身体拘束廃止に関する指針 社会福祉法人掛川社会福祉事業会 平成 30 年 5 月 23 日改定

Similar documents
身体高速廃止に関する指針

<4D F736F F D CC8D5391A994708E7E82C98AD682B782E98E77906A E646F63>

身体拘束等適正化のための指針

<4D F736F F D CC8D5391A9934B90B389BB82C98AD682B782E98E77906A2E646F6378>

また 身体拘束を行った場合は その状況についての経過を記録し 出来るだけ早期に拘束を解除すべく努力します (3) 日常ケアにおける留意事項身体拘束を行う必要性を生じさせないために 日常的に以下のことに取り組みます 1 利用者主体の行動 尊厳ある生活に努めます 2 言葉や応対等で 利用者の精神的な自由

点滴 経管栄養等のチューブを抜かないように または皮膚をかきむしらないよう手指の機能を制限するミトン型の手袋等をつける 車椅子 椅子からずり落ちたり 立ち上がったりしないように Y 字型拘束帯や腰ベルト 車いすテーブルを付ける 立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるような椅子を使用する 脱衣やオ

社会福祉法人嶽暘会 身体拘束等適正化のための指針 ( 目的 ) 第 1 この指針は 身体拘束が入所者又は利用者 ( 以下 利用者等 という ) の生活の自由を制限することであり 利用者等の尊厳ある生活を阻むものであることに鑑み 利用者等の尊厳と主体性を尊重し 拘束を安易に正当化することなく職員一人ひ

巽病院介護老人保健施設 当施設における身体拘束の指針

身体拘束廃止に関する指針 1. 身体拘束廃止に関する理念身体拘束は 利用者の生活の自由を制限することであり 利用者の尊厳ある生活を阻むものです 当施設では 利用者の尊厳と主体性を尊重し 拘束を安易に正当化することなく 職員一人ひとりが身体的 精神的弊害を理解し 拘束廃止に向けた意識をもち 身体拘束を

身体的拘束等適正化のための指針 特別養護老人ホーム陽光園 1 施設における身体的拘束等の適正化に関する基本的な考え方身体拘束は 入所者 ( 利用者 ) の生活の自由を制限することであり 入所者 ( 利用者 ) の尊厳ある生活を阻むものです 当施設では 入所者 ( 利用者 ) の尊厳と主体性を尊重し

身体拘束廃止に関する指針

2 食べる食べることは人にとっての楽しみ 生きがいであり 脱水予防や感染予防にもなる ひいては点滴や経管栄養も不要となる 食べることはケアの基本である 3 排泄するトイレで排泄することを基本とする オムツを使用している人は 随時交換する オムツに排泄物がついたままになっていれば気持ちが悪く オムツい

身体拘束廃止に関する指針

身体拘束禁止のための指針 ( 指定基準省令第 183 条の規定に基づく身体的拘束等の適正化のための指針 ) 有限会社さつきケアサービスさつきホーム 2018 年 4 月 1 日作成 1. 身体拘束禁止の理念 ( 施設における身体的拘束等の適正化も関する基本的考え方 ) 介護付きホームであるさつきホー

P-2 3 自分で降りられないように ベットを柵 ( サイドレール ) で囲む 実施の有無 1 他に介護の方法がないため 2 同室者 他の利用者からの依頼 4 不穏や不安など本人の混乱を防止 5 暴力行為など他人への迷惑行為を防止の為 6 夜間以外の徘徊を防止 7 夜間の徘徊を防止 8 不随運動があ

施設内で発生した身体的拘束等の報告方法等のための方策に関する基本方針 介護保険指定基準の身体的拘束禁止規定 サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生 命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用 者 ) の

コピー身体的拘束等の適正化のための指針

<身体抑制の法令・省令等>

身体的拘束等適正化に関する指針 社会福祉法人やすらぎ会 特別養護老人ホームやすらぎ園 グループホーム ケアハウス むつみあい やすらぎ 平成 30 年 6 月 27 日策定


介護保険施設等運営指導マニュアル(案)

身体的拘束等行動制限対応マニュアル

施設 事業所における 高齢者虐待防止学習テキスト 目 次 高齢者虐待防止法の理解 p. 1 高齢者虐待に対する考え方 p. 9 高齢者虐待防止の基本 p.15 社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究 研修仙台センター このテキストは 認知症介護研究 研修仙台センターによる研究事業 養介護施設従事者等に

揖斐川町デイサービスセンター運営規程

アセスメントシート ( ひも等で縛る ) (1/2) 必要性の確認 利用者にとって 本当に必要ですか? 事業所 ( 施設 ) の長を交え 職員全体で 話し合いましたか? 解除できる時間帯を検討 解除できる時間帯は ありませんか? 拘束時間の短縮を図り 外す時間帯を考えていますか? 見守りができる時間

障害者虐待防止法の目的は 虐待を防止することによって障害者の権利及び利益を擁護することです この法律においては 障害者虐待 を虐待の主体に着目して以下の 3 つに分類しています 1 養護者 ( 障害者をお世話しているご家族など ) による障害者虐待 2 障害者福祉施設従事者等 ( 障害者施設や障害福

2. 精神的弊害 (1) 本人に不安や怒り 屈辱 あきらめといった多大な精神的苦痛を与えるばかりか人間としての尊厳をも侵す (2) 身体拘束によってさらに認知症が進行し せん妄の頻発をもたらすおそれもある (3) また 家族にも大きな精神的苦痛を与える 自らの親や配偶者が拘束されている姿を見たとき

基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス 利用契約書 ( 以下 利用者 という ) と社会福祉法人慈徳会 ( 以下 事業者 という ) は 基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス ( 以下 当施設 という ) が利用者に対して提供する基準該当短期入所サービスについて 次のとおり契約

報告書(案)

障害のある人の尊厳を重んじた支援を目指して

第 4 章 資料編 1. 身体拘束ゼロへの手引き ( 抜粋 ) ( 厚生労働省 身体拘束ゼロ作戦推進会議 発行 ) 身体拘束はなぜ問題なのか 身体拘束は本当になくせないのか 身体拘束廃止に向けてまずなすべきこと 身体拘束をせずに行うケア三つの原則 緊急やむを得ない場合の対応 身体拘束に関

職場内障害者虐待防止法研修用冊子 この冊子は 障害者虐待防止法を理解し 虐待防止に取り組むために 施設 事業所の中で すべての職員 ( 支援員 事務員 調理員 運転手等の職種や 正規職員 非常勤職員等 雇用条件に関わらず ) が共通に読み合わせをするための冊子です 30 分程度で終わりますので 職員

高齢者虐待の実態 2

Microsoft Word - 4㕕H30 �践蕖㕕管璃蕖㕕㇫ㅪ�ㅥㅩㅀ.docx

<4D F736F F D208B8F91EE89EE8CEC93998C5F96F18F912E646F63>

障害者福祉施策の理解

身体拘束せずに事故を防ぐ方法

( 指定障害者支援施設等の一般原則 ) 第三条指定障害者支援施設等は 利用者の意向 適性 障害の特性その他の事情を踏まえた計画 ( 以下 個別支援計画 という ) を作成し これに基づき利用者に対して施設障害福祉サービスを提供するとともに その効果について継続的な評価を実施することその他の措置を講ず

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

高齢者虐待の前兆

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加

アセスメントシート (2/2) 望むケアが 経管栄養 かどうかを確認 経口摂取が困難になった場合 経管栄養の処置を望まれていますか? 本人 家族は 経口摂取が困難になった場合に どんな食事形態を希望しているか把握し ていますか? 経管栄養を希望しない場合 看取り対応も視野に入れた支援を検討しています

Microsoft Word - 虐待防止マニュアル.doc

(配布)施設・事業所における虐待防止研修の進め方又村様

<4D F736F F D A8AFA93FC8F8A90B68A8889EE8CEC8AEE8F802E646F63>

埼玉県特別養護老人ホーム優先入所指針 1 目的この指針は 特別養護老人ホーム ( 以下 施設 という ) のサービスを受ける必要性が高いと認められる者を優先的に入所させるため 施設が優先入所 ( 以下 入所 という ) に関する手続き及び入所の必要性を評価する基準等を制定する際の参考とすべき基準を明

Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

別紙(例 様式3)案

注意 本様式は参考としてお示しするものです 引用する場合は各法人 事業所にて十分精査した上でご利用ください 介護予防 日常生活支援総合事業第一号事業契約書 様 ( 以下 利用者 という ) と ( 例 : 株式会社 社会福祉法人 会等 )( 以下 事業者 という ) は 事業者が提供するサービスの利

2コアメンバー会議の開催時期コアメンバー会議は 事実確認調査で得られた情報や相談 通報内容に基づき 緊急性を判断し 緊急性が高いと判断される事例については 早急に開催します 3 協議内容 虐待の事実認定情報の内容により虐待の事実の有無の判断を行います 情報の内容虐待の事実の有無の判断 高齢者の権利を

表紙 資料3 障害者虐待の防止について 

六七八九 生活の質の向上相談 助言教育権監護権 ( 利用料 ) 第 5 条利用者は 前条に定める重症心身障害児 肢体不自由児施設サービスの提供に対して 都道府県が定める障害児施設給付費 障害児施設医療費 肢体不自由児施設給付費 肢体不自由児施設医療費及び重要事項説明書に定める所定の利用者負担額を病院

虐待チェックリスト 虐待が疑われる場合の サイン として 以下のものがあります 複数のものにあてはまると 疑いの度合いはより濃くなってきますので 早期に相談 通報を行いましょう 身体的暴力による虐待サイン / / / サイン例身体に小さなキズが頻繁にみられる 太腿の内側や上腕部の内側 背中等にキズや

豊浦町介護老人保健施設運営規程

Microsoft Word - guideline02

障害者虐待防止・対応に関わる法の理解

<4D F736F F F696E74202D208EFC926D C E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

<4D F736F F D C192E88E7B90DD93FC8F8A8ED290B68A8889EE8CEC8AEE8F802E646F63>

スライド 1

居宅介護支援事業所に係る特定事業所集中減算の取り扱いについて

熊本市特別養護老人ホーム入所取扱指針 制定平成 2 7 年 3 月 27 日健康福祉子ども局長決裁 1 目的この指針は 本市における特別養護老人ホーム ( 以下 施設 という ) の入所に係る取扱いを明確化し 各施設において共通化することにより 入所決定過程の公平性及び透明性を確保し 入所の必要性が

介護老人福祉施設入所約款・契約書

12_モニタリングの実施に関する手順書 

訪問介護にかかる適正なサービス提供及びサービス提供記録等の作成について 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課 1. 当該集団指導の趣旨 このたび 神戸市は 不正な介護報酬の請求を行ったことを理由に 指定訪問介護事業所に対して 一部効力停止処分 (6カ月

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに


Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的 大阪市は 政令指定都市の中でも街頭犯罪が多い都市となっており 安全で安心して暮らせるまちづくりのための対策が必要となっています その中で 防犯カメラは 24 時間撮影が可能であることから 犯罪の抑止効果があるとともに 犯罪発生時には容疑者の特定にも役立つ

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

< E937891E F CC8D5391A994708E7E8CA48F B83678F578C768C8B89CA E786C73>

(介護予防)短期入所生活介護運営規程(例)

機能訓練指導員は 日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練指 導 助言を行う ( 営業日及び営業時間 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする 一営業日月曜日から金曜日までとする ただし 国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12 月 29 日から1 月 3 日ま

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

揖斐川町在宅介護支援センター運営規程

Microsoft Word - 【資料4-13】0317_PM_通リハ

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

京都市介護老人福祉施設入所指針 Q&A( 特例入所関連 平成 27 年 2 月 ) 1 制度変更の概要について Q1 なぜ, 特養の入所対象者が原則として要介護 3 以上の高齢者に限定されるのか A 特別養護老人ホームについては, 限られた資源の中で, より入所の必要性が高い方々 が入所しやすくなる

特別養護老人ホームひまわり 優先入所取扱規程 社会福祉法人永楽会特別養護老人ホームひまわり TEL FAX

PowerPoint プレゼンテーション

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

Microsoft Word - シラバス.doc

Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 ) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1 <システム利用者 ( 医療 介護事業者 )>

Microsoft PowerPoint - 資料3.pptx

<4D F736F F D208CC2906C8FEE95F182C98AD682B782E98AEE967B95FB906A93992E646F63>

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

<4D F736F F F696E74202D DC58F49817A90EC925B E937893FC8F8A B F4B B8CDD8AB B83685D>

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

Microsoft PowerPoint - GHå“flä¼ıé†fi央ㅌã…�ㅅ㇯ç€flä¿®ä¼ıè³⁄挎çfl¨ï¼‹ ï¼›.pptx - èª�ㆿ呌ã‡−å°‡çfl¨

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

小規模多機能居宅介護運営規程

民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資

特別養護老人ホーム ( 入所施設 ) 事業継続計画概要 ( 優先業務 ) 優先業務の考え方 : 介護保険法及び 指定介護老人福祉施設の人員 設備及び運営に関する基準 の定め (= 最低基準 ) を遵守することを最低限守るべき業務レベルとする その上で 利用者の生命維持に重大 緊急の影響がないと考えら

蘇生をしない指示(DNR)に関する指針

A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

Transcription:

身体拘束廃止に関する指針 社会福祉法人掛川社会福祉事業会 平成 30 年 5 月 23 日改定

1. 基本的考え方 身体拘束は 利用者の生活の自由を制限する事であり 利用者の尊厳ある生活を阻むものです 当法人では いずれの場所においても利用者の尊厳と主体性を尊重し 拘束を安易に正当化することなく職員一人ひとりが身体的 精神的弊害を理解し 拘束廃止に向けた意識をもち 身体拘束をしないケアの実施に努めます (1) 介護保険指定基準の身体拘束廃止の規定サービス提供にあたっては 当該利用者又は他の利用者などの生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体拘束その他の利用者の行動を制限する行為を禁止しています (2) 緊急 やむを得ない場合の例外三原則利用者個々の心身の状況を勘案し 疾病 障害を理解した上で身体拘束を行わないケアを提供することが原則です しかしながら 以下の3つの要素のすべてを満たす状態にある場合は 必要最低限の身体拘束を行う事があります 1 切迫性 利用者本人または他の利用者等の生命又は身体が危険にさらされる可能性が著しく高いこと 2 非代替性 身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する介護方法がないこと 3 一時性 身体拘束その他の行動制限が一時的なものであること 身体拘束を行う場合には 以上の3つの要件をすべて満たすことが必要です 2. 身体拘束廃止に向けての基本方針 (1) 身体拘束の原則禁止 当法人においては 原則として身体拘束及びその他の行動制限を禁止します (2) やむを得ず身体拘束を行う場合本人又は他の利用者の生命又は身体を保護するための措置として緊急やむを得ず身体拘束を行う場合は 身体拘束廃止委員会を中心に充分に検討を行い 身体拘束による心身の損害よりも 拘束をしないリスクの方が高い場合で 切迫性 非代替性 一時性の3 要件の全てを満たした場合のみ 本人 家族への説明し同意を得て行います また 身体拘束を行った場合は その状況についての経過記録の整備を行い 出来るだけ早期に拘束を解除すべく努力します

(3) 日常ケアにおける留意事項身体拘束を行う必要性を生じさせない為に 日常的に以下のことに取り組みます 1 利用者主体の行動 尊厳ある生活環境の保持に努めます 2 言葉や対応等で 利用者の精神的自由を妨げないよう努めます 3 利用者の思いをくみ取り 利用者の意向に沿ったサービスを提供し 多職種協働で個々に応じた丁寧な対応をします 4 利用者の安全を確保する観点から 利用者の自由 ( 身体的 精神的 ) を安易に妨げるような行為は行いません 万が一 やむを得ず安全確保を優先する場合は 身体拘束廃止委員会において検討をします 5 やむを得ない と拘束に準ずる行為を行っていないか 常に振り返りながら利用者に主体的な生活をしていただける様に努めます (4) 利用者 家族への説明介護事業を運営する法人として 利用者の人権を尊重し 安心してサービスを利用していただくため サービス契約時に法人の方針を説明します 各サービス事業所は利用者及び家族の生活に対する意向を確認し ケアの方向性を提案することで 身体拘束廃止に向けた取り組みについて 理解と協力を得られるように努めます 3. 身体拘束廃止に向けた体制 (1) 身体拘束廃止委員会の設置当法人では 身体拘束の廃止に向けて身体拘束廃止委員会を設置します 1 設置目的施設内等での身体拘束廃止に向けての現状把握及び改善についての検討身体拘束を実施せざるを得ない場合の検討及び手続身体拘束を実施した場合の解除の検討身体拘束廃止に関する職員全体への指導 2 身体拘束廃止委員会の構成員 施設長 指導職 生活相談員 介護支援専門員 介護職員 看護職員

3 身体拘束廃止委員会の開催 1 ヶ月に 1 回定期開催します 必要時は随時開催します 4. やむを得ず身体拘束を行う場合の対応 ( 通所 入所施設該当 ) 本人又は他の利用者の生命又は身体を保護する為の措置として緊急やむを得ず身体拘 束を行わなければならない場合は 以下の手順に従って実施します < 介護保険指定基準及び掛川社会福祉事業会における身体拘束禁止の具体的な行為 > 1. 徘徊しないように 車いすやいす ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る 2. 転落しないように ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る 3. 自分で降りられないように ベッド柵を ( サイドレール ) で囲む 4. 点滴 経管栄養等のチューブを抜かないように 四肢をひも等で縛る 5. 点滴 経管栄養等のチューブを抜かないように 又は皮膚をかきむしらないように 手指の機能を制限するミトン型の手袋等を付ける 6. 車いすやいすからずり落ちたり 立ち上がったりしないように Y 字型抑制帯や腰ベルト 車いすテーブルをつける 7. 立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるようないすを使用する 8. 脱衣やおむつはずしを制限するために 介護衣 ( つなぎ服 ) を着せる 9. 他人への迷惑行為を防ぐために ベッドなどに体幹や四肢をひも等で縛る 10. 行動を落ち着かせるために 向精神薬を過剰に服用させる 11. 自分の意思で開けることのできない居室等に隔離する 12. 離床感知センサーを使用する 13. 言葉によって相手の行動を制限することや抑制する ( スピーチロック ) 1カンファレンスの実施緊急やむを得ない状況になった場合 身体拘束廃止委員会を中心として 各関係部署の代表が集まり 拘束による利用者の心身の損害や拘束をしない場合のリスクについて検討し 身体拘束を行うことを選択する前に1 切迫性 2 非代替性 3 一時性の3 要素のすべてを満たしているかどうかについて検討 確認をします 要件を検討 確認した上で 身体拘束を行うことを選択した場合は 拘束の方法 場所 時間帯 期間等について検討し本人 家族に対する説明書を作成します また 廃止に向けた取り組み改善の検討会を早急に行い実施に努めます 2 利用者本人や家族に対しての説明

身体拘束の内容 目的 理由 拘束時間又は時間帯 期間 場所 解除に向けた取り組み方法を詳細に説明し 充分な理解が得られるように努めます また 身体拘束の同意期限を越え なお拘束を必要とする場合については 事前に利用者 家族等と行っている内容と今後の方向性 利用者の状態などを説明し 同意を得た上で実施します 3 記録と再検討法律上 身体拘束に関する記録は義務付けられており 専用の様式を用いてその様子 心身の状況 やむを得えなかった理由及び経過 解除に向けての取り組み方法などを記録する 当該記録をもとに身体拘束の早期解除に向けて 拘束の必要性や方法を逐次検討する 記録は2 年間保存 行政担当部局の実地指導が行われる際に提示できるものとする 4 拘束の解除 3の記録と再検討の結果 身体拘束を継続する必要性がなくなった場合は 速やかに身体拘束を解除する その場合には 利用者 家族に報告する 5. 身体拘束廃止 改善のための職員教育 研修 介護に関わるすべての職員に対して 身体拘束廃止と人権を尊重したケアの励行について職員教育を行います 1 定期的な教育 研修 ( 年 2 回 ) の実施 2 新任者に対する身体拘束適正化研修の実施 3その他必要な教育 研修の実施 6. 利用者等に対する指針の閲覧 この指針は 利用者等に身体拘束廃止への理解と協力を得るため 施設ホームペー ジに掲載などを行い 積極的な閲覧の推進に努めます 附則本指針は平成 25 年 4 月 1 日より施行する 附則本指針は平成 29 年 12 月 27 日より施行する 附則本指針は平成 30 年 5 月 23 日より施行する