【添付資料】インターネット証券4社共同実施「証券税制に関わるアンケート」の結果

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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「個人投資家の証券投資に関する意識調査」の結果について

個人投資家の証券投資に関する意識調査(結果概要)

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

積立 NISA の創設 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 1 家計の安定的な資産形成を支援する観点から 少額の積立 分散投資を促進するための 積立 NISA が創設される (2) 内容 1 積立 NISA は 20 歳以上の居住者等が金融機関に開設した非課税口座内に 積立 NISA 専用の累

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

概要 平成 27 年までと平成 28 年以後の証券税制の比較 平成 27 年までは 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが異なっています 平成 28 年以後は 金融所得課税の一体化 により 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが統一されます 平成 27 年まで 上場株式等 上場株式 公募

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

6 成人年齢引下げに伴い一般 NISA つみたて NISA の対象年齢を 18 歳以上とするこ と 根拠法の制定 恒久化 1NISA 制度が国民の安定的な資産形成に資する恒久的な制度となるよう根拠法 (NISA 法 ) を制定すること 2 口座開設期間を恒久化すること 3 非課税期間を恒久化すること

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場

7.(1)NISA 口座の開設時の手続きの見直し 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 NISA 口座の稼働率向上のため 非課税口座の開設手続きについての見直しが行われる (2) 内容 NISA 口座の開設申し込み時に 即日での買付けを可能とすること (3) 適用時期平成 31 年 1 月 1

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

上場株式等の配当等に対する課税

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

1 どちらかをご選択特定口座と客さま般口座の特定口座の概要 特定口座とは 個人のお客さまが公募株式投資信託を換金され利益が出た場合は 原則 確定申告が必要ですが お客さまの確定申告にかかる負担を軽減させるべく当金庫が納税の代行などを行う制度として 特定口座 があります 特定口座 をご利用いただくこと

相続の基礎 ~ 「相続」を学ぼう!! ~ 生前贈与①有価証券

公募株式投資信託の解約請求および償還時

平成平成 年度税制改正要望に関する基本的考え方 本年度は 東日本大震災からの復興支援を視野に入れつつ 以下の考え方を柱として 必要な税制上の措置を要望する 主な具体的要望項目 1. 東日本大震災からの復興支援 地方公共団体が委託者となる土地信託に係る登録免許税等の非課税措置 日本版レベニ

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

税金の課税方法 個人の税金の課税方法について確認しましょう 大きく分けて 総合課税と分離課税の二種類があります 総合課税 1 年間の所得を全部まとめて一定の税率で課税する方法 所得額によって異なる税率 金額に応じて確定申告を行う 源泉分離課税他の所得と分離して その所得の支払いの際に一定の税率で源泉

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2017 年度税制改正大綱のポイント ~ 積立 NISA の導入 配偶者控除見直し ~ 大和総研金融調査部研究員是枝俊悟

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株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

PG_第3期期末配当の取扱いに関するQA

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

[ 課税対象化 ] POINT1. 1 の売却益が課税対象に 改正前 ( 平成 27 年 12 月 31 日まで ) 原則非課税 改正後 ( 平成 28 年 1 月 1 日から ) % 2 の申告分離課税 1 国債 地方債 外国国債 外国地方債 公募公社債 上場公社債 ゼロクーポン債等

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株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

(Q13) 複数の金融機関に NISA( 少額投資非課税制度 ) の非課税口座開設の申込みをしてしまいましたが ど うすればよろしいですか... 6 (Q14) 非課税適用確認書の交付を行わない旨の通知書 が送られてきましたが どうすればよろしいですか 6 ( 基準日における国内の住所を証する書類

1. 上場株式等の配当所得及び譲渡所得等に対する税率の特例の見直し 居住者又は国内に恒久的施設を有する非居住者が 平成 21 年 1 月 1 日から平成 23 年 12 月 31 日までの間に支払を受ける上場株式等の配当所得の申告分離課税に係る税率と 上場株式等の譲渡による譲渡所得等に対する税率が

投資信託ホームページ構成案

~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

税調第19回総会 資料3-3

債券税制の見直し(金融所得課税の一体化)に伴う国債振替決済制度の主な変更点について

 

Microsoft Word - NISAに関するQ&A 2013年10月25日 改訂版.docx

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

金融庁の税制改正要望について(1)

Ⅰ 家計の自助努力による資産形成を支援するための税制措置 1. つみたて NISA の制度期限の延長 NISA 制度の恒久化 根拠法の制定等 1つみたて NISA について 平成 49 年までとされている投資可能期間 ( 制度期限 ) を延長することにより 来年以降に投資を開始しても投資可能期間が少

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

配当所得の入力編

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iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

(****) 非課税口座に設けられる勘定は 毎年 非課税管理勘定 (NISA) 又は累積投資勘定 ( つみたて NISA) のいずれかに限ります 更に 2016 年 4 月 1 日から2023 年 12 月 31 日までの期間 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称ジュニアNISA)

マーケット環境の理解 Copyright(c) Akira Sugiyama all rights reserved 2

公社債税制の抜本改正(個人投資家編)<訂正版>

1 1. 課税の非対称性 問題 1 年をまたぐ同一の金融商品 ( 区分 ) 内の譲渡損益を通算できない問題 問題 2 同一商品で 異なる所得区分から損失を控除できない問題 問題 3 異なる金融商品間 および他の所得間で損失を控除できない問題

スライド 1

P12 第 6 章個人向け国債国債の契約締結前交付書面 手数料などなど諸費用諸費用について 個人向け国債を中途換金する際 原則として下記により算出される中途換金調整額が 売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれることになります ( 1 変動 10 年 : 直前 2 回分の各利子 ( 税

新しい非居住者債券所得非課税制度の概要 < 平成 22 年度税制改正前の制度の概要 > 非居住者等が受ける振替国債及び振替地方債のについては 一定の手続要件を満たせば非課税とされていました しかし 非居住者等が受ける振替社債等のについては 原則 15% の税率により源泉徴収課税がなされていました 非

 

FX取引に係る確定申告について

(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

税金読本(5-3)ジュニアNISA

株式等の譲渡(特定口座(源泉徴収なし)と一般口座)編

株式等の譲渡(上場株式の譲渡損失の繰越し)編

d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

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[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

以下本人の給与収入速報 平成 29 年度税制改正解説所得課税 ~ 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し 2 配偶者の給与収入が 万円超 15 万円以下の場合の改正案の控除額及び改正前後の影響について 配偶者特別控除 配偶者の給与収入 万円超 15 万円 15 万円以上 11 万円 11 万円以上 1

なるほどNISA 第3回 なぜ、どのような経緯でNISAが導入されたか?

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

Invincible

株式等の譲渡(特定口座を利用していない場合)編

. 個人投資家の年齢層と年収 個人投資家 ( 回答者 ) の年齢層 8% 6% 28% 2~3 代 5% 2% 3% 4 代 5 代 6~64 歳 65~69 歳 7 代以上 個人投資家 ( 本調査の回答者 ) の過半数 (56%) は 6 歳以上のシニア層 昨年調査 6 歳以上の個人投資家 56%

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

本資料のポイント 平成 29 年度税制改正で 上場株式等に係る配当等 について 所得税 と 住民税 で異なる課税方式を選択することが可能であると明確化されました このことにより 課税所得 900 万円以下の場合 所得税は 総合課税 住民税は 申告不要 を選択することで 納税額を抑えることが可能となり

スライド 1

( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ

投資主の皆様へ 平成 29 年 3 月 マリモ地方創生リート投資法人 第 1 期分配金の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます さて 本投資法人は 平成 29 年 2 月 14 日開催の役員会において 第 1 期 ( 平成 28 年 12 月期 ) の (A)

Ⅰ. NISA( 少額投資非課税制度 ) について 制度のポイント 1. 上場株式 公募株式投資信託等の配当所得 譲渡所得等が非課税になります 2. 日本国内に居住する満 20 歳以上の方がご利用になれます 年から 2023 年まで NISA 口座を開設することができます 4. 非課

2013年5月収録 オンラインセミナーDL資料

株式等の譲渡(特定口座(簡易申告口座)と一般口座)編

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公社債 公社債投資信託の特定口座への受入れに係るQ&A 目次 平成 28 年からの公社債等の特定口座での取扱いについて... 1 Q1. 公社債や公社債投資信託が特定口座の対象になるのですか... 1 Q2. どのような公社債や公社債投資信託が特定口座の対象になるのですか... 1 Q3. 既に一般

2013年5月18日 MSセミナー資料

218 年分以降の配偶者控除額は夫の年収に応じて減っていきます 217 年分までは が 13 万円 ( 合計所得金額 38 万円 以下であれば 夫の年収にかかわらず 配偶者控除額 38 万円 ( 住民税は 33 万円 を夫の所得から控除できました 218 年分以降は が 13 万円 ( 合計所得金額

ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)に関するQ&A

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! ジュニア NISA の 5 つのポイント 28 年から 未成年者が利用できる ジュニア NISA が始まりました! 父母や祖父母さまが 大切なお子さま お孫さまの将来のために お子さま お孫さま名義で投資を行い 非課税でお金を育てる制度です 対象は日本に住む 0~19 歳の未成年者

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なるほどNISA 第5回 なぜこのような制度になったのか? -それには理由があります-

課税上の取扱い

( 契約締結前交付書面 ) 平成 30 年度富士の国やまなし県民債の説明書 平成 30 年度富士の国やまなし県民債の契約締結にあたっては この書面の記載事項をよくお読みいただいたうえで お申し込みください ( 平成 30 年 12 月 3 日現在 )

Transcription:

インターネット証券 4 社共同実施 証券税制に関わるアンケート の結果 本アンケートは 以下の質問 12 問にて実施しました Q1 2013 年末をもって 上場株式等の譲渡 配当等の軽減税率 (20% 10%) が終了となりますが このことについてどのようにお考えですか? 13.1% 8.0% 投資意欲の促進 市場活性化の根拠として 軽減税率期間の延長が望ましい 軽減税率期間の終了は仕方ないが 何かしらの代替措置の創設が望ましい 78.9% 軽減税率期間の終了は投資促進という本来の趣旨を全うした また 目下の経済状況および国家財政の状況を鑑みたうえで判断すると仕方がない Q2 現在の金融 証券税制において どのような点が重点的に改善されたら 投資意欲が促進されるとお考えですか? 所得税の取扱いにおける 利子所得 譲渡所得 配当所得など 計 10 個に分かれている所得区分の統合での確定申告の簡易化 61.6% 金融所得課税の一体化 ( 公社債等 上場有価証券等 各種デリバティブ取引などの金融商品間の申告区分統一による損益通算可能範囲の拡大 ) 43.2% 上場株式等にて生じた譲渡損失の繰越控除の適用期間の延長 ( 現在は過去 3 年間の取引における損益通算が可能 ) 56.4% 確定拠出年金 ( いわゆる 401 K) における加入対象者の拡大や拠出限度額の引き上げ等による利便性の向上 18.5% 1

Q3 確定申告について 制度上どのような点が改善されればよいとお考えですか? 先物や FX CFD などの市場および店頭デリバティブ取引商品について 特定口座での取扱いを可能とし 上場株式等による譲渡所得との損益通算を可能にする 48.0% 現在 特定口座を 2 年間利用しない場合は みなし廃止されることとなるが このみなし廃止制度を撤廃し 特定口座を永続的に継続できる制度とする 44.0% 特定口座 一般口座にかかわらず 保有している上場株式等が上場廃止で無価値化となった場合は 譲渡損失とみなし 確定申告時にその他の取引で生じた譲渡損益と通算が出来るようにする 63.3% 上場株式等の売買時に損益に係らず売買代金の一定税率が自動的に差引かれる源泉分離課税制度の創設 22.7% Q4 今後どのような点が改善されると 毎年の確定申告手続きにおける利便性がより高まるとおもわれますか? 22.2% 43.1% 証券会社より 電子交付等により電磁的に交付される特定口座年間取引報告書等を 確定申告の添付書面として適用可能とする 税務署の確定申告受付期間 ( 現在は 2/16~3/15) の延長または早期化 e-tax をはじめとしたウェブ経由申告の一層の普及および手続きの簡便化 税制優遇の拡大 26.8% 共通背番号制度 ( いわゆるマイナンバー ) を利用した簡易な確定申告手続きの提供 7.9% 2

Q5 2013 年末をもって 上場株式等の譲渡 配当等の軽減税率 (20% 10%) が終了することになる一方 2014 年取引より 非課税口座 ( いわゆる日本版 ISA 概要は下図参照 ) の開始が予定されております この非課税口座がどのような制度かご存知ですか? 9.0% どのような制度内容かをおおよそ理解している 27.1% 制度の名称を新聞などで見たことがあるくらいで 内容自体はあまり分からない 63.8% 制度の名称を聞いたことがなく よくわからない Q6 非課税口座による取引が開始された場合 現在よりも取引量を増やされたいとお考えですか? 現在の取引量より少なくする 12.6% 現在の取引量と同じくらい 56.1% 現在の取引量に加え 非課税口座の投資可能金額である 100 万円以内で売買を増やす 29.3% 現在の取引量に加え 非課税口座の投資可能金額である 100 万円以上の売買を増やす 6.5% 3

Q7 非課税口座では 年間 100 万円の非課税取得枠 ( 非課税対象となる商品の取得金額上限 ) が設定されています この金額について いくらぐらいの非課税取得枠が妥当だとおもわれますか? 16.4% 年間 100 万円は妥当 59.4% 24.2% 年間 100 万円では任天堂やファーストリテイリングなどの大型株の買付けが出来ないため 200~300 万円程度に枠を拡大すべき 個人の株式市場への参加を促進する観点から 年間 400~500 万円程度に枠を拡大すべき Q8 非課税口座では 3 年間の非課税口座開設期間 ( 非課税対象となる商品の取得可能期間 ) が設定されていますが この期間は妥当だとおもわれますか? 19.7% 3 年間の非課税投資可能期間は妥当 56.4% 相場環境を判断するには 3 年間は短いため 5 年間程度の非課税投資可能期間が必要 23.9% 永続的な投資推進を考慮するなら 10 年間程度の非課税投資可能期間が必要 4

Q9 非課税口座では 10 年間の非課税投資期間 ( 非課税口座開設期間に取得した商品を非課税で譲渡できる期間 ) が設定されていますが この期間は妥当だとお考えですか? 10 年間の非課税投資可能期間は妥当 41.5% 46.6% 相場環境を判断するには 10 年間は短いため 15 年間程度の非課税投資可能期間が必要 永続的な投資推進を考慮するなら 20 年間程度はあるべき 12.0% Q10 現在 非課税口座での取引可能な商品が 国内上場株式および公募型株式投資信託が予定されています これに加えて どのような商品が取扱可能となれば投資意欲が促されるとおもわれますか? 上場投資信託やレバレッジ型のブルベア型投資信託等 ( 例 :ETF REIT ETN ブルベアファンド ) 49.5% 公社債投資信託等 ( 例 :MRF MMF) 38.0% 国内債券 ( 例 : 個人向け国債 社債 ) 50.9% 外国株式 ( 例 : 米国株式 中国株式 ) 42.6% Q10 の設問において 選択肢 上場投資信託やレバレッジ型のブルベア型投資信託等 ( 例 :ETF REIT ETN ブルベアファンド ) 外国株式( 例 : 米国株式 中国株式 ) は 国内上場株式および公募型株式投資信託と同様に非課税口座での取扱いが予定されております なお 選択肢 外国株式 ( 例 : 米国株式 中国株式 ) については 日本国内にて上場している外国籍株式等に限られます 5

Q11 配当等により 金銭の受取りが発生した場合の取扱いについて どのような改善が望ましいとお考えですか? 現在 法人より法人税 株主より配当課税が徴収されている配当等の二重課税の解消 78.2% 貸株の配当金相当額の受取りにおいて 所得区分が雑所得ではなく配当所得の扱いとすること 37.2% 資本剰余金配当金の発生時に 過度な資本金の切り崩しによるみなし譲渡損失の計上にともなう当該上場株式等の大幅な取得価額の毀損を回避するために 資本剰余金配当金内の資本金比率に一定制限を設けること 23.6% Q12. ご入力内容の分類 24.92% 税制簡易化 申告手続等簡便化 軽減税率延長 税率軽減要望 44.97% 制度要望 ( 累進課税 金融一体課税 マイナンバー導入等 ) 非課税口座の取扱いについて 18.28% 配当二重課税の解消 その他事項 3.26% 4.13% 4.44% 6

お客様よりいただいた主なご要望 ご意見等の分類と ご意見の抜粋は以下のとおりです 税制簡易化 申告手続等簡素化 におけるお客様のご意見 税制全般に言えることだと思いますが 証券税制も複雑 不明朗で場合によっては確定申告時に担当税務署員も扱いが判らないケースもあります 根本的に税の基本たる公平 簡素 公明にすべきと思います 貯蓄から投資への流れを確実にするために簡素であって欲しい 税率を低くするよりも 制度をシンプルにする方に力を入れて欲しい 税制が変わり過ぎ 簡素で分かりやすい税制を望む 証券税制の簡素化および投資家優遇政策を積極的に行いもっと貯蓄から投資に日本人が動くようにして欲しい e-tax をもっと使いやすくして欲しい 軽減税率の延長 税率軽減要望 におけるお客様のご意見 何の為に 軽減税率を始めたのか? この状況で 廃止をするのはこの制度を始めたことが無意味になる リスクの大きい証券に投資しているのだから その分譲渡益や配当所得にかかる税金を軽減する軽減措置は継続すべきである 今の日経平均株価の値や市場環境を考えれば証券優遇税制の廃止は明らかに時期尚早 世界経済が安定して相場がある程度盛り上がるまで軽減処置を続行するべき 個人の株式市場参加促進のためにも現行の制度を継続すべき 投資意欲がそがれる 制度要望( 累進課税 金融一体課税 マイナンバー導入等 ) におけるお客様のご意見 全ての金融商品の税を一本化すると利便性が増すと思います 株式 FX 利子所得など細 分化されすぎて確定申告が面倒ですし チェックする側も大変だと思います 早期にマイナンバー制度を開始して欲しい 7

非課税口座の取扱いについて におけるお客様のご意見 非課税口座とは何かよくわからない 制度の周知に努めて欲しい 非課税口座の設定ではなく 現有口座での非課税枠設定ができるようにして欲しい 20 代の投資家の意向がまったく反映されていない現状が分かった 最長 10 年とか短すぎる 自分たちはリタイヤまで 40 年あるのに 配当二重課税の解消 におけるお客様のご意見 配当への課税は二重課税であるため 無くすような動きを作って欲しい 投資意欲を促すような税制がぜひとも必要である 課税の公平性と二重課税の排除を確りと担保して頂ければ 多少の増税もやむなしと考える 海外 ETF の分配金への二重課税の撤廃を要望します 8