はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資料7 第 3 章岐阜市の現状 1 岐阜市の人口統計 (1) 人口の推移 本市の人口は 昭和 6 年以降 減少傾向にあったものの 平成 18 年柳津町との合併により 一時的に増加しました しかし 合計特殊出生率 *7 が減少していることから 市全体の人口が減少することが予測されています 人口の推移と将来推計 平成 18 年柳津町との合併 ( 人 ) 2, 13,136 1,32 7,13 6,1 1, 2,71 3,31 37,82, 3, 38, 386,223 372,6 37, 実測値 ( 推計値 ) 36, 3, 平成 2 年 ( 資料 : 岐阜市人口ビジョン ) 年齢別人口をみると 団塊の世代 (6 前後 ) とそのジュニア世代 ( 前後 ) の2つのピークがあります 今後 高齢者の人口のピークは 6 7 までの前期高齢者から7 以上の後期高齢者へと移行することが予測され 少子高齢化が進んでいく状況にあります 年齢別人口の推移 ( 人 ) 平成 18 年平成 22 年平成 26 年, 3, 3, 2, 2, 1, 1,, 1 1 1 1 2 2 2 2 3 3 3 3 6 6 6 6 7 7 7 7 8 8 8 以上 ( 資料 : 岐阜市住民基本台帳 ) *7 合計特殊出生率 1 人の女性が生涯に何人の子供を産むかを表す数値 1 の女性の年齢別出生率を合計したもの本市の合計特殊出生率 : 昭和 6 年 1.6 人 平成 2 年 1.3 人
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み効果的な推進体制参考資(2) 平均寿命 健康寿命の現状 1 平均寿命 本市における平成 22 年の平均寿命は 男性が7. 女性が8.7 となっており 平成 12 年からの1 年間で男性は2.2 女性は2. 伸びています 国や県と比べると 男性はほぼ同じくらいですが 女性は やや低くなっています 岐阜市の平均寿命の推移 ( ). 8. 8. 7. 83.3 77.3 8. 8.7 78. 7. 平成 12 年平成 17 年平成 22 年 ( 資料 : 平成 22 年市区町村別生命表 ) 男性女性 第章第章第6章岐阜市 県 国の平均寿命の比較 男 性 女性 岐阜市 7. 8.7 県 7. 86.3 国 7.6 86. ( 資料 : 平成 22 年市区町村別生命表 ) 2 健康寿命国と県は 平成 22 年の国民生活基礎調査の回答を基に算出した 日常生活に制限のない期間の平均 を健康寿命の指標としています 国の健康寿命は 男性が7.2 女性が73.62 で 平均寿命との差が 男性が.13 女性が12.68 となっています 県の健康寿命は 男性が7.8 女性が7.1 で 平均寿命との差が 男性が.3 年 女性が12.11 年となっており 男性女性ともに国と同じような傾向にあります 県と国の平均寿命と日常生活に制限のない期間の平均 ( 平成 22 年 ) 男性 女性 県 国 県 国 7.8 7.2 7.1 73.62 7.2 7. 料平均寿命日常生活動作が自立している期間の平均 8 86.26 86.3 6 7 7 8 8 ( 資料 : 平成 22 年完全生命表 平成 22 年都道府県別生命表健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究 ) ( )
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資料 (3) 死亡原因本市における平成 2 年の死亡原因の第 1 位は ( がん ) 第 2 位は 第 3 位は肺炎 第 位はとなっています 国の死亡原因の第 1 6 位までの順位は 本市と同じで 県は第 3 位が 第 位が肺炎となっています 主要死因の順位 ( 死亡率は人口 1 万対 ) ( 平成 2 年 ) 順位岐阜市県国死因死亡数死亡率死亡数死亡率死亡数死亡率 全死因,136 2. 21,18 1,8. 1,268,36 1,.1 1 1,23 26.1 6,33 23.8 36,872 2.3 2 712 17.8 3,7 17.8 16,723 16. 3 肺炎 13.1 1,82.2 122,6 7.8 373 8. 1,36.3 118,37.1 老衰 16 3.6 1,2 77. 6,72. 6 13 32. 76 37.2 3,7 31. 7 腎不全 82 1.7 1 2.2 2,11 2. 8 68 16.3 38 18.8 26,63 2.7 大動脈瘤及び解離 6 1. 23 1.3 16,1 12.8 1 慢性閉塞性肺疾患 2 12. 28 13.6 16,3 13.1 ( 資料 : 人口動態統計 ) 参考 本市の健康寿命について本市においては 国や県が健康寿命の指標とする 日常生活に制限のない期間の平均 と同等のデータがないため 健康寿命の算定方法の指針 に基づき 介護保険の要介護 2 を不健康な状態 それ以外を健康な状態と位置付け 日常生活動作が自立している期間の平均 を健康寿命として算定しています 平成 2 年の本市の平均余命は 男性が8.6 女性が86.3 日常生活動作が自立している期間の平均 ( 健康寿命 ) は 男性が7.7 女性が83. で その差は 男性が1.3 女性が2. となっています 健康寿命の算定方法の指針 厚生労働省 健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究班 により作成
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資() 年齢調整死亡率 ( 人口 1 万対 ) の推移 本市における年齢調整死亡率 *8 は 平成 1 年と平成 2 年を比べると 悪性新 生物 は大きく減少し ( 高血圧を除く ) も減少しています 年齢調整死亡率 ( 人口 1 万対 ) の推移 ( 男性 ) ( 高血圧を除く ) 肺炎 老衰 腎不全 年齢調整死亡率 ( 人口 1 万対 ) の推移 ( 女性 ) ( 高血圧を除く ) 肺炎 老衰 腎不全 ( 資料 : 人口動態統計 岐阜市住民基本台帳 ) 料*8 年齢調整死亡率死亡の状況は 人口の年齢構成に影響され 老年人口の多い集団では死亡率が見かけ上高くなります そこで 一定の基準人口に当てはめて調整した年齢調整死亡率を用いると 高齢化の影響を取り除いた比較ができます 1
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資料11 () 標準化死亡比 (SMR) の特徴本市における標準化死亡比 (SMR) * は については 男性女性ともに ほぼ全国並みですが については 男性女性ともに全国より高く 特に女性の死亡比が高くなっています 1 12 1 8 6 2 標準化死亡比 (SMR) ( 男 ) ( 女 ) ( 男 ) ( 女 ) H1216.1 13. 111.1 123.1 H118 2.3.7 113. 12.6 H123 3. 13. 112. 11.8 ( 資料 : 岐阜県の生活習慣病白書 ) がんの部位別に標準化死亡比をみると 胃がん 大腸がん 乳がん 子宮がんは 全国より高い状況にあり 特に女性の胃がんが高い状況が続いています 16 1 12 1 8 6 2 部位別がん標準化死亡比 (SMR) 胃がん ( 男 ) 胃がん ( 女 ) 肺がん ( 男 ) 肺がん ( 女 ) 大腸がん ( 男 ) 大腸がん ( 女 ) 乳がん 子宮がん H1216 18.6 12. 7. 16. 18.1 17.1 11.8 117.6 H118 1.7 121.2 2. 1.1 11.7 8.2 1.2 13.8 H123 113. 12. 77. 76.1 1. 1. 1. 13.1 ( 資料 : 岐阜県の生活習慣病白書 ) 標準化死亡比 (SMR) * 地域間の年齢分布の違いを補正し 計算により算出される死亡数と実際の死亡数を比較する標準化死亡比は 全国を1として 1 以上であれば 国の平均より死亡率が高く 1 以下であれば 国の平均より死亡率が低いと判断されます
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資(6)2 6 未満の年代による死亡原因の特徴本市における2 3 の死亡原因は 男性女性ともに第 1 位が 第 2 位が男性では 女性ではとなっています 6 の死亡原因は 男性女性ともに第 1 位が 第 2 位がとなっています 23 の死亡原因 ( 男性 ) 23 の死亡原因 ( 女性 ) 消化器系の疾患 ( 高血圧性を除く ) その他 呼吸器系の疾患 ( 高血圧性を除く ) その他 の死亡原因 ( 男性 ) の死亡原因 ( 女性 ) 呼吸器系の疾患 その他 呼吸器系の疾患 その他 ( 高血圧性を除く ) ( 高血圧性を除く ) ( 資料 : 人口動態統計 ( 平成 21 2 年データ )) (7) 6 未満の年齢調整死亡率の推移本市における 6 未満の年齢調整死亡率は 男性女性ともに減少傾向にあります 3 268. 2. 2 216. 2 1 1.7 127.8 118. 男性女性 1 料12 平成 11 年 1 年平成 16 年 2 年平成 21 年 2 年 ( 資料 : 人口動態統計 岐阜市住民基本台帳 )
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資料13 2 岐阜市国民健康保険特定健康診査結果 (1) 特定健康診査受診率本市の国民健康保険が実施している特定健康診査 *1 では 平成 2 年度の受診率が31.1% であるのに対し 平成 2 年度の受診率は3.% と増加していますが 男性は 女性に比べて受診率が低い状況が続いています % % 特定健康診査受診率 3.7% 3.6% 37.% 3.1% 3.3% 38.3% 3% 3% 2% 2% 3.% 3.6% 3.% 3.% 32.% 31.1% 2.% 2.1% 2.8% 2.7% 27.% 2.8% 平成 2 年度 21 年度 22 年度 23 年度 2 年度 2 年度 男性女性全体 ( 資料 : 特定健診 特定保健指導実施結果総括表 ) (2) 特定保健指導実施率 *11 平成 2 年度の特定保健指導実施率が17.3% であるのに対し 平成 2 年度の実施率は13.% と減少しています 2% 2% 1% 1% 特定保健指導実施率 1.% 17.3% 16.1% 16.% 1.3% 13.% 1.% 13.% 12.3% 18.6% 1.% 13.1% 2.% 17.% 1.6% 16.3% 13.% 12.7% 平成 2 年度 21 年度 22 年度 23 年度 2 年度 2 年度男性女性全体 ( 資料 : 特定健診 特定保健指導実施結果総括表 ) *1 特定健康診査メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病予防のための健康診査のこと から7 の被保険者 被扶養者を対象に 医療保険者が健康診査を実施 *11 特定保健指導特定健康診査の結果により健康の保持に努める必要がある人に対する保健指導のこと
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資(3) メタボリックシンドローム該当者 予備群の状況特定健康診査の受診者のうち メタボリックシンドローム該当者 *12 の割合は 平成 2 年度が1.3% であるのに対し 平成 2 年度は17.2% と減少していますが 女性が3.3ポイント減少したのに対し 男性は1.1ポイントの減少に留まっています メタボリックシンドローム該当者の推移 3% 3% 3.% 28.% 2.% 27.7% 2.1% 28.% 2% 2% 1.3% 18.2% 18.% 16.7% 17.% 17.2% 1% 1% % 12.% 11.7% 11.%.%.%.6% % 平成 2 年度 21 年度 22 年度 23 年度 2 年度 2 年度 男性女性全体 ( 資料 : 特定健診 特定保健指導実施結果総括表 ) メタボリックシンドローム予備群 *13 の男性の割合は 平成 2 年度が.6% であるのに対し 平成 2 年は.7% と横ばいとなっています メタボリックシンドローム予備群の推移 2% 16.% 16.7% 16.% 1.% 16.% 16.7% 1% 1% %.6%.%.%.8%.%.7%.6%.7%.8%.3%.2%.2% % 平成 2 年度 21 年度 22 年度 23 年度 2 年度 2 年度 男性女性全体 ( 資料 : 特定健診 特定保健指導実施結果総括表 ) 料メタボリックシンドローム該当者 *12 *13 メタボリックシンドローム予備群腹囲が男性 8cm以上 女性 cm以上を内臓脂肪型肥満としています 内臓脂肪型肥満に加え 1 血圧 2 血糖 3 血清脂質のうち2 項目以上が基準値を超えている場合をメタボリックシンドローム該当者 1 項目が基準を超えている場合を予備群といいます メタボリックシンドロームは 血圧 血糖 脂質の値が治療を要するほど高値でなくても動脈硬化が進行しやく 心筋梗塞や脳出血などの重い循環器病にかかる可能性が高くなります 1
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制第6章参考資料1 () 受診者の健康状況特定健康診査の受診者のうち 有所見者で一番多いのは 男性の6 以下では腹囲 6 以上ではHbA1c *1 女性の6 以下ではLDLコレステロール *1 6 以上ではHbA1cとなっています 男性の有所見者の割合 ( 平成 2 年度 ) 順位 代 代 6 6 6 7 1 腹囲.2% 腹囲 1.% 腹囲.% HbA1c 7.1% 2 LDLコレステロール 8.% LDLコレステロール.% 収縮期血圧 2.6% 収縮期血圧.% 3 中性脂肪 3.7% 収縮期血圧.6% HbA1c 2.% 腹囲.1% BMI 3.8% 中性脂肪.% LDLコレステロール 7.% LDLコレステロール 2.1% GPT 32.2% HbA1c 3.8% 中性脂肪.% 中性脂肪 3.1% 女性の有所見者の割合 ( 平成 2 年度 ) 順位 代 代 6 6 6 7 1 LDLコレステロール 28.7% LDLコレステロール 8.2% LDLコレステロール 62.3% HbA1c.6% 2 HbA1c 1.8% HbA1c 1.% HbA1c 2.% LDLコレステロール.8% 3 収縮期血圧 1.% 収縮期血圧 32.1% 収縮期血圧.% 収縮期血圧 2.% BMI 12.% 中性脂肪 2.% 中性脂肪 23.8% 中性脂肪 26.8% 中性脂肪 12.% BMI 1.3% BMI 16.2% 腹囲 1.% ( 資料 : 岐阜県市町村国保における医療費 疾病 特定健診の状況 ) 検査値が保健指導判定値以上の場合を 有所見 としています 項 目 有所見となる値 脂質 LDLコレステロール 12mg /dl 以上中性脂肪 1mg /dl 以上 身体状況 BMI 2 以上腹囲男性 8cm以上女性 cm以上 血糖 HbA1c(NGSP( 国際基準値 )).6% 以上 血圧 収縮期血圧 13mmHg 以上 肝機能 GPT(ALT) 31U/L 以上 HbA1c *1 赤血球中のヘモグロビン (Hb) とブドウ糖などが体内で結合してできるもので 血糖値の上昇とともに増え 長期間血液中にとどまります HbA1cは 過去 1 2か月間の平均的な血糖の状態を知ることができることから 糖尿病の判断基準に用いられます 以前は 日本独自の表記 JDS 値を使用していましたが 平成 2 年 月以降 国際基準値であるNGSP 値を使用しています NGSP 値 =JDS 値 +.% LDLコレステロール *1 肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割があり 増えすぎると動脈硬化を起こして心筋梗塞や脳梗塞を発症させます 悪玉コレステロールともいわれます
はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第章効果的な推進体制参考資3 医療費の状況本市の国民健康保険の1 人あたり医療費は 年々増加しており 平成 21 年度が 272,28 円であるのに対し 平成 2 年度は 31,8 円と2,61 円増加しています ( 円 ) 3, 2, 岐阜市国民健康保険 1 人あたり医療費の推移 ( 医科 調剤費 ) 21,23 22,1 31,8 28, 27, 272,28 278,677 26, 2, 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 2 年度平成 2 年度 介護保険の状況 本市の高齢者人口に対する要支援 要介護認定者数 割合は 高齢化に伴い年々増加しています 要支援 要介護保険認定者数の推移 ( 毎年度 3 月 31 日時点 ) 項目 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H2 年度 H2 年度 H26 年度 高齢者人口に対する要支援 要介護認定者数 ( 人 ) 高齢者人口に対する要支援 要介護認定者数の割合 (%) 16,13 16,66 17,83 18, 1,381 2,261 16. 16. 17. 17.7 17. 18.3 ( 資料 : 岐阜市介護保険課 ) 第6章介護が必要となった主な原因をみると 全体では 年齢的な衰えが多く 脳血管障害 転倒 骨折と続きますが 6 7 では 脳血管障害が最も多くなっています 全体 介護が必要となった主な原因 ( 平成 26 年 3 月 ) 脳血管障害心臓病糖尿病がん年齢的な衰え転倒 骨折リウマチ 関節炎腰痛認知症パーキンソン病視力障がいその他不明無回答 料67 % 2% % 6% 8% 1% ( 資料 : 岐阜市高齢者等実態調査 ) 16