつかませる そして, その絵カードと文を対比させながら, 要点をまとめるために必要な中心となる文と必要ない文とを話し合いを通して選び, 要点をまとめさせていく (4) 展開 段学習活動と主な発問 予想される児童の反応評価, 留意事項 階主な発問 ( ) 児童の反応 ( ) 評価 (*) 留意事項 ( ) つ 1 学習課題をつかむ 前時と同じようにウイルソンの実験によって か ありの行列がどうなったのかが書かれてある む 4だんらくの要点をまとめよう 文が大切になることを確かめる 5 キーワードになりそうなことは 行列 であ 分 ることも確かめる 2 4の段落の音読をする 実験の順序を確かめながら読むように伝え さ る ぐ 3 ウイルソンがどんな実験をし, その 絵カードを並べ替え, 実験の様子を確かめ る 結果はどうなったのかを絵カードをつ る かって確かめる 4 中心となる文を探す 絵カードを手がかりにしながら, ありの行列 中心となる文にサイドラインを引き がどのようになっていくかについて書かれて ましょう ある中心となる文を探させ, 話し合いをして考えさせる 5 中心文をもとにして4の段落をまと まとめたら, 絵カードを使いながら, 自分で 25 める 説明をして確かめさせる 分 * 要点を適切にまとめている ( 学習シート ) ふ 6 まとめた文章を全体で交流する お互いの文章を読み合い, 短くまとめられた か ありの行く手をさえぎってみたら, ところや分かりやすくまとめられたところな め 石のところでちりぢりになったが, どを交流し合う る まただんだんありの行列ができてい 机間指導で, 適切に言葉を補ってまとめた文 った 章を書くことのできた児童を代表で発表させ ありの行く手をさえぎってみたら, る 10 まただんだんありの行列ができた 児童の意見の中で不足している語や文は, 絵 分 を手がかりに教師が補足をする ま 7 学習のまとめをする と ありの行く手をさえぎっても, またあ め りの行列はできていき, 道すじはかわ る らない 3 年 -4

3 年 -5 8 学習の振り返りをする 前時も合わせて, 段落を簡単にまとめる時に ありが行列をつくる行動を表した文わかったことや, 自分ができたことを振り返章をさがすことができました らせる 5 自分で言葉を付け足してまとめるこ分とができました (5) 板書計画ありの行列大滝哲也4だんらくの要点をまとめよう ウイルソンの実験道すじに大きな石をおいて ありの行く手をさえぎってみた 絵ありの行列は 石のところでみだれて ちりぢりになった 絵絵絵まただんだんに ありの行列ができていった 帰るときも 行列の道すじはかわらない まとめありの行く手をさえぎっても,またありの行列はできていき,道すじはかわらない