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新潟県の自殺の現状 平成 27 年の本県の自殺者数は厚生労働省の人口動態統計によると 504 人です 自殺者数の推移を見ると 平成 10 年に国と同様 中高年男性を中心とした自殺者の急増があり 当時は県内で 800 人を超える方が毎年自ら死を選択されるという状況でした 以後漸減し 平成 27 年の

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Taro-鳥取における自死の現状(平

4 年齢階級別の死因山形県の平成 28 年の死因順位は 20 歳から 34 歳までの各階級において自殺が1 位となっているほか 64 歳までの各階級においても死因順位の上位にあり おおむね全国と同様の傾向が見られます < 表 7> 年齢階級別の死因順位 死亡者数 ( 山形県 ) 年齢階級 総死亡者数

調査研究ジャーナル Vol. No. 6

平成17年

25Ⅲ2経費(2)①歳出(ごみ)

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Ⅰー8ー1(1)~(4) 福利厚生事業

自殺者数の年次推移 平成 26 年の自殺者数は 25,427 人となり 対前年比 1,856 人 ( 約 6.8%) 減 平成 10 年以来 14 年連続して 3 万人を超える状況が続いていたが 3 年連続で 3 万人を下回った 男女別にみると 男性は 5 年連続 女性は 3 年連続で減少した また

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1 人口動態の概況 ( 平成 24 年 1 月 ~12 月 ) (1) 出生数 < 減少 > 出生数は56,943 人で前年に比べ1,116 人減少し 出生率は人口千人に対し8.0で 前年と比べ0.2ポイント低下した (2) 死亡数 < 増加 > 死亡数は59,137 人で前年に比べ1,467 人増

調査研究ジャーナル 2018 Vol.7 No.2 民の健康状態 循環器疾患 ( ) 調査研究部 Health Status in Chiba Circulatory Disease(Cerebrovascular Disease and Aortic dissection) Dept. Surve

平成27年版自殺対策白書 本文(PDF形式)

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3 成人保健

Ⅰ-3-(1) 勤務時間

Iー8ー(1)~(4) 福利厚生事業

目 次 札幌市における自殺の概要 について 1 第 1 部札幌市の自殺の現状 1. 死因順位別にみた年齢階級 死亡数 死亡率 構成割合 3 2. 厚生労働省 人口動態統計 に基づく自殺者数の推移 6 3. 厚生労働省 地域における自殺の基礎資料 に基づく自殺者数の推移 8 第 2 部性別及びライフス

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まえがき 平成 24 年福島県簡易生命表 は 平成 24 年の福島県日本人人口 ( 推計 ) と平成 22~25 年の人口動態統計 ( 確定数 ) を基にして 本県の死亡状況が今後変化しないと仮定したとき 各年齢の者が1 年以内に死亡する確率や平均的にみて今後何年生きられるかという期待値などを 死亡

※※※H30 地価公示結果1

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平成 26 年中における自殺の状況 平成 27 年 3 月 12 日 内閣府自殺対策推進室警察庁生活安全局生活安全企画課

自殺予防に関する調査結果報告書

平成30年度教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査結果(千葉県)

資料 4 明石市の人口動向のポイント 平成 27 年中の人口の動きと近年の推移 参考資料 1: 人口の動き ( 平成 27 年中の人口動態 ) 参照 ⑴ 総人口 ( 参考資料 1:P.1 P.12~13) 明石市の総人口は平成 27 年 10 月 1 日現在で 293,509 人 POINT 総人口

第 1 章平成 27 年中における自殺の概要 平成 27 年中における自殺の状況目次 1 第 2 章平成 27 年中における自殺の内訳 3 自殺者の年次比較 ( 表 1~ 表 4) 4 年齢階級別 原因 動機別自殺者数 ( 表 5) 6 職業別 原因 動機別自殺者数 ( 表 6) 7 年齢階級別 職

Memo

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内閣府自殺対策推進室提出資料 平成 23 年 6 月 15 日内閣府自殺対策推進室内閣府経済社会総合研究所自殺分析班警察庁厚生労働省 東日本大震災に関連する自殺の実態把握について 平成 23 年 3 月 11 日に発災した東日本大震災に関連する自殺の実態把握について 以下 のとおり実施する 1. 定

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

1) 疾患別死亡数 死亡率 ( 七尾市 ) 死亡数 ( 総数 ) 資料 : 衛生統計報 死亡率 ( 総数 ) 人口 10 万対

第1章評価にあたって

目 次 1 平成 29 年愛知県生命表について 1 2 主な年齢の平均余命 2 3 寿命中位数等生命表上の生存状況 5 4 死因分析 5 (1) 死因別死亡確率 5 (2) 特定死因を除去した場合の平均余命の延び 7 平成 29 年愛知県生命表 9

平成 27(2015) 年エイズ発生動向 概要 厚生労働省エイズ動向委員会エイズ動向委員会は 3 ヶ月ごとに委員会を開催し 都道府県等からの報告に基づき日本国内の患者発生動向を把握し公表している 本稿では 平成 27(2015) 年 1 年間の発生動向の概要を報告する 2015 年に報告された HI

C. 研究結果 考察 1, 全国統計にみた自殺の次推移 ( 表 1 図 1) 1899~23 以降の全国人口動態統計からの推移をみてみると 第二次世界大戦前の自殺死亡率は 12~22 前後で大戦後よりも低値であった 一方 毎の全 人当たりのについても大戦前は 6~13 と大戦後に比較して低かった 全

平成 2 8 年 6 月 平成 27 年中における行方不明者の状況 警察庁生活安全局生活安全企画課


平成26年 人口動態統計月報年計(概数)の概況 1

81 平均寿命 女 単位 : 年 全 国 長野県 島根県 沖縄県 熊本県 新潟県 三重県 岩手県 茨城県 和歌山県 栃木県

改訂事項 改訂. 種類改訂日ページ数改訂内容改訂前改訂後 80 入札参加資格審査申請 随時申請 ( 新規 ) マニュアル H P1 1 ちば電子調達システムの概要を修正 ちば電子調達システムは 千葉県 ( 知事部局 行政委員会 水道局 企業土地管理局 病院局を含む ) と県内参加市町等

[2] 千葉県内不動産市場動向アンケートの結果 (H 時点 ) 営業地域の全般的傾向について教えてください 問 1 あなたの営業地域で未だに震災の影響が残っていますか?(1 ヶ所回答 ) 県全体 : 昨年は半数以上が 影響が残っている と回答していたが 今年は 影響が大きく残っている

統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

表紙

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

親と同居の壮年未婚者 2014 年

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(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

調査結果の概要 1 人口 (1) 本県の人口 平成 30(2018) 年 10 月 1 日現在の本県の総人口は 1,952,926 人 ( 男 973,794 人 女 979,132 人 ) で 平成 29(2017) 年 10 月 1 日現在に比べ9,037 人の減少 ( 男 3,309 人減少

平成 2 9 年名古屋市民の平均余命 平成 30 年 12 月 25 日 名古屋市健康福祉局

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2005 年ファイル交換ソフト利用実態調査結果の概要 2005 年 5 月 31 日 目次 調査方法...2 ファイル交換ソフトの利用者数の実態 ファイル交換ソフトの利用率とその変化 ファイル交換ソフトの利用者数とその変化...5 ファイル交換の実態 利用されてい

01 公的年金の受給状況

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用語等の説明 1 生命表とは生命表とは ある人口集団の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに 各年齢の者 が死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命 などの指標 ( 生命関数 ) によって表したものである これらの関数は 男女別に各年齢の死亡件数と人口を基にして

労働力調査(詳細集計)平成24年平均(速報)結果の要約

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平成 25 年自殺統計データの解析結果の正誤について 平成 25 年 7 月 30 日に公開した 神奈川県警察本部から自殺統計データの提 供を受け集計 分析した 平成 25 年解析結果 の 9 頁 (12) 自殺未遂歴の有無 の解説文 ( 数値 ) に誤りがありました 以下のように訂正いたします 平

図 3. 新規 HIV 感染者報告数の国籍別 性別年次推移 図 4. 新規 AIDS 患者報告数の国籍別 性別年次推移 (2) 感染経路 1 HIV 感染者 2016 年の HIV 感染者報告例の感染経路で 異性間の性的接触による感染が 170 件 (16.8%) 同性間の性的接触による感染が 73

静岡県自殺対策行動計画


平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

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3 成人高齢保健等 -(1) 主要疾患別死亡推移 2 心疾患 全国 ( 上段 : 人 下段 : 人口 10 万対 ) 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 198, , , , ,

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親と同居の未婚者の最近の状況(2016 年)

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

第 7 回大阪市人口移動要因調査報告書 平成 27 年 3 月 大阪市都市計画局

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

小樽市における自殺の分析報告書 平成 28 年 3 月 小樽市 1

千葉県館山市有限会社 石井商店ガラス処理場千葉県館山市有限会社ガラスびん ( 緑色 ) 石井商店ガラス処理場千葉県館山市有限会社ガラスびん ( 黒色 ) 石井商店ガラス処理場千葉県館山市アンビ環境 PETボトル株式会社資源物ストックヤード 有限会社石井運輸 本社工場 230 3,050 本社工場 9

年齢調整死亡率 (-19 歳 ) の年次推移 ( :1999-1) 1 男性 女性 年齢調整死亡率 -19 年齢調整死亡率 年齢調整死亡率 -19 年齢調整死亡率

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自殺意識調査(結果概要)

H23修正版

第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活


労働市場分析レポート第 43 号平成 26 年 10 月 31 日 マッチング指標を用いたマッチング状況の分析 労働市場における労働力需給調整を評価するための指標として 就職率や充足率があるが 求人倍率が上昇する時には 就職率が上昇し充足率が低下するなどの動きがみられ それぞれ単独の利用には注意が必

シニア層の健康志向に支えられるフィットネスクラブ

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人口構成の変化 ( 将来推計人口 ) 平成 22 年人口 平成 47 年将来推計人口 85 歳以上 2,173 5, 歳以上 13,628 21,106 80~84 3,655 5,800 80~84 8,714 11,067 75~79 6,516 8,184 75~79 9,800

千葉県の気象概況

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

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Microsoft Word - 01概況 (表紙)

本章のまとめ 第 4 章当市の人口推移 本章のまとめ 現在までの人口推移は以下のとおりである 1. 人口の減少当市の人口は平成 23 年 7 月 (153,558 人 ) を頂点に減少へ転じた 平成 27 年 1 月 1 日時点の人口は 151,412 人である 2. 人口増減の傾向年齢 3 区分で

健康保険・船員保険          被保険者実態調査報告

地域支え合い体制づくり普及啓発事業 ~ 中間報告書 ~

平成 27 年度版 [ 人口の状況 ] の現状 人口静態 ( 平成 27 年 ) 人口動態 ( 平成 26 年 ) 総数 男 女 総数 男 女 人口 89,42 44,85 44,552 出生数 歳以上人口 22,17 1,36 11,864 死亡数

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平成 22 年国勢調査産業等基本集計結果 ( 神奈川県の概要 ) 平成 22 年 10 月 1 日現在で実施された 平成 22 年国勢調査 ( 以下 22 年調査 という ) の産業等基本集計結果が平成 24 年 4 月 24 日に総務省統計局から公表されました 産業等基本集計は 人口の労働力状態

3.HWIS におけるサービスの拡充 HWISにおいては 平成 15 年度のサービス開始以降 主にハローワーク求人情報の提供を行っている 全国のハローワークで受理した求人情報のうち 求人者からインターネット公開希望があったものを HWIS に公開しているが 公開求人割合は年々増加しており 平成 27

発育状態調査 身長 身長 ( 平均値 ) は 前年度と比較すると 男子は 12~15 歳で前年度を上回り 女子は 5,6,8,9,14,16 歳で前年度を上回っている (13 年齢区分中 男子は増加 4 減少 6 女子は増加 6 減少 5) との比較では 男子は全ての年齢で 女子は 5,9 歳を除い

( 万人 ) 図 1 12 大都市の人口の推移 H 注 1) 各 10 月 1 日現在の推計人口

Transcription:

Ⅰ 目的全の自殺者数は平成 1 年を境に急増し毎年 3 万人前後の高い水準で推移している 平成 年度前半は硫化水素による自殺が大きな話題になり 後半では景気悪化による自殺増加を危惧する報道がなされるなど 全の自殺問題に対する関心は高い このような状況において 平成 19 年 6 月に自殺総合対策大綱が閣議決定された 大綱では 多くの自殺は防ぐことが出来る社会的な問題 として自殺を捉え直し 平成 8 年までに平成 17 年の自殺死亡率を % 以上減少させることが目標とされ 自殺予防のための重点施策の1つとして 自殺の実態を明らかにすること が掲げられた の自殺の状況をみると 全と同様に平成 1 年に急増し 毎年 1,3 人前後で推移している 平成 19 年の死亡原因は前年度より1 位下がり 第 7 位となっており 全の中では自殺死亡率は少ない県ではあるが 自殺予防対策が重要であることは言うまでもない そこで 自殺対策を有効かつ効果的に展開して行くための活用資料の一つとして における自殺の基礎データの統計解析を行った Ⅱ 方法の自殺の現状とその関連要因の把握のため 既存の統計資料を用いてデータの整理を行なうと共に 年齢調整死亡率 標準化死亡比を算出した 1) 用いた統計資料 (1) 人口 (H14H19) : 統計局発行 推計人口年齢( 階級 ),, 月別人口 - 総人口, 日本人人口 (H14H19 の 1 月 1 日 ) 県及び市町村 : 総合企画部統計課 年齢別 町丁字別人口調査における登録人口 (H14H19) () 自殺死亡数 : 厚生労働省人口動態調査 死亡数, 性 年齢 ( 階級 ) 死因( 死因簡単分類 ) 別 (H14H19) 県 : 衛生統計年報 (H14H19) 市町村 : 健康福祉部健康福祉指導課 人口動態調査 (H13H18) (3) 警察統計警察庁生活安全局地域課 : 平成 19 年中における自殺の概要資料平成 年 6 月 http://www.npa.go.jp/toukei/chiiki1/h19_zisatsu.pdf 警察本部生活安全総務課 : 平成 19 年中における自殺の概要 (4) 藤田利治 : 自殺対策のための自殺死亡の地域統計予防対策のために ( 自殺予防総合対策センター HP 内 ) http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp/genjo/toukei/index.html () 内閣府 : 平成 年度版 自殺対策白書 http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-8/html/indes/html (8) 総務省統計局 : 労働力調査都道府県別結果 モデル推計による都道府県別結果完全失業率 http://www/stat.go.jp/data/roudou/pref/zuhyou/lt6.xls. ) 年齢調整死亡率 標準化死亡比の算出 県保健所管内別 市町村別の標準化死亡比 年齢調整死亡率の算出では 17 年 19 年の各 3 ヵ年分けて求めた 死亡数 人口とも 3 ヵ年の合計数を用い SMR 算出の基準人口集団の年齢階級別死亡率は当該年分 (3 年分 ) の全人口値を 年齢調整死亡率の基準人口は昭和 6 年モデル人口を用いた 1

Ⅲ 結果 1 全体 1) 自殺者数の年次推移の自殺死亡数の年次推移は全と同様の傾向を示し 平成 9 年の 94 人から平成 1 年は約 3 人 (1.33 倍 ) 増加して 1,3 人となった後 横ばい傾向にある 平成 1 年は過去最高の 1,36 人を数え 近年は 1,3 人前後で推移している 平成 19 年の自殺死亡数は 全では平成 18 年より 3 ポイント増加していたが は 19 人から 194 人と.3 ポイントの増加であり 全よりもその伸び率は小さかった 別にみると 性は全と同様の傾向を示し 平成 1 年に大きく増加した後は増減を繰り返しながらもほぼ横ばい状態である 性では平成 13 年以降 増加が続いていたが 平成 19 年度は前年度より減少し 全の動きとは異なっている 図 1 自殺死亡数の年次推移 ( 総数 ) 3 1, 3 1,3 1,16 1,36 194 1, 全死亡数 ( 人 ) 1 1 9 61 79 838 88 737 791 94 死亡数 ( 人 ) 1 9 9 7 1 9 9 6 6 8 4 9 8 6 6 7 8 8 S S S4 S6 S8 S6 S6 H1 H3 H H7 H9 H11 H13 H1 H17 H19 1 6 3 4 9 4 3 1 7 9 3 7 3 1 9 9 8 8 7 3 8 7 全 図 自殺死亡数の年次推移 ( ) 図 3 自殺死亡数の年次推移 ( ) 自殺死亡数の年次推移 ( 全 ) 自殺死亡数の年次推移 ( 全 ), 1, 1, 4, 1, 9, 8, 4 3 全死亡数 ( 人 ) 1, 1, 8 6 4 死亡数 ( 人 ) 全死亡数 ( 人 ) 7, 6,, 4, 3, 3 1 死亡数 ( 人 ),, 1, 1 S S3 S6 S9 S6 H H H8 H11 H14 H17 S S3 S6 S9 S6 H H H8 H11 H14 H17 全 全

自殺者に占める性の割合の推移をみると 全 共に自殺者数が急増した平成 1 年に性の占める割合が 7 割を超え 以後 平成 19 年まで性が 7 割を超える状態が続いている と全を比較すると 昭和 6 年頃までは全とはほぼ同じ割合で推移していたが 平成 4 年から平成 14 年までは性の自殺者割合が全値を数 % 上回っていた 平成 1 年からは性の占める割合が全よりも低くなり 平成 18 年までは低下傾向にあった 平成 19 年は性の自殺死亡が前年より減少したが 性では増加したため 性自殺者割合が前年より増加した 図 4 性自殺者の割合の年次推移 7% 7% 6% 6% % % S S S4 S6 S8 S6 S6 H1 H3 H H7 H9 H11 H13 H1 H17 H19 全 千葉 の自殺死亡者数の対全比 ( 全の性別自殺死亡数に対する比率 ) の年次推移を見ると 平成 3 年から 1 年までは性が性を 平成 17 年 18 年は性が性を上回っていたが 平成 19 年度では全の自殺死亡における比率は同等であった 性は 平成 4 年 1 年に対全比が大きく増加し 平成 1 年は最高値.43 となった 平成 13 年以降は.4 程度であったが 平成 17 年に.4 に増加し その値が続いている 性では 上下を繰り返しながら徐々に増加した後 平成 3 年から平成 7 年までは減少したが その後増加に転じ 平成 13 年に一端減少した後 平成 14 年 平成 17 年と大きく増加し.4 となったが 平成 19 年は.41 に減少した 図 性別自殺者数の対全比..4.3. S S S4 S6 S8 S6 S6 H1 H3 H H7 H9 H11 H13 H1 H17 H19 3

) 自殺粗死亡率 ( 総数 ) の年次推移自殺粗死亡率の年次推移を見ると 全では平成 1 年に山を形成した横ばい傾向にあり も同様である の自殺粗死亡率は全より低いが 近年 その差が縮まる傾向がみられる 図 6 自殺粗死亡率 (1 万対 ) の年次推移 3.. 死亡率 (1 万対 ). 1. 1... H1 S63 S6 S61 S6 S9 S8 S7 S6 S S4 S3 S S1 S H H4 H3 H H19 H18 H17 H16 H1 H14 H13 H1 H11 H1 H9 H8 H7 H6 全 自殺年齢調整死亡率と粗死亡率を全と比較すると とも粗死亡率の全との差に比べ 年齢調整死亡率の差は小さい傾向がみられるが 性では平成 14 年以降は粗死亡率の差が小さくな っていた 性の自殺年齢調整死亡率は平成 16 年までは全との差は小さいが その後は県 が全を下回った 性では県が全を上回る年度が多いが 平成 19 年はが県を上回った 粗死亡率が年齢調整死亡率を上回るのは基準年人口に比べて高齢人口が多い影響と考えられた 図 7 自殺粗死亡率 (1 万対 ) と自殺年齢調整死亡率の年次推移 ( 全 ) 4 ( ) 3 3 1 1 18 16 14 1 1 8 6 4 S S1 S S1 S S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S61 S6 S63 H1 H H3 H4 S S3 S4 S S6 S7 S8 S9 S6 S61 S6 S63 H1 ( ) H H3 H4 H H6 H7 4 H H6 H7 H8 H9 H8 H9 H1 H11 H1 H13 H14 H1 H16 H17 H18 H19 自殺年齢調整死亡率全 : 自殺死亡率全 : 自殺年齢調整死亡率千葉 : 自殺死亡率千葉 : H1 H11 H1 H13 H14 H1 H16 H17 H18 H19 自殺年齢調整死亡率全 : 自殺死亡率全 : 自殺年齢調整死亡率千葉 : 自殺死亡率千葉 :

3) 年齢階級別にみた自殺死亡 (1) 死亡者数性 年齢階級別の自殺死亡数をみると 性では平成 1 年 14 年の 年間に比べ 平成 119 年の 年間は 代後半から 444 の自殺数は増加し 44 では減少していたが それ以降の年代では大差はなかった 性も 44 の自殺数が大きく増加した一方 44 の自殺数は減少し 性と同様の傾向がみられた しかし 6 以降では 平成 114 年に比べて平成 1 19 年は自殺数が増加しており 性とは異なっていた 図 8 年齢階級別平均死亡者数 ( ) 1 人数 1 1 7 114 119 4 9 334 339 444 449 4 9 664 669 H9 H114 H119 774 779 884 8 4 3 人数 1 114 119 4 9 334 339 444 449 4 9 664 669 774 779 884 8 H9 H114 H119 年齢階級別自殺死亡数の年次推移をみると 性の 代では平成 16 年以降に減少し 平成 19 年の自殺数は 3 代 6 代とほぼ同数であった 一方 3 代 7 代では近年 自殺死亡数が増加傾向を示していた 性では 3 代 4 代の自殺死亡数が増加傾向にあり 平成 9 年に比べると平成 19 年は 3 代が約 3 倍 代と 4 代が約 1. 倍になっていた 平成 19 年の自殺死亡数の比は総数でみると性が性の約. 倍であるが 年齢階級別にみると 1 代 代 代は性が性の 3 倍以上であり 性の死亡数が全体の平均よりも多くなっていた 平成 1618 年までに比べると 代では比が増加し 4 代では低下していた

代以降は年齢に伴い差は減少し 7 以上では差は 倍以下になっていた 図 9 自殺死亡数の年齢階級別 年次推移 ( ) 人 3 1 1 ( ) 9 669 449 339 9 779 8 以上 119 H9 H1 H11 H1 H13 H14 H1 H16 H17 H18 H19 119 9 339 449 9 669 779 8 以上 人 9 8 7 6 4 3 1 ( ) 9 339 669 449 779 8 以上 9 119 H9 H1 H11 H1 H13 H14 H1 H16 H17 H18 H19 119 9 339 449 9 669 779 8 以上 図 1 自殺死亡数の年齢階級別比 ( ) 4. 4. H9 H131 3. 3. H19 /.. H11 H131 1. 1. H1618 H9 H19.. 119 9 339 449 9 669 779 8 以上 6

() 死亡率の年齢階級別自殺死亡率について 平成 1 年以降の年次推移をみると平成 18 年までは 代から 6 代に山を形成していたが 19 年は 4 から 69 まで徐々に増加し 7 までは減少 その後は大きく増加と 18 年までの動きとは異なっていた 性は平成 19 年も平成 1 年から 18 年までと同様の動きであったが 444 では過去 年間の死亡率では最高値になっていた また 以上になると 年齢に伴い死亡率が増加する傾向がみられた 図 11 の年齢階級別粗死亡率の年次推移 人口 1 万対 9 8 7 6 4 3 ( ) H16 H18 H19 H1 H18 H17 1 114 119 4 9 334 339 444 449 4 9 664 669 774 779 884 8 3 3 ( ) H18 H17 人口 1 万対 1 1 H19 H1 H16 114 119 4 9 334 339 444 449 4 9 664 669 774 779 884 8 性 年齢階級別に 粗死亡率の平成 1 年から 19 年の 年間の年次推移をと県で比較した 性では 13 はとほぼ同様の値であったが 334 はいずれの年においてもより粗死亡率が低かった 性では 年度によりとの違いが大きかったが 平成 19 年は 9 まではより低かったが 334 の粗死亡率はを上回っていた 39 の範囲で見ると 性では 県ともに年次が進むに連れ 性の自殺死亡率は低下し 7

いずれもが低かった 性では平成 19 年は 349 ではより県の粗死亡率が高く 9 はが高かった 684 でみると 性では全体には平成 1 年から 18 年は低下傾向にあったが 19 年は値が増加していた 性では 7 以上では値が減少傾向を示したが 6 代では 18 年より 19 年の値が増加していた 図 1 性 年齢階級別 自殺粗死亡率の年次推移のとの比較 134 _ ( vs 県 ) 134 _ ( vs 県 ) 3 3 1 人口 1 万対 1 図 1 1 全及びの年齢階級別粗死亡率の年次推移 1 人口 1 万対 114 119 4 9 334 114 119 4 9 334 H1 H16 H17 H18 H19 H1 H16 H17 H18 H19 人口 1 万対 8 7 6 4 3 1 39 _ ( vs 県 ) 人口 1 万対 1 1 39 _ ( vs 県 ) 339 444 449 4 9 339 444 449 4 9 H1 H16 H17 H18 H19 H1 H16 H17 H18 H19 7 6 4 3 1 684 _ ( vs 県 ) 人口 1 万対 人口 1 万対 4 3 3 1 1 684 _ ( vs 県 ) 664 669 774 779 884 H1 H16 H17 H18 H19 664 669 774 779 884 H1 H16 H17 H18 H19 8

4) 総死亡に占める自殺の割合平成 19 年の総死亡数に占める自殺の割合は 性が全 3.8% 3.8% 性が全 1.7% 1.9% であり 全と県の差は小さかった 図 13 平成 19 年の全およびの主な死因割合 ( 総数 ) 全 全 悪性新生物, 34. 悪性新生物, 34.1 悪性新生物, 6.7 悪性新生物, 6.3 心疾患, 1.7 心疾患, 14.1 心疾患, 18. 心疾患, 17.8 脳血管疾患 1.9 脳血管疾患 1.8 脳血管疾患 13.6 脳血管疾患 13.8 肺炎, 9.1 肺炎, 9.6 肺炎, 9.7 肺炎, 9.8 老衰 4. 自殺 3.8 自殺 3.8 自殺 1.9 老衰 4. 自殺 1.7 17.7 18.7 19.3. 1 3 4 6 7 8 9 1 悪性新生物 心疾患 ( 高血圧性除く ) 脳血管疾患 肺炎 肝疾患 腎不全 老衰 不慮の事故 自殺 % 平成 1 年から 19 年の合計について年齢階級別死因別死亡割合をみると 性では 44 性では 134 で自殺の死因割合が高く とも 代では死因の約 4 割を占めていた とも年代が高くなると他の死因による死亡数が増加するため 以上では自殺による死亡割合は 1 割以下に低下していた 図 14 の年齢階級別死因割合 ( 平成 1 年 19 年合計 ) 総数 4 9 114 119 4 9 334 339 444 449 4 9 664 669 774 779 884 8 % % 4% 6% 8% 1% 悪性新生物 糖尿病 高血圧性疾患 心疾患 ( 高血圧性を除く ) 脳血管疾患 肺炎 腎不全 老衰 不慮の事故 自殺 9

114 119 4 9 334 339 444 449 4 9 664 669 774 779 884 8 総数悪性新生物 4 9 % % 4% 6% 8% 1% 糖尿病 高血圧性疾患 心疾患 ( 高血圧性を除く ) 脳血管疾患 肺炎 腎不全 老衰 不慮の事故 自殺 性 年齢階級別死因順位では 平成 19 年は総数では性が 位 性が 9 位でほぼ全と同様の状況である 過去 年間の状況では とも 144 の死因の 1 位または 位が自殺であった 年齢階級別の死亡順位では 164 ではいずれの年代でも 位以内で 64 以下では自殺が死因の上位を占めていた 表 1 性 年齢階級別死因における自殺の順位 性 県 H1 H16 H17 H18 H19 H1 H16 H17 H18 H19 総数 6 6 6 6 6 6 6 6 1-14 4 3 3 3 3 9 4 4 1-19 -4 1 1 1 1 1 1 1 1 1-9 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3-34 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3-39 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 4-44 1 1 1 1 1 1 1 1 1 4-49 3 3 3-4 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3-9 3 3 3 4 3 4 4 4 4 4 6-64 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 1

性 県 H1 H16 H17 H18 H19 H1 H16 H17 H18 H19 総数 8 8 8 8 8 7 7 8 7 9 1-14 3 3 4 3 3-3 3-1-19 1 1 1 1 1 1 1 1-4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1-9 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3-34 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3-39 4-44 4-49 3 3 4 4 4 3-4 4 4 4 4 3 4 4 4 4-9 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 6-64 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 -は1 位以下 ) 月別自殺死亡数月別の自殺数は年により多い月 少ない月が異なるが 全体には 1 月 月と 8 月は少なく 6 7 月 1 月に多い傾向が見られた 平成 19 年は 全では 6 月が最も多く 1 月が最も少なかったが では 7 月が最も多く 1 月 月 9 月がほぼ同数で低い月となっていた 図 1 月別自殺数の推移 ( 全 ) 3 16 3 1 1 14 1 1 8 6 4 1 月 月 3 月 4 月 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 1 月 全 H17 全 H18 全 H19 H18 H19 11

地域別にみた自殺死亡 (1) 保健所管内別の比較自殺死亡数に占める各保健所別の割合をみると 人口の多い千葉市 松戸 印旛 船橋市 市川の 保健所管内でとも半数以上を占めていた の構成割合で見ると 松戸 印旛 市川では性に比べて性が全体に占める割合が高くなっていた 図 16 自殺死亡の保健所別構成割合 ( 平成 17 年 19 年合計 ) 自殺数 (n=117) (n=77) 計 (n=39) 千葉市 千葉市 千葉市 松戸 松戸 松戸 印旛 印旛 印旛 船橋市 船橋市 船橋市 市川 市川 市川 習志野 習志野 習志野 君津 君津 君津 柏市 柏市 柏市 山武 山武 山武 市原 市原 市原 長海野香生匝田取 長生 長生 海野香匝田取 海野香匝田取 安房 安房 安房 夷隅 夷隅 夷隅 千葉市松戸印旛船橋市市川習志野君津柏市山武市原長生海匝野田香取安房夷隅 % 1% % 3% 4% % 6% 7% 8% 9% 1% 平成 17 年から 19 年の 3 年間の合計について粗死亡率を求め 保健所間で比較をした いずれの保健所も性の粗死亡率が性を上回っていたが その差は保健所により大きく異なり 最大のところでは約 3. 倍 最小は 倍弱であった 性の粗死亡率は山武 長生が 4 を超えていたが 最も低い市川では 4 であった 性では香取 14.6 松戸 14. が1 位 位であり 船橋市 1. 君津 1.6 夷隅 1.7 が下位 3 位であったが 性に比べて保健所間の差は小さかった 図 17 粗死亡率の保健所間比較 ( 平成 17 年 19 年合計 ) 人口 1 万対 4. 4. 3. 3... 1. 1. 4.1 4.3 粗死亡率性粗死亡率性 38. 36. 34. 33.9 3.4 3.1 3.4 9.8 9.3 9.3 8.6 8. 8.1 7. 4. 1.3 1.1 1.9 1.4 14.6 13.9 14. 13.9 1.6 1. 1.8 11. 1.7 1. 11.1 11. 1.1.. 山武 長生 君津 香取 安房 夷隅 海匝 船橋 柏 野田 松戸 千葉 市原 印旛 習志野 市川 1

平成 17 年から 19 年の自殺死亡について 別に年齢調整死亡率を保健所間で比較をした 性は山武が最も高く 君津 長生 香取 安房と続いていた この 管内は年齢調整死亡率が 3 以上であり 最低の市川とは 1 以上の開きがあった 性では松戸が最も高く 印旛 山武が 11 以上であった 最も低い安房と松戸との差は 3.1 であり その差は性より小さかった 図 18 性別 保健所別の自殺年齢調整死亡率 ( 平成 1719 年 ) 4 14 人口 1 万対 3 3 1 6.3 36.4 33.3 3.4 31. 3.8 7.8.7.7..3.3.14.7 4. 3.8 1.4 人口 1 万対 1 1 8 6 1. 11.3 11.1.81.1.4 1.4 1.11.1. 9.8 9.7 9.6 9. 9.4 9. 8.1 1 4 山武君津長生香取安房船橋市印旛野田松戸夷隅千葉市柏市海匝市原習志野市川 松戸印旛山武市川習志野夷隅市原君津長生柏市野田海匝船橋市千葉市香取安房 自殺死亡の総死亡数に占める割合を保健所別にみると 性では.3%( 安房 )4.%( 船橋市 ) 性では.9( 安房 ).6%( 松戸 ) に分布していた とも人口の多い都市部の保健所管内の方が郡部の管内よりも死因に占める自殺の割合は高い傾向がみられた 図 19 保健所別の平成 1719 年 自殺死亡の死因割合の比較 4.% 4. 3. 3... 1. 1... 3.7 3.8 3.8 3.9 3.9 3.9 3.9 4.1 4.1 4. 4. 3. 3.3 3...6.3 3. %.. 1. 1... 1.9.9.9 1.3 1.4 1.4 1.6 1. 1.9....1.1...6 安房夷隅海匝香取野田市原印旛長生習志野君津山武千葉市松戸市川柏市船橋市 安房夷隅海匝山武香取長生君津船橋市千葉市野田習志野印旛市原柏市市川松戸 13

1 19 8 34 1 6 1 19 48. 1.9 3. 9.3 1 19 14

図 平成 119 年の合計でみた市町村別自殺年齢調整死亡率 平成 119 年自殺死亡について 34 未満 364 6 以上で 3 区分し 年齢区分別の粗死亡率を性別に市町村で比較した 粗死亡率が低い場合 高い場合ともに とも年齢階級により市町村は異なる場合が多く 市町村により課題となる自殺の対象は性 年齢区分が異なる場合が多いことが示唆された 表 4 平成 119 年自殺死亡数における 性 年齢区分別祖死亡率の市町村比較 1) 粗死亡率が低い市町村 (6 位まで ) 3 未満 364 6 以上 市町村名 粗死亡率 市町村名 粗死亡率 市町村名 粗死亡率 性 1 長柄町 神崎町 長柄町 1.8 本埜村 神崎町 勝浦市 4.4 一宮町 16.6 成田市 1.7 3 大網白里町 6.1 睦沢町 3. 習志野市 16.3 4 鎌ヶ谷市 6.4 浦安市 4.8 四街道市 17. 印西市 7. 御宿町.6 南房総市.7 6 印旛村 栄町 8.1 酒々井町 31. 佐倉市 3. 性 1 印旛村 本埜村 東庄町 九神崎町 芝山町 十九里町 芝山町 白子町 白子町 印旛 睦沢町 白子町 長柄町 一宮町 睦沢町 長村 御宿町大多喜町 鋸南町南町 鋸南町 御宿町 四街道市.4 九十九里町. 袖ヶ浦市 3.8 3 市原市 3.6 冨里市. 白井市.3 4 八街市 3.8 東庄町.8 習志野市 7.4 野田市 4.1 多古町 6. 鴨川市 9.6 6 横芝光町 4.9 いすみ市 6.9 東金市 9.7 1

) 粗死亡率が高い市町村 (6 位まで ) 3 未満 364 6 以上 市町村名 粗死亡率 市町村名 粗死亡率 市町村名 粗死亡率 性 1 長生村 8.4 富津市 79.9 長生村 8.1 南房総市 7. 神埼町 79. 九十九里町 83. 3 富津市 6.4 長生村 68.4 御宿町 81.8 4 東庄町 6.3 鋸南町 67.3 勝浦市 6. 四街道市.4 山武市 67. 香取市 9.7 6 長南町 4.8 東庄町 6.9 東庄町 9.6 性 1 酒々井町 3.3 御宿町 49.1 睦沢町 1.3 神崎町 17.4 長生村 3.1 神崎町 44. 3 長生村 1.4 印旛村.1 野田市 37.6 4 旭市 大網白里町 1.1 富津市.8 芝山町 八街市 34.7 鎌ヶ谷市 13.4 銚子市.3 長柄町 33. 6 山武市 1.8 長南町. 鋸南町 3.9 図 1 平成 119 年の性 年齢区分別自殺粗死亡率 3 未満 : 364 : 6 以上 : 年齢区分別 粗死亡率区分別の該当市町村数 ( 性 ) 3 未満 364 6 以上 粗死亡率 市町村数 粗死亡率 市町村数 粗死亡率 市町村数 4 x 7 6 x 9 6 x 4 18 x <4 1 x< 6 11 x< 6 14 1 x <18 4 4 x< 13 4 x< 1 6 x <1 1 3 x< 4 18 3 x< 4 16 x <6 3 x< 3 x< 3 1 16

図 1 平成 119 年の性 年齢区分別自殺粗死亡率 ( 続き ) 3 未満 : 364 : 6 以上 : 年齢区分別 粗死亡率区分別の該当市町村数 ( 性 ) 3 未満 364 6 以上 粗死亡率 市町村数 粗死亡率 市町村数 粗死亡率 市町村数 1 x x 6 x 13 1 x <1 8 1 x< 1 x < 13 x <1 1 x <1 4 1 x < 1 1 x < 11 x <1 1 1 x <1 9 x <1 1 x < 6 x <1 9 17

3 警察統計 1) 概要厚生労働省のまとめた人口動態統計と統計の取り方が異なるが 警察庁でまとめている 自殺の概要 からもの自殺の状況を検討した 平成 19 年から分類が変更になり 平成 18 年までとは単純比較ができないが 可能な範囲で平成 18 年までの経年的変化についても検討した の自殺者の職業割合は全より自営業者が少なく ( 全 1% 県 7%) その分は無職者が多くなっており 被雇用者 勤め人が約 3 割と平成 1 年以降は大きな変化はなかった 表 の自殺死亡数 計 ( 参考 ) 人口動態の総数 平成 9 年 78 33 1,4 94 平成 1 年 949 386 1,33 1,3 平成 11 年 98 376 1,36 1,9 平成 1 年 1,1 376 1,397 1,69 平成 13 年 943 36 1,33 1,19 平成 14 年 96 399 1,39 1,1 平成 1 年 1,4 41 1,469 1,36 平成 16 年 969 411 1,38 1,31 平成 17 年 1,17 43 1,447 1,318 平成 18 年 9 444 1,394 1,9 平成 19 年 97 49 1,381 1,94 図 平成 19 年の自殺者の職業別割合 ( 全 ) 9 378 83 46 3 886 全 3,78 9,14 18,99 798 % % 4% 6% 8% 1% 自営者被雇用者 勤め人無職者学生 生徒等不詳 ) 性 年齢階級別の原因 動機平成 19 年の自殺者において 原因 動機が特定できた割合は全の 7% に比べ 66.6% と若干低かったが その内訳を全と比較した 平成 19 年より調査方法が変更となり 原因 動機については 3つまでの選択となったため 原因 動機が特定できた者に対する 各原因 動機の割合で比較をした 選択された原因 動機の割合はと全に大差はなく 健康問題 経済 生活問題 家庭問題 18

の順になっていた は全に比べ 経済 生活問題以外は全ての項目について選択者の割合が高かった 平成 18 年までの単一回答による原因 動機別自殺者の割合をみると は全に比べ健康問題の占める割合が半分程度とかなり少なかったが 今回の結果から 第一要因として健康問題の選択は少なかったが 健康問題も自殺の重要な原因 動機であったことが推察された 図 3 平成 19 年の自殺者の動機 原因割合 ( 全 :3 つまでの複数回答 ) % (n=9) 全 (n=39) 8 7 6 4 3 1 家庭問題 健康問題 経済 生活問題 勤務問題 問題 学校問題 年齢階級別の原因 動機を 年齢階級別の回答者人数がわからないため 各年齢階級別の回答延数に対する割合でと全の動機を比較した 単年の統計値であるため参考程度の扱いにはなるが 19 未満では学校問題が最も多く 以上では健康問題が 1 位であることは県 全ともに共通であった 健康問題の選択は 6 以上で急増していた 経済 生活問題は 代までは年齢が上がると該当数が増加していたが 勤務問題は 3 代をピークに 4 以降では該当割合が減少していた 問題は若年者に多く 家庭問題は 19 以下 4 代 6 以上の値が高く 若い年代では親子関係 夫婦関係 高齢になると家族の将来や介護 看護の問題が背景にあると推察された 図 4 平成 19 年の自殺者の年齢階級別動機 原因割合 ( 全 :3 つまでの複数回答 ) 7 総数 家庭問題健康問題経済 生活問題勤務問題問題学校問題 年代別回答延数に対する割合 (%) 6 4 3 1 全全全全全全全 19 9 339 449 9 6 合計 19

性別に動機 原因を比較すると 19 以下の性は学校問題が最も多かったが 性では学校問題の該当者はなかった 経済問題は性では該当者は少なく 性では 3 代が最も多かった 経済 生活問題は 性は 4 代 代をピークに年齢が上がるにつれて高くなっていたが 性でも該当数は少ないが同様の傾向があったが ピークは県が 4 は と異なっていた 健康問題を理由とする割合はとも 6 以上が最も多かったが 性は年齢が高くなるとその割合が増えていたが 性は全体に該当者が高かった 家庭問題を選択する割合は 3 以上では 性より性が多く 問題はとも若年者に多かった 図 平成 19 年の自殺者の性別 年齢階級別動機 原因割合 ( 全 :3 つまでの複数回答 ) 7 家庭問題健康問題経済 生活問題勤務問題問題学校問題 年代別回答延数に対する割合 (%) 6 4 3 1 全全全全全全全 19 9 339 449 9 6 合計 8 家庭問題健康問題経済 生活問題勤務問題問題学校問題 年代別回答延数に対する割合 (%) 7 6 4 3 1 全全全全全全全 19 9 339 449 9 6 合計

人数割合性別平成 19 年より年代別に自殺の原因 動機別の詳細が公表されるようになったので それぞれについて検討した 家庭問題 では 19 以下 代は親子関係の不和 3 代 4 代では性は子育ての悩みや夫婦関係の不和 性では夫婦関係の不和が多かった 年齢が高くなると 家族の将来悲観 家族の死亡 介護 看護疲れが多くなっていた 表 6 自殺の原因 動機別年代別死亡者数 ( 家庭問題 ) 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 計 3 1 14 14 1 33 89 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 親子関係の不和 1 4 1 1 66.7 1. 8.6 14.3 6.7 6.1 13. 夫婦関係の不和 1 3 4 4 14. 1. 1.4 8.6 13.3 1.1 1.7 家族関係の不和 1 4 3 13.. 7.1 8.6. 1. 14.6 家族の死亡 1 3 3 7... 7.1. 9.1 7.9 家族の将来悲観 3 4 11. 3. 14.3 14.3 6.7 33.3 4.7 家族からのしつけ 叱責 1 1 1 3 33.3 1.... 3. 3.4 子育ての悩み 1 1.... 6.7 3.. 被虐待....... 介護 看護疲れ 1 1 3.. 7.1. 6.7 9.1.6 4 3 1 3 11. 4. 1.4 7.1. 9.1 1.4 計 1 11 16 6 7 66 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 親子関係の不和 1 1 1 9 1. 4. 18. 6.3 16.7 7.4 13.6 夫婦関係の不和 3 4 11.. 7.3. 33.3 7.4 16.7 家族関係の不和 1 1 9 11... 6.3. 33.3 16.7 家族の死亡 1 1 7... 6.3 16.7 18. 1.6 家族の将来悲観 1 1 4 4 1.. 9.1.. 14.8 1. 家族からのしつけ 叱責 1 1 4... 6.3. 7.4 6.1 子育ての悩み 3 3 6.. 7.3 18.8.. 9.1 被虐待....... 介護 看護疲れ.... 33.3. 3. 1 3 6.. 18. 6.3. 11.1 9.1 1

人数割合性別 健康問題 では 性は 4 代以下 性は 以下で病気の悩み 影響 ( うつ病 ) が第 1 位であり 性 以上 性 6 以上は病気の悩み ( 身体の病気 ) が 1 位になっていた 性では病気の悩み 影響 ( うつ病 ) が全体では過半数であり 病気の悩み 影響 ( 統合失調 ) がとも約 1 割を占め 健康問題においては 精神疾患が大きな課題であることが示唆された 表 7 自殺の原因 動機別年代別死亡者数 ( 健康問題 ) 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 計 3 4 9 43 8 163 39 1 1 1 1 1 1 1 病気の悩み ( 身体の病気 ) 病気の悩み 影響 ( うつ病 ) 病気の悩み 影響 ( 統合失調症 ) 病気の悩み 影響 ( アルコール依存症 ) 病気の悩み 影響 ( 薬物乱用 ) 病気の悩み 影響 ( 精神疾患 ) 4 7 41 1 19. 9. 8. 16.3. 6.6 4.6 8 34 8 3 147 66.7 66.7 7.6 46. 34.1 1. 37. 1 11 6 6 7 36 33.3 11.9 18.6 14. 7.3 4.3 9. 1 1 4....3.4.6 1. 1 1 1 1 4..4 1.7.3..6 1. 6 6 3 6 3. 4.8 1. 14. 3.7 3.7.9 身体障害の悩み 1 1 1 8 13..4 3.4.3 1. 4.9 3.3 1 1 1 3 6..4..3 1. 1.8 1. 計 4 4 43 1 1 1 1 1 1 1 1 1 病気の悩み ( 身体の病気 ) 病気の悩み 影響 ( うつ病 ) 病気の悩み 影響 ( 統合失調症 ) 病気の悩み 影響 ( アルコール依存症 ) 病気の悩み 影響 ( 薬物乱用 ) 病気の悩み 影響 ( 精神疾患 ) 1 6 6 44 9. 4. 1.9 14. 1. 41.9 3. 3 1 9 7 16 43 13 7...7 6.8 8. 41. 1.8 4 8 1 7. 16.7 14. 11.6. 6.7 1. 1 1 4.. 1.8 4.7. 1. 1.6 1 3. 8.3 1.8... 1. 1 8 3 1 8 6..8 14. 7.. 7.6 1.4 身体障害の悩み 4.. 3.6.. 1.9 1.6.......

経済 生活問題 が原因 動機となっていたのは圧倒的に性であり 性は延べ 37 名に対し 性は延べ 6 名と約 1 分の 1 であった 性の 経済 生活問題 の内訳を見ると 最も多いのは 負債 ( 多重債務 ) であり 9 まで該当数が 3 割を超え 4 代は 44% であった 次いで 負債 ( ) が約 割であった 事業不振は全体では 13% であり 4 代 代に多くみられた 性は人数が少なかったが その中では生活苦 負債 ( ) がそれぞれ 7 名 (7%) 負債( 多重債務 ) が 名 (19%) と多くなっていた 表 8 自殺の原因 動機別年代別死亡者数 ( 経済 生活問題 ) 人数 割合 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 計 13 38 7 73 6 37-1 1 1 1 1 1 倒産 -.... 8.9.1 事業不振 11 1 6 31 -..3 19.3 16.4 1.7 13.1 失業 6 11 1 -. 1.8 3. 1.1 3.6 8.9 就職失敗 3 4 1 1-3.1 1. 3. 1.4. 4. 生活苦 1 4 6 13 9-7.7 1. 8.8 8. 3. 1. 負債 ( 多重債務 ) 1 6 1 78-38. 31.6 43.9 3.6 17.9 3.9 負債 ( 連帯保証 1 1 -.... 1.8.4 債務 ) 負債 ( ) 3 7 8 1 1 4-3.1 18.4 14. 16.4 1.4 17.7 借金の取立て苦 3 7 -.. 3..7.4 3. 自殺による保険金支給 8 -..3 3..7 3.6 3.4 1 1 1-7.7.6. 1.4 3.6.1 計 7 9 1 7 6-1 1 1 1 1 1 倒産 -...... 事業不振 1 1 -. 14.3.. 14.3 7.7 失業 1 1 -. 14.3 11.1.. 7.7 就職失敗 -...... 生活苦 3 1 1 7 -. 4.9. 1. 14.3 6.9 負債 ( 多重債務 ) 1 1 3 -. 14.3 11.1. 4.9 19. 負債 ( 連帯保証 -...... 債務 ) 負債 ( ) 1 1 4 1 7 -. 14.3 44.4. 14.3 6.9 借金の取立て苦 1 1 -.. 11.1.. 7.7 自殺による保険金支給 -...... 1 1 -.... 14.3 3.8 3

勤務問題 が原因 動機となっていたのは 性は延べ 9 名 性は延べ 名と大部分が性であった 性では 代 3 代は仕事疲れ 4 代は職場関係の変化 代 6 代は仕事の失敗がそれぞれ 延べ人数では 1 位となっていた 表 9 自殺の原因 動機別年代別死亡者数 ( 経済 生活問題 ) 人数 割合 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 19 9 3 39 4 49 9 6 合計 計 17 36 14 14 11 9-1 1 1 1 1 1 仕事の失敗 3 7-17.6 19.4. 3.7 4. 1.7 職場の人間関係 9 3 19-9.4. 1.4. 18..7 職場関係の変化 1 6 3 1 -.9 16.7 3.7 1.4. 16.3 仕事疲れ 6 1 4 4 1 7-3.3 3.4 3. 6.7 9.1 7.8 3 11-11.8.4 11.8 13.3 7.3 11.3 計 1 3 1 - -.8 1.4 7.1..4 仕事の失敗 - -..... 職場の人間関係 1 1 - -.. 7.1. 1.1 職場関係の変化 1 1 - -. 7.1.. 1.1 仕事疲れ - -..... 1 3 - -.7 11.8.. 3.1 問題 では 性が延べ 39 名 性が延べ 14 名該当し 年代でみると とも 代 3 代が大部分 (8 割以上 ) であった 原因 動機の詳細では 性では 交際をめぐる悩み (14 名 ) 失恋(13 名 ) に該当が多く 性では失恋 ( 名 ) 不倫(4 名 ) に該当が多かった 学校問題 では 該当者は性が延べ 16 名 性が延べ 4 名であり 年代は性は 代以下 性は 3 代であった 性では学業不振 (8 名 ) 進路に関する悩み(4 名 ) 性では進路に関する悩み ( 名 ) いじめ(1 名 ) 入試に関する悩み(1 名 ) であった に該当したのは 性が延べ 7 名 性は延べ 4 名であり 該当者の年代をみると高齢になるほど該当数が多くなっていた 原因 動機の詳細では 性は (8 名 ) 孤独感(7 名 ) 犯罪発覚等 ( 名 ) 性は孤独感(1 名 ) (7 名 ) 近隣関係( 名 ) と とも孤独感が多かった 3) 職業別の原因 動機原因 動機の回答の延べ数について 自殺者の職業実数と比較すると 全 ともに延べ数のほうが自営業 家族従事者 被雇用者 勤め人の割合が高く 無職者の割合が低くなっていたが その差はいずれも数 % 内であった 原因 動機の回答延べ数における各職業別の内訳を県と全で比較すると 全に比べでは 販売従事者 技能工 労務作業者 自営業 家族従事者 失業者 年金 雇用保険等生活者の割合が低く 専門 技術職 の勤め人 学生 主婦 の無職者の割合が高かった 4

従事通信輸送者労務作業表 1 自殺者の職業構成と 原因 動機の延べ回答数に見る自殺者の職業構成の比較 ( 県 ) 自営業 家族被雇用者 勤め学生 生徒従事者人等 無職者 不詳 計 実数 9 378 46 83 3 1381 % 6.9 7.4 3.3 6.. 1. 延べ数 18 489 9 196 3 1743 % 7.3 8.1 3.4 6.9 1.7 1. 全 実数 378 914 873 1899 798 3393 % 9.9 7.7.6 7.4.4 1. 延べ数 38 8776 797 17393 3 3747 % 11.6 8..6 6.6.7 1. 表 11 原因 動機の延べ回答数に見る自殺者の職種内容の比較 ( 県 ) 職専門 技術者販売従事管理的職事務職業被雇用者 勤め人 技能工者保安従事業従事者サービス人数 64 39 7 844 7 16 36 49 99 % 3.7%.% 3.3% 1.6%.% 3.3%.9%.1%.8%.7% 全人数 98 699 99 78 99 1399 8 69 139 1118 % 3.%.3% 3.%.3% 3.% 4.6%.8%.% 4.% 3.6% 自営業 家族従事者学生 生徒主婦等失業者無職 利子 配生活者当 家賃等保険等生浮浪者無職者活者年金 雇用の合計不詳人数 18 9 194 9 171 4 76 3 1743 % 7.3% 3.4% 11.1%.%.1% 9.8%.% 33.% 1.7% 1.% 全人数 3,8 797,478,7 49 4,69 46 8,479 3 3,747 % 11.6%.6% 8.1% 6.7%.% 13.9%.1% 7.6%.7% 1.% 自殺原因 動機がわかった人 ( 理由は最大 3つまで ) の職種別に 自殺の原因 動機の詳細について検討した 家庭問題ではとも無職者の占める割合が高く 原因 動機ではとも家族の将来悲観 家族関係 ( 親子 夫婦 の家族 ) の不和が多かった 健康問題では 性では被雇用者 勤め人の過半数が病気の影響 ( うつ病 ) に該当し 有職者の方が無職者よりも該当者の割合は高かった 一方 病気の悩み ( 体の病気 ) については 有職者より無職者の方が該当者は多かった 性でも同様であったが 有職者における病気の悩み 影響 ( うつ病 ) の該当割合は性より高かった 経済 生活問題では 性では有職者 無職者ともに負債 ( 多重債務 ) が最も該当数が多かったが 有職者の方が無職者よりも該当割合は高かった 無職者では生活苦 失業 倒産などに該当がみられた 性では無職者では生活苦 負債 ( 多重債務 ) が 有職者では負債 ( ) に該当が多く 有職者では負債 ( 多重債務 ) 生活苦 事業失敗がほぼ同率で続いていた

図 6 平成 19 年の自殺者の性別 動機 原因別該当割合の有職者と無職者の比較 ) 回答延数に占める割合 (%) 3 3 1 1 家庭問題 有職者 無職 親子関係の不和 夫婦関係の不和 家族関係の不和 家族の死亡 家族の将来悲観 家族からのしつけ 叱責 子育ての悩み 被虐待 介護 看護疲れ 親子関係の不和 夫婦関係の不和 家族関係の不和 家族の死亡 家族の将来悲観 家族からのしつけ 叱責 子育ての悩み 被虐待 介護 看護疲れ 回答延数に占める割合 (%) 7 6 4 3 1 病気の悩み ( 身体の病気 ) 病気の悩み 影響 ( うつ病 ) 病気の悩み 影響 ( 統合失調症 ) 有職者 病気の悩み 影響 ( アルコール依存症 ) 病気の悩み 影響 ( 薬物乱用 ) 無職 病気の悩み 影響 ( の精神疾患 ) 健康問題 身体障害の悩み病気の悩み ( 身体の病気 ) 病気の悩み 影響 ( うつ病 ) 病気の悩み 影響 ( 統合失調症 ) 病気の悩み 影響 ( アルコール依存症 ) 病気の悩み 影響 ( 薬物乱用 ) 病気の悩み 影響 ( の精神疾患 ) 身体障害の悩み 回答延数に占める割合 (%) 4 3 3 1 1 経済 生活問題有職者無職 倒産 事業不振 失業 就職失敗 生活苦 負債 ( 多重債務 ) 負債 ( 連帯保証債務 ) 負債 ( ) 借金の取り立て苦 自殺による保険金支給 倒産 事業不振 失業 就職失敗 生活苦 負債 ( 多重債務 ) 負債 ( 連帯保証債務 ) 負債 ( ) 借金の取り立て苦 自殺による保険金支給 6

勤務問題では 性の有職者は仕事の疲れ 性の無職者は仕事の失敗 職場の人間関係に該当が多かった 問題では 性は失恋 の交際をめぐる悩みが多い点は有職者 無職者とも同様であったが 有職者のほうが不振の悩みの該当数が多かった 性では無職者に失恋の該当が多く 他の動機 原因では就業の有無による違いはなかった では 性は無職者では孤独感が 有職者ではの項目が最も多かった 性は有職者では後追い 孤独感が 無職者では孤独感 近隣関係の該当が多くなっていた 図 6 平成 19 年の自殺者の性別 動機 原因別該当割合の有職者と無職者の比較 ( 続き ) 回答延数に占める割合 (%) 7 6 4 3 1 仕事の失敗 職場の人間関係 職場環境の変化 勤務問題有職者無職 仕事疲れ仕事の失敗職場の人間関係 職場環境の変化 仕事疲れ 回答延数に占める割合 (%) 4 4 3 3 1 1 結婚をめぐる悩み 失恋 不倫の悩み 問題 交際をめぐる悩み結婚をめぐる悩み 失恋 有職者 不倫の悩み交際をめぐる悩み 無職 7 6 有職者 無職 回答延数に占める割合 (%) 4 3 1 犯罪発覚等 犯罪被害 後追い 孤独感 近隣関係 犯罪発覚等 犯罪被害 後追い 孤独感 近隣関係 7

4 自殺の背景にあると考えられる要因 1) 完全失業率経済的要因が自殺死亡の動機 原因に占める割合は高い そこで における完全失業率と性別の年齢調整死亡率 年齢区分別粗死亡率の年次推移を平成 14 年からの 6 年間について検討した 完全失業率は年々低下したが 性の年齢調整自殺死亡率は平成 1 年に増加し その後は低下を下が 平成 19 年度は前年度より若干高い値になり 必ずしも完全失業率の動向と一致していなかった 年齢区分別に見ると 34 未満 6 以上に比べ 勤労者が多い 364 では 平成 1 年に死亡率が増加したものの その後は年々死亡率が低下し 完全失業率の動向と最も似た推移をたどっていた 性では年齢調整死亡率は平成 1 年の増加以外は年々低下し 完全失業率の動向と類似していたが 各年齢区分の死亡率では完全失業率の推移とは関連がみられなかった 図 7 完全失業率と性別の年齢調整死亡率 年齢区分粗死亡率の年次推移 ( ) 6 6 ( ) 4 完全失業率 (%) 4 3 364 ( ) 6 ( ) 3 34 ( ) 人口 1 万対 1 364 ( ) 34 ( ) H14 H1 H16 H17 H18 H19 1 ) 精神保健に関する電話相談等県精神保健福祉センターでは 精神保健に関する相談や電話相談を実施している 相談件数は 平成 19 年度は心の健康に関する延べ件数が 33 件 自殺に関する相談は3 件 平成 18 年度は心の健康づくり 3 件 自殺関連 1 件であった 平成 19 年度に行われた電話相談では 相談件数 ( 延べ数 ) 778 件のうち心の健康づくりは延べ 136 件 自殺関係の相談は延べ 61 件であった 当然のことではあるが 面談の相談よりも電話相談の方が多く利用者があり その相談数からも心の健康づくりや自殺に関する悩みや心配を抱えている人が数多くいることがうかがわれた 8