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高速組み込み式ワイヤレス 伝送モジュール NRF24L01(DIP) マニュアル 株式会社 http://www.csun.co.jp info@csun.co.jp 更新日 :2013/09/06 copyright@2013 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 1

修正履歴 NO バージョン修正内容修正日 1 Ver1.0 新規作成 2013/09/06 この文書の情報は 文書を改善するため 事前の通知なく変更されることがあります 最新版は弊社ホームページからご参照ください http://www.csun.co.jp ( 株 ) の書面による許可のない複製は いかなる形態においても厳重に禁じられています ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 2

目次 一 製品特性... 4 二 基本電気特性... 4 三 ピン配置説明... 5 四 モジュール構造とピン説明... 5 五 動作モード... 7 5.1 送受信モード... 7 5.2 アイドルモード... 8 5.3 パワーダウン... 9 六 NRF24L01 SPI 設定... 9 七 NRF24L01 モジュール回路... 15 八 NRF24L01 と SCM インタフェース回路例... 16 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 3

一 製品特性 2.4GHz グローバル開放 ISM バンド 最大送信パワー 0dBm ライセンスフリー 6 データ受信チャンネルをサポート 低電圧動作 :1.9~3.6V ハイレート :2Mbps 伝送時間が短いため 無線通信中の衝突は大幅に減少させる ( ソフトウェアで 1Mbps または 2Mbps の伝送ハイレートを設定できる ) マルチ周波数 :125 周波数 マルチポイント通信と周波数ホッピング通信を満足できる 超小型 :2.4GHz アンテナ内蔵 サイズはコンパクトで 15x29mm( アンテナ含み ) 低消費電力 : 応答モード通信で 高速の伝送レートと短い起動時間で 消費電力を大幅削減する 低コスト :NRF24L01 は RF プロトコルに関連するすべての高速信号処理部を統合した 例えば : 自動損失パケット再送と自動的に応答信号を生成 NRF24L01 の SPI インタフェースは SCM のハードウェア SPI インタフェースを使用または I/O インタフェースでアナログ FIFO が内蔵し 各種の高いスペック 低いスペックのプロセッサと接続可能で 低コスト SCM を使用し 全体コスト削減は可能となる 開発便利 : リンク層は完全にモジュール内に一体化されている 開発が非常に簡単となる 他の特徴 : 自動再送信機能 : 失われたパケットの自動検出と再送 再送時間と再送回数はソフトウェアで制御可能 受信できない応答信号パケットを自動ストレージ 自動応答機能 : 有効データが受信される時 モジュールが自動的に応答信号を送信する 追加プログラミングは必要ない キャリア ディテクト - 固定周波数検出 CRC エラー検出ハードウェア内蔵とポイントツーマルチポイント通信アドレス制御 パケット送信エラーカウンタとキャリア検出機能 周波数ホッピングの設定に使用できる 6 路チャネル 受信アドレスを同時に設定でき ニーズによりオープンチャンネルを選択できる 標準ピン Dip2.54MM ピッチの接続インタフェース 便利に取り組む 二 基本電気特性 パラメータ数値単位 給電電圧 1.9-3.6V V 最大送信パワー 0 dbm 最大データ送信スピード 2000 kbps 送信モード 消費電流 (0dBm) 11.3 ma 受信モード 消費電流 (2000 kbps) 12.3 ma 動作温度範囲 -40-+85 データ送信レートが 1000 kbps の感度 -85 dbm パワーダウン モード 電流消費 900 na ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 4

三 ピン配置説明 説明 : 1). VCC ピンの接続電圧範囲は 1.9V~3.6V である 3.6V を超えると 故障の原因となる恐れがある 適切の動作電圧は 3.3V 2). 電源 VCC 及びグランド端子を除き 他のピンは通常 5V の SCM の I/O インタフェースと直接接続でき レベル変換は必要なし 3V の SCM にはより適合する 3). ハードウェア上 SPI のない SCM も本モジュールを制御できる 通常の SCM の I/O から SPI を模擬し SCM がなくても制御できる 勿論 普通 SCM の I/O またはシリアルポートでもよい a: 51 シリーズの SCM の P0 インタフェースと接続する時 10K のプルアップ抵抗を加える必要がある 他のインタフェースは接続必要がなし b: 他シリーズの SCM では 5V の場合 I/O インタフェースの出力電流をチェックし 10mA 以上では モジュールが故障にならないように 直列抵抗を接続し分圧する必要がある 3.3V の場合 RF24ll01 モジュールの I/O 口と接続できる AVR シリーズの SCM は通常 5V で 一般に 2K の直列抵抗を接続する 四 モジュール構造とピン説明 NRF24L01 モジュールは Nordic 社の nrf24l01 チップに基づき開発する ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 5

ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 6

五 動作モード NRF2401 には 4 つのモードがある : 送受信モード 設定モード 待機モード パワーダウン モード 動作モードは CE とレジスタ内蔵の PWR_UP PRIM_RX で共同制御する : モード PWR_UP PRIM_RX CE FIFO レジスタステータス 受信モード 1 1 1 - 送信モード 1 0 1 データは TX_FIFO レジスタに保存 送信モード 1 0 1 0 送信完了まで 送信モードに止まる 待機モード II 1 0 1 TX FIFO 空き 待機モード I 1-0 送信データなし パワーダウンモード 0 - - - 5.1 送受信モード 送受信モードは下記の 3つモードがある : Enhanced ShockBurstTM モード ShockBurstTM モード 直接送受信モード 送受信モードはデバイス コンフィギュレーション ワードによって決定される 具体的な構成は デバイスコンフィギュレーションのセクションで詳しく説明する 5.1.1 Enhanced ShockBurstTM モード Enhanced ShockBurstTM 送受信モード下 チップの先入先出スタック領域を使用し データは低速にマイクロコントローラに送信し そして高速 (1Mbps) 発射する この動作により 消費電力を大幅に削減でき 低速マイコンで高速 RF データ伝送速度を得られる ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 7

RF プロトコルに関連するすべての高速信号処理はチップ内で行い 利点は 3 つある : 省エネルギー : 低システムコスト ( 低速マイクロプロセッサで高速レート伝送 ): データは空気中止めの 時間は短い アンチジャミングが高い Enhanced ShockBurstTM 技術もシステム全体の平均動作電流を低減 する Enhanced ShockBurstTM 送受信モードで NRF24L01 はプレフィックスと CRC チェックサムを自動処理する データ受信時 プレフィックスと CRC チェックサムを取り除く データ送信時 プレフィックスと CRC チェ ックサムを加える 送信モードで CE は高レベルにし 送信完了まで少なくても 10us を設定する 5.1.1.1 Enhanced ShockBurstTM 送信プロセス A. 受信機のアドレスと送信待ちのデータをタイミング順番で NRF24L01 へ送信 ; B. CONFIG レジスタ設定 送信モードに入る C. マイクロコントローラは CE を高レベル ( 少なくても 10us) と設定 NRF24L01 は Enhanced ShockBurstTM 発射待ち D. NRF24L01 は Enhanced ShockBurstTM 発射を行う a) RF フロントエンド給電 ; b) RF データパッケージ ( プレフィックスと CRC チェックサム加え ); c) データパケット高速伝送 ; d) 発射完了 RF24L01 が待機モード ( アイドル状態 ) に入る 5.1.1.2 Enhanced ShockBurstTM 受信プロセス : A. マシンのアドレスと受信パケットサイズを設定する B. CONFIG レジスタ設定 受信モードに入る (CE が高レベルを設定 ) C. 130us 後 NRF24L01 監視モードに入り パケット受信待ち ; D. 正しいデータパケット ( アドレスと CRC チェックサム ) を受信すると NRF2401 は自動的にプレフィックスと CRC チェックサムを取り除く ; E. NRF24L01 は STATUS レジスタの RX_DR をセット (SET)( STATUS はマイクロコントローラ割り込みを引き起こす ) マイクロコントローラへ通知する; F. マイクロコントローラは NewMsg_RF2401 からデータを読み出す ; G. 全てのデータを読み取り完了後 STATUS レジスタをクリアできる NRF2401 は 4 つのモードに入る 5.1.2 ShockBurstTM 送受信モード ShockBurstTM 送受信モードは Nrf2401a 02 E1 と E2 をサポート N-RF24l01 データシートを参照 5.2 アイドルモード NRF24L01 のアイドルモードは平均動作電流を低減するため設計する 最大の利点は エネルギー節約の一方 同時に チップの起動時間を短縮すること アイドルモードで オンチップ水晶発振器の一部はまた動作している 動作電流は外部水晶発振器の周波数と関連する ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 8

5.3 パワーダウン パワーダウンモードで 一般動作電流は 900nA ぐらいで コンフィギュレーションの内容は NRF2401 チ ップに維持される これはパワーオフ状態との最大の違いである 六 NRF24L01 SPI 設定 SPI 指令設定 SPI インタフェースコマンドは下図の通り CSN が低レベルの場合 SPI インタフェースはコマンド入力状 態で コマンド実行は CSN が高レベルから低レベル変わる SPI インタフェースコマンド コマンド フォーマット 説明 R_REGISTER OOOAAAAA 設定レジスタ読み取り AAAAA は読み取りレジスタアドレス W_ REGISTER OO1AAAAA 設定レジスタ書き込み AAAAA は書き込みレジスタアドレス ( 電源オフ / 待機モード ) R_RX_PAYLOAD 01100001 RX 有効データ読み取り :1-32 バイト 読み取り動作はバイト 0 から RX 有効データ読み取り完了後 FIFO レジスタクリア ( 受信モード ) W_ RX_PAYLOAD 10100000 RX 有効データ書き込み :1-32 バイト 書き込み動作はバイト 0 から ( 送信モード ) FLUSH_TX 11100001 TX_FIFO レジスタクリア ( 送信モード ) FLUSH_RX 11100010 RX_FIFO レジスタクリア ( 受信モード ) 応答信号を送信する処理でこのコマンドを実行しない ( 実行すると 応答信号は完全送信できない ) REUSE_TX_PL 11100011 ( 送信ノード ) 前の送信パケットの有効データを再利用 CE=1の場合 データは常に再送信される データパケットを送信する時 パケット再利用機能を禁止する必要がある NOP 11111111 動作なし ステータスレジスタを読み取るために使用する 図 6-1 シリアルポートインタフェース指令設定 レジスタ内容と説明 : アドレスパラメータビットリセット値タイプ説明 00 CONFIG レジスタ設定 reserved 7 0 R/W デフォルト 0 MASK_RX_DR 6 0 R/W 割り込み RX_DS マスク可能 1: IRQ ピン RX_RD 割り込みマスク 0: RX_RD 割り込み生成 IRQ ピンが低レベル MASK_TX_DR 5 0 R/W 割り込み TX_DS マスク可能 1: IRQ ピン TX_DS 割り込みマスク 0:TX_DS 割り込み生成 IRQ ピンが低レベル MASK_MAX_RT 4 0 R/W 割り込み MAx_RT マスク可能 1: IRQ ピン TX_DS 割り込みマスク ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 9

-- 0:MAX_RT 割り込み生成 IRQ ピンが低レベル EN_CRC 3 R/W CRC 有効する EN_AA のいずれビットが高レベルであれば EN_CRC が強制高レベルに変更される CRCO 2 R/W CRC モード 0-8 ビット CRC チェックサム 1'-16 ビット CRC チェックサム PWR_UP 1 R/W 1: パワーアップ 0: パワーダウン PRIM_RX 0 R/W 1: 受信モード 0: 送信モード EN_AA Enhanced ShockBurst nt 自動応答 機能有効する 禁止後 nrf2401 と通信可能 01 Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 0 ENAA_P5 5 1 R/W データチャンネル 5 自動応答 オン ENAA_P4 4 1 R/W データチャンネル 4 自動応答 オン ENAA_P3 3 1 R/W データチャンネル 3 自動応答 オン ENAA_P2 2 1 R/W データチャンネル 2 自動応答 オン ENAA_P1 1 1 R/W データチャンネル 1 自動応答 オン ENAA_P0 0 1 R/W データチャンネル 0 自動応答 オン 02 EN_RXADDR アドレス受信オン Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 00 ENAA_P5 5 0 R/W 受信データチャンネル 5 オン ENAA_P4 4 0 R/W 受信データチャンネル 4 オン ENAA_P3 3 0 R/W 受信データチャンネル 3 オン ENAA_P2 2 0 R/W 受信データチャンネル 2 オン ENAA_P1 1 1 R/W 受信データチャンネル 1 オン ENAA_P0 0 1 R/W 受信データチャンネル 0 オン 03 SETUP_AW アドレス幅設定 ( 全データチャンネル ) Reserved 7:2 00000 R/W デフォルト 00000 AW 1:0 11 R/W 受送信アドレス幅 : 00 無効 01-3 バイト幅 10-4 バイト幅 11-5 バイト幅 04 SETUP_RETR 自動再送設定 自動再送ディレイ ARD 7:4 0000 R/W 0000 - 待ち 250+86us 0001 - 待ち 500+86us 0010 - 待ち 750+86us ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 10

-- 1111 - 待ち 4000+86us ( ディレイ時間は 1 パケットデータ送信完了 次のパケット送信開始の間の時間間隔 ) 自動再送カウント 0000 - 自動再送オフ ARC 3:0 0011 R/W 0000 - 自動再送 1 回 05 RF_CH RF チャネル 06 RF_SETUP 0000 - 自動再送 15 回 Reserved 7 0 R/W デフォルト 0 RF_CH 6:0 000010 R/W 動作チャンネル周波数設定 Reserved 7:5 000 R/W デフォルト 000 PLL_LOCK 4 0 R/W RF_DR 3 1 R/W RF_PWR 2:1 11 R/W フェーズロック ループオン ( テストモー ド ) データ送信率 0-1Mbps ; 1-2Mbps 送信パワー 00 - -18dBm 01 - -12dBm 10 - -6dBm 11 - -0dBm LNA_HCURR 0 1 R/W 低ノイズの増幅 デフォールト 1 07 STATUS ステータスレジスタ Reserved 7 0 R/W デフォルト 0 RX_DR 6 0 R/W TX_DS 5 0 R/W MAX_RT 4 0 R/W RX_P_NO 3:1 111 R データ受信割り込み 有効データパケット受信時 1 と1と書き込み 割り込みをクリア データ送信完了割り込み データ送信完了 割り込み生成し 自動応答モードな場合 応答信号を受信後 1と書き込み 割り込みをクリア 再送信回数オーバフロー割り込み 1 を書き込み 割り込みをクリア MAX_RT 割り込み生成した場合 クリアしないと システムは通信できない データチャンネル番号受信 : 000-101: データチャンネル番号 110: 未使用 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 11

TX_FULL 0 0 R 111:RXFIFO レジスタ空き TXFIFO レジスタ FULL フラグ 1:TXFIFO レジスタ FULL 0:TXFIFO レジスタ利用可能スペースあり 08 OBSERVE_TX 送信検測レジスタ 09 CD PLOS_CNT 7:4 0 R ARC_CNT 3:0 0 R Reserved 7:1 000000 R パケットロストカウンター RF_CH レジ スタ書き込み時 レジスタリセット パ ケットロスト数 =15 レジスタリブー ト 再送信カウンター 新しいパケット送信 時 レジスタリセット CD 0 0 R キャリア検出 0A RX_ADDR_P0 39:0 0xE7E7E7E7E7 R/W 0B RX_ADDR_P1 39:0 0xC2C2C2C2C2 R/W 0C RX_ADDR_P2 7:0 0xC3 R/W 0D RX_ADDR_P3 7:0 0xC4 R/W 0E RX_ADDR_P4 7:0 0xC5 R/W 0F RX_ADDR_P5 7:0 0xC6 R/W データチャンネル 0 受信アドレス 最大 の長さ :5 バイト ( ローバイトを先に設 定し バイト数は SETUP_AW で設定する ) データチャンネル 1 受信アドレス 最大の長さ :5 バイト ( ローバイトを先に設定し バイト数は SETUP_AW で設定する ) データチャンネル 2 受信アドレス 最低バイト設定可能 高バイトは RX_ADDR_P1 39:8 と同じ データチャンネル 3 受信アドレス 最低バイト設定可能 高バイトは RX_ADDR_P1 39:8 と同じ データチャンネル 4 受信アドレス 最低バイト設定可能 高バイトは RX_ADDR_P1 39:8 と同じ データチャンネル 5 受信アドレス 最低バイト設定可能 高バイトは RX_ADDR_P1 39:8 と同じ -- 10 TX_ADDR 39:0 0xE7E7E7E7E7 R/W 送信アドレス ( 低バイトから ) ShockBurst TM モードで RX_ADDR_P0 をこ のアドレスに設定 応答信号を受信する 11 RX_PW_P0 Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 0 RX_PW_P0 5:0 0 R/W 受信データチャンネル 0 有効データ幅 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 12

(1-32 バイト ) 0: 設定不正 1:1 バイト有効データ幅 32:32 バイト有効データ幅 -- 12 RX_PW_P1 Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 00 受信データチャンネル 1 有効データ幅 (1-32 バイト ) 13 RX_PW_P2 14 RX_PW_P3 15 RX_PW_P4 RX_PW_P1 5:0 0 R/W 0: 設定不正 1:1 バイト有効データ幅 32:32 バイト有効データ幅 Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 00 RX_PW_P2 5:0 0 R/W 受信データチャンネル 2 有効データ幅 (1-32 バイト ) 0: 設定不正 1:1 バイト有効データ幅 32:32 バイト有効データ幅 Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 00 RX_PW_P3 5:0 0 R/W 受信データチャンネル 3 有効データ幅 (1-32 バイト ) 0: 設定不正 1:1 バイト有効データ幅 32:32 バイト有効データ幅 Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 00 RX_PW_P4 5:0 0 R/W 受信データチャンネル 4 有効データ幅 (1-32 バイト ) 0: 設定不正 1:1 バイト有効データ幅 32:32 バイト有効データ幅 16 RX_PW_P5 Reserved 7:6 00 R/W デフォルト 00 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 13

RX_PW_P5 5:0 0 R/W 受信データチャンネル 5 有効データ幅 (1-32 バイト ) 0: 設定不正 1:1 バイト有効データ幅 32:32 バイト有効データ幅 17 FIFO_STATUS FIFO ステータスレジスタ Reserved 7 0 R/W デフォルト 0 TX_REUSE 6 0 R TX_REUSE=1 CE はハイレベル 前のパケッ TX_FULL 5 0 R トを再送し続く TX_REUSE は SPI の REUSE_TX_PL で設定 W_TX_PALOAD または FLUSH_TX でリセット TXFIFO レジスタ FULL フラグ 1:TXFIFO レジスタ FULL 0:TXFIFO レジスタ利用可能スペースあ TX_EMPTY 4 1 R TXFIFO レジスタ EMPTY フラグ り 1:TXFIFO レジスタ EMPTY 0:TXFIFO レジスタデータあり Reserved 3:2 00 R/W デフォルト 00 RX_FULL 1 0 R RXFIFO レジスタ FULL フラグ 1:RXFIFO レジスタ FULL 0:RXFIFO レジスタ利用可能スペースあ り RX_EMPTY 0 1 R RXFIFO レジスタ EMPTY フラグ 1:RXFIFO レジスタ EMPTY 0:RXFIFO レジスタデータあり N/A TX_PLD 255:0 W N/A RX_PLD 255:0 R 図 6-2 レジスタ内容と説明 SPI コマンドフォーマット :( コマンドバイト : 高位から低位まで ( バイト毎 )) SPI タイミング : ( データバイト : 低位から高位まで バイト毎の高位が前にある ) 図 6-1 6-2 と 6-3 は SPI の動作とタイミングを表示した レジスタ書き込み前に 待機モードまたはパ ワーダウンモードに入る必要がある 図 6-1 6-2 で下記の指定は使用する :Cn-SPI コマンドビットと Sn- ステータスレジスタビット Dn-データビット ( 注 : 低バイトから高バイト バイト毎の高位が前にある ) ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 14

図 6-1 SPI 読み出し動作図 6-2 SPI 書き込み操作 図 6-3 SPI 参照タイミング 七 NRF24L01 モジュール回路 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 15

八 NRF24L01 と SCM インタフェース回路例 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 16

絶対限界パラメータ : 動作電圧 : VDD...-0.3Vto+3.6V VSS...0V 入力電圧 : Vi.. -0.3Vto+5.25V 出力電圧 : Vo VSStoVDD 総消費電力 : PD(TA=+85 ) 60Mw 温度 : 動作温度 : -40 to+85 保存温度 : -40 to+125 ホームページ :http://www.csun.co.jp メール :info@csun.co.jp 17