A.L.P.S. Total Foot System LC

Similar documents
LCP LOW BEND MEDIAL DISTAL TIBIA PLATE 3.5 Anatomic plates with low profile head for intra- and extraarticular fractures SURGICAL TECHNIQUE

アクソス ロッキングプレート カタログ

Locking Clavicle Plating System

足部について

Acu-Loc Volar Distal Radius Plating System アキュロックは004 年に強固な固定と手術手技の簡便性を目的に開発されて以来 橈骨遠位端骨折分野において数多くの評価を頂きました アキュロック は整形外科医の開発チームとアキュメッド社が共同開発した次世代の橈骨遠位

Mayo Clinic Congruent Elbow Plate System

TM Reverse Shoulder手術手技書

Gamma3 ヒップフラクチャーシステム カタログ

                         2009,3,1

06B_エース _取説.indd

Occlude a wider range of vessel sizes with a comprehensive embolization toolkit. MEDICAL

本研究の目的は, 方形回内筋の浅頭と深頭の形態と両頭への前骨間神経の神経支配のパターンを明らかにすることである < 対象と方法 > 本研究には東京医科歯科大学解剖実習体 26 体 46 側 ( 男性 7 名, 女性 19 名, 平均年齢 76.7 歳 ) を使用した 観察には実体顕微鏡を用いた 方形


足関節

関節面だけでなく 骨のアライメントの変化を見ることができる CT 撮影をすることによって関節面の転位 アライメントの変化はより明確になる また治療後の評価にも有用である 踵骨骨折では転位のあるなしにかかわらず routine に CT 撮影を行うべきと考える ( 骨折の分類 ) 年に

PERI-LOC Ti はじめに 目 ロッキングプレートシステムラージフラグメント用手術手技 次 PERI-LOC Ti ロッキングプレートシステムは ロッキングプレートでの固定と従来型のプレート固定の両方の固定法を一つのシステムで選択できます ロッキングスクリューとノンロッキングスクリューのいずれ

CMK手技書

G7手術手技書

今日の流れ 捻挫とは? 足の解剖から捻挫の定義まで 捻挫の受傷起点 救急処置 長期的観点から見た捻挫 再損傷予防 捻挫について 22

インプラント一覧 OM N エンドキャップ OM N AR ピン B OM N ラグスクリュー OM Short Femoral ネイル (H) OM ロッキングスクリュー OM Short Femoral ネイル (H) 製品番号 頚体角 遠位径 φ JANコード NH mm

LM-D20678-JA-FL.indd

中分類名 : エンジン用リーマー ファイル小分類名 : ニッケルチタン製ファイル 根管治療用器材編 メーカー マニー ( 株 ) ジッペラ - 社 / 茂久田 ジッペラ - 社 / 茂久田 商品名 NRT ファイル (NiTi) フレックスマスター レシプロック 規格 ステンレススチール製ファイルと

ボルト ナット 212 N N N N N N 六角ボルトW 六角ボルトM 六角ボルトW( ステンレス ) 六角ボルトM( ステンレス ) 六角ボルトW( ドブめっき ) 六角ボルトM( ドブめっき )

銅製圧縮端子 部品番号構成 LCD 2/0 38 D X タイプ端子サイズ取付穴サイズ取付穴間隔 0 = M5 4 = M6 56 = M8 38 = M0 2 = M2 58 = M6 A = 5.9 B = 9. D = 25.4 = 2 = 2 3 = 3 5 = 5 6 = 6 梱包数 X

対象 :7 例 ( 性 6 例 女性 1 例 ) 年齢 : 平均 47.1 歳 (30~76 歳 ) 受傷機転 運転中の交通外傷 4 例 不自然な格好で転倒 2 例 車に轢かれた 1 例 全例後方脱臼 : 可及的早期に整復

表1-表4 [更新済み]

™¹ficŒ«“O1

0620 シリーズ MIC-KEY バルーンボタン バルーン ボタン型 交換用胃瘻チューブ 主な特徴 キット内容 バルーン 品名 チューブ交換が容易 チューブ先端テーパーで挿入性向上 1 栄養用チューブ本体 (1 本 ) サイズ チューブ外径 シャフト長で豊富なサイズ選択肢 フィーディングポート (

CPP approach Conjoint tendon Preserving Posterior Surgical Technique

の内外幅は考慮されず 側面像での高さのみで分類されているため正確な評価ができない O Driscoll は CT 画像を用いて骨片の解剖学的な位置に基づいた新しい鉤状突起骨折の分類を提案した この中で鉤状突起骨折は 先端骨折 前内側関節骨折 基部骨折 の 3 型に分類され 先端骨折はさらに 2mm

1


足底腱膜炎 ( 足の裏 ) 踵骨疲労骨折( 踵全体 ) アキレス腱付着部炎( 踵のうしろ ) 足の裏のしびれ 痛み足根管症候群母趾 ( 足の親ゆび ) が外を向いて 付け根が痛い外反母趾母趾の付け根がはれていたい そり返せない強剛母趾 それぞれの障害について 変形性足関節症 足関節の軟骨が磨耗して腫

ラックの取り付け

NCB Periprosthetic Femur Plate System 手技書

数理.indd

δ

扇風機カバーによる事故防止の効果

EPSON CD/DVDレーベル印刷簡単ガイド

Cybozu Corporate Identity Logo Usage Manual

重要なお知らせ ディーラーマニュアルは自転車安全整備士 自転車技士など専門知識を有する方を対象としています 専門知識のないユーザーがディーラーマニュアルを参照して 部品を取り付けないでください 記載されている内容に不明な点がある場合は絶対にご自身で作業せず 購入された販売店 または代理店へご相談くだ

かかわらず 軟骨組織や関節包が烏口突起と鎖骨の間に存在したものを烏口鎖骨関節と定義する それらの出現頻度は0.04~30.0% とされ 研究手法によりその頻度には相違がみられる しかしながら 我々は骨の肥厚や軟骨組織が存在しないにも関わらず 烏口突起と鎖骨の間に烏口鎖骨靭帯と筋膜で囲まれた小さな空隙

Aesculap BipoJet Bipolar instruments for open surgery BipoJetバイポーラインスツルメントは 術者の助手として革新的な技術によるソリューションと さらに改良された製品特長を提供します 特に重要なことは すべての BipoJetインスツルメント

ホームシアター固定フレームカーブドスクリーン リュネット (Lunette) シリーズ ユーザーガイド重要 : 安全に使用するための注意事項 ご使用前に このユーザーガイドをご一読ください 正しく使用することで長くお使いいただけます 1. スクリーンは 照明スイッチ コンセント 家具 窓などの障害物

MultiWriter 5500/5500P ユーザーズマニュアル

TheShoulderJoint,2005;Vol.29,No.3: はじめに a 転位骨片を伴う関節窩骨折に対しては直視下に整復, 内固定を施行した報告が多いが, 鏡視下での整復固定の報告は比較的稀である. 今回我々は転位骨片を伴う関節窩骨折に腋窩神経麻痺を合併した1 例に対し,


スタイルシェルフ 〈クローク収納プラン〉

2

<31332D97708CEA89F090E02E6D6364>

マイスタープロジェクト 推奨仕様

1

第18回海岸シンポジウム報告書

3

(718)



液晶ディスプレイ取説TD-E432/TD-E502/TD-E552/TD-E652/TD-E432D/TD-E502D


() () ()

000-.\..


1 C 2 C 3 C 4 C 1 C 2 C 3 C

<967B95D2955C8E F4390B32E6169>


平成24年財政投融資計画PDF出後8/016‐030



DURO-TA XT キーバーチャック 小径から大きなワークまで柔軟に対応する軽量チャック

Microsoft Word - VBA-MM-L003-C_VBA40A_.doc

プッシュラッチプル開放 / パドルラッチ / ミニチュア 単穴取付 コンシールド ( 外から見えない ) 取付 プラスチック製スライドÂ 材質 仕上げ ステンレス鋼 不動態化処理 & つや 消し仕上げ ガラス繊維強化ナイロン ( 黒 ) 最大ドア

Microsoft PowerPoint - Vespa_ACC_ALL_MODEL_2012_Ver1.02


C58.indd

indd

katagami No.65

P01-14.indd

新善-1208

8_p01.indd

1_p01.indd


2007.3„”76“ƒ


201_P1_P24(2)


sayo pdf

月信11-12pdf用.indd

広報ちくしの_ indd


レッツ中央205号.indd

えふ・サポート-113号-162.indd

untitled

2




d


レッツ中央210号.indd


Transcription:

A.L.P.S. Total Foot System LC

A.L.P.S. Total Foot System A.L.P.S. LC プレート ( 踵骨骨折用 ) A.L.P.S. LCプレート ( 踵骨骨折用 ) は 陽極酸化皮膜処理をしたチタン合金製であり 通常のチタン合金と比較して疲労強度に優れています このプレートはロープロファイルでかつ高い強度を有し 踵骨の解剖学的形状にフィットします さらに挿入されるスクリューは距骨下関節面を理想的に支持する配置となっています プレートの種類にはスモールとラージがあり また左右を選択できます プレートの厚さは2.5mmで スクリューホール間のブリッジ部は骨に合わせたベンディングが可能なようにさらに薄くなっています 最も上方に位置するスクリューは下方に向けてデザインされていることにより 関節面の形態に適合し サブコンドラルサポートを実現する一方で後距骨関節面のペネトレーションのリスクを低減します その前方に隣接する2 本のスクリューは上方に向けて 載距突起の固定および後距骨関節面を支持するようデザインされています 1

アプローチ 整復 プレート設置 ステップ1: アプローチ踵骨へは拡大外側皮切にてアプローチし 腓骨筋腱の炎症や前方皮弁の血流障害を最小限にするとともに 腓腹神経を皮弁内に完全に残し温存します 踵腓靭帯は皮弁につけて骨から剥離します 全層皮弁をその後 ノンタッチテクニック (Kワイヤー 3 本を腓骨骨幹部 距骨頸部そして立方骨に刺入する ) で開創し 踵骨を露出させます 次に短いSchanz pinを皮切の後下方の角の部位から踵骨に挿入し 次に行う整復操作の際のハンドルとして用います F.A.S.T. ガイド ステップ2: 整復とプレート設置適切な展開後に血腫を洗浄し 骨折部を整復してK ワイヤーでの仮固定を行います 距骨下関節の整復は透視下に足関節のmortise viewで確認し その際に足部を最大外転 背屈します Harris 変法にて踵骨が内反していないことを確認します 整復が良好であることを確認後 プレートのサイズを決定し踵骨外側にプレートを設置します その設置は最も上方のF.A.S.T. ガイドが後距骨関節面直下に そして上前方のF.A.S.T. ガイドが踵立方関節に並んだ位置になります ( 図 1) 最終的なプレートの設置位置は透視下で容易に確認できます ( 図 2) 図 1 Note: 術中テンプレートはサイズを事前に把握する際に有用です マルチプラナーベンダー ( 品番 :214288004) とダブルF.A.S.T. ベンダー ( 品番 :214288005) を用いて 多方向にベンディングし 解剖学的にプレートを適合させます 図 2 2

A.L.P.S. Total Foot System プレートの仮固定 ノンロッキングスクリューの挿入 ステップ3: 仮固定 F.A.S.T. ガイドに設置した2.0mm F.A.S.T. ガイドアダプター ( 品番 :231218007) からKワイヤーを刺 入して プレートの仮固定を行います ( 図 3) F.A.S.T. ガイドアダプターを用いて仮固定を行うことにより 透視下でロッキングスクリューの入る方向を正確に予想できます 2.0mm F.A.S.T. ガイドアダプター Kワイヤーの位置が不適切と判断された場合は 3.5mmロープロファイルコーティカル ( ノンロッキング )( 品番 :8512350XX) を用い 方向を調整することが可能です Note: 仮固定は前距骨関節 後距骨関節面下 ( 載距 突起 ) 踵骨隆起外側突起の下方の3 点で固定することが推奨されます ( 図 3) 図 3 ステップ4: ノンロッキングスクリューの挿入 3 点で仮固定後 それぞれを3.5mmロープロファイルコーティカル ( ノンロッキング ) に入れ替え プレートを骨に圧着させます ( 図 4) 図 4 3.5mm ロープロファイルコーティカル ( ノンロッキング ) 3

In-Situ ベンディング ステップ5:In-Situベンディングノンロッキングスクリューによってプレートが骨に固定された後 ( 図 5) 稀に追加のベンディングが必要な場合があり そのようなケースではマルチプラナーベンダーを使用します Note:LCプレート ( 踵骨骨折用 ) は 隣接する2 つのスクリューホール間でベンディングできるようデザインされています ベンダーの円筒形端を使用し プレート形状 スクリュー方向の調整を行います ( 図 6) 注意 : ベンディングは一方向にのみ行って下さい 一方向にベンディング後に反対方向にベンディングしたり ベンディングを繰りかえすと プレートが脆弱化し折損する恐れがあります 図 5 マルチプラナーベンダー ステップ6: ロッキングスクリューの挿入必要に応じて 追加のロッキングスクリューを挿入します ( 図 7) Note: ロッキングスクリューは距骨下関節面を理想的に支持する配置となっています 尚 3.5mmロープロファイルコーティカル ( ノンロッキング ) を使用することで スクリュー方向を微調整することも可能です 図 6 図 7 4

A.L.P.S. Total Foot System 3.5mm ロープロファイルコーティカル ( ノンロッキング ) の挿入 2.5/3.5mmドリルガイド ( 品番 :824196000) の 2.5mmスリーブをプレートホールにセットし 2.5mmドリルビット ( 品番 :829029170) でドリリングします ( 図 8) 2.5/3.5mm ドリルガイド 図 8 デプスゲージ ( 品番 :214235100) の NON-L のラ インにくる目盛で計測してください ( 図 9) 計測 後 適切な長さのスクリューを選択し 2.2mm ス クエアドライバー ( 品番 :816301000) とスクリュー ドライバーハンドル ( 品番 :2141-49-000) を組み 合わせ スクリューを挿入します ( 図 10) NON-L のライン 図 9 プレートを骨に引き寄せる際は ノンロッキングスクリューを使用します また ノンロッキングスクリューを使用する際は F.A.S.T. ガイドをドリリングする前に取り除きます 図 10 5

3.5mm ロッキングスクリューの挿入 2.7mmメジャリングスリーブ ( 品番 :856301005) を2.7mmキャリブレイテッドドリルビット ( 品番 : 214227160) にセットし F.A.S.T. ガイド越しにドリリングします メジャリングスリーブをF.A.S.T. ガイドの端に当たるまでスライドさせ 手前側の目盛の数値を読みとります ( 図 11) 図 11 F.A.S.T. ガイドを外した後に計測する場合は デプスゲージを使用して LOCK のラインにくる目盛で計測して下さい ( 図 12) LOCK のライン 次に T-15 テーパードドライバー ( 品番 : 図 12 214215070) とスクリュードライバーハンドル ( 品番 :2141-49-000) を組み合わせ F.A.S.T. ガイドを取り外します スクリューは T-15テーパードドライバーとトルクリミティングハンドル ( 品番 : 214118001) の組み合わせ もしくはT-15テーパードドライバーとトルクリミティングパワーアダプター ( 品番 :231218015) の組み合わせで挿入します ( 図 13) トルクリミティングドライバー無しでパワーツールを使用する際にはゆっくりしたスピードで挿入し 最終締めつけは必ずトルクリミティング ドライバーを使用して徒手的に行ってください 図 13 6

Ordering Information 36 mm 37 mm 60 mm 67 mm 踵骨骨折用スモール品番 ひだり 816608001 みぎ 816609001 踵骨骨折用ラージ品番 ひだり 816608003 みぎ 816609003 3.5mm コーティカルスクリューロッキング品番サイズ 8561350XX 12~60mm(2mm 毎 ) ドリル径 2.7mm T-15 テーパードドライバー使用 3.5mm ロープロファイルコーティカル ( ノンロッキング ) 品番サイズ 10~50mm(2mm 毎 ) 8512350XX 50~70mm(5mm 毎 ) ドリル径 2.5mm 2.2mm スクエアスクリュードライバー使用 単回使用品 製品番号 品名 824150170 3.5mm コーティカルタップ 214227160 2.7mm キャリブレイテッドドリルビット 829516150 1.6mm Kワイヤー (6インチ) 851417960 2.0mm Kワイヤー 829029170 2.5mm ドリルビット 829032170 3.5mm ドリルビット 856301005 2.7mm メジャリングスリーブ 824299102 仮固定ピン 824299103 仮固定ピンロング 販売名 :ALPS フット & アンクルシステム 承認番号 :22600BZX00505000 販売名 :ALPS ディスタルフィブラシステム 承認番号 :22500BZX00429000 販売名 :ALPS 単回使用インスツルメント 認証番号 :226ADBZX00010000 販売名 :ALPS インスツルメント 届出番号 :22B1X00005BT0666 販売名 :Biomet Trauma インスツルメント1 届出番号 :22B1X00005BT0651 532-0003 5 36 7 Tel.06-6150-7020 Fax.06-6150-7021 105-0011 11 1 15 Tel.03-6402-6600 Fax. 03-6402-6620 http://www.zimmerbiomet.com/ja 105-0011 11 1 6 Tel.03-5404-5655 Fax.03-5404-5666 980-0011 2 3 7 K2 7 Tel.022-212-7331 Fax.022-212-7332 140-0012 1 4 3 3 3 Tel.03-5404-5655 Fax.03-5404-5666 Tel.06-6150-7020 Fax.06-6150-7021 2016 Zimmer Biomet G.K. D3076-1(E) 4/2016 A.L.P.S. LC