平成 28 年 12 月 農林水産省 平成 29 年度税制改正主要事項 1. 新規 拡充事項 (1) 生産資材価格の引下げ及び農産物の流通加工構造の改革のための法整備を前提とした次の措置の創設 ( 所得税 法人税 登録免許税 ) 1 同法の認定を受けた事業再編事業者が事業再編計画に記載された機械装置

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与党の平成 29 年度税制改正大綱 ( 平成 28 年 12 月 8 日 ) に記載された事項 森林吸収源対策の財源確保に係る森林環境税 ( 仮称 ) の創設について 第一 平成 29 年度税制改正の基本的考え方 6 森林吸収源対策 2020 年度及び2020 年以降の温室効果ガス削減目標の達成に向

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

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法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

(0830時点)PR版

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

平成23年度税制改正の主要項目

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

PowerPoint プレゼンテーション

(2) 青色申告書を提出する中小企業者等 ( 平成 3 年 4 月 日以後開始する事業年度については 適用除外事業者 ( 注 4) を除く ) が 平成 30 年 4 月 日から平成 33 年 3 月 3 日までの間に開始する各事業年度において 国内雇用者に対して給与等を支給する場合に継続雇用者給与

平成16年版 真島のわかる社労士

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2. 中小企業のための主な優遇制度 注 : 各項目に付記している番号は 関連する参考資料です 番号に対応する資料名などは 5~6 ページに掲載していますのでご参照ください [1] 中小法人等 に適用される主な優遇制度 紙面の都合により ここでは制度の種類と それに関連する参考資料の番号を紹介していま

改正前改正案速報 5. 改正の内容 (1) 研究開発税制の見直し ( 大企業の場合 ) 総額型 上乗せ措置 税額控除額 = 試験研究費の総額 税額控除率 (6%14%: 試験研究費の増減割合に応じて ) 控除上限額 法人税額 25% 高水準型 税額控除額 = 試験研究費の額のうち平均売上金額 10%

スライド 1

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

目 次 < 子ども 子育て > 1 < 健康 医療 > 2 < 医療保険 > 4 < 介護 > 4 < 雇用 > 5 < 年金 > 5 < 生活衛生 > 5 < その他 > 7 * 印を付している項目は他省庁が主管で要望をしている項目

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

平成20年2月

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

102 第 4 章 農業 農地の承継時の特例 資価格は 国税庁 HPの路線価ページから確認できます なお 平成 30 年度税制改正において 対象となる農地の範囲等が改正されました 詳細は 後記 6を参照してください 3 適用要件 (1) 被相続人この特例の対象となる被相続人は 次のいずれかに該当する

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

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収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

4. 土地 住宅用建物に係る不動産取得税の特例の延長土地や住宅に対する投資を促進し 都市や地域の活力を高める観点から 土地及び住宅用建物に係る軽減税率 3%( 本則 4%) 及び宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例 ( 固定資産税評価額の 1/2) の適用期限 ( 平成 27 年 3

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目次 ページ はじめに 奄美群島の税制特例制度 ( 国税 ) の概要 対象となる業種 対象となる設備投資 事業者 設備投資の規模等の要件 他の国税の優遇措置との比較 ( 例 : 過疎税制 ) 奄美群島の税制特例制度 ( 地方税 ) の概要奄美群島税制まとめ

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平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

平成21年度 厚生労働省税制改正要望項目

02_(案の2①)概要資料(不均一)

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

労働基準法が改正されます

Microsoft Word プレスリリース表紙

HPのトップページ更新原稿

農業経営基盤強化準備金~農業者向けQ&A~

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

看護協会等が行う訪問看護事業の非課税化都道府県ナースセンター指定を受けた法人 及び財団法人日本訪問看護振興財団が行う訪問看護事業を非課税とする ( 法人税 事業税 ) 病院 診療所用の建物 附属設備及び医療用機器の耐用年数の短縮 病院 診療所用の建物 附属設備及び医療用機器の耐用年数を短縮する 医療

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#210★祝7500【H30税法対策】「登録免許税ほか」優先暗記30【宅建動画の渋谷会】佐伯竜PDF

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資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

Microsoft Word - 東日本大震災により被害を受けた場合の相続税・贈与税の取扱い

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A&K パートナーズ税理士法人 秋山税理士事務所 秋山総合研究所 1

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二法人税法施行規則第六十一条の三第一号ロ及びハ並びに第二号ロ及びハ並びに第六十一条の五第一号ハ及びヘ並びに第二号ハ及びヘに掲げる勘定科目内訳明細書ホ別表に掲げる明細書 ( 当該明細書に記載されている事項又は記載すべき事項の内訳に係る部分に限る ) 四省令第五条第二項の規定により同項に規定する添付書面


事業用資産の買換え等 用資産を譲渡し あらた 中小企業 適用実積の 8 の場合の課税の特例措 に事業用資産を取得し 割以上が地方関連であ 置の延長 ( 法人税等 ) た場合 譲渡した事業用 り 中小企業の設備投資 29.4~32.3 資産の譲渡益について 等の促進による生産性 80%( 一部 75%

⑷ 納税猶予の打ち切り P. 49 Q. 納税猶予の対象の農地を売却する場合 納税猶予が打ち切られてしまうのですか ⑸ 市町村合併と納税猶予 P. 54 Q.B 町が平成 3 年 1 月 1 日現在特定市であるA 市に合併される場合 旧 B 町の農地等は生産緑地の指定を受けていないと納税猶予の特例は

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

木 造 非 木 造 建 築 承 継 建 築 承 継 併用 その他 , ,473,34 小計 22 1,6 3, ,672,187 専用 3 1, ,332,345 5,332,345 併用 課税標準の特例を適用したあとの額が法第 7

2019年度 文部科学省税制改正の概要

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1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

平成23年度 農林水産省税制改正要望について

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

平成27年度税制改正要望結果について

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研究開発投資にかかる政府目標 安倍政権が 新 3 本の矢 の 1 つとして掲げた 2020 年頃の名目 GDP600 兆円達成 の目標や 日本再興戦略 2016( 閣議決定 ) 等に基づく 今後 5 年間での民間企業の研究開発投資の対 GDP 比 3% 目標の達成には 民間企業の研究開発投資を年平均

Ⅰ 法人関連税制 1 減価償却制度 2 年連続の大改正になった背景 減価償却制度については 平成 19 年度税制改正により 残存価額および償却可能限度額の取扱いが廃止される大改正が行われ 定率法はいわゆる 250% 定率法 と呼ばれる従来にない新しい計算の仕組みが採用されました そして平成 20 年

また 農業の継続意思の証を示したい都市農業者のために 底地所有権の物納制度を創設することによって相続税納税猶予とは別の選択肢を用意する必要がある 3. 養豚経営安定対策事業の負担金の損金算入 ( 法人税 ) 養豚経営安定対策事業において 基金に係る負担金に支出した場合 当該事業年度の所得の金額の計算

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5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

【表紙】

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

3 地域別の業種リストを確認 対象業種の判断は 日本標準産業分類のに基づいて行われます 経営力向上計画の 2 事業分野と事業分野別指針 欄の 事業分野 ( ) が 次ページ以降の7 都府県別の業種リストにおける対象業種 ( ) に該当するかどうかを確認して下さい 経営力向上計画の 事業分野 ( )

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

Microsoft Word 連発1923号 税制改正関連法案について(お知

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

未成年者控除 障害者控除の見直し 未成年者控除 障害者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障害者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 小規模宅地等につ

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

1 設備投資をして生産性を高めたい! ~ 中小企業経営強化税制の創設 ~ ~ 固定資産税特例の拡充 ~ 利用できるのは 法 人 個人事業主 法人税 所得税固定資産税 省力化のため セルフレジ ( 複数台合計で約 1,500 万円 ) を導入したい! 何か使える支援策はないかしら? 経営力を向上させる

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

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平成 28 年 12 月 農林水産省 平成 29 年度税制改正主要事項 1. 新規 拡充事項 (1) 生産資材価格の引下げ及び農産物の流通加工構造の改革のための法整備を前提とした次の措置の創設 ( 所得税 法人税 登録免許税 ) 1 同法の認定を受けた事業再編事業者が事業再編計画に記載された機械装置 建物等を取得した場合の5 年間の割増償却の適用等 2 同法の認定を受けた事業再編事業者が事業再編計画に基づき行う株式会社設立等に係る登録免許税の軽減 (2) 農村地域工業等導入促進法の改正を前提とした譲渡所得の特別控除の適用範囲の拡充 ( 対象業種の拡大等 )( 所得税 ) (3) 協同組合の上部団体への出資に係る受取配当等の益金不算入制度の見直し ( 法人税 ) 2. 延長事項 (1) 農業経営基盤強化準備金制度の 1 年延長 ( 所得税 法人税 ) (2) 農林漁業用 A 重油等に対する石油石炭税 ( 地球温暖化対策のための課税の特例による上乗せ分を含む ) の免税 還付措置の 3 年延長 ( 石油石炭税 )

平成 2 9 年度 税制改正事項 平成 2 8 年 1 2 月 農林水産省

第 1 農業の構造改革の推進 農業経営の安定化 1 生産資材価格の引下げ及び農産物の流通加工構造の改革のための法整備を前提に次の措置を講ずる 1 青色申告書を提出する法人で同法の認定事業再編事業者 ( 仮称 ) であるもの ( 同法の施行の日から平成 31 年 3 月 31 日までの間に認定を受けたものに限る ) が その認定に係る事業再編計画の計画期間内において その事業再編計画に記載された生産性向上設備等 ( 仮称 ) を構成する機械装置 建物及びその付属設備並びに構築物の取得等をして その法人の事業再編促進対策事業 ( 仮称 ) の用に供した場合には これらの減価償却資産について 5 年間 40% ( 建物及びその附属設備並びに構築物については 45% ) の割増償却が適用できることとする ( 所得税 法人税 ) 2 欠損金の繰戻しによる還付の不適用措置について 青色申告書を提出する法人で同法の認定事業再編事業者であるものが 同法の施行の日から平成 3 0 年 3 月 3 1 日までの間に終了する事業年度において 国内にある減価償却資産でその法人の事業再編促進対象事業に供されていたものにつき 認定を受けた事業再編計画に基づいて行った設備廃棄等に係る設備廃棄等欠損金額を適用対象から除外し 繰戻しによる還付請求することができることとする ( 法人税 ) 3 同法に規定する事業再編計画 ( 仮称 ) の認定 ( 同法の施行の日から平成 31 年 3 月 31 日までの間にされたものに限る ) を受けた事業再編促進対象事業者 ( 仮称 ) が その事業再編計画に基づき行う株式会社の設立等に係る登記に対する登録免許税の税率を軽減する措置を講ずる ( 登録免許税 ) ア株式会社の設立又は増資の登記 1,000 分の 3.5( 本則 1,000 分の 7 ) イ合併による株式会社の設立又は増資の登記 1,000 分の 1( 純増部分については 1,000 分の 3.5) ( 本則 1,000 分の 1.5( 純増部分については 1,000 分の 7 ) ウ分割による株式会社の設立又は増資の登記 1,000 分の 5 ( 本則 1,000 分の 7 ) エ法人の設立等の場合における不動産の所有権の移転登記 1,000 分の 16( 本則 1,000 分の 20) オ合併による法人の設立等の場合における不動産の所有権の移転登記 1,000 分の 2 ( 本則 1,000 分の 4 ) カ分割による法人の設立等の場合における不動産の所有権の移転登記 1,000 分の 4 ( 本則 1,000 分の 20) 2 農業経営基盤強化準備金制度 ( 交付金を準備金として積み立てた場合及び同準備金を活用して農用地等を取得した場合の経費算入 ) の適用期限を 1 年延長する ( 所得税 法人税 ) 3 輸入 国産農林漁業用 A 重油に係る石油石炭税 ( 地球温暖化対策のための課税の特例による上乗せ分を含む ) の免税 還付措置の適用期限を 3 年延長する ( 石油石炭税 ) -1-

4 農林漁業用軽油に係る石油石炭税 ( 地球温暖化対策のための課税の特例による上乗せ分 ) の還付措置の適用期限を 3 年延長する ( 石油石炭税 ) 5 肉用牛の売却による農業所得の課税の特例の適用期限を 3 年延長する ( 所得税 法人税 個人住民税 ) 6 利用権設定等促進事業により農用地区域内の農用地等を取得した場合の所有権の移転登記に対する登録免許税の税率の軽減措置について 軽減税率を 1,000 分の 10( 現行 : 1,000 分の 8 ) に引き上げた上 その適用期限を 2 年延長する ( 登録免許税 ) 7 農業経営基盤強化促進法の規定による公告があった農用地利用集積計画に基づき取得する農用地区域内にある土地に係る不動産取得税の課税標準の特例措置 ( 取得価格の 1/3 控除 ) の適用期限を 2 年延長する ( 不動産取得税 ) 8 農業協同組合等が農業近代化資金等の貸付けを受けて取得する農林漁業経営の近代化又は合理化のための共同利用施設に係る不動産取得税の課税標準の特例措置 ( 取得価格のうち貸付金相当分を控除 上限 1/2) の適用期限を 2 年延長する ( 不動産取得税 ) 9 農業信用基金協会 ( 独 ) 農林漁業信用基金及び漁業信用基金協会等が受ける抵当権の設定登記等に対する登録免許税の税率の軽減措置 ( 0.4% 0.15% ) の適用期限を 2 年延長する ( 登録免許税 ) 経産省等 2 省庁共管 10 収入保険制度の導入及び農業災害補償制度の見直しに伴う税制上の所要の措置については 法案を見て措置する ( 複数税目 ) 第 2 農林水産関連産業の振興等 1 試験研究を行った場合の税額控除制度 ( 試験研究税制 ) について 次の措置を講じる ( 所得税 法人税 法人住民税 ) 1 従来の モノ 技術 に加え 第 4 次産業革命型の サービス の開発を支援対象に追加する 2 試験研究費総額に係る控除制度 ( 総額型 ) について研究開発投資の増減に応じて 税額控除率を 6 ~ 14%( 現行 8 ~ 10%) とするとともに 2 年間の時限措置として 控除上限 ( 法人税額の 25%) について試験研究費が平均売上金額の 10% を超える場合 その割合に応じて 0 ~ 10% を上乗せする また 中小企業者等の場合については 現行制度を維持しつつ 2 年間の時限措置として 試験研究費が 5 % を超えて増加した場合に 税額控除率 ( 12~ 17%) 及び控除上限 ( 10%) を上乗せする 3 特別試験研究費の額に係る税額控除制度 ( オープンイノベーション型 ) について 手続要件を企業実務に合わせて緩和する -2-

4 平均売上金額の 10% を超える試験研究費に係る税額控除制度 ( 高水準型 ) について その適用期限を 2 年延長する 経産省等 7 省共管 2 中小企業投資促進税制及び特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度について 次の措置を講ずる ( 所得税 法人税 ) 1 中小企業投資促進税制の上乗せ措置 ( 生産性向上設備等に係る即時償却等 ) について 中小企業経営強化税制として改組し 全ての器具備品及び建物附属設備を対象とする 2 中小企業投資促進税制について 上記 1 のほか 対象資産から器具備品を除外した上 その適用期限を 2 年延長する 3 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度の適用期限を 2 年延長する 4 中小企業投資促進税制 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度及び上記 1 の中小企業経営強化税制の控除税額の上限について これらの制度の税額控除における控除税額の合計で 当期の法人税額の 20% を上限とする所要の整備を行う 経産省等 4 省 ( 3 は 2 省 ) 共管 3 中小企業等経営強化法に規定する認定経営力向上計画に基づき 中小事業者等が取得する一定の機械 装置に係る固定資産税の課税標準の特例措置について 地域 業種を限定した上で その対象に 測定工具及び検査工具 器具 備品並びに建物附属設備のうち 一定のものを加える ( 固定資産税 ) 経産省等 2 省共管 4 協同組合等の各事業年度において その保有する連合会等の普通出資につき支払を受ける配当等の額がある場合には その配当等の額のうち益金の額に算入しない金額は その出資保有割合にかかわらず その配当等の額の 100 分の 50 相当額とする措置を講ずる ( 法人税 ) 金融庁共管 5 退職年金等積立金に対する法人税の課税の停止措置の適用期限を 3 年延長する ( 法人税 法人住民税 ) 厚労省等 6 省庁共管 6 協同組合等の貸倒引当金の特例について 割増率を 10% ( 現行 : 12% ) に引き下げた上 その適用期限を 2 年延長する ( 法人税 ) 経産省等 4 省庁共管 7 中小企業者等に係る軽減税率の特例の適用期限を 2 年延長する ( 法人税 ) 経産省共管 -3-

第 3 農山漁村の活性化 1 農村地域工業等導入促進法の改正を前提に 対象業種の拡大及び対象地域の見直し後も引き続き 実施計画における産業導入地区 ( 仮称 ) 内の一定の土地等を施設の用に供するために譲渡した場合を農地保有の合理化等のために農地等を譲渡した場合の 800 万円特別控除の対象とする ( 所得税 ) 2 振興山村において農林水産物加工施設等を取得した場合の割増償却 ( 機械 装置 24% 建物等 36% ) の適用期限を 2 年延長する ( 所得税 法人税 ) 国交省共管 3 過疎地域において工業用機械等を取得した場合の特別償却 ( 機械 装置 10% 建物等 6% ) について 過疎地域自立促進特別措置法の改正を前提に 対象事業につき 農林水産物等販売業を加えるとともに 情報通信技術利用事業を除外した上で その適用期限を 2 年延長する ( 所得税 法人税 ) 総務省等 2 省共管 4 次の特定地域における工業用機械等を取得した場合の割増償却 ( 機械 装置 32% 建物等 48% ) について その適用期限を 2 年延長する ( 所得税 法人税 ) (1) 半島振興対策実施地域 国交省共管 (2) 離島振興対策実施地域 国交省共管 (3) 奄美群島 国交省共管 5 東日本大震災の津波被災区域を含む地域における土地改良法の規定による換地計画に基づき 事業実施地区外の農業者が取得する創設農用地換地に係る不動産取得税の課税標準の特例措置 ( 取得価格の 1/3 控除 ) の適用期限を 2 年延長する ( 不動産取得税 ) 6 福島再開投資等準備金制度について 福島復興再生特別措置法等の改正を前提に 対象地域に認定特定復興拠点区域復興再生計画 ( 仮称 ) に記載された特定復興拠点区域 ( 仮称 ) を加える ( 所得税 法人税 ) 復興庁等 3 省庁共管 7 熊本地震による被害等からの復旧及び今後の災害への対応の観点から 次の措置を講ずる 1 山林に係る相続税の納税猶予制度について 災害による森林被害のため経営の規模の拡大を行うことが困難である場合には 当初認定起算日等から 15 年 ( 現行 : 10 年 ) を経過する日までに経営の規模の拡大が完了していれば 納税猶予の取消事由に該当しないこととする ( 相続税 ) -4-

2 公的貸付機関等又は銀行等の金融機関が激甚災害の被災者等に対して行う金銭の特別貸付けに係る消費貸借に関する契約書のうち 当該激甚災害の発生した日から 5 年を経過する日までに作成されるものについては 印紙税を課さないこととする ( 印紙税 ) 3 震災等を事由により滅失 損壊した家屋及び償却資産に代わるものとして当該震災等に際し被災者生活再建支援法が適用された市町村の区域内で取得する家屋及び償却資産に係る固定資産税及び都市計画税について 最初の 4 年間 2 分の 1 減額する措置を 震災等が発生した年から 4 年を経過する年の 3 月 31 日までの間に取得したものに限り講ずる ( 固定資産税 都市計画税 ) 内閣府共管 第 4 森林 林業施策の推進 1 山林に係る相続税の納税猶予制度について 次の見直しを行う ( 相続税 ) 1 森林経営計画に定められている区域に存する山林のうち同一の小流域内に存するものの面積が 5 ha 未満である一定の山林を 納税猶予の適用対象に加える 2 猶予期間中に身体障害等のやむを得ない事情により林業経営の継続が困難となったときは 一定の推定相続人に林業経営の全てを委託した場合であっても 納税猶予の継続を認める 3 災害による森林被害のため経営の規模の拡大を行うことが困難である場合には 当初認定起算日等から 15 年 ( 現行 : 10 年 ) を経過する日までに経営の規模の拡大が完了していれば 納税猶予の取消事由に該当しないこととする ( 再掲 ) 2 相続税等の財産評価の適正化のため 実態を踏まえて 杉及びひのきについて 現行評価額を全体的に引き下げるとともに 松について 原則として 標準価額を定めず個別に評価することとする見直しを行う ( 相続税 ) 3 森林法等の一部を改正する法律の施行に伴い 次の措置を講ずる ( 複数税目 ) (1) 森林経営計画の認定基準見直しに伴う措置 (2) 国立研究開発法人森林総合研究所の名称変更等に伴う措置 4 農林漁業用軽油に係る石油石炭税 ( 地球温暖化対策のための課税の特例による上乗せ分 ) の還付措置の適用期限を 3 年延長する ( 石油石炭税 )( 再掲 ) 5 中小企業投資促進税制及び特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度について 次の措置を講ずる ( 所得税 法人税 ) 1 中小企業投資促進税制の上乗せ措置 ( 生産性向上設備等に係る即時償却等 ) について 中小企業経営強化税制として改組し 全ての器具備品及び建物附属設備を対象とする -5-

2 中小企業投資促進税制について 上記 1 のほか 対象資産から器具備品を除外した上 その適用期限を 2 年延長する 3 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度の適用期限を 2 年延長する 4 中小企業投資促進税制 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度及び上記 1 の中小企業経営強化税制の控除税額の上限について これらの制度の税額控除における控除税額の合計で 当期の法人税額の 20% を上限とする所要の整備を行う ( 再掲 ) 経産省等 4 省 ( 3 は 2 省 ) 共管 6 協同組合等の各事業年度において その保有する連合会等の普通出資につき支払を受ける配当等の額がある場合には その配当等の額のうち益金の額に算入しない金額は その出資保有割合にかかわらず その配当等の額の 100 分の 50 相当額とする措置を講ずる ( 法人税 )( 再掲 ) 金融庁共管 7 協同組合等の貸倒引当金の特例について 割増率を 10% ( 現行 : 12% ) に引き下げた上 その適用期限を 2 年延長する ( 法人税 ) ( 再掲 ) 経産省等 4 省庁共管 8 中小企業者等に係る軽減税率の特例の適用期限を 2 年延長する ( 法人税 )( 再掲 ) 経産省共管 9 農業信用基金協会 ( 独 ) 農林漁業信用基金及び漁業信用基金協会等が受ける抵当権の設定登記等に対する登録免許税の税率の軽減措置 ( 0.4% 0.15% ) の適用期限を 2 年延長する ( 登録免許税 ) ( 再掲 ) 経産省等 2 省庁共管 第 5 水産施策の推進 1 輸入 国産農林漁業用 A 重油に係る石油石炭税 ( 地球温暖化対策のための課税の特例による上乗せ分を含む ) の免税 還付措置の適用期限を 3 年延長する ( 石油石炭税 )( 再掲 ) 2 農林漁業用軽油に係る石油石炭税 ( 地球温暖化対策のための課税の特例による上乗せ分 ) の還付措置の適用期限を 3 年延長する ( 石油石炭税 )( 再掲 ) 3 中小企業投資促進税制及び特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度について 次の措置を講ずる ( 所得税 法人税 ) -6-

1 中小企業投資促進税制の上乗せ措置 ( 生産性向上設備等に係る即時償却等 ) について 中小企業経営強化税制として改組し 全ての器具備品及び建物附属設備を対象とする 2 中小企業投資促進税制について 上記 1 のほか 対象資産から器具備品を除外した上 その適用期限を 2 年延長する 3 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度の適用期限を 2 年延長する 4 中小企業投資促進税制 特定中小企業者等が経営改善設備を取得した場合の特別償却又は税額控除制度及び上記 1 の中小企業経営強化税制の控除税額の上限について これらの制度の税額控除における控除税額の合計で 当期の法人税額の 20% を上限とする所要の整備を行う ( 再掲 ) 経産省等 4 省 ( 3 は 2 省 ) 共管 4 協同組合等の各事業年度において その保有する連合会等の普通出資につき支払を受ける配当等の額がある場合には その配当等の額のうち益金の額に算入しない金額は その出資保有割合にかかわらず その配当等の額の 100 分の 50 相当額とする措置を講ずる ( 法人税 )( 再掲 ) 金融庁共管 5 漁業協同組合等が日本政策金融公庫資金等の貸付けを受けて取得する農林漁業経営の近代化又は合理化のための共同利用施設に係る不動産取得税の課税標準の特例措置 ( 取得価格のうち貸付金相当分を控除 上限 1/2) について 対象から一定の資金の貸付けを受けて取得する共同利用施設を除外し 所要の経過措置を講じた上 その適用期限を 2 年延長する ( 不動産取得税 ) 6 協同組合等の貸倒引当金の特例について 割増率を 10% ( 現行 : 12% ) に引き下げた上 その適用期限を 2 年延長する ( 法人税 ) ( 再掲 ) 経産省等 4 省庁共管 7 中小企業者等に係る軽減税率の特例の適用期限を 2 年延長する ( 法人税 )( 再掲 ) 経産省共管 8 農業信用基金協会 ( 独 ) 農林漁業信用基金及び漁業信用基金協会等が受ける抵当権の設定登記等に対する登録免許税の税率の軽減措置 ( 0.4% 0.15% ) の適用期限を 2 年延長する ( 登録免許税 ) ( 再掲 ) 経産省等 2 省庁共管 -7-

[ 税制改正見直し事項 ( 廃止 )] 特定の事業用資産の買換え等の課税の特例措置について 次の見直しを行う ( 所得税 法人税 ) 1 市街化区域又は既成市街地等の内から外への農業用資産の買換え及び農用地区域内にある土地等の買換えは 所要の経過措置を講じた上 適用期限の到来をもって適用対象から除外する 2 船舶から船舶への買換えについて 漁船に係る措置につき 所要の経過措置を講じた上 適用期限の到来をもって適用対象から除外する -8-