石垣市ホームページリニューアル業務 委託仕様書 令和元年 6 月
1. 事業概要 (1) 事業名 石垣市ホームページリニューアル業務 ( 以下 本業務 という ) (2) リニューアル方針 1 石垣市 ( 以下 本市 という ) の魅力 特色を島内外へ効果的に発信できること 2 利用者が必要とする情報に簡単にたどりつくことのできるホームページであること 3 高齢者や障がいのある方を含め 誰もが利用しやすいホームページであること 4スマートフォン タブレットからも閲覧しやすいホームページであること 5 職員の誰もが簡単に情報を掲載でき 統一されたデザインのホームページ更新ができること 6 災害発生時等の緊急時でも迅速かつ継続的に情報を提供できるホームページであること 7 将来的な拡張性の確保 柔軟性の高いホームページであること (3) 業務概要主な業務項目は下記の通りとする 1CMS システム サーバ環境の導入 構築 設定 2ホームページの構造 運用設計およびデザイン制作 3コンテンツの企画立案 構築 4アクセシビリティへの対応 5データ移行 6 操作マニュアルの作成と操作研修の実施 7 保守 運用支援 8その他 有益な独自提案 (4) 履行期間 1 リニューアル業務 契約締結の日から令和 2 年 3 月 31 日まで (5) 公開予定日 令和 2 年 3 月 2 日 (6) 対象ホームページ 石垣市ホームページ (http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/) 以下の各コンテンツを対象 とする
1 下記のコンテンツに関しては 提案者からの企画立案を元にCMS 内に特設サイトとして再構築すること 構成はトップページのみの再構築ではなく 下層ページも本庁サイトと異なる構成のものとすること 図書館サイト( 蔵書検索等のシステム自体は移行対象外とし リンク対応 ) (http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/400000/410000/410600/libhomepage/#) 博物館サイト (http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/400000/410000/410500/top.html) 2 以下のコンテンツは1のようにデザインをリニューアルまたは再構築せず 本庁サイトのヘッダーとフッターを踏襲し 画像を大きく見せ 専用のメニューを配置したデザインとすること 市長の部屋 (http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/home/mayorroom/index.htm) 2. リニューアル業務ホームページの作成 運用 管理を一元的に行うCMSの構築および必要となる設定を実施し 利用可能な状態にすること (1) ホームページの維持管理を行うためのCMSを導入する CMSを利用するユーザー カテゴリ名及び階層構造 本市組織情報 ページ生成用のCMSテンプレートを構築及び設定すること なお CMSに求める機能は 別紙 CMS 機能要件一覧 に示す (2) システム構成 CMS WEB サーバを受託業者が用意するデータセンターにて運用を行う (3) 職員端末庁内ネットワークに接続されたクライアント端末よりブラウザのみで利用可能で 専用ソフトウェアのインストールが不要なシステムであること なお 庁内イントラネットに接続されているクライアント端末の環境は次のとおりである OS : Windows7 8.1 10 ブラウザ :Internet Explorer8 9 10 11 Firefox Google chrome Safari Edge Windows7については 来年 1 月にサポートが終了するため 順次入替え予定 (4) セキュリティ対策 1 十分なセキュリティ対策を施し 不正アクセスや感染を防止すること 2 情報漏えい対策が十分にとられていること
3 異常または障害が発見された際には 直ちに本市へ連絡すること また 障害発生時には 原因を調 査の上 報告書を提出すること (5) アクセシビリティ対応 1JIS X 8341-3:2016のレベル AA に準拠したホームページコンテンツを作成すること なお 達成基準を満たすことが困難な部分については 最低限レベル A を満たすこと 2アクセシビリティの評価については 総務省より配布されたアクセシビリティ評価ツールを用いた試験を行うこと また ホームページ公開後 同試験結果を本市に提供すること 3 文字を拡大する機能や 文字や背景色を変更する機能等を付与し 視覚が弱い者も利用しやすいホームページとすること 4 外国人が利用できるよう 自動翻訳システムを付与すること またそれらの機能は ダウンロード プラグインの必要がなく 簡単な操作で利用できること なお 対応言語は英語 中国語 ( 繁体 ) 中国語 ( 簡体 ) 韓国語とする 尚 外部サービスの仕様変更が伴う場合は 本市と別途協議すること (6) ホームページ構造設計現行ホームページの課題を分析し 利用者にとっての使いやすさを最優先として サイト構造設計を行うこと パソコン向けコンテンツだけではなく スマートフォン向けコンテンツのサイト構造設計も含めること 1 利用者にとっての使いやすさ 情報の探しやすさを優先し タイトルからコンテンツの内容が想像できるラベリング 設計を行うこと 2 主要な情報以外も トップページやメニューページ 末端ページから複数の導線でアクセスできるように配慮して設計すること 3パソコン版 スマートフォン版のホームページを構築すること 4メニューなど新ホームページで必要なページを新規作成すること (7) 本市情報設定 CMS へ本市情報を設定すること 主な情報としては カテゴリ情報 組織情報 職員ア カウントとする (8) デザイン 1ホームページのデザインについては アクセシビリティ ユーザビリティ等を考慮すること 2 本市の地域特性などを反映した 石垣市らしさ が伝わるデザインとすること 3 災害用トップページのデザインもすること 4 軽微なデザインの追加 修正 変更は あらかじめ保守費用に含め 保守 運用の中で対応すること 5トップページにバナー広告 ( 有料広告欄 ) を作成すること
(9) コンテンツ移行 1 現行ホームページのうち 本市が指定する最大 3,000ページを移行すること 2 移行に際しデータの加工が必要な場合は 本市の担当職員がデータの作成を行う 3ページに添付されているPDFなどのファイル 画像についても移行すること 4 移行後のページは CMSを用いて修正 公開 削除作業が行える状態にすること 5データ移行がされていることを確認すること (10) 操作 運用マニュアル CMSの操作方法について運用マニュアルおよび システム管理者 承認者 作成者別に操作マニュアルを作成すること なお 特別な知識を持たない職員でも 内容を見ただけで操作ができるよう 本市独自にキャプチャ画像を表示し わかりやすい表現で記述された操作マニュアルであること (11) 操作研修 職員を対象に 導入時の操作研修を実施すること 開催時期等については本市と協議の上 柔軟 に対応すること なお 研修実施における会場 操作端末などは本市が準備する 1 作成者向け操作研修 50 名程度の参加を 1 回 (2 時間程度 ) とし 計 2 回 2 承認者向け操作研修 25 名程度の参加を 1 回 (2 時間程度 ) とし 計 2 回 3 管理者向け操作研修 5 名度の参加を 1 回 (1 時間程度 ) (12)IDC 本業務におけるサービスは 別紙 データセンター要件一覧 を満たしたデータセンターより提供 すること 3. 運用 保守業務 (1) 運用管理本業務におけるサービスは データセンターより提供すること 1OS ブラウザのバージョンアップに対応すること 2 本市職員から本システムに関する各種問い合わせに対応すること 3 本市担当者では回答できない技術的な問い合わせも個別に対応すること 4システム異常通知があった時には 業務責任者の管理のもと すみやかな問題解決を図ること また メール等により異常を検知出来るシステム構成とすること (2) システム保守システムの安定的運用を図るため ソフトウェア 設備 機器 セキュリティに関して定期的な保守を行うこと 1ソフトウェアに対して OS 等のパッチ適用 バージョンアップを行うこと 2 設備 機器に対して 定期点検を行い ハードウェア障害の早期発見 予防に努めること
(3) システム運用 1システム監視ツールを活用して稼働監視を実施し システムの可用性を確保すること 2 異常発生時には障害時対応マニュアルに基づき迅速に対応し システム停止の回避や停止時間の最短化に努めること 3 具体的な監視項目は以下の通りとする ネットワーク稼働監視 ネットワーク負荷状況( トラフィック ) サーバの稼働監視 プロセス監視(OS 系 アプリケーション系 ) ログ監視 サーバの負荷監視(CPU メモリ ディスク) 4サーバ及び運用管理端末のコンピュータウィルス対策や 本システムに対する不正アクセス等のチェックを常に実施するなど 万全なセキュリティ管理を行うこと ウィルスや不正アクセスを検知した場合には 直ちに適切な対応を実施すること 5 具体的なチェック項目は以下の通りとする 不正侵入検知( ワームやDos 攻撃等の不正なパケットの検出 ) サーバ上のファイルの改ざん検知を行うこと 6 障害時の早期回復のため 1 日 1 回以上バックアップを行うこと 7バックアップデータは日次 5 世代管理すること 8 不正侵入 障害を検知した場合はすみやかに本市へ報告し 対策を講じること 9セキュリティに関する理由などにより それがシステムに与える影響が大きいと判断した場合には システムの緊急停止を行い すみやかに本市に報告すること (4) 障害対応障害に対して 予防 発生時の迅速な処理手順 再発防止のための方策などについて障害管理計画を作成し 安定的な稼働管理を行うこと 障害が発生した場合は 本市に迅速に連絡するとともに 直ちに状況の把握を行い 障害箇所の特定 影響範囲の調査 即時対応 現状復帰すること また 本市が障害を発見した場合 電話 メールによる問い合わせに対応すること 1 障害発見時には迅速に関係者へ連絡を行うこと 2データセンターにおいて障害の一時切り分けを実施すること 3 稼働診断 定期点検等により障害の予防を行うこと 4 障害対応履歴の集積 分析 障害原因の分析により再発防止を行うこと
(5) 問い合わせ対応原則として平日 ( 土 日曜日 祝日を除く ) の 9 時 00 分から17 時 15 分までとする ただし 緊急時は 本市と協議の上対応すること また 原因の究明 対処 復旧作業等までのスケジュールを本市と協議の上 確実に実施すること 問い合わせの受付 / 回答手段は 電話 FAX 電子メールとする ただし 緊急性の高いものについては電話を利用すること (6) コンテンツ保守本稼働後 保守費用の範囲内で以下の対応を行うこと 1CMSテンプレート管理外の文言変更 画像変更等の軽微な修正 2 災害発生時 インターネット回線の切断等により本市からCMSにアクセスできなくなった場合 災害版トップページへの切り替えや 必要なページの作成 更新作業等 必要な支援 3 年次における機構改革や人事異動に対する設定変更の支援 (7) 継続的な運用支援 本市は導入する CMS の長期利用を求めている CMS を利用するにあたり 継続的な支援を実施する こと 具体的な内容については 提案書に明記すること 4. 納品 (1) 納品物本業務完了後 速やかに下記の書類等を提出すること 紙媒体及び電子媒体 (CD-ROM) を各 1 部納品すること 1プロジェクト計画書 2デザイン設計書 3コンテンツ移行計画書 4コンテンツ移行記録 5システム管理者向けマニュアル 6コンテンツ作成者および承認者向けマニュアル 7 運用マニュアル 8 議事録 9アクセシビリティ試験結果
5. その他業務遂行上の留意点 (1) 再委託受託事業者は デザイン 設計 データ移行 公開 保守など各工程を一括して受託者内で完結できること 基本的には第三者委託を禁止とする ただし 作業工程の一部を委託する場合には あらかじめ本市の同意を得るものとし 再委託先の行った作業の結果については 受託者が全責任を負うこと (2) 守秘義務 個人情報 秘密と指定した事項および業務の履行に際し知り得た秘密 ( 以下 秘密情報 という ) を第 三者に漏らし または不当な目的で利用してはならない 契約終了後も同様とする (3) 著作権作成される成果物の著作権等の取り扱いは 次に定めるところによる 1 本業務により作成された業務の成果物の所有権 著作権及びその他の権利は 本市に帰属するものとする ただし 成果物に受託事業者または第三者の著作物が含まれている場合 当該著作物 ( 当該著作物を改変したものを含む ) の著作権は 従前からの著作権者に帰属するものとする 2 業務の成果品等に 受託業者が従前から補修する知的財産権 ( 著作権 ノウハウ アイデア 技術 情報を含む ) が含まれていた場合には 権利は受託者に留保されるが 本市は 本業務の成果品等を利用するために必要な範囲において これを無償で利用できるものとする 3 受託者は 本市に対し 著作権人格権を行使しないものとする 以上