放射線検査統合プロファイル Radiology Integration Profile Portable Data for Imaging Import Reconciliation Workflow IHE-J 2010 ベンダワークショップ IHE J 接続検証委員会
放射線検査部門の統合プロファイル PIR Patient Information Reconciliation 患者情報の整合性確保 IRWF Import Reconciliation Workflow 持ち込み画像の整合性確保 SWF Radiology Scheduled Workflow 放射線検査ワークフロー PGP Presentation of Grouped Procedure 複数検査の一括処理 NM Nuclear Medicine Image 核医学画像 CPI Consistent Presentation of Image 画像表示の一貫性確保 PWF Post-Processing Processing Workflow 後処理のワークフロー MAMMO Mammography Image マンモグラフィ画像 ED Evidence Documents エビデンス文書 RWF Reporting Workflow 読影レポートのワークフロー FUS Image Fusion 画像の融合 KIN Key Image Note キー画像ノート ARI Access to Radiology Information 放射線部門情報へのアクセス PDI Portable Data for Imaging 可搬媒体による画像交換 XDS-I XDS for Imaging 画像情報の施設間共有 ATNA Radiology Option 放射線部門の監査証跡とノード認証 CHG Charge Posting 放射線科会計 TCE Teaching File & Clinical Clinical Trial Trial Export ティーチングティーチングファイルと臨床試験 SINR Simple Image & Numeric Report 画像と数値を含む読影レポート 2
可搬媒体による画像交換 Portable Data for Imaging PDI
PDI の目的 可搬媒体を用いて DICOM およびその他のデータを交換する 患者個人の記録のため 部門間や施設間でのデータ交換のため ネットワークの無い場所でのデータ参照のため たとえば手術室など 4
PDI アクタとトランザクション [RAD-47] Distribute Imaging Information on Media Display Web 表示 Portable Media Creator メディア作成 Image Display Report Reader DICOM 画像表示 レポート表示 Print Composer Portable Media Importer 画像のプリント データ取り込み 5
PDI メディア DICOM General Purpose CD-R に準拠 詳細は DICOM 規格書を熟読のこと Web コンテンツを含むことがある ( オプション ) XHTML で記述すること その他の非 DICOM データアプリケーションソフト ( ビューア等 ) を含めることも可能 ( オプション ) ビューアのオートスタートは禁止 6
PDI CDROM の構成 DICOM コンテンツにアクセスするためのエントリーポイント DICOMDIR Directory of DICOM files DICOM ファイルはすべてこの中に入れる Web コンテンツにアクセスするためのエントリーポイント INDEX.HTM README.TXT IHE_PDI Directory of web files Web content (optional) ビューア ソフトなどはここに入れる Other optional content 7
特に注意すべき点 ISO 9660 Level 1 に完全準拠のこと ディレクトリ名は 8 文字以内 ファイル名は 8 文字以内 + 拡張子 3 文字以内 DICOM ファイルは拡張子無し ディレクトリ名 ファイル名に使える文字 英大文字 : A-Z 数字 :0-9: アンダースコア : _ ディレクトリの階層はルートを含め 8 階層まで パケットライトは禁止アプリケーションの自動起動は避ける 8
特に注意すべき点 (2) DICOM コンテンツ DICOM DIR ファイルは ルートディレクトリに存在し メディアに含まれるすべての DICOM ファイルを参照する DICOM ファイルは ルートディレクトリまたは IHE_PDI サブディレクトに存在してはならずならず 一つのサブディレクトリ ( 名前は任意 ) の中に存在しなければならない Explicit Little Endian であること 9
特に注意すべき点 (3) DICOM ファイルのメタ情報 Explicit VR Little Endian で無ければならない ファイルメタ情報バージョン (0002,0001) には 0x00 に続く 0x01 とから構成される 2バイト OB 値を格納する 次のデータ要素を含むこと 媒体保存 SOP クラス UID(0002,0002) 媒体保存 SOP インスタンス UID(0002,0003) グループ長データ要素 (0002,0000) プライベート要素を含んではならない 10
特に注意すべき点 (4) Web コンテンツ Web コンテンツは XHTML ファイルと JPEG 画像 装飾用の GIF ファイルからなる エントリーページである INDEX.HTM は ルートディレクトリに存在し 同じくルートディレクトリに存在する IHE_PDI サブディレクトリ内のすべての Web コンテンツにアクセスできなければならない 11
アクタとして備える機能 Portable Media Importer 媒体上の DICOM データを読み込み 本体内もしくはシステム内に取り込む DICOMDIR で参照される全ての DICOM オブジェクトを提示し選択して取り込めること 取り込む際にデータに含まれる患者情報等を修正できること 媒体上の情報と施設側の情報との整合をとること 施設側の情報の取得方法は IRWF で規定している 12
Import 時のデータ修正 Patient Name Patient ID Patient s Birth Date Patient s Sec Study Instance UID Series Instance UID SOP Instance UID メディア上の属性 Order, Requested Procedure, Scheduled & Performed IDs & UIDs Descriptive performed procedure information 修正内容 ADT の値で置き換える ADT の値で置き換える ADT の値で置き換える ADT の値で置き換え 修正しない 修正しない 修正しない 施設方針で下記を選択 修正しない 施設の値で置き換える 削除する 修正しない 13
製品実装上の推奨機能 Portable Media Creator 媒体がウィルス感染していないことを保証すること 他施設でのウィルス感染の防止 媒体に書き出す DICOM データに規格違反がないかチェックすること 他施設で読めないケースの防止 媒体の中身を明示するラベル表示ができること 患者の取り違え等の防止 14
持ち込み画像の整合性確保 Import Reconciliation Workflow IRWF
IRWF の目的 他施設から持ち込まれた可搬媒体 (CD( フィルムなど ) 内のデータを 時施設のシステムに取り込む際の整合性を確保する インポートの手段は問わない Portable Media Importer フィルムデジタイザ その他 インポート後 患者情報やオーダ関連情報を ( 必要に応じ ) 書き換え 自施設内で運用されるようにする 変更されたオリジナルの情報は保持される 16
IRWF の前提条件 患者情報は その施設内のシステムにあらかじめ登録されていなければならないならない ADT OP OF Patient Demographic Supplier 患者情報が未登録の場合は 適用範囲外 17
IRWF のアクタとトランザクション DSS Order Filler PPS Manager RAD-59. Import PS In Progress Rad-60. Import PS Completed Image Manager Image Archive Patient Demographic Supplier RAD-5. Query Modality Worklist RAD-59. Import PS In Progress Rad-60. Import PS Completed RAD-10. Storage Commitment Importer RAD-61. Imported Object Stored ITI-21. Patient Demographic Query 18
患者情報等の取得 2 種類の患者情報取得方法 Scheduled Import Import のオーダを OF から発行 MWM Unscheduled Import 患者情報を PDS から検索取得 Importer はどちらか一方あるいは両方を実装 19
Scheduled Import オプション DSS Order Filler PPS Manager RAD-59. Import PS In Progress Rad-60. Import PS Completed Image Manager Image Archive Patient Demographic Supplier RAD-5. Query Modality Worklist RAD-59. Import PS In Progress Rad-60. Import PS Completed RAD-10. Storage Commitment Importer RAD-61. Imported Object Stored ITI-21. Patient Demographic Query 20
Unscheduled Import オプション DSS Order Filler PPS Manager RAD-59. Import PS In Progress Rad-60. Import PS Completed Image Manager Image Archive Patient Demographic Supplier RAD-5. Query Modality Worklist RAD-59. Import PS In Progress Rad-60. Import PS Completed RAD-10. Storage Commitment Importer RAD-61. Imported Object Stored ITI-21. Patient Demographic Query 21
IRWF のアクタ Importer DSS/Order Filler Patient Demographic Supplier (ITI) PPS Manager Image Manager/ Image Archive 22
IRWF のトランザクション Query Modality Worklist [RAD-5] Patient Demographic Query [ITI-21] HL7 QBP^22 Imported Object Stored [RAD-61] DICOM C-STOREC Storage Commitment [RAD-10] Import PS In Progress [RAD-59] DICOM MPPS Import PS Completed [RAD-60 DICOM MPPS 23
Query Modality Worklist Import Instruction Code の指定が可能 Import したデータのその後の取扱いを指示 Scheduled Protocol Sequence (0040,0008) 24
Import Object Stored 基本的には DICOM C-STOREC 画像以外のオブジェクトも扱う 属性 (Attribute( Attribute) ) の取扱い TF Vol.II Appendix A.5 を参照のこと Importer が付加すべき属性 Original Attribute Sequence 修正前のオリジナルの情報を保存する Contributing Equipment Sequence Import 作業の内容の記録 詳細は TF Vol. III 4.61.4.1.2 を参照のこと 25
MPPS での例外処理機能 下記の例外処理をサポートすること まちがった MWM を選択 まちがった患者情報を選択 サポートしていない DICOM Composite Object 装置の異常 媒体の異常 26
Billing and Material Management Importer のオプション機能 会計の為の入力媒体の情報を MPPS で返す Billing Procedure Step Sequence Billing Supplies and Device Sequence 27
WWW.IHE-J.ORG 28