に 変 えられる ここで 問 題 となってくるのが 硝 酸 塩 で 比 較 的 有 害 性 は 低 いにせよ いずれは 溜 ま ることで 生 体 を 死 に 追 いやる 原 因 となるだろう それを 解 決 するには 植 物 による 吸 収 と 嫌 気 性 バ クテリアによる 脱 窒 が 考 えられ



Similar documents
高濃度硫化水素削減のための汚泥脱気装置の開発

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

想 像 思 行 ず 消 毒 擦 む 薄 血 混 じ 滲 み ぶ 痂 ぶ 取 下 薄 来 経 験 沢 山 お 思 健 常 人 間 元 々 備 能 力 中 具 的 何 起 ょ 簡 単 説 明 ず 人 間 負 部 リ ン パ 球 血 小 板 マ ク ロ フ ァ ジ 悪 食 べ 集 死 溶 食 べ 清 浄

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

スライド 1

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

Microsoft Word - 目次.doc

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

18 国立高等専門学校機構

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66


Microsoft Word - A04◆/P doc

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

別紙3

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

●電力自由化推進法案

の と す る (1) 防 犯 カ メ ラ を 購 入 し 設 置 ( 新 設 又 は 増 設 に 限 る ) す る こ と (2) 設 置 す る 防 犯 カ メ ラ は 新 設 又 は 既 設 の 録 画 機 と 接 続 す る こ と た だ し 録 画 機 能 付 防 犯 カ メ ラ は

(3) 冷 却 塔 管 理 の 調 査 現 状 の 冷 却 塔 の 洗 浄 方 法 洗 浄 回 数 薬 注 の 有 無 薬 注 している 場 合 はその 目 的 を 調 べる ま たレジオネラ 属 菌 検 査 の 状 況 およびその 結 果 を 調 べ 記 録 する 22

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

スライド 1

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

第4回税制調査会 総4-1

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

表紙

6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

<4D F736F F D DE096B EF8C7689F E836A E836D815B E C A2E646F63>

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

平成21年9月29日

ニュースリリース

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

第316回取締役会議案

第1回

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

・モニター広告運営事業仕様書

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B38FDA8DD72E747874>

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

Taro-H19退職金(修正版).jtd


(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料

158 高 校 講 座 習 モ 現 ラ 習 モ 距 離 置 示 終 向 据 示 唆 与 取 ょ 第 7576 回 第 :

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

児童扶養手当(大阪府)

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

労働時間と休日は、労働条件のもっとも基本的なものの一つです

(\202g22\214\366\225\\.xls)

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

財政再計算結果_色変更.indd

2. 居 住 用 財 産 を 売 却 し た 場 合 の 特 例 譲 渡 資 産 は 居 住 用 財 産 で す か? 住 宅 取 得 特 別 控 除 の 適 用 を 受 け て い ま せ ん か? 所 有 期 間 が 1 0 年 を 超 え て い ま す か? 居 住 期 間 は 3 0 年

1 はじめに 財 政 の 役 割 資 源 配 分 ( 公 共 財 供 給 ) 所 得 再 分 配 経 済 安 定 化 ( 景 気 調 整 ) 地 方 自 治 体 の 役 割 は 資 源 配 分 ( 公 共 財 の 安 定 供 給 )とされる ( 所 得 再 分 配 や 経 済 安 定 化 は 国 の

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

西関東書式


している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

1

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

PowerPoint プレゼンテーション

退職手当とは

Taro-別紙1 パブコメ質問意見とその回答

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

公表表紙

01.活性化計画(上大久保)

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

< F2D F97CC8EFB8F BE8DD78F9192CA926D>

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

スライド 1

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

3. 外 来 収 支 分 析 表 Ⅲ 3 1は 外 来 部 門 の 診 療 科 別 の 損 益 経 営 指 標 を 表 したものです 外 来 部 門 の 医 業 収 益 は 3 億 32 百 万 円 材 料 費 等 を 差 し 引 いた 第 一 限 界 利 益 額 が2 億 46 百 万 円 直 接

< F2D A C5817A C495B6817A>

<947A957A8E9197BF C E786C73>

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 年 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

我孫子市小規模水道条例

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Transcription:

完 全 放 置 型 アクアリウムを 目 指 して 秋 山 信 泉 優 麻 久 保 徹 郎 小 井 土 大 佐 久 間 憲 久 伏 木 達 哉 1 はじめに 私 たちの 研 究 目 的 は 自 然 における 生 態 系 の 研 究 考 察 そして 自 然 を 人 間 の 手 によって 創 り 出 す ことにある アクアリウムは 元 来 自 然 には 存 在 し 得 なかったものであり それを 作 り 出 すことには 当 然 多 種 多 様 な 問 題 が 発 生 してくる その 様 々な 問 題 を 考 察 し 解 決 方 法 を 見 出 すことこそが 自 然 の 解 析 につながるものと 信 じ 私 たちの 研 究 は 行 われた 2 研 究 内 容 (1) まえがき 1 研 究 目 的 私 たちの 研 究 目 的 は 自 然 を 解 析 模 倣 することにある アクアリウムにおける 自 然 の 模 倣 を 目 指 すとき 自 然 界 では 当 たり 前 に 行 われていることが アクアリウム 内 ではそうはいかない 私 た ちが 目 指 す 最 終 的 な 具 体 的 目 標 としては アクアリウム 内 で 完 全 な 生 態 サイクルを 実 現 し 仮 にそ の 状 態 で 100 年 放 置 していても 生 態 系 が 保 たれることである 究 極 的 に 言 えば 自 然 を 創 造 する こともできるようになるかもしれない また これを 達 成 することで 私 たちの 生 きる 今 現 在 の 姿 を 来 世 に 残 し 過 去 から 学 べる 世 界 を 作 ることによって 未 来 を 明 るくしていくことも 実 現 可 能 ではな いだろうか 自 然 は 今 この 瞬 間 にも 刻 々と 変 容 しており 私 たちは 刻 々と 老 いていくのである しかし この 研 究 は 私 たちがある 意 味 で 永 久 の 命 を 得 ることの 一 端 となるといっても 過 言 ではな い 2 研 究 の 動 機 ⅰ 地 球 は 生 命 を 昔 から 育 み そして 今 現 在 人 間 は 生 きている なぜ 私 たちの 指 は 五 本 あり 口 か らものを 食 べるとまったく 違 うものが 出 てくるのか 太 古 の 生 命 体 を 知 り その 分 化 の 様 子 を 手 がかりに 今 現 在 の 自 然 の 循 環 作 用 を 知 ることで いまや 循 環 作 用 の 一 角 を 担 う 存 在 となってしま った 人 間 の 環 境 への 影 響 を 見 つめ 直 したい ⅱ 小 さな 水 槽 という 世 界 の 中 で 完 全 な 生 態 系 を 作 り 出 すことはほぼ 不 可 能 ではあろうが 一 か ら 生 態 系 を 作 り 出 すことを 考 えていく 中 で 過 去 から 現 在 に 至 る 自 然 と 生 命 の 共 生 の 様 子 を 知 り たい ⅲ 無 換 水 無 給 仕 無 物 理 濾 過 という 一 度 創 ったら 人 間 の 手 を 加 えないという 条 件 の 下 で 水 槽 の 生 態 系 を 維 持 するために 自 然 から 学 び そこから 地 球 環 境 全 体 を 考 えたい (2) 本 論 1 仮 説 当 然 アクアリウムには 生 体 が 欠 かせない そこで その 生 体 のエサとなるもの 酸 素 源 となるも の 糞 を 除 去 するもの の 三 つが 最 低 でも 必 要 だと 思 われる 一 つ 目 の 問 題 は 生 体 を 水 草 やコケ を 主 食 とするものにすれば 水 草 を 植 える 事 で 解 決 する 二 つ 目 の 問 題 は 水 草 を 植 える 事 で 生 体 の 呼 吸 で 発 生 する 二 酸 化 炭 素 を 光 合 成 によって 酸 素 に 変 えることにより 解 決 する 三 つ 目 の 問 題 に ついて 糞 で 問 題 となるのはアンモニアであると 思 われる アンモニアは ニトロソモナス 属 の 好 気 性 バクテリアによって 亜 硝 酸 に 変 えられ ニトロバクター 属 の 好 気 性 バクテリアによって 硝 酸 塩 - 52 -

に 変 えられる ここで 問 題 となってくるのが 硝 酸 塩 で 比 較 的 有 害 性 は 低 いにせよ いずれは 溜 ま ることで 生 体 を 死 に 追 いやる 原 因 となるだろう それを 解 決 するには 植 物 による 吸 収 と 嫌 気 性 バ クテリアによる 脱 窒 が 考 えられる 植 物 による 吸 収 が 手 っ 取 り 早 く 簡 単 だが 限 界 があるように 思 われるし 生 体 と 植 物 の 量 的 なバランスで 植 物 の 比 重 が 大 きすぎるのは 面 白 くない そこで 嫌 気 性 バクテリアによる 分 解 を 考 える 嫌 気 性 バクテリアは 酸 素 の 全 くないような 場 所 でしか 生 きられな いものと 酸 素 があるところでも 生 きられるものがいるが どちらにしても 脱 窒 が 行 われるのは 酸 素 がないところという 条 件 が 必 要 なようである つまり 酸 素 の 少 ない 濾 過 槽 を 作 ることが 必 要 にな る また 嫌 気 性 バクテリアが 生 きるには 特 別 なエサである 炭 素 源 ( 糖 分 )なるものが 必 要 であ る 炭 素 源 の 問 題 を 解 決 するものとして シアノバクテリア( 藍 藻 )というものが 考 えられる シ アノバクテリアは 光 と 二 酸 化 炭 素 から 糖 分 と 酸 素 を 作 り 出 す そして 水 中 に 流 れ 出 た 糖 分 を 炭 素 源 として 嫌 気 性 バクテリアに 脱 窒 作 用 を 起 こさせる さらに 調 べていくうちに シアノバクテ リアも 嫌 気 性 バクテリアと 同 じく 硝 酸 塩 を 変 換 することが 分 かった シアノバクテリアは 硝 酸 塩 の 同 化 アンモニアの 取 り 込 み 異 質 細 胞 (ヘテロシスト)による 窒 素 固 定 を 行 う 事 が 出 来 る ま た 現 在 生 息 しているシアノバクテリアの 多 くは 酸 素 に 対 する 何 らかの 保 護 機 能 を 持 っているの で 嫌 気 的 である 必 要 がない 事 も 利 点 となる つまり 窒 素 の 循 環 サイクルは 好 気 性 バクテリア の 硝 化 作 用 によりアンモニアを 硝 酸 塩 に 変 え シアノバクテリアの 同 化 嫌 気 性 バクテリアの 脱 窒 作 用 によって 出 た 窒 素 をシアノバクテリアが 窒 素 固 定 することによって 硝 酸 塩 がシアノバクテリ ア 内 に 取 り 込 まれ シアノバクテリアの 死 骸 は 有 機 体 窒 素 を 経 てアンモニアとなり また 従 属 栄 養 細 菌 がシアノバクテリアを 取 り 込 み その 従 属 栄 養 細 菌 の 死 骸 が 有 機 体 窒 素 となりアンモニアにな る 硝 化 脱 窒 生 体 糞 好 気 性 バ ク テ リ ア アンモニア ニ ト ロ ソ モ ナ ス 属 亜 硝 酸 ニ ト ロ バ ク タ ー 属 硝 酸 塩 嫌 気 性 バ ク テ リ ア 亜 硝 酸 窒 素 無 酸 素 窒 状 態 素 固 定 糖 分 空 気 中 硝 酸 塩 の 同 化 死 骸 の 出 すアンモニア シアノバクテリア エ サ 従 属 栄 養 細 菌 ここで 問 題 となるのは シアノバクテリアの 中 には 毒 性 を 含 むものもいるということである そ して 増 えすぎる 事 で 赤 潮 や 水 の 華 などの 現 象 が 起 きてしまう また アンモニア 硝 酸 塩 シアノ バクテリア アンモニアというサイクルでは 魚 の 出 すアンモニアも 加 わるので 結 局 アンモニア - 53 -

の 絶 対 量 が 増 えるだけである この 問 題 を 解 決 するには 硝 酸 塩 を 窒 素 ガスとして 空 気 中 に 排 出 す る 嫌 気 性 バクテリアの 力 が 必 要 となるであろう つまりこれらの 問 題 を 解 決 するためには 以 下 のような 3 点 が 課 題 となるだろう 無 害 なシアノバクテリアを 用 意 する シアノバクテリアを 通 さない 半 透 膜 で 水 槽 内 にシアノバクテリアの 進 入 をブロックすると 共 に 毒 性 のないシアノバクテリアのみを 生 物 濾 過 槽 内 で 独 立 し 育 てる 酸 素 を 出 し 糖 の 供 給 源 であるシアノバクテリアと 無 酸 素 状 態 で 脱 窒 し 炭 素 源 として 糖 の 必 要 な 嫌 気 性 バクテリアを 共 存 させ 窒 素 循 環 システムを 確 立 する このような 3 点 を 踏 まえて 次 のような 生 物 濾 過 装 置 を 考 えた まず 第 一 濾 過 水 槽 に 培 養 した 無 害 なシアノバクテリアを 入 れ シアノバクテリアの 大 繁 殖 を 抑 えるために 第 一 濾 過 水 槽 から 出 る ホースに 24A の 半 透 膜 をつける そして 第 二 濾 過 水 槽 では 円 筒 に 30mほどの 長 さのエアチューブ を 巻 きつける その 最 初 の 方 は 好 気 性 バクテリアなどが 酸 素 を 消 費 し 最 後 の 方 は 酸 素 が 無 くなり 嫌 気 性 バクテリアの 住 処 となり 脱 窒 される また シアノバクテリアが 第 二 濾 過 槽 内 で 繁 殖 しな いように 暗 くする その 窒 素 を 含 んだ 水 は 水 槽 に 戻 され 窒 素 が 水 草 の 栄 養 となり さらに 空 気 中 に 排 出 される これらの 濾 過 槽 内 は 密 閉 し 一 個 のポンプで 水 が 流 れるようにする 第 一 濾 過 水 槽 シアノバクテリア 硝 酸 塩 シアノバクテリア 糖 分 の 水 槽 への 侵 入 を 防 ぐ 半 透 膜 酸 素 物 理 濾 過 をしな いための 半 透 膜 長 いチューブの 最 初 の 方 は 好 気 性 細 菌 などが 酸 素 を 消 費 し 最 後 の 方 は 酸 素 が 無 くなり 嫌 気 性 バクテリアの 住 処 となり 脱 窒 される 嫌 気 性 バクテリア 濾 過 槽 窒 素 ポンプ 第 二 濾 過 水 槽 二 酸 化 炭 素 アンモニア 水 槽 亜 硝 酸 硝 酸 塩 酸 素 上 記 の 理 論 に 基 づいて 変 化 の 与 える 影 響 が 即 座 に 現 れる 小 さなビンの 中 での 生 態 系 を 考 えてみ たい 小 さなビンの 中 での 生 態 系 の 安 定 が 望 めるのなら すなわち 大 きな 容 器 の 中 での 生 態 系 の 安 定 はより 簡 単 なはずだからである 小 さなビンの 中 で 環 境 を 安 定 化 するためには 上 記 の 理 論 の - 54 -

嫌 気 性 バクテリアの 配 置 が 問 題 である 嫌 気 性 バクテリアの 生 息 条 件 は 厳 しく また 最 も 効 率 の 良 い 脱 窒 サイクルを 考 え 出 さなくてはならない そこで 私 たちが 考 えた 最 良 の 方 法 は 砂 の 上 層 に は 好 気 性 バクテリアを 下 層 には 嫌 気 性 バクテリアを 生 息 させた 砂 の 中 でバクテリアに 住 み 分 けを させる 方 法 である 嫌 気 性 バクテリアの 生 育 上 の 問 題 は 上 層 に 住 む 好 気 性 バクテリアによって 酸 素 が 消 費 され 下 層 には 酸 素 が 届 かない 状 態 をつくることによって 解 決 する また 炭 素 源 の 問 題 は 砂 の 上 にコケを 敷 き そのコケが 生 産 する 有 機 物 を 従 属 栄 養 生 物 である 嫌 気 性 バクテリアが 得 るこ とによって 解 決 できるであろう 好 気 性 バクテリア コケ 砂 砂 嫌 気 性 バクテリア - 55 -

2 実 験 器 具 薬 品 顕 微 鏡 半 田 ごて 消 耗 品 ( 薬 品 部 品 ) 等 のリスト 水 槽 NS-4M(450 295 300mm ) パッキン 付 ボックス TS-60 パッカー( 角 型 )P-3 ソフトチューブ 4F(10m ) ソフトチューブ 8F(10m ) チューフ ゴネクターS-1(10 個 組 ) チューフ ゴネクターS-3(10 個 組 ) チューフ ゴネクターY-1(10 個 組 ) 広 口 バイオ 瓶 500ml (24 個 入 ) シリコーン RTV KE42T 透 析 用 セロハンチューブ M-5 グルコース 検 出 紙 (25 枚 入 ) 水 温 度 計 真 空 グリース 水 中 ポンプ(E-ROKA ) テトラ テスト 5in1 試 験 紙 テトラ テスト アンモニア 試 薬 NH3/NH4 + ( 淡 水 海 水 兼 用 ) テトラ テスト 溶 存 二 酸 化 炭 素 試 薬 CO2( 淡 水 用 ) みどりくん pk( 水 溶 性 リン 酸 水 溶 性 カリウム) 大 磯 砂 ( 細 目 ) メタノール( 中 村 サイボックス) ハイポネックス 原 液 6-10-5 3 実 験 方 法 解 析 方 法 ここから 書 かれる 実 験 Ⅰ Ⅱ Ⅲはほぼ 同 時 進 行 で 行 われるものとする < 実 験 Ⅰ> ⅰ 水 槽 を 水 水 槽 水 草 水 棲 動 物 のみによって 作 る ここでの 亜 硝 酸 硝 酸 塩 の 濃 度 は ほとんどないと 考 えられる ⅱ 好 気 性 バクテリア(ニトロソモナス 属 )が 水 棲 動 物 の 排 泄 物 に 含 まれる 有 害 なアンモ ニアを 亜 硝 酸 塩 に 分 解 するために 働 き 増 殖 すると 考 えられる 亜 硝 酸 塩 濃 度 は 最 も 高 く 硝 酸 塩 濃 度 はⅰより 増 加 しているだろう ⅲ 好 気 性 バクテリア(ニトロバクター 属 )が ⅱで 得 られた 有 害 な 亜 硝 酸 塩 を 比 較 的 無 害 な 硝 酸 塩 に 分 解 するために 働 いて 増 殖 すると 考 えられる 亜 硝 酸 塩 濃 度 はⅱより 下 がり 硝 酸 塩 濃 度 は 大 きくなっているだろう - 56 -

ところで 同 日 までに ⅳ シアノバクテリア 専 用 濾 過 装 置 と 嫌 気 性 バクテリア 専 用 濾 過 装 置 を 作 る ⅴ 各 々のバクテリアが 生 きていける 状 態 にして 二 つの 専 用 濾 過 装 置 を 完 成 させる 同 日 ⅵ ⅰで 作 った 水 槽 と 二 つの 濾 過 装 置 を 連 結 させる ⅶ ここからは 循 環 がうまく 行 われているのかを 観 察 し 改 良 点 などを 見 出 していく < 実 験 Ⅱ> ⅰ シアノバクテリアを 繁 殖 させるために まず 植 物 プランクトンを 水 槽 内 で 繁 殖 させる 4 週 間 後 ( 実 験 Ⅰのⅲに 合 わせる) ⅱ ここで 植 物 プランクトンは 十 分 に 増 殖 してい ると 考 えられる 同 日 ⅲ 実 験 Ⅰのⅲで 得 られた 硝 酸 塩 濃 度 の 高 い 水 を 用 いて 水 槽 内 の 環 境 を 変 化 させる シアノバ クテリアは 硝 酸 塩 を 同 化 させる 働 きがあるので シアノバクテリアが 増 殖 すると 考 えられる ⅳ 硝 酸 塩 濃 度 がⅲよりも 低 くなれば シアノバクテリアの 繁 殖 が 認 められ 実 験 Ⅰで 作 っ た 濾 過 装 置 に 移 す < 実 験 Ⅲ> ⅰ 嫌 気 性 バクテリアを 繁 殖 させるために 実 験 Ⅱで 作 ったシアノバクテリアの 入 った 水 を 用 いる これは シアノバクテリアがつ くる 糖 が 嫌 気 性 バクテリアの 餌 となるから である ⅱ 嫌 気 性 バクテリアが 増 殖 し 始 めたら 実 験 Ⅱのⅵと 同 時 に 水 槽 と 連 結 させる < 実 験 Ⅳ> ⅰ 実 験 Ⅱのⅳと 実 験 Ⅲのⅱでできたバクテ リア 類 を 顕 微 鏡 で 調 べ そのバクテリアを 分 けて さまざまな 環 境 の 変 化 ( 硝 酸 塩 濃 度 や 生 物 色 素 などの 水 槽 内 で 起 こりうる 環 境 変 化 ) を 与 える ⅱ 生 き 残 ったバクテリアを 顕 微 鏡 で 調 べ その 環 境 に 適 応 するバクテリアとして 結 論 付 け る そしてそれが 水 槽 に 最 適 なバクテリアなら 水 槽 の 一 方 の 濾 過 器 にそのバクテリアを 入 れ 二 つの 水 槽 を 比 較 する - 57 -

< 実 験 Ⅴ> ⅰ ⅱ 嫌 気 性 バクテリアの 脱 窒 効 果 を 検 証 するために 実 験 Ⅲのⅱで 繁 殖 した 嫌 気 性 バクテリア の 寄 生 した 砂 をビンに 入 れ 硝 酸 ナトリウムを 溶 かした 水 を 入 れて 硝 酸 塩 濃 度 亜 硝 酸 塩 濃 度 を 測 定 する メダカの 糞 による 硝 酸 塩 亜 硝 酸 塩 濃 度 の 増 加 を 確 認 するために メダカ 一 匹 と 水 槽 の 好 気 性 バクテリアの 繁 殖 した 砂 を 入 れ 濃 度 変 化 を 調 べる < 実 験 Ⅵ> ⅰ ⅱ ビンの 下 から 順 に 嫌 気 性 バクテリア 好 気 性 バクテリアが 生 息 している 砂 を 入 れて 硝 酸 ナトリウムを 溶 かして 生 物 には 有 害 な 硝 酸 塩 濃 度 を 持 つ 水 で 満 たす(A) それぞれのバクテリ アが 生 息 している 砂 の 割 合 を( 嫌 気 性 : 好 気 性 )=(1:1) (1:2) (1:3 )に 変 えたものを 作 る これと 同 じ 割 合 の 砂 を 入 れたビンをもう 一 つ 作 り 水 槽 の 水 とメダカを 入 れる(B) < 実 験 Ⅶ> 4 (A)の 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 を 調 べる また (B)のメダカが 健 康 に 生 きているか 調 べる 実 験 Ⅵのⅰよりも 好 気 性 バクテリアの 生 息 している 砂 の 量 を 多 くし また 全 体 としても 砂 の 量 を 多 くして 実 験 Ⅵのⅰ ⅱと 同 様 の 実 験 を 行 う 実 験 結 果 < 実 験 Ⅰ> 水 槽 内 の 亜 硝 酸 塩 濃 度 硝 酸 塩 濃 度 ともに 増 加 は 見 られなかった 濾 過 装 置 の 密 閉 性 やポンプ の 排 水 量 の 問 題 で 濾 過 装 置 自 体 は 一 旦 は 完 成 したものの 一 週 間 ほどでポンプの 排 水 が 停 止 し た < 実 験 Ⅱ> 液 体 肥 料 の 水 に 対 する 濃 度 を 変 化 させて 調 べてみた 結 果 コケがよく 繁 殖 したのは 10 滴 /l 程 度 の 濃 度 であった < 実 験 Ⅲ> メタノールの 水 に 対 する 濃 度 を 変 化 させて 調 べてみた 結 果 ビンから 腐 卵 臭 がしたのは 20ml /l 程 度 であった < 実 験 Ⅳ> 実 験 Ⅴのゲル 状 物 質 を 観 察 したところ 動 く 丸 い 物 体 が 見 られた < 実 験 Ⅴ> ⅰの 硝 酸 塩 濃 度 は はじめ 増 加 し 亜 硝 酸 塩 濃 度 も 増 加 した しかし 三 日 目 には 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 ともに 0となった 腐 卵 臭 がしていて ビン 内 部 では 滑 りのある 半 透 明 のゲル 上 の 物 質 が 生 成 していた ⅱは 硝 酸 塩 濃 度 亜 硝 酸 塩 濃 度 ともに 2 週 間 以 上 たっても 増 加 は 見 ら れなかった < 実 験 Ⅵ> メダカはすべて 生 存 していた 硝 酸 塩 濃 度 亜 硝 酸 塩 濃 度 ともに 増 加 し 減 少 はまったく 見 ら れなかった < 実 験 Ⅶ> 5 メダカは( 嫌 気 性 : 好 気 性 )=(1:1) (1:2 )の 場 合 一 日 (1:3)の 場 合 は 二 日 で 死 亡 した 硝 酸 塩 濃 度 亜 硝 酸 塩 濃 度 ともに 減 少 は 見 られなかった 考 察 - 58 -

実 験 Ⅰで 水 槽 内 の 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 ともに 増 加 しなかったのは 生 態 のバランスと 水 量 の 関 係 によると 考 えられる 水 槽 に 対 して 生 体 の 量 が 少 な 過 ぎていたために 生 体 の 出 す 糞 の 量 が 微 量 で 好 気 性 バクテリアの 繁 殖 も 抑 えられてしまったのであろう また 濾 過 層 のポンプの 排 水 量 がとても 少 なく 濾 過 槽 の 密 閉 性 を 高 めることができずに 完 成 できなかった しかし たとえ 濾 過 槽 が 完 成 したとしても 水 槽 内 の 生 体 の 量 が 少 なすぎて 濾 過 装 置 による 完 全 循 環 は 達 成 できな かっただろうし 水 槽 の 水 量 では 変 化 が 微 小 であり 長 期 間 の 実 験 が 必 要 となる 実 験 Ⅱ 及 びⅢから 液 肥 メタノール の 量 が 過 剰 量 の 場 合 には 逆 に 成 長 が 阻 害 されてしまうということがわかった ま ったく 入 っていない 場 合 よりも 多 量 に 入 っている 場 合 のほうがよく 成 長 したが 適 量 が 存 在 するのだということがわかっ た 実 験 Ⅳで 見 られた 丸 い 物 体 は 嫌 気 性 バ クテリアだったかは 判 別 できなかった しかし 嫌 気 状 態 のビンの 中 に 住 んでい たことから 見 て 嫌 気 性 バクテリアの 一 種 だったと 考 えられる 実 験 Ⅴのⅰから 嫌 気 性 バクテリアの 脱 窒 効 果 は 確 かにあるということがわかった また 実 験 Ⅴのⅱで 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 が 増 加 しなかったのは ビンの 水 量 に 対 する 生 体 の 量 が 少 な 過 ぎたためであるか 砂 に 生 息 させた 好 気 性 バクテリアがうまく 育 っていなかったためだと 考 えら れる 実 験 Ⅰで 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 ともに 増 加 しなかったことから 水 槽 内 の 砂 では 好 気 性 バクテリアの 繁 殖 が 不 完 全 であったのであろう その 砂 をビンの 中 に 入 れて 使 ったために 好 気 性 バクテリアの 繁 殖 がはじめから 行 われ 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 が 増 加 しなったのであろう 実 験 Ⅵでは メダカはすべて 生 存 していたものの 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 は 増 加 しなかった このまま 長 期 間 放 置 していたとしたら 硝 酸 塩 濃 度 が 増 えてメダカが 死 に 至 るだろう なぜ 脱 窒 が 行 われなかったかというと 好 気 性 バクテリアの 酸 素 消 費 量 が 少 なく 下 層 にいる 嫌 気 性 バクテリ アにまで 酸 素 が 届 いてしまい 嫌 気 状 態 とならなかったため 脱 窒 が 行 われなかったのだと 考 えられ る そこで 実 験 Ⅶとして 上 層 の 好 気 性 バクテリアの 量 を 増 やして 実 験 してみた 実 験 Ⅶでは メダカが 全 部 死 んでしまった これは 実 験 Ⅵと 比 較 して 嫌 気 性 バクテリアの 量 が 多 かったからだと 考 えられる 嫌 気 性 バクテリアのビンからは 腐 卵 臭 がしたことからバクテリアの 働 きにより 硫 化 水 素 が 発 生 していたのであろう また 硝 酸 塩 濃 度 と 亜 硝 酸 塩 濃 度 の 増 加 は 見 られ なかった これは まだ 実 験 を 開 始 してから 日 が 経 っていないためであるか 実 験 Ⅵ Ⅶともに 好 気 性 バクテリアとして 水 槽 の 砂 を 使 ったために 好 気 性 バクテリアが 未 繁 殖 であったとも 考 えられる しかし 好 気 性 バクテリアが 未 繁 殖 であったとしても 実 験 Ⅴのⅰからして 脱 窒 は 行 われるはずで ある つまり 次 の 三 つの 場 合 が 考 えられる 一 つ 目 は 好 気 性 バクテリアと 嫌 気 性 バクテリアを 層 状 に 重 ねたためにバクテリアの 住 み 分 けがうまくいかず 嫌 気 性 バクテリアが 死 滅 してしまった 場 合 である 二 つ 目 は 嫌 気 性 バクテリアと 水 槽 の 水 との 間 に 好 気 性 バクテリアを 挟 んでしまったた めに 水 槽 の 水 の 硝 酸 塩 が 嫌 気 性 バクテリアまで 届 かなかったため 脱 窒 が 行 われなかったという 場 合 である だが 自 然 界 では この 実 験 と 同 じような 構 造 をしているのである ということは 私 た ちが 作 ったビンのバクテリアのバランスが 悪 かったのであろう 最 後 に 嫌 気 性 の 生 存 条 件 である - 59 -

炭 素 源 が 存 在 しなかったという 事 も 考 えられる 炭 素 源 としてのメタノール 量 が 不 足 していたため に 脱 窒 作 用 が 行 われなかったという 事 もあるが 実 験 Ⅴのⅰの 結 果 を 見 ると 炭 素 源 不 足 ということ はなかっただろう 6 今 後 の 課 題 水 槽 の 数 を 増 やし 生 体 の 量 を 変 えて 水 槽 と 生 体 の 量 的 バランスを 考 えることである 今 回 の 実 験 では 水 槽 内 の 好 気 性 バクテリアの 繁 殖 が 不 完 全 であったことが 失 敗 の 原 因 であったとも 考 えられるので 好 気 性 バクテリアをしっかり 生 育 し 再 調 査 を 行 いたい 本 研 究 において 濾 過 槽 の 完 成 は 大 前 提 であるのに 製 作 に 時 間 を 掛 けすぎてしまった 濾 過 槽 を しっかりと 完 成 させ 長 期 間 濾 過 装 置 を 運 転 させる 事 で 自 然 とバクテリアの 住 み 分 けが 行 われ ていくということを 調 べたい 本 研 究 では 窒 素 循 環 に 目 を 向 けて 調 査 を 行 ったが 自 然 界 は 当 然 窒 素 だけで 成 り 立 っているわ けではなく 主 なものとしてはリン 酸 カリウム 酸 素 二 酸 化 炭 素 など 様 々な 物 質 が 複 雑 に 組 み 合 わさって 成 り 立 っているものだと 考 えられるので 他 の 物 質 についての 循 環 作 用 相 互 の 関 係 を 考 えて 研 究 したい 好 気 性 バクテリアと 嫌 気 性 バクテリアの 相 互 の 共 存 関 係 を 研 究 したが 今 回 はどうにも 上 手 くい かなかったので 上 手 くバクテリアの 共 存 関 係 を 保 てる 方 法 を 考 えたい 生 体 の 出 す 有 害 物 質 の 量 と バクテリアによる 分 解 量 を 考 察 し 計 算 によってバランスを 保 つ 方 法 を 考 案 したい 嫌 気 性 バクテリアは 今 回 嫌 気 状 態 が 作 れなかったために 上 手 く 作 用 できなかったものと 考 えら れるが 嫌 気 性 バクテリアの 脱 窒 作 用 を 行 うもう 一 つの 条 件 である 炭 素 源 の 面 から 嫌 気 性 バク テリアの 生 存 のアプローチを 行 いたい コケによる 炭 素 源 の 供 給 について 前 述 の 通 り 仮 説 を 立 て たが 時 間 が 足 りなかったために 実 験 できなかったので 今 後 研 究 したいところである (3)むすび 今 回 の 研 究 を 通 して 自 然 界 の 生 態 系 を 解 明 する 事 がこれほどにも 難 しい 事 であるかを 思 い 知 ら された 私 たちの 研 究 は 3ヶ 月 間 という 時 間 を 費 やしたにもかかわらず 自 然 環 境 の 片 鱗 さえも 解 明 する 事 は 出 来 なかったと 思 う しかし 自 然 がいかに 絶 妙 なバランスで 成 り 立 っており 人 の 手 で 創 り 出 すことは 到 底 及 ばないという 事 が 痛 いほどわかった また 現 在 この 自 然 の 絶 妙 なバラン スを 人 間 が 破 壊 しつつあるという 事 も 事 実 であり かつては 自 然 の 一 部 であった 人 間 が 自 然 から 離 脱 しようとして 自 らの 破 滅 を 導 いていると 思 われる この 研 究 で 学 んだ 自 然 の 偉 大 さを 噛 み 締 め て 明 るい 未 来 を 目 指 していきたい (4) 謝 辞 本 研 究 は 諏 訪 先 生 や 前 田 先 生 毒 島 先 生 を 始 め 様 々なインターネット 上 のサイトの 皆 々 様 にも 支 えられて 多 くの 助 言 や 手 助 けを 頂 き 行 われた 上 記 の 皆 様 に 大 変 感 謝 する 次 第 である 3 参 考 文 献 アドレス 水 草 真 髄 http://www.aquagarden.co.jp/sinzui/suisitu.ht SERA Japan http://www.serajapan.com/manual/manual4/manu 濾 過 について 考 える http://www.where -i.com/ ~ktokita/aquaroka.html イオン 交 換 システム http://www.yano -system.com/system1.htm 嫌 気 性 濾 過 だ! http://www.mars.dti.ne.jp/%7egec/denit.htm - 60 -

好 気 性 生 物 変 換 と http://www33.ocn.ne.jp/ ~mizuho_h/chem/chem3-1.html 酸 素 が 作 られた http://www.est.hi -ho.ne.jp/siawasesan/kokoro/rekisi 真 性 細 菌 -infogogo.com - 無 料 の 辞 書 百 科 事 典 http://www.infogogo.com/%e7%9c%9f%e6%ad%a3%e7%b html 水 質 浄 化 の 仕 組 み http://alk147.fc2web.com/jyouka.html 生 命 の 歴 史 6バクテリアの 世 http://www.passepied.net/life/histor 猫 にはつらい 濾 過 のお 話 http://clown -loach.com/wb/roka_k.html バクテリアについて http://www.prince.ne.jp/ ~kurotan/subsangos3.html 水 槽 のこと http://yamada.cside.com/small/tank/t00051.ht - 61 -