アメリカにおけるIRの 組 織 運 営 人 材 育 成 確 保 の 傾 向 柳 浦 猛 コンサルタント ポストセカンダリーアナリティクス www.postsecondaryanalytics.com Takeshi.yanagiura@postsecondaryanalytics.com
自 己 紹 介 IR 関 連 の 経 歴 コンサルタント, Postsecondary Analytics, LLC (2013 現 在 ) IR 分 析 官, Univ. of the District of Columbia Community College (2011-12) IR 部 研 究 部 長, Tennessee Higher Education Commission (2007-2011) 分 析 官, State Higher Education Executive Officers (2005-2007) IRインターン, Minneapolis Community and Technical College (2003-2005)
ポストセカンダリーアナリティクスとは? アメリカ フロリダ 州 に 本 拠 を 置 いた 高 等 教 育 のエビデンス ベース 経 営 の 促 進 に 特 化 したコンサルティング 会 社 (URL: www.postsecondaryanalytics.com) 主 なクライアント: 財 団 州 政 府 大 学 ( 私 立 州 立 ともに) 主 なサービス 中 長 期 戦 略 策 定 支 援 データ 分 析 プログラム 評 価 支 援 IR 立 ち 上 げ 支 援 IR 人 材 育 成 支 援 講 演
目 的 IRの 定 義 確 認 なぜ 日 本 とアメリカではIRの 展 開 が 異 なるのか? IRの 人 材 育 成 確 保 大 学 内 のIR の 位 置 づ け ミッション 日 本 の 文 脈 ではどのような 運 営 が 望 ましいか? どのような 人 材 が 必 要 とされ どのように 確 保 育 成 していく べきか? IRの 組 織 運 営 IRを 機 能 させるための 注 意 点
IRの 定 義 IRの 目 的 サポートする 意 思 決 定 例
IRとは? 学 内 シンクタンク? 学 内 コンサルティング? Institutional research is research conducted within an institution of higher education to provide information which supports institutional planning, policy formation and decision making (Saupe, 1990) From The Functions of Institutional Research 2nd Edition ( 訳 : Institutional research とは 大 学 の 戦 略 政 策 策 定 および 意 思 決 定 をサポートする 情 報 を 提 供 することを 目 的 として 大 学 内 で 行 われる 研 究 のことをさす)
IRが 支 援 することのできる 意 思 決 定 例 学 生 リクルート 戦 略 現 在 の 学 生 獲 得 活 動 は 効 率 的 に 行 われているのか? 奨 学 金 戦 略 奨 学 金 によってどこまで 入 学 者 数 を 増 やすことができているのか? リメディアル 教 育 リメディアル 教 育 を 受 けた 学 生 は 学 力 を 向 上 させることができたのか? リメディアル 教 育 にどのくらいの 費 用 が 投 入 されているのか? 大 学 予 算 1 単 位 当 たり どのくらいの 費 用 ( 直 接 間 接 費 用 含 め)が 投 入 されているのか? 学 部 学 科 間 の 差 はどれく らいあるのか? 現 在 の 費 用 構 造 はどこまで 大 学 のミッションを 反 映 しているのか? 将 来 の 学 生 数 はどのように 変 化 することが 予 測 され それによって 学 費 収 入 はどのように 変 化 するか? エンロールマネジメント 中 途 退 学 者 留 年 者 に 共 通 する 傾 向 はあるのか? 就 職 支 援 就 職 を 勝 ち 取 った 学 生 とそうでない 学 生 にはどのような 差 が 見 られるのか?
大 学 組 織 におけるIRの 位 置 づけ ミッション なぜ 日 本 のIRはアメリカと 異 なる 展 開 になるのか?
IRを 設 置 する 際 の 注 意 点 IRはアメリカの 大 学 の 組 織 構 造 にフィットするようにできている 日 米 の 大 学 組 織 構 造 の 違 いを 理 解 する 必 要 がある 木 (IR)を 見 て 森 ( 大 学 組 織 )を 見 ない のではなく 両 方 を 理 解 すること 自 学 の 意 思 決 定 メカニズムを 理 解 すること どの 分 野 で 誰 の 意 思 決 定 を どのように 支 援 するのか? IRに 求 められている 役 割 と 自 らの 置 かれている 環 境 を 理 解 して 現 実 的 な 中 長 期 の 展 望 を 立 てる
アメリカの 大 学 組 織 運 営 理 念 : 共 同 経 営 モデル(Shared Governance) 3 者 がそれぞれ 異 なる 役 割 を 担 う 理 事 会 大 学 のオーナー 学 長 の 任 罷 免 権 がある 日 々の 運 営 を 学 長 に 一 任 する 重 要 な 案 件 のみ 意 思 決 定 を 行 う 学 長 組 閣 を 行 う ( 執 行 部 ) 予 算 案 を 提 出 する 随 時 運 営 状 況 を 理 事 会 に 報 告 多 くの 案 件 の 最 終 決 定 件 は 学 長 に 属 する 教 授 会 カリキュラム 教 育 方 法 教 員 採 用 を 担 う 学 長 や 理 事 会 に 諮 問 機 関 として 提 言 をす ることはできるが 教 授 会 の 決 定 事 項 に 拘 束 力 はない 理 事 会 の 一 人 として 教 員 の 代 表 が 参 加 する 大 学 もある 学 長 理 事 会 教 授 会
アメリカの 一 般 的 な 大 学 組 織 の 特 徴 大 学 のオーナーは 理 事 会 である 理 事 会 が 学 長 を 任 命 し 学 長 以 下 の 任 命 権 が 学 長 に 属 す 理 事 会 は 多 数 決 が 原 則 学 長 以 下 ヒエラルキーが 徹 底 している 学 長 は 独 断 で 決 定 することができる 唯 一 の 例 外 は 教 授 会 だが 決 定 権 はも たない (Shared Governance) 教 授 会 は 役 職 のない 教 員 が 形 成 し 理 事 会 議 にも 参 加 する 諮 問 機 関 的 な 役 割 を 果 たす 日 米 の 大 きな 違 いは1) 理 事 会 の 位 置 づ け 2) 教 授 会 の 位 置 づけ( 来 年 度 から 法 的 には 米 国 と 似 た 形 になる) 3) 学 長 を 頂 点 にした 組 織 ヒエラルキー EM 担 当 副 学 長 入 試 課 学 生 課 就 職 課 国 際 課 アドミニストレーター 理 事 会 学 長 CIO CFO プロボスト 学 部 長 1 学 科 長 1 学 科 長 2 教 授 会 学 部 長 2 学 部 長 3 IR その 他
日 本 の 大 学 におけるIR 執 行 部 教 員 の 関 係 パワーバランス: 執 行 部 < 教 員 日 本 のIRは 政 治 的 に 米 国 ほど 守 られていない 学 校 教 育 法 改 正 は 執 行 部 の 権 限 を 強 くする 可 能 性 あり ただし 権 限 がいびつな 形 で 強 くなる 可 能 性 もあるため IR 担 当 者 は 政 治 的 中 立 性 を 失 わないように 注 意 する 執 行 部 教 員
日 本 でIRが 機 能 しづらい 理 由 アメリカ 意 思 決 定 者 が 比 較 的 明 確 通 常 意 思 決 定 者 を 特 定 できる ( 学 長 プロボスト 副 学 長 等 ) 意 思 決 定 プロセスが 比 較 的 わ かりやすい 情 報 を 提 供 するタイミング 提 供 先 の 顔 が 見 える 日 本 最 終 責 任 の 所 在 が 曖 昧 集 団 の 合 意 に 基 づく 経 営 モデル 大 学 全 組 織 ( 職 員 教 員 含 め)に 対 して 絶 対 的 な 権 限 を 持 つ 個 人 がいない 意 思 決 定 プロセスが 明 確 でない 情 報 を 提 供 するタイミング 提 供 先 の 顔 が 見 えない
IRの 設 置 運 営
IR 設 置 の 初 期 段 階 で 行 うこと IR 自 体 のキャパシティ 分 析 開 発 ミッション 設 定 他 部 局 との 折 衝 ( 入 試 就 職 人 事 教 務 など) どの 部 局 にどのデータが 存 在 するか 理 解 する 各 部 局 がどのようなデータを 欲 しているかを 理 解 する 各 部 局 が 発 表 してきた 統 計 データの 定 義 確 認 データシェアに 関 する 合 意 形 成 IT 担 当 者 との 折 衝 ウェブ 担 当 者 データベース 担 当 者 人 材 配 置 採 用 長 期 スケジュール 目 標 設 定 (いつまでに 何 を 行 うか) データ 辞 書 の 作 成 学 内 データ 整 理
初 期 段 階 のIRのゴール 大 学 のデータに 関 して 誰 よりも 詳 しい 存 在 になること データのことならIRに 聞 くべきだ という 既 成 事 実 を 作 り 上 げる 大 学 内 ポリティックスからできる 限 り 距 離 を 置 くこと データの 拡 大 解 釈 をしない 結 論 ありきの 分 析 をしない 大 学 ファクトブックの 作 成 執 行 部 教 員 が 必 要 だと 思 われるデータをできるだけ 網 羅 した 統 計 データ 集 の 発 行 大 学 のデータに 関 して すべて 文 書 化 すること できるだけ 細 かく 記 録 する 大 学 のデータに 関 する 知 識 を 文 書 化 しておかなければ 自 分 が 他 の 職 場 へ 移 った 際 に それまでの 情 報 もなくなるという 事 態 に 陥 りかねない 文 書 化 の 例 : 1. どのデータがどの 部 局 で 保 管 され どのような 定 義 で 何 年 から 収 集 されているか? 2. 各 統 計 データは どのように 定 義 され どのような 計 算 式 を 用 いて どのデータを 用 いて どの 部 局 の 誰 が 作 成 したのか?
IRの 長 期 展 望 組 織 運 営 に 与 え る 価 値 予 測 ( 何 が 起 こるの か?) 測 定 ( 何 が 起 こっている のか?) 分 析 (なぜそうなった のか?) 報 告 ( 何 が 起 こったか?)
現 在 の 日 本 のIRの 課 題 データ 分 析 を 行 う 環 境 が 整 っていないままIRを 立 ち 上 げている データ 分 析 が 仕 事 にもかかわらず 分 析 するデータや 分 析 のベースとなる 基 礎 デー タがない 報 告 業 務 すらままならない 状 態 IRに 対 する 組 織 的 な 支 援 が 不 十 分 執 行 部 関 係 者 のサポートは 必 要 不 可 欠 学 内 に 乱 立 するデータベース それぞれが 連 結 されていない 各 部 局 がデータベースを 保 持 していて 部 局 外 にデータをシェアしない IRに 対 する 過 度 な 期 待 IRの 役 割 は 課 題 を 明 らかにすることであって 解 決 することではない 19
現 在 のデータ 環 境 一 般 的 な 例 学 生 課 問 題 : 1.データ 漏 洩 ポイン トが 無 数 に 存 在 する 人 事 2.データ 分 析 を 行 っ ても 定 義 にばらつきが 生 じるため 学 内 に 情 報 は 蓄 積 されていか ない 3.タイムリーな 分 析 ができない 入 試 4. 探 索 的 な 分 析 がで きない 学 務 学 納 金 20
IRがもし 明 日 設 置 されたら 人 事 学 生 課 Institutional Research 入 試 学 務 学 納 金 問 題 :1.タイムリーな 分 析 ができない 2. 探 索 的 な 分 析 ができない 21
ステップ1 人 事 学 生 課 ODBC Institutional Research ODBC ODBC ODBC 入 試 ODBC 学 務 学 納 金 1.IRに 全 てのデータベースのアクセス 権 の 許 可 2.IRをデータ 管 理 の 責 任 者 にす る データリクエスト 先 をIRにする 3. 探 索 検 索 を 行 う 22
ステップ2 Institutional Research ODBC 大 学 データベース ( 学 務 入 試 人 事 奨 学 金 学 費 納 入 経 理 ) データウェアハウスを 構 築 し IRにアクセスさせる 23
IRの 人 材 育 成 採 用 IRのヒエラルキー 役 割 必 要 なスキル
IR 内 のヒエラルキー ( 米 国 ) 基 本 的 に3 段 階 平 均 のIR 部 署 のサイズは2-5 人 が 一 般 的 大 学 組 織 が 複 雑 なほどIR 部 署 の 人 員 は 増 える 傾 向 にある 部 長 (Director) 副 部 長 / 上 級 分 析 官 (Assistant Director/Senior Research Analyst) 分 析 官 (IR Analyst)
IRの 役 割 ( 米 国 ) Directorは 分 析 作 業 よりも 組 織 内 調 整 に 時 間 を 費 やすことが 多 い Directorがビジョンを 設 定 し 実 際 の 創 造 的 な 分 析 作 業 に 携 わ るのはAssistant Director/Senior Research Analystなど IR Analyst はすでにフォーマット が 決 まっている 仕 事 などを 粛 々 とこなすケースが 多 い 部 長 ビジョン 設 定 調 整 役 IR 部 門 マネジメント 副 部 長 / 上 級 分 析 官 分 析 予 測 評 価 分 析 官 指 導 育 成 分 析 官 報 告 書 作 成 データ 要 求 対 応 その 他 ルーティン 的 な 分 析 作 業
IRの 採 用 基 準 ( 米 国 ) IR 部 長 (Director)は 博 士 号 保 持 者 が 多 い IR 副 部 長 上 級 アナリストは 修 士 号 以 上 分 析 官 は 学 部 卒 もしくは 修 士 号 保 持 者 が 一 般 的 部 長 博 士 号 (もしくは 修 士 号 で 長 年 の 経 験 ) 5-1 0 年 の 実 務 経 験 統 計 スキル エクセル SQL 副 部 長 / 上 級 分 析 官 修 士 号 3-5 年 の 実 務 経 験 統 計 スキル エクセル SQL 分 析 官 修 士 号 もしくは 学 部 卒 1-2 年 の 実 務 経 験 (インターンも 含 む) 基 礎 統 計 スキル (SPSS,SAS, STATA, Rなど) エクセル SQL ( 必 須 ではない)
アメリカでIRはどのように 採 用 されるか? IRにターゲットを 絞 った 求 人 ウェブサイト( 無 料 ) Association for Institutional Research (http://www.airweb.org/careers/pages/default.aspx) 高 等 教 育 情 報 誌 の 求 人 広 告 ( 有 料 ) Chronicle of Higher Education (www.chronicle.com) Inside Higher Ed (www.insidehighered.com) その 他 (コネクション Linkedin インターンシップ 等 )
日 本 のIRに 必 要 な 人 材 日 本 の 大 学 で 求 められるIRディレクターのスキルはアメリカのIRと 若 干 異 なる アメリカよりも 政 治 的 に 守 られていない 位 置 にいる 執 行 部 の 視 点 を 持 ちつつ 教 員 と 対 応 できること コミュニケーション 能 力 (データを 情 報 に 変 換 する 能 力 ) バランス 能 力 ( 中 立 性 を 保 つバランス 能 力 執 行 部 の 一 部 とレッテルを 張 られないようにす ること ) IRの 役 割 に 対 する 明 確 なビジョン これらに 加 えて 長 年 の 分 析 作 業 経 験 があることが 理 想 キーパーソンは 中 級 レベル( 副 部 長 上 級 分 析 官 )のIR 分 析 官 IRのビジョンを 現 実 化 する 分 析 能 力 にたけていること 創 造 的 な 作 業 にできるだけ 従 事 させたい エントリーレベルのIRの 確 保 は 不 可 欠 さまざなルーティンワークをこなす ルーティンワークの 上 に 創 造 的 な 作 業 が 成 立 する
日 本 のIRの 課 題 : 中 級 レベルのIRをどう 発 掘 育 成 するか? 中 級 レベルのIRの 確 保 が 鍵 中 級 レベルのIRをゼロからOJTで 育 成 するのは 不 可 能 に 近 い 修 士 号 保 持 者 で 大 学 院 レベルの 統 計 を 学 んだ 事 がある 人 が 望 ましい 統 計 を 実 際 に 使 用 したことがある 人 ( 教 育 の 分 野 が 望 ましいが 必 須 ではな い) ディレクターが 大 学 の 文 脈 や 教 育 の 視 点 などを 教 授 する 必 要 はある( 短 期 で 修 得 は 不 可 能 ではない) 高 等 教 育 内 外 から 広 く 人 材 を 集 められる 人 事 制 度 が 不 可 欠 任 期 付 きの 採 用 では 人 は 集 まりづらい 給 与 システムの 見 直 し
日 本 のIRの 課 題 :エントリーレベルのIRをどう 発 掘 育 成 するか? エントリーレベルのIR 比 較 的 短 期 間 のOJTで 育 成 は 可 能 基 本 的 なスキルは 個 人 がインターネット 上 や 書 籍 などを 通 して 学 ぶことは 可 能 中 級 レベルのIRが 指 導 していくのが 現 実 的
IR 関 連 スキル 具 体 例 スキル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 統 計 (ソフト ウェア: SPSS,SAS,STAT A,Rなど) エクセル SQL データプレゼ ン 能 力 信 頼 区 間 検 定 パワー 図 表 作 成 アクセス クエリ パワー ポイント 分 散 分 析 相 関 分 析 記 述 統 計 関 連 関 数 (If, stdev, median 等 ) アクセス レポート ダッシュボー ド ソフトウェ ア(タブロー 等 ) 回 帰 系 分 析 ( 重 ロジス ティック ポア ソン 等 ) 因 子 分 析 等 ピボット テーブル SQLコード ( 初 級 ) プログラミング 言 語 (JAVA,HTML5 C + 等 ) 例 : 準 実 験 デザイン 等 マクロ フォーム SQLコード ( 中 級 ) エントリーレベルのスキル 中 級 レベルのスキル 上 級 レベルのスキル 例 : 階 層 的 線 形 モデル 共 分 散 構 造 分 析 など その 他 ( 例 : ゴールシーク その 他 関 数 ) SQLコード ( 上 級 )
IR 採 用 スキルまとめ IR 部 長 は 教 員 から 選 ぶ のが 現 実 的 ( 必 須 では ない) 副 部 長 上 級 分 析 官 は 大 学 院 卒 が 望 ましい エントリーレベルは 自 前 で 育 てることは 可 能 ビジョン 政 治 力 リーダーシップ 分 析 能 力 創 造 力 やる 気 学 習 能 力 部 長 副 部 長 / 上 級 分 析 官 エントリー レベルIR 必 要 とされる 資 質
IRの 今 後 の 方 向 性 を 志 向 する
アメリカにおけるIRの 今 後 の 動 向 情 報 管 理 システムの 変 化 ( 中 央 集 権 型 からの 移 行 ) データベースの 進 化 各 部 署 がIT/IRから 独 立 各 部 門 の 情 報 収 集 分 析 能 力 の 発 達 データ 情 報 管 理 のリーダーシップの 重 要 性 IRはもはや 統 計 に 長 けた 研 究 者 だけでは 勤 まらない データガバナンスに 精 通 し 問 題 解 決 能 力 のある リーダーシッ プ 能 力 のある 人 物 が 今 後 のIRに 求 められる
日 本 のIRの 方 向 性 1 KEY: 大 学 のデータ 環 境 の 改 善 最 低 でも 入 試 成 績 奨 学 金 就 職 データはIRがアクセスできるようにする
日 本 のIRの 方 向 性 2 KEY:IR 担 当 者 のデータ 分 析 能 力 向 上 結 果 ありきの 分 析 は 行 わない データ 分 析 をこなした 分 データ 解 釈 能 力 は 身 についていく 一 般 公 開 されているデータの 積 極 的 活 用
日 本 のIRの 方 向 性 3 KEY: 人 事 制 度 の 見 直 し 高 等 教 育 業 界 内 外 から 人 材 を 雇 うことのできる 人 事 制 度 に( 特 に 国 公 立 ) 任 期 付 きの 見 直 し 人 材 確 保 だけでなく 流 出 を 防 ぐ( 継 続 的 に 知 識 の 集 積 を 行 えるように) 給 与 制 度 の 見 直 し
日 本 のIRの 方 向 性 4 KEY:データ 辞 書 の 作 成 日 本 のIR 担 当 者 は 教 員 関 係 者 が 多 く 移 動 が 活 発 であるため 機 関 に 知 識 が 集 積 されづらい とにかくデータに 関 する 情 報 を 全 て 文 書 化 する IRが 自 学 のデータに 関 する 権 威 になるために 必 要 不 可 欠
最 後 に 弊 社 のオンラインIRトレーニングサービス IRに 必 要 な 基 礎 統 計 応 用 統 計 エクセル SQLなどの 講 義 を 定 期 的 にオンライン 上 で 行 います 詳 しくは www.postsecondaryanalytics.com/jp_ir_training
ご 清 聴 ありがとうございました 連 絡 先 Takeshi.yanagiura@postsecondaryanalytics.com