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Transcription:

第 6 回 男 女 の 生 活 と 意 識 に 関 する 調 査 結 果 ( 概 要 ) 調 査 は 国 民 男 女 の 生 活 と 意 識 について 知 る 目 的 で 行 われました 現 在 の 日 本 における 性 や 妊 娠 避 妊 中 絶 や 少 子 化 などに 関 する 男 女 の 意 識 と 行 動 がいかな るものかを さまざまな 側 面 から 分 析 することを 目 的 として 調 査 研 究 を 進 めて 参 りました 2002 年 を 第 1 回 目 として 2 年 毎 に 実 施 し 今 回 で 第 6 回 目 を 終 了 しております 質 問 の 主 な 内 容 を 以 下 に 列 挙 しました (1) 日 常 生 活 や 考 え 方 について (2) 結 婚 や 子 育 ての 意 識 について (3) 性 の 意 識 や 知 識 について (4) 対 象 者 自 身 の 性 行 動 について (5) 初 めてのセックス( 性 交 渉 )について (6) 現 在 の 避 妊 の 状 況 について (7) 低 用 量 ピルについて (8) 人 工 妊 娠 中 絶 について (9) 国 の 少 子 化 対 策 について 調 査 は 層 化 二 段 無 作 為 抽 出 法 という 方 法 で 行 われました 第 6 回 男 女 の 生 活 と 意 識 に 関 する 調 査 を 行 うにあたっては 個 人 のプライバシーに 十 分 留 意 しつつ 層 化 二 段 無 作 為 抽 出 法 という 調 査 手 法 を 用 い 平 成 24 年 9 月 1 日 現 在 満 16~49 歳 の 男 女 個 人 3,000 人 を 対 象 として 行 われました 調 査 は 平 成 24 年 9 月 13 日 ( 木 )~ 9 月 30 日 ( 日 ) に 実 施 その 結 果 長 期 不 在 転 居 住 居 不 明 によって 調 査 票 を 手 渡 すことができなかったもの を 除 く 2,687 人 のうち 有 効 回 答 数 は 1,306 人 ( 男 性 610 名 女 性 696 名 ) 48.6%でした 回 答 者 の 平 均 年 齢 は 男 性 34.1 歳 女 性 34.5 歳 層 化 二 段 無 作 為 抽 出 法 とは まず 1 全 国 の 市 区 町 村 を 都 道 府 県 を 単 位 として 11 地 区 に 分 類 し さらに 2 各 地 区 においては 都 市 規 模 によって 大 都 市 人 口 20 万 人 以 上 の 都 市 人 口 10 万 人 以 上 の 都 市 人 口 10 万 人 未 満 の 都 市 町 村 の 5 層 に 層 化 しま す その 上 で 区 都 市 規 模 別 各 層 における 推 計 母 集 団 数 の 大 き さ に よ り そ れ ぞ れ 3,000 の 標 本 数 を 比 例 配 分 し 各 調 査 地 点 の 標 本 数 が 13~24 になるように 決 定 しました 次 に 抽 出 の1 段 階 目 として 各 層 内 で 国 勢 調 査 区 より 割 り 当 てられた 地 点 数 を 無 作 為 に 抽 出 し 2 段 階 目 として 各 地 点 を 管 轄 する 自 治 体 の 役 場 で 住 民 基 本 台 帳 から 対 象 者 個 人 を 抽 出 しました 調 査 は 平 成 24 年 9 月 13 日 ( 木 )から 9 月 30 日 ( 日 )の 期 間 抽 出 された 対 象 者 宅 に 調 査 員 が 訪 問 し 調 査 票 を 手 渡 し その 後 回 収 に 伺 うと いう 方 法 ( 調 査 員 による 訪 問 留 置 訪 問 回 収 法 )がとられました なお 本 調 査 を 実 施 するにあたっては 社 団 法 人 新 情 報 センター 研 究 倫 理 審 査 委 員 会 に 申 請 書 を 提 出 し 8 月 24 日 に 開 催 された 同 委 員 会 において 承 認 されております 1

調 査 は 一 般 社 団 法 人 日 本 家 族 計 画 協 会 が 独 自 に 行 いました 2002 年 からスタートした 男 女 の 生 活 と 意 識 に 関 する 調 査 は 2010 年 までの 5 回 は 厚 生 労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 による 研 究 事 業 の 一 環 として 行 われてきましたが 今 回 の 調 査 は 一 般 社 団 法 人 日 本 家 族 計 画 協 会 が 独 自 に 実 施 したものです 国 からの 具 体 的 な 支 援 がないこともあって 調 査 対 象 となった 市 区 町 村 における 住 民 基 本 台 帳 閲 覧 が 困 難 であっただけでなく 調 査 を 依 頼 した 国 民 からも 十 分 な 協 力 が 得 られず 回 収 率 が 50%を 割 る 結 果 を 招 いたものと 推 測 されます 以 下 今 回 の 調 査 で 興 味 ある 結 果 を 得 た いくつかの 話 題 に 絞 ってご 紹 介 しましょう 国 の 少 子 化 対 策 については 国 民 の 支 持 率 が 高 い 今 回 の 調 査 では 国 が 実 施 している 代 表 的 と 思 われる 少 子 化 対 策 (1 妊 婦 健 診 の 公 費 負 担 2 出 産 育 児 一 時 金 制 度 3 不 妊 治 療 に 関 する 経 済 的 負 担 の 軽 減 4 保 育 所 待 機 児 童 の 解 消 5 男 性 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 )について 国 民 の 意 見 を 求 めたところ 有 効 である との 回 答 が 66.8%~ 86.7%であり 高 い 支 持 を 得 ているこ とがわかりました 支 持 率 を 性 別 年 齢 階 級 別 にみると 制 度 の 恩 恵 を 直 接 受 けると 思 われる 方 々で 高 い 傾 向 にあり 例 えば 12 では 20~34 歳 の 女 性 で 9 割 を 超 えて いるものの 1については 15~19 歳 の 男 女 ともに 7 割 程 度 支 持 率 が 7 割 近 くあるとはいえ 134では 男 女 差 が 顕 著 となっている とりわけ 3の 評 価 が 男 性 では 低 い 5については 男 性 61.1% 女 性 71.7%の 支 持 率 であ るが 男 性 の 35 歳 以 上 は 5 割 程 度 と あらゆる 制 度 の 中 でもっとも 低 い 結 婚 や 子 育 てに 対 する 考 え 方 男 性 の 生 涯 未 婚 率 が 20%を 超 えたこ とが 話 題 になっています 婚 外 子 率 が 極 めて 低 率 であるわが 国 の 場 合 子 ど もは 結 婚 してから 持 つものとの 意 識 が 強 いこともあって 未 婚 率 の 上 昇 は 出 生 率 の 低 下 だけでなく 将 来 の 社 会 保 障 制 度 への 影 響 も 懸 念 されています 少 子 化 対 策 への 展 望 を 考 えるために 今 回 は 結 婚 について 深 く 問 いかけて みました 現 在 の 結 婚 状 態 をみると 未 婚 が 42.3%( 男 性 46.1% 女 性 39.1%) 男 性 では 40~44 歳 20.9% 45~49 歳 15.4% 女 性 ではそれぞれ 14.6% 15.0% となっています 過 去 3 回 を 並 べてみ ますと 男 性 の 35~44 歳 で 未 婚 割 合 が 増 加 傾 向 にあります 未 婚 離 婚 死 別 と 回 答 した 方 に 結 婚 したいと 思 うかを 聞 くと 女 性 の 場 合 するつもりは ない と わからない の 割 合 が 離 婚 経 験 のある 女 性 55.9%( 男 性 28.6%) 死 別 経 験 のある 女 性 100%( 男 性 0%)と 女 性 が 男 性 に 比 べてその 割 合 が 極 めて 高 いことがわかります 逆 に 未 婚 者 では 2

するつもりはない わからない が 男 性 21.7% 女 性 15.8%という 結 果 でした 結 婚 についての 利 点 ( 結 婚 の 経 験 がない 方 はイメージで)を 聞 くと 男 女 ともに 自 分 の 子 どもや 家 庭 を もてる がトップで 88.2 %( 男 性 85.9% 女 性 90.2%) 次 いで 愛 情 を 感 じて いる 人 と 暮 らせる が 続 きます 男 性 では 利 点 が 最 も 低 いのが 経 済 的 に 余 裕 がもてる 女 性 では 性 的 な 充 足 が 得 られる となっています 子 育 ては 楽 しい( 楽 しかった)と 思 うか 子 育 て 経 験 のない 方 はイメー ジで( は1つ) の 問 に 53.9%( 男 性 64.3% 女 性 63.5%)が はい と 回 答 し 男 女 ともに 子 育 てを 経 験 して いると 思 われる 35 歳 以 上 で はい が 高 率 に 若 年 では どちらともいえ ない の 回 答 が 目 立 っています 婚 外 子 率 の 低 いわが 国 にあっても 結 婚 していないカップルが 子 ども をもつこと に 対 して 抵 抗 がない 38.8%( 男 性 42.0% 女 性 36.1%) 抵 抗 がある 59.6%( 男 性 56.2% 女 性 62.6%)で 肯 定 的 な 意 見 が 意 外 と 多 い ことも 注 目 されます 男 性 では 抵 抗 がない 割 合 が 概 して 若 い 世 代 に 高 く 一 方 女 性 では 25~29 歳 で 25.3% と 最 低 となっています 3

セックスレス 化 がさらに 進 行 婚 姻 関 係 にある 人 では41.3% 日 本 性 科 学 会 は 1994 年 にセックスレスについて 特 殊 な 事 情 が 認 められないにもかかわらず カップルの 合 意 した 性 交 あるいはセ クシュアル コンタクト(ペッティン グ オーラルセックス 裸 での 同 衾 な ど)が 1 ヶ 月 以 上 なく その 後 も 長 期 にわたることが 予 想 される 場 合 と 定 義 しています 本 調 査 では これまでにセックスを したことがある 者 (1,081 人 )に こ の 1 ヶ 月 間 のセックス 回 数 を 聞 いた ところ 1 回 15.1% 2 回 13.0% 3 回 7.0% 4 回 5.9% 5 回 以 上 9.2%という 結 果 でした 一 方 この1ヶ 月 間 は セックス( 性 交 渉 ) をしなかった は 44.0%となってい ます( 無 回 答 5.8%) これを 婚 姻 関 係 にある 回 答 者 ( 初 婚 再 婚 )に 限 ってみると 41.3%が セックスレス の 範 疇 にあり 年 齢 階 級 別 には 婚 姻 関 係 にある 35~39 歳 で 46.9%と 高 く 40 歳 以 上 では 40%を 越 えて います 2001 年 に 朝 日 新 聞 社 がインターネ ットで 調 査 した 夫 婦 1000 人 に 聞 く でのセックスレス 割 合 は 28.0% 男 女 の 生 活 と 意 識 に 関 する 調 査 2004 年 2006 年 2008 年 2010 年 がそ れぞれ 31.9% 34.6% 36.5% 40.8% ということから ここ 2 年 はややセ ックスレス 化 が 頭 打 ち 傾 向 にあると はいえ 婚 姻 関 係 にあるカップルのセ ックスレス 化 には 歯 止 めがかかって いません 婚 姻 関 係 にある 人 がセックスに 対 して 積 極 的 になれない 理 由 を 尋 ねる と 男 性 の 場 合 仕 事 で 疲 れている (28.2%) 出 産 後 何 となく (17.9%) 面 倒 くさい (12.0%) 女 性 では 面 倒 くさい (23.5%) 出 産 後 何 となく (20.5% ) 仕 事 で 疲 れている (19.3%)の 順 でした これを 年 齢 でみると 男 性 では 25~ 29 歳 で 出 産 後 何 となく が 5 割 を 越 え 35 歳 以 上 では 仕 事 で 疲 れている がトップ 女 性 の 第 一 位 は 25~29 歳 35~39 歳 が 出 産 後 何 となく 30~ 34 歳 40~49 歳 が 面 倒 くさい と なっています 35 歳 以 上 の 女 性 でも 仕 事 で 疲 れている が 目 立 っていま す 婚 姻 関 係 がない 場 合 には 相 手 がいない が 男 性 79.2% 女 性 68.9% となっています 当 然 のことですが 婚 姻 関 係 にある 者 でのセックスレス 群 とセックスレ 4

スでない 群 を 比 較 しますと 結 婚 の 意 義 として 性 的 な 充 足 が 得 られる との 利 点 を 挙 げた 割 合 は 28.6% 56.3% セックスに 関 心 があるか に ある と 回 答 した 割 合 は 50.2% 74.1% 異 性 と 関 わること に 面 倒 だ との 割 合 は 43.8% 28.7%でありそれぞれ 統 計 的 に 有 意 な 差 を 認 めて います 若 年 男 性 の 草 食 化 は 20 代 に 移 行? 第 5 回 (2010 年 ) 調 査 でメディアの 関 心 をもっともさらったのが 若 年 男 性 の 草 食 化 について でした 具 体 的 には セックス( 性 交 渉 )をすることに 関 心 がない と 嫌 悪 している 割 合 を 加 えると 2008 年 と 2010 年 との 比 較 で 16 歳 ~24 歳 の 男 性 では 2 倍 ほどに 増 加 している 結 果 が でたからです 女 性 についても 顕 著 ですが これは 人 間 の 性 欲 が 男 性 ホルモン 支 配 の 下 にあるこ とと 無 関 係 ではないと 思 われます 一 方 今 回 の 調 査 では 関 心 がな い と 嫌 悪 している 割 合 を 加 えた 場 合 男 性 の 16~19 歳 では 29.8%と 低 下 したものの 20~34 歳 では 前 回 以 降 増 加 していることがわかりまし た 前 回 草 食 化 とくくられた 世 代 が 年 齢 を 重 ねた 結 果 とも 言 えます 男 性 の 30~34 歳 での 割 合 の 急 増 については その 原 因 をもう 少 し 探 ってみる 必 要 がありそうです 女 性 では 16~19 歳 で ここ 3 回 調 査 の 結 果 46.9% 58.5% 60.3%と 徐 々に 増 加 傾 向 にあることが 気 になります 若 年 女 性 の 草 食 化 が 一 段 と 進 んだとも 解 釈 できます 一 方 現 在 あなたは 実 際 に 異 性 と 関 わることを 面 倒 だと 感 じるか と 聞 くと 面 倒 である+ 嫌 悪 している 割 合 が 男 性 の 20~24 歳 で 27.7% 25 ~29 歳 で 29.4%とやや 高 めであるが 35~39 歳 30.0% 45~49 歳 でも 29.7% となっています 女 性 では 35 歳 以 上 で5 割 近 くとなるなどその 割 合 が 高 く 男 性 との 違 いを 認 めています 20 代 男 性 の 特 徴 をさらに 見 ると 年 齢 が 若 く 経 験 年 数 が 短 いとはいえ た ばこ 離 れ アルコール 離 れ が 見 て 取 れます もともと 吸 わない は 20 ~24 歳 の 52.3%をトップに 25~29 歳 では 40.0%と 高 く 一 週 間 の 飲 酒 量 を 聞 いても 飲 まない 割 合 が 20~ 24 歳 47.7% 25~29 歳 41.2%と 高 率 に なっています 今 後 もこの 傾 向 が 続 く かわかりませんが 携 帯 やスマートフ ォンの 維 持 にお 金 がかかりすぎて た ばこやアルコールに 金 をかける 余 裕 が ないのではと 指 摘 する 専 門 家 もいます しかし その 一 方 で 20 代 の 女 性 で はタバコを 習 慣 的 に 吸 っている 割 合 が 他 の 年 齢 に 比 べて 高 いこと 飲 酒 も 飲 5

まない 割 合 が 低 いことが 気 になります 若 い 女 性 の 男 性 化 は 言 い 過 ぎでしょ うか 20 代 の 男 性 をさらに 分 析 すると 20 代 男 性 の 草 食 化 が 目 立 つ 結 果 となった 今 回 の 調 査 を 通 じて 20 代 男 性 のうち セックス( 性 交 渉 )に 関 心 がある 関 心 がない+ 嫌 悪 している に 2 区 分 して 他 の 質 問 項 目 とのクロス 集 計 を 試 み 20 代 男 性 の 特 徴 をさらに 分 析 することとしました 表 は 2 群 間 に 統 計 的 な 有 意 差 を 認 めたものです その 結 果 セック スに 関 心 がない+ 嫌 悪 している 男 性 の 特 徴 は 結 婚 に 対 する 利 点 特 に 精 神 的 な 安 らぎの 場 が 得 られ る 愛 情 を 感 じている 人 と 暮 らせる 自 分 の 子 どもや 家 庭 をもてる 性 的 な 充 足 が 得 られる 生 活 上 便 利 に なる 親 から 独 立 できる 親 を 安 心 させたり 周 囲 の 期 待 にこたえられ る など 多 くの 人 が 結 婚 の 利 点 と 挙 げているこれらの 項 目 のすべてで 利 点 を 感 じる 割 合 が 低 いことが わかりました しかも 中 学 生 の 頃 の 家 庭 の 楽 しかったが セックス に 関 心 がある 86.3% 関 心 がない+ 嫌 悪 している 57.1%と 大 きな 違 いがあり セックスに 関 心 がないのですから 子 どもが 欲 しい ( 政 府 の 少 子 化 対 策 の 目 玉 のひとつである) 出 産 育 児 一 時 金 制 度 についても 有 効 だ と いう 回 答 が 低 くなっています その 一 方 で セックスに 関 心 がない+ 嫌 悪 している 20 代 男 性 では 関 心 があ る 男 性 に 比 べて 中 学 卒 + 高 校 卒 の 割 合 が 1.5 倍 ほどとなっています これらの 結 果 から セックスに 関 心 がない+ 嫌 悪 している 20 代 男 性 の 特 徴 とは 子 どもの 頃 からの 家 庭 に 安 らぎや 楽 しさを 覚 えず それがためか 結 婚 に 対 する 期 待 感 が 薄 く だから 子 どもを 持 つことにも 積 極 的 になれな い 男 性 子 どもを 持 つことに 意 欲 がな いから 国 の 少 子 化 対 策 の 目 玉 のひと つである 出 産 育 児 一 時 金 制 度 にも 関 心 を 示 さないのではないかと 推 測 されます 最 近 では 6

短 大 進 学 者 の 増 加 により 1990 年 以 降 女 性 の 大 学 卒 業 が 男 性 を 上 回 っていると 言 われています セックスに 関 心 がない+ 嫌 悪 している の 20 代 男 性 の 最 終 学 歴 が 高 学 歴 女 性 が 増 えている 今 日 恋 愛 を 困 難 にしているのではないかと 考 えるのは 如 何 だろうか? セックス( 性 交 渉 )をすることに 面 倒 である+ 嫌 悪 している 面 倒 でない の 2 群 に 分 けて 20 代 男 性 の 特 徴 を 探 ったが セックスに 関 心 がない+ 嫌 悪 している と 同 様 な 結 果 が 出 ている わが 国 の 女 性 の 人 工 妊 娠 中 絶 経 験 者 は14.7% そのうち 反 復 中 絶 者 は36.3%で 反 復 中 絶 者 がさらに 増 加 2011 年 度 における 人 工 妊 娠 中 絶 実 施 件 数 は 202,106 件 実 施 率 7.5 でともに 過 去 最 低 を 記 録 しています 一 方 本 調 査 によれば 人 工 妊 娠 中 絶 の 手 術 を 受 けたことがある 女 性 は 14.7% このうち 反 復 手 術 は 36.3%と いう 結 果 でした この 傾 向 は 過 去 の 調 査 でも 大 きく 変 わることがなく 02 年 33.1% 04 年 29.6% 06 年 23.6% 08 年 25.4% 10 年 35.6%となっていま す 最 初 の 人 工 妊 娠 中 絶 手 術 を 受 け ることを 決 めた 理 由 をみますと 男 女 ともに 相 手 と 結 婚 していないの で 産 めない がトップ 30.2%( 男 性 28.1% 女 性 31.4%) 経 済 的 な 余 裕 がない 19.5%( 男 性 26.3% 女 性 15.7%) 相 手 との 将 来 を 描 けない 9.4%( 男 性 7.0% 女 性 10.8%)でした 男 女 差 が 著 しい 項 目 は 自 分 の 仕 事 学 業 を 中 断 したくない が 男 女 比 2.51 倍 相 手 との 将 来 を 描 けない 1.54 倍 相 手 のことが 好 きでない 2.17 倍 と 女 性 が 多 く 経 済 的 な 余 裕 がない では 1.68 倍 と 男 性 が 高 くな っています また 最 初 の 人 工 妊 娠 中 絶 を 受 け る 時 の 気 持 ち を 女 性 に 聞 くと 胎 児 に 対 して 申 し 訳 ない 気 持 ち 自 分 を 責 める 気 持 ち 人 生 において 必 要 な 選 択 である と 続 くものの 中 絶 を リプロダクティブ ライツ( 性 と 生 殖 に 関 する 権 利 )と 捉 える 気 持 ちがまだ まだ 薄 いことがわかります 7

性 に 関 わる 情 報 は 中 学 卒 業 までに 知 っておきたい 性 に 関 する 事 柄 を 16 項 目 挙 げ それ ぞれについて 一 般 的 には 何 歳 くらいの 時 に 知 るべきだと 思 うかを 聞 いてみま した 国 民 の 大 半 はこれら 16 項 目 につ いては 15 歳 まで すなわち 義 務 教 育 終 了 までには 知 るべきと 考 えています 小 学 校 6 年 生 相 当 の 12 歳 までにとの 回 答 で 5 割 を 超 えているのが 男 女 の 心 と 身 体 の 違 い 二 次 性 徴 月 経 射 精 などの 仕 組 み 男 女 の 平 等 や 助 け 合 い 人 と 人 とのコミュニケーション コンドームの 使 い 方 を 中 学 3 年 生 に 教 えることは 不 適 切 であると 烙 印 を 押 されかねませんが 15 歳 までに 知 る べきと 回 答 した 国 民 の 割 合 は 第 1 回 目 (02 年 )62.8% 第 2 回 目 (04 年 ) 61.8% 第 3 回 目 (06 年 )68.7% 第 4 回 ( 08 年 )68.5% 第 5 回 (10 年 )67.2% 第 6 回 (12 年 )65.5%と 6 割 を 超 える 結 果 となっています 8

避 妊 法 選 択 は 変 わらず 男 性 主 体 この 一 年 間 の 避 妊 いつも 避 妊 してい る 避 妊 したり しなかったりしている は56.9% 避 妊 法 は85. 5%がコンドーム 低 用 量 ピルは3.4% これまでにセックス( 性 交 渉 )をし たことのある 男 女 (1,081 人 )に こ の1 年 間 の 避 妊 の 状 況 を 聞 いたところ いつも 避 妊 している と 答 えたのは 36.4%( 男 性 38.3% 女 性 34.8%) 避 妊 をしたり しなかったりしている 者 は 18.7%( 男 性 18.2% 女 性 19.1%) 避 妊 はしない という 者 は 19.0%( 男 性 19.2% 女 性 18.8%)でした このう ち いつも 避 妊 している と 避 妊 し たり しなかったりしている と 回 答 した 者 (594 人 )に 主 な 避 妊 方 法 を 聞 くと 男 性 用 コンドーム 84.2%( 男 性 88.1% 女 性 80.6%) 腟 外 射 精 ( 性 交 中 絶 )15.1%( 男 性 12.6% 17.4%) オギノ 式 避 妊 法 4.2%( 男 性 3.1% 女 性 5.2%) 経 口 避 妊 薬 (ピル 飲 む 避 妊 薬 )3.7%( 男 性 3.8% 女 性 3.5%)の 順 でした これを 女 性 の 年 齢 階 級 別 に みても 避 妊 を 男 性 に 依 存 する 傾 向 は 残 念 ながら 変 わってい ません 本 来 避 妊 法 選 択 とは 避 妊 を 必 要 とする 者 の 年 齢 性 交 頻 度 妊 娠 を 受 容 できるかど うか 子 ども 数 出 産 間 隔 経 済 力 家 の 広 さ パートナーの 避 妊 に 対 する 理 解 と 協 力 度 な どを 加 味 して 決 められるべき ものです 不 妊 手 術 ( 女 性 )が 40 歳 以 降 の 女 性 で 行 われ 子 宮 内 避 妊 具 も 35 歳 から 44 歳 で 使 用 されてはいますが 老 いも 若 きも コンドーム 腟 外 射 精 の 避 妊 法 選 択 となっている のは 残 念 なことではないでし ょうか 毎 日 新 聞 社 人 口 問 題 調 査 会 が 行 ってきた 全 国 家 族 計 画 世 論 調 査 は 既 婚 女 性 を 対 象 とし ていますので 本 調 査 も 既 婚 ( 初 婚 既 婚 ) 女 性 に 限 ってま とめました( 以 下 表 ) 9

緊 急 避 妊 法 の 認 知 度 過 去 最 高 あなたは 緊 急 避 妊 法 モーニングアフターピル 性 交 後 避 妊 のいずれかの 言 葉 を 聞 い たことがありますか の 問 いに 対 して 33.2%( 男 性 27.5% 女 性 38.1%)が 聞 いたことがある と 回 答 しています ノルレボ R 錠 という 緊 急 避 妊 ピル については 2011 年 2 月 23 日 に 承 認 5 月 24 日 に 発 売 されていますが 今 回 の 調 査 での 認 知 度 は 第 2 回 調 査 以 降 確 実 に 高 まっています 驚 くべきこと は 過 去 1 年 間 に 緊 急 避 妊 法 を 利 用 したことがあるか に 対 して 4.6%( 男 性 5.4% 女 性 4.2%)が ある と 回 答 したことです これを 15 歳 から 49 歳 の 生 殖 可 能 年 齢 で 換 算 しますと 実 に 42 万 人 余 の 女 性 が 使 用 しているこ とがわかりました 本 調 査 結 果 に 対 するお 問 い 合 わせ 先 は 一 般 社 団 法 人 日 本 家 族 計 画 協 会 家 族 計 画 研 究 セ ンターの 北 村 邦 夫 (kitamura@jfpa.or.jp)まで 電 話 03-3235-2694 fax 03-3269-6294 10