背 景 バイク 便 事 業 者 に 係 る 特 別 加 入 の 対 象 範 囲 の 見 直 しについて いわゆるバイク 便 事 業 者 については 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 法 等 の 規 制 の 対 象 となって いる 総 排 気 量 125cc 超 のバイクを 使 用 する 事 業 者 について 特 別 加 入 できることとしている バイク 便 協 同 組 合 より 125cc 以 下 のバイク 便 事 業 者 を 特 別 加 入 の 対 象 に 追 加 するよ う 要 請 を 受 けているところ 見 直 しの 考 え 方 について 特 別 加 入 の 対 象 範 囲 については 下 記 の 条 件 を 考 慮 して 定 められており 今 般 の 見 直 し についても これらを 踏 まえ 検 討 する 必 要 がある 主 な 条 件 1 業 務 の 実 態 や 災 害 の 発 生 状 況 からみて 労 働 者 に 準 じて 保 護 するにふさわしい 者 であること 2 業 務 の 範 囲 が 明 確 に 特 定 でき 業 務 災 害 の 認 定 等 が 保 険 技 術 的 に 可 能 であること 特 別 加 入 を 認 めるにあたっては 民 業 圧 迫 につながらないよう 留 意 する 必 要 がある また 逆 選 択 が 生 じないよう 危 険 防 止 措 置 の 徹 底 等 を 図 ることが 不 可 欠 災 害 発 生 状 況 等 に 関 する 調 査 について 全 国 のバイク 便 事 業 者 に 対 し 災 害 発 生 状 況 及 び 労 働 条 件 等 について 調 査 を 行 い 以 下 の 結 果 を 得 たところ( 平 成 23 年 11 月 に319 事 業 場 に 調 査 を 実 施 うち10 事 業 場 に 立 入 調 査 を 実 施 ) 結 果 概 要 結 果 概 要 1 災 害 発 生 率 や 種 類 別 災 害 発 生 件 数 について 総 排 気 量 で 大 きな 違 いはなかった 2 業 務 の 実 態 についても 総 排 気 量 で 大 きな 違 いはなかった 3 労 働 者 性 についても 総 合 的 に 判 断 して 労 働 者 と 認 められる 実 態 にあるものは 認 められなかった 1
対 応 方 針 対 応 方 針 について( 案 ) 調 査 結 果 から 総 排 気 量 125cc 以 下 のバイク 便 事 業 者 については 労 働 者 に 準 じて 保 護 するにふさわしい 者 といえる 対 象 範 囲 の 拡 大 にあたっては 保 険 技 術 的 な 観 点 から 業 務 上 外 の 認 定 が 可 能 となるよう 業 務 の 範 囲 の 特 定 を 行 う 必 要 があるが これについては 既 に 特 別 加 入 の 対 象 となっている 総 排 気 量 125cc 超 のバイク 便 事 業 者 に 準 じた 取 扱 いをすることで 可 能 となる 総 排 気 量 125cc 以 下 のバイク 便 事 業 者 の 民 間 の 損 害 保 険 加 入 は 約 半 数 にとどまっており また 民 間 保 険 は 労 災 保 険 が 補 填 しない 対 物 の 直 接 損 害 等 も 補 償 内 容 としていることなど から 必 ずしも 民 業 圧 迫 につながらないものと 考 える(バイク 便 協 同 組 合 調 べ) 業 規 制 の 対 象 外 であるため 危 険 防 止 措 置 について 一 定 の 対 応 をとる 必 要 があるが 災 害 発 生 状 況 は 総 排 気 量 により 大 きな 違 いがないことから 逆 選 択 の 危 険 性 は 低 いといえる 総 排 気 量 125cc 以 下 のバイク 便 事 業 者 を 特 別 加 入 の 対 象 範 囲 に 追 加 するものとする ( 平 成 25 年 4 月 1 日 施 行 予 定 / 新 たな 対 象 範 囲 について 通 達 を 発 出 ) 追 加 にあたっての 留 意 点 バイク 便 事 業 者 の 労 働 者 性 については 実 態 に 応 じて 判 断 すべきものであり 契 約 の 形 態 のみを もって 判 断 をすることのないよう 注 意 喚 起 を 図 ること 業 務 の 範 囲 の 特 定 については 通 達 等 により 明 確 化 を 図 ること 道 路 交 通 法 等 の 規 制 に 準 じた 災 害 防 止 協 定 の 提 出 を 求 める 等 の 安 全 措 置 の 徹 底 を 図 ること 2
労 災 保 険 の 特 別 加 入 制 度 について 1. 趣 旨 労 災 保 険 は 労 働 基 準 法 に 基 づく 事 業 主 の 災 害 補 償 責 任 を 担 保 することを 基 本 とする 制 度 である 労 働 基 準 法 上 の 労 働 者 でない 者 については 対 象 外 とされているが 特 別 加 入 とは 業 務 の 実 態 災 害 の 発 生 状 況 等 からみて 労 働 者 に 準 じて 保 護 することが 適 当 である 者 について 労 働 者 とみなし 業 務 災 害 及 び 通 勤 災 害 について 保 険 給 付 等 を 行 う 制 度 2. 特 別 加 入 の 対 象 者 1 中 小 事 業 主 及 びその 者 が 行 う 事 業 に 従 事 する 者 2 労 働 者 を 使 用 しないで 事 業 を 行 う 一 人 親 方 その 他 自 営 業 者 及 びその 者 が 行 う 事 業 に 従 事 する 者 個 人 タクシー 業 者 個 人 貨 物 運 送 業 者 大 工 左 官 とび 石 工 等 の 建 設 業 の 一 人 親 方 漁 船 による 水 産 動 植 物 の 採 補 の 事 業 に 従 事 する 者 植 林 伐 採 木 炭 製 造 等 を 行 う 林 業 の 一 人 親 方 医 薬 品 の 配 置 販 売 業 者 廃 品 回 収 業 くず 鉄 業 と 呼 ば れる 事 業 を 行 う 再 生 資 源 取 扱 業 者 船 員 法 第 1 条 に 規 定 する 船 員 が 行 う 事 業 に 従 事 する 者 3 特 定 作 業 従 事 者 特 定 の 危 険 有 害 な 農 作 業 に 従 事 する 者 特 定 の 農 業 機 械 を 用 いて 農 作 業 を 行 う 者 国 地 方 公 共 団 体 が 直 接 または 事 業 主 団 体 に 委 託 して 実 施 する 職 場 適 応 訓 練 として 行 われる 作 業 に 従 事 する 者 危 険 有 害 な 作 業 に 従 事 する 家 内 労 働 者 労 働 組 合 等 常 勤 役 員 介 護 作 業 従 事 者 4 海 外 派 遣 者 3. 保 険 給 付 原 則 として 労 働 者 の 場 合 と 同 様 の 給 付 ( 二 次 健 康 診 断 等 給 付 を 除 く) * 2 3の 一 部 については 通 勤 災 害 に 関 して 給 付 が 行 われない 4. 保 険 料 率 1 : 当 該 事 業 に 適 用 される 労 災 保 険 率 と 同 一 の 率 2~4 : 同 種 類 似 の 事 業 の 災 害 率 等 を 考 慮 して 定 める 率 5. 給 付 基 礎 日 額 3,500 円 ~20,000 円 までの13 段 階 のうち 希 望 額 を 徴 し 都 道 府 県 労 働 局 長 が 決 定 した 額 3
対 象 範 囲 の 経 緯 バイク 便 事 業 ( 総 排 気 量 125cc 超 )については 特 別 加 入 の 対 象 範 囲 を 定 めた 労 災 則 第 46 条 の17 第 1 号 の 自 動 車 を 使 用 して 行 う 旅 客 又 は 貨 物 の 運 送 事 業 ( 同 省 令 同 条 第 1 号 )に 該 当 するものとして 運 用 している 経 緯 昭 和 40 年 特 別 加 入 制 度 を 新 設 自 動 車 を 使 用 して 行 う 旅 客 又 は 貨 物 の 運 送 事 業 に 該 当 する 対 象 範 囲 を 個 人 タクシー 及 び 個 人 貨 物 運 送 業 者 ( )と 定 める( 通 達 事 項 ) 道 路 運 送 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 183 号 ) 第 4 条 の 一 般 自 動 車 運 送 事 業 の 免 許 を 受 けた 者 昭 和 49 年 いわゆる 白 ダンプカー 運 転 手 ( )を 対 象 範 囲 に 追 加 事 業 の 実 態 が 運 送 の 事 業 に 該 当 し かつ 土 砂 等 を 運 搬 する 大 型 自 動 車 による 交 通 事 故 の 防 止 等 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 昭 和 42 年 法 律 第 131 号 ) の 適 用 を 受 ける 者 昭 和 56 年 いわゆる 赤 帽 ( )を 対 象 範 囲 に 追 加 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 法 ( 平 成 元 年 法 律 第 83 号 ) 第 36 条 の 貨 物 軽 自 動 車 運 送 事 業 の 届 出 をした 者 平 成 6 年 バイク 便 事 業 者 ( 総 排 気 量 125cc 超 )( )を 対 象 範 囲 に 追 加 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 法 の 制 定 に 伴 い 規 制 の 対 象 外 であったバイク 便 事 業 (125cc 超 のバイクを 使 用 ) も 貨 物 軽 自 動 車 運 送 事 業 として 届 出 が 義 務 付 けられたため 特 別 加 入 の 対 象 とした 4
バイク 便 事 業 者 の 災 害 発 生 状 況 等 に 関 する 調 査 について1 調 査 について 全 国 のバイク 便 を 行 っている 可 能 性 のある 事 業 場 に 対 し バイクライダーの 災 害 発 生 状 況 等 に 関 するアンケート 調 査 及 び 就 労 実 態 の 確 認 等 についての 自 主 点 検 を 実 施 ( 平 成 23 年 11 月 15 日 付 け 基 監 発 1115 第 2 号 基 災 管 発 1115 第 2 号 バイクライダーに 係 る 自 主 点 検 等 の 実 施 について ) アンケート 調 査 有 効 回 答 数 45( 総 事 業 場 319) ( 総 排 気 量 125cc 超 及 び 以 下 のバイク 便 事 業 者 双 方 と 請 負 契 約 を 締 結 している 事 業 場 が 対 象 ) 就 労 実 態 については 自 主 点 検 実 施 後 請 負 契 約 を 締 結 しているバイクライダーのうち その 働 き 方 に 労 働 者 性 が 疑 われる 事 業 場 等 を 対 象 に 立 入 調 査 を 実 施 (10 事 業 場 ) 調 査 結 果 の 概 要 1. 災 害 の 発 生 状 況 等 について 従 事 者 状 況 平 成 22 年 度 125cc 超 125cc 以 下 50cc 超 50cc 以 下 計 従 事 者 数 1,360 ( 割 合 ) 333 ( 割 合 ) 140 ( 割 合 ) 1,833 ( 割 合 ) 雇 用 契 約 者 数 69 5.1% 33 9.9% 5 3.6% 107 5.8% 請 負 契 約 者 数 1,291 94.9% 300 90.1% 134 95.7% 1,725 94.1% 労 災 保 険 の 特 別 加 入 者 数 774 60.0% 対 請 負 契 約 者 数 - - - - 774 44.9% 5
バイク 便 事 業 者 の 災 害 発 生 状 況 等 に 関 する 調 査 について2 平 成 22 年 度 における 総 排 気 量 50cc 以 下 のバイクを 使 用 するバイクライダーについて は 発 生 率 が 低 くなっているものの 全 体 としては 総 排 気 量 で 災 害 の 発 生 率 に 大 きな 違 いはないものといえる 災 害 発 生 率 ( 対 従 事 者 数 ) 125cc 超 125cc 以 下 50cc 超 50cc 以 下 平 成 21 年 度 12.2% 12.6% 12.2% 平 成 22 年 度 11.8% 13.8% 36% 3.6% 計 12.0% 13.2% 7.9% さらに 種 類 別 災 害 発 生 件 数 については 全 総 排 気 量 で 捻 挫 打 撲 の 割 合 が 最 大 で あり その 他 の 災 害 においても 総 排 気 量 で 大 きな 違 いはないものといえる 種 類 別 災 害 発 生 件 数 ( 平 成 21 年 度 ~22 年 度 ) 125cc 超 125cc 以 下 50cc 超 50cc 以 下 計 死 亡 2 0.6%( 割 合 ) 0 0.0%( 割 合 ) 0 0.0%( 割 合 ) 2 0.4%( 割 合 ) 骨 折 60 17.8% 11 12.2% 2% 4 18.2% 75 16.7% 捻 挫 打 撲 158 46.7% 36 40.0% 9 40.9% 203 45.1% 擦 過 傷 80 23.7% 23 25.6% 1 4.5% 104 23.1% その 他 38 11.2% 20 22.2% 8 36.4% 66 14.7% 計 338-90 - 22-450 - 6
バイク 便 事 業 者 の 災 害 発 生 状 況 等 に 関 する 調 査 について3 2. 就 労 の 実 態 について 総 排 気 量 による 業 務 内 容 の 違 いについて 高 速 道 路 の 使 用 の 有 無 配 送 エリア 荷 物 の 重 さの 違 いなどを 挙 げている 事 業 場 もあるが 相 違 点 なしと 回 答 した 事 業 場 も 多 く 作 業 内 容 について 特 段 の 違 いが 認 められるものはなかった 125cc 超 のバイクを 使 用 する 者 の 業 務 と125cc 以 下 50cc 超 のバイクを 使 用 する 者 の 業 務 との 相 違 点 (28 事 業 場 回 答 ) 高 速 道 路 の 使 用 12 配 送 エリアの 違 い ( 排 気 量 が 大 きい 場 合 はエリアが 広 い) 積 載 重 量 (30kg 以 上 の 荷 物 については125cc 超 の 者 にのみ 委 託 ) 相 違 点 なし 9 2 1 125cc 超 のバイクを 使 用 する 者 の 業 務 と50cc 以 下 のバイクを 使 用 する 者 の 業 務 との 相 違 点 (27 事 業 場 回 答 ) 高 速 道 路 の 使 用 7 配 送 エリアの 違 い ( 排 気 量 が 大 きい 場 合 はエリアが 広 い) 荷 物 の 大 きさ 1 速 度 制 限 通 行 に 車 両 制 限 がある 等 の 理 由 で 担 当 できない 配 送 がある 相 違 点 なし 9 2 1 就 労 実 態 に 関 する 自 主 点 検 及 び 立 入 調 査 の 結 果 委 託 契 約 を 締 結 しているバイク ライダーについて 総 合 的 に 判 断 して 労 働 者 と 認 められる 実 態 にあるものは 認 められ なかった 事 業 場 によっては 業 務 研 修 や 再 委 託 の 禁 止 商 号 の 使 用 禁 止 等 バイク 便 事 業 者 の 労 働 者 性 を 肯 定 する 要 素 も 認 められた しかし これらの 対 応 は 一 般 的 に 請 負 作 業 の 水 準 維 持 のために 必 要 なものと 認 めら れる 事 項 でもあり 必 ずしも これをもって 当 該 バイク 便 事 業 者 を 労 働 者 と 認 めるべきものとはいえない 7
バイク 便 事 業 者 の 災 害 発 生 状 況 等 に 関 する 調 査 について4 3. 労 働 者 性 に 関 する 調 査 の 概 要 事 業 場 に 対 する 自 主 点 検 バイク 便 を 行 っている 可 能 性 のある319 事 業 場 に 対 し バイク 便 事 業 者 の 労 働 者 性 等 に 関 する 自 主 点 検 表 を 発 送 有 効 回 答 225 事 業 場 のうちバイク 便 を 行 っている 事 業 場 は58 事 業 場 58 事 業 場 のうち 委 託 契 約 を 締 結 しているのは48 事 業 場 であり 労 働 契 約 を 締 結 しているのは 10 事 業 場 立 入 調 査 自 主 点 検 結 果 を 踏 まえ 委 託 契 約 を 締 結 しているバイクライダーの 労 働 者 性 が 肯 定 されると 疑 われる9 事 業 場 及 び 労 働 契 約 を 締 結 している 事 業 場 のうち 労 基 法 違 反 が 疑 われる1 事 業 場 に 対 し 立 入 調 査 を 実 施 調 査 対 象 とした10 事 業 場 において 労 働 基 準 監 督 官 が 調 査 した 結 果 労 働 者 性 の 判 断 要 素 150 項 目 中 (15 項 目 10 事 業 場 )145 項 目 が 労 働 者 性 を 否 定 するものに 該 当 した 結 果 就 労 実 態 に 関 する 自 主 点 検 及 び 立 入 調 査 の 結 果 委 託 契 約 を 締 結 しているバイクライダーに ついて 総 合 的 に 判 断 して 労 働 者 と 認 められる 実 態 にあるものは 認 められなかった 8
参 照 条 文 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 五 十 号 )( 抄 ) 第 三 十 三 条 次 の 各 号 に 掲 げる 者 ( 第 二 号 第 四 号 及 び 第 五 号 に 掲 げる 者 にあつては 労 働 者 である 者 を 除 く )の 業 務 災 害 及 び 通 勤 災 害 に 関 しては この 章 に 定 めるところによる 一 二 ( 略 ) 三 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 種 類 の 事 業 を 労 働 者 を 使 用 しないで 行 うことを 常 態 とする 者 四 前 号 の 者 が 行 う 事 業 に 従 事 する 者 五 ~ 七 ( 略 ) 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 施 行 規 則 ( 昭 和 三 十 年 労 働 省 令 第 二 十 二 号 )( 抄 ) 第 四 十 六 条 の 十 七 法 第 三 十 三 条 第 三 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 種 類 の 事 業 は 次 のとおりとする 一 自 動 車 を 使 用 して 行 う 旅 客 又 は 貨 物 の 運 送 の 事 業 二 ~ 七 ( 略 ) 道 路 運 送 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 百 八 十 三 号 )( 抄 ) 第 二 条 ( 略 ) 3 この 法 律 で 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 とは 他 人 の 需 要 に 応 じ 有 償 で 自 動 車 を 使 用 して 旅 客 を 運 送 する 事 業 であつて 次 条 に 掲 げるものをいう 4 5 ( 略 ) 6 この 法 律 で 自 動 車 とは 道 路 運 送 車 両 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 百 八 十 五 号 )による 自 動 車 をいう 7 8 ( 略 ) 第 三 条 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 の 種 類 は 次 に 掲 げるものとする 一 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ( 特 定 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 以 外 の 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ) イ 一 般 乗 合 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ( 乗 合 旅 客 を 運 送 する 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ) ロ 一 般 貸 切 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ( 一 個 の 契 約 により 国 土 交 通 省 令 で 定 める 乗 車 定 員 以 上 の 自 動 車 を 貸 し 切 つて 旅 客 を 運 送 する 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ) ハ 一 般 乗 用 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ( 一 個 の 契 約 によりロの 国 土 交 通 省 令 で 定 める 乗 車 定 員 未 満 の 自 動 車 を 貸 し 切 つて 旅 客 を 運 送 する 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 ) 二 ( 略 ) 第 四 条 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 を 経 営 しようとする 者 は 国 土 交 通 大 臣 の 許 可 を 受 けなければならない 2 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 の 許 可 は 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 の 種 別 ( 前 条 第 一 号 イからハまでに 掲 げる 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 の 別 をいう 以 下 同 じ )について 行 う 9
第 七 十 八 条 自 家 用 自 動 車 ( 事 業 用 自 動 車 以 外 の 自 動 車 をいう 以 下 同 じ )は 次 に 掲 げる 場 合 を 除 き 有 償 で 運 送 の 用 に 供 してはならない 一 二 ( 略 ) 三 公 共 の 福 祉 を 確 保 するためやむを 得 ない 場 合 において 国 土 交 通 大 臣 の 許 可 を 受 けて 地 域 又 は 期 間 を 限 定 して 運 送 の 用 に 供 するとき 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 法 ( 平 成 元 年 法 律 第 八 十 三 号 )( 抄 ) 第 二 条 この 法 律 において 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 とは 一 般 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 特 定 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 及 び 貨 物 軽 自 動 車 運 送 事 業 をいう 2 3 ( 略 ) 4 この 法 律 において 貨 物 軽 自 動 車 運 送 事 業 とは 他 人 の 需 要 に 応 じ 有 償 で 自 動 車 ( 三 輪 以 上 の 軽 自 動 車 及 び 二 輪 の 自 動 車 に 限 る )を 使 用 して 貨 物 を 運 送 する 事 業 をいう 5 この 法 律 において 自 動 車 とは 道 路 運 送 車 両 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 百 八 十 五 号 ) 第 二 条 第 二 項 の 自 動 車 をいう 6 7 ( 略 ) 第 三 条 一 般 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 を 経 営 しようとする 者 は 国 土 交 通 大 臣 の 許 可 を 受 けなければならない ならな 第 三 十 六 条 貨 物 軽 自 動 車 運 送 事 業 を 経 営 しようとする 者 は 国 土 交 通 省 令 で 定 めるところにより 営 業 所 の 名 称 及 び 位 置 事 業 用 自 動 車 の 概 要 その 他 の 事 項 を 国 土 交 通 大 臣 に 届 け 出 なければならない 当 該 届 出 をした 者 ( 以 下 貨 物 軽 自 動 車 運 送 事 業 者 という )が 届 出 をした 事 項 を 変 更 しようとするときも 同 様 とする 2~5 ( 略 ) 道 路 法 第 二 十 四 条 の 二 道 路 管 理 者 ( 指 定 区 間 内 の 国 道 にあつては 国 第 三 項 第 三 十 九 条 第 一 項 第 四 十 四 条 の 二 第 八 項 第 四 十 九 条 第 五 十 八 条 第 一 項 第 五 十 九 条 第 三 項 第 六 十 一 条 第 一 項 第 六 十 四 条 第 一 項 第 六 十 九 条 第 一 項 及 び 第 三 項 第 七 十 条 第 一 項 第 七 十 二 条 第 一 項 及 び 第 三 項 第 七 十 三 条 第 一 項 から 第 三 項 まで 第 八 十 五 条 第 三 項 並 びに 第 九 十 一 条 第 三 項 にお いて 同 じ )は 道 路 管 理 者 である 地 方 公 共 団 体 の 条 例 ( 指 定 区 間 内 の 国 道 にあつては 政 令 )で 定 めるところにより 道 路 の 附 属 物 である 自 動 車 駐 車 場 又 は 自 転 車 駐 車 場 に 自 動 車 ( 道 路 運 送 車 両 法 第 二 条 第 三 項 に 規 定 する 原 動 機 付 自 転 車 を 含 む 以 下 この 条 において 同 じ ) 又 は 自 転 車 を 駐 車 させる 者 から 駐 車 料 金 を 徴 収 することができる ただし 道 路 交 通 法 第 三 十 九 条 第 一 項 に 規 定 する 緊 急 自 動 車 その 他 政 令 で 定 める 自 動 車 又 は 自 転 車 を 駐 車 させる 場 合 においては この 限 りでない 2 3 ( 略 ) 10
道 路 運 送 車 両 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 百 八 十 五 号 )( 抄 ) 第 二 条 ( 略 ) 2 この 法 律 で 自 動 車 とは 原 動 機 により 陸 上 を 移 動 させることを 目 的 として 製 作 した 用 具 で 軌 条 若 しくは 架 線 を 用 いな いもの 又 はこれにより 牽 引 して 陸 上 を 移 動 させることを 目 的 として 製 作 した 用 具 であつて 次 項 に 規 定 する 原 動 機 付 自 転 車 以 外 のものをいう 3 この 法 律 で 原 動 機 付 自 転 車 とは 国 土 交 通 省 令 で 定 める 総 排 気 量 又 は 定 格 出 力 を 有 する 原 動 機 により 陸 上 を 移 動 させる ことを 目 的 として 製 作 した 用 具 で 軌 条 若 しくは 架 線 を 用 いないもの 又 はこれにより 牽 引 して 陸 上 を 移 動 させることを 目 的 とし て 製 作 した 用 具 をいう 4 ~9 ( 略 ) 道 路 運 送 車 両 法 施 行 規 則 ( 昭 和 二 十 六 年 運 輸 省 令 第 七 十 四 号 )( 抄 ) 第 一 条 道 路 運 送 車 両 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 百 八 十 五 号 以 下 法 という ) 第 二 条 第 三 項 の 総 排 気 量 又 は 定 格 出 力 は 左 のとおりとする 一 内 燃 機 関 を 原 動 機 とするものであつて 二 輪 を 有 するもの( 側 車 付 のものを 除 く )にあつては その 総 排 気 量 は 〇 一 二 五 リツトル 以 下 その 他 のものにあつては 〇 〇 五 〇 リツトル 以 下 二 内 燃 機 関 以 外 のものを 原 動 機 とするものであつて 二 輪 を 有 するもの( 側 車 付 のものを 除 く )にあつては その 定 格 出 力 は 一 〇 〇 キロワツト 以 下 その 他 のものにあつては 〇 六 〇 キロワツト 以 下 2 前 項 に 規 定 する 総 排 気 量 又 は 定 格 出 力 を 有 する 原 動 機 付 自 転 車 のうち 総 排 気 量 が 〇 〇 五 〇 リツトル 以 下 又 は 定 格 出 力 が 〇 六 〇 キロワツト 以 下 のものを 第 一 種 原 動 機 付 自 転 車 とし その 他 のものを 第 二 種 原 動 機 付 自 転 車 とする 11