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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

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教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

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はじめに 我が国においては 障害者の権利に関する条約 を踏まえ 誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い 人々の多様な在り方を相互に認め合える 共生社会 を目指し 障がいのある者と障がいのない者が共に学ぶ仕組みである インクルーシブ教育システム の理念のもと 特別支援教育を推進していく必要があります

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考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

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H26研究レポート一覧(6年研)変更2017.3.22

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45 宮崎県

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(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

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平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

2 次 2 次 率 2 次 2 次 大阪教育 ( 教育 - 小中 - 保健体育 ) 69 ( 教育 - 中等 - 保健体育 ) 奈良教育 ( 教育 - 教科 - 英語 ( 中 )) 55.0 山口 ( 教育 - 学校 - 国語 ) 50.0 ( 教育 - 学校 - 英語 ) 52.5 福岡教育 (

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

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Transcription:

27 年度 東京教師道場事業報告 例月の授業実践 授業観察と授業力の 6 要素に基づく協議 28 年 3 月東京都教職員研修センター

1 1東 東京 京教 教師 師道 道場 場 の の事 事業 業の の概 概要 要 目目 的的 27 27年度の及び数 年度の及び数 部 員 組 数 班 及び グループ 数 1年次 429 名 89 名 518 名 17 88 2年次 426 名 84 名 510 名 16 86 855 名 173 名 1028 名 33 174 授業研究を通して 2年間にわたって継続的に学習指導専門員 ( 以下 教授 とい 授業研究を通して 2年間にわたって継続的に学習指導専門員 ( 以下 教授 とい う ) 指導主事等から指導 助言を受け 教科等の専門性を一層高めると う ) 指導主事等から指導 助言を受け 教科等の専門性を一層高めると ともに 他の教員の指導的役割を担うことができる資質 能力を磨く ともに 他の教員の指導的役割を担うことができる資質 能力を磨く 27年4月現在 対対象象者者 1 3年目 1 3年目 4 10 年目 4 10 年目 27 27年度の研修回数 年度の研修回数 11 年目 11 年目 東京教師道場 東京教師道場 約約 100 名名 100 東京都教育研究員を修了した教員 東京都教育研究員を修了した教員 東京教師道場をとして修了した教員 東京教師道場をとして修了した教員 校内等で若手教員育成の実績のある教員 校内等で若手教員育成の実績のある教員 教科等の指導において専門性が高い教員 教科等の指導において専門性が高い教員 東京教師道場 東京教師道場 による授業公開 夏季集中協議 都立学校タイプ別研修 高等学校 1740回 421 回 348回 4回 児童 生徒による 学習状況アンケート より 児童 生徒による 学習状況アンケート より 約約 400 名名 400 27 27年度は 1年次のが担当する児童 生徒を対象とした 児童 生徒に 年度は 1年次のが担当する児童 生徒を対象とした 児童 生徒に 本都教職経験年数が4 10 年目程度の教員 本都教職経験年数が4 10 年目程度の教員 教科等の指導において高い専門性を身に付 教科等の指導において高い専門性を身に付 けたい教員 けたい教員 校長が授業力向上のためのとして 校長が授業力向上のためのとして 育成したい教員 育成したい教員 東京都 東京都 若手教員 若手教員 育成研修 育成研修 授業研究 よる 学習状況アンケート を7月と 12 月に行った 特別支援教育のを除く よる 学習状況アンケート を7月と 12 月に行った 特別支援教育のを除く 学習したことが分かる 児童 話し合ったり 教え合ったりする 児童 学習したことが分かる 児童 話し合ったり 教え合ったりする 児童 分からないことを人に聞く 児童 生徒が増加した 分からないことを人に聞く 児童 生徒が増加した 1010 年年 経験者 経験者 研修 研修 28 28年度は 2年次においても同様の調査を実施し 児童 生徒の経年の変化 年度は 2年次においても同様の調査を実施し 児童 生徒の経年の変化 等を確認していく 等を確認していく 学習したことが分かる 学習したことが分かる 91% 91% 修修了了者者数数 375 345 298 357 405 396 407 396 421 90% 90% 89% 89% 3400 4199 112 92 70 80 86 91 91 92 85 799 (単位 名) 89.9% 89.9% 学習で分からないことがあると 学習で分からないことがあると きは 周りの人に聞いている きは 周りの人に聞いている 86% 86% 84.5% 84.5% 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 学習をするとき 友達と話し合った 学習をするとき 友達と話し合った り教え合ったりすることをしている り教え合ったりすることをしている 84% 84% 81% 81% 80.9% 80.9% 88.6% 88.6% 88% 88% 79.4% 79.4% 79% 79% 81.2% 81.2%

2 東京教師道場 の研修の概要 第 1 期 把握 点検期 1 年次 4 月 ~8 月 自己の授業力を把握し 授業改善の PDCA サイクルに基づく授業改善を目指す段階 ~ 授業観察の視点に基づいた授業分析 ~ 第 2 期 発展 充実期 1 年次 9 月 ~2 年次 7 月授業力の飛躍的的な向上に向け 徹底的に研さんを積む段階 ~ 指導観を明らかにした授業づくり~ 第 3 期 自立 完成期 2 年次 7 月 ( 夏季集中協議 )~3 月 他の教員の指導的役割を担うことができる資質 能力を磨く段階 ~ 授業研究における演習を通した授業改善 ~ 授業力を構成する要素を理解し 授業実践に生かすことができる 自己の授業力を把握し 課題と目標を明確にできる 授業力自己診断シートを活用して 自己の授業を授業力の 6 要素を基に振り返ることができる 1 年次 教科等の専門性を生かした授業を実践できる 学校における授業力向上の取組について理解するとともに 自己の授業力を評価し 改善できる 授業者への適切な助言ができる 新しい教育課題を取り入れ 教材開発を行い 授業等を実践できる 2 年次 開講式第 1 回授業研究 (1 年次 4 月 ) による模範授業第 2 回授業研究 (1 年次 5 月 ) 学校の教育力 授業力 家庭の教育力 演習 (2 年次 7 月 ~) 修了式第 20 回授業研究 (2 年次 3 月 ) 開講式では とが一堂に会します その後の第 1 回授業研究では 研修の画を立て 電子メールを活用した授業研究の方法等について共通理解を図ります 2 年間の研修は 同一の教科等の及びで編成された 組 を さらに同一校種の 班 や グループ に分け 同じメンバーで担当の教授とともに進めていきます 第 2 回授業研究は の所属校で行います が実施する模範授業をは 授業力の 6 要素 等に基づき観察します 授業後は が実施した模範授業について協議を行うことで が自己の授業を振り返り 課題を把握します 地域の教育力 教材解釈教材開発 統率力 指導技技術 ( 授業展展開 ) 使命感熱意感性 指導と評価の画 の作成 改善 児童 生徒理解 社会の教育力 第 3 期には 他の教員の指導的役割を担うことができるように 授業研究の中で 演習 を行います 役のが授業者に助言をし と教授がその助言について指導します 演習 を通して 授業力の 6 要素 について 他の教員に指導 助言するための資質 能力を培っています 修了式では 修了証書が授与されます また 最後の授業研究である第 20 回授業研究では による授業公開の報告をしたり 2 年間の研修を振り返って 身に付けたことや 新たな課題等について話し合ったりします さらに 今後の授業力向上に向けた取組について考えます 第 3 回 ~ 第 19 回授業研究 (1( 年次 6 月 ~2 年次 2 月 ) ⑴ 授業研究の事前に電子メールを用いて 学習指導案の検討を行います 授業展開をより具体的に考え 授業のねらいを明確にし 発問や板書画 教材 教具等を工夫して授業に臨みます ⑵ 授業者から示された 授業観察の視点 や 授業力の6 要素 に基づく授業観察と 付箋等を用いた 授業改善のための研究協議を行います 2 年次には 言語活動の充実 や 主体的 協働的な学習 の視点からも授業研究に取り組みます ⑶ 後日 授業者は研究協議を踏まえて改善した学習指導案を作成し 配信します 学習指導案の事前検討 が実施する授業研究の流れ 授業実施協議 改善した学習指導案の作成 夏季休業中の研修 夏季集中協議 ( 班 組 ) 授業実践の紹介や授業に関する自己の課題についての協議 指導技術を向上させるための演習などを行います 特別支援学校籍の及びは 都立学校タイプ別研修 として教科等の夏季集中協議にも参加し 教科等の専門性を高めます 内容 模擬授業 各自の課題についての協議 や教授による講座 ワークショップ ポスターセッション 実技研修 異校種等による授業実践の紹介 情報交換等 都立学校タイプ別研修 ( 高等学校校 ) 高等学校籍の及びをを対象とし 様々なタイプの都立学校の現状を知知るための研修を行います 管理職からは学校の特色や その学校で求められる教員の力について 具体的的な内容の講義があり からは実践についての紹介があります 演習では 自己の授業力や生徒指導についての振り返りをしますす 児童 生徒による 学習状況アンケート 自身がチェックする 授業力自己診断シート とあわせて 7 月と 12 月にが授業を行った児童 生徒を対象に児童 生徒による 学習状況アンケート を実施し の授業の変容を把握します による授業公開 (2 年次 12 月 ~2 月 ) 東京教師道場での研修の成果を発表する場として 2 年次のが所属校において 授業の公開と研究協議を行います 道場見学会 東京教師道場に関心のある教員に向けて実施します 今年度は 24 回実施し 68 名の参加がありました

3 P D C A サイク ルによる授業改善 画 < 授業づくり 学習指導案の作成 > 指導観を確立し 授業のねらいに基づいて 具体的に授業の展開を構想して学習指導案を作成します 授業者は 学習指導案を事前に電子メールで送り 目標を達成するための授業の進め方 内容 方法等について と意見交換をし 教授 から指導 助言を受けながら作成します 指導観 教授 単元 題材観 ( 何を教えるか ) 学習指導要領により 単元や題材がもつ教育的意義を確認する 授業者 児童 生徒観 ( どのような実態か ) 単元 題材に関する習得状況 児童 生徒の興味 関心等の実態を確認する 教材観 ( 何で教えるか ) 授業で扱う資料や 各種教材 教具 地域の人材 学習環境 ICT 機器等をどのように活用するかを明確にする Plan 実施 < 授業実践 授業観察 > 授業者は 事前に検討を重ねた学習指導案に基づいて授業に臨み 自己の授業力向上に向けて 課題を明確にします 授業観察者は 授業者から示された 授業観察の視点 や 授業力の 6 要素 を基に 授業観察を行います 授業者の発問や児童 生徒の反応 机間指導の様子等を時系列に記録するなどして授業記録をとり 協議に活用できるようにします 授業観察の視点 ( 例 ) Do 時刻 教師の発問 行動 児童 生徒の反応 児童 生徒の考えの変化 発問や指示に対し どのような反応をしているか どのような発言 意思表示 表出をしているか 授業者の働き掛け 挨拶 発言のルール 等の授業規律が守られているか どのような発問 指示をしているか 個別の指導 支援を どのように行っているか 授業観察では 教師と児童 生徒 板書や教材の工夫は生かされているか の活動を時系列で記録したり 座 教材解釈 教材開発 席表を活用して記録したりします 目標に合わせ どのような教材を活用しているか 改善 < 授業改善案の実践と報告 > 授業者は研究協議で得た改善策やアイディアを基に 日々の授業を改善していきます また 後日その成果等を研究協議で報告します 研究協議で提案された改善策を授業の中で実際にどのように展開していくのかについて 具体的な指導方法の検討や模擬授業等で確認します 児童 生徒の視点に立った授業づくりへの理解を深め 自己の授業改善に役立てます 模擬授業を行う際のポイント Action Check 付箋を活用した協議 ( 例 ) 評価 < 研究協議 具体的改善策の検討 > 授業観察の視点 や 授業力の 6 要素 等に基づいて協議を行い 実施した授業の具体的改善策を検討します 司会 発表等の役割分担をして研究協議を行います 青色 桃色 黄色の 3 色の付箋を活用して 協議を焦点化します 2 年次には 授業観察の視点 授業力の 6 要素 に加え 言語活動の充実 主体的 協働的な学習 の視点からも協議を行います 1 色分けされた付箋に 授業観察の視点 や授業観察を通して気付いた点を簡潔に記入します 1 模擬授業の授業者は 実際の授業場面で児童 生徒に対応しているつもりで進めます 特に以下の点に留意して 模擬授業を行います 授業規律 指示 発問 教材の提示 板書 机間指導 指名 間の取り方 安全への配慮 ICT 機器の活用等 2 模擬授業の授業者以外は 児童 生徒役として参加し 児童 生徒の視点から 授業の展開や教材 教具の効果を確認します 3 模擬授業後は協議を行い 授業改善に生かします * 東京教師道場では 夏季集中協議等で模擬授業を行い 授業改善を図っています 2 付箋を 授業力の 6 要素 等に照らし合わせて項目ごとに分類すると 協議がより焦点化されます 3 具体的改善策については 教材 教具の活用方法等 具体的な内容を提案し 授業改善に生かします 記入した内容に関連する項目に分類して貼り 視覚的にも整理しながら協議を行います < よい点 > 導入時の板書と掲示物の提示方法が効果的で 児童 生徒が十分に理解して課題に取り組めた < 見直した方がよい点 > 児童 生徒の発言への対応が 一問一答になってしまい 一部の児童 生徒の意見で授業が展開されていた < 具体的改善策 > 児童 生徒の発言を全体で共有するために 発言の要点を全員で確認する さらに その発言に対する意見を聞く

東京教師道場受講者の声 の声 [ 授業や協議について ] 児童を褒める方法のアイデアを得ることができた 明日からの授業に生かしたい ( 小学校 ) 授業研究では 多くの情報を手に入れることができるが それを理解するには時間が必要だ 分かったつもりになるのではなく 一つ一つを自分のものにしたい ( 高等学校 ) [ 異校種合同の授業研究について ] 異校種の授業から学ぶことは多く 充実した時間となった 発達段階に応じた指導の違いはあるが 共有できることは共有していきたいと思う ( 高等学校 ) 今後の英語教育において 小中の関わりは重要だと感じた 小中高の流れで 使える英語 を定着させていきたい ( 中学校 ) [ 演習について ] 協議を分かりやすく進めることの難しさを感じた いかに代案を示せるかは 普段の授業をいかに大切にできるかにかかっていると感じた ( 特別支援学校 ) 課題の整理の仕方 周りを生かして発言を広げる工夫 指導 助言の仕方を学ぶことができた ( 小学校 ) の声 [ 授業や協議について ] 生徒の反応や授業の進め方などをが互いに指摘し合い 深めることができるようになった ( 特別支援学校 ) 生徒が分かっていることやできていることをどのように把握するのかを明確にして 指導と評価を一体化させ 授業改善につなげていくことが大切である ( 中学校 ) 生徒のワクワクした気持ちを引き出し 生徒が主体的に学習する授業を展開するには 発問や展開の思い切った工夫が必要である 課題解決において 考えのスタートとなる項目を教員が提示するのではなく 引き出す発問ができるとよい ( 高等学校 ) [ 異校種合同の授業研究について ] 児童 生徒の発達の段階や児童 生徒との距離感の違いを それぞれの立場から語り合える協議会にしていきたい ( 中学校 ) [ について ] の先生が学級経営の中で児童を大事にする姿が見て取れる ( 小学校 ) 若い先生のチャレンジ精神 創造力が素晴らしい ( 高等学校 ) 27 年度に編成した組 国語 社会 地理歴史 公民 算数 数学 理科 生活 芸術 ( 音楽 ) 芸術 ( 図画工作 美術 ) 体育 保健体育 技術 家庭 ( 技術 ) 技術 家庭 ( 家庭 ) 外国語 ( 英語 ) 外国語活動 道徳 総合的な学習の時間 特別活動 情報 工業 特別支援教育 ( 特別支援学校 [ 視覚障害 聴覚障害 肢体不自由 知的障害 ] 特別支援学級) 問合せ先 東京都教職員研修センター研修部授業力向上課 113-0033 東京都文京区本郷一丁目 3 番 3 号 Tel. 03-5802-2236( 直通 ) Fax. 03-5802-2080 ウェブページ http://www.kyoiku-kensyu.metro.tokyo.jp/