2014年3月期第2四半期決算説明会資料(解説文)



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1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越


Microsoft Word )40期決算公開用.doc

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減


定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情


4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

スライド 1

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

●電力自由化推進法案

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事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%


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<重要な会計方針及び注記>

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-

連結計算書

Taro-01 議案概要.jtd

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Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

文化政策情報システムの運用等

2

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.

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説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請 求 スケジュール 料 金 のお 支 払 い 方 法 その 他 各 種 料 金 支 払

< DE096B1838C837C815B ECA905E93FC2E786C7378>

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関


目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

第 41 期

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

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税制面での支援

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円


Taro-契約条項(全部)

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

JAL Xxxxxxxx Xxxxxxxx

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

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社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

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目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

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平成17年3月24日

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

資料 厚生年金基金の今後の方向性について.PDF

ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

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第2章 施設の実態(用途別)

4. 購 入 方 法 (1) 購 入 最 低 金 額 (2) 購 入 単 位 (3) 購 入 対 価 のお 支 払 方 法 5 万 円 5 万 円 単 位 新 しく 発 行 される 国 債 のご 購 入 で 発 行 日 の 前 営 業 日 までに 約 定 された 場 合 は 発 行 日 が 受 渡

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(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

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通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

平成28年11月期第3四半期決算短

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注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

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Transcription:

2014 年 3 月 期 第 2 四 半 期 決 算 に 関 する 機 関 投 資 家 アナリスト 向 け 説 明 会 ご 説 明 内 容 開 催 日 :2013 年 10 月 31 日 スピーカー: 常 務 執 行 役 村 松 衛 はじめに 当 社 原 子 力 発 電 所 の 事 故 から 2 年 7 ヵ 月 余 りが 経 過 いたしましたが 汚 染 水 問 題 をはじめ 今 なお 発 電 所 周 辺 地 域 の 皆 さま 社 会 の 皆 さま また 株 主 投 資 家 の 皆 さまに 大 変 なご 迷 惑 とご 心 配 をおかけしておりますことを 改 めて 深 くお 詫 び 申 し 上 げます 本 日 発 表 いたしました 2014 年 3 月 期 第 2 四 半 期 決 算 について 資 料 をもとにご 説 明 させていただきます 決 算 説 明 会 資 料 のスライド 2 をご 覧 ください スライド 1~2 決 算 のポイント まず 決 算 の 概 要 についてです 売 上 高 は 昨 年 実 施 した 料 金 改 定 や 燃 料 費 調 整 制 度 の 影 響 により 電 気 料 収 入 単 価 が 上 昇 したことなどから 連 結 で 前 年 同 期 比 11.8% 増 の 3 兆 2,161 億 円 単 独 では 12.8% 増 の 3 兆 1,265 億 円 となりました 一 方 費 用 面 では 原 子 力 発 電 が 全 機 停 止 するなか 為 替 レートの 大 幅 な 円 安 化 の 影 響 などにより 燃 料 費 が 引 き 続 き 高 い 水 準 となったものの 人 件 費 の 削 減 や 修 繕 工 事 の 緊 急 的 な 繰 り 延 べなど 全 社 を 挙 げて 徹 底 的 なコスト 削 減 に 努 めたことなど から 連 結 の 経 常 費 用 は 1.2% 増 の 3 兆 1,135 億 円 単 独 では 1.7% 増 の 3 兆 403 億 円 となりました これらの 結 果 経 常 損 益 は 連 結 で 1,416 億 円 単 独 では 1,120 億 円 の 利 益 となりました 四 半 期 純 損 益 については 特 別 利 益 として 原 子 力 損 害 賠 償 支 援 機 構 資 金 交 付 金 と 固 定 資 産 売 却 益 を 計 上 した 一 方 特 別 損 失 として 災 害 特 別 損 失 や 原 子 力 損 害 賠 償 費 を 計 上 したことなどから 連 結 で 6,161 億 円 単 独 では 5,931 億 円 の 利 益 とな りました この 大 半 は 第 1 四 半 期 決 算 と 同 様 に 2013 年 3 月 期 決 算 で 先 行 して 特 別 損 失 に 計 上 した 原 子 力 損 害 賠 償 費 が タイミングのズレにより 年 度 を 跨 いで 今 年 度 の 特 別 利 益 として 計 上 されたためであります 次 に スライド 1 にお 戻 りください 2014 年 3 月 期 の 業 績 見 通 しについては 未 定 としております これは 本 年 9 月 27 日 に 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 7 号 機 に 関 する 原 子 力 規 制 委 員 会 の 規 制 基 準 への 適 合 審 査 申 請 を 行 ったものの 再 稼 働 時 期 を 特 定 することが 困 難 であるなか 今 後 のコスト 削 減 について 安 定 供 給 や 公 衆 安 全 などの 確 保 に 必 要 なものを 厳 選 しつつ 検 討 していく 必 要 があるためです 今 後 業 績 見 通 しがお 示 しできる 状 況 となった 段 階 で 速 やかにお 知 らせいたしま す また 配 当 につきましては 予 想 からの 変 更 はなく 中 間 は 見 送 り 期 末 につき ましても 無 配 とさせていただく 予 定 です 皆 さまには 株 価 の 大 幅 な 下 落 に 加 え 配 当 についても 大 変 なご 迷 惑 をお 掛 けして おりますことを 改 めて 深 くお 詫 び 申 し 上 げます 1

なお このたびの 第 2 四 半 期 決 算 の 経 常 利 益 は コスト 削 減 に 加 えて 工 事 の 一 部 を 緊 急 的 に 繰 延 べた 結 果 であり 下 半 期 には 繰 り 延 べた 工 事 を 実 施 した 場 合 その 分 収 支 悪 化 が 想 定 されること 年 度 末 には 検 収 が 集 中 する 修 繕 費 や 委 託 費 などの 計 上 が 上 半 期 と 比 べて 多 く 見 込 まれること 下 半 期 のみに 一 括 計 上 される 費 用 があること さらには 汚 染 水 タンク 漏 えいに 対 するリスク 低 減 策 をより 一 層 進 めていくこ と などを 考 えますと 通 期 では 非 常 に 厳 しい 収 支 となることが 想 定 されます 〇 こうしたことから 下 半 期 についても 引 き 続 き 今 年 度 黒 字 化 の 目 標 達 成 に 向 け て 安 全 を 確 保 しつつ 費 用 削 減 を 一 層 深 堀 りするとともに 費 用 の 来 年 度 への 繰 り 延 べについても 検 討 するなど 収 支 改 善 策 を 検 討 してまいります 次 に スライド 3 をご 覧 下 さい スライド 3 販 売 発 受 電 販 売 電 力 量 ならびに 発 受 電 電 力 量 の 実 績 ですが なかほどの 販 売 電 力 量 計 の 濃 い 網 掛 け 部 分 をご 覧 下 さい 3 月 から 4 月 にかけての 気 温 が 前 年 に 比 べて 高 めに 推 移 したことにより 暖 房 需 要 が 減 少 したことなどから 前 年 同 期 比 1.3% 減 の 1,317 億 kwh となりました 2014 年 3 月 期 の 見 通 しにつきましては 薄 い 網 掛 け 部 分 をご 覧 下 さい 第 2 四 半 期 の 実 績 値 を 踏 まえ 前 回 見 通 しから 26 億 kwh 上 方 修 正 し 前 年 比 0.2% 減 の 2,685 億 kwh としております 販 売 電 力 量 に 関 する 詳 細 データはスライド 21 22 を 後 ほどご 覧 下 さい 次 に スライド 4 をご 覧 下 さい スライド 4 対 前 年 同 期 実 績 このスライドでは 前 年 同 期 実 績 との 比 較 で 単 独 ベースでの 収 支 実 績 の 増 減 要 因 分 析 を 行 っております < 収 支 実 績 比 較 > 表 の 左 側 をご 覧 ください 収 支 好 転 要 因 の 合 計 は 4,100 億 円 程 度 で 主 として 電 気 料 収 入 が 2,900 億 円 増 加 したことによるものです その 主 な 内 訳 は 料 金 値 上 げによる 影 響 約 1,770 億 円 燃 料 費 調 整 制 度 による 影 響 約 750 億 円 などとなっております また 表 の 右 側 収 支 悪 化 要 因 の 合 計 は 1,100 億 円 程 度 で 主 として 他 社 石 炭 火 力 発 電 所 からの 受 電 が 増 加 したことにより 購 入 電 力 料 が 485 億 円 増 加 したことや 燃 料 費 が 204 億 円 増 加 したことによるものです 燃 料 費 増 加 の 主 な 要 因 につきましては 右 の 吹 き 出 しの 中 をご 覧 ください 価 格 面 では CIF 価 格 の 低 下 に 加 え 4 月 から 石 炭 火 力 発 電 所 の 常 陸 那 珂 2 号 (100 万 kw) 広 野 6 号 (60 万 kw)の 2 基 計 160 万 kw が 試 運 転 を 継 続 しており 石 油 の 消 費 量 が 大 幅 に 減 少 したことなどから 約 1,720 億 円 の 負 担 減 となった 一 方 で 為 替 レートは 大 幅 に 円 安 となり 約 2,530 億 円 の 負 担 増 となったことから 約 810 億 円 の 負 担 増 となりました 消 費 量 面 では 震 災 で 停 止 していた 他 社 石 炭 火 力 が 復 旧 して 受 電 が 増 加 したこ となどから 約 610 億 円 の 負 担 減 となりました 以 上 の 結 果 経 常 損 益 は 3,013 億 円 の 好 転 となりました スライド 5 へお 進 み 下 さい 2

スライド 5 特 別 利 益 特 別 損 失 このスライドでは 単 独 ベースでの 震 災 影 響 による 特 別 損 益 について まとめて お 示 ししております まず 特 別 利 益 ですが 原 子 力 損 害 賠 償 支 援 機 構 からの 資 金 交 付 金 を 6,662 億 円 計 上 し これまでの 累 計 は 3 兆 7,893 億 円 となりました 次 に 特 別 損 失 についてです 上 から 2 つ 目 の 表 の 網 掛 け 部 分 をご 覧 ください 災 害 特 別 損 失 については 第 1 四 半 期 決 算 から 120 億 円 増 加 し 220 億 円 となりま した これは 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 敷 地 南 側 の 貯 留 タンク 設 置 費 用 を 増 額 した ことなどによるものです また 一 番 下 の 原 子 力 損 害 賠 償 費 については 出 荷 制 限 や 風 評 被 害 等 の 算 定 期 間 を 延 長 したことなどにより 2,305 億 円 計 上 し これまでの 累 計 は 3 兆 9,174 億 円 と なりました 表 にはございませんが このほかに 固 定 資 産 売 却 益 720 億 円 を 特 別 利 益 として 計 上 しております 続 きまして スライド 6 をご 覧 下 さい スライド 6 通 期 業 績 予 想 ( 諸 元 影 響 額 ) 冒 頭 でもご 説 明 しましたが 2014 年 3 月 期 の 業 績 予 想 につきましては 未 定 と しております そのため 通 期 見 通 しの 影 響 額 についても 未 定 としております 続 きまして スライド 7 をご 覧 下 さい スライド 7 燃 料 消 費 量 実 績 および 見 通 し このスライドでは 火 力 燃 料 の 消 費 量 実 績 および 見 通 しをご 紹 介 しています 経 済 性 に 優 れる 石 炭 火 力 やLNG 火 力 を 優 先 的 に 稼 働 させた 結 果 石 炭 およびL NGの 消 費 量 が 増 加 し 石 油 の 消 費 量 が 減 少 しております 2014 年 3 月 期 の 燃 料 消 費 量 見 通 しですが 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 の 運 転 計 画 を お 示 しできる 状 況 になく 確 度 の 高 い 予 想 を 行 うことが 困 難 であることから 燃 料 消 費 量 見 通 しについても 未 定 とさせていただいております 次 に スライド 8 にお 進 み 下 さい スライド 8 経 営 合 理 化 方 策 このスライドでは 経 営 合 理 化 策 の 柱 である コスト 削 減 と 資 産 売 却 に ついて その 目 標 と 進 捗 状 況 をお 示 ししています コスト 削 減 については 当 社 本 体 と 子 会 社 関 連 会 社 の 双 方 で 取 り 組 んでいます 総 合 特 別 事 業 計 画 で 掲 げた 今 年 度 の 計 画 値 当 社 本 体 2,719 億 円 子 会 社 関 連 会 社 280 億 円 については 達 成 できる 見 通 しです これに 加 え それぞれ 1,000 億 円 規 模 100 億 円 規 模 の 上 積 みを 目 指 しております 一 方 の 資 産 売 却 については 不 動 産 有 価 証 券 子 会 社 関 連 会 社 の 売 却 を 進 め ております 原 則 として 今 年 度 までの 3 年 間 で 7,074 億 円 の 売 却 を 計 画 しておりま すが 売 却 額 合 計 のこれまでの 累 計 は 7,460 億 円 となりました 今 後 も 資 産 売 却 を 着 実 に 進 めてまいります 次 に スライド 9 をご 覧 下 さい 3

スライド 9,10 原 子 力 改 革 の 取 り 組 み このスライドでは 当 社 の 原 子 力 改 革 の 取 り 組 みについてご 紹 介 しております 3 月 29 日 に 公 表 いたしました 原 子 力 安 全 改 革 プラン に 基 づき 原 子 力 改 革 監 視 委 員 会 からの 提 言 などを 踏 まえ 改 革 プランを 着 実 に 実 行 しております このあとのスライドでは 決 算 に 関 する 詳 細 データ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 現 状 と 取 り 組 み そして 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 の 現 状 と 取 り 組 みについてご 紹 介 して います そのなかから 本 日 は 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 汚 染 水 の 問 題 への 対 応 および 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 7 号 機 の 新 規 制 基 準 への 適 合 申 請 について 触 れさ せていただきます 少 し 飛 びまして スライド 29 をご 覧 ください スライド 29 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 汚 染 水 問 題 への 対 応 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 汚 染 水 の 問 題 では 皆 さまに 大 変 なご 迷 惑 ご 心 配 をおかけしておりますことを 改 めてお 詫 び 申 し 上 げます 当 社 は この 問 題 を 緊 急 かつ 最 大 の 経 営 課 題 として 重 く 受 け 止 め 8 月 に 社 長 直 轄 の 汚 染 水 タンク 対 策 本 部 を 設 置 いたしました 設 置 の 目 的 は 3 つあり 1 つ 目 は タンクからの 大 量 の 汚 染 水 漏 えいにより タンク 管 理 が 不 十 分 であ ったことが 明 らかになったことから 緊 急 かつ 抜 本 的 な 強 化 を 図 ること 2 つ 目 は 汚 染 水 の 港 湾 への 流 出 防 止 や 汚 染 水 の 抑 制 対 策 が 後 手 に 廻 る 状 況 を 解 消 し 解 析 リスク 管 理 の 強 化 と 中 長 期 を 含 めた 対 策 を 加 速 化 すること そして 3 つ 目 は 全 社 的 リソースの 投 入 はもとより 国 内 外 の 知 見 提 案 ノ ウハウを 積 極 的 に 導 入 すること です 具 体 的 な 対 策 として タンクからの 汚 染 水 漏 えいに 対 するリスク 低 減 策 としまし ては 多 核 種 除 去 設 備 ALPS の 活 用 により 高 汚 染 水 を 早 期 に 浄 化 すること で タンクに 貯 水 している 汚 染 水 の 処 理 を 加 速 いたします また 接 合 部 をボルト でつなぐ 構 造 の フランジ 型 タンク から 溶 接 型 タンク へのリプレイスも 進 め てまいります 一 方 汚 染 水 の 港 湾 への 流 出 防 止 ならびに 汚 染 水 の 発 生 を 抑 制 する 対 策 としまし ては スライドにお 示 ししましたとおり 対 策 の 原 則 である1 汚 染 源 を 取 り 除 く 2 汚 染 源 に 地 下 水 を 近 づけない 3 汚 染 水 を 漏 らさない を 踏 まえながら 緊 急 対 策 ならびに 今 後 1~2 年 以 内 に 行 う 抜 本 対 策 の 両 方 を 実 施 してまいります 今 後 も 国 からのご 協 力 をいただきながら 国 内 外 の 英 知 を 結 集 し 全 社 一 丸 とな って 汚 染 水 対 策 に 取 り 組 んでまいります 次 に スライド 37 をご 覧 下 さい スライド 37 新 規 制 基 準 への 適 合 申 請 本 年 9 月 27 日 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 7 号 機 について 新 規 制 基 準 への 適 合 性 確 認 の 審 査 を 受 けるため 原 子 力 規 制 委 員 会 に 対 して 申 請 を 行 いました 当 社 は 2007 年 7 月 の 中 越 沖 地 震 以 降 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 において 耐 震 強 化 工 事 や 免 震 重 要 棟 の 新 設 などの 安 全 対 策 に 全 力 で 取 り 組 んでまいりました さら に このたび 発 生 しました 福 島 原 子 力 事 故 の 反 省 と 教 訓 を 踏 まえ 防 潮 堤 の 設 置 な ど より 一 層 の 安 全 性 向 上 対 策 を 実 施 してまいりました 申 請 にあたっては 新 規 制 基 準 で 新 たに 要 求 された 機 能 を 踏 まえ 現 時 点 における 最 大 限 の 対 策 を 織 り 込 ん でおります 4

今 後 も 安 全 を 大 前 提 に 地 元 を 含 めた 関 係 者 の 皆 さまのご 理 解 を 得 ながら 取 り 組 みを 進 めてまいる 所 存 です 以 上 本 日 ご 説 明 しましたように 当 社 の 経 営 環 境 は 依 然 厳 しい 状 況 にあります 引 き 続 き 福 島 復 興 に 向 けた 責 任 を 果 たしつつ 原 子 力 の 安 全 確 保 や 電 気 の 安 定 供 給 のみならず 経 営 の 合 理 化 にグループを 挙 げて 取 り 組 んでまいる 所 存 でありま す 皆 さまのご 理 解 を 賜 りますよう 改 めてお 願 い 申 し 上 げます 以 上 ~ 将 来 見 通 しについて~ 東 京 電 力 株 式 会 社 の 事 業 運 営 に 関 する 資 料 ならびに 情 報 の 中 には 今 後 の 見 通 し として 定 義 する 報 告 が 含 まれておりま す それらの 報 告 はこれまでの 実 績 ではなく 本 質 的 にリスクや 不 確 実 性 を 伴 う 将 来 に 関 する 予 想 であり 実 際 の 結 果 が 今 後 の 見 通 し にある 予 想 結 果 と 異 なる 場 合 が 生 じる 可 能 性 があります 5