IPCC 第 5 次評価報告書第 1 作業部会報告書概要 ( 気象庁訳 ) 正誤表 (2015 年 12 月 1 日修正 ) 第 10 章気候変動の検出と原因特定 : 地球全体から地域まで 41 ページ気候システムの特性第 1 パラグラフ 15 行目 ( 誤 ) 平衡気候感度が 1 以下である可能性

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1. 天候の特徴 2013 年の夏は 全国で暑夏となりました 特に 西日本の夏平均気温平年差は +1.2 となり 統計を開始した 1946 年以降で最も高くなりました ( 表 1) 8 月上旬後半 ~ 中旬前半の高温ピーク時には 東 西日本太平洋側を中心に気温が著しく高くなりました ( 図 1) 特

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(c) (d) (e) 図 及び付表地域別の平均気温の変化 ( 将来気候の現在気候との差 ) 棒グラフが現在気候との差 縦棒は年々変動の標準偏差 ( 左 : 現在気候 右 : 将来気候 ) を示す : 年間 : 春 (3~5 月 ) (c): 夏 (6~8 月 ) (d): 秋 (9~1

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などの極端現象も含め 気候変動による影響を評価している さらに AR4 は 長期的な展望として 適応策と緩和策のどちらも その一方だけではすべての気候変動の影響を防ぐことができないが 両者は互いに補完し合い 気候変動のリスクを大きく低減することが可能であることは 確信度が高い とし 最も厳しい緩和努

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TitleMIROC における雲の海面水温変化に対する応答の評価 Author(s) 出本, 哲 ; 渡部, 雅浩 ; 釜江, 陽一 Citation 週間及び1か月予報における顕著現象の予測可能性 (2013): Issue Date URL

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Mwp1a とベーリングイベントは古気候学の謎のひとつで 気候モデルに制約を与える際の大きな問題でした もうひとつの大きな問題点は 南極氷床の安定性に関するものです 南極はアクセスが困難であり また 間氷期である現在でも大陸のほとんどが氷に覆われているため 過去の記録を正確に復元することが難しい氷床

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図 1 COBE-SST のオリジナル格子から JCDAS の格子に変換を行う際に用いられている海陸マスク 緑色は陸域 青色は海域 赤色は内海を表す 内海では気候値 (COBE-SST 作成時に用いられている 1951~2 年の平均値 ) が利用されている (a) (b) SST (K) SST a

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過去約 130 年の年平均気温の変化傾向 (1891~2017 年 ) 図 緯度経度 5 度の格子ごとに見た年平均気温の長期変化傾向 (1891~2017 年 ) 図中の丸印は 5 5 格子で平均した 1891~2017 年の長期変化傾向 (10 年あたりの変化量 ) を示す 灰色は長期

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温水性のカワアナゴ テンジクカワアナゴ ボウズハゼ ナンヨウボウズハゼ ウロハゼの 5 種をとり上げ 確認状況を整理しました これら 5 種はいずれも現状で分布の北限が日本列島上にあると考えられます また両側回遊性のため海を通じて分布域の変化が可能なため 純淡水魚と比較すると 温度変化による分布域変

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ような塩の組成はほとんど変化しない 年平均した降水量 (CMAP データを用いて作成 ) 2.2 海水の密度海水の密度は水温だけでなく 塩分にも依存する 一般に塩分が多いほど密度は高くなる 真水と海水について 温度変化に伴う密度の変化を計算すると以下のようになる 真水は 4 付近で密度が最大になるが

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風力発電インデックスの算出方法について 1. 風力発電インデックスについて風力発電インデックスは 気象庁 GPV(RSM) 1 局地気象モデル 2 (ANEMOS:LAWEPS-1 次領域モデル ) マスコンモデル 3 により 1km メッシュの地上高 70m における 24 時間の毎時風速を予測し

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間を検討する 締約国が提出した 貢献 は 公的な登録簿に記録される 締約国は 貢献 ( による排出 吸収量 ) を計算する また 計算においては 環境の保全 透明性 正確性 完全性 比較可能性及び整合性を促進し 並びに二重計上の回避を確保する 締約国は 各国の異なる事情に照らしたそれぞれ共通に有して

プレスリリース 2018 年 10 月 31 日 報道関係者各位 慶應義塾大学 台風の急激な構造変化のメカニズムを解明 - 台風の強度予報の精度を飛躍的に向上できる可能性 - 慶應義塾大学の宮本佳明環境情報学部専任講師 杉本憲彦法学部准教授らの研究チームは 長年の謎であった台風の構造が急激に変化する

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2.1 の気温の長期変化 の 6 地点の 1890~2010 年の 121 年間における年平均気温平年 差の推移を図 2.1-2に示す の年平均気温は 100 年あたり1. 2 ( 統計期間 1890~2010 年 ) の割合で 統計的に有意に上昇している 長期変化傾向を除くと 1900 年代後半と


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IPCC 第 5 次評価報告書第 1 作業部会報告書概要 ( 気象庁訳 ) 正誤表 (2015 年 12 月 1 日修正 ) 第 10 章気候変動の検出と原因特定 : 地球全体から地域まで 41 ページ気候システムの特性第 1 パラグラフ 15 行目 ( 誤 ) 平衡気候感度が 1 以下である可能性が極めて低いことについて高い確信度があり ( 正 ) 平衡気候感度が 1 未満である可能性が極めて低いことについて高い確信度があり (2015 年 7 月 1 日修正 ) 第 2 章観測 : 大気と地表面 8 ページ水循環第 3 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) 世界規模の雲の変動と変化傾向の観測においては ( 正 ) 地球規模の雲の変動と変化傾向の観測においては 第 2 章観測 : 大気と地表面 9 ページ極端現象第 3 パラグラフ 1 行目 ( 誤 )20 世紀半ば以降 世界規模で観測されている ( 正 )20 世紀半ば以降 地球規模で観測されている 第 3 章観測 : 海洋 11 ページ水温と貯熱量の変化第 2 パラグラフ 7 行目 ( 誤 ) 水深 3000 m 以深の昇温は 南極海で最も大きくなっている ( 正 ) 水深 3000 m 以深の昇温は 南大洋 訳注 1 で最も大きくなっている 第 3 章観測 : 海洋 11 ページ塩分と淡水量の変化第 1 パラグラフ 9 行目 ( 誤 ) 太平洋と南極海は塩分が低下している ( 正 ) 太平洋と南大洋は塩分が低下している 第 3 章観測 : 海洋 12 ページ大気 海洋間フラックスと波高の変化第 2 パラグラフ 1 行目 ( 誤 ) 北大西洋 熱帯太平洋 南極海において ( 正 ) 北大西洋 熱帯太平洋 南大洋において 第 3 章観測 : 海洋 12 ページ大気 海洋間フラックスと波高の変化第 2 パラグラフ 7 行目 ( 誤 ) 最も強固なのは南極海についてであり 南極海では ( 正 ) 最も強固なのは南大洋についてであり 南大洋では 第 3 章観測 : 海洋 12 ページ大気 海洋間フラックスと波高の変化第 3 パラグラフ 4 行目 ( 誤 ) 中程度の確信度で増大している 増加は冬季に典型的で 10 年当たり最大 20 cm の増加傾向がみられる ( 正 ) 中程度の確信度で増大しており 典型的な冬季の変化傾向は 10 年当たり最大 20 cm であった 第 3 章観測 : 海洋 12 ページ水塊と循環の変化第 1 パラグラフ 16 行目 ( 誤 ) 昇温して縮小し 南極海のインド洋及び太平洋側では ( 正 ) 昇温して縮小し 南大洋のインド洋及び太平洋側では 1

第 3 章観測 : 海洋 13 ページ統合のタイトル ( 誤 ) 統合 ( 正 ) 統合 ( まとめ ) 第 3 章観測 : 大気と地表面 13 ページ訳注 第 3 章の訳注に 訳注 1 を追加し 以下訳注の番号を振りなおす 訳注 1 原文では the Southern Ocean 南極海 ( the Antarctic Ocean ) とも呼ばれる 訳注 2 1 TW( テラワット )= 1 10 12 W = 1 兆ワット 訳注 3 ハインドキャストとも呼ばれる 過去の事例をモデルによって再び予報すること ( 参考 :http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2012/2012_06_0493.pdf) 訳注 4 1 PgC = 1 GtC( 炭素換算で 1 ギガトン =10 億トン =1000 兆グラム ) 二酸化炭素換算では 36 億 6700 万トンに相当する 第 4 章観測 : 雪氷圏 15 ページ海氷第 5 パラグラフ 1 行目 ( 誤 ) 南極域の年平均海氷面積は 1979 年から ( 正 ) 南極域の年平均海氷面積は 1979 年から 第 4 章観測 : 雪氷圏 15 ページ海氷第 5 パラグラフ 6 行目 ( 誤 ) 地域差があり ある地域では面積が増加し ある地域では減少していることの確信度は高い ( 正 ) 地域差があり 面積が増加している地域もあれば 減少している地域もあることの確信度は高い 第 5 章古気候の記録から得られる情報 19 ページ温室効果ガスの変動と過去の気候応答第 5 パラグラフ 3 行目 ( 誤 ) 水準を大きく上回っていたことの確信度は中程度である ( 正 ) 水準を大きく上回っていた 第 5 章古気候の記録から得られる情報 20 ページ間氷期の気候変動という観点での 観測されている最近の気候変動第 5 パラグラフ 10 行目 ( 誤 ) 1200 年にわたる数十年間規模の気温変化を再現しており ( 正 ) 1200 年にわたる数十年規模の気温変化を再現しており 第 5 章古気候の記録から得られる情報 20 ページ間氷期の気候変動という観点での 観測されている最近の気候変動第 6 パラグラフ 1 行目 ( 誤 ) 大陸規模の地上気温の復元によると 中世気候異常 (950~1250 年 ) の数十年間に ( 正 ) 大陸規模の地上気温の復元によると 中世気候異常期 (950~1250 年 ) の数十年間に 第 5 章古気候の記録から得られる情報 20 ページ間氷期の気候変動という観点での 観測されている最近の気候変動第 6 パラグラフ 4 行目 ( 誤 ) これらの地域的温暖期間は ( 正 ) これらの地域的に温暖な期間は 第 5 章古気候の記録から得られる情報 20 ページ間氷期の気候変動という観点での 観測されて 2

いる最近の気候変動第 6 パラグラフ 9 行目 ( 誤 )... 内部変動も 中世気候異常と小氷期 (1450~1850 年 )... ( 正 )... 内部変動も 中世気候異常期と小氷期 (1450~1850 年 )... 第 5 章古気候の記録から得られる情報 20 ページ間氷期の気候変動という観点での 観測されている最近の気候変動第 7 パラグラフ 4 行目 ( 誤 ) 小氷期(1450~1850 年 ) は中世気候異常 (950~1250 年 ) に比べて ( 正 ) 小氷期(1450~1850 年 ) は中世気候異常期 (950~1250 年 ) に比べて 第 5 章古気候の記録から得られる情報 21 ページ急激な気候変動と不可逆性第 4 パラグラフ 4 行目 ( 誤 ) 西南極氷床は南極海表層の温暖化に 訳注 ( 正 ) 西南極氷床は南大洋表層の温暖化に 第 5 章古気候の記録から得られる情報 21 ページ訳注 第 5 章の訳注に以下を追加する 訳注 原文では the Southern Ocean 南極海 ( the Antarctic Ocean ) とも呼ばれる 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 24 ページ将来予測第 2 パラグラフ 12 行目 ( 誤 ) 海洋の温暖化と循環の変化は南極海と北大西洋における 5 ( 正 ) 海洋の温暖化と循環の変化は南大洋 訳注と北大西洋における 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 25 ページ将来予測第 8 パラグラフ 14 行目 ( 誤 ) 10 年以内に 南極海の一部では ( 正 ) 10 年以内に 南大洋の一部では 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 25 ページ将来予測第 9 パラグラフ 6 行目 ( 誤 ) 水域の量が将来どう発達するのかについては ( 正 ) 水域の量が将来どう増大するのかについては 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 25 ページジオエンジニアリングの手法と炭素循環第 1 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) 二酸化炭素除去 (CDR) 法と呼ばれている ( 正 ) 二酸化炭素除去 (CDR) 手法と呼ばれている 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 26 ページジオエンジニアリングの手法と炭素循環第 2 パラグラフ 1 行目 ( 誤 )CDR 法が炭素及びその他の ( 正 )CDR 手法が炭素及びその他の 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 26 ページジオエンジニアリングの手法と炭素 3

循環第 2 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) CDR 法が気候及び環境に ( 正 ) CDR 手法が気候及び環境に 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 26 ページジオエンジニアリングの手法と炭素循環第 2 パラグラフ 6 行目 ( 誤 ) 太陽放射管理(SRM) 法 ( 第 7 章 ) は ( 正 ) 太陽放射管理(SRM) 手法 ( 第 7 章 ) は 第 6 章炭素循環及びその他の生物地球化学的循環 26 ページ訳注 第 6 章の訳注に 訳注 5 を追加し 以下訳注の番号を振りなおす 訳注 5 原文では the Southern Ocean 南極海 ( the Antarctic Ocean ) とも呼ばれる 訳注 6 アラゴナイト : あられ石 炭酸カルシウムの結晶形の一つ 様々な海洋生物がこれにより骨格や殻を形成している 訳注 7 ベンチレーション : 海面付近の海水が海洋内部へ運ばれる過程のひとつ 訳注 8 ほぼ無酸素 第 7 章雲とエーロゾル 27 ページ理解の進展第 4 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) 迅速な調整メカニズム ( 大気及び地表面の急速な変化を通じて ( 正 ) 迅速な調節メカニズム ( 大気及び地表面の急速な変化を通じて 第 7 章雲とエーロゾル 27 ページ理解の進展第 4 パラグラフ 7 行目 ( 誤 ) 迅速な調整メカニズムも含む実効放射強制力 (ERF) ( 正 ) 迅速な調節メカニズムも含む実効放射強制力 (ERF) 第 7 章雲とエーロゾル 27 ページ理解の進展第 6 パラグラフ 4 行目 ( 誤 ) 地球規模 地域規模での調整も受ける ( 正 ) 地球規模 地域規模での調節も受ける 第 7 章雲とエーロゾル 28 ページエーロゾルと雲に起因する気候強制力の定量化第 1 パラグラフ 1 行目 ( 誤 ) 迅速な調整メカニズムを考慮に入れた ( 正 ) 迅速な調節メカニズムを考慮に入れた 第 7 章雲とエーロゾル 28 ページエーロゾルと雲に起因する気候強制力の定量化第 1 パラグラフ 6 行目 ( 誤 ) 調整メカニズムを考慮しない ( 正 ) 調節メカニズムを考慮しない 第 7 章雲とエーロゾル 28 ページエーロゾルと雲に起因する気候強制力の定量化第 1 パラグラフ 14 行目 4 訳注 2 ( 誤 ) 化石燃料とバイオ燃料からの排出 は 硫酸塩エーロゾル 4 正誤表参照 ( 正 ) 化石燃料とバイオ燃料からの排出は 硫酸塩エーロゾル 4

第 7 章雲とエーロゾル 28 ページエーロゾルと雲に起因する気候強制力の定量化第 1 パラグラフ 23 行目 ( 誤 ) 雲の迅速な調整メカニズムの存在については ( 正 ) 雲の迅速な調節メカニズムの存在については 第 7 章雲とエーロゾル 28 ページエーロゾルと雲に起因する気候強制力の定量化第 2 パラグラフ 6 行目 ( 誤 ) 迅速な調整メカニズムを含んでいる ( 正 ) 迅速な調節メカニズムを含んでいる 第 7 章雲とエーロゾル 29 ページ太陽放射管理法を用いたジオエンジニアリングのタイトル ( 誤 ) 太陽放射管理法を用いたジオエンジニアリング ( 正 ) 太陽放射管理手法を用いたジオエンジニアリング 第 7 章雲とエーロゾル 29 ページ太陽放射管理手法を用いたジオエンジニアリング第 1 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) 太陽放射管理(SRM) 法は世界全体の気温を ( 正 ) 太陽放射管理(SRM) 手法は世界全体の気温を 第 7 章雲とエーロゾル 29 ページ太陽放射管理手法を用いたジオエンジニアリング第 1 パラグラフ 6 行目 ( 誤 ) SRM 法は実施も試験も ( 正 ) SRM 手法は実施も試験も 第 7 章雲とエーロゾル 29 ページ太陽放射管理手法を用いたジオエンジニアリング第 1 パラグラフ 19 行目 ( 誤 ) 他の SRM 法については ( 正 ) 他の SRM 手法については 第 7 章雲とエーロゾル 29 ページ訳注 訳注 2 を削除し 訳注 1 を 訳注 に差し替える 第 8 章人為起源及び自然起源の放射強制力 31 ページ概要第 2 パラグラフ 11 行目 ( 誤 ) こうした調整を組み込むことで ( 正 ) こうした調節を組み込むことで 第 8 章人為起源及び自然起源の放射強制力 31 ページ概要第 2 パラグラフ 16 行目 ( 誤 ) こうした雲の変化は迅速な調整メカニズムであり ( 正 ) こうした雲の変化は迅速な調節メカニズムであり 第 8 章人為起源及び自然起源の放射強制力 31 ページ工業化時代の人為起源放射強制力第 3 パラグラフ 31 行目 5

( 誤 ) 二酸化炭素以外の複合放射強制力の増加率 ( 正 ) 二酸化炭素以外による放射強制力の増加率 第 8 章人為起源及び自然起源の放射強制力 31 ページ脚注 1 1 行目 ( 誤 ) 放射平衡に対して再調整する成層圏温度は ( 正 ) 放射平衡に対して再調節する成層圏温度は 第 8 章人為起源及び自然起源の放射強制力 31 ページ脚注 2 1 行目 ( 誤 ) 考慮し調整するが 世界平均地上気温又は海洋及び海氷条件は調整せずに計算 ( 正 ) 考慮し調節するが 世界平均地上気温又は海洋及び海氷条件は調節せずに計算 第 8 章人為起源及び自然起源の放射強制力 32 ページ脚注 5 1 行目 ( 誤 ) エーロゾルへの迅速な調整メカニズムの部分 ( 正 ) エーロゾルへの迅速な調節メカニズムの部分 第 8 章人為起源及び自然起源の放射強制力 33 ページ将来の人為起源の放射強制力と排出指標第 2 パラグラフ 9 行目 ( 誤 ) 全球平均地上気温に与える変化と ( 正 ) 世界平均地上気温に与える変化と 第 9 章気候モデルの評価 35 ページ概要第 3 パラグラフ 7 行目 ( 誤 ) 1990~2012 年のモデル ( 正 ) 1998~2012 年のモデル 第 9 章気候モデルの評価 35 ページ概要第 6 パラグラフ 1 行目 ( 誤 ) 一般的特徴を捕捉することが ( 正 ) 一般的特徴を捉えることが 第 9 章気候モデルの評価 37 ページ概要第 18 パラグラフ 11 行目 ( 誤 ) モデルでは地域から地球規模にわたり ( 正 ) モデルでは地域規模から地球規模にわたり 第 10 章気候変動の検出と原因特定 : 地球全体から地域まで 39 ページ大気の気温第 4 パラグラフ 10 行目 ( 誤 ) この評価を行うことに モデルを使った内部変動性のシミュレーションは適していると評価されている ( 正 ) モデルを使った内部変動性のシミュレーションは この評価を行うことに適していると評価されている 第 10 章気候変動の検出と原因特定 : 地球全体から地域まで 40 ページ海洋酸性化と酸素の変化第 1 パラグラフ 1 行目 ( 誤 ) 海洋による人為的起源の二酸化炭素の吸収が ( 正 ) 海洋による人為起源の二酸化炭素の吸収が 6

第 10 章気候変動の検出と原因特定 : 地球全体から地域まで 40 ページ海洋酸性化と酸素の変化第 1 パラグラフ 5 行目 ( 誤 ) 海洋中の溶存酸素の地球規模的減少パターンについて ( 正 ) 海洋中の溶存酸素の地球規模での減少パターンについて 第 10 章気候変動の検出と原因特定 : 地球全体から地域まで 40 ページ雪氷圏第 1 パラグラフ 5 行目 ( 誤 ) 1979 年以降の南極海の海氷面積 ( 正 ) 1979 年以降の南極域の海氷面積 第 10 章気候変動の検出と原因特定 : 地球全体から地域まで 41 ページ極端な気候現象第 1 パラグラフ 6 行目 ( 誤 ) 世界規模で観測されていることに人為起源の ( 正 ) 地球規模で観測されていることに人為起源の 第 11 章近未来の気候変動 : 予測と予測可能性 44 ページ予測された近未来気温変化第 1 パラグラフ 8 行目 ( 誤 ) その後数年間で回復することになる ( 正 ) その後数年間で回復するだろう 第 11 章近未来の気候変動 : 予測と予測可能性 45 ページ予測された極端現象の変化第 3 パラグラフ 5 行目 ( 誤 ) 熱帯低気圧活動について発表されている予測間に差異があること ( 正 ) 熱帯低気圧活動について発表されている予測間に差があること 第 11 章近未来の気候変動 : 予測と予測可能性 45 ページ予測された大気質の変化第 2 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) 局所的に高い地上気温は 地域規模のオゾンと PM 2.5 の最大濃度を増加させるような 化学過程のフィードバックや ( 正 ) 局所的に高い地上気温は オゾンと PM 2.5 の最大濃度を増加させるような地域規模の化学過程のフィードバックや 第 12 章長期的気候変動 : 予測 不可避性 不可逆性 47 ページ気温変化の予測第 2 パラグラフ 8 行目 ( 誤 ) 北大西洋と南極海においては 2 ( 正 ) 北大西洋と南大洋 訳注においては 第 12 章長期的気候変動 : 予測 不可避性 不可逆性 48 ページ水循環の変化第 3 パラグラフ 10 行目 ( 誤 ) 地域規模から世界規模で予測されている ( 正 ) 地域規模から地球規模で予測されている 7

第 12 章長期的気候変動 : 予測 不可避性 不可逆性 48 ページ水循環の変化第 3 パラグラフ 15 行目 ( 誤 ) アフリカ南部地域における土壌水分の乾燥は ( 正 ) アフリカ南部地域における土壌水分の減少は 第 12 章長期的気候変動 : 予測 不可避性 不可逆性 49 ページ海洋の変化第 1 パラグラフ 3 行目 ( 誤 ) より深い部分では 南極海で最も顕著な昇温が予測されている ( 正 ) より深い部分では 南大洋で最も顕著な昇温が予測されている 第 12 章長期的気候変動 : 予測 不可避性 不可逆性 50 ページ訳注 第 12 章の訳注に 訳注 2 を追加し 以下訳注の番号を振りなおす 訳注 2 原文では the Southern Ocean 南極海 ( the Antarctic Ocean ) とも呼ばれる 訳注 3 1 PgC = 1 GtC( 炭素換算で 1 ギガトン =10 億トン =1000 兆グラム ) 二酸化炭素換算では 36 億 6700 万トンに相当する 第 13 章海面水位の変化 53 ページ 21 世紀の海面水位の極端現象と波浪の予測第 2 パラグラフ 1 行目 ( 誤 ) 風速が速くなる結果 南極海で有義波高の年平均値が上昇する可能性が高い ( 中程度の確信度 ) 南極海で発生したうねりは ( 正 ) 風速が速くなる結果 南大洋 訳注 で有義波高の年平均値が上昇する可能性が高い ( 中程度の確信度 ) 南大洋で発生したうねりは 第 13 章海面水位の変化 53 ページ訳注 第 13 章の訳注に以下を追加する 訳注 原文では the Southern Ocean 南極海 ( the Antarctic Ocean ) とも呼ばれる 第 14 章気候現象及びそれらの将来の地域的な気候変動との関連性 55 ページ概要第 2 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) 世界規模の影響の変化に対して ( 正 ) 地球規模の影響の変化に対して 第 14 章気候現象及びそれらの将来の地域的な気候変動との関連性 56 ページ熱帯現象第 3 パラグラフ 2 行目 ( 誤 ) 将来変化の予測については モデルのこの現象の再現能力が低いことと マッデン-ジュリアン振動が海面水温上昇の分布に敏感に応答することのため 確信度は低い ( 正 ) 将来変化の予測については この現象のモデルによる再現性が乏しく 海面水温の昇温パターンに敏感であるため 確信度は低い 第 14 章気候現象及びそれらの将来の地域的な気候変動との関連性 57 ページ PSA パターン第 1 パラグラフ 4 行目 ( 誤 ) インド洋 太平洋赤道域における基本的な物理的メカニズム及び予測される海面水温についての理解によれば 南半球夏季の平均的な大気循環における将来の変化はこの海面水温パターンを 8

投影し それによって南アメリカ収束帯と南アメリカ南東部における降水量に影響を与えることの確信度は中程度である ( 正 ) インド洋 太平洋赤道域における基本的な物理的メカニズム及び予測される海面水温についての理解によれば 南半球夏季の平均的な大気循環における将来の変化はこの太平洋 - 南アメリカパターンとなり それゆえ南アメリカ収束帯と南アメリカ南東部における降水量に影響を与えると予測されることの確信度は中程度である 9