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1 地球環境問題とは 地球環境問題とは, 地球温暖化, オ ゾン層破壊, 酸性雨のように, 問題の 発生源や被害地が必ずしも一定地域 ( 国やその一部地域内 ) に限定できな いものを指す. 地球規模 : オゾン層破壊, 地球温暖化 国境を越える規模 : 酸性雨 開発途上国 : 熱帯林減少, 砂漠化

2 環境問題の歴史 ( 大気汚染の例 ) イギリス 13 世紀以降, 人口増加に伴って, 木材資源不足のため, 石炭採掘 産業革命以降, 特に19 世紀半ば以降, 動力源として石炭の産出量が急増 ロンドンを中心にスモッグによる硫黄酸化物などによる煙害の被害 ( 死者も ) 1952 年 12 月には 4000 人以上の死者

3 環境問題の歴史 アメリカ 20 世紀初頭, 自動車の量産や飛行機の発明 1940 年代, 動力源が石炭からガソリン 軽油など石油系燃料に移行 1943 年頃から, ロサンゼルスを中心に光化学スモッグによる被害 ( 目, 喉に痛み ) 1950 年代に自動車排気ガスの光化学反応による汚染であることが解明 1960~70 年代に排気ガス規制が全米で強化

4 光化学スモッグ環境問題の歴史 ロサンゼルス以外にもニューヨーク, シカゴ, メキシコシティー, サンパウロ, 東京, パリ, 香港, 上海, バンコックでも観測 我が国では 1970 年 7 月東京都杉並区の中学校での事件から注目 全国各地で発生

5 1960 年代まで公害問題は特定地域の環境汚染問題 1960 年代以降, イギリスや米国で発生した酸性雨が北欧やカナダの森林や湖に被害 ( 地域を越えた問題へ ) 1972 年に酸性雨に悩むスウェーデンが呼びかけた世界規模の環境会議 国連人間環境会議 国際政治問題へのきっかけ国連環境計画を設置 : 環境に関する諸活動を調整する国連機関これをうけ我が国の環境庁など設置しかし, しかし, オイルショック (1973~74 年, 1978~82 年 ) による世界不況そして途上国の経済的自立 環境問題より経済政策

6 酸性雨 ( 国際政治問題のきっかけ ) 化石燃料の燃焼などによって排出された硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中で反応して生じる硫酸や硝酸等が雨の他, 雪, ガス, 粒子のかたちで地上に降下することをあわせて酸性雨と呼ぶ. 被害は1950 年代からヨーロッパで, そして米国 カナダでも. 近年では東アジアのおいても被害が. 湖沼 ( 北欧 北米 ) や森林 ( 各地 ) などが被害をうける 年に 酸性雨に関するカナダ ヨーロッパ大臣会議 硫黄の排出を削減

7 オゾン層破壊 オゾン層がフロンガス中の塩素などにより, 破壊され減少. その結果, 地上の紫外線が増え, 人や生物の健康に悪影響 1980 年代から1990 年代なかばまでにオゾンホールが急激に拡大 ウィーン条約 (1985 年 ): オゾン層保護を目的とする国際協力のための基本的枠組みを設定 モントリオール議定書 (1987 年 ): オゾン層を破壊する物質の規制 現時点 (2009 年 ) で, 亜酸化窒素が最も問題

8 地球温暖化 人間活動の拡大により二酸化炭素, メ タン, 亜酸化窒素などの温室効果ガ スの大気中の濃度が増加し, 地表面 の温度が上昇することをいう. 気候変動枠組条約 (1992 年 ) 京都議定書 (1997 年 )

9 熱帯林の減少 伐採などによる熱帯林の森林面積の 減少.1981 年から 1990 年の間に 1 億 5400 万ヘクタールが減少. 原因は木 材輸出, 農地開墾, 家畜の増加, 薪 炭としての利用, 道路建設など. 日本 は世界最大の木材輸入国. 面積だけ ではなく, 生物多様性の減少も大きな 問題に

10 環境と開発のための国連会議 ( 地球サミット ) 1992 年リオデジャネイロで開催. リオ宣言, アジェンダ21, 森林原則宣言 が採択, 気候変動枠組条約, 生物多様性条約 の署名.

11 リオ宣言 における重要原則 地球規模での持続可能な開発を目指し, 国家と国民の行動原則示す 地球環境問題の責任は先進国と途上国が共通に負うが, 責任の程度には差異がある 共通だが差異のある責任原則 科学的な不確実性があることを理由に費用効果の高い対策を先延ばしにしてはならない 予防原則

12 アジェンダ21 :21 世紀に向けて持続可能な開発を実現するための具体的な行動計画 森林原則声明 : すべてのタイプの森林の管理, 保全および持続可能な開発に関する法的拘束力のない原則声明 ( 途上国の反対のため ) 生物多様性条約 : 生物多様性の保全, その構成要素の持続可能な利用, 遺伝資源から得られる利益の公平な配分 気候変動枠組条約 : 世界各国が連携して地球温暖化防止に対処していくことを確認.

13 京都議定書 (1997 年 ) 各国の温室効果ガス削減目標を定める. まず先進国が温室効果ガスの削減を義務付け先進国間での排出枠の取引が可能 ( 排出量取引 ) を認める. 途上国での温室効果ガス排出削減事業から生じた削減分を認める 年 2 月より発効議定書は拘束力をもつ. ただし不遵守への罰則は審議中

14 第 34 回主要国首脳会議 ( 洞爺湖サミット ) は 9 日 議長総括を発表し 閉幕した MEM 首脳宣言は 世界全体で温室効果ガスの排出を半減させるとの長期目標を共有し ( 国連で ) 採択を求める とした8 日のG8( 主要 8か国は米国, 英国, イタリア, カナダ, ドイツ, 日本, フランス, ロシア及びその年のEU 議長国の政府首脳および欧州委員会委員長 ) 合意を踏まえ 世界全体の長期目標を採択することが望ましい と記し 先進国だけ でなく 新興国も前向きに取り組む姿勢を示した MEM 参加国が 世界全体での長期目標の共有を支持する とも明記した 会合では 2050 年までに温室効果ガスを半減するとの長期目標を世界全体で共有し 採択するとしたG8 首脳宣言に対し 韓国 インドネシア オーストラリアが支持を表明 しかし 3か国以外の新興国 ( 中国 インド等 ) は まずは先進国が2020~30 年ごろの中期目標を設定し 削減努力を強化すべきだ などと主張し MEM 全体 ( 主要経済国会合 16ヶ国 +EU) としての支持は得られなかった

15 地球温暖化

16 温暖化データに トリック? 研究者メール暴露 ワシントン= 山田哲朗 気候変動枠組み条約第 15 回締約国会議 ( COP15) を目前にした11 月 国連の温暖化に関する報告書作成にかかわった英イーストアングリア大のコンピューターに何者かがンピに何者かが侵入 研究者の電子メールやファイルを大量に盗みネット上で公開した事件が欧米などで波紋を広げている 公開されたデータの中には フィル ジョーンズ同大教授が 気温の低下傾向を隠すため トリックを終えた と米国の研究者に送信したメールなどが含まれ 地球温暖化に対する懐疑派を勢いづかせた 教授は 文脈を無視し一部だけ引用された と反論しているが 米共和党の下院議員らも データの改ざんだ と格好の攻撃材料として取り上げ 米メディアはニクソン大統領が辞任した ウォーターゲート 事件になぞらえ クライメート ( 気候 ) ゲート と呼んでいる 同大は国連の気候変動に関する政府間パネル (IPCC) 報告書の作成に参加した COP15への悪影響も懸念され IPCCは 報告書は世界中の科学者の知見を積み上げた成果で 温暖化は人為的影響により引き起こされたという結論は揺るがない と沈静化を図っている と沈静化を図 (2009 年 12 月 9 日 12 時 35 分読売新聞 )

17 地球温暖化説の引き金 1988 年 ( 未曽有の熱波に襲われ 年 ) の NASA のハンセン博士の上院 の公聴会での証言 アメリカの異常気象は二酸化炭 素などの温室効果ガスによる地球 温暖化の影響

18 過去 1000 年間の北半球平均地上気温 を復元した研究が修正 20 世紀後半の北半球平均気温が過去 500 年間の内のどの 50 年間よりも高かった可能性が非常に高い 出典 :AR4 SPM 前回 : 第三次評価報告書は 2001 年

19 地球温暖化への疑問 地表近くの観測データと衛星等による観測データの違い ほぼ解決 ( 下部 中部対流圏での気温は地上同様昇 温傾向 )

20 気候システムの温暖化には疑う余地はない. このことは, 大気や海洋の世界平均温度の上昇, 雪氷の広範囲にわたる融解, 世界平均海面水位の上昇が観測されていることから今や明白である 出典 : IPCC 第 4 次報告書 2007 年 地球温暖化は事実

21 地球温暖化 図表について * 年の平均を0.0 として その差をとっています * なめらかな黒の曲線は 10 年ごとの平均値を示しています * 丸印は 各年の値を示しています * 青色の影の部分は すでに知られている 不確実性を包括的に分析した結果から推定される不確実性の幅を示しています 1995~2005 年のうちの 11 年間の世界地上気温は, 測器による記録が存在する1850 年以降でもっとも温暖な12 年の中に入る. 過去 100 年間の長期変化傾向の最新値である 100 年当たり 074 過去 100 年間の長期変化傾向の最新値である 100 年当たり 0.74 は前回報告の 0.6 より大きい.

22 温暖化の原因 化石燃料の大量使用 二酸化炭素 の増大 温室効果 上記の説への疑問 たとえば二酸化炭素上昇は温暖化の原因ではなく結果?

23 二酸化炭素上昇は温暖化の原因ではなく結果?

24 二酸化炭素上昇は温暖化の原 因ではなく結果? 複数の研究ですでに否定 ( 解釈の間違い. 振幅, タイムスケールを考慮していない ). 科学 月号 温暖化懐疑論に向かい合う 同位体分析からCO2のほとんどが化石燃料由来, 濃度の地域差 ( 北半球の陸域から発生 ), 自然には発生しないガスもある. 日経サイエンス 月号 温暖化の真実

25 地球温暖化と二酸化炭素

26 気候変化のメカニズム 温室効果ガス ( 二酸化炭素等 ) ミランコヴィッチ周期 ( 太陽をま わる地球軌道に由来する ) 太陽活動 ( 北半球の気温変化と太 陽放射の変化の相関, 黒点周期 ) エアロゾル ( ピナツボ火山や化石 燃料燃焼による硫酸エアロゾル, 地球を冷却 ), 雲の効果

27

28

29 80~90 年代の研究 太陽活動の成層圏への影響大との見解太陽の磁気が増えると, 対流圏に入る宇宙線が減少 雲が減る雲の核減る 気温が上昇?(97 年 ) その他, 太陽のエネルギーもこの 25 年間で 0.005% 増大温暖化の 3 割説明?

30

31 観測記録に基づいているが, より多くのデータに照らしてみると, 概ね説得力を欠く. 物理的なメカニズムも不確かなまま 日経サイエンス07 年 11 月号 地球温暖化の真実 IPCC 側の考え

32 温暖化に影響を及ぼす要因放射強制力

33 気候変化のメカニズム ( 完全解明 されず ) 人為起源の温室効果ガスが気候変化の唯一の要因ではないが,20 世紀の全球平均地上気温の上昇の大部分を説明する要因 ミランコビッチ周期 氷河期の説明 太陽活動 ( 北半球の気温変化と太陽放射の変化の相関, 黒点周期 ) 今後の研究必要か? エアロゾル ( ピナツボ火山や化石燃料燃焼による硫酸エアロゾル, 地球を冷却 ) 特に, 雲の効果は不確実

34 地球温暖化 地球温暖化の原因は人為起源の 温室効果ガスの増加によるもの か? その根拠は

35 地球温暖化の原因が人為的影 響であることの証拠 数値実験 ( 太陽活動の影響, 火 山噴火の影響 + 人間活動による CO 2 増加, 排煙中の硫酸エアロゾ ル増加 ) の結果, 二十世紀の気 温上昇は人為的影響なしでは説 明がつかない.

36 2007 年報告書時点での課題 雲の影響は不明 日経サイエンス07 年 11 月号 地球温暖化の真実 IPCC 側の考え

37 地球温暖化

38 気候変動に関する政府間パネル 2007 年の第四次報告書 20 世紀半ば以降の温暖化は, 人為起源温室効果ガスが原因である可能性は非常に高い 確からしさ 90% 以上 2001 年では66% 以上 2001 年の第三次報告書 過去百年間の温暖化傾向は異常であり, 自然起源の現象である可能性は極めて低い 1995 年の第二次報告書 観測された温暖化傾向がすべて自然起源とはいえない

39 地球温暖化と異常気象 温暖化により高い可能性で増加した 異常気象 主に高温 温暖化の影響が比較的不明な異常 気象 熱帯低気圧など

40

41 地球温暖化の原因またその影響 はなんであれ人類が制御出来る のは, 人為的に発生する二酸化 炭素などの温室効果ガスの抑制 のみではないか. 低炭素社会は理由を問わず必要

42 気候変動に関する政府間パネル (IPCC) とは 気候変動に関する政府間パネル (IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change) は 人為起源による気候変化 影響 適応及び緩和方策に関し 科学的 技術的 社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として 1988 年に世界気象機関 (WMO) と国連環境計画 (UNEP) により設立された組織である IPCC は 議長 副議長 三つの作業部会及び温室効果ガス目録に関するタスクフォースにより構成される スにより構成される第 1 作業部会 ( 科学的評価 ), 第 2 作業部会 ( 担当 : 影響 適応 脆弱性 ), 第 3 作業部会 ( 担当 : 緩和 横断的事項 ) インベントリー タスクフォース ( 各国における温室効果ガスの排出量 吸収量の目録に関する計画の運営委員会

43 歴史と気候

44 深層循環 ( 熱塩循環 ) の模式図青い線は深層流 赤い線は表層流 海洋の深層循環は海水の水温と塩分による密度変化によって駆動され, 現在の気候においては 北大西洋と南大洋の高緯度海域で冷却されて重くなった海水が深層に沈みこんで世界の海洋を循環しています

45 今後のシナリオ : 地球温暖化により, 熱塩循環が止まると, ヨーロッパにメキシコ湾流による熱の供給が止まり, ヨーロッパは寒冷化する.

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