教師海外研修 授業実践報告書フォーマット 自分と向き合い これからの生き方を考えよう 氏名 : 大石公美 担当教科 : 英語 学校名 : 高知県立高知南中学校 実践教科 : 総合的な学習の時間 時間数 :2 対象学年 : 中学 2 年人数 :30 名 実施概要 1 単元のテーマ 目標 ( 評価の観点

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4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

いろいろな衣装を知ろう

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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自己紹介をしよう

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Microsoft Word - 社会科

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Taro-【HP用】指導案.jtd

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

<小学校 生活科>

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

ICTを軸にした小中連携

グリーン家の人々

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第○学年 ○○科指導計画

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

国語科学習指導案様式(案)

学習内容援学校教科等 支総合的な 1 水の問題 学習の時間 水の確保が困難な国や地域があることを知り 自分たちの生活と比較し て考える 1 ルワンダの歴史について ルワンダの国についての基本情報とジェノサイドの歴史について簡単に 触れる 1 アフリカは国名ではない ~ルワンダを通して~ (70 分

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

社会科学習指導案

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

20情報【授業】

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

第5学年社会科学習指導案『日本は世界のどこにある?』

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Taro-4年 総合 指導案(最終)

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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社会科学習指導案

============================== < 第 6 章 > 高校生 大学生 社会人の反応 ============================== 本調査研究では 高校生が社会に出ていく上での実効性のある資質 能力の重要性が感じられ また 調査問題そのものについての興味 関

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

4.原稿(資料)

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

Taro-12事例08.jtd

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

解答類型

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

1 2 時限目 ボリビアの子どもたちとつながろう ( 社会 ) 1 子どもの活動の流れ 1 ボリビアについて知る 2 ボリビアの子たちたちへの自己紹介や質問の仕方を調べる 3 ボリビアの子どもたちにプレゼントを作る この時限のねらいボリビアの子どもたちへの自己紹介を考えたり プレゼントを作ったりする

第3学年 総合的な学習の時間 学習指導案

筝で社会に貢献しよう !

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

Transcription:

自分と向き合い これからの生き方を考えよう 氏名 : 大石公美 担当教科 : 英語 学校名 : 高知県立高知南中学校 実践教科 : 総合的な学習の時間 時間数 :2 対象学年 : 中学 2 年人数 :30 名 実施概要 1 単元のテーマ 目標 ( 評価の観点を意識して設定 ): 単元テーマ 自分と向き合い これからの生き方を考えよう 単元目標 パラグアイの生活やそこで生活する人について知り 授業前と授業後の自分の考えを比較し 変化などから 自分自身の価値観や将来について見つめ直し 今後の生き方で必要なことを見出すことができる 2 単元の評価 規準例 ( ア ) 関心 意欲 態度 ( イ ) 思考 判断 表現 ( ウ ) 技能 ( エ ) 知識 理解 自分の人生を構成するのに必要なことや大切なことを見つ め直し 今後の生き方について考えようとしている 授業前と授業後の自分の考えを比較し 自分の人生を構成するために必要なことや大切なことを見つめ直し 今後の生き方について考えている パラグアイの生活やそこで生活する人について理解することができる 3 第 2 学年の総合的な学習の時間では キャリア教育を中心に取り組んでいる 生徒た単元設定の理由ちは 4 月から職業に関する調べ学習を行ったり 10 月には職場体験学習を行ったりして働くことの意義などについて体験的に学習し 自分の将来について考えてきてい 児童 / 生徒観 教材観 指導観 る また 12 月には JICA 四国高知の方による講演も聴講し ヨルダンの少年の 生き方を通して 自分の生き方を考えることができた 生徒の実生活とは少し違う環境 で生活する同年代の子たちのことを知ることで 将来についての考え方に少し変化が見 られた生徒もいた 生徒は多感な時期にあり いろいろな考え方や刺激を受けること で それらを柔軟に受け止め自分の生活や考え方に取り入れることができる 本単元では パラグアイのカテウラ リサイクル オーケストラで活動する少女の話 を通して 生きていく中で自分が大切にしたい価値観などを見つめ直し それをもとに どのような職業選択や生き方をするか考え 自己の生き方に生かしていける態度を育成 する 生徒のパラグアイへの関心や知識 理解を深めたるため 英語の指導事項に合わせて 英語の時間を活用した へ行く前の 7 月に パラグアイの子たちへの手紙 を英語で書いた また 帰国後の授業では パラグアイの子たちからの返事や パラグ アイの文化や様子などを紹介した 本時では 事前に生徒の考えを記述させ 授業を通

して自分の考えの中で変化したことや 変化しなかったことを視覚で捉えられるようにし 自分が生きる上で大切にしている価値を認識させ 自分の生き方を考えられるようにする また 本単元で考えたことを その後のキャリア教育に生かせられるようにする 4 展開計画( 全 2 時間 ) 本時 :2 時間続き時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 テーマ 自分と向き合い これからの生き方を考えよう 1 自分の人生を構成するのに必要だ 大切だと思うものを書く 生徒のワークシート 資料 1 ねらいパラグアイの少女の生き方を知り 自分の生き方を考える 添付資料参照 添付資料参照 2 本時の目標を確認する 3 パラグアイについて知る パラグアイの位置や国旗などについてのクイ ズを行い 生徒の関心意欲を高める アスンシオンの中心街の写真とカテウラ地域の写真を提示し 2 枚の写真からわかることなどを ペアで話し合い 全体で共有する 4 カテウラ リサイクル オーケストラについて 知る カテウラ リサイクル オーケストラの写真を見せ 気づいたことを全体で共有する 実際の演奏ビデオを視聴し さらに気づいたことや 写真で気づいたことの確認を行う ここで 廃材でできた楽器であることを確認 する 2 本時 テーマ 自分と向き合い これからの生き方を考えよう ねらい パラグアイの少女の生き方を知り 自分の生き方を考える 5 カテウラ地区について知る カテウラ リサイクル オーケストラについてのドキュメンタリー動画を視聴し カテウラ地区の人々の生活の様子などを知る 1 パラグアイの少女の生き方を知る 絵本を読み 場面ごとに主人公の心情を考える 個人思考 班活動 全体で考えを共有する 2 少女の話を通して 自分の人生を構成するのに必要だ 大切だと思うものを書く 事前と事後の自分の考えを比較し 変化したことや変化しなかったことを確認し 自分のこれからの生き方について考える 個人思考 班活動 全体で考えを共有する

生徒のワークシート 事前 事後 5 本時の展開 過程時間 導入 (5 分 ) 学習活動指導上の留意点 ( 支援 ) 資料 ( 教材 ) 1 本時の目標の確認をする 自分と向き合い これからの生き方を考えよう 2 前時の振り返りをする カテウラ地区の様子やカテウラ リサイクル オーケストラについ て振り返る 3 絵本の読み聞かせを聞く中 カテウラ音楽学校で撮った写真 パワーポイント : スラ 展開 で 主人公アーダについて考 を見せ 絵本の主人公になった少 イド 14 (35 える 女を紹介し 絵本に興味を持たせ 分 ) ( 絵本 P12) この時の少年た る 絵本 スラムにひびく ちやアーダの不安とはどのよ 絵本を読み書きせる バイオリン うなものだったか また この 絵本は一気に読まず 場面で止 時のアーダたちが 旅行に持 め その都度発問をし その時の 資料 1 っていくものは何だと思う 主人公について考えさせる か について考え 話し合う 生徒たちの話し合い中 観察をし 個人思考 班 全体でシェア っかりと行い ねらいに迫る発言 リング などは全体でシャアリングでき ( 絵本 P26) アーダたちの手 るようにする 荷物はどのようになっている と思いますか について考 え 話し合う

個人思考 班 全体でシェア リング まとめ (10 分 ) 4 自分の人生を構成するのに必要だ / 大切だと思うものを書く 授業前と授業後の自分の考えを比較し 変化したものや変化しなかったものについてその理由や感想を書く 個人思考 班 全体でシェアリング 生徒たちの話し合い中 観察をしっかりと行い ねらいに迫る発言などは全体でシャアリングできるようにする アーダの生き方をもとに 自分にしっかりと返すようにする 資料 1 授業実践の様子 (1 時間目 )2 枚の写真の比較の全体共有 (2 時間目 ) 話し合いの様子 6 本時の振返りこれまでの学習では 生徒は自分の生活圏内で物事を考えることが多かった そのため 職場体験先や就きたい職の候補に挙がる職業も限られており 具体的な考えが及ばない生徒もいた しかし 本時を通して 生徒は将来に対しての考えを高められたと思う また 生徒たちは思った以上に考え いろいろなことを感じることができていた 期待した考え以上のことも考えており 生徒たちに未知の世界と出会わせる機会はとても大事だと改めて感じた 英語の授業でもパラグアイを扱ってきたが 本時では 英語の授業では扱えなかったことを扱って生徒たちに考えてもらうことができ 教科横断で授業実践することができ良かった 7 単元を通した児童生徒の反応/ 変化生徒の感想 アーダさんの住んでいる環境にもし私がいたら 私はずっと下を向いて自信や希望なんて持つことはないと思う それでも趣味が大きく人生を変えるこということに驚いた 私も趣味を持っておいた方がよいのかもと思った

アーダさんの話を聞いて 健康や時間がなくては何もできないので やはり何よりも大切だと思った でも 夢というのは 生きるための希望になるので 大切だと思った 他にも 経験から好きなことを見つけたり 努力から自信をつけたりすることができると思った 僕がもしアーダたちの住んでいる過酷な環境で生活するとしたら 絶対無理だと思い そこから少しだけ持っていくもの ( 人生で必要 / 大切にしたいもの ) が変わった 初め 自分の考えに夢を入れていなかったけど アーダの話を聞いて 自分も目標 ( 夢 ) とするものを持っておくと いい経験がたくさんできると思った 気持ちは 人に対する感謝などの気持ちを持って 何事も取り組んでいきたいと思った 大事なのは人との関わり あらためて夢が大切と思いました 自分も楽器 ( ピアノ ) を弾いていて コンサートもできて 私は本当に恵まれていると思いました 変化したのは 夢 以外全部です お金は必要だけど お金をもらうために夢があるわけではないので 私の中で順位が低い ( 必要最低限でいい ) 最初は 高い収入を必要としていたけど 安定した収入でも良いと思えた 時間を 1 番に必要としていたけど 安定が 1 番になったし 経験もすごく必要だなと思った 今 サッカーをできているのも 親の支えがあってのことだと思うので 親に感謝をしたいと思った これからは自分で進路を決めるので そういうことをしっかりとできる人になりたい 授業後の人生に必要/ 大切なものでは 人のことを思いやるようなものが増えた アーダさんの話を聞いて 共感することがたくさんあったので 成長に必要な心が増えてきました 自分だけでなく 人のことも理解したいという気持ちが強くなりました 授業前では具体的なものが多かったけど 授業後では精神的なものが多くなった 自分にとって心から大切なものが増えた 自分の心を支えるもの 自分が進むための道しるべが必要だと思った 自分を助けてくれる周りの人も 周りの人を助けたいと思える自分の成長も大切だと思った 単元を通し変容した生徒の態度や学習意欲があれば記載下さい 英語の授業では パラグアイの市街の街並みや食などの文化に焦点を当てて授業を行っていたため また違った視点でパラグアイを見て パラグアイのイメージや自分の考えが変わったという生徒がいた また 個人的にインターネットなどで調べる生徒もいた 異文化については 英語の授業や他教科でも触れることがあり 関心 意欲が高い生徒たちだが さらに関心 意欲が上がったように思う 途上国 異文化への意識の変容について記載下さい ( 授業前 ) 途上国などに興味を示すことがなかったり 知る機会もなく そのことに考えが及ばなかったりした生徒が多かった ( 授業後 ) 他の国のことも知りたいという関心 意欲が高まり 青年海外協力隊の活動に興味を示し始めた

8 自己評価 1. 苦労した点 絵本の主人公アーダの立場になって考えられるよう カテウラ地区の様子や カテウラ リサイクル オーケストラでの活動で彼女が変わっていく様子をとらえさせること 自分たちとは違う環境や文化で生活する人たちのことを知り 改めて自分の生活や生き方など 自分自身を振り返らせること 2. 改善点 本単元では 自分自身の生き方について 大事にしたいことを考えさせたが そこだけにとどまらず アーダたちのような環境で生活する人たちのことを知って 同じ地球で生活する以上 自分たちができることはないかと考えられるようにすること 3. 成果が出た点 授業前に設定した期待する生徒の考えに迫ることができた また 期待した以上の考えを持つ生徒もいた 進路について考えが定まっていなかった生徒の中にも アーダの生き方という具体的な例を見て 自分の趣味や行っていることが将来に生かせられるのではないかと考え始めた生徒もいたこと 絵本の話の中で ファビオ チャベス氏の活動に興味を示し 自分も彼のように厳しい環境で生活する人たちに何かできることはないかと考える生徒もでてきたこと 4. 備考 ( 授業者に 他教員にも同じ教材で授業実践を行ってもらわなければならなかったため 教よる自由記述 ) 材作りにはとても悩んだ カテウラ地区の説明などでは ビデオなどの視覚教材を活用し 実際にパラグアイへ行ったことがない教員でも指導しやすい工夫を行った また 経験を話すことは 他教員はできないので 写真から分かることを生徒たちに考えさせるようにし そこで考えたことについて補足説明や情報を与えるようにした しかし この方法の方がより伝えたいことが生徒に伝わり 生徒の思考につながった ではいろいろな経験ができ 出会いもある そのために生徒たちに伝えたいことはたくさんあるが それを一気に授業に詰め込むのではなく 伝えたいことを少数に絞り それをそれぞれの教科に分けて授業を行い そこで伝えることのほうが 生徒たちも何度もパラグアイについて向き合うことができるし それぞれの課題について考えや理解を深めることができる 私自身は 担当教科である英語の授業で パラグアイの文化や人々の生活 街並みを教材に授業を行った また 社会科の教員と情報を共有し 社会科でも地理で南米を扱う際の教材に活用してもらった 情報や画像などはインターネットでも得られるが 現地を訪れて得た情報は やはり言葉も重みも違うので 生徒たちの反応も違う また 生徒たちの疑問にも具体的に答えることができ それにより生徒たちの理解や 考えを深めることができると感じた

添付資料 : 第 1 限目 2 限目 パワーポイント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

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資料 1 ワークシート

参考資料 : Landfill Harmonic - the "Recycled Orchestra" https://www.youtube.com/watch?v=yyborpgsmjg 絵本 スラムにひびくバイオリン 汐文社 スーザン フッド / 作 サリー ワーン コンポート / 絵 中 家多惠子 / 訳