カキ「富有」の超低樹高一文字整枝が作業性, 収量性, 果実品質に及ぼす影響

Similar documents
農林水産業における自然エネルギーの効率的利用技術に関する総合研究(グリーンエナジー計画)第1期成果の概要

生産環境の成立機構の解明

熱帯産の塊根・塊茎作物の栽培

農林水産研究文献解題

発酵リキッド飼料へのチョコレート添加が肥育豚の発育および肉質に及ぼす影響

栽培漁業技術開発研究 第3巻第1号

(Microsoft Word - \216Q\215l\203f\201[\203^ docx)

セサムフラワ添加味噌の品質特性と発酵熟成過程における抗酸化性の変化

ブロッコリースプラウトの生育およびポリフェノール含量に及ぼす補光光質の影響

サクラと農業


03クリの低樹高仕立て.indd


本日のお話 つなぐことの意味 技術の効果 ( 第一期実用技術開発事業 ) 現地実証と産地への実用化 適用樹種拡大研究への発展 更なる共同研究 実用化に向けて

<4D F736F F D CA48B8690AC89CA8FEE95F E496D882CC8EED97DE82AA817582CD82E982DD817682CC90B688E781418EFB97CA814189CA8EC095698EBF82C98B7982DA82B789658BBF2E646F63>

太陽エネルギーの熱・光利用技術

乳酸菌の神経成長因子様活性

海洋牧場のテクノロジー・アセスメント

復興庁 農林水産省食料生産地域再生のための先端技術展開事業 被災地の早期復興に資する果樹生産 利用技術の実証研究 クリ ぽろたん のジョイント栽培マニュアル早期成園化 低コストの樹形管理と防除技術 宮城県農業 園芸総合研究所神奈川県農業技術センター国立研究開発法人農研機構果樹茶業研究部門

機械化作業に適したカキ軽労化栽培技術 機械化作業に適したカキ軽労化栽培技術 三輪直邦 * **, 坂川和也 The Improvement of the Mechanized Cultivation Technology for Labor-Saving on Japanese Persimmon

食品中リグナンの摂取と機能

「海洋牧場技術の開発に関する総合研究」について 中間とりまとめ(資料編)

近海漁業資源の家魚化システムの開発に関する総合研究-昭和56年度研究報告-

近海漁業資源の家魚化システムの開発に関する総合研究-昭和60年度研究報告-

近年における動物用狂犬病ワクチンの副作用の発生状況調査

近海漁業資源増大への新しいアプローチ(マリーンランチング計画)第II期成果の概要

大豆アレルギーの多様性と味噌の低アレルゲン性の検証


1 著者が長い間研究してきた核果類(モモ スモモ オウトウ)のうち スモモとオウトウは結実が不安定で いかに安定して結実させるかが大きな課題になっている これに対し モモの結実確保は比較的容易だが 食味のばらつき を指摘されることが多い 品質の揃った果実を安定してとる モモではこれが課題であり 実現


バット用材としてのアオダモ、ホワイトアッシュおよびシュガーメープルの材質特性

健康と美容に貢献する「酒粕」の成分

新潟県内に存在する低・未利用資源有効活用のための飼料成分値の評価

ビールのオフフレーバー制御


九州本島における再造林放棄地の発生率とその空間分布

Voice Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries 08

PowerPoint プレゼンテーション


果樹経営において収益を向上させるためには 収益性の低い品目 品種や生産性の低くなった老木から 消費者ニーズに対応した収益性の高い優良品種へ改植することが重要です ただし 果樹は を植えつけてから一定の収量が確保できるまでに数年の期間を要することから 計画的な改植が必要です 1 果樹の改植にあたって




「古代米」から稲の世界へ

中国有機食品の日本向け輸出対応と有機性保持に関する研究

p1_5.pmd

隔年結果


00.indd

.w..01 (1-14)

カボチャの育種研究の現状と今後の課題 誌名 農業および園芸 = Agriculture and horticulture ISSN 著者 巻 / 号 嘉見, 大助 90 巻 8 号 掲載ページ p 発行年月 2015 年 8 月 農林水産省農林水産技術会議事務局筑

農林水産研究文献解題

農林水産研究文献解題

メラレウカ苗生産技術の検討 供試品種は レッドジェム, レボリューションゴールド を用い, 挿し木を行う前日に枝を採取し, 直ちに水につけ持ち帰り, 挿し穂の基部径を 0.8~1.2mm,1.8~2.2mm,2.8~3.3mm で切り分けた後, 長さ約 8cm, 基部から 3cm の葉を除いた状態に

中部日本におけるGPS可降水量の季節・日変動の事例的考察

強い乾燥をうけるとこはん症の発生原因となりますので例年こはん症が発生する園では土壌改良をします ⑴土壌pHの改良土壌の最適pHは5.5~6.5です 苦土石灰施用後数年経過すると酸性になりますので何年も施用していない園では本年は施用しましょう 葉の縁がチョコレート色の斑点が発



梢の発生が期待できるよう9月には必ず仕上げ摘果を徹底し 適正葉果比に仕上げましょう 着果量が中庸以上の樹では早生温州では9月中 普通温州では10 月上旬までに行いましょう(表2) ⑴着果過多樹着果量が多く肥大が悪い樹は 商品性の低い小玉果や傷果 病害虫被害果を中心に早急に

から1月下旬から2月上旬です 収穫が遅くなると陽光面が回青して淡黄色くなることから遅れないようにします 収穫後は4%程度の予措をした後 中晩柑の貯蔵管理をします 3 土壌管理1月から2月は土壌改良を実施する時期です 土壌条件が悪く夏季に強い乾燥をうけると虎班症の発生原因とな

水稲新品種「こしのめんじまん」

溶液栽培システムを利用した熱帯果樹栽培

福岡県 福岡県果樹農業振興計画 目標年度平成 37 年度 計画期間平成 28~32 年度 平成 29 年 3 月 福岡県



1 作物名     2 作付圃場 3 実施年度   4 担当


Taro-00-1 表紙.jtd

形態的観察, PCR法及びLC/MS分析による育成牛シキミ中毒の診断

H25 農作物技術情報第5号 果樹(H )

目標年度

新梢では窒素や燐酸より吸収割合が約 2 分の1にまで低下している カルシウム : 窒素, 燐酸, カリとは異なり葉が52% で最も多く, ついで果実の22% で, 他の部位は著しく少ない マグネシウム : カルシウムと同様に葉が最も多く, ついで果実, 根の順で, 他の成分に比べて根の吸収割合が高い

九州大学福岡演習林における樹木フェノロジーと積算温度と の関係 誌名 九州大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Kyushu University Forest ISSN 巻 / 号 95 掲載ページ p 発行年月 2014 年 3 月 農林水産省

目 1 導入にあたって 1 2 品種特性 2 3 苗木の植え付け 1. 植え付け方法 4 2. 植え付け後の管理 4 3. 栽植距離 4 4 若木の管理 1.H 型短梢せん定樹の管理 7 2.WH 型短梢せん定樹の管理 9 5 整枝せん定 1. 短梢せん定 短梢せん定での強樹勢対策 12


お酒の輸出と海外産清酒・焼酎に関する調査(2)

元高虫防第 139 号令和元年 7 月 4 日 各関係機関長様 高知県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報及び令和元年度予報 4 号 (7 月 ) を送付します 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報 Ⅰ. 気象概況半旬 (6 月 ) 平均気温最高気温最低気

 

地域社会研究4_表紙

1


1

キハダ人工種苗の相対成長と尾骨の形成


カンキツ栽培の問題点と技術的対策 新崎正雄 比嘉淳 ( 沖縄県農試名護支場 ) MasaoArasakiandAtsushiHiga:Problemofthecitruscultivationandtechnicalcountermeasure. I カンキツの生産状況本県におけるカンキツ類の生産量

~ 県農業試験場のプロジェクト X~ 8 最終回 Y 字仕立て 多収で作業も楽に 画期的な 盛土式根圏制御栽培法 梨の生産量全国第 3 位の栃木県 しかし 平成に入り主力種の 幸水 や 豊水 が高樹齢化し 生産性 品質が低下 さらに生産農家も高齢化 後継者不足が深刻になった このままでは梨の生産は衰

Wesley86.indd

01_教職員.indd


untitled

H23 農作物技術情報 第5号 果樹(H )


Ⅲ-2-(1)施設野菜


jphc_outcome_d_014.indd

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ

Taro-新技術7_1.jtd

モウソウチク・マダケの侵入がスギ・ヒノキ人工林の水分生理状態に及ぼす影響

「住宅に関する防犯上の指針」案

(1) 3 (2) 4 (3) (1) 8 () 8 ()] (2) 11 () () () () (1) 14 () 14 () 14

Transcription:

カキ 富有 の超低樹高一文字整枝が作業性, 収量性, 果実 品質に及ぼす影響 誌名 福岡県農業総合試験場研究報告 ISSN 344593 著者 巻 / 号 藤島, 宏之千々和, 和幸白石, 美樹夫牛島, 孝策松田, 和也 3 号 掲載ページ p. 48-55 発行年月 2 年 3 月 農林水産省農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat

, 脚立の使用割合が O~ (3~46%) に比べて大幅に減少し, 収穫やせん定等 の作業時間もO ~4% 程度短縮されることが報告され し, 作業時間がO ~4% 短縮するとされている ( 郷ら

に地上部 7~8cm の部位で分岐 開張させ 2 本の 5~

: 無 ~3 大の 4 段階 ) を調査後, 調査した ( 各区 3~ L ~ ~,~ I ~ 4~ ) を調査した 摘果は両 I~ とも生理落果 ~ ~23 年まで一文字 25: では株間 2. 5m 間伐実施後の 2 4 年および2 6~28 年は, 株間 5m ~23 区 4~ で算出し, 一次間伐実施後の 24 年および 2 6~ 26~28 年には収穫終了後の 2 月に樹冠面積を ~ : 無 ~

カキ r ~; 有 J の超低樹高一文字 : 整校が作業性 3 収量性, 果実品質に及ぼす影響 (26~28 年平均 )) ) 各側 主 ーにイJ' {I ナる *~I: )I,~ り, また, 最大心拍数も立ち木 I~: で多い傾向にあっ ~ ~ ~-^~ 険区 { ノド ~{ この I" f' i' を 3 口 I~;ï! りiIiした -'jlj 勾 ifi!h 立 r~l ~~( 県 { 立 iul) X 守 63~ 6ï~3 )~ に地上部からの I\~'l さを調うま ) 摘昔 摘さj;!; は男性 ( 身長 82cm) 名 収穫は久性 ( 身長 55~

) 各付とも結果同校数ぽ 4 月調査, 着苦数は 4 月下旬 ~ 5)~ J~. 句調奄 ns は 5% ノ 'Kt\!' でイ有志 ~ 3.f なし 生脱落果後の希ー呆 t5':/+ 商 ~~~: 後の ' 奇 ; 品 : 数 X

l 捌 j t"l ~ - ~ Ã T! 問 'ílより収 M 士 ~ j': loii ~í たり収 l 立 ~ 主 文寸は l 樹当たり収 ia, 小文 ~- は " 当たり I 以 iii; を 23 イ ló~xf 藍終 γ 後に ( J~~ 礎 ~23,f 栽 M 本数 5 本 / " 26~28 作, 放柄本数,, 6 木 / " ~23 年, 絞 W! 計 泣か l 木 / " 26~28{r; ~ 対立本数 32 本 /" ~28 イJ'- zi~ 筏 (null*~ ミ電 ~W:Uj, lf 度来 苅脱皮 l)i J( 径 ~lll 筏 ( 日 ) "f.j.~ ちぶ (Ijj 封は O()!!O~ 3( 多 ) の ' 段階, へたすきは O( 無 )~ Tu k cy の多 Ird~ 定により, 異文 : 字情 Hま 5% ノJ, tjf~ で '.f 志 i'~~ ーあり ~~;;k; 重県 :)Y: 色 ( カテ 'f ート f ~;J) ~ 3( 多 ) の 4 段階, へたすきは O( 無 )~ 地上からの高さ 9~ 5~6% 程度必要となるが低樹高化により各管理作 業時間が立ち木栽培の 7~8% であるとの報告があり

54 福岡県農業総合試験場研究報告 3 ( 2 ) 着果位置が約l.8m付近に多く分布し 各管理作業に 脚立がほとんど不要な平棚栽培でも 摘著作業時にお ける肩音 )の疲労度は立ち木栽培との聞に有意な差はな ) 肩上等の作業姿勢が少な いとしており(林 2 い超低樹高一文字整枝で 作業負担が小さくなることが 推察された 管理作業における作業動線は 作業員の移動距離に 関連するなど作業効率を左右する重要な項目である ブドウの短梢せん定では 長梢せん定よりせん定作業 が単純化されるだけでなく 作業員の移動が直線的に 行われるため効率的な作業管理が可能で 長梢せん 定と比べて 2%程度作業時聞が短縮するとされている 7) 立ち木栽培では果実 (山梨県果樹園芸協会 2 が垂直方向だけでなく水平方向にも着果しているため 作業者の移動距離が長くなる傾向にある 平棚栽培で も脚立は不要であるものの 水平方向には果実が樹冠 全体にまんべんなく着果し 作業者の移動距離は長く なりやすい これに対し 超低樹高一文字整枝で は第 2図に示すとおり樹冠が一直線に繋がっており 果実 も主枝に並行して着果している このことから 作業 者は直線的に移動することができ 移動時間に無駄が なくなり その結果 作業時間の短縮につながる可能 性が示唆された 次に 低樹高化で問題となるのは収量性で ある 郷 86) は低樹高化に伴い収量性の低下を指摘し ら(9 99) その対策として密植を推奨している 文室(9 は r 刀根早生 J の低樹高栽培で 33~ 4 55本 / aの 超Wr'fïl自により 樹齢 5~ 8年生の樹で 4~ 5 t / aの収 量が得られ 早期収量確保が可能なことを明らかにし 99) も 富有 Jの底面ネ ている また 井上ら(9 p ット栽培において株間 2m の密植栽培で 成固化後 4~ 6 t / aの収量が確保で きることを示唆しているが い ずれの栽培法も列間が短く スピードスプレーヤ(以 sとする)や運搬車等の導入は不可能な状況に 下 s ある 本研究でも 超低樹高一文字整枝の収量性を高 5本 / a 程度の密植栽塙を行い 半期収 めるために 量確保が可能で あることを示した その場合の収量は. 5~ 2 t/lo aと これまで の低樹高趨密植栽培の報告 ふく に比べて低いが 超低樹高一文字整枝は作業道を j f 確保することにより s sや運搬車を利用することがで き 軽作業化を可能とする栽培法であるため 導入の 可能性も十分にあると考えられる 結果母校当たりの若奮数は 仕立て法による一定の 傾向はみられなかったが 生理落果率は庖低樹高一文 字整校で立ち木栽培に比べて低く 結果母校当たりの 着果数が多くなった 林ら (24)は 平棚栽培で は結果母校当たりの着膏数が増加し 生理落果率が低 下するなど収量確保に有効であり それらの要因の ー っとして結果母校の誘引による効果をあげている 本 研究では 結果母校を多めに配置し 上向きに立って いる結果母校を中心に誘引を図ったことで 生理落果 が軽減され 着果数や収量:の確保につながったと推察 される 以上のことから 超低樹高一文字整枝は脚立作業の 解消 手下げ作業姿勢割合の増加 作業動線の直線化 等 軽作業化が可能なだけでなく 早期に慣行の立ち 木栽培の成園並の収量確保を可能とする整校法である と考えられる しかし 本研究は根域制限条件下によ る結果であり 根域無制限条件下での着蓄性や収量性 等については 地上部と地下部のバランスや新梢の伸 長程度等を考慮しながら 樹冠面積の拡大 結果母校 数や着果負担の多少等が樹勢に及ぼす影響についてさ らなる検討が必要で ある 99) は カキの葉果比の違いにより果実 文室(9 重が変動することを指摘しており 葉果比が小さいほ ど着果負担は多く果実が小さくなりやすくなる一方 で 果皮色や巣実糖度には差がないとしている さら に立ち木栽培の下層部では光環境の劣化により 着色 が悪くなったり小泉となることを指摘している 本研 究でも 立ち木栽培の下層部では品質の劣る果実が散 見された 一方 超低樹高一文字整枝では結果母校や 側枝の誘引による着果数の確保を図り さらに 4年以 上の側枝を原則としてせん定時に切除することで樹内 の側枝年数は若くなり その結果 葉材比は大きくな! fられた同化産物の果実への転流が促進され り 業でイ' さらに樹勢をやや強め( 4年程度経過した側校を切除 した部分から不定芽由来の新梢が 2~ 3 本発生する程 度)に維持することで立ち木栽培と同程度の果実品質 が維持で きると考えられる また 28年の超低樹 高一文字整校では 富有j の着果基準である葉果上じ 2 (福岡県農業技術課 27) より多い葉果比 5とし たが果実肥大に顕著な差はなかった 不定芽由来の新 梢の葉数が増加した分 果実肥大に及ぼす影響は小さ 5でも立ち木栽培並みの かったと推察され 葉果比 果実品質が維持できると思われる 一方 主幹近くの基部径が大きい側枝では栄養生長 が盛んとなり 生理落果や果実肥大不良等が発生しや すかった そこで これら強大な側枝に対して環状は く皮処理を笑施したところ 果実肥大が顕著に促進さ れ 果頂音 )の着色が向上する傾向にあり 果実糖度 が増加した カキに対する環状はく皮処理については 98) や千々不 Iら ( 28) が 6月 : 二l 句 藤本 前阪(9 r 2 の処理で 6~4% 程度の果実肥大促進効果や果皮色の 促進 果実糖度の増加 l 等を明らかにしており 本研究 の効果を支持するものであった なお 藤本 前阪 98) ははく皮処理による樹勢の低下を懸念して ( 9 いるが 超低樹高一文字整校で は はく皮処理をした 強大な側枝はせん定時に切除することを前提とするた め ゆ合不良等による樹勢への影響は小さいと考えら 側校当たり l 分 れる また 環状はく皮処理時間は 洛)で 樹に対して処理に該当する側 程度(データ 枝は 3~ 4 本程度 a 当たり約 3~ 4時間程度の作 業時間の増加につながるが 管理作業 H 寺間全体の短縮 効果と比較すると これらの増加分は経営上大きな影 響はないと考えられる 超低樹高一文字整校のせん定については 原則とし て 4年以上の側校を基部から切除し 残った 2~ 3 年 生側枝の切り返しゃ不定芽由来の新梢の誘引によって 樹冠を埋めていく作業が必要となる 一方で のこぎ り等を使用して切除する側枝が明確となることや 結 果母校や側校の配置を平面的に検討できること等によ りせん定作業の単純化が可能となり 経験年数の浅い 作業者でも十分対応できる整校法と考えられる また 薬剤防除に関しても s sの導入が困難なほ場において 3

n~e-iuf 幸日 5 54