Ⅰ 調査結果の概要

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11 表 1 平成 5 野菜の 1a 当たり収量 及び ( 全国 ) 計 1 a 当たり収量 対前比 1 a 当たり収量 ( 参考 ) 対平均収量比 481,1 1,551, 11,451, 99 nc nc 根 菜 類 169,5 5,144, 4,6, 98 nc nc

p1_10月月報用グラフ

H26とりまとめ公表(生産計画認定面積)

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15 表 1 平成 7 野菜の 1a 当たり収量 及び ( 全国 ) 計 品目 1 a 当たり収量 対前比 1 a 当たり収量 474,7 1,654, 11,66, 99 nc nc 根 菜 類 164,7 5,11, 4,49, nc だ い こ ん,9 4,6 1

都市近郊農住混在地域における小規模循環型農業に関する計画論的研究

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1表紙・目次○

農林水産省より 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) が公表されましたので 富山県の概要について 次のとおりお知らせいたします 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) について ( 農林業経営体調査 富山県分 ) - 農業経営体数が減少する一方 法人化や経営規模の拡大が

花き産業の概要 1. 花きの動向 (1) 生産の動向 1 花き産業は 生産から中間流通 加工 小売まで広がりを持って展開しており うち花き農業の生産額は 順調に推移してきたものの 平成 10 年の6,345 億円をピークに減少傾向に推移しており 平成 20 年には4,012 億円となっている なお

生食発 0228 第 5 号 平成 31 年 2 月 28 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省大臣官房 生活衛生 食品安全審議官 ( 公印省略 ) 食品 添加物等の規格基準の一部を改正する件について 食品 添加物等の規格基準の一部を改正する件 ( 平成 31 年厚生労働省告示

平成 30 年 7 月 ~9 月期における果実の取扱高 ( 併載 : 平成 30 年上半期 (4 月 ~9 月期 ) 取扱高 ) 東京都中央卸売市場 Ⅰ 平成 30 年 7 月 ~9 月期東京都中央卸売市場における果実の取扱高 1 果実の入荷概況 (1) 気象概況 ( 気象庁 HP 日本の天候の特徴

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ほうれんそう 県内計 , 北海道 40 39, 栃木 , 長野 58 39, 岐阜 5,885 4,559, 愛知 ,

表 2 平成 29 年主要農畜産物における上位 5 都道府県の産出額と構成割合 1 位 2 位 3 位 都道府県米都道府県生乳都道府県肉用牛 産出額構成割合産出額構成割合産出額構成割合 億円 % 億円 % 億円 % 合 計 17, 合 計 7, 合 計 7,228

Microsoft PowerPoint - 03 数量確保タイプ3

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図 2 製材品の流通経路 供給者 ( 製材工場 ) 製材品出荷量 (1+2+3) 製材品計 943 万 4 千m3 (100.0%) 国産材計 644 万 6 千m3 ( 68.3% 56.9%) 外材計 298 万 8 千m3 ( 31.7% 43.1%) 1 建築業者等 ( 需要者 ) への出荷

表 2 平成 28 年主要農畜産物における上位 5 の産出額と構成割合 億円 % 億円 % 億円 % 合 計 16, 合 計 7, 合 計 7, 新 潟 1, 北 海 道 3, 鹿 児 島 1, 北

カット野菜の製造販売等に関する調査の背景

2 カットフルーツについて (1) カットフルーツの取扱状況 - 果実の取扱いがある食品小売業者の5 割以上がこれまでにカットフルーツの取扱いがあると回答 - 果実の取扱いがある食品小売業者において カットフルーツの取扱状況について これまでに取扱いがあると回答した割合は54.8% であり このうち

平成 28 年 5 月分 米小麦粉牛乳 学校給食センター 平田学校給食センター 佐田学校給食センター 多伎学校給食センター 湖陵学校給食センター 斐川学校給食センター 野菜 きのこ いも 類 キャベツ 石見 熊本 愛知 熊本 愛知 鳥取 熊本 宮崎 愛知 きゅうり 宮崎 大根 大分 熊本 長崎 大分

野菜品目別 別 別取扱高 (2) 山 口 1,964 1,210, ,964 1,210, 熊 本 12,166 7,980, ,269 2,720, ,435 10,700, 計 12,166 7,980,

新規前年度継続 ( 変更あり ) 前年度継続 加工用米助成 ( 基幹作物 ) 豊郷町農業再生協議会整理番号 2 加工用米 ( 基幹作物 ) 1,079 円 /10a 参考となる 3 1,300 円 /10a 豊郷町では加工用米を地域振興作物に位置付けている 一定品質を確保するために 種子更新を行って

平成 27 年 7 月 2 日東海農政局統計部 1 切り花類 出花き出荷量 ( 平成 26 年産 ) 全国の切り花類の出荷量は39 億 5 千万本で 出荷量が最も多かった平成 8 年に比べて18 億本 (31%) 減少 そのうち 愛知県は6 億 1 千万本で 全国シェアは15.5% と上昇傾向 愛知

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野菜品目別 別 別取扱高 (2) ごぼう 広 島 , , , 北海道 , , 青 森 51,602 17,908, ,654 3,797,

野菜品目別 別 別取扱高 (2) 愛 媛 187 7, , 高 知 , , , 福 岡 20,050 7,163, , , ,734 7

1 水産物の流通経路別仕入状況 (1) 国内産水産物 ( 生鮮 冷蔵 冷凍 塩蔵 ) 平成 15 年度の食品産業における国内産水産物 ( 魚類 貝類 海藻類 以下同じ ) の仕入量 ( 延べ仕入量 以下同じ ) は 食品卸売業 ( 産地卸売市場 消費地卸売市場及びその他の卸売業 商社 ) が 1,1

目次 Ⅰ. 調査概要 1 Ⅱ. 加工 業務用野菜の仕入概況 2 Ⅲ. 加工 業務用野菜の業種別仕入実態 6 Ⅳ. 品目別の仕入価格等に係る分析 キャベツ はくさい レタス たまねぎ きゅうり なす だいこん 31 8

平成 30 年 (1 月 ~12 月 ) における果実の取扱高 東京都中央卸売市場 1 果実の入荷概況平成 30 年 (1 月 ~12 月 ) (1) 平成 30 年の気象概況 (2) 果実の取扱高概況 (3) 主要品目別の取扱金額の動向 2 国産果実の概況 (1) 1 月 ~3 月期の取扱実績 (

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清涼飲料水の規制

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1 種別取扱高 数量 =kg 金額 = 円 ( 税込 ) 項目 本月取扱高 一日平均取扱高 種別 数量 金額 平均単価 数量 金額 野菜 6,912, % 1,291,281, % , ,489,617 果実 2,726,

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~ メディケア食品 原料原産地情報の公開 ~ マルハニチロ株式会社では 東京都消費生活条例の規定により メディケア食品に使用している主な原材料の産地についてホームページでご案内しております 商品の主な原材料である 魚介類 肉類 野菜 果実類 等 また商品の名前として使用している原材料 ( 副原料 調

2 麦類 ( 子実用 ) (1) 4 麦計平成 24 4 麦の作付面積 ( 子実用 ) は26 万 9,5haで 前に比べて2,2ha(1%) 減少した ( 表 8) 麦種別には 二条大麦は前に比べて7ha(2%) 増加したものの 小麦 六条大麦及びはだか麦は前に比べてそれぞれ2,3ha(1%) 3

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2 果実 ( 全国 ) 果実の卸売数量は305 万 tで 前年に比べ 1% 減少した これは すいか オレンジ等の入荷量が減少したことによる 卸売価額は1 兆 350 億円で 前年に比べ 2% 減少した これは りんご バナナ等の卸売価格が低下したことによる ( 万 t) (卸売数量)図 2 果実の

Ⅱ ヒアリング事項について 1 ( 生産物を高く売るという観点から 売り手としての農業者には何が不足しているか ) について 青果物卸売市場は 需要と供給のバランスの上で合理的な価格を形成する場であり 求めやすい価格を望む消費者層が大きい ( 青果物価格の高騰は 目の敵にされる ) ことから 一方的

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江府町地域協議会活用明細

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* 平成 28 年 9 月期販促カレンダー * 日曜日青果関係の記念日その他行事 / 記念日 1 木 キウイの日 2 金 3 土 4 日 5 月 6 火 黒ニンニクの日 7 水 8 木 9 金 食べ物を大切にする日 親子でCOOKする日 10 土 11 日 12 月 13 火 14 水 市場休市 1

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八尾の枝豆 ~ 大阪にある枝豆の産地八尾市からお 近畿地方で枝豆といえば 徳島県や岐阜県を思い浮かべる方も多いと思います ですが 大阪市の近くある八尾市もおいしい枝豆の産地として注目されています 八尾の枝豆は大阪市のそばにあるという地域条件をメリットとして 適期にあわせて収穫します そして鮮度が重要

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1 国 産 野 菜 の 流 通 の 現 状 我 が 国 の 野 菜 生 産 は 北 海 道 関 東 九 州 が 中 心 これらの 地 域 で 全 体 の 約 6 割 を 占 める 大 消 費 地 である 首 都 圏 への 野 菜 出 荷 は 北 海 道 関 東 九 州 が 中 心 で 全 体 の7

長野 長野 長野 長野 長野 長野 長野 かぼちゃ はくさい 8 たまねぎ 電話番号 /FAX 番号 りんご 10

野菜をめぐる情勢

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目 次 Ⅰ 卸売市場流通の現状 1. 取扱数量等の推移 3 2. 中央卸売市場における市場間格差の状況 9 3. 中央卸売市場における他市場からの集荷割合 ( 立地条件等別 ) 産地の大型化 買受側の大型化 15 Ⅱ 中央卸売市場の開設都市の将来推計人口 16 Ⅲ 卸売市場の

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目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

目 次 1 卸売市場の仕組み 1 (1) 卸売市場の定義 (2) 卸売市場の種類と要件 (3) 卸売市場の機能 (4) 卸売市場での集荷及び取扱方法 (5) 卸売市場に対する取引規制 (6) 卸売市場の取引概念図 (7) 県内卸売市場 ( 青果 花き ) の概要 2 卸売市場及び卸売業者一覧 7 3

Transcription:

Ⅰ 調査結果の概要

1 要旨平成 18 年 9 月現在における集出荷組織数は 野菜で2,11 組織 果実で1,6 組織 花きで2,99 組織となっており これらの集出荷組織の取り扱った平成 17 年産の青果物 ( 野菜 14 品目 果実 18 品目 ) 及び花き (4 類 5 品目 )( 以下同じ ) の出荷量は以下のとおりである (1) 野菜平成 17 年産の野菜の集出荷を行った集出荷組織数は2,11 組織で これを組織別にみると集出荷団体が1,47 組織 集出荷業者が64 組織 が32 組織となっている また これらの組織が取り扱った平成 17 年産の野菜の出荷量は713 万 6,tで これらを集出荷組織別にみると 集出荷団体が58 万 7,t 集出荷業者が99 万 6,5t が33 万 2,3tとなっている (2) 果実平成 17 年産の果実の集出荷を行った集出荷組織数は1,6 組織で これらを組織別にみると集出荷団体が1,1 組織 集出荷業者が484 組織 が18 組織となっている また これらの組織が取り扱った平成 17 年産の果実の出荷量は199 万 6,tで これらを集出荷組織別にみると 集出荷団体が162 万 1,t 集出荷業者が31 万 8,1t が5 万 6,1tとなっている 図 1 青果物の集出荷組織数 出荷量と主な流通経路 生産段階集出荷段階荷受卸売段階仲卸 問屋段階小売段階消費段階 平成 18 年集出荷組織数及び平成 17 年産出荷量 生 出 集出荷団体 野菜 1,47 組織 5 87 t 果実 1,1 組織 1 621 t 売買参加者 大口需要者 加工業者 小売業者 産 集出荷業者 ( 卸売市場 ) 荷受会社 仲卸業者外食産業 野菜 64 組織 996 5t 果実 484 組織 318 1t 問 屋 者 荷 加工業者 野菜 32 組織 332 3t 果実 18 組織 56 1t 輸 入 ( 生鮮 冷蔵もの ) 小売業者 小売店 スーパーマーケット 等 一般消費者

(3) 花き平成 17 年産の花きの集出荷を行った集出荷組織数は2,99 組織で これらを組織別にみると集出荷団体は922 組織 集出荷業者は26 組織 は1 組織 多量出荷農家は1,71 戸 協業経営体は21 組織 会社は35 社となっている また これらの組織が取り扱った平成 17 年産の切り花類の出荷量は34 億 5, 万本で これらを集出荷組織別にみると 集出荷団体が3 億 6, 万本 集出荷業者が2,33 万本 多量出荷農家が2 億 8,85 万本 協業経営体が844 万本 会社が7,16 万本となっている

2 解説 (1) 野菜ア集出荷組織数平成 17 年産の野菜の集出荷を行った集出荷組織数は2,11 組織で 前回調査時 ( 平成 13 年 5 月現在 以下同じ ) に比べて1,55 組織 ( 前回対比 42%) 減少した これを集出荷組織別にみると集出荷団体が1,47 組織 集出荷業者が64 組織 が32 組織で 前回調査時に比べて集出荷団体は1,23 組織 (46%) 集出荷業者は314 組織 (34%) は7 組織 (18%) 減少した 集出荷組織の推移をみると 昭和 6 年以降 集出荷団体は農協の合併や任意組合の解散等により 集出荷業者は廃業等により それぞれ減少傾向となっている 表 1 野菜の集出荷組織数の推移 単位 : 組織 区 分 昭.55 6 平.3 8 13 18 集出荷組織計 7 5 7 43 6 17 5 26 3 66 2 11 集出荷 団体 5 85 5 96 4 95 4 6 2 7 1 47 総合農協 3 6 3 55 3 15 2 5 1 81 1 11 専門農協 58 43 42 23 任意組合 2 18 2 37 1 76 1 49 851 342 集出荷 業者 1 63 1 43 1 18 1 16 918 64 48 39 41 38 39 32 イ出荷量 ( ア ) 出荷先別出荷量割合集出荷組織の出荷先別の出荷量割合をみると 野菜計では卸売市場への出荷割合が7% となっている 卸売市場への出荷割合が前回調査時に比べて上昇している品目は にんじん81%( 前回調査 75%) ねぎ94%(89%) トマト87%(83%) となっている 一方 卸売市場への出荷割合が前回調査に比べて低くなっている品目は ほうれんそう61%(81%) ばれいしょ 31%(43%) レタス82%(9%) はくさい86%(91%) となっている

図 2 野菜の品目別 出荷先別出荷割合 (%) 1 9 その他 8 7 6 5 卸売市場出荷 3 1 平.12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 キャベツきゅうりさといもだいこんたまねぎトマトなすにんじんねぎはくさいばれいしょピーマンほうれんそうレタス ( イ ) 出荷形態別出荷割合集出荷組織の出荷形態別の出荷割合をみると 野菜計では段ボールによる出荷が75% コンテナによる出荷が13% その他( ネット等 ) による出荷が12% となっている 段ボールによる出荷割合が前回調査に比べて低下している品目は キャベツ89%( 前回調査 97%) レタス85%(93%) だいこん81%(87%) となっており 出荷コスト削減につながるコンテナでの出荷割合が進んでいることが伺える 一方 ばれいしょでは段ボール34%(44%) コンテナ22%(29%) と低下し その他 ( トラックへの直接積載 ) が44%(27%) と上昇している 図 3 野菜の品目別 出荷形態別出荷割合 (%) 1 9 その他 コンテナ 8 7 6 5 段ボ ル 3 1 平.12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 キャベツきゅうりさといもだいこんたまねぎトマトなすにんじんねぎはくさいばれいしょピーマンほうれんそうレタス

( ウ ) 集出荷団体における選別方法別出荷割合集出荷団体の選別方法別出荷量割合をみると 野菜計では共同選別による出荷が93% となっている 品目別にみると 共同選別のうち機械選別による出荷の割合が高い野菜は たまねぎが78% と最も高く 次いでトマトが64% ばれいしょが56% となっている また 共同選別のうち手選別による出荷割合が高い野菜は キャベツが97% と最も高く 次いではくさいが95% ほうれんそうが93% となっている 図 4 野菜の品目別 選別方法別出荷割合 (%) 1 8 機械選別 6 手選別 個別選別 野菜計 キャベツ きゅうり さといも だいこん たまねぎ トマト な す にんじん ね ぎ はくさい ばれいしょ ピーマン ほうれんそう レタス ウ施設の保有状況平成 18 年 9 月現在で 野菜を取り扱っている集出荷組織のうち 集荷場を保有する組織数は 1,83 組織 集荷場の箇所数は5,29 箇所である 集荷場の保有率 ( 野菜を集出荷している集出荷組織に占める保有組織数の割合 ( 以下同じ )) は87% となっている 選別場のうち手選別場を保有する組織数は81 組織 箇所数は169 箇所であり 保有率は38% となっている 予冷施設の保有状況は 強制通風式を保有する組織数が最も多く567 組織となっており 室数は1,76 室で 保有率は27% となっている 貯蔵施設の保有状況は 低温貯蔵庫を保有する組織数が最も多く639 組織となっており 棟数は1, 棟で 保有率は3% となっている

表 2 施設種類別の保有組織数及び保有数 区分集出荷組織計集出荷団体 選別場予冷施設集出荷集荷場手選別場機械選別場真空冷却式組織数 組織数 箇所数 組織数 箇所数 組織数 箇所数 組織数 基 数 組織 組織 箇所 組織 箇所 組織 箇所 組織 基 2 11 1 83 5 29 81 1 69 854 1 4 29 668 1 47 1 28 4 47 557 1 36 582 1 1 259 615 総合農協 1 11 1 4 1 476 1 23 525 1 256 611 専門農協 23 37 13 26 1 18 1 x 任意組合 342 224 29 68 113 47 79 2 x 集出荷業者 64 51 784 246 314 272 321 24 32 31 35 7 7 - - 7 13 区分 集出荷組織計集出荷団体 予冷施設 ( つづき ) 貯 蔵 施 設 差圧冷却式 強制通風式 普 通 倉 庫 低温貯蔵庫 CA 貯 蔵 庫 組織数 室 数 組織数 室 数 組織数 棟 数 組織数 棟 数 組織数 棟 数 組織 室 組織 室 組織 棟 組織 棟 組織 棟 274 625 567 1 76 415 915 639 1 21 35 256 593 453 1 57 176 485 357 896 15 26 総合農協 249 585 423 1 53 145 432 317 827 15 26 専門農協 - - 4 8 6 19 13 34 - - 任意組合 7 8 26 34 25 34 27 35 - - 集出荷業者 18 32 112 184 234 422 272 481 6 9 - - 2 x 5 8 1 21 - - エ集出荷組織の生産 情報の提供状況平成 18 年 9 月現在で 野菜を取り扱っている集出荷組織のうち 情報提供を行っている組織の割合は61%(1,28 組織 ) となっている このうち 生産者に情報を提供している割合は51% (1,7 組織 ) 消費者に対しては23%(481 組織 ) 業者等実需者に対しては23%(484 組織 ) となっている また 情報の提供方法 ( 複数回答 ) をみると ファクシミリ3%(63 組織 ) ホームページが %(43 組織 ) 電子メール7%(15 組織 ) となっている

表 3 野菜を取り扱っている集出荷組織における情報の提供状況 単位 組織数 : 組織構成比 : % 区 分 集出荷組織数 情報提供を行っている組織数 生産者に対して 提供先 ( 複数回答 ) 消費者に対して 業者等実需者に対して 情報提供の方法 ( 複数回答 ) ホームページ 電子メール ファクシミリ 組 織 数 集出荷組織計 2 11 1 28 1 7 481 484 43 15 63 集出荷団体 1 47 972 828 391 333 362 111 471 総 合 農 協 1 11 843 738 344 286 331 97 419 専 門 農 協 23 12 8 8 6 6 2 7 任 意 組 合 342 117 82 39 41 25 12 45 集出荷業者 64 295 227 87 143 63 37 15 32 17 16 3 8 5 2 9 構 成 比 集出荷組織計 1 61 51 23 23 7 3 (1) (84) (38) (38) (34) (12) (49) 集出荷団体 1 66 56 27 23 25 8 32 (1) (85) () (34) (37) (11) (48) 総 合 農 協 1 76 66 31 26 3 9 38 (1) (88) (41) (34) (39) (12) (5) 専 門 農 協 1 52 35 35 26 26 9 3 (1) (67) (67) (5) (5) (17) (58) 任 意 組 合 1 34 24 11 12 7 4 13 (1) (7) (33) (35) (21) (1) (38) 集出荷業者 1 49 38 14 24 1 6 25 (1) (77) (29) (48) (21) (13) (51) 1 53 5 9 25 16 6 28 (1) (94) (18) (47) (29) (12) (53) 注 :( ) 内の数値は 情報提供を行っている組織数 を1とした割合である

(2) 果実ア集出荷組織数平成 17 年産の果実の集出荷を行った集出荷組織数は1,6 組織で 前回調査時 ( 平成 13 年 5 月現在 ) に比べて 68 組織 ( 前回対比 3%) 減少した これを集出荷組織別にみると 集出荷団体が1,1 組織 集出荷業者が484 組織 が18 組織で 前回調査時に比べて 集出荷団体が48 組織 (3%) 集出荷業者が194 組織 (29%) 減少したが が1 組織 (6 %) 増加した 集出荷組織の推移をみると 集出荷団体は 農協の合併や任意組合の解散等により減少傾向となっている 表 4 果実の集出荷組織数の推移 単位 : 組織 区 分 昭.55 6 平.3 8 13 18 集出荷組織計 4 76 4 3 3 6 3 6 2 28 1 6 集出荷 団体 3 36 3 17 2 7 2 23 1 58 1 1 総合農協 2 15 2 1 1 8 1 41 1 696 専門農協 99 91 96 93 6 45 任意組合 1 11 1 7 826 727 56 355 集出荷 業者 1 39 1 15 873 813 678 484 19 22 23 19 17 18 イ出荷量 ( ア ) 出荷先別出荷割合集出荷組織の出荷先別出荷割合をみると 果実計では卸売市場への出荷割合が79% と高くなっている 卸売市場への出荷割合が前回調査に比べて上昇している品目はおうとう81%( 前回調査 69 %) うめ54%(48%) ネーブルオレンジ79%(74%) で 卸売市場への出荷割合が低下している品目は びわ87%(96%) くり77%(86%) キウイフルーツ87%(93%) となっている

図 5 果実の品目別 出荷先別出荷割合 (%) 1 9 8 その他 7 6 5 3 卸売市場出荷 1 平.12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 12 17 みかん なつみかんはっさくいよかん ネーブル オレンジ りんご ぶどう 日本なし 西洋なし も も おうとう び わ か き く り う め すもも キウイパイン フルーツアップル ( イ ) 出荷形態別出荷割合集出荷組織の出荷形態別の出荷割合をみると 果実計では段ボールによる出荷が81% コンテナによる出荷が9% ネット等による出荷が1% となっている 品目別にみると 段ボールによる出荷割合が高いのは 日本なし98% かき96% キウイフルーツ95% はっさく91% となっている 一方 コンテナによる出荷割合が高いのは うめの 36% となっている 図 6 果実の品目別 出荷形態別出荷割合 (%) その他 1 コンテナ 9 8 7 6 5 段ボール 3 1 果実計 みかん なつみかん はっさく いよかん ネーオレブンルジ りんご ぶどう 日本なし 西洋なし も も おうとう び わ か き く り う め すもも キフウルーイツ パアイッンプル

( ウ ) 集出荷団体における選別方法別出荷割合集出荷団体の選別方法別出荷割合をみると 果実計では共同選別による出荷が98% となっている 品目別にみると 共同選別のうち機械選別による出荷の割合が高い果実は なつみかん及びはっさくが94% と最も高く 次いでみかん及びネーブルオレンジが92% キウイフルーツが91 % となっている また 共同選別のうち手選別による出荷割合が高い果実は おうとうが97% と最も高く 次いでパインアップルが92% ぶどうが89% となっている 個別選別による出荷割合が高い果実は びわが35% で最も高くなっている 図 7 果実の品目別 選別方法別出荷量割合 (%) 1 機械選別 8 6 手選別 果実計 みかん なつみかん はっさく いよかん ネーオレブンルジ りんご ぶどう 日本なし 西洋なし も も おうとう び わ か き く り う め すもも キフウルーイツ パアイッンプル 個別選別 ウ施設の保有状況平成 18 年 9 月現在で 果実を取り扱っている集出荷組織のうち 集荷場を保有する組織数は 1,33 組織 集荷場の箇所数は2,68 箇所である 集荷場の保有率 ( 果実を集出荷している集出荷組織数に占める保有組織数の割合 以下同じ ) は83% となっている 選別場のうち手選別場を保有する組織数は473 組織 箇所数は882 箇所であり 保有率は3% となっている 予冷施設の保有状況は 強制通風式を保有する組織数が最も多く177 組織となっており 室数は432 室 保有率は11% となっている 貯蔵施設の保有状況は 低温貯蔵庫を保有する組織数が最も多く395 組織となっており 棟数は813 棟 保有率は25% となっている

表 5 施設種類別の保有組織数及び保有数 区分集出荷組織計集出荷団体 選別場予冷施設集出荷集荷場手選別場機械選別場真空冷却式組織数 組織数 箇所数 組織数 箇所数 組織数 箇所数 組織数 基 数 組織 組織 箇所 組織 箇所 組織 箇所 組織 基 1 6 1 33 2 68 473 882 927 1 4 34 6 1 1 9 2 1 326 714 635 1 8 23 42 総合農協 696 626 1 79 2 46 486 891 16 3 専門農協 45 44 67 13 15 32 43 - - 任意組合 355 23 281 93 239 117 144 7 12 集出荷業者 484 416 5 143 16 291 338 11 18 18 14 15 4 8 1 x - - 区分 集出荷組織計集出荷団体 予冷施設 ( つづき ) 貯 蔵 施 設 差圧冷却式 強制通風式 普 通 倉 庫 低温貯蔵庫 CA 貯 蔵 庫 組織数 室 数 組織数 室 数 組織数 棟 数 組織数 棟 数 組織数 棟 数 組織 室 組織 室 組織 棟 組織 棟 組織 棟 66 147 177 432 298 529 395 813 73 175 61 139 145 378 113 x 2 x 39 x 総合農協 54 131 125 35 6 179 141 38 28 78 専門農協 1 x 5 11 8 x 11 x 3 x 任意組合 6 x 15 17 45 75 5 85 8 14 集出荷業者 5 8 32 54 184 263 192 311 33 71 - - - - 1 x 1 x 1 x エ集出荷組織の生産 情報の提供状況平成 18 年 9 月現在で 果実を取り扱っている集出荷組織のうち 情報提供を行っている組織の割合は59%(941 組織 ) となっている このうち 生産者に対して情報提供をしている割合は48 %(76 組織 ) 消費者に対しては26%(423 組織 ) 業者等実需者に対しては22%(348 組織 ) となっている また 情報の提供方法 ( 複数回答 ) をみると ファクシミリが29%(457 組織 ) ホームページが%(321 組織 ) 電子メールが6%(95 組織 ) となっている

表 6 果実を取り扱っている集出荷組織における情報提供の状況 単位 組織数 : 組織構成比 : % 区 分 集出荷組織数 情報提供を行っている組織数 生産者に対して 提供先 ( 複数回答 ) 消費者に対して 業者等実需者に対して 情報提供の方法 ( 複数回答 ) ホームページ 電子メール ファクシミリ 組 織 数 集出荷組織計 1 6 941 76 423 348 321 95 457 集出荷団体 1 1 717 588 33 245 261 72 331 総 合 農 協 696 528 469 245 185 221 61 261 専 門 農 協 45 29 19 21 9 14 2 11 任 意 組 合 355 16 1 64 51 26 9 59 集出荷業者 484 214 162 9 96 58 23 1 18 1 1 3 7 2-6 構 成 比 集出荷組織計 1 59 48 26 22 6 29 (1) (81) (45) (37) (34) (1) (49) 集出荷団体 1 65 53 3 22 24 7 3 (1) (82) (46) (34) (36) (1) (46) 総 合 農 協 1 76 67 35 27 32 9 38 (1) (89) (46) (35) (42) (12) (49) 専 門 農 協 1 64 42 47 31 4 24 (1) (66) (72) (31) (48) (7) (38) 任 意 組 合 1 45 28 18 14 7 3 17 (1) (63) () (32) (16) (6) (37) 集出荷業者 1 44 33 19 12 5 25 (1) (76) (42) (45) (27) (11) (56) 1 56 56 17 39 11-33 (1) (1) (3) (7) () (-) (6) 注 :( ) 内の数値は 情報提供を行っている組織数 を1とした割合である

(3) 花きア集出荷組織数平成 17 年産の花きの集出荷を行った集出荷組織数は2,99 組織で 前回調査時 ( 平成 12 年 1~ 3 月 ) に比べて 58 組織 ( 前回対比 16%) 減少した これを集出荷組織別にみると 集出荷団体が922 組織 集出荷業者が26 組織 が 1 組織 多量出荷農家が1,71 戸 協業経営体が21 組織 会社が35 社で 前回調査時に比べて 多量出荷農家は前回並み 集出荷団体では農協の合併等があったため738 組織 (44%) 減少したものの 会社は経営を法人化する農家が増えたこと等から181 社 (146%) 増加している 表 7 花きの集出荷組織数の推移図 8 花きの集出荷組織数割合の推移 単位 : 組織 戸 社 区 分 平.12 18 集出荷組織計 3 57 2 99 集出荷団体 1 66 922 集出荷業者 33 26 1 多量出荷農家 1 71 1 71 協業経営体 39 21 会 社 124 35 集出荷団体 (31) 多量出荷農家 (57) 平成 18 年 9 月現在 2,99 組織 (1%) 平成 12 年 1 月 ~3 月現在 3,57 組織 (1%) (47) (48) 会社 (1) その他 (2) (2) (3) イ出荷量 ( ア ) 出荷先別出荷割合集出荷組織の出荷先別の出荷割合を見ると 切り花類及び鉢もの類は 卸売市場への出荷割合が高く それぞれ96%( 前回調査 95%) 82%(84%) とほとんどが卸売市場へ仕向けられていた また 花壇用苗もの類でも卸売市場が51%(54%) と最も割合が高かったものの 小売店への出荷割合が26%(%) と他の類別に比べて高くなっている 球根類ではその他 ( 種苗会社等 ) への出荷割合が85%(8%) と最も高くなっており このうち直接販売が7% あった

図 9 花きの類別 出荷先別出荷割合 (%) その他 1 9 8 7 卸売 6 市 5 場 3 1 小売店 平.11 17 11 17 11 17 11 17 年産 切り花類球根類鉢もの類花壇用もの類 ( イ ) 出荷形態別出荷割合 ( 切り花類 ) 切り花類の出荷状態別出荷割合 ( 出荷量計 ) をみると 常温輸送が54% 低温輸送が46% と なっており これを前回調査と比べると 低温輸送が19ポイント上昇しており 鮮度維持のための低温輸送への取り組みが進んでいる また 卸売市場へ出荷される低温輸送のうち 湿式 バケット輸送の占める割合は12% で 品目別にみると きく7% カーネーション13% ばら46% 宿根かすみそう59% トルコギキョウ27% となっており 品目によっては高い割合で低温 湿式 バケット輸送が取り組まれている また 低温 湿式 バケット輸送のうちリターナブルバケットを使用した割合は3% で 品目別にみると きく1% カーネーション11% ばら6% 宿根かすみそう1% トルコギキョウ4% となっている 図 1 切り花類の出荷状態別出荷割合図 11 切り花類の出荷状態別出荷割合 ( 卸売市場 ) ( 常温 低温輸送 ) ( 低温輸送のうち 湿式 バケット輸送 うちリターナブル ) (%) 1 9 8 7 6 5 3 1 低温輸送 常温輸送 (%) 7 6 5 3 1 低温 湿式 ハ ケット輸送 うちリターナフ ルハ ケット 平.11 年産 17 切り花類 きく カーネー ション ばら 宿根かすみそう トルコギキョウ

ウ施設の保有状況平成 18 年 9 月現在で 花きを取り扱っている集出荷組織のうち 集荷場を保有する組織数は 739 組織 ( 多量出荷農家 協業経営体及び会社を除く ) 集荷場の箇所数は1,51 箇所である 集荷場の保有率 ( 花きを集出荷している集出荷組織数に占める保有組織数の割合 ( 以下同じ )) は 78% となっている 選花機 ( 切り花 ) を保有する組織数は359 組織 箇所数は589 箇所であり 保有率は23% となっている 貯蔵施設の保有状況は 予冷庫を保有する組織数が最も多く653 組織となっており 棟数は 1,25 棟 保有率は22% となっている 表 8 集荷場の保有組織数及び保有数表 9 選花機の保有組織数及び保有数 表 1 区 分 集出荷組織計 集出荷団体 組織数 貯蔵施設の保有組織数及び保有数 箇所数 組織 戸 社組織 戸 社箇所 949 739 1 51 922 731 1 51 総合農協 622 567 1 26 専門農協 13 12 28 任意組合 287 152 217 集出荷業者 集出荷組織数 集荷場 26 7 8 1 1 x 区 分 集出荷組織計 集出荷団体 集出荷組織数 選花機 ( 切り花 ) 組織数台数 組織 戸 社組織 戸 社台 1 57 359 589 814 93 281 総合農協 67 64 182 専門農協 7 2 x 任意組合 27 x 集出荷業者 多量出荷農家 協業経営体 6 - - 1 - - 656 235 265 1 2 x 86 29 x 区分集出荷組織計集出荷団体 集出荷組織数 予冷庫 貯蔵施設普通倉庫低温貯蔵庫 CA 貯蔵庫 組織数棟数組織数棟数組織数棟数組織数棟数 組織 戸 社 組織 戸 社 棟 組織 戸 社 棟 組織 戸 社 棟 組織 戸 社 棟 2 99 653 1 25 486 761 54 889 12 19 922 339 741 166 38 1 326 6 12 総合農協 622 289 629 133 253 89 195 5 x 専門農協 13 5 1 3 5 6 37 - - 任意組合 287 45 12 3 5 45 94 1 x 集出荷業者多量出荷農家協業経営体 26 2 x 4 x 7 8 - - 1 - - - - - - - - 1 71 269 418 27 366 31 481 5 x 21 4 9 2 x 4 5 - - 35 39 79 44 79 43 69 1 x

エ集出荷組織の生産 情報の提供状況平成 18 年 9 月現在で 花きを取り扱っている集出荷組織のうち 情報提供を行っている組織の割合は55%(1,63 組織 ) となっている このうち生産者に対して情報を提供している割合は 24%(716 組織 ) 消費者に対しては%(59 組織 ) 業者等実需者に対しては35%(1,5 組織 ) となっている また 情報提供の方法 ( 複数回答 ) をみると ファクシミリ が28%(825 組織 ) ホームページ が17%(54 組織 ) 電子メール が9%(274 組織 ) となっている 表 11 花きを取り扱っている集出荷組織における情報提供の状況 区 分 集出荷組織数 情報提供を行っている組織数 提供先 ( 複数回答 ) 単位 組織数 : 組織 戸 社構成比 : % 情報提供の方法 ( 複数回答 ) 生産者に消費者に業者等実需ホーム電子ファク対して対して者に対してページメールシミリ 組織数 集出荷組織計 2 99 1 63 716 59 1 5 54 274 825 集出荷団体 922 615 515 143 284 142 83 381 総合農協 622 479 436 99 199 17 57 34 専門農協 13 11 1 4 7 7 5 8 任意組合 287 125 69 78 28 21 69 集出荷業者 多量出荷農家 協 業経 営体 会 社 構成比 26 16 8 4 1 4 1 6 1 - - - - - - - 1 71 783 145 314 67 236 125 347 21 8 1 6 4 7 1 1 35 3 47 123 145 115 64 9 集出荷組織計 1 55 24 35 17 9 28 (1) (44) (36) (64) (31) (17) (51) 集出荷団体 1 67 56 16 31 15 9 41 (1) (84) (23) (46) (23) (13) (62) 総合農協 1 77 7 16 32 17 9 49 (1) (91) (21) (42) (22) (12) (63) 専門農協 1 85 77 31 54 54 38 62 (1) (91) (36) (64) (64) (45) (73) 任意組合 1 44 24 14 27 1 7 24 (1) (55) (32) (62) (22) (17) (55) 集出荷業者 1 62 31 15 38 15 4 23 (1) (5) (25) (63) (25) (6) (38) 1 - - - - - - - (-) (-) (-) (-) (-) (-) (-) 多量出荷農家 1 46 8 18 35 14 7 (1) (19) () (78) (3) (16) (44) 協 業経 営体 1 38 5 29 19 33 5 5 (1) (13) (75) (5) (88) (13) (13) 会 社 1 67 15 48 38 21 3 (1) (23) (61) (71) (57) (32) (44) 注 :( ) 内の数値は 情報提供を行っている組織数 を 1 とした割合である